JP3205462B2 - 自動保管検索装置 - Google Patents

自動保管検索装置

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JP3205462B2
JP3205462B2 JP09871594A JP9871594A JP3205462B2 JP 3205462 B2 JP3205462 B2 JP 3205462B2 JP 09871594 A JP09871594 A JP 09871594A JP 9871594 A JP9871594 A JP 9871594A JP 3205462 B2 JP3205462 B2 JP 3205462B2
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佳久男 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、倉庫などにおける物
品の収納保管および検索取出しをピッカーによって自動
的に行なえるようにした自動保管検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動保管検索装置の従来例とし
て、物品保管場所としての棚を縦横にマトリクス状に配
列してなる2つの収納エリアをその前面が対向するよう
に所定空間を隔てて配置するとともに、その対向空間内
では前記2つの収納エリアの前面に沿って垂直コラムを
走行させ、このコラムに上下動自在に設けられたピッカ
ーにより前記2つの収納エリアの各棚に対し物品の出し
入れを行なうように構成したものが知られている。
【0003】しかしながら、上記した従来例の構成で
は、ピッカーを所望の棚まで移動させるのに上下に延設
された大形のコラムを駆動させなければならないので、
多大な電力を必要とし稼働コストが高くなるという問題
を有する。また所望の棚に対する物品の出し入れが完了
するまで次の出し入れ動作に移れないので、出し入れ処
理に時間がかかり非能率である。さらに、コラム,ピッ
カーとこれらを制御する所定の制御装置との間を制御用
配線で接続しなければならないので、据付け時における
配線処理が面倒であるという問題も有する。
【0004】このため、本願出願人は、前記棚に対し物
品の出し入れを行なうピッカーを各段毎に走行させ、こ
のピッカーの走行空間に向けて各棚段のピッカーと対向
するように配置された光通信ユニットとピッカー側に設
けられた光通信ユニットとの間で光信号の授受を行なう
ことによって前記ピッカーを制御し、物品の出し入れを
行うようにした自動保管検索装置を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな自動保管検索装置において、各段毎に個別に光信号
を送信することにより、複数のピッカーで同時に複数の
物品の出し入れを行わせようとすると、ある棚段の光通
信ユニットから送信された光が拡散することで、他の棚
段のピッカーの光通信ユニットにもその光信号が到達
し、これを受信した他の棚段のピッカーに誤作動が生じ
るといった問題が生じ、各棚段毎に個別に物品の出し入
れを行うことが困難であった。
【0006】これを防止しようとすると、例えば、他の
棚段の光信号を受信しないように、各棚段毎に遮蔽板で
仕切ったり、また、送信する信号中にピッカーを指定す
るアドレスデータを含ませ、このアドレスデータに基づ
いて自己に指定された信号のみを選択してその指令を実
行するように各ピッカーを制御するといった種々の手段
を講じる必要がある。
【0007】しかし、各棚段毎に遮蔽板を設けるといっ
た方法を採用すると装置全体の製造コストがアップし、
また、信号中にピッカーの指定アドレスを含ませるよう
にするとピッカーの制御が複雑になるといった問題が生
じる。
【0008】そこで、この発明の課題は、上述したよう
な各棚段毎にピッカーを走行させる自動保管検索装置に
おいて、光信号の干渉を防止するための遮蔽板を設けた
り、特別の制御方法を採用することなく、確実に要求の
あるピッカーのみを制御することにより、各棚段毎に個
別に物品の出し入れを行うことができる自動保管検索装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、複数の棚を縦横にマトリクス状に配列
した収納エリアと、この収納エリアの各棚段ごとに棚の
開放側に沿って配設された軌道上を走行して、前記棚に
対し物品の出し入れを行なうピッカーと、このピッカー
の走行空間に向けて各棚段のピッカーと対向するように
配置された第1の光通信ユニットと、この光通信ユニッ
トと光通信を行なうように前記各ピッカー側に設けられ
た第2の光通信ユニットと、これら両光通信ユニットの
間で光信号の授受を行なって前記ピッカーを制御するピ
ッカー制御手段とを備えた自動保管検索装置において、
前記第1の光通信ユニットを前記ピッカーの走行空間の
端部における各軌道上に取り付けたのである。
【0010】また、前記第2の光通信ユニットは、前記
各ピッカーにおける前記第1の光通信ユニット側の端部
から少なくともその第1の光通信ユニットの長さ分だけ
各ピッカーの中心側に離して設けておくとよい。
【0011】
【作用】以上のように構成された自動保管検索装置で
は、第1の光通信ユニットが軌道上に配設されているた
め、この光通信ユニットから送信された光信号は、上段
及び下段の軌道に遮られて上段及び下段の軌道上にある
ピッカーに設けられた第2の光通信ユニットに到達する
ことがない。
【0012】また、第2の光通信ユニットを、前記各ピ
ッカーにおける前記第1の光通信ユニット側の端部から
少なくともその第1の光通信ユニットの長さ分だけ各ピ
ッカーの中心側に離して設けたものにあっては、ピッカ
ーを軌道の端部まで走行させても第1の光通信ユニット
と第2の光通信ユニットとが当接することがない。
【0013】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1ないし図3に示すように、この自動保管検索装
置は、ハウジング1内の右側と左側とに収納エリア2,
3を有し、各収納エリア2,3はそれぞれ物品保管場所
としての棚4が縦横にマトリクス状に配列されて構成さ
れている。左右の収納エリア2,3は棚4の開放側が互
いに向き合うように配設され、これら左右の収納エリア
2,3で挟まれる中間の領域には、該収納エリア2,3
の各棚段ごとにコンテナ5を棚4に対し出し入れするイ
ンナーピッカー6が前後方向に走行自在となるように設
けられている。すなわち、左右の収納エリア2,3の各
棚段に対応する高さ位置にはそれぞれ一対のレール7が
前後方向に並設されて、このレール7上に上記インナー
ピッカー6が走行自在に載架されている。
【0014】このインナーピッカー6は、図4ないし図
6に示すように、前記レール7上を走行する走行台6a
を備えており、この走行台6aのフレーム6bの前部及
び後部には、走行台6aを走行自在に支持する車輪6c
が前記レール7の上端面に載る高さに、つまり、車輪6
cの下端がフレーム6bの上端とほぼ同一高さになるよ
うに設けられている。前記フレーム6bの前部に張設さ
れた台座6dには、走行用モーター6eと出入機構の駆
動源であるエクストラクションモータ6fとが据え付け
られ、走行用モータ6eの回転出力を前記台座6d上に
別に設けられた減速機6gで減速した後、チェーン6h
を介して前部の車輪6cに伝達するように構成されてい
る。
【0015】一方、フレーム6bの後半部にはコンテナ
5を載せる3枚の載置プレート6iが張設され、これら
載置プレート6iの外側には上述した収納エリア2、3
の棚4の両側部に向けて進退する一対のスライドアーム
6jが配設されている。このスライドアーム6j内に
は、前記コンテナ5に係脱する係合体6kが設けられて
おり、前記スライドアーム6j及びこの係合体6kから
なる出入機構により左右の収納エリア2,3の棚4に収
納されているコンテナ5をインナーピッカー6上に取り
込んだり、インナーピッカー6上から棚4内へコンテナ
5を挿入できるようになっている。
【0016】各棚段毎に設けられた前記各レール7の前
方側の端部には、図7及び図8に示すように、そのレー
ル7の上端面に支持されたL字形の支持板7aを介して
レール7上に第1の光通信ユニット9が配設されてお
り、前記各走行台6aのフレーム6bの前部には、この
光通信ユニット9と対向する位置に第2の光通信ユニッ
ト9がそれぞれ取り付けられている。また、この光通信
ユニット9の手前側には光通信に支障のない高さに走行
台6aのストッパ部材7bが取り付けられており、この
ストッパ部材7bによって走行台6aの光通信ユニット
9への衝突が防止されるようになっている。そして、第
1の各光通信ユニット9はこの自動保管検索装置の全体
の制御を行なうメインコンピュータ10に接続されてい
て、両光通信ユニット9間において光信号の授受を行な
うことにより、インナーピッカー6の動作を制御するよ
うに構成されている。また各インナーピッカー6の動力
用電源は、各レール7などに沿わせた図示しないトロリ
ーダクトに摺接する集電子6lを介して得るようになっ
ている。
【0017】また、前記ハウジング1の前方には、イン
ナーピッカー6の走行空間と対向してコラム8が立設さ
れ、このコラム8の両側部には、ハウジング1の左右の
収納エリア2,3の最前列に位置する出入庫用の棚群
4′(図1ないし図3では左側の棚群4′のみを示す)
に対向するようにアウターピッカー11がそれぞれ昇降
自在に設けられている。すなわち、上記アウターピッカ
ー11はコラム8の側面に縦設されたガイド溝8aに係
合して、前記したメインコンピュータ10の制御により
昇降駆動される。このアウターピッカー11にもインナ
ーピッカー6と同様の出入機構が設けられていて、外部
コンベヤ12によりコラム8の一側部まで運ばれてくる
コンテナ5を前記した出入庫用棚群4′の所望の棚段ま
で移送して出入庫用棚群4′の側面側より棚4内に挿入
したり、インナーピッカー6により別の棚4から上記出
入庫用棚群4′の棚4に持ち込まれたコンテナ5を取り
出して外部コンベヤ12上に移し替えることができるよ
うになっている。
【0018】図9は、レール7側およびインナーピッカ
ー6側にそれぞれ設けられる前記第1及び第2の光通信
ユニット9の概略構成のブロック図を示す。この光通信
ユニット9には送信系と受信系の2系統が並設されてお
り、送信系では入力される電気信号Si を変調回路13
により所定のモードに変調したあと、発光素子を含むド
ライブ回路14で光信号に変換し、この光信号aをフィ
ルタ15にかけて出力するように構成されている。一
方、受信系では入力される光信号bをフィルタ,レンズ
を含む光学系16を通して取り込み、これを受光素子を
含むドライブ回路17で電気信号に光電変換し、その電
気信号をフィルタ回路18にかけたあと増幅器19で増
幅して、受信レベル統一回路20により所定の信号レベ
ルに調整し、この信号をさらに復調回路21で所定のモ
ードの電気信号S0 に復調するように構成されている。
そして、第1の光通信ユニット9の送信系より出力され
る光信号は対応する第2の光通信ユニット9の受信系に
入力され、また第2の光通信ユニット9の送信系より出
力される光信号は対応する第1の光通信ユニット9の受
信系に入力されるように、互いの送信系と受信系とが対
向させてあり、前記したメインコンピュータ10と各イ
ンナーピッカー6の間はポーリングセレクティング方式
によって図10に示すように双方向の通信が行なわれる
ようになっている。
【0019】このように構成された自動保管検索装置で
は、、ある棚段の第1の光通信ユニット9からその棚段
にあるインナーピッカー6に設けられた第2の光通信ユ
ニット9に光信号を送信すると、送信した光信号はその
棚段にあるインナーピッカー6に設けられた第2の光通
信ユニット9に到達する間に拡散されるが、前記第1の
光通信ユニット9がレール7上に設けられているので、
その棚段の上段及び下段の棚段のレール7にそれぞれ遮
断され、その棚段の上下にある棚段のインナーピッカー
6に設けられている第2の光通信ユニット9にこの光信
号が到達することがない。従って、確実に要求のあるイ
ンナーピッカー6のみが光信号を受信し、要求されてい
ないインナーピッカー6その光信号を受信して誤作動す
ることがない。
【0020】つぎに、この自動保管検索装置の動作を図
11〜図13に示すフロー図を参照して説明する。
【0021】(1) コンテナ5の取出し 図11のフロー図において、まずステップS1 で外部コ
ンピュータからのオンラインあるいはフロッピーディス
クによる前記メインコンピュータ10への入力によって
収納エリア2,3からの所望の物品の取出しがリクエス
トされると、ステップS2 によりメインコンピュータ1
0では上記物品のアイテム番号からその物品を収めてい
るコンテナ4のロケーションアドレス、つまりそのコン
テナ4の収納されている棚4の段数および列番が割り出
される。ついでステップS3 により該当段のインナーピ
ッカー6に光通信ユニット9を通じてコマンドが送信さ
れる。このコマンドの送信は、取出しのリクエスト物品
が多数あって、これらに対応する目的の棚の段数がそれ
ぞれ異なる場合には、各段のインナーピッカー6に例え
ばそれぞれ並行して送信される。このコマンドを受信し
たインナーピッカー6は、ステップS4 により目的の棚
4のある位置に向けて走行を開始する。インナーピッカ
ー6はその走行開始前、該当段において前回の動作を終
了した任意の位置で待機している。ステップS5 により
目的の棚4の前にインナーピッカー6が到着して走行を
停止すると、つぎのステップS6 によりインナーピッカ
ー6の出入機構が作動して棚4内からのコンテナ5の取
出しが開始される。ステップS7 によりインナーピッカ
ー6上にコンテナ5が取り込まれて取出しが完了する
と、つぎのステップS8 により出庫用ホームポジション
すなわち最前列の入出庫用棚群4′に向けてインナーピ
ッカー6が走行を開始する。ステップS9 によりホーム
ポジションにインナーピッカー6が到着して走行が完了
すると、つぎのステップS10によりインナーピッカー6
の出入機構が再び作動して運ばれて来たコンテナ5は入
出庫用棚群4′の棚4に挿入される。ステップS11によ
りコンテナ5の挿入が完了すると、つぎのステップS12
により光通信ユニット9を通じてインナーピッカー6か
らメインコンピュータ10に動作完了の信号が送信さ
れ、インナーピッカー6は次のコマンドを受けるまでそ
こで待機する。
【0022】入出庫用棚群4′の棚4に挿入されたコン
テナ5は、インナーピッカー6の動きとは非同期に動作
するアウターピッカー11により取り出され、外部コン
ベヤ12に移載されて外部に運び出される。
【0023】(2) コンテナ5の返却 外部コンベヤ12によって運ばれて来たコンテナ5は、
まずアウターピッカー6に移載されて、最前列の入出庫
用棚群4′の棚4に挿入される。この作業において、コ
ンテナ5を収納エリア2,3の棚4に戻す方式が固定ロ
ケーション方式の場合、つまり指定された位置の棚4に
戻す方式の場合には、入で庫用棚群4′の棚4のうち指
定された段数の棚4へコンテナ5が挿入される。
【0024】これに対して、コンテナ5を戻す棚4を特
定せずその都度最短時間でコンテナ5を返却できる空の
棚4を指定してその棚4に戻すフリーロケーション方式
の場合には、図12に示すフロー図にしたがって入出庫
用棚群4′へのコンテナ5の移載が行なわれる。すなわ
ち、図12において、まずステップS21で外部コンベヤ
12からアウターピッカー12にコンテナ5が移載され
る。ついでステップS22により現在、動作を完了して待
機しているインナーピッカー6の待機位置がチェックさ
れ、さらにステップS23により収納エリア2,3の各段
の空の棚4の位置が確認される。そして、上記待機位置
および空の棚4の位置のデータを元にして、つぎのステ
ップS24では現在の待機位置からインナーピッカー6が
入出庫用棚群4′までコンテナ5を迎えに行って、空の
棚4まで移送する往復移動距離の最も短い段が決定され
る。この決定に基づき、つぎのステップS25では入出庫
用棚群4′の当該段の棚4にコンテナ5がアウターピッ
カー11より挿入される。
【0025】入出庫用棚群4′の棚4に移載されたコン
テナ5を収納エリア2,3の空の棚4に返却する動作
は、図13に示すフロー図にしたがって行なわれる。同
図において、まずステップS31でコンテナ5の返却がリ
クエストされると、入出庫用棚群4′の棚4にコンテナ
5が入っているかどうかのチェックが行なわれる。コン
テナ5が入っているのを確認すると、つぎのステップS
32でそのコンテナ5を収納する棚4のロケーション・ア
ドレスが決定される。ついでステップS33では該当する
段のインナーピッカー6に対し光通信ユニット9を通じ
返却のコマンドが送信される。このコマンドを受信した
該当のインナーピッカー6は、ステップS34により入出
庫用棚群4′に向け走行を開始する。ステップS35によ
り入出庫用棚群4′の前にインナーピッカー6が到着し
て停止すると、つぎのステップS36によりインナーピッ
カー6の出入機構が作動して入出庫用棚群4′の棚4か
らコンテナ5がインナーピッカー6上に取り込まれる。
ステップS37によりインナーピッカー6へのコンテナ5
の取込みが完了すると、つぎのステップS38により目的
の棚4に向けてインナーピッカー6が走行を開始する。
ステップS39により目的の棚4の前にインナーピッカー
6が到着して走行が完了すると、つぎのステップS40に
よりインナーピッカー6の出力機構が再び作動して運ば
れて来たコンテナ5は棚4内に挿入される。ステップS
41によりコンテナ5の挿入が完了すると、つぎのステッ
プS42により光通信ユニット9を通じてインナーピッカ
ー6からメインコンピュータ10に動作完了の信号が送
信され、インナーピッカー6は次のコマンドを受けるま
でそこで待機する。このように、返却後、ホームポジシ
ョンに戻ることなく、その位置で次のコマンドを受け取
るので、アクセスタイムが短縮されることになる。
【0026】なお、この実施例では、ピッカー6側の第
2の光通信ユニット9は、走行台6aの端部に設けてあ
るが、このようにしておくと、レール7側の第1の光通
信ユニット9の長さ分だけレール7を長くしなければな
らず、無駄なスペースが必要となる。従って、第2の光
通信ユニット9を走行台6aの端部ではなく、少なくと
も、第1の光通信ユニット9の長さ分だけ走行台6aの
中心側に寄せて取り付けておくと、レール7の長さを必
要最小限にすることができる。この場合、車輪6cを挟
んで第1と第2の光通信ユニット9との間で光信号の授
受を行わなければならない状況も起こり得るが、そのよ
うなときは車輪6cの軸をかわすように光通信ユニット
9のとりつけ高さを調整すれば良い。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明は、第1の光通
信ユニットを前記ピッカーの走行空間の端部における各
軌道上に取り付けてあるので、第1の光通信ユニットか
ら送信された光信号が、その棚段の上段及び下段の軌道
上にあるピッカーに設けられた第2の光通信ユニットに
到達することがない。従って、他の棚段のピッカーを干
渉することなく、確実に必要なピッカーのみを制御して
各棚段毎に個別に物品の出し入れを行うことができる。
【0028】また、第2の光通信ユニットを、前記各ピ
ッカーにおける前記第1の光通信ユニット側の端部から
少なくともその第1の光通信ユニットの長さ分だけ各ピ
ッカーの中心側に離して設けたものにあっては、ピッカ
ーを軌道の端部まで走行させることができるので、必要
以上にレールを長くしなくても良く装置全体がコンパク
トになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と図3の組み合わせを示す図である。
【図2】この発明にかかる一実施例を示す自動保管検索
装置の左半部を示す斜視図である。
【図3】同上の右半部を示す斜視図である。
【図4】同上のピッカーを示す平面図である。
【図5】同上のピッカーを示す側面図である。
【図6】同上のピッカーを示す後面図である。
【図7】同上のレール端部を示す平面図である。
【図8】同上の第2の光通信ユニットの取付け状態を示
す側面図である。
【図9】同上の光通信ユニットの概略の構成を示すブロ
ック図ある。
【図10】同上のメインコンピュータと各インナーピッ
カーの間の通信の一例を示す説明図である。
【図11】同上の自動保管検索装置のコンテナ取出し動
作を示すフロー図である。
【図12】同上の自動保管検索装置のフリーロケーショ
ン方式における返却前処理の動作を示すフロー図であ
る。
【図13】同上の自動保管検索装置のコンテナ返却動作
を示すフロー図である。
【符号の説明】
2,3 収納エリア 4 棚 5 コンテナ 6 インナーピッカー 9 光通信ユニット 10 メインコンピュータ(ピッカー制御手段) 11 アウターピッカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−277107(JP,A) 特開 昭58−162405(JP,A) 特開 平4−246004(JP,A) 特開 昭60−102377(JP,A) 特開 昭52−81877(JP,A) 実開 昭62−105906(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 555 B65G 1/04 543

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棚を縦横にマトリクス状に配列し
    た収納エリアと、この収納エリアの各棚段ごとに棚の開
    放側に沿って配設された軌道上を走行して、前記棚に対
    し物品の出し入れを行なうピッカーと、このピッカーの
    走行空間に向けて各棚段のピッカーと対向するように配
    置された第1の光通信ユニットと、この光通信ユニット
    と光通信を行なうように前記各ピッカー側に設けられた
    第2の光通信ユニットと、これら両光通信ユニットの間
    で光信号の授受を行なって前記ピッカーを制御するピッ
    カー制御手段とを備えた自動保管検索装置において、 前記第1の光通信ユニットを前記ピッカーの走行空間の
    端部における各軌道上に取り付けたことを特徴とする自
    動保管検索装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の光通信ユニットを、前記各ピ
    ッカーにおける前記第1の光通信ユニット側の端部から
    少なくともその第1の光通信ユニットの長さ分だけ各ピ
    ッカーの中心側に離して設けた請求項1記載の自動保管
    検索装置。
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