JP3206245U - トンネルセントルの袋状堰止め体 - Google Patents

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雅人 青井
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一輝 矢嶋
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紳二 近藤
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Abstract

【課題】簡易かつ安価な構造で実現できる、交換容易なトンネルセントルの袋状堰止め体を提供する。【解決手段】トンネルセントルの型枠の外周とトンネル内壁面との間に形成される充填空間を閉鎖する袋状堰止め体であって、所定長さのホース体1と、ホース体1の端部開口を密閉する閉止部材2と、ホース体1の内部に連通する流路を有するとともに当該ホース体1の表面に露出して膨張用流体の供給管を連結可能とした栓部材3とを備える。【選択図】図1

Description

本考案はトンネルセントルの袋状堰止め体に関し、特に覆工コンクリート注入空間を堰止めるのに使用する袋状堰止め体の構造に関するものである。
従来、トンネルセントルの型枠外周とトンネルの内壁面との間の空間内に覆工コンクリートを注入する際には、トンネル長手方向の端部に妻板を設けて注入空間を閉鎖し覆工コンクリートを堰き止めている。この場合、一定形状の妻板と必ずしも一定形状ではないトンネル内壁面との間に生じる間隙を確実に閉鎖するために、例えば特許文献1に示されているように、妻板の外周に袋状堰止め体としてのエアバッグを設けて、これを膨張させることによって妻板とトンエル内壁面との間の隙間を閉鎖するようにしたものがある。
特開2011−184869
ところで、従来の袋状堰止め体は例えばチューブに外装を被せた二重構造の特注品とする場合が多く、それ自体が高価格であるとともに現場作業で損傷することの多い袋状堰止め体の修理に手間とコストがかかるという問題があった。
そこで、本考案はこのような課題を解決するもので、簡易かつ安価な構造で実現できる、交換容易なトンネルセントルの袋状堰止め体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1考案では、トンネルセントルの型枠の外周とトンネル内壁面との間に形成される充填空間を閉鎖する袋状堰止め体であって、所定長さのホース体(1)と、前記ホース体(1)の端部開口を密閉する閉止部材(2)と、前記ホース体(1)の内部に連通する流路(332,351,361)を有するとともに当該ホース体(1)の表面に露出して膨張用流体の供給管を連結可能とした栓部材(3)とを備える。
本第1考案によれば、袋状堰止め体を、ホース体に閉止部材と栓部材を取り付けるだけの簡易な構造で安価に実現できる。また、新品との交換も、実質的にホース体を交換するだけで、閉止部材と栓部材は再利用できるから容易かつ安価である。
本第2考案では、前記閉止部材(2)は一対の挟持片(21)を備え、これら挟持片(21)を、扁平状に押し重ねた前記ホース体(1)の端部(11)の表裏にそれぞれ位置させて、前記ホース体(1)の端部(11)を挟持し密閉するものである。
本第3考案では、扁平状に押し重ねた前記ホース体(1)の端部(11)をさらに折り返し、折り返した前記端部(11)を前記一対の挟持片(21)で表裏より挟持して密閉するようにする。
本第4考案では、前記栓部材(3)は前記ホース体(1)の周壁を内外から挟持する一対の押えプレート(31,32)を備えており、前記栓部材(3)は内端部が内側押えプレート(31)に接合されて、外側押えプレート(32)を貫通して外方へ延びている。
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を参考的に示すものである。
以上のように、本考案のトンネルセントルの袋状堰止め体は簡易かつ安価な構造で実現でき、かつ交換容易なものである。
本考案の一実施形態を示す、袋状堰止め体の一端部の斜視図である。 閉止部材を構成する挟持片のそれぞれ90度異なる方向から見た側面図である。 一対の挟持片を対向させた閉止部材の正面図である。 栓部材の部分断面側面図である。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本考案の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本考案の範囲に含まれる。
図1には袋状堰止め体の一端部の斜視図を示す。図1において、袋状堰止め体はホース体1の一端部を閉止して構成されている。ホース体1は例えば軟質の樹脂材と化学繊維で構成されて十分な耐圧性と耐久性を有する市販品が使用できる。本実施形態では、呼び径125〜200(mm)で常用圧力0.3MPaの定尺100m長のものから、トンネルセントルの型枠外周に沿う適宜長さ分を切り出してホース体1とした。
切り出したホース体1はその一端部11の開口縁内周にコーキング材CAを塗布した後、当該開口縁を図1に示すように扁平状に押し重ねて閉鎖し、さらにこれを折り返して、折り返した端部11を表裏から閉止部材2で挟持して密閉している。なお、ホース体1の図略の他端部開口も同一構造で閉止されている。
閉止部材2は図2に示すような挟持片21を一対有している。各挟持片21は直交する立壁211,212を有するL字断面の金属製長尺板体で、一方の立壁211には両端部に取付穴213が形成されている。そして一対の挟持片21を図3に示すように対称形に対向させ、立壁212間にホース体1の扁平に折り返した端部11(図1)を位置させた後、各取付穴213内にボルト22を挿通して、これらボルト22にナット23を螺合させて締め付ける。これにより、ホース体1の端部開口が表裏から挟持されて密閉される。
ホース体1の一端部11に近い表面には栓部材3が設けられている(図1)。栓部材3の詳細を図4に示す。図4において、ホース体1に設けた小孔11を内方から外方へ貫通させてボルト様の捩込み金具33が設けてあり、捩込み金具33は、ホース体1の周壁の内側に位置する円形の押えプレート31の中心開口内に挿通されて当該押えプレート31にその頭部が固着されている。そして、ホース体1の外方に露出した捩込み金具33のボルト部331に、上記押えプレート31と同形の、ホース体1の周壁の外側に位置する押えプレート32がその中心開口で嵌装されている。ボルト部331にはワッシャ341を介してナット34が螺合させてあり、ナット34を締めることにより、内側押えプレート31と外側押えプレート32でホース体1の周壁を挟んだ状態で捩込み金具33がホース体1に固定される。捩込み金具33の中心には長手方向へ延びる通孔が貫通形成されて、ホース体1の内部に通じる流路332が形成されている。
捩込み金具33の流路332の、段付きに拡径した外方開口には、中心に流路351となる通孔を貫通形成した径違いニップル35の小径接続部が捩じ込んであり、径違いニップル35の小径接続部とは反対側に設けた大径接続部には、90度に屈曲するエルボ36の一端が捩じ込み連結してある。エルボ36の中心に形成された流路361は上記流路351,332に連通している。そして、水平に開口するエルボ36の他端にコック部材37(図1)が装着されている。コック部材37は突出する継手部371を有しており、ここに必要時に膨張用流体である圧縮空気の配管が接続される。そして、コック部材37に設けた旋回可能な開閉操作片372を継手部371に直交するように回動させた図1に示す状態では、コック部材37内の弁体が閉鎖され、一方、コック部材37の開閉操作片372を継手部371に沿う方向へ回動させるとコック部材37内の弁体は開放される。
このような構造の袋状堰止め体を使用する場合には、内部の空気を抜いた状態でホース体1をトンネルセントルの型枠外周に沿って配置し、コック部材37の継手部371に圧縮空気配管を接続して圧縮空気を供給し袋状堰止め体を膨らませる。これにより、型枠外周とトンネル内壁面との間の充填空間たるコンクリート注入空間が完全に閉鎖されて堰止め状態となる。コック部材37の開閉操作片372を継手部371に直交するように回動させて内部の弁体を閉鎖するとホース体1内の空気は漏れることなく封入されるから、圧縮空気配管を継手部371から外すことができる。コンクリート注入空間内へのコンクリートの打設・養生が終了した後は、コック部材37の開閉操作片372を継手部371に沿う方向へ回動させて内部の弁体を開放し、ホース体1内の空気を抜く。
このような袋状堰止め体は何度も使用するうちにホース体1が損傷し新品と交換する必要がある。この場合には、ナット23を緩めてホース体1の両端部から閉止部材2を外し、続いて栓部材3の径違いニップル35を捩込み金具33のボルト部331から外した後、ナット34を緩めて捩込み金具33をホース体1から取り去る。そして、新たなホース体1に栓部材3と閉止部材2を取りつける。
このようにして、本実施形態の袋状堰止め体は、市販のホース体に閉止部材と栓部材を取り付けるだけの簡易な構造で安価に実現でき、新品との交換も実質的にホース体を交換するだけであるから容易かつ安価である。なお、膨張用流体としては水を使用しても良い。また、閉止部材はホース体の円形開口をそのまま閉鎖する、円形開口と同形の円板体であっても良い。
なお本発明は、トンネルセントルの型枠外方に形成されたコンクリート注入空間(充填空間)内に二次覆工コンクリートを注入する際に上記注入空間を閉鎖するために使用する以外に、いわゆるFILM工法において、シート張り専用のトンネルセントル上に載せた防水シートとトンネル内壁の吹付けコンクリートとの間に形成された充填材の充填空間を閉鎖する用途にも使用することができる。
1…ホース体、11…端部、2…閉止部材、21…挟持片、3…栓部材、31内側押えプレート,32…外側押えプレート、33…捩込み金具、332…流路、35…径違いニップル、351…流路、36…エルボ、361…流路。

Claims (4)

  1. トンネルセントルの型枠の外周とトンネル内壁面との間に形成される充填空間を閉鎖する袋状堰止め体であって、所定長さのホース体と、前記ホース体の端部開口を密閉する閉止部材と、前記ホース体の内部に連通する流路を有するとともに当該ホース体の表面に露出して膨張用流体の供給管を連結可能とした栓部材とを備えるトンネルセントルの袋状堰止め体。
  2. 前記閉止部材は一対の挟持片を備え、これら挟持片を、扁平状に押し重ねた前記ホース体の端部の表裏にそれぞれ位置させて、前記ホース体の端部を挟持し密閉するものである請求項1に記載のトンネルセントルの袋状堰止め体。
  3. 扁平状に押し重ねた前記ホース体の端部をさらに折り返し、折り返した前記端部を前記一対の挟持片で表裏より挟持して密閉するようにした請求項2に記載のトンネルセントルの袋状堰止め体。
  4. 前記栓部材は前記ホース体の周壁を内外から挟持する一対の押えプレートを備えており、前記栓部材は内端部が内側押えプレートに接合されて、外側押えプレートを貫通して外方へ延びている請求項1ないし3のいずれかに記載の袋状堰止め体。
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