JP3204955U - 畔盤付き両面型嵌めパズル - Google Patents

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Abstract

【課題】自閉症者の余暇支援手段として、彼らの障害特性である「協調した両手の動きの難しさ」を配慮し、利き手のみでの取り組みを可能とすると共に、同じく障害特性である「こだわり」を和らげてより広く・深く楽しめる型嵌めパズルを提供する。【解決手段】市販されているジグソーパズルと同じように、絵柄を描いたパズルシートをパズル片3に切断したものであるが、各パズル片は畔となる部分が連続する形状として残る様に切抜かれた物とする。そして、パズルシートからパズル片を切抜かれた物を畔盤2として使い、畔盤の中に各々のパズル片を置き、置いたパズル片が固定状態に保たれる構造とした。コア材の表裏両面に絵柄シートを貼り合わせたパズルシートを、前述の様にパズル片と畔盤とに切断し、総枠に嵌め込む事で、「畔盤付き両面型嵌めパズル」を得る。【選択図】図1

Description

本考案は、ジグソーパズルなどで一般的に知られている「型嵌めパズル」の改良に関わる物である。
ジグソーパズルなどで一般的に知られている「型嵌めパズル」は大人から子供まで広く楽しめるゲームであり、児童の知育用玩具としても多種多様に用いられている。
これまでに考案者は、発達障害者(自閉症)の余暇支援として、各種形状のパズルを考案し提供している。自閉症者の一部には、その障害特性から優れた視覚性優位を示す人が多い一方で、両手を用いての取り組みが難しく、パズル片を嵌められない不器用な人がいる。パズル片の形状を正方形・長方形・レンガ積み形(段違い)・菱形・同心円形・2重螺旋形状等として前置パズル片が次のパズル片を置く時に動き難い形状の組み合わせとすることで、主に利き手のみで取り組めるパズルを作り、利用者の反応を確かめた。これにより、「両手の協調」の難しい利用者が、それぞれのレベルに合わせたものを楽しむことが出来る事が実証された。即ち「両手の協調」の難しい利用者でも前置パズル片が次のパズル片を置く時に動き難い形状であればこのパズルを楽しむ事が出来ることが確認された。
また、強いこだわりを有する事から、新たな形状、絵柄への取り組みが難しい人がいる。そのため、取り組み易さと、取り組みへのこだわりを軽減させると共に、新たな楽しみの広がりを狙える為に、達成感を徐々に育てる難易度の広がりがあるパズルの考案が望まれる。
実用新案登録 第3194765号 公報
「2重螺旋両面型嵌めパズル」
考案者は、長年に亘る自閉症施設に勤務する間に余暇支援として、型嵌めパズルを利用しようと試行錯誤を行って来た。
障害特性から優れた視覚性優位を示す人が多い自閉症者であるが、一部の人はその障害特性により、必要に応じた「両手の協調」に難しい人がいる。それ故に、両手を上手に用いた嵌め込みが難しく、パズル片の形状や絵柄を理解していても、周囲のパズル片が動いてしまう為、取り組みを諦めてしまう人がおり、前置のパズル片が動き難くする工夫が望まれる。
また、同一の形状に強くこだわり、異なる形状への取り組みが不得手な人に対応する為、こだわりを弛め、楽しみを増し、達成感を満たし、レベルアップしている実感を抱けるようにする為に、広い範囲での難易度の品揃えが望まれる。
本考案の型舐めパズルは、市販されているジグソーパズルと同じように、絵柄を描いたパズルシートをパズル片に切断したものであるが、各パズル片は千枚田の畔の様な形状が残る様に切抜かれた物とする。そして、パズルシートからパズル片を切抜いた物を畔盤として使い、畔盤の中に各々のパズル片を置き、置いたパズル片が固定状態に保たれる構造とした。
広い範囲の難易度の品揃える手段として、パズル片の形状の多様の他ガイドシートを畔盤の下に配置したガイドシート付き型嵌めパズル、片面に加え両面構造、更には、一部の畔で区切られた区画の絵柄を複数個のパズル片に切り分けた。
「片面畔盤」又は「両面畔盤」に形状・絵柄をマッチングさせてパズル片を嵌め込む遊びにおいて、既に嵌め込んだパズル片は固定状態に保たれる為、片手でパズル片を押さえる必要が無く、利き手のみでゲームを楽しむ事が可能となった。
「片面畔盤」と「両面畔盤」は、形状は似ているが向きが逆となり難易度が上がっているが同一形状であるので、遊戯者の形状変化に対する抵抗感を低める効果がある。特に絵柄が表裏同一であれば、こだわりの軽減が図られて、自然に達成度の高くなったものに取り組みやすくなる。
また、ガイドシートを使用することにより、遊戯者が取り組む前に絵柄を記憶する負荷がなく、組み立てる時も、バラバラになったパズル片とガイドシートの部分的な絵柄のマッチングと、パズル片と同じ形状の畔のマッチング、即ち、絵と形の双方の認識で組み立てが進められるため、高いレベルを意識させない効果がある。この段階をクリヤーすると次の段階として、ガイドシートを使わない組み立てにも抵抗感も少なく挑戦することが出来る。
即ち、「畔盤付き片面型嵌めパズル+ガイドシート」 ⇒「畔盤付き片面型嵌めパズル(ガイドシートなし)」 ⇒「畔盤付き両面型嵌めパズル+ガイドシート」 ⇒「畔盤付き両面型嵌めパズル(ガイドシートなし)」という難易度を少しずつ上げられる一連の型嵌めパズルシリーズを提供することが可能となった。
尚、畔で区切られた区画の絵柄の一部を複数個のパズル片に切り分けることにより、大部分のパズル片は嵌め込みの際に畔盤に半固定される形態となる事から、従来同様に取り組みが容易であると共に、遊戯者が無意識の内に両手を用いる動きも導かれる。即ち、殆どのパズル片は畔の中に一片ずつ嵌め込まれ固定されるので、複数個に分割されたパズル片に遭遇しても惰性で遊びが続けられ、少し動くことに対応して無意識の内に両手を用いる動作が続行する効果がある。
以上により、障害特性であるこだわりを弛め、楽しみを増す基本的な必要条件である、「形状の理解が容易である」、「取り組み方が容易である」、「こだわりの軽減を図れる」、そして、「達成感を満たし、レベルアップしている実感を抱き楽しみに繋がること」を満たしたものを提供するに至った。
本考案の「畔盤付き両面型嵌めパズル」A面の平面図。 図1の断面図(C−D矢視図)。 「畔盤付き両面型嵌めパズル」B面の平面図。 「畦盤付き両面型嵌めパズルの別の形態」A面の平面図。
「片面型嵌めパズル」の場合。コア材の片面に絵柄シートAを貼り付けた片面パズルシートを色々な形状にパズル片を切り抜く。パズル片を切り抜いた片面パズルシートは連続した田圃の畔、即ち千枚田圃の畔のような形状が残る様に切り抜く。このパズル片を切抜いたパズルシートを畔盤として底盤に固定する構造とする。また、底盤の上に絵柄シートAを設置してガイドシートとし、その上に畔盤を配置する構成にして「ガイドシート付き片面型嵌めパズル」を得る。
「両面型嵌めパズル」の場合。コア材の両面に絵柄シートA、及び絵柄シートBを貼り付けた両面パズルシートから、所定数の色々な形状のパズル片を切り取る。パズル片を切抜いた両面パズルシートは連続した田圃の畔、即ち千枚田圃の畔のような形状となる様に切り抜き、「両面畔盤」と名付ける。底盤の周囲に枠を取り付けた総枠を整え、この総枠の中に両面畔盤を嵌め込む構造とする。また、総枠の中に、絵柄シートAと絵柄シートBを背面同士に貼り合わせた、両面ガイドシートを設置し、その上に畔盤を重ねる構成にして「ガイドシート付き両面型嵌めパズル」を得る。
畔で区切られた1区画の絵柄を複数個のパズル片に切り分けることで、難易度を上げた「両面型嵌めパズル」を得る。また、この複数個のパズル片を囲む畔囲い部の数を増やす事で更に難易度を上げることが出来る。
両面型嵌めパズルで用いる絵柄は、表裏同一でも、同一でなくても構わない。形状へのこだわりの軽減を狙うのであれば、表裏同一が望ましい。
パズルシートは、市販のパズルと同様に厚紙の表面に絵柄を印刷したものでもよい。コア材はパズル片としたとき掴みやすい厚さであれば素材は限定する必要はない。
本考案では、5mm厚のシナベニア板を底盤とし、その周辺に5mm厚のシナベニア板を枠として取り付けた総枠。その中にガイドシートを置き、その上にコア材の両面に絵柄シートAおよび絵柄シートBを貼り付けた両面パズルシートから、所定数の色々な形状のパズル片を切り取った両面畔盤、および、切り出したパズル片を嵌め込んで両面型嵌めパズルを作成した。
底盤、枠板はシナベニア板のほか、ポリエチレン板、塩化ビニール板等一端を保持した時に形状が保てる程度の剛性があれば材質や厚みを特定する必要は無い。枠材は底盤と同じ材質が望ましいが、異種材との組み合わせでも良い。絵柄シートA、絵柄シートBは絵柄を印刷、又は複写できる紙、又はプラスチックシートを用いる。
コア材の両面に絵柄シートA、および絵柄シートBを貼り付けた両面パズルシートを作成する。次に、両面パズルシートから、所定数の色々な形状のパズル片を糸鋸等で連続した田圃の畔が残るような形状に切り取り、パズル片と両面畔盤を同時に作成する。
尚、コア材は、小規模で自家製作する場合、シナベニアやコルク板が絵柄との貼り合わせや、切断が容易であり適している。
本考案を図1及び図2によって説明する。図2に於いて、底盤10と枠1を貼り合わせた物が総枠である。パズル片3はコア材9の表面に絵柄シートA5と、裏面に絵柄シートB6を貼り付けた物を切断線に沿って切抜かれたものである。総枠の中に、絵柄シートA5と同じ絵柄シートをガイドシートA7とし、絵柄シートB6と同じ絵柄のガイドシートB8を、背中合わせにして配置した。ガイドシートA7とガイドシートB8は別々でもよいが、背中合わせに貼り合わせ一体化するのが使用上便利である。更に、この上に畔盤を重ねる。この状態にしてから、パズル片を所定の畔の中に嵌め込んで遊びが始まる。ガイドシートBをガイドシートAの上に置き畔盤を表裏反転して配置することにより、「畔盤付き両面型嵌めパズル」B面の遊びが準備される。その平面図を図3に示す。
図1に示す「両面型嵌めパズル」において、畔で区切られた1区画の絵柄を複数個のパズル片に切り分けた「両面型嵌めパズル」を図4に示す。
1 枠
2 両面畔盤
3 パズル片
4 畔切断線
5 絵柄シートA
6 絵柄シートB
7 ガイドシートA
8 ガイドシートB
9 コア材
10 底盤

Claims (3)

  1. コア材に絵柄シートを貼り付けたパズルシートを、千枚田の連続畔の様な形状が残る様に、色々な形状のパズルを切抜くことを特徴とした「片面型嵌めパズル」。
  2. 請求項1において、コア材の表裏両面に絵柄シートを貼り合わせたことを特徴とした「両面型嵌めパズル」。
  3. 前記請求項1、2において、畔で区切られた一部区画の絵柄を複数個のパズル片に切り分ける事を特徴とした型嵌めパズル。
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