JP3205828B2 - 温度測定方式 - Google Patents

温度測定方式

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JP3205828B2
JP3205828B2 JP00640696A JP640696A JP3205828B2 JP 3205828 B2 JP3205828 B2 JP 3205828B2 JP 00640696 A JP00640696 A JP 00640696A JP 640696 A JP640696 A JP 640696A JP 3205828 B2 JP3205828 B2 JP 3205828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、恒温槽の温度を
一定に保つためなどに用いる温度制御における温度測定
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフなどの分析において
は、装置を温度一定の状態とするために恒温槽が用いら
れている。例えば、ガスクロマトグラフのカラムは分離
状態を一定に保つために、所望の温度に一定にしておく
必要があるため、このカラムは恒温槽内に配置するよう
にしている。この恒温槽は所定の温度となるように温度
制御が成されている。
【0003】図3は、上述した従来の温度制御部の構成
を示す構成図である。同図において、1は定電流電源、
2は温度により抵抗値が変化する温度センサ、3は温度
センサ2が検出した温度変化に対応して変化している電
圧を増幅する増幅器、4aは基準電圧発生部、5は基準
電圧発生部4aと増幅器3とからの信号の差をとる減算
器、6は可変電圧発生部、7は可変電圧発生部6からの
電圧が減算器5からの信号より高くなると信号を出力す
る比較器、8はCPUである。
【0004】定電流電源1により電流一定とされている
中で、温度変化により温度センサ2は抵抗値が変化する
ため、これに連動して電圧が変化する。この電圧の変化
は、増幅器3でV0に増幅されて比較器7に送られる。
一方、CPU8では、比較器7から信号が出力されるま
で、可変電圧発生部6が0〜E1、例えば0〜5Vの範
囲で発生する電圧を0Vより上げていく。このことによ
り、例えば、可変電圧発生部6が3Vの電圧を発生した
ときに比較器7から信号が得られれば、CPU1では、
減算器5より3Vの信号が得られたことを認識できる。
そして、CPU1では、この検出した温度を示す電圧が
設定値となるように、図示していないヒータの出力制御
を行う。
【0005】すなわち、可変電圧発生部6で出力する0
Vが、測定可能な最低温度を示し、5(E1)Vが測定
可能な最大温度を示すことになる。従って、比較器7に
入力する温度センサ2からの電圧は、0〜5Vの範囲と
なっている必要がある。このため、所望とする測定温度
範囲において、減算器5においては、基準電圧発生部4
aから出力されている基準電圧E2を引いて、増幅器3
から出力された信号の電圧が0〜5Vの範囲となるよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は以上のように構
成されていたので、温度測定の分解能を上げようとする
と、所望とする温度範囲の測定ができなくなる場合があ
った。基準電圧発生部4aから出力される基準電圧E2
は、所望とする測定温度範囲において、温度センサ2の
特性により予め設定されているものである。そして、上
述の温度制御部の部品である温度センサ2の特性は、部
品として温度制御部作成に用いる複数の温度センサの平
均値を用いるようにしている。このため、用いる部品に
よっては、減算器5から得られる信号が、所望とする測
定温度範囲で0〜5(E1)Vとならない場合がある。
【0007】図4(a)に示すように、温度に対する抵
抗の変化が標準的な特性41で示される特性の温度セン
サを用いた場合、60℃を中心にt5からt6までが温
度測定範囲となる。しかし、特性42や特性43で示さ
れる温度センサを用いた場合、その温度測定範囲は変化
する。一方、増幅器3(図3)のゲインを上げた場合、
図4(b)に示すように、特性41〜43はその傾きが
大きくなる。このようにゲインを上げると、特性41で
示される温度センサを用いれば、温度測定範囲はせばま
るが、測定分解能は向上する。
【0008】しかし、このようにゲインを上げた場合、
特性42や特性43で示される温度センサを用いると、
図4(b)に示すように、所望とする60℃を測定する
ことができなくなる。従って、用いた温度センサの特性
が、図4に示す特性42や特性43で示されるものであ
った場合、測定分解能を上げることができず、低い測定
分解能で用いるしかなかった。ところで、可変電圧発生
部6の出力する電圧の幅をより広くすれば、温度測定可
能範囲が広がるが、温度測定下限をより低い温度にする
ことはできず、特性43で示される特性の温度センサを
用いた場合は調整しきれない。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、どのような特性の温度セ
ンサを用いても、より高い温度測定分解能を得られるよ
うにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の温度測定方式
は、温度に比例した電圧信号を出力する温度検出手段
と、所定の範囲で電圧を変化して出力する可変電圧発生
部と、可変電圧発生部から出力される可変電圧信号と電
圧信号とを比較して比較信号を出力する比較器と、可変
電圧発生部を制御して可変電圧信号を出力させ、比較器
から得られた比較信号により温度検出手段が出力した電
圧信号の電圧値を検知するとともに、この電圧値が設定
値となるように温度制御する制御手段と、所望とする温
度における電圧信号より所定の基準電圧を減じた値が、
可変電圧信号の最大電圧の半分の電圧値となるように、
その基準電圧を変更する基準電圧設定手段とを備えるよ
うにした。すなわち、基準電圧を変更すると、温度測定
範囲が変更される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態にお
ける、例えばガスクロマトグラフの温度制御に用いる温
度制御部の構成を示す構成図である。同図において、4
はCPU8(制御手段,基準電圧設定手段)の制御によ
り温度センサ2の特性に合わせた基準電圧を、減算器5
に出力する基準電圧発生部であり、他は図3と同様であ
る。
【0012】温度センサの特性R(抵抗値)は、R=R
0{1+a(T−T0)+b(T−T0)2 }で示され
る。なお、R0はその温度センサの20℃における抵抗
値、a,bは各温度センサの特性値である。例えば、温
度60℃における温度センサの抵抗値は、R(60℃)
=R0{1+a(60−20)+b(60−20)2
で示される。そして、この計算により所望とする測定温
度範囲の中心の温度、例えば60℃のときの、用いる温
度センサ2の抵抗値Rを求め、これに定電流電源1の電
流値Iと増幅器3のゲインGをかけた値より、可変電圧
発生部6の出力するE1の値の半分を引いた値を、基準
電圧発生部4の出力する基準電圧の値とする。
【0013】例えば、図2において、平均的な特性22
で示される温度センサを用いている場合は、基準電圧発
生部4(図1)の出力する基準電圧E2は、図2(a)
に示すように設定すれば、60℃を中心にt1からt2
までの温度が測定可能温度範囲となる。しかし、この状
態では、例えば、特性23の温度センサを用いた場合、
60℃の温度を測定できない。
【0014】ここで、上述したことにより、図2(b)
に示すように、特性23の温度センサに合わせて、CP
U8が基準電圧発生部4の出力する基準電圧E2を変更
する。このようにすれば、この温度センサを用いて、6
0℃を中心にt3からt4までの温度が測定可能温度範
囲となる。このとき、増幅器3におけるゲインは変更し
ていない。また、特性21の温度センサを用いる場合で
も、同様にして、基準電圧E2を図2(a)で示した例
より大きくすれば、60℃を中心とした温度範囲が測定
可能範囲となる。すなわち、上述したことにより、異な
る温度センサを用いても、所望とする測定分解能を保持
した温度測定が可能となり、これを反映した温度制御を
行うことが可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、温度検出手段より得られる所望とする温度における
電圧信号より基準電圧を減じた値が、可変電圧発生部の
出力する可変電圧信号の最大電圧の半分の電圧値となる
ように、その基準電圧を変更するようにしたので、基準
電圧を変更することで温度測定範囲を変更し、所望とす
る範囲の温度を測定できるという効果がある。すなわ
ち、異なる特性の温度検出手段を用いても、同様の温度
測定が可能となり、この結果、より高い測定分解能とし
ても、所望とする範囲の温度測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における、例えばガス
クロマトグラフの温度制御に用いる温度制御部の構成を
示す構成図である。
【図2】 温度センサの温度−抵抗特性を示す説明図で
ある。
【図3】 従来の温度制御部の構成を示す構成図であ
る。
【図4】 温度センサの温度−抵抗特性を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…定電流電源、2…温度センサ、3…増幅器、4…基
準電圧発生部、5…減算器、6…可変電圧発生部、7…
比較器、8…CPU。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度に比例した電圧信号を出力する温度
    検出手段と、 所定の範囲で電圧を変化して出力する可変電圧発生部
    と、 前記可変電圧発生部から出力される可変電圧信号と前記
    電圧信号とを比較して比較信号を出力する比較器と、 前記可変電圧発生部を制御して前記可変電圧信号を出力
    させ、前記比較信号により前記温度検出手段が出力した
    電圧信号の電圧値を検知するとともに、この電圧値が設
    定値となるように温度制御する制御手段と、 所望とする温度における前記電圧信号より所定の基準電
    圧を減じた値が、前記可変電圧信号の最大電圧の半分の
    電圧値となるように、前記基準電圧を変更する基準電圧
    設定手段とを備えたことを特徴とする温度測定方式。
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