JP3206338U - 輸送用緩衝容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送する物体に合わせて1個ずつ保持して、外部からの衝撃や振動による損傷を防止し、特に表皮が脆弱で果肉が軟弱な果実の長距離輸送に好適な輸送用緩衝容器を提供する。【解決手段】複数個の収納凹部3を一連に形成し、ここに蓋部が開閉自在に設けられている硬質プラスチック製の透明パック5の前記収納凹部3内にゲル状物質6であるアガーを緩衝材として充填し、イチゴ7を紙8に包んでゲル状物質6内に埋設して保持するようにしたものである。【選択図】図2

Description

本考案は、果実やハンドメイド製品などを輸送する緩衝容器に関するものである。
一般に果実などを輸送する場合、発泡プラスチックで形成された碗形のネットやプラスチック気泡シートに包んで輸送し、外部からの衝撃や振動を和らげて保護している。果実は詰め過ぎや隙間があると外部からの衝撃や振動により果実の傷み、表面の擦り傷、潰れなどにより細菌が侵入し劣化をはやめる原因になっていた。
特にイチゴなどの表皮が脆弱で果肉の軟弱なものは、外国などに長距離輸送する場合には、表皮の摩擦及び衝撃により傷みが促進されるので、その対策が問題となっていた。このため、硬質プラスチック製の透明パックにイチゴを上下二段にして詰めた二段積みパック詰めとし、下段イチゴとパック底部の間、上段イチゴと下段イチゴの間及び上記パックの対向する内壁面と上下段イチゴの間に、シート状ウレタン製緩衝材を介在させる二段積みパック詰めイチゴの傷み防止方法(特許文献1)が提案されている。
しかしながらこの二段積みパック詰めは上段イチゴと下段イチゴとの間には緩衝材が介在されているが、横に隣接するイチゴ同士は接触しているため、表皮の摩擦を防止することができない問題がある。
また箱状の容器本体と、容器本体内に装填され、イチゴ等の内容物を載置収納するための収納凹部が複数形成されたトレーと、容器本体に開閉可能に設けられた箱状の透明カバーとから成る包装容器であって、前記透明カバーの下面開口部に伸縮性フィルムシートが内容物に弾性的に接触するように張設され、伸縮性フィルムシートによる弾性的な接触圧により、イチゴ等の内容物の動きを抑止できるように構成した包装容器(特許文献2)も開発されている。
しかしこの包装容器も特許文献1と同様に、上下の振動は防止できるが、横に隣接するイチゴ同士は接触しているため、表皮の摩擦を防止することができない問題があった。
特開2004−49205号公報 特開2010−168083号公報
本考案は上記問題を改善し、搬送する物体に合わせて1個ずつ保持して、外部からの衝撃や振動による損傷を防止し、特に表皮が脆弱で果肉が軟弱な果実の長距離輸送に好適な輸送用緩衝容器を提供するものである。
本考案の請求項1記載の輸送用緩衝容器は、容器内にゲル状物質または吸水した高分子吸水ポリマーを緩衝材として充填し、運搬物を前記緩衝材の内側に保持するようにしたことを特徴とするものである。
本考案の請求項2記載の輸送用緩衝容器は、請求項1において、容器が、複数個の収納凹部を一連に形成し、ここに蓋部が開閉自在に設けられている硬質プラスチック製の透明パックで形成されていることを特徴とするものである。
本考案の請求項3記載の輸送用緩衝容器は、請求項1において、ゲル状物質がゼラチンまたは寒天もしくはアガーからなることを特徴とするものである。
本考案に係る請求項1記載の輸送用緩衝容器によれば、輸送中、例えば果実は軟質で弾力性があるゲル状物質の内側でその形状や大きさに合わせて1個ずつ保持されているので、輸送中の外部からの衝撃や振動を吸収して、果実の表面を保護することができる。特に輸送に長時間かかる外国へ輸出する果実は、粒も大きく高価であり、その鮮度を安価な容器で保持することができる。
また請求項2記載の輸送用緩衝容器によれば、容器が複数個の収納凹部を一連に形成し、ここに蓋部が開閉自在に設けられている硬質プラスチック製の透明パックで形成されているので、軽量で安価である。
また請求項3記載の輸送用緩衝容器によれば、ゲル状物質がゼラチンまたは寒天もしくはアガーなど、食品に用いることができるので、食べても安全で、しかも安価である。
本考案の実施の一形態による硬質プラスチック製の透明パックの収納凹部にゲル状物質を注入した状態を示す断面図である。 図1の透明パックのゲル状物質を注入した収納凹部に、イチゴの下部側を埋没させた状態を示す断面図である。 本考案の他の実施の形態によるコップに高分子吸水ポリマーを入れて、ここにモモを埋没させて保持した状態を示す断面図である。
以下本考案の実施の一形態を図1および図2を参照して詳細に説明する。図において1は輸送用緩衝容器を示すもので、この輸送用緩衝容器1は、透明な硬質プラスチックで形成された容器本体2の内側に複数弧の収納凹部3が形成され、前記容器本体2の横に蓋部4が開閉自在に取り付けられて一体に成型された硬質プラスチック製の透明パック5である。
前記収納凹部3には、それぞれゲル状物質6が半分程度注入されている。このゲル状物質6としてはゼラチンまたは寒天もしくはアガーを用いる。例えばアガーを用いる場合には、粉状のアガーをお湯で溶かして各収納凹部3に注ぎ、温度が下がると半硬化した状態となる。この状態で図2に示すように、イチゴ7を紙で包んで、その開いた上部を上にしてヘタ側をゲル状物質6に押し込んで半分程度埋没させた状態に保持すると、ゲル状物質6はやや硬化した状態となり、確実に保持される。
このように各収納凹部3のやや硬化したゲル状物質6に紙8に包んだイチゴ7を保持させてから蓋部4を閉じて、ダンボール箱などに梱包して、目的地まで輸送する。
上記構成の輸送用緩衝容器1は、ダンボール箱に梱包して輸送中、イチゴ7は軟質で弾力性がある半硬貨状態のゲル状物質6の内側でその形状や大きさに合わせて保持されているので、輸送中の外部からの衝撃や振動を吸収して、イチゴ7の表面を保護することができる。したがって従来の包装容器とは異なり、イチゴ7を1個ずつ保持させるので、隣接するイチゴ7と接触せず良好に輸送することができる。またイチゴ7は紙8で包んであるので、表面から出た水分は紙8に吸収され、白濁を防止することができる
更にイチゴ7は保存中に呼吸しているので空気中の酸素を取り込み表面から炭酸ガスが発生し、呼吸が活発になると果実内でエチレンが発生する。このエチレン濃度が高くなるにつれて、組織内の細胞は死んで、完熟状態となり腐敗を早めるが、イチゴ7は紙8で包装され、ゲル状物質6と接触していないので、発生した炭酸ガスやエチレンが上部から放出され、イチゴ7の鮮度を維持することができる。特に輸送に長時間かかる外国へ輸出するイチゴ7は粒も大きく高価であるため、その鮮度を保持することは重要である。
従来の硬質プラスチックの容器に入れてマレーシア輸出したものは、約30%程度が傷み、表面が白濁して販売できなかったが、本考案の輸送用緩衝容器1に保持させて輸出したイチゴ7は100%損傷がなかった。なおゲル状物質6の粘度調整は、アガーの濃度を調整することにより、任意に調整することができる。また万一、イチゴ7にゲル状物質6が付着しても、アガーはゼリー菓子などに使用されているので食べても問題ない。しかも市販されている硬質プラスチック製の透明パック5を用い、安価なアガーなどのゲル状物質6を用いることにより輸送コストを安価に抑えることができる。
なお上記説明では、ゲル状物質6としてアガーを用いた場合について示したが、ゼラチンや寒天を用いても良い。また上記説明ではイチゴ7を紙8に包んでゲル状物質6に埋没させて場合について示したが、不織布やラップに包んでも良く、また直接、ゲル状物質6に埋没させても良い
図3は本考案の他の実施の形態を示すもので、コップ10の中に予め給水させて膨らんだ状態の高分子吸水ポリマー11を入れ、ここに紙8で包んだモモ12の下部側を埋没させて保持したものである。
この保持構造ではモモ12を1個ずつ高分子吸水ポリマー11内に保持させ、水分を多量に含んだ粒状の高分子吸水ポリマー11は、弾力性があるので輸送中の外部からの衝撃や振動を吸収して、イチゴ7の表面を保護することができる。また高分子吸水ポリマー11の粒度や吸水量を調整することに弾力性を調整することができる。
なお上記説明ではイチゴ7とモモ12を輸送する場合について示したが、表皮が脆弱で果肉が軟弱なサクランボや身知らず柿など他の果実の搬送に好適である、また本考案の輸送用緩衝容器1は果実などの農業生産物に限らず壊れ易いハンドメイド製品などの輸送にも好適である。
1 輸送用緩衝容器
2 容器本体
3 収納凹部
4 蓋部
5 透明パック
6 ゲル状物質
7 イチゴ
8 紙
10 コップ
11 高分子吸水ポリマー
12 モモ

Claims (3)

  1. 容器内にゲル状物質または吸水した高分子吸水ポリマーを緩衝材として充填し、運搬物を前記緩衝材の内側に保持するようにしたことを特徴とする輸送用緩衝容器。
  2. 容器が、複数個の収納凹部を一連に形成し、ここに蓋部が開閉自在に設けられている硬質プラスチック製の透明パックで形成されていることを特徴とする請求項1記載の輸送用緩衝容器。
  3. ゲル状物質がゼラチンまたは寒天もしくはアガーからなることを特徴とする請求項1記載の輸送用緩衝容器。
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