JP3206079B2 - 内燃機関の吸気箱 - Google Patents

内燃機関の吸気箱

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JP3206079B2
JP3206079B2 JP04213792A JP4213792A JP3206079B2 JP 3206079 B2 JP3206079 B2 JP 3206079B2 JP 04213792 A JP04213792 A JP 04213792A JP 4213792 A JP4213792 A JP 4213792A JP 3206079 B2 JP3206079 B2 JP 3206079B2
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善之 船橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸気箱に係
り、特に船外機用内燃機関に好適に用いることのできる
吸気箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図6には、船外機用内燃機関における吸
気箱の従来構成が示されており、図7には、その吸気箱
の分解斜視図が示されている。これらの図において、船
外機1は図示しない内燃機関を収容する上部ユニット2
と、この上部ユニット2の底部に連結されるとともに、
下部スクリュー3に動力を伝達するシャフトを収容する
下部ユニット4と、この下部ユニット4の一側にステア
リングブラケット等を介して装着されたクランプブラケ
ット5を備え、このクランプブラケット5を介して船外
機1は船尾側に固定連結されるようになっている。
【0003】前記上部ブラケット2内におけるキャブレ
タ7の吸気側位置には、吸気箱8が縦型に配置固定され
ている。この吸気箱8は、キャブレタ7にボルト9を介
して固定される吸気箱本体10と、この吸気箱本体10
の開放側をガスケット11を介して閉塞するカバー部材
12とを備えて構成されている。
【0004】前記吸気箱本体10は、キャブレタ7への
空気供給口14が形成されているとともに、吸気箱本体
10内へ外気を導入するための空気通路15が併設され
ている。
【0005】また、前記カバー部材12の外縁部分に
は、複数のボルト挿入部16が形成されており、このボ
ルト挿入部16より挿入される多数のボルト17により
吸気箱本体10とカバー部材12との相互連結がなされ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
吸気箱8にあっては、吸気箱本体10に対するカバー部
材12の取付に際し、多数のボルト17を使用する構成
であるため、取付作業に時間を要するという欠点があっ
た。これがため、キャブレタ7あるいは吸気箱8の保守
点検作業時においてカバー部材12の着脱作業を煩雑に
する要因となっていた。
【0007】また、多数のボルト17を使用する構成
上、各ボルト17の締付力が均一になされないときに
は、吸気箱本体10とカバー部材12との間のシール性
を低下せしめる場合を惹起し、シールが不完全となった
部分における空気流速が非常に速くなり、ノイズ発生原
因を招来するという欠点があった。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は前記従来例における不都
合を改善し、とくに、吸気箱本体に対するカバー部材の
着脱を極めて効率的に行うことが期待される内燃機関の
吸気箱を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、内燃機関のキャブレタに連結されるとと
もに、キャブレタへの空気供給口が形成された吸気箱本
体と、この吸気箱本体の開放口側を閉塞するカバー部材
とを備え、吸気箱本体とカバー部材とは所定の相対移動
によって相互に係合される内燃機関の吸気箱において、
前記吸気箱本体の壁部分に第1の係合部材を形成する
とともに、前記カバー部材の壁部分には吸気箱本体の
閉塞時に前記第1の係合部材に係合する第2の係合部材
を形成し、前記第1の係合部材及び第2の係合部材に、
前記相対移動によって前記吸気箱本体とカバー部材のシ
ール性を確保する方向に傾斜する所定の各傾斜面を形成
し、前記吸気箱本体とカバー部材とを前記カバー部材の
上端部分の少なくとも一箇所で固定手段を介して相互に
固定するという構成を採っている。また、前記吸気箱本
体の第1の係合部材及び前記カバー部材の第2の係合部
材を、それぞれ吸気箱本体とカバー部材の上下方向に一
定の間隔をおいて形成する、という構成を採っている。
【0010】
【作用】吸気箱本体の開放口側をカバー部材で閉塞する
に際しては、両者にそれぞれ設けられた第1および第2
の係合部材を互いに係合させることにより達成され、こ
の状態で吸気箱本体とカバー部材との相対移動を規制す
る固定手段、好ましくはボルトを用いて一体的に固定す
る。また、カバー部材を取り外すときには、前記固定手
段を取り外した後、第1および第2の係合部材の係合を
解除するようカバー部材を移動させることで、当該カバ
ー部材の取外しが達成される。
【0011】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づ
き詳細に説明する。
【0012】図1ないし図3には、船外機用内燃機関に
好適に用いられる吸気箱の一実施例が示されている。こ
れらの図において、吸気箱20はキャブレタ21(図3
参照)側に固定される吸気箱本体22と、この吸気箱本
体22に着脱自在に設けられたカバー部材23とにより
構成されている。
【0013】前記吸気箱本体22は一端側が開放口24
とされた有底の箱状に形成されており、その底壁25部
分にはキャブレタ21に連通する空気供給口26が形成
されている。また、これら供給口26と隣り合う底壁2
5部分には外気導入のための通路孔27が形成されてい
る。
【0014】前記吸気箱本体22の周壁28には上下方
向に一定の間隔をおいて第1の係合部を構成する突片3
0が形成されている。この突片30は一側面が下方に向
かって次第に拡開するよう傾斜面30Aに形成されて全
体としての形状が台形に設けられている。
【0015】前記カバー部材23は、吸気箱本体22の
周壁28に対応する周壁32を有しており、この周壁3
2の左右上下2箇所位置には第2の係合部としてのフッ
ク33が形成されている。これらフック33は図2に示
されるように、前記突片30を収容して互いに係合を可
能とする溝33Aが形成されており、突片30との係合
力を次第に強めることができるように傾斜面33Bが形
成されている。また、カバー部材23の底壁35の図中
上端部分には固定手段としての1本のボルト36が挿入
されるようになっており、このボルト36の先端は吸気
箱本体22にねじ込まれるようになっている。
【0016】前記カバー部材23により吸気箱本体22
の開放口24側を閉塞するよう取付けるに際しては、図
2に示されるようにフック33が突片30に対して上方
に位置するようにし、その後にカバー部材23を下方に
押し下げることにより、フック33の溝33A内に突片
30が収容されつつ当該突片30とフック33との係合
がなされ、これによりカバー部材23の取付が達成され
る。この際突片30とフック33とにそれぞれ形成され
た傾斜面30A,33Aにより、両者の係合力が次第に
強固されるよう作用するため、カバー部材23の取付状
態での吸気箱本体22との連結面、すなわち各周壁2
8,32端面におけるシール性は十分に確保されるよう
になっている。
【0017】以上のようにカバー部材23の取付が完了
した後、前記ボルト36をねじ込んでカバー部材23と
吸気箱本体22とを固定し、これにより、内燃機関の運
転等に基因する振動で、カバー部材23が吸気箱本体2
2より浮き上るような相対移動が規制される。
【0018】従って、本発明の前記構成によれば、吸気
箱本体22に対するカバー部材23の取付を突片30と
フック33との係合を基本とし、相対移動規制を1本の
ボルト36により行う構成としたから、取付時には単に
カバー部材23を上方位置より下方にスライド移動させ
るだけで吸気箱本体22にカバー部材23を極めて迅速
に取付けることができ、この状態で1本のボルト締付作
業で完全な取付を行えるという効果があり、従来のよう
に多数のボルトを用いた場合に要求される作業時間を飛
躍的に短縮することができる。
【0019】また、前記各傾斜面30A,33Bとを形
成したことで、フック33の溝33A内に突片30を収
容させることが容易であるばかりでなく、突片30の収
容量を増大するにつれて係合力が強化されるため、シー
ル性を良好に確保できるという効果があり、ガスケット
の介在を不要にすることも期待される。
【0020】さらに、前記突片30およびフック33は
吸気箱本体22およびカバー部材23にそれぞれ一体的
に形成され得るもので、型による一体成形品として提供
できるため、製造コストの上昇もさほどないという効果
がある。
【0021】また,カバー部材23の取外し作業は、前
述とは逆の要領で行えば足りるものであり、従って、保
守・点検作業等のための取外しも極めて短時間で行うこ
とができる。
【0022】なお、実施にあたり、前記吸気箱本体22
とカバー部材23の各周壁28,32における相対面を
図4,5に示されるような形状にしてもよい。すなわ
ち、吸気箱本体22の周壁28の端面にリブ40を突設
する一方、カバー部材23の周壁32における端面に前
記リブ40を収容しうる凹部41を形成する構成として
もよい。このような構成により各周壁端面間のシール性
をさらに向上させることができる効果が前記効果の他に
付与される。なお、リブ40はカバー部材23側に形成
する等して、逆にしてもよいことは勿論である。
【0023】さらに、前記実施例においては、突片30
を吸気箱本体22に設ける一方、フック33をカバー部
材23に設ける例について図示,説明したが、前記突片
30およびフック33は相互に逆に形成してもよく、こ
れらの数は図示例に限定されるものでなく、一定のシー
ル性を維持しうる限り、減少,増加が可能である。また
突片30の形状も、フック33の溝33A内に次第に収
容されて係合力を強化しうるものであればよく、種々形
状変更が可能である。
【0024】なお、前記実施例では船外機用内燃機関に
適用された例を説明したが、その他車両用内燃機関等に
も同様にして適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、かつ、
作用するので、これによると吸気箱本体にカバー部材を
取付けて吸気箱本体の開放口側を閉塞せしめる作業時間
が極めて短縮化できるとともに、保守,点検作業等が必
要な場合においてもカバー部材の脱着に手数を要するこ
とがなく、かつ、所定のシール効果によってノイズ発生
を抑止することが期待される従来にない優れた効果を奏
する吸気箱を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関の吸気箱の一実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】前記実施例における突片とフックとの関係を説
明する要部拡大斜視図である。
【図3】前記実施例における吸気箱の横断面図である。
【図4】前記実施例以外の変形例を説明するための要部
斜視図である。
【図5】前記変形例を説明するための図3と同様の断面
図である。
【図6】船外機に吸気箱が適用されている態様を示す説
明図である。
【図7】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
20 吸気箱 21 キャブレタ 22 吸気箱本体 23 カバー部材 24 開放口 26 空気供給口 28,32 周壁 30 第1の係合部材としての突片 33 第2の係合部材としてのフック 36 固定手段としてのボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−29395(JP,A) 実開 昭60−124566(JP,U) 実開 昭61−74661(JP,U) 実開 昭57−73365(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/10 B63H 20/00 F02M 35/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のキャブレタに連結されるとと
    もに、キャブレタへの空気供給口が形成された吸気箱本
    体と、この吸気箱本体の開放口側を閉塞するカバー部材
    とを備え、前記吸気箱本体とカバー部材とは所定の相対
    移動によって相互に係合される内燃機関の吸気箱におい
    て、 前記吸気箱本体の周壁部分に第1の係合部材を形成する
    とともに、前記カバー部材の周壁部分には吸気箱本体の
    閉塞時に前記第1の係合部材に係合する第2の係合部材
    を形成し、前記第1の係合部材及び第2の係合部材に、前記相対移
    動によって前記吸気箱本体に対する前記カバー部材のシ
    ール性を確保する方向に傾斜する所定の傾斜面を形成
    し、 かつ、前記吸気箱本体とカバー部材とを前記カバー部材
    の上端部分の少なくとも一箇所で固定手段を介して相互
    に固定したことを特徴とする内燃機関の吸気箱。
  2. 【請求項2】 前記吸気箱本体の第1の係合部材及びカ
    バー部材の第2の係合部材をそれぞれ吸気箱本体とカバ
    ー部材の上下方向に一定の間隔をおいて形成したことを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気箱
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