JP3204987U - 可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具 - Google Patents

可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具 Download PDF

Info

Publication number
JP3204987U
JP3204987U JP2016001677U JP2016001677U JP3204987U JP 3204987 U JP3204987 U JP 3204987U JP 2016001677 U JP2016001677 U JP 2016001677U JP 2016001677 U JP2016001677 U JP 2016001677U JP 3204987 U JP3204987 U JP 3204987U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
support member
movable member
side clamping
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016001677U
Other languages
English (en)
Inventor
玲音 森
玲音 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawajun Co Ltd
Original Assignee
Kawajun Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawajun Co Ltd filed Critical Kawajun Co Ltd
Priority to JP2016001677U priority Critical patent/JP3204987U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204987U publication Critical patent/JP3204987U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

【課題】長手方向に延びる支持部材に沿って、所望の位置に移動が可能であり、且つ、位置ずれを起こし難い可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具を提供する。【解決手段】可動構造体は、長手方向に延びる支持部材2と、内部に少なくとも円筒状ゴム部材が収納され、支持部材2が挿通されている可動部材3と、支持部材2が挿通される前の状態での内径が支持部材2の外径より小さい円筒状のゴムからなり、可動部材3内に収納された状態で、支持部材2が挿通されている円筒状ゴム部材15aと、を有し、可動部材3は、支持部材2に沿って移動可能になっていること、を特徴とする。【選択図】図7

Description

本考案は、長手方向に延びる支持部材に沿って、任意の位置に、可動部材を移動させ且つその位置を保持させることができる可動構造体、及び該可動構造体を有するキッチンペーパーホルダー、トリレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具に関する。
従来より、キッチンペーパーを台所で使う際には、キッチンペーパーをキッチンペーパーホルダーに保持させて、用いられてきた。
キッチンペーパーホルダーには、キッチンペーパーの円筒状の空洞の長手方向の向きを左右方向にして、キッチンペーパーを保持する横置き型と、キッチンペーパーの円筒状の空洞の長手方向の向きを上下方向にして、キッチンペーパーを保持する縦置き型とがある。
横置き型のキッチンペーパーホルダーとしては、キッチンペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込む凸部が形成されている挟み込み部材で、キッチンペーパーを両側から挟み込み保持するキッチンペーパーホルダーや、一端側が支持部材に固定されている長手方向に延びる支持棒を、キッチンペーパーの円筒状の空洞に挿入することで、キッチンペーパーを保持するキッチンペーパーホルダーが用いられていた。
また、縦置き型のキッチンペーパーホルダーとしては、一端側が支持部材に固定されている長手方向に延びる支持棒を、キッチンペーパーの円筒状の空洞に挿入することで、キッチンペーパーを保持するキッチンペーパーホルダーが用いられていた。
キッチンペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込む凸部が形成されている挟み込み部材で、キッチンペーパーを両側から挟み込み保持するキッチンペーパーホルダーでは、キッチンペーパーが引き出されるときの外力で、挟み込み部材の位置が少しずれただけで、キッチンペーパーがキッチンペーパーホルダーから外れてしまうという問題があった。
また、商品陳列用のフック又はロッドを、商品陳列場所の任意の位置に固定する方法として、横長の支持部材に、商品陳列用のフック又はロッドが付設されている固定部材を、固定用のフェンスや壁に取り付ける方法が挙げられるが、商品が取り出されるときの外力で、商品陳列用のフック又はロッドが外れたり、位置がずれてしまうという問題があった。
従って、本考案の課題は、上記問題を解決することができる可動構造体を提供することにある。
上記課題は、以下の本考案により解決される。
(1)長手方向に延びる支持部材と、
内部に少なくとも円筒状ゴム部材が収納され、該支持部材が挿通されている可動部材と、
該支持部材が挿通される前の状態での内径が該支持部材の外径より小さい円筒状のゴムからなり、該可動部材内に収納された状態で、該支持部材が挿通されている円筒状ゴム部材と、
を有し、
該可動部材は、該支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とする可動構造体。
(2)前記円筒状ゴム部材は、内径が前記支持部材の外径より小さく且つ長手方向にスリットが設けられている円筒状のゴムからなることを特徴とする(1)の可動構造体。
(3)前記可動部材内に、前記円筒状ゴム部材の外側から前記円筒状ゴム部材を前記支持部材に押し付ける押し付け部が形成されていることを特徴とする(1)又は(2)いずれかの可動構造体。
(4)前記円筒状ゴム部材が、シリコンゴムからなることを特徴とする(1)〜(3)いずれかの可動構造体。
(5)前記支持部材が、長手方向に平行に延びる2本の支持部材からなることを特徴とする(1)〜(4)いずれかの可動構造体。
(6)(1)〜(5)いずれかの可動構造体と、固定部材と、を有し、
前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
前記可動部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
前記可動部材は、キッチンペーパーが、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられ、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、キッチンペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、キッチンペーパーを両側から挟み込むことにより、キッチンペーパーが回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とするキッチンペーパーホルダー。
(7)前記支持部材が、長手方向に平行延びる2本の支持部材からなり、
該2本の支持部材の一端側は、固定部材に固定されており、且つ、他端側は、連結部を介して繋がっていることを特徴とする(6)のキッチンペーパーホルダー。
(8)(1)〜(5)いずれかの可動構造体と、固定部材と、を有し、
前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
前記可動部材は、トイレットペーパーの円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、トイレットペーパーの円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
前記可動部材は、トイレットペーパーが、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられ、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、トイレットペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、トイレットペーパーを両側から挟み込むことにより、トイレットペーパーが回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とするトイレットペーパーホルダー。
(9)(1)〜(5)いずれかの可動構造体と、固定部材と、を有し、
前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
前記可動部材は、円筒の外面にシート状の巻き付け物が巻き付けられたロール状巻き付け体の円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、ロール状巻き付け体の円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
前記可動部材は、ロール状巻き付け体が、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられ、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、ロール状巻き付け体の円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、ロール状巻き付け体を両側から挟み込むことにより、ロール状巻き付け体が回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とするロール状巻き付け体ホルダー。
(10)(1)〜(5)いずれかの可動構造体を有し、
前記可動部材には、商品陳列用のフック又はロッドが付設されており、
前記可動部材は、商品陳列用のフック又はロッドが所望の位置に移動されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とする商品陳列具。
本考案によれば、長手方向に延びる支持部材に沿って、所望の位置に移動が可能であり、且つ、位置ずれを起こし難い可動構造体を提供することができる。
本発明の可動構造体の形態例を有するキッチンペーパーホルダーの模式的な斜視図である。 図1に示すキッチンペーパーホルダーの正面図(A)、背面図(B)、右側面図(C)、平面図(D)及び底面図(E)である。 図1に示すキッチンペーパーホルダーの可動部材を支持部材に沿って移動させた後の図である。 図1に示すキッチンペーパーホルダーの使用状態を示す図である。 図1中の可動部材を組み立てる様子を示す模式図である。 図1中の可動部材を組み立てる様子を示す模式図である。 図1中の可動部材を組み立てる様子を示す模式図である。 円筒状ゴム部材の形態例の模式図である。 円筒状ゴム部材の形態例の模式図である。 図1中の支持部材を示す図である。 本考案の商品陳列具の形態例の模式図である。 本考案の商品陳列具の形態例の模式図である。 可動部材に磁石を収納させる様子を示す図である。 本考案のキッチンペーパーの使用状態を示す図である。
本発明の可動構造体について、図1〜図7を参照して説明する。図1は、本発明の可動構造体の形態例を有するキッチンペーパーホルダーの模式的な斜視図である。図2は、図1に示すキッチンペーパーホルダーの正面図(A)、背面図(B)、右側面図(C)、平面図(D)及び底面図(E)である。図3は、図1に示すキッチンペーパーホルダーの可動部材を支持部材に沿って移動させた後の図である。図4は、図1に示すキッチンペーパーホルダーの使用状態を示す図である。図5〜図7は、図1中の可動部材を組み立てる様子を示す模式図である。
図1中、キッチンペーパーホルダー1は、長手方向に平行に延びる2本の支持部材2と、支持部材2が挿通されている可動部材3と、支持部材2の一端側が固定される固定部材4と、からなる。そして、可動部材3は、可動部材側挟持部5を有する。可動部材側挟持部5には、トイレットペーパーの円筒状の空洞の一端に入り込む凸部7が形成されている。また、固定部材4は、固定部材側挟持部6を有する。固定部材側挟持部6には、トイレットペーパーの円筒状の空洞の一端に入り込む凸部8が形成されている。
キッチンペーパーホルダー1では、支持部材2の一端側は、固定部材4に固定されており、且つ、支持部材2の他端側は、連結部30を介して連結している。そして、図3に示すように、可動部材3は、支持部材2に挿通されているので、支持部材2に沿って、連結部30の結合位置から、固定部材4の固定位置まで、支持部材2の長手方向に移動することができる。
そのため、図4に示すように、キッチンペーパー11が、可動部材側挟持部5と固定部材側挟持部6との間に位置された状態で、可動部材側挟持部5が固定部材側挟持部6側に寄るように、可動部材3が支持部材2に沿って移動され、そして、可動部材側挟持部5の凸部7及び固定部材側挟持部6の凸部8が、キッチンペーパー11の円筒状の空洞12の両端に入り込むようにして、可動部材側挟持部5と固定部材側挟持部6が、キッチンペーパー11を両側から挟み込むことにより、キッチンペーパー11が、キッチンペーパーホルダー1に回転可能に保持される。
図1中のトイレットペーパーホルダー1の可動部材3について、詳細に説明する。図5に示すように、可動部材3の支持部材2に対し垂直な外側壁25bには、支持部材2が挿通される挿通孔23が形成されている。可動部材3内には、支持部材2に平行な外側壁25aと、支持部材2に対し垂直な外側壁25bの内側に形成されるゴム部材端部当接部28と、支持部材2に平行な内側壁26aと、で囲まれる円筒状ゴム部材の収納空間21が形成されている。支持部材2に平行な外側壁25aの円筒状ゴム部材の収納空間21側及び支持部材2に平行な内側壁26aの円筒状ゴム部材の収納空間21側には、押し付け突起22がそれぞれ形成されている。
可動部材3を組み立てる際には、先ず、可動部材3の挿通孔23に、支持部材2を挿通させる。次いで、図6及び図7に示すように、内径が支持部材2の外径より小さく且つ長手方向にスリット17が形成されている円筒状のゴム部材である円筒状ゴム部材15aを用意し、この円筒状ゴム部材15aのスリット17を広げて、支持部材2のうち、可動部材3のゴム部材収納空間21にある部分2aに、円筒状ゴム部材15aを嵌める。円筒状ゴム部材15aを支持部材2のゴム部材収納空間21にある部分2aに嵌めた後は、背面壁9で、可動部材3の背面を閉じる。なお、図7(A)では、円筒状ゴム部材15a内にある支持部材2の輪郭を点線で示した。
図1に示すキッチンペーパーホルダー1では、支持部材2と、可動部材3と、円筒状ゴム部材15aと、が、本発明の可動構造体の形態例に相当する。この図1中の可動構造体の形態例では、円筒状ゴム部材15aの内径が支持部材2の外径よりも小さく、且つ、円筒状ゴム部材15aが弾性体であるゴム部材からなるので、円筒状ゴム部材15aが、支持部材2に嵌められることにより、円筒状ゴム部材15aの内側16aが、支持部材2に密着する。そして、円筒状ゴム部材15aを形成するゴムは、支持部材2に対して適度な摩擦係数を有している。そのため、支持部材2に沿って可動部材3が移動するときに、支持部材2に密着している円筒状ゴム部材15aの端部に、ゴム部材端部当接部28が当たるため、例えば、キッチンペーパーがキッチンペーパーホルダーに保持された状態で、キッチンペーパーが引っ張り出されるときに、可動部材3に加わる力のように、可動部材3に加わる力が、支持部材2と円筒状ゴム部材15aの内側16aとの間の摩擦力より小さい場合には、円筒状ゴム部材15aにより、可動部材3の移動が妨げられる。このことにより、可動部材3の位置ずれが防止される。一方、例えば、キッチンペーパーがキッチンペーパーホルダーに取り付けられ又は取り外されるときに、可動部材3に加わる力のように、可動部材3に加わる力が、支持部材2と円筒状ゴム部材15aの内側16aとの間の摩擦力より大きい場合には、可動部材3は支持部材2に沿って移動する。このことにより、可動部材3を支持部材2に沿って動かして、所望に位置まで移動させることができる。
また、図1中の可動構造体の形態例では、支持部材2に平行な外側壁25aの円筒状ゴム部材の収納空間21側及び支持部材2に平行な内側壁26aの円筒状ゴム部材の収納空間21側に形成されている押し付け突起22が、円筒状ゴム部材15aを外側から押すため、円筒状ゴム部材15aは、支持部材2に押し付けられる。そのため、押し付け突起22により、支持部材2と円筒状ゴム部材15aの内側16aとの間の摩擦力が高められる。
本考案の可動構造体は、長手方向に延びる支持部材と、
内部に少なくとも円筒状ゴム部材が収納され、該支持部材が挿通される可動部材と、
該支持部材が挿通される前の状態での内径が該支持部材の外径より小さい円筒状のゴムからなり、該可動部材内に収納された状態で、該支持部材が挿通されている円筒状ゴム部材と、
を有し、
該可動部材は、該支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とする可動構造体である。
本考案の可動構造体は、長手方向に延びる支持部材と、支持部材が挿通されている可動部材と、可動部材内に収納されており且つ支持部材が挿通されている円筒状ゴム部材と、を有する。
可動部材は、支持部材が挿通されているので、支持部材に沿って、支持部材の長手方向に移動することができる。そのため、使用目的や使用状況に合わせて、可動部材を所望の位置まで動かすことができる。この可動部材の内部には、少なくとも円筒状ゴム部材が収納されている。言い換えると、可動部材の内部には、少なくとも円筒状ゴム部材の収納空間が形成されている。また、可動部材には、支持部材の挿通孔が形成されている。そして、可動部材内の円筒状ゴム部材の収納空間に、可動部材に挿通されている支持部材の部分が位置することができる位置に、支持部材の挿通孔が形成されている。
支持部材は、長手方向に延びる棒状の部材である。支持部材の断面は円形である。支持部材の材質は、特に制限されず、適宜選択されるが、通常、支持部材は、ステンレス鋼等の金属である。また、支持部材は、可動構造体の用途によっては、合成樹脂製や木製であってもよい。支持部材の数は、1以上であるが、2以上であることが、可動部材が支持部材の周方向に回転してしまうのを防ぎ易くなる点で好ましく、2が特に好ましい。支持部材が2以上の場合には、それらの支持部材は平行に配置される。
支持部材は、図1に示す形態例では、一端側が固定部材に固定されており、他端側は、連結部30に繋がっているが、本考案は、これに限定されない。例えば、支持部材の両端とも、固定部材に固定されていてもよいし、支持部材の一端側が連結部により繋がっており、且つ、他端側が固定部材に固定されていてもよいし、支持部材の両端とも、連結部により繋がっていてもよいし、あるいは、支持部材の両端又は一端が、建物の床、壁、商品陳列用の壁や、ェンス、台等に固定されていてもよい。
円筒状ゴム部材は、形状が円筒状であり、且つ、材質がゴムである部材である。円筒状ゴム部材は、可動部材の内部に収納された状態で、内側に支持部材が挿通されている。
円筒状ゴム部材の材質は、特に制限されず、例えば、シリコンゴム、軟質ゴム、エラストマー等が挙げられ、用途ごとに必要とされる支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力の設計により、摩擦係数、弾性率等を考慮して、適宜選択される。
円筒状ゴム部材の形状としては、(A)円筒状であり且つ長手方向に亘ってスリットが形成されている形状、つまり、長手方向に対して垂直な面で切った断面が略C字状である形状、(B)円筒状であり且つ長手方向にはスリットが形成されていない形状、つまり、長手方向に対して垂直な面で切った断面が円形である形状が挙げられる。図8に示す形態例では、円筒状ゴム部材15aは、円筒状であり且つ長手方向に亘ってスリット17が形成されている形状であり、その断面形状は、略C状である。また、図9に示す形態例では、円筒状ゴム部材15bは、円筒状であり且つ長手方向にはスリット17は形成されていない形状であり、その断面形状は、円形である。円筒状ゴム部材の形状が、(B)円筒状であり且つ長手方向にはスリットが形成されていない形状、つまり、長手方向に対して垂直な面で切った断面が円形である形状の場合は、先に、可動部材の内部の円筒状ゴム部材の収納空間に、円筒状ゴム部材を配置させてから、支持部材を、可動部材に形成されている支持部材の挿通孔及び円筒状ゴム部材の内側に挿通させることにより、可動構造体を組み立てる。また、円筒状ゴム部材の形状が、(A)円筒状であり且つ長手方向に亘ってスリットが形成されている形状、つまり、長手方向に対して垂直な面で切った断面が略C状である形状の場合は、(i)先に、可動部材の内部の円筒状ゴム部材の収納空間に、円筒状ゴム部材を配置させてから、支持部材を、可動部材に形成されている支持部材の挿通孔及び円筒状ゴム部材の内側に挿通させることにより、可動構造体を組み立てるか、あるいは、(ii)先に、支持部材を可動部材に形成されている支持部材の挿通孔に挿通させてから、可動部材の内部の円筒状ゴム部材の収納空間に位置する支持部材の部分に、円筒状ゴム部材を嵌めることにより、可動構造体を組み立てる。なお、図8は、円筒状ゴム部材の形態例を示す模式図であり、図8(I)は斜視図であり、図8(II)は長手方向に対して垂直な面で切った断面図である。また、図9は、円筒状ゴム部材の形態例を示す模式図であり、図9(I)は斜視図であり、図9(II)は長手方向に対して垂直な面で切った断面図である。
円筒状ゴム部材の形状が、(B)円筒状であり且つ長手方向にはスリットが形成されていない形状、つまり、長手方向に対して垂直な面で切った断面が円形である形状であることが、円筒状ゴム部材の支持部材への密着力が高くなるので、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力が高くなる点で好ましい。
また、円筒状ゴム部材の形状が、(A)円筒状であり且つ長手方向に亘ってスリットが形成されている形状、つまり、長手方向に対して垂直な面で切った断面が略C状である形状であることが、先に、支持部材を可動部材に形成されている支持部材の挿通孔に挿通させてから、可動部材の内部の円筒状ゴム部材の収納空間に位置する支持部材の部分に、円筒状ゴム部材を嵌めることにより、可動構造体を組み立てることができるので、組み立てが容易になる点で好ましい。また、円筒状ゴム部材の形状が、(A)円筒状であり且つ長手方向に亘ってスリットが形成されている形状、つまり、長手方向に対して垂直な面で切った断面が略C状である形状であることが、可動部材内に、円筒状ゴム部材の外側から円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け部が形成されていている形態において、押し付ける部により円筒状ゴム部材が押し付けられたときに、円筒状ゴム部材が支持部材の外面に沿って変形するので、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力を調節し易くなる点で好ましい。
支持部材が挿通される前の状態の円筒状ゴム部材の内径は、支持部材の外径より小さい。そして、円筒状ゴム部材の内径が、支持部材の外径より小さいことにより、円筒状ゴム部材の内側に支持部材が挿通されたときに、円筒状ゴム部材が支持部材に密着するので、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力が高くなり、そのため、可動部材の位置ずれを防止することができる。支持部材の外径及び円筒状ゴム部材の内径は、円筒状ゴム部材の内径が支持部材の外径より小さい範囲で、用途等に応じて、適宜選択される。なお、本考案において、円筒状ゴム部材の内径とは、図8(II)及び図9(II)に示すように、支持部材が挿通される前の状態での、円筒状ゴム部材を長手方向に対して垂直な面で切ったときの円筒状ゴム部材の内径rを指し、また、支持部材の外径とは、図10(B)に示すように、支持部材を長手方向に対して垂直な面で切ったときの支持部材の外径rである。なお、図10は、図1中の支持部材2を示す図であり、図10(A)は正面図であり、図10(B)は支持部材2を長手方向に対して垂直な面で切ったときの断面図である。
円筒状ゴム部材の長手方向の長さは、適宜選択されるが、可動部材の内部の円筒状ゴム部材の収納空間の長さと同じか又は可動部材の内部の円筒状ゴム部材の収納空間の長さより少し短いことが好ましい。円筒状ゴム部材の長手方向の長さが、可動部材の内部の円筒状ゴム部材の収納空間の長さより短過ぎると、可動部材のガタツキが大きくなる。
図5〜図7に示す形態例では、可動部材内に、可動部材が支持部材に沿って移動するときに、円筒状ゴム部材の端部が接する部材であるゴム部材端部当接部が、支持部材に対し垂直な外側壁の内側に形成されているが、本考案の可動構造体は、これに制限されるものではない。本考案の可動構造体では、可動部材が支持部材に沿って移動するときに、円筒状ゴム部材の端部が接する部材であるゴム部材端部当接部が、可動部材内に形成されていてもよいし、あるいは、可動部材が支持部材に沿って移動するときに、円筒状ゴム部材の端部が接する部材であるゴム部材端部当接部が、可動部材内に形成されていなくてもよい、言い換えると、可動部材が支持部材に沿って移動するときに、円筒状ゴム部材の端部が支持部材に対し垂直な外側壁の内側に接するものであってもよい。
図5〜図7に示す形態例では、可動部材内に、円筒状ゴム部材の外側から円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け突起が形成されているが、本考案はこれに制限されるものではない。本考案に係る可動構造体では、可動部材内に、円筒状ゴム部材の外側から円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け部、例えば、押し付け突起又は押し付け壁が形成されていてもよいし、あるいは、可動部材内に、円筒状ゴム部材の外側から円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け部が形成されていなくてもよい。
可動部材内に、円筒状ゴム部材の外側から円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け部が形成されていている場合、円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける部分は、壁であっても、突起であってもよい。可動部材の外側壁や可動部材の内部に種々の目的で設けられる内側壁が、円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け壁を兼ねることができる。また、可動部材の外側壁を補強する補強リブや可動部材の内部に種々の目的で設けられる内側壁を補強する補強リブが、円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け突起を兼ねることができる。
本考案の可動構造体では、円筒状ゴム部材の内径が支持部材の外径よりも小さく、且つ、円筒状ゴム部材が弾性体であるゴムからなるので、円筒状ゴム部材が、支持部材に嵌められることにより、円筒状ゴム部材の内側が、支持部材に密着する。そして、円筒状ゴム部材は、材質がゴムなので、支持部材に対して適度な摩擦係数を有している。そのため、支持部材に沿って可動部材が移動するときに、支持部材に密着している円筒状ゴム部材の端部に、ゴム部材端部当接部が当たるため、可動部材に加わる力が、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力より小さい場合には、円筒状ゴム部材により、可動部材の移動が妨げられる。このことにより、可動部材の位置ずれが防止される。一方、可動部材に加わる力が、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力より大きい場合には、可動部材は支持部材に沿って移動する。このことにより、可動部材に、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力より大きい力を加えて、可動部材を支持部材に沿って動かし、所望の位置まで移動させることができる。そして、本考案では、可動部材内で支持部材に嵌まっているのが、弾性体であるゴムで形成されている円筒状の部材であり且つ円筒状のゴム部材の内径が、支持部材の外径より小さいので、可動部材の位置を変えたいときには、可動部材を移動させることができ、且つ、移動させた位置で可動部材の位置を保持させておくときには、可動部材が位置ずれを起こし難い。
そして、本考案の可動構造体では、支持部材との摩擦力を調節する部材である円筒状ゴム部材の材質が、弾性体であるゴムであるので、ゴムの種類、ゴム弾性率等の物性、円筒状ゴム部材の内径を、適宜選択するという簡便な方法で、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力を調節することができる。すなわち、本考案の可動構造体によれば、可動部材の位置を変えたいときには、可動部材を移動させることができ、且つ、移動させた位置で可動部材の位置を保持させておくときには、可動部材が位置ずれを起こし難くすることができる。
本考案の可動構造体では、可動部材内に、円筒状ゴム部材の外側から、円筒状ゴム部材を支持部材に押し付ける押し付け部、例えば、押し付け壁又は押し付け突起が形成されていることにより、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力の調節機能を高めることができる。例えば、押し付け部の形成位置や、押し付け部の形成範囲を調節することにより、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力の調節幅を広くすることができる。
本考案の可動構造体が、キッチンペーパーホルダーに用いられる場合、本考案の可動構造体を有するキッチンペーパーホルダーに、キッチンペーパーを取り付け又は取り外すときには、可動部材に支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力より大きい力を加えて、可動部材を移動させることで、キッチンペーパーのキッチンペーパーホルダーへの取り付け又は取り外しができ、また、本考案の可動構造体を有するキッチンペーパーホルダーに、キッチンペーパーを保持させた状態で、キッチンペーパーを引っ張って巻き解くときには、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力により、可動部材が移動して、キッチンペーパーがキッチンペーパーホルダーから外れてしまうのを防ぐことができる。
また、本考案の可動構造体が、商品陳列具に用いられる場合、本考案の可動構造体を有する商品陳列具の商品の陳列位置を変えたいときには、可動部材に支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力より大きい力を加えて、商品陳列用の部材が付設されている可動部材を移動させることで、商品の陳列位置を変えることができ、また、商品の陳列位置で商品を陳列しているときには、支持部材と円筒状ゴム部材の内側との間の摩擦力により、商品が商品陳列用の部材から取られるときに、可動部材が移動して、商品の陳列位置が動いてしまうのを防ぐことができる。
本考案のキッチンペーパーホルダーは、本考案の可動構造体と、固定部材と、を有し、
前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
前記可動部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
前記可動部材は、キッチンペーパーが、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置させた状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられて、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、キッチンペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、キッチンペーパーを両側から挟み込むことにより、キッチンペーパーを回転可能に保持することができるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とするキッチンペーパーホルダーである。
本考案のキッチンペーパーホルダーは、本発明の可動構造体と、固定部材と、を有する。
本考案のキッチンペーパーホルダーでは、支持部材は、長手方向に延びる1の支持部材又は長手方向に平行に延びる2以上の支持部材からなる。本考案のキッチンペーパーホルダーでは、支持部材の一端側は固定部材に固定されている。また、本考案のキッチンペーパーホルダーでは、支持部材が、長手方向に平行に延びる2以上の支持部材からなるときは、支持部材の他端側が連結部を介して繋がっていることが好ましい。
本考案のキッチンペーパーホルダーでは、可動部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、固定部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有する。本考案のキッチンペーパーホルダーでは、可動部材側挟持部及び固定部材挟持部並びに凸部の形状は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の両端に、凸部が入り込むように、可動部材側挟持部と固定部材側挟持部が、キッチンペーパーを両側から挟み込み、且つ、キッチンペーパーが回転可能に保持される形状であれば、特に制限されない。
本考案のキッチンペーパーホルダーでは、可動部材は、キッチンペーパーが、可動部材側挟持部と固定部材側挟持部との間に位置された状態で、可動部材側挟持部が固定部材側挟持部側に寄せられて、可動部材側挟持部の凸部及び固定部材側挟持部の凸部が、キッチンペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、可動部材側挟持部と固定部材側挟持部が、キッチンペーパーを両側から挟み込むことにより、キッチンペーパーが回転可能に保持され、且つ、可動部材側挟持部が固定部材側挟持部側から離れることにより、キッチンペーパーが取り外されるように、支持部材に沿って所望の位置まで移動可能になっている。
本考案のトイレットペーパーホルダーは、本考案の可動構造体と、固定部材と、を有し、
前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
前記可動部材は、トイレットペーパーの円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、トイレットペーパーの円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
前記可動部材は、トイレットペーパーが、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられて、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、トイレットペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、トイレットペーパーを両側から挟み込むことにより、トイレットペーパーが回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とするトイレットペーパーホルダーである。
本考案のトイレットペーパーホルダーは、保持対象がキッチンペーパーではなく、トイレットペーパーであること以外は、本考案のキッチンペーパーホルダーと同様である。
本考案のロール状巻き付け体ホルダーは、本考案の可動構造体と、固定部材と、を有し、
前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
前記可動部材は、円筒の外面にシート状の被巻き付け物が巻き付けられたロール状巻き付け体の円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、ロール状巻き付け体の円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
前記可動部材は、ロール状巻き付け体が、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられて、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、ロール状巻き付け体の円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、ロール状巻き付け体を両側から挟み込むことにより、ロール状巻き付け体が回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とするロール状巻き付け体ホルダーである。
本考案のロール状巻き付け体ホルダーは、保持対象がキッチンペーパーではなく、ロール状巻き付け体ホルダーであること以外は、本考案のキッチンペーパーホルダーと同様である。
本考案のロール状巻き付け体ホルダーに係るロール状巻き付け体は、両端が空いている円筒と、円筒の外面の周りに巻き回されているシート状の巻き付け物、例えば、布地、ビニール袋の連結物と、からなる。
本考案の商品陳列具は、本考案の可動構造体を有し、
前記可動部材には、商品陳列用のフック又はロッドが付設されており、
前記可動部材は、商品陳列用のフック又はロッドが所望に位置に移動されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
を特徴とする商品陳列具である。
本考案の商品陳列具の形態例としては、例えば、図11に示す商品陳列具31や、図12に示す商品陳列具41が挙げられる。図11に示す商品陳列具31は、長手方向に平行に延びる2本の支持部材32と、内部に円筒状ゴム部材35が収納され、支持部材32が挿通され、支持部材32に沿って移動する可動部材33と、支持部材に取り付けられる前の状態で内径が支持部材32の外径より小さい円筒状のゴムからなり、可動部材33内に収納された状態で、支持部材32が挿通されている円筒状ゴム部材35と、を有し、可動部材33には、商品陳列用のロッド34が付設されており、可動部材33は、商品陳列用のロッド34が所望の位置に移動されるように、支持部材32に沿って移動可能になっている商品陳列具31である。また、図12に示す商品陳列具41は、長手方向に平行に延びる2本の支持部材42と、内部に円筒状ゴム部材45が収納され、支持部材42が挿通され、支持部材42に沿って移動する可動部材43と、支持部材に取り付けられる前の状態で内径が支持部材42の外径より小さい円筒状のゴムからなり、可動部材43内に収納された状態で、支持部材42が挿通されている円筒状ゴム部材45と、を有し、可動部材43には、商品陳列用のフック44が付設されており、可動部材43は、商品陳列用のフック44が所望の位置に移動されるように、支持部材42に沿って移動可能になっている商品陳列具41である。なお、図11及び図12では、可動部材内にある支持部材と円筒状ゴム部材の輪郭を点線で示した。
本考案の商品陳列具に係る商品陳列用のフック又はロッドは、商品又は商品の包装に空けられた穴で商品又は商品の包装を引っ掛けることにより、商品をフック又はロッドに引っ掛けられた状態で陳列するための部位である。本考案の商品陳列具に係る商品陳列用のフック又はロッドの形状は、適宜選択される。
本考案の商品陳列具において、支持部材の取り付けられる商品陳列用のフック又はロッドが付設されている可動部材の数は、商品の陳列場所における商品陳列形態により適宜選択される。
本考案のキッチンペーパーホルダーは、図13に示すように、可動部材3に、可動部材3内の内側壁26に囲まれて形成される磁石の収納空間27に、磁石29が収納され、且つ、図示しないが、固定部材4内に形成される磁石の収納空間に、磁石が収納されることにより、図14に示すように、冷蔵庫50等の鉄製の壁面に、キッチンペーパー52が保持されているキッチンペーパーホルダー51が、貼り付けられて、使用されることもできる。
1 キッチンペーパーホルダー
2、2a、32、42 支持部材
3、33、43 可動部材
4 固定部材
5 可動部材側挟持部
6 固定部材側挟持部
7、8 凸部
9 背面壁
11 キッチンペーパー
12 円筒状の空洞
15a、15b、35、45 円筒状ゴム部材
16a、16b 円筒状ゴム部材の内側
17 スリット
21 円筒状ゴム部材の収納空間
22 押し付け突起
23 挿通孔
25、25a、25b 外側壁
26、26a、26b 内側壁
27 磁石の収納空間
28 ゴム部材端部当接部
29 磁石
30 連結部
31、32 商品陳列具
34 商品陳列用のロッド
44 商品陳列用のフック
50 冷蔵庫
51 キッチンペーパーホルダー
52 キッチンペーパー
円筒状ゴム部材の内径
支持部材の外径

Claims (10)

  1. 長手方向に延びる支持部材と、
    内部に少なくとも円筒状ゴム部材が収納され、該支持部材が挿通されている可動部材と、
    該支持部材が挿通される前の状態での内径が該支持部材の外径より小さい円筒状のゴムからなり、該可動部材内に収納された状態で、該支持部材が挿通されている円筒状ゴム部材と、
    を有し、
    該可動部材は、該支持部材に沿って移動可能になっていること、
    を特徴とする可動構造体。
  2. 前記円筒状ゴム部材は、内径が前記支持部材の外径より小さく且つ長手方向にスリットが設けられている円筒状のゴムからなることを特徴とする請求項1記載の可動構造体。
  3. 前記可動部材内に、前記円筒状ゴム部材の外側から前記円筒状ゴム部材を前記支持部材に押し付ける押し付け部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2いずれか1項記載の可動構造体。
  4. 前記円筒状ゴム部材が、シリコンゴムからなることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の可動構造体。
  5. 前記支持部材が、長手方向に平行に延びる2本の支持部材からなることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の可動構造体。
  6. 請求項1〜5いずれか1項記載の可動構造体と、固定部材と、を有し、
    前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
    前記可動部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、キッチンペーパーの円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
    前記可動部材は、キッチンペーパーが、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられ、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、キッチンペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、キッチンペーパーを両側から挟み込むことにより、キッチンペーパーが回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
    を特徴とするキッチンペーパーホルダー。
  7. 前記支持部材が、長手方向に平行延びる2本の支持部材からなり、
    該2本の支持部材の一端側は、固定部材に固定されており、且つ、他端側は、連結部を介して繋がっていることを特徴とする請求項6記載のキッチンペーパーホルダー。
  8. 請求項1〜5いずれか1項記載の可動構造体と、固定部材と、を有し、
    前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
    前記可動部材は、トイレットペーパーの円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、トイレットペーパーの円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
    前記可動部材は、トイレットペーパーが、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられ、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、トイレットペーパーの円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、トイレットペーパーを両側から挟み込むことにより、トイレットペーパーが回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
    を特徴とするトイレットペーパーホルダー。
  9. 請求項1〜5いずれか1項記載の可動構造体と、固定部材と、を有し、
    前記支持部材の一端側が該固定部材に固定されており、
    前記可動部材は、円筒の外面にシート状の巻き付け物が巻き付けられたロール状巻き付け体の円筒状の空洞の一端側に入り込む凸部が形成されている可動部材側挟持部を有し、該固定部材は、ロール状巻き付け体の円筒状の空洞の他端側に入り込む凸部が形成されている固定部材側挟持部を有し、
    前記可動部材は、ロール状巻き付け体が、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部との間に位置された状態で、該可動部材側挟持部が該固定部材側挟持部側に寄せられ、該可動部材側挟持部の凸部及び該固定部材側挟持部の凸部が、ロール状巻き付け体の円筒状の空洞の両端に入り込むようにして、該可動部材側挟持部と該固定部材側挟持部が、ロール状巻き付け体を両側から挟み込むことにより、ロール状巻き付け体が回転可能に保持されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
    を特徴とするロール状巻き付け体ホルダー。
  10. 請求項1〜5いずれか1項記載の可動構造体を有し、
    前記可動部材には、商品陳列用のフック又はロッドが付設されており、
    前記可動部材は、商品陳列用のフック又はロッドが所望の位置に移動されるように、前記支持部材に沿って移動可能になっていること、
    を特徴とする商品陳列具。
JP2016001677U 2016-04-12 2016-04-12 可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具 Active JP3204987U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001677U JP3204987U (ja) 2016-04-12 2016-04-12 可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001677U JP3204987U (ja) 2016-04-12 2016-04-12 可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3204987U true JP3204987U (ja) 2016-06-30

Family

ID=56236180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016001677U Active JP3204987U (ja) 2016-04-12 2016-04-12 可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204987U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101691842B1 (ko) 보빈고정장치
JP3425387B2 (ja) 物品の固定具
JP3899117B1 (ja) 糸巻き
US20150014472A1 (en) Portable rolled product dispenser
JP3204987U (ja) 可動構造体並びにキッチンペーパーホルダー、トイレットペーパーホルダー、ロール状巻き付け体ホルダー及び商品陳列具
JP6231234B1 (ja) 商品陳列用フック
US1983467A (en) Adjustable device for curtains and draperies
US6398151B1 (en) Toilet tissue anti-roll insert
JP2022021047A (ja) 圧着固定式突っ張り棒落下防止部材
JP4381395B2 (ja) 物品吊下げ具
KR101938867B1 (ko) 거치식 포장 랩
KR101996000B1 (ko) 거치식 포장 랩
KR200241064Y1 (ko) 물품 진열대용 행거
JP4497701B2 (ja) 絞り部材収納構造、及びその絞り部材収納構造を適用した椅子
CN112577258A (zh) 冰箱抽屉和具有其的冰箱
JP6655160B1 (ja) 札取付具
JP3233680U (ja) フック
JP6376546B2 (ja) カーテン
JP2011078565A (ja) 小物用フック
JP3155109U (ja) ハンガー用補助具
JP5370837B2 (ja) 斜形仕切り部付きバッグ
KR101448481B1 (ko) 차량용 컵 홀더
JP3114611U (ja) 帯結び補助具
JP6124589B2 (ja) 日除け巻上げ具及び日除け吊り具
JP4857679B2 (ja) 吊下型防虫剤容器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3204987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250