JP3205672U - ガゼット付きキノコ栽培袋 - Google Patents
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Abstract
Description
一般的なガゼット付き袋は,頂辺部に略四角形状に拡口される開口部と,この開口部から下方の両サイドにそれぞれ所定深さ折り込んだ折り込み部(ガゼット)と,底辺部にあって前記開口部と対向する開口をヒートシールにより封鎖した底シール部とを備え,底シール部は,袋の全幅に亘って延びる略真っ直ぐな線形熱溶着部で形成されている。
このようなガゼット付き袋は,袋に大量のモノが収容されると,線形熱溶着部において,ガゼット内側端と交差する箇所が,周囲から強い牽引力を受けて,ピンポイントの穴が開き或いは損壊するなどの課題がある。
例えば,下記特許文献1には,名称を側マチ付きプラスチックフィルム袋体と称した2種類の袋体が記載されている。一方の袋体は,プラスチックフィルムにより上部開口の四辺形袋体の両側辺を内側に折込んでマチ部を形成すると共に,下方の全幅に,ほぼ水平の熱溶着シール部を形成し,この熱溶着シール部はマチ部内側端と交差する個所に,下方に迂回する一対の凹状シール部を形成したものとなっている。
また,他方の袋体は,袋体の直線状の外側熱溶着シール部に代えて,凹状迂回シール部の外側熱溶着シール部を上方に傾斜する傾斜辺で形成したものである。
(a)上記特許文献1,2に記載の袋体と試作キノコ栽培袋とは構成が異なっていること
すなわち,上記特許文献1の袋体は,熱溶着シール部とマチ部内側端とが交差する個所が凹状シール部内の直線状の底辺部にあること,また,上記特許文献2には,フィルムの厚さが明記されていないが薄く(同出願人の上記特許文献3に記載された包装袋の厚さが13μm以上20μm以下。),回転式ヒートシール装置により熱溶着シールするものであること,などで試作キノコ栽培袋と構成の細部において異なっている。
例えば,菌床シイタケ栽培工程は,袋体への培地詰め,高圧殺菌,放冷,接種,温度・湿度・光・期間を調節する培養,温度・(浸水,散水)水分管理する発生,収穫などとなっている。
これらの栽培工程にあって,袋体は,機械的ショックが加わり,高温に晒され,水びたしになり,膨れ上がり,栽培期間が長い,などの過酷な栽培環境で使用されるため,これらに耐えるものでなければならない。もし,これらの工程中に,袋体の破裂或いは水漏れが発生すると,キノコ栽培者のキノコ栽培が不調になり,栽培者は多大な損害を被ることになる。このため,キノコ栽培袋は,一般の袋体とは水漏れに関して高い信頼性が要求されている。
前記プラスチックフィルムは,インフレーション法のブロー比が2.5〜3.45の範囲で作製されたものからなり,前記熱溶着シール部は,一側端から内側へ所定長さ延びたサイドシール部と,前記サイドシール部に繋がって前記下方底辺部側へ傾斜した傾斜辺を有する折曲シール部とを有し,前記折曲シール部において前記折り込み部のガゼット内側端が交差し,前記交差した箇所が4層フィルムシールと2層フィルムシールとの境界となっていることを特徴とする。
本考案の実施形態1に係るガゼット付きキノコ栽培袋10は,所定大きさの表及び裏フィルム11a,11bと,これらの表及び裏フィルム11a,11bの側縁間を左右で繋いだ側フィルムを有し,上方頂辺部に略四角形に拡口される開口部13と,各側フィルムを内側へそれぞれ所定深さ折り込んだ折り込み部12aと,下方底辺部15側にあって開口部13に対向する開口を熱溶着した熱溶着シール部16を有する袋体100を備え,表フィルム11aには通気孔11a1が形成されて,この通気孔が内部への雑菌の侵入を防ぐ一方で空気を通過させるフィルター18で塞がれた構成となっている。
袋体100は,インフレーション法(inflation)によって製造した筒状チューブを用いて製作されている。
そこで,本考案では,このブロー比を所定の範囲にして,プラスチックフィルム110を製造する。フィルム材は,熱軟化性プラスチックからなるものであり,特に有効なものはポリエチレンである。
プラスチックフィルム110において,縦横及び斜め方向に所定の幅及び長さでフィルム片を切り抜いて,縦フィルム片111,斜めフィルム片112及び横フィルム片113をそれぞれ複数片作製した。なお,斜めフィルム片112は水平方向に対して略60°傾斜したものである。
袋体100は,インフレーション法によって製造した筒状チューブを所定長さに切断して製作されている。
なお,通気孔は,表フィルムに限定されず,裏フィルムでもよく,少なくともいずれかのフィルムに通気孔を設ければよい。これらの通気孔には,それぞれフィルターが装着される。また,その大きさ及び形状などは袋体のサイズに応じて適宜決められ,その大きさ及び形状に合ったフィルターが装着される。
この熱溶着シール部は,二つの折曲シール部を形成するバーを備えた所定形状のヒートシールバーを用い,昇降式のヒートヒール装置によって形成される。なお,シール幅tは,例えば1.5〜2.5mmである。2つの折曲シール部16b,16bは,同じ形状のものとなっている。
以下,これらの交差箇所のうち,ガゼット内側端12a1で交差し,この箇所を始点として4枚のフィルムが熱溶着されている例を説明する。
交差シール部の位置は,同図の左右で異なっている。すなわち,熱溶着箇所は同図左では傾斜辺161に,同図右では傾斜辺163になっている。
(c)試験方法
・被試験袋体
4種類の袋体A〜D 袋体A:傾斜角度θは26.57°,袋体B;傾斜角度θは45°,袋体C:傾斜角度θは63.43°,袋体D;傾斜角度θは180°
袋体の寸法は,0.05×200/320×450mm
インフレーションフィルム製造装置のブロー比3.0
袋体A〜Dの枚数 各20枚
・袋体A〜D各20枚,それぞれに4℃の2リットルの水を入れ,上方の開口をしっかり縛って密封した。なお,水を入れた袋体の数は「個」と表現した。
・これらの袋体を秤(はかり)の上に載せてボール盤で圧縮。
・圧縮した荷重を測定。
(d)試験結果
上記表1から,袋体A〜Dにおける20個平均の破損荷重は,袋体Aでは59.1Kg,袋体Bで85.7Kg,袋体Cで113.1Kg,及び袋体Dで113.1Kgであった。また,ガゼット内側端12a1で交差した袋体の破損荷重は,袋体Dの破壊荷重(113.1Kg)より大であった。なお,従来技術の袋体は,9.6Kgで水漏れした。各袋体A〜Dと従来の袋体と対比すると,各袋体A〜Dは,いずれも従来技術の袋体と比べて破損荷重が高くなった。
以上から,各袋体A〜Dは,キノコ栽培袋として最適なものとなる。
このガゼット付きキノコ栽培袋10Aは,熱溶着シール部16の各サイドシール部16a,16aの下方に,所定の距離離して,サブ熱溶着シール部17を付設したものである。サブ熱溶着シール部17を付設により,高さH11は,H1より若干高くなる。
本考案の実施形態3に係るガゼット付きキノコ栽培袋10Bは,実施形態1のガゼット付きキノコ栽培袋10の袋体100に設けた二つの折曲シール部を1個にして小型化したものである。この小型化により,実施形態1の袋体100と高さH及び幅W,W1が低く短くなる。また,この袋10Bは,袋10A,10A'に付設したサブ熱溶着シール部17,17'を設けてもよい。
100 袋体
110 プラスチックフィルム
111〜113 フィルム片
11a 表フィルム
11a1 通気孔
11b 裏フィルム
12a 折り込み部(ガゼット)
12a1,12a2 ガゼット内側端
13 開口部
15 下方底辺部
16 熱溶着シール部
16a サイドシール部
16b 折曲シール部
16c 中間シール部
161 傾斜辺
162 底辺
163 傾斜辺
17,17' サブ熱溶着シール部
18 フィルター
20 インフレーションフィルム製造装置
Claims (5)
- 所定大きさの表及び裏フィルムと,前記表及び裏フィルムの側縁間を左右で繋いだ側フィルムを有し,上方頂辺部に略四角形に拡口される開口部と,前記側フィルムを内側へそれぞれ所定深さ折り込んだ折り込み部と,下方底辺部にあって前記開口部に対向する開口を熱溶着した熱溶着シール部を備え,前記表及び裏フィルムはプラスチックフィルムからなり,少なくとも一方のフィルムに通気孔が形成されて,前記通気孔が内部への雑菌の侵入を防ぐ一方で空気を通過させるフィルターで塞がれたガゼット付きキノコ栽培袋において,
前記プラスチックフィルムは,インフレーション法のブロー比が2.5〜3.45の範囲で作製されたものからなり,前記熱溶着シール部は,一側端から内側へ所定長さ延びたサイドシール部と,前記サイドシール部に繋がって前記下方底辺部側へ傾斜した傾斜辺を有する折曲シール部とを有し,前記折曲シール部において前記折り込み部のガゼット内側端が交差し,前記交差した箇所が4層フィルムシールと2層フィルムシールとの境界となっていることを特徴とするガゼット付きキノコ栽培袋。 - 前記折り込み部のガゼット内側端は,前記折曲シール部の傾斜辺と交差し,前記交差した箇所が熱溶着されていることを特徴とする請求項1に記載のガゼット付きキノコ栽培袋。
- 前記傾斜辺は,前記下方底辺部に対し角度θで傾斜ており,前記角度θは20〜80°の範囲または180°であることを特徴とする請求項2に記載のガゼット付きキノコ栽培袋。
- 前記下方底辺部側に,前記熱溶着シール部と所定の間隔をあけてサブ熱溶着部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガゼット付きキノコ栽培袋。
- 前記プラスチックフィルムは,ポリエチレンフィルムであることを特徴とする請求項1記載の側ガゼット付きキノコ栽培袋。
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JP7076621B1 (ja) * | 2021-10-25 | 2022-05-27 | 株式会社サカト産業 | キノコ栽培袋 |
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- 2016-05-27 JP JP2016002435U patent/JP3205672U/ja active Active
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