JP3204786U - 輸送用保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】台車枠と、主電動機と、その出力軸に撓み軸継手を介して連結される歯車装置と、車軸と、車軸と台車枠との間に介設される軸ばねとを有する台車の輸送時、撓み軸継手を介して歯車装置の相対的な変位による無理な力が主電動機の出力軸に作用せず、輸送時の振動で外れることがない信頼性の高い輸送用保持具を提供する。【解決手段】輸送用保持具Thは、撓み軸継手に対向する主電動機3のハウジング端面31に固定される固定部71と当該固定部から離れた自由端部とを有する押え板7と、固定部と自由端部との間の部分に装着され、操作レバー82の回動に連動して主電動機の出力軸の軸方向に進退するプッシュロッド83を有するトグルクランプ8とを備える。操作レバー82の回動でプッシュロッド83を主電動機3のハウジング端面31に押し付けることにより、押え板7の自由端部が主電動機3のハウジングに対向する撓み軸継手の部分に圧接する。【選択図】図2

Description

本考案は、鉄道車両用の台車を輸送する際に主電動機を保持するために用いられる輸送用保持具に関する。
電動式鉄道車両は、通常、主電動機で発生するトルクを一段減速機としての歯車装置を介して車軸に伝達し、車軸に連結した車輪を回転させて軌道上を走行するようになっている。このような電動式鉄道車両の台車として、車体を支持可能な台車枠と、台車枠に取り付けた主電動機と、主電動機の出力軸に撓み軸継手を介して連結される歯車装置と、歯車装置の出力側に連結される車軸と、車軸と台車枠との間に介設される軸ばねとを有するものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上記台車を輸送する際、車軸と台車枠との間に軸ばねが介設されているため、輸送時の振動で台車枠に対し車軸が相対的に変位し、これに伴って、主電動機に対し歯車装置が相対的に変位することで、撓み軸継手を介して歯車装置の相対的な変位による無理な力が主電動機の出力軸に作用する。このとき、鉄道車両の走行時と異なり、出力軸を支持する軸受けが回転せず、しかも、潤滑もされていないため、当該軸受けが破損するという不具合が生じるおそれがある。
このため、従来では、主電動機のハウジングと撓み軸継手との間に木製のくさびを打ち込み、輸送時に振動が発生しても、撓み軸継手を介して歯車装置の相対的な変位による無理な力が主電動機の出力軸に作用しないようにしている。然し、これでは、輸送時に振動によってくさびが外れる場合があり、信頼性に欠けるという問題がある。
特開平11−263218号公報
本考案は、以上の点に鑑み、台車の輸送時、撓み軸継手を介して歯車装置の相対的な変位による無理な力が主電動機の出力軸に作用しないという機能を損なうことなく、輸送時の振動によっても外れることがない信頼性の高い輸送用保持具を提供することをその課題とするものである。
上記の課題を解決するために、車体を支持可能な台車枠と、台車枠に取り付けた主電動機と、主電動機の出力軸に撓み軸継手を介して連結される歯車装置と、歯車装置の出力側に連結される車軸と、車軸と台車枠との間に介設される軸ばねとを有する台車を輸送する際に主電動機を保持する本考案の輸送用保持具は、撓み軸継手に対向する主電動機のハウジング端面に固定される固定部と当該固定部から離れた自由端部とを有する押え板と、押え板の固定部と自由端部との間の部分に装着され、操作レバーの回動に連動して主電動機の出力軸の軸方向に進退するプッシュロッドを有するトグルクランプとを備え、操作レバーの回動でプッシュロッドを主電動機のハウジング端面に押し付けることにより、押え板の自由端部が主電動機のハウジングに対向する撓み軸継手の部分に圧接するように構成したことを特徴とする。
本考案によれば、固定部を介して主電動機のハウジングに押え板を固定するため、輸送時の振動によって保持具が外れるといった不具合が生じない。しかも、トグルクランプの操作レバーの回動でプッシュロッドを主電動機のハウジング端面に押し付ければ、押え板の自由端部が撓み軸継手に圧接することで撓み軸継手と主電動機とが強固に固定される。このため、撓み軸継手を介して歯車装置の相対的な変位による無理な力が主電動機の出力軸に作用しないという機能は損なわれない。なお、上記従来例の方法は作業者の感覚に頼るものであったが、本考案では作業者のばらつきもを低減することができる。
また、本考案では、前記撓み軸継手に対する前記自由端部の接触部分に緩衝体を設けることが好ましい。これによれば、撓み軸継手に傷を付けるといった不具合が解消できてよい。また、前記押え板がばね鋼で構成されていれば、撓み軸継手と主電動機とを確実に強固に固定できてよい。
本考案の輸送用保持具が適用される台車の平面図。 輸送用保持具の構成を説明するその取付状態の断面図。 図1のIII−III線に沿う正面図。 図3に対応する部分拡大平面図。
以下、図面を参照して、電動式鉄道車両用の台車を輸送する際に主電動機を保持するために用いられる本考案の実施形態の輸送用保持具を説明する。
図1を参照して、RBは、本実施形態の輸送用保持具が適用される電動式鉄道車両用の台車である。台車RBは、図外の車体を支持する鉄道車両の台車枠1を備える。台車枠1は、鉄等の機械的強度のある材料で構成され、図示省略の軌道に沿うように配置される2本の側梁部11とこれら側梁部11間に架設される横梁部12とを有する。両側梁部11の間には、軌道上を転動する車輪21を支持する車軸2が軸支されている。横梁部12には、2個の主電動機3が夫々取り付けられている。各主電動機3の出力軸3aには撓み軸継手4を介して歯車装置5が連結され、歯車装置5の出力側に、特に図示して説明しないが、車軸2が連結されている。台車枠1と車軸2との間に軸ばね6が介設されている。そして、主電動機3の動力を歯車装置5を介して車軸2に伝達することで鉄道車両が軌道上を走行するようになっている。なお、図中、符号Asは空気ばねであり、空気ばねAsを含め鉄道車両自体は公知のものが利用できるため、これ以上の詳細な説明は省略する。
ところで、台車RBを輸送する際、軸ばね6が介設されていることで、輸送時の振動で台車枠1に対し車軸2が相対的に変位し、これに伴って、主電動機3に対し歯車装置5が相対的に変位する。このため、撓み軸継手4を介して歯車装置5の相対的な変位による無理な力が主電動機3の出力軸3aに作用する。このとき、鉄道車両の走行時と異なり、出力軸3aを支持する軸受け(図示せず)が回転せず、しかも、潤滑もされていないので、当該軸受けが破損しないようにする必要がある。そこで、本実施形態では、撓み軸継手4に対向する主電動機3のハウジング端面31に、周方向に180度間隔で取り付けられる2個の輸送用保持具Thを用いて、輸送時に振動が発生しても、撓み軸継手4を介して歯車装置5の相対的な変位による無理な力が主電動機3の出力軸3aに作用しないようにしている。
図2〜図4を参照して、両輸送用保持具Thは同一の構成を有し、押え板7とトグルクランプ8とを備える。押え板7はばね鋼製であり、略扇状に形成されている(図3参照)。押え板7の径方向外側部分には、周方向に所定間隔を置いて2個の透孔71が夫々形成されている。この場合、撓み軸継手4に対向する主電動機3のハウジング端面31には、周方向に所定間隔でボス部32が夫々突設されている。そして、各透孔71を各ボス部32に一致させた状態でボルトB1を各透孔71を挿通させて各ボス部32に締結することでハウジング端面31に押え板7が固定されるようにしている。本実施形態では、ボルトB1が挿通する各透孔71が固定部を構成する。
押え板7は、当該押え板7をハウジング端面31に固定した状態で押え板7の径方向内側部分が、主電動機3に対向する撓み軸継手4の部分に接することができるように定寸され、固定部から離れた自由端部を構成する。また、撓み軸継手4側に位置する押え板7の径方向内側部分には緩衝体9が設けられている(図3、図4参照)。緩衝体9としては、圧縮紙やクッション性のある樹脂等が用いられる。
また、撓み軸継手4側に位置する押え板7の中央には、ボルトB2で固定された取付ブロック81を介して、操作レバー82を備えたトグルクランプ8が設けられている。トグルクランプ8としては、例えば所謂押引き兼用の公知のものが利用できるため、ここでは、詳細な説明を省略する。取付ブロック81には軸方向にのびる孔81aが形成され、孔81aを挿通して主電動機3側に突出するようにトグルクランプ8にはプッシュロッド83が連結されている。プッシュロッド83の先端部83aはドーム状に形成され、主電動機3のハウジング端面31に接触する先端部83aの端面には、圧縮紙やクッション性のある樹脂等からなる緩衝体83bが設けられている。これにより、操作レバー82の回動に連動してプッシュロッド83が軸方向に所定のストロークで進退し、先端部83aが主電動機3のハウジング端面31に押付けられるようになっている。なお、トグルクランプ8としては、操作レバー82の回動でプッシュロッド83を主電動機3のハウジング端面31に押し付けることができれば、これに限定されるものはなく、他の公知のものも利用できる。
輸送用保持具Thを取り付けるのに際しては、押え板7を主電動機3と撓み軸継手4との間の空間に挿入し、各透孔71を各ボス部32に一致させ、この状態でボルトB1を各透孔71を挿通させて各ボス部32に締結する。これにより、固定部71,B1によりハウジング端面31に押え板7が固定される。次に、操作レバー82を所定方向に回動させると、プッシュロッド83の先端部83aが主電動機3のハウジング端面31に向かって移動し、緩衝体83bを介して当接する。この状態から、操作レバー82を更に同方向に回動させてプッシュロッド83の先端部83aをハウジング端面31に押し付けることにより、押え板7の自由端部が主電動機3のハウジング端面31に対向する撓み軸継手4の部分に圧接し、これにより、撓み軸継手4と主電動機3とが固定される。
以上の実施形態によれば、固定部71,B1を介して主電動機3のハウジング端面31に押え板7を固定するため、輸送時の振動によって輸送用保持具Thが外れるといった不具合が生じない。しかも、ばね鋼製の押え板7により撓み軸継手4と主電動機3とが強固に固定される。このため、撓み軸継手4を介して歯車装置5の相対的な変位による無理な力が主電動機3の出力軸3aに作用しないという機能は損なわれない。この場合、作業者のばらつきもを低減することができてよい。その上、緩衝体9を設けため、撓み軸継手4に傷を付けるといった不具合が解消できる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は、上記のものに限定されるものではなく、その技術思想の範囲を逸脱しない範囲で構成を変更することができる。上記実施形態では、ボルトB1が挿通する各透孔71で固定部を構成するものを例に説明したが、これに限定されるものはなく、押え板7をハウジング端面31に固定できれば、その形態は問わない。また、押え板7を扇状にしたものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、矩形であってもよい。
RB…台車、1…台車枠、2…車軸、3…主電動機、3a…出力軸、31…主電動機のハウジング端面、4…撓み軸継手、5…歯車装置、6…軸ばね、7…押え板、Th…輸送用保持具、71…透孔(固定部)、8…トグルクランプ、82…操作レバー(トグルクランプの部品)、83…プッシュロッド(トグルクランプの部品)。

Claims (3)

  1. 車体を支持可能な台車枠と、台車枠に取り付けた主電動機と、主電動機の出力軸に撓み軸継手を介して連結される歯車装置と、歯車装置の出力側に連結される車軸と、車軸と台車枠との間に介設される軸ばねとを有する台車を輸送する際に主電動機を保持する輸送用保持具において、
    撓み軸継手に対向する主電動機のハウジング端面に固定される固定部と当該固定部から離れた自由端部とを有する押え板と、押え板の固定部と自由端部との間の部分に装着され、操作レバーの回動に連動して主電動機の出力軸の軸方向に進退するプッシュロッドを有するトグルクランプとを備え、操作レバーの回動でプッシュロッドを主電動機のハウジング端面に押し付けることにより、押え板の自由端部が主電動機のハウジングに対向する撓み軸継手の部分に圧接するように構成したことを特徴とする輸送用保持具。
  2. 前記撓み軸継手に対する前記自由端部の接触部分に緩衝体を設けることを特徴とする請求項1記載の輸送用保持具。
  3. 前記押え板がばね鋼で構成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の輸送用保持具。
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