JP3206446B2 - 焦電型赤外線検出器 - Google Patents

焦電型赤外線検出器

Info

Publication number
JP3206446B2
JP3206446B2 JP22344096A JP22344096A JP3206446B2 JP 3206446 B2 JP3206446 B2 JP 3206446B2 JP 22344096 A JP22344096 A JP 22344096A JP 22344096 A JP22344096 A JP 22344096A JP 3206446 B2 JP3206446 B2 JP 3206446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field effect
effect transistor
source
pyroelectric
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22344096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1062244A (ja
Inventor
賢一 後藤
光明 南東
信 ▲華▼ 廖
▲萬▼ 來 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daishinku Corp filed Critical Daishinku Corp
Priority to JP22344096A priority Critical patent/JP3206446B2/ja
Publication of JPH1062244A publication Critical patent/JPH1062244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3206446B2 publication Critical patent/JP3206446B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦電型の赤外線検
出器に関する。
【0002】
【従来の技術】焦電型赤外線検出器は、炎検知によって
その検知情報を出力する防災システム、立ち入り禁止区
域や建物内へ侵入する人体を検知して、自動的にランプ
を点灯させる等の防犯警報システム、同じく人体検知に
よって自動ドアを開閉する起動スイッチ等に利用されて
いる。さらに、この検出器は食品の自動調理等の民生用
にも利用されており、その応用範囲は広い。
【0003】この焦電型赤外線検出器による検知可能な
波長領域は広いが、この検出器の特性は、その構成要素
及び外部回路によって制限される。こうした検出器には
従来より、高周波電磁界による妨害(以下、RFIとい
う)が発生する問題があり、これに対する対策として、
例えば図15に示すような内部回路をもつ焦電検出器が
知られている。この焦電検出器内には、電界効果トラン
ジスタE12が搭載され、この電界効果トランジスタE12
のドレイン及びソースのそれぞれと接地間にコンデンサ
1,C2 が挿入された構成となっている。この構成によ
り、素子を介して電界効果トランジスタE12のゲート端
子に侵入した高周波エネルギが、ハイパスフィルタでグ
ランドに落とし込まれ、RFIを排除するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
技術においては、ゲート側からのエネルギはドレインと
ソースに等しいレベルのノイズを発生させるが、コンデ
ンサC1,C2 の容量をほぼ等しくすることは可能である
が、厳密には等しくないためその差分のエネルギを除去
することができないという問題がある。つまり、従来の
焦電型赤外線検出器では、こうした高周波干渉によって
不安定な信号が発生する問題が、依然として存在する。
【0005】さらに、この従来技術では、コンデンサを
2個配設しなければならず、部品点数が増加し、また狭
い装置空間内への配設作業は容易ではないといった問題
もある。
【0006】本発明はこれらの問題点を解決するために
なされたもので、高周波干渉を減少させて、感度、安定
性及び検知能力の向上した焦電型赤外線検出器を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明の目的を達成す
るために、本発明の請求項1に対応する発明(以下「発
明1」とする。)に係る焦電型赤外線検出器は、電気接
続端子を備えた基台となるステムと、天井面に開口窓を
形成された上記ステムを覆う柱状のキャップと、この開
口窓に設けられ、所定波長の赤外線のみを選択的に透過
させる赤外線フィルタとを備えるとともに、上記ステム
上には、入射した赤外線に応じた電圧を検出する焦電素
子と、この焦電素子および上記電気接続端子に電気的に
接続された電界効果トランジスタが搭載された基板が設
けられてなる焦電赤外線検出器において、上記焦電素
子は上記電界効果トランジスタのゲートに接続されてい
るとともに、1個のコンデンサが上記電界効果トランジ
スタのドレインとソース間にのみ並列に接続され、か
つ、上記電界効果トランジスタがこの電界効果トランジ
スタのソース側及びゲート側からそれぞれ抵抗を介して
独立に接地され上記電界効果トランジスタのドレイン
側から電源端子が直接引き出されているとともに、上記
電界効果トランジスタのソース側から出力端子が直接引
き出されていることによって特徴付けられている。
た、本発明の請求項2に対応する発明(以下「発明2」
とする。)に係る焦電型赤外線検出器は、電気接続端子
を備えた基台となるステムと、天井面に開口窓を形成さ
れた上記ステムを覆う柱状のキャップと、この開口窓に
設けられ、所定波長の赤外線のみを選択的に透過させる
赤外線フィルタとを備えるとともに、上記ステム上に
は、入射した赤外線に応じた電圧を検出する焦電素子
と、この焦電素子および上記電気接続端子に電気的に接
続された電界効果トランジスタが搭載された基板が設け
られてなる焦電型赤外線検出器において、上記焦電素子
は上記電界効果トランジスタのゲートに接続されている
とともに、1個のコンデンサが上記電界効果トランジス
タのドレインとソース間にのみ並列に接続され、かつ、
少なくとも上記電界効果トランジスタのソースと接地間
またはドレインと接地間にそれぞれ1個のコンデンサが
挿入され、上記電界効果トランジスタのドレイン側から
電源端子が直接引き出されているとともに、上記電界効
果トランジスタのソースが出力側に接続されている外部
回路を備えていることによって特徴付けられている。
【0008】
【作用】電界効果トランジスタのドレインとソース間に
並列に接続されているコンデンサにより、コンデンサ容
量は増加する。高周波数帯域においては、この増加に伴
い、高周波数応答に対する周波数帯域幅は、減少する。
これにより、高周波干渉は減少する。
【0009】また、ゲート側からの高周波エネルギによ
って、ドレインとソースに等しいレベルの高周波干渉が
発生するが、ドレインとソース間にコンデンサが挿入さ
れているので、このコンデンサの両端における高周波エ
ネルギの電力波形は互いに逆相となり、しかも等価なレ
ベルを有するものとなる。したがって、これらは互いに
打ち消し合い、高周波干渉は排除される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の焦電
型赤外線検出器の構成を示す分解組立図、図2は本発明
の組立構成を立体的に示す図、図3は図2におけるA−
A断面図である。以下にこれらの図面を参照しながら本
発明の実施の形態を説明する。
【0011】ステム6は、円形の基台である。このステ
ム6には、電気接続端子7‥7を貫通させるための孔6
2‥62が3か所に設けられており、配設状態では電気
接続端子7‥7がそれぞれ孔62‥62を貫通する。ま
た、このステム6上には基板5が配設されており、この
基板5上には電気接続端子7‥7に接続された電界効果
トランジスタ52‥52が搭載されている。さらに、基
板5上には接着部51‥51を介して接着された四角柱
形状の二つの支持台4が接着されており、この支持台4
に保持された焦電素子3が設けられている。この焦電素
子3の上面は、赤外線を吸収する光吸収膜31が形成さ
れている。この光吸収膜31は、例えば、クロム単体も
しくはニッケル/クロム合金などの熱吸収材料が高温で
蒸着された蒸着膜である。一方、キャップ1は金属製で
柱状をなし、天井面には矩形の開口窓11が形成されて
いる。このキャップ1は、ステム6上を覆った状態で配
設される。また、この開口窓11には、波長5〜7μm
の赤外線のみを選択的に透過させるための赤外線フィル
タ2が、接着剤で固着されている。
【0012】本実施の形態で注目すべきところは、電界
効果トランジスタ52のドレインとソース間に、コンデ
ンサ521が並列に接続されている点にある。この特徴
的構成により、焦電型赤外線検出器の総出力容量を増加
させ、高域周波数応答における周波数帯域幅を最小とす
ることができる。また、ゲート側からの高周波エネルギ
によって、ドレインとソースに等しいレベルの高周波干
渉が発生するが、このコンデンサ521により、このコ
ンデンサ521の両端における高周波エネルギの電力波
形は互いに逆相となり、しかも等価なレベルを有するも
のとなる。したがって、これらは互いに打ち消し合い、
高周波干渉は排除される。この結果、本実施の形態の検
出器において、高域周波数干渉が減少し、感度、安定性
および検出能力は向上する。
【0013】さらに、この特徴的構成の作用について、
従来例と比較しながら詳細に説明する。図11は従来の
焦電型赤外線検出器の内部の回路配線図である。
【0014】ここで Rg ≒∞ ‥‥(1) Vo =Gm VgsRs ‥‥(2) Vgs=Vi −Vo =Vi −Gm VgsRs ‥‥(3) したがって、Vi =(1+Gm Rs)Vgs ‥‥(4) が得ら
れる。ここで、(2),(4) より、電圧利得Av を求める
と、次のようになる。 Av =Vo /Vi =Gm Rs Vgs/(1+Gm Rs)Vgs =Gm Rs /(1+Gm Rs) ‥‥(5) なお、ここで、Vi は電源入力電圧、Vo は出力電圧、
Vgsはゲート・ソース間のポテンシャル電位差、Gm は
相互コンダクタンス、Rs はソース・接地間の負荷抵
抗、Rg はゲート・接地間の抵抗である。
【0015】この従来の焦電型赤外線検出器の低周波数
帯域における内部回路配線図の交流等価回路は、図12
のようになる。この回路では、上記した(1) 乃至 (4)の
式をそのまま適用することができ、電圧利得についても
(5) 式に示すようになる。
【0016】しかし、高周波数帯域においては、図13
に示すような交流等価回路となる。この回路では、FE
T電極間においてミラー効果によるミラー容量が生じ
る。すなわち、電極間総出力容量Ct は次の式で表され
る。 Ct =Cgs+Cds+Csn ‥‥(6) なおここで、Cgsはゲート・ソース間容量、Cdsはドレ
イン・ソース間容量、Csnは接地容量である。
【0017】この高周波数帯域における電圧利得は次の
ように計算される。 Av =(Gm +jωCgs) Rs / 1+(Gm +Gd +jωCt)Rs ‥‥(7) =Gm Rs /1 +(Gm +Gd)Rs ここで、Gm Rs >>1 であるから、 Av =Gm Rs / 1+Gm Rs ‥‥(8) したがって、 Av ≒1 ‥‥(9) ={(Gm+jωCgs) Rs/( Gm+Gd+jωCt)Rs }/ {1/ (Gm+Gd+jω Ct)Rs +1} ‥‥(10) ここで、Gm >>Gd より、電圧利得Av は、次の(11)
式で与えられる。 Av ≒1/{1+(1/(Gm+jωCt)Rs } =1/{1+j(f/fh)} ‥‥(11) ここで、f はFETの周波数帯域幅である。したがって
高域遮断周波数fhは次のようになる。 fh≒(1+Gm Rs )/2πRs Ct ‥‥(12) この(12)式によって、Ct の値が増加するに従い、fhの
値が減少することが示される。
【0018】これにより、図14に示す電圧利得の周波
数特性を得ることができる。つまり、ミラー効果によっ
てCt の値が増加した場合の特性曲線bと、その増加前
の特性曲線aとを比較すると、電圧利得Av が−3dB
におけるFETの周波数帯域幅fの減少はw1 であるこ
とが分かる。
【0019】さて、これに対し、本実施の形態における
内部回路配線図を図4に、またこの交流等価回路を図5
に示し、これらの図面を参照しながら、この実施の形態
について説明する。
【0020】図に示すように、この構成は、FETのド
レイン・ソース間にコンデンサCxが並列に挿入されて
いる。上記の(12)式において、fhはFETの周波数帯域
幅である。このfh値はCt 値が増加するに従って減少す
る。また、下記の(13)式において、Cgs≒Cds≒Csn≒
2〜3PF<<Cx より、Ct ≒Cx となることから、
Cx が増加するならば、fhは減少することは明らかであ
る。 Ct =Cgs+Cds+Csn+Cx ‥‥ (13) なお、本発明の実施の形態の検出器において、その外部
回路に対しコンデンサを並列に外付けする構成とするこ
とも可能である。図10にその一例を示す回路配線図を
示す。
【0021】この例では、コンデンサ 10 が外付けの
ドレイン・ソース間容量となっている。さらに、ソース
・接地間およびドレイン・接地間のそれぞれに挿入され
たコンデンサ 11 ,C 12 も同様の目的で挿入されてお
り、容量を増加させることにより、高域遮断周波数を減
少させ、上記の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0022】これらの例によっても明らかなように、本
発明の実施例の形態の検出器は、対干渉性を高めること
によって、感度、安定性、信頼性および検出能力におい
て、著しく向上したものとなる。さらに、以上の構成の
本装置の製造においては、コンデンサを1つ配設するだ
けであり、その工程は簡易な点で効果的である。
【0023】次に、以上の構成の本実施の形態の検出器
の製造工程を、下記にその工程順で示した(1) 乃至(7)
に従って説明する。 (1) 基板5に、電気回路パターンを焼き付ける。 (2) 電界効果トランジスタ52をこの基板5に搭載す
る。この電界効果トランジスタ52をこの基板5にハン
ダ付けした後、洗浄し、その後、導電性接着材料を基板
5上に塗布する。そして、電界効果トランジスタ52の
ドレイン・ソース間にコンデンサ521を接続する。 (3) 支持台4を切断し、洗浄した後、この支持台4に対
し、高温下で銀蒸着を行い、その表面に銀を蒸着させ
る。そして、再度この支持台4を切断し、基板5に接着
する。この支持台4の接着が十分なされた後、基板5を
区割りする。 (4) 基板5を洗浄し、接着部分の点検後、基板5を容器
のステム6に接着し、導電性接着材料を支持台4に塗布
する。 (5) 焦電素子3を切断し、洗浄した後、高温下でクロム
蒸着を行い、さらにその表面にニッケルを蒸着させ、そ
の後、支持台4に固着する。 (6) 赤外線フィルタ2を切断した後、固着材料が塗布さ
れたキャップ1に固着する。 (7) キャップ1をステム6に電気的に接着する。
【0024】以上説明した本実施の形態の検出器におい
て、素子部の構成は1素子型であるものを示したが、図
7に示すように素子部70の構成が2素子型にも適用す
ることができ、同様の効果を得ることができる。この図
7の内部回路配線図に示す本実施の形態の例では、電界
効果トランジスタE1 ,E2 において、それぞれのドレ
イン・ソース間にコンデンサCX1, CX2がそれぞれ並列
に挿入されており、各電界効果トランジスタE1 ,E2
において、互いのドレイン間、及び互いの接地間が接続
された構成となっている。
【0025】さらに、本実施の形態の検出器は、上記の
1素子型、2素子型に限ることなく、図8に示すよう
に、複数の素子部701,702,‥70nによって構
成された多素子型、図9に示すような各種の配列を施し
た4素子型についても適用できることは言うまでもな
い。
【0026】
【実施例】上記の(12)式において、Rs =47K,Gm =
1.6 ×10-3Siemens,Ct ≒Cx =1000PFとなる焦電型赤
外線検出器を作製した。この検出器では、これらの値を
(12)式に代入して計算すると、fh=258KHzが得ら
れ、この例のボーデプロットは図6に示すようになる。
ミラー効果によってCt の値が増加した場合の特性曲線
dと、その増加前の特性曲線cとを比較すると、電圧利
得Av が−3dBにおけるFETの周波数帯域幅fの減
少はw2 となり、先に示した図14の例に比べ、大幅に
減少したことが分かる。
【0027】さらに、ここで、ワイヤレスマイクロフォ
ンをこの検出器から1〜2フィートの距離で、43MH
zで用いることによって、この検出器に干渉させた場
合、200mvp-p の出力電圧Vo に対し、コンデンサ
Cx を挿入した後の出力電圧Vo は50mvp-p の減少
が確認された。
【0028】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の焦電型
赤外線検出器によれば、焦電素子を電界効果トランジス
タのゲートに接続しているとともに、1個のコンデンサ
を上記電界効果トランジスタのドレインとソース間にの
み並列に接続し、かつ、電界効果トランジスタをこの電
界効果トランジスタのソース側及びゲート側からそれぞ
れ抵抗を介して独立に接地し、電界効果トランジスタの
ドレイン側から電源端子を直接引き出しているととも
に、電界効果トランジスタのソース側から出力端子を直
接引き出している構成(発明1)、また、焦電素子を電
界効果トランジスタのゲートに接続しているとともに、
1個のコンデンサを電界効果トランジスタのドレインと
ソース間にのみ並列に接続し、かつ、少なくとも電界効
果トランジスタのソースと接地間またはドレインと接地
間にそれぞれ1個のコンデンサを挿入し、電界効果トラ
ンジスタのドレイン側から電源端子を直接引き出してい
るとともに、電界効果トランジスタのソースを出力側に
接続している外部回路を備えている構成(発明2)とし
たので、焦電型赤外線検出器の総出力容量が増加し、検
出の高周波数応答に対する周波数帯域幅を最小とするこ
とができ、しかも、コンデンサの両端における高周波エ
ネルギは互いに打ち消し合う。この結果、高周波干渉は
排除され、感度、安定性、信頼性および検出能力は、著
しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す分解組立図
【図2】本発明の実施の形態の組立構成を立体的に示す
一部切欠斜視図
【図3】図2に示す本発明の実施の形態におけるA−A
断面図
【図4】本発明の実施の形態の内部回路配線図
【図5】図4に示す本発明の実施の形態の内部回路配線
図の交流等価回路
【図6】本発明の実施の形態の焦電型赤外線検出器にお
ける電圧利得の周波数特性を示す図
【図7】本発明のもう1つの実施の形態の内部回路配線
【図8】本発明の実施の形態に適用される素子部の構成
を説明するための図
【図9】本発明の実施の形態に適用される素子部の構成
を説明するための図
【図10】本発明の実施の形態を外部回路に適用した構
成を示す内部回路配線図
【図11】従来の焦電型赤外線検出器の内部の回路配線
【図12】従来の焦電型赤外線検出器の低域周波数領域
における内部の回路配線図の交流等価回路
【図13】従来の焦電型赤外線検出器の高域周波数領域
における内部の回路配線図の交流等価回路
【図14】従来の焦電型赤外線検出器の電圧利得の周波
数特性を示す図
【図15】従来の焦電型赤外線検出器のもう1つの内部
の回路配線図
【符号の説明】
1 キャップ 11 開口窓 2 赤外線フィルタ 3 焦電素子 31 光吸収膜 4 支持台 5 基板 51 接着部 52 電界効果トランジスタ 521 コンデンサ 6 ステム 62 電気接続用貫通孔 7 電気接続用端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陳 ▲萬▼ 來 台湾台北縣土城中央路一段118▲巷▼6 弄3號2樓 (56)参考文献 特開 平10−48043(JP,A) 特開 平9−236486(JP,A) 特開 平9−196755(JP,A) 特開 平8−271333(JP,A) 特開 平7−174627(JP,A) 特開 平7−174624(JP,A) 特開 平6−102089(JP,A) 特開 平5−340807(JP,A) 特開 平5−296830(JP,A) 特開 平1−321323(JP,A) 特開 昭60−230082(JP,A) 特開 昭60−125530(JP,A) 特開 昭57−93495(JP,A) 実開 平4−59430(JP,U) 実開 平2−148429(JP,U) 実開 昭63−190938(JP,U) 実開 昭61−205039(JP,U) 実開 昭61−91133(JP,U) 実開 昭57−175285(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/02 G01J 1/42 - 1/44 G01J 5/02 G01J 5/12 G01V 9/04 G08B 13/19 - 13/191

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続端子を備えた基台となるステム
    と、天井面に開口窓を形成された上記ステムを覆う柱状
    のキャップと、この開口窓に設けられ、所定波長の赤外
    線のみを選択的に透過させる赤外線フィルタとを備える
    とともに、上記ステム上には、入射した赤外線に応じた
    電圧を検出する焦電素子と、この焦電素子および上記電
    気接続端子に電気的に接続された電界効果トランジスタ
    が搭載された基板が設けられてなる焦電赤外線検出器
    において、 上記焦電素子は上記電界効果トランジスタのゲートに接
    続されているとともに、1個のコンデンサが上記電界効
    果トランジスタのドレインとソース間にのみ並列に接続
    され、かつ、上記電界効果トランジスタがこの電界効果
    トランジスタのソース側及びゲート側からそれぞれ抵抗
    を介して独立に接地され上記電界効果トランジスタのドレイン側から電源端子が
    直接引き出されているとともに、上記電界効果トランジ
    スタのソース側から出力端子が直接引き出されて いるこ
    とを特徴とする焦電型赤外線検出器。
  2. 【請求項2】電気接続端子を備えた基台となるステム
    と、天井面に開口窓を形成された上記ステムを覆う柱状
    のキャップと、この開口窓に設けられ、所定波長の赤外
    線のみを選択的に透過させる赤外線フィルタとを備える
    とともに、上記ステム上には、入射した赤外線に応じた
    電圧を検出する焦電素子と、この焦電素子および上記電
    気接続端子に電気的に接続された電界効果トランジスタ
    が搭載された基板が設けられてなる焦電型赤外線検出器
    において、 上記焦電素子は上記電界効果トランジスタのゲートに接
    続されているとともに、1個のコンデンサが上記電界効
    果トランジスタのドレインとソース間にのみ並列に接続
    され、かつ、少なくとも上記電界効果トランジスタのソ
    ースと接地間またはドレインと接地間にそれぞれ1個の
    コンデンサが挿入され、 上記電界効果トランジスタのドレイン側から電源端子が
    直接引き出されているとともに、上記電界効果トランジ
    スタのソースが出力側に接続されている外部回路を備え
    ていることを特徴とする焦電型赤外線検出器。
JP22344096A 1996-08-26 1996-08-26 焦電型赤外線検出器 Expired - Fee Related JP3206446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22344096A JP3206446B2 (ja) 1996-08-26 1996-08-26 焦電型赤外線検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22344096A JP3206446B2 (ja) 1996-08-26 1996-08-26 焦電型赤外線検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1062244A JPH1062244A (ja) 1998-03-06
JP3206446B2 true JP3206446B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=16798186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22344096A Expired - Fee Related JP3206446B2 (ja) 1996-08-26 1996-08-26 焦電型赤外線検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3206446B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100363262B1 (ko) * 2001-01-18 2002-12-05 삼성전자 주식회사 초전체 전자 방출을 이용한 비냉각식 적외선 센서

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1062244A (ja) 1998-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3367876B2 (ja) 赤外線検出装置
US7292696B2 (en) Electret capacitor microphone
US20140042320A1 (en) Emi filtering detector and method for same
EP1096831A2 (en) Semiconductor amplifying circuit and semiconductor electret condenser microphone
JPH11337406A (ja) 赤外線センサ
JP3206446B2 (ja) 焦電型赤外線検出器
JP3391236B2 (ja) 赤外線センサ
JPH0530105Y2 (ja)
US5684303A (en) Pyroelectric infrared radiation detector
US20130032718A1 (en) Rf immunity improved pyro sensor
JPH08159871A (ja) 焦電型赤外線検出器
US6013914A (en) Circuit for detecting electromagnetic radiation
JPS60230082A (ja) 赤外線式検出装置の高周波雑音防止回路
JPH0424475Y2 (ja)
JPH0516544Y2 (ja)
JP6662469B2 (ja) 赤外線検出回路及び赤外線センサ
JPH10318834A (ja) 焦電型赤外線検出装置
JP2858088B2 (ja) 受光装置
JPS581949Y2 (ja) 近接スイッチ
EP0775895A1 (en) Thermal-isolation frequency transferable pyroelectric infrared radiation detector and manufacturing process thereof
JPH01321323A (ja) 焦電型赤外線検出器
JPH1183623A (ja) 焦電型赤外線検出器
JPH02272330A (ja) 移動物体検出用赤外線センサ
JP2004279118A (ja) 焦電型赤外線検出器
JPS601389Y2 (ja) 赤外線検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees