JP3205748U - 裾の汚れ防止補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着及び持ち運びが簡単で、例えばトイレを使用するとき等に、パンツ類の裾等が便器や床に付いて汚れるのを保護するための裾の汚れ防止補助具を提供する。【解決手段】中央に第1リング用連結穴を有して人体50の腰部51に装着する伸縮可能な第1リング11と、中央に第2リング用連結穴12aを有して第1リング11と互いに交差して鎖状に連結配置され、ズボン30の内側でズボン30のウエスト部分32側から裾31側に向かって垂らした状態で配設される伸縮可能な第2リング12と、中央に第3リング用連結穴13aを有して第1リング11と互いに交差して鎖状に連結配置され、ズボン30の内側でズボン30のウエスト部分32側から裾31側に向かって垂らした状態で配設される伸縮可能な第3リング13と、を備えてなる。【選択図】図3

Description

本考案は裾の汚れ防止補助具に関するものであり、特に、例えばトイレを使用するとき等に、ズボン、裾の広がったパンツ(「ガウチョパンツ」とも言う)及びキュロットや上下が繋がった服(「オールインワン」とも言う)等の、衣服の裾を汚れから保護するための裾の汚れ防止補助具に関するものである。
今日、ズボンの他、ファッション性の優れた洋服として、裾の広がったガウチョパンツ及びキュロットや上下が繋がったオールインワン等の衣服(以下、これらを総称して「パンツ類」という)が知られている。
このようなパンツ類では、公衆トイレ等で用を足すとき、腰部からパンツ類のウエスト部分を下ろすと同時に裾が落ち、その裾が便器や床に接触して汚れることがある。特に、オールインワンのような衣服の場合は、トイレの時に、繋がっている上部衣服まで脱がなければならず、下部パンツを下ろす時に上部衣服が垂れ下がり、床について汚れてしまうことが懸念される。
そのため、従来から、パンツ類において、腰部からウエスト部分を下ろしたときに、裾が便器や床に接触しないように保護するための工夫をしたものが複数提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1では、洋式トイレに座って用を足すとき、下ろした衣服を容易に束ねて保持できる結束具をパンツ類、すなわちズボン内側の股部に縫い付けたものである。その結束具は、ズボン内側の股部に縫い付けて固定された柔軟な長尺体と、長尺体の両端部にそれぞれ取り付けられて互いに係合離脱可能な1対の雄ホック及び雌ホックからなる係合具と、で構成されている。そして、結束具付ズボンを履いた状態で洋式トイレに座って用を足すとき、(1)ズボンと下着を下ろしながら便座に腰掛け、その下ろしたズボンの股上部と股部及び下着とを、膝頭のやや下側の位置で両脚の間に繋がった状態にして一つにまとめる。(2)次いで、その両脚の間に繋がって一つにまとめられている部分を結束具の長尺体で束ね、更に係合具である雌ホックと雄ホックを係合させる。これにより、ズボンと下着が便器や床に付かない位置に保持され、下ろしたズボンと下着が便器や床に付くのを防止できるようにしたものである。
特許文献2では、互いに係合離脱可能な面状ファスナーを両端に取り付け、通常は1本の帯状で、使用時にはリング状に形成できる平ゴム紐を2本用意しておく方法である。この方法では、トイレに座って用を足すとき、(1)まず、両脚の膝下からふくらはぎまでの間の任意の位置に、ズボンの上から平ゴム紐を各々1本ずつ巻き付け、その巻き付けた平ゴム紐の両端を面状ファスナーで止めて各々リング状にして装着する。(2)その後、平ゴム紐を装着した上当たりの、ズボンの一部を引き上げてズボンの裾を上げる。こうして両脚の裾上げを施した後に用を足すことにより、下ろしたズボンの裾が便器や床に付くのを防止できるようにしたものである。
実用新案登録第3190352号公報 実用新案登録第3132928号公報
しかしながら、特許文献1記載の汚れ防止方法のように、結束具をズボン内側の股部に縫い付けている構造では、結束具を、ズボン毎に予め縫い付けておかなければならない。このため、結束具は縫い付けたズボンでのみ使用することができ、他のズボン等に簡単に付け替えて使用することができないという問題点があった。また、結束具を不要とする場合であっても、結束具は簡単に取り外すことができない。したがって、仕方なしに結束具を装着したままでズボンを履かざるを得ないこともあり、ズボンの履き心地を悪くする問題点もあった。
一方、特許文献2記載の汚れ防止方法のように、両端に面状ファスナーを取り付けた2本の平ゴム紐を用意しておく方法では、2本の平ゴム紐をバックやポケット等に入れて常に持ち歩く必要がある。このため、持ち歩くのを忘れる、あるいは持ち歩いている間に落として、必要なときに使用することができないという問題点があった。また、持ち歩くのが面倒であるという問題点もあった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑みなされたものであり、使用及び持ち運びが簡単で、例えばトイレを使用するとき等に、パンツ類の裾が便器や床に付いて汚れるの保護するための裾の汚れ防止補助具を提供することを目的としている。
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に係る本考案は、人体の脚部に装着してトイレでパンツ類の裾を保護する裾の汚れ防止補助具であって、中央に第1リング用連結穴を有して腰部に装着する伸縮可能な第1リングと、中央に第2リング用連結穴を有して前記第1リングと互いに交差して鎖状に連結配置され、前記パンツ類の内側で前記パンツ類のウエスト部分側から前記裾側に向かって垂らした状態で配設される伸縮可能な第2リングと、中央に第3リング用連結穴を有して前記第1リングと互いに交差して鎖状に連結配置され、前記パンツ類の内側で前記パンツ類の前記ウエスト部分側から前記裾側に向かって垂らした状態で配設される伸縮可能な第3リングと、を備えてなることを特徴とする。
この構成によれば、前記第2リングと前記第3リングは、それぞれ前記第1リングに対して鎖状に連結配置されている。したがって、前記第1リングを前記腰部に装着すると、前記第2リングと前記第3リングも、前記第1リングから鎖状に垂れ下がった状態で一体に装着される。そして、この状態でパンツ類を着用し、前記パンツ類の前記ウエスト部分で前記第1リングを隠し、さらに前記第1リングから垂れ下がった前記第2リングと前記第3リングをそれぞれ前記パンツ類の1対の異なる脚部内に垂れ下げて前記パンツ類内に収めておくと、前記第1、第2、第3のリングが、外部から見えないように隠した状態で装着することができる。したがって、装着しているのを他人に知られることなく、そのまま外出等をすることができる。そして、トイレに座って用を足すときには、(1)まず、前記両方の脚部の前記裾をそれぞれまくり、あるいは裾からそれぞれ手を差し入れて、前記第2リングと前記第3リングを引き出して各々手首にかける。(2)次いで、前記第2リングと前記第3リングを前記手首にかけたまま身体を起こすと、前記パンツ類の前記裾が上がり、前記裾が便器や床に付くのを防止(保護)できる。(3)続いて、そのままパンツ等の下着を下げて用を足す。(4)その後、お尻を拭くときには、前記第2リングと前記第3リングを片方の手に持ち直すことにより、空いた片方の手で拭くことができる。(5)また、用を足した後は立ち上がり、立ち上がった状態で前記パンツ等の下着を履き直す。(6)次いで、手から前記第2リングと前記第3リングを外すと、前記裾を前記便器や前記床に付かない位置まで下ろすことができる。そして、手から外された前記第2リングと前記第3リングは、それぞれ前記パンツ類の内側へと逃がされ、再び外部から見えないように隠される。したがって、この構造では、前記裾の防止補助具自体が単品で形成され、前記パンツ類を変更しても同じ前記裾の汚れ防止補助具を装着して使用することができる。また、前記腰部に装着したままでも、外部から装着を知られることがなく、常に持ち歩くことができる。なお、上下が繋がったオールインワン等のパンツ類の場合は、トイレの時に、下部パンツと繋がっている上部衣服まで脱がなければならないが、この裾の汚れ防止補助具を使用した場合では、下部パンツの裾と上部衣服をまとめてたくし上げて、上下の衣服の汚れを防止できる。
請求項2に係る本考案は、前記第1リングと前記第2リングと前記第3リングは、それぞれゴムバンドで形成される、ことを特徴とする。
この構成によれば、前記腰部に対して前記第1リングを脱着するとき、ゴムバンドで形成された前記第1リングはゴムの弾力で伸びるので脱着がし易すい。また、ゴムバンドで形成された前記第2リングと前記第3リングもゴムの弾力で伸びるので、前記パンツ類の両脚の裾から前記第2リングと前記第3リングをそれぞれ引き出し、その引き出した前記第2リングの下端部と前記第3リングの下端部に手首を容易にかけることができる。そして、前記第2リングと前記3リングを前記手首にかけたままの状態で身体を起こすと、前記パンツ類の前記裾が簡単に持ち上がり、前記裾が前記便器や前記床に付くのを防止(保護)できる。
請求項3に係る本考案は、前記第2リングと前記第3リングは、前記第1リングとの連結位置を前記第1リングの周回方向に調整可能に設けてなる、ことを特徴とする。
この構成によれば、前記第2リングの前記第1リングに対する前記連結位置と前記第3リングの前記第1リングに対する前記連結位置を、前記第1リングの周回方向に各々ずらして調整をすることができるので、各人に適した位置に第2リング及び第3リングを配置して装着することができる。これにより、違和感を無くして装着することができる。
請求項4に係る本考案は、前記第1リングのリングサイズは前記腰部の周回サイズよりも小さく形成され、前記第2リング及び前記第3リングの半径のサイズは、前記腰部に装着された前記第1リングから垂れ下げられた状態において、前記パンツ類の前記裾から下側に出ない大きさで形成されている、ことを特徴とする。
この構成によれば、前記第1リングのリングサイズは前記腰部の周回サイズよりも小さく、そして前記腰部からずれ落ちないように形成されているので、前記第1リングを前記腰部に装着したままであっても前記裾の汚れ防止補助具全体が前記腰部からずれ落ちることがない。また、前記裾の汚れ防止補助具を装着したままの状態で歩いたりしても、前記第2リング及び前記第3リングが前記パンツ類の前記裾から下側に出ることがないので、他人から見えて装着しているのを知られることもない。
本考案によれば、裾の汚れ防止補助具自体が単品で形成され、パンツ類を変更しても同じ裾の汚れ防止補助具を装着することができる。このため、裾の汚れ防止補助具自体は少なくとも一つだけ用意をしておけばよい。したがって、ユーザ側での経済的な負担が非常に少なくて済むという効果がある。また、前記腰部に装着したままの状態でパンツ類を履いて外出等しても、他人から裾の汚れ防止補助具を装着しているのを知られることもないので、常に持ち歩くことができて便利で、さらに常に身に付けていることから紛失することもない等の効果が得られる。
本考案の一実施例に係る裾の汚れ防止補助具を人体に装着しないときの状態で示す正面図である。 同上裾の汚れ防止補助具を人体に装着するときの状態で示す正面図である。 同上裾の汚れ防止補助具の装着状態を説明するための模式図であり、(a)は人体がパンツ類を履いていない状態を示す図、(b)は人体がパンツ類を履いたときの状態を示す図である。 同上裾の汚れ防止補助具の使用法を説明するための模式図であり、パンツ類の裾から第2リングの下端を取り出すときの一例を示している。 同上裾の汚れ防止補助具の使用法を説明するための模式図であり、第2リングと第3リングを手首に掛けて裾をまくり上げているときの一例を示している。 同上裾の汚れ防止補助具の使用法を説明するための模式図であり、裾をまくり上げ、更にパンツ等の下着を下げている状態の一例を示している。 同上裾の汚れ防止補助具の使用法を説明するための模式図であり、パンツ等の下着を下げて用を足している状態の一例を示している。 同上裾の汚れ防止補助具の使用法を説明するための模式図であり、用を足し終え、立ち上がった状態の一例を示している。 同上裾の汚れ防止補助具の使用法を説明するための模式図であり、用を足し終えて立ち上がり、更に手首にかけている第2リングと第3リングを手首から離した後の状態の一例を示している。
以下、本考案を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1及び図2は本考案に係る裾の汚れ防止補助具10を示すもので、図1は人体に装着していないときの状態で示す裾の汚れ防止補助具10の正面図、図2は人体に装着するときの状態で示す裾の汚れ防止補助具10の正面図である。また、図3は裾の汚れ防止補助具10を人体50の腰部51に装着した状態を示す模式図であり、同図の(a)は人体50がパンツ類30を履いていない状態を示す図、同図の(b)は人体50がパンツ類30を履いた状態を示す図である。なお、パンツ類30は、ズボン、又は、裾の広がったガウチョパンツやキュロット、上下が繋がったオールインワン等であり、本実施例では裾31の広がったズボンの場合を示している。したがって、以下の説明ではパンツ類30をズボン30として説明する。
図1、図2、図3において、裾の汚れ防止補助具10は、人体50の腰部51に装着可能な第1リング11と、第1リング11と互いに交差して、その第1リング11と鎖状に連結配置された伸縮可能な第2リング12と、第1リング11と互いに交差して、その第1リング11と鎖状に連結配置された伸縮可能な第3リング13と、を具備してなる。
第1リング11は、断面が丸形をしたゴムバンドをリング状に繋ぎ、その中央に第1リング用連結穴11aを設けて輪ゴムとして形成されている。第1リング11のリングサイズは、人体50の腰部51の周回サイズよりも小さく形成されており、腰部51には第1リング11のゴムを伸ばしてゴムの弾力で締め付けてずれ落ちない状態にして装着するように設定される。したがって、第1リング11を形成しているゴムバンドの太さ及び弾力は、腰部51に第1リング11を装着しているとき、腰部51から第1リング11がずれ落ちない程度のものを選択する。
第2リング12は、断面が丸形をした平板状のゴムバンドをリング状に繋ぎ、その中央に第2リング用連結穴12aを設けて輪ゴムとして形成されている。また、第2リング12はリング状に繋がれるとき、第1リング11の第1リング用連結穴11a内を第2リング12が通ると共に、第2リング12の第2リング用連結穴12a内を第1リング11が通るようにして互いに交差し、第1リング11に対し鎖状に連結配置されて、図2に示すように第1リング11から垂れ下げ可能に形成されている。その第2リング12の半径のサイズは、第1リング11が図3の(a)、(b)に示すように腰部51に装着されて、第2リング12が第1リング11から垂れ下げられたとき、第2リング12の下端12b側が図3の(b)に示すようにズボン30の裾31から下方に出ないで、かつズボン30の裾31から手54を差し込んで、その下端12bを手54で容易に掴める大きさとなるように設定されている。なお、第2リング12を形成しているゴムバンドの太さは直径約1〜3ミリであるが、これ以外のものであっても差し支えない。
第3リング13は、断面が丸形をしたゴムバンドをリング状に繋ぎ、その中央に第3リング用連結穴13aを設けて輪ゴムとして形成されている。また、第3リング13はリング状に繋がれるとき、第1リング11の第1リング用連結穴11a内を第3リング13が通ると共に、第3リング13の第3リング用連結穴13a内を第1リング11が通るようにして互いに交差し、第1リング11に対し鎖状に連結配置されて、図2に示すように第1リング11から垂れ下げ可能に形成されている。その第3リング13の半径のサイズは、第2リング12の場合と同様に第1リング11が図3の(a)、(b)に示すように腰部51に装着されて、第3リング13が第1リング11から垂れ下げられたとき、第3リング13の下端13b側が図3の(b)に示すようにズボン30の裾31から下方に出ないで、かつズボン30の裾31から手54を差し込んで、その下端12bを手54で容易に掴める大きさとなるように設定されている。なお、第3リング13を形成しているゴムバンドの太さは直径約1〜3ミリであるが、これ以外のものであっても差し支えない。
また、第1リング11に対して鎖状に連結配置された第2リング12及び第3リング13は、第1リング11との連結位置をそれぞれ図2及び図3中に矢印20で示す第1リング11の周回方向に調整可能にして設けられている。そして、その位置調整により、第1リング11に対する第2リング12及び第3リング13が、装着する人体50の両方の脚52、52の膝の前あたりに来るようにして装着できるようになっている。
次に、本考案に係る裾の汚れ防止補助具10の使用の仕方を図3〜図9を用いて(1)〜(7)の順に説明する。
(1)まず、第2リング12及び第3リング13と一体化されている第1リング11を、人体50の腰部51に装着する。ここでは、第1リング11がゴムバンドで伸縮可能に形成されているので、第1リング11を伸ばして拡げた状態で腰部51まで運び、腰部51まで運ばれたら伸ばすのを止めると、その第1リング11が腰部51をゴムの弾力で締め付けた状態で装着される。そして、第2リング12及び第3リング13は、図3の(a)に示すように人体50の前側において、それぞれ第1リング11から垂れ下げられた状態にして配置される。
(2)次いで、人体50の脚52、52の上からズボン30を履く。そして、第1リング11から垂れ下がっている第2リング12及び第3リング13の、第1リング11に対する連結位置を周回方向に調整し、その第2リング12及び第3リング13を図3の(b)に示すように、ズボン30のウエスト部分32側からそれぞれ、異なる脚部33、33側に各々差し込まれ、ウエスト部分32側から裾31、31側に向かって垂らした状態でズボン30内に収められる。このようにしてズボン30の脚部33、33内にそれぞれ収められた第2リング12及び第3リング13は、図3の(b)に示すように第1リング11と共にズボン30により外部から隠される。すなわち、裾の汚れ防止補助具10は、外部から見えないようにズボン30で隠した状態にして、他人に知られることなく、そのまま外出等をすることができる。
(3)次に、トイレに座って用を足すときには、図4に示すようにズボン30の裾31を各々まくり上げる、あるいは裾31、31からそれぞれ手54を差し入れて、裾31、31から第2リング12の下端12b及び第3リング13の下端13bを各々表出させる。なお、図4では第2リング12側の裾31をまくり上げて第2リング12の下端12bの一部を表出させた状態を示している。
(4)次いで、ズボン30の両方の脚部33、33の裾31、31からそれぞれ引き出した第2リング12の下端12b側と第3リング13の下端13b側を手首53、53に各々かける。更に、図5に示すように、手首53、53に第2リング12と第3リング13をかけたまま身体を起こすと、ズボン30の両方の脚部33、33の裾31、31が各々まくれ上がり、裾31、31が便器や床に付くのを防止(保護)できる。
(5)続いて、図6に示すようにそのまま図示しないパンツ等の下着を下げ、図7に示すように用を足す。なお、和式トイレの使用時や裾の幅の広いズボン30を着用しているときには、第2リング12と第3リング13を人体50の肩等にかけると、第2リング12と第3リング13をより短くし、裾31、31を更にまくり上げた状態で使用することができる。
(6)その後、お尻を拭くときには、第2リング12と第3リング13を片方の手54に持ち直すことにより、空いた片方の手54で拭くことができる。
(7)また、用を足した後は図8に示すように立ち上がった状態でパンツ等の下着を履き直し、次いで図9に示すように手54、54から第2リング12と第3リング13をそれぞれ外すと、ズボン30の裾31、31が便器や床に付かない位置まで下ろすことができる。そして、手54、54から外された第2リング12の下端12b側と第3リング13の下端13b側は、それぞれズボン30の両方の脚部33、33の内側へ逃げ、再び外部から見えないように隠される。これにより一連の動作が終了する。
したがって、この裾の汚れ防止補助具10の構造では、裾の汚れ防止補助具10自体が単品で形成され、パンツ類としてのズボン30を別のズボン30と履き替える等して変更しても、同じ裾の汚れ防止補助具10を装着して使用することができる。そのため、ユーザ側では裾の汚れ防止補助具10は少なくとも一つだけ用意をしておけばよいので、経済的な負担が少なくて済むことになる。また、腰部51に装着したままでも、他人から装着しているのを知られることがないので、常に身に付けて歩くことができ、便利で紛失する虞も少ない。
また、第1リング11と第2リング12と第3リング13は、それぞれゴムバンドで形成しているので、腰部51に第1リング11を脱着するとき、ゴムバンドで形成された第1リング11は容易に伸びて脱着がし易すい。また、ゴムバンドで形成された第2リング12と第3リング13もそれぞれ伸びるので、ズボン30の両方の脚部33、33の裾31、31から前記第2リング12と前記第3リング13をそれぞれ引き出し、その引き出した第2リング12の下端12bと第3リング13の下端13bに、手首53、53を各々容易にかけることができる。そして、第2リング12と第3リング13を手首53、53にかけたまま身体(人体50)を起こすと、ズボン30の両方の脚部33、33の裾31、31が同時に簡単に上がり、裾31、31が便器や床に付くのを確実に防止(保護)できる。なお、上下が繋がったオールインワン等のパンツ類の場合は、トイレの時に、下部パンツと繋がっている上部衣服まで脱がなければならないが、この裾の汚れ防止補助具10を使用した場合では、下部パンツの裾と上部衣服をまとめてたくし上げることにより、上下衣服の汚れを同時に防止できる。
また、第2リング12と第3リング13は、第1リング11との連結位置を第1リング11の周回方向に調整可能に設けているので、第1リング11に対する連結位置を第1リング11の周回方向に各々ずらして調整することにより、違和感を無くして装着することができる。
また、第1リング11のリングサイズは腰部51の周回サイズよりも小さく形成され、第2リング12及び第3リング13の半径のサイズは、腰部51に装着された第1リング11から垂れ下げられたときに、ズボン30の両方の脚部33、33の裾31、31から下側に出ない大きさで形成されているので、第1リング11を腰部51に装着したままであっても裾の汚れ防止補助具10全体が腰部51からずれ落ちることがない。そして、裾の汚れ防止補助具10を装着したままの状態で歩いたりしても、第2リング12及び第3リング13がそれぞれズボン30の両方の脚部33、33の裾31、31から突き出すこともなく、他人から見えて知られるとはない。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれるものである。例えば、上記実施例では、第1リング11と第2リング12と第3リング13が、断面が丸形をしたゴムバンドをリング状に繋いでなる構造を開示したが、断面が長四角形をした平板状のゴムバンドをリング状に繋いでなる構造であっても差し支えないものである。この場合のゴムバンドの太さ及び弾力も、第1リング11を腰部51に装着しているとき、第1リング11が腰部51からずれ落ちない程度のものを選択する。
また、第1リング11の途中に、第1リング11の長さ調整(ウエストの長さ調整)や装着・脱着時における第1リング11の前開きを可能にする、バックルを付けてもよい。さらに、第2リング12と第3リング13が第1リング11からそれぞれ垂れ下がる長さを調整可能にする部材を、第2リング12と第3リング13に各々取り付けることも可能である。
10 裾の汚れ防止補助具
11 第1リング
11a 第1リング用連結穴
12 第2リング
12a 第2リング用連結穴
12b 下端
13 第3リング
13a 第3リング用連結穴
13b 下端
20 矢印
30 パンツ類(ズボン)
31 裾
32 ウエスト部分
33 脚部
50 人体
51 腰部
52 脚
53 手首
54 手

Claims (4)

  1. 人体の脚部に装着してトイレでパンツ類の裾を保護する裾の汚れ防止補助具であって、
    中央に第1リング用連結穴を有して腰部に装着する伸縮可能な第1リングと、
    中央に第2リング用連結穴を有して前記第1リングと互いに交差して鎖状に連結配置され、前記パンツ類の内側で前記パンツ類のウエスト部分側から前記裾側に向かって垂らした状態で配設される伸縮可能な第2リングと、
    中央に第3リング用連結穴を有して前記第1リングと互いに交差して鎖状に連結配置され、前記パンツ類の内側で前記パンツ類の前記ウエスト部分側から前記裾側に向かって垂らした状態で配設される伸縮可能な第3リングと、
    を備えてなることを特徴とする裾の汚れ防止補助具。
  2. 前記第1リングと前記第2リングと前記第3リングは、それぞれゴムバンドで形成されてなる、ことを特徴とする請求項1に記載の裾の汚れ防止補助具。
  3. 前記第2リングと前記第3リングは、前記第1リングとの連結位置を前記第1リングの周回方向に各々調整可能に設けてなる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の裾の汚れ防止補助具。
  4. 前記第1リングのリングサイズは前記腰部の周回サイズよりも小さく形成され、前記第2リング及び前記第3リングの半径のサイズは、前記腰部に装着された前記第1リングから垂れ下げられた状態において、前記パンツ類の前記裾から下側に出ない大きさで形成されている、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の裾の汚れ防止補助具。
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