JP3204584U - 野球バット及びその補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で、打者に強力で安定的な打撃をサポートできる野球バット及びその補助具を提供する。【解決手段】打球を当てるヘッド部13と、打者が握るグリップ部12と、当該グリップ部12側のバット末端であるグリップエンド部11とから構成される野球バット10において、グリップエンド部11近傍、グリップ部12の中央近傍、又はグリップ部12のヘッド部13側末端近傍の少なくともいずれかに、グリップエンド部11からヘッド部13へ向かう長手方向に沿って昇り斜面となるテーパー形状の突起部1が配設される。【選択図】図1

Description

本考案は、野球バットに関し、特に、グリップ感に優れると共に打撃力の向上をもたらす野球バットに関する。
野球における打者が野球バットを用いて力強い打球を飛ばすためには、打点時の衝撃に負けないように、しっかりとグリップを固定することで、高い打撃力と打球にミートする確率を共に高めることが重要である。
その一方で、野球バットの握り部分(グリップとも言う)(野球バットの握り部分の先端(グリップ端又はグリップエンドとも言う)から18インチ(45.7cm)の箇所のことを言う)には、野球バットの握り部分の先端(グリップエンド)に厚みを持たせた形状によって、打者がグリップを握った際に、打者の掌に、若干の遊び(可動性)を持たせると共に固定させている。これにより、野球バットを様々な掌のサイズの打者に適合させることができ、また、打者の掌の動作にある程度の柔軟性を持たせている。
その一方で、このような野球バットのグリップに若干の遊び(可動性)があることから、野球バットにボールが当たった瞬間に打者の掌に振動や衝撃が伝わりやすくなり、この振動や衝撃に打者が打ち負けやすくなり、結果として、打撃力(飛距離)が低下したり、打者がジャストミートできる確率が低下したりする虞がある。
また、野球規則によれば、野球バットの握り部分(グリップ)には、何らかの物質を付着させたり、ザラザラにして握りやすくさせたりことは許されている。(但し、当該グリップの範囲を超えてまで(即ち、上記のグリップエンドから18インチを超えてまで)物質を付着させたり加工させたりした野球バットを試合に使用することは禁じられている)
そのため、野球規則に準ずる範囲内で、打者に強力で安定的な打撃をサポートできるような野球バットが切望されている。
このような従来の野球バットとしては、例えば、野球バットのグリップ端部をしの字又はL字にするものが開示されている(特許文献1参照)。また、例えば、 両手でグリップを上下に握る打球具において、前記両手の間の前記グリップに、径方向に膨らんだ鍔部を設けると共に、上側の手の小指側が当たる前記鍔部側面は上側の手で握った前記グリップ外周から前記鍔部外周にかけて径方向に徐々に拡径するテーパ状に形成したことを特徴とする打球具も開示されている(特許文献2参照)。
また、従来の野球バットとしては、例えば、1箇所に縦方向の割れ目があり、内面にイボが施されており、両端がバットのグリップエンド状の筒の、それの凹み状の中央部と、それに固定されるベルトに設置した面ファスナーで構成されたバット用グリップ当ても開示されている(特許文献3参照)。また、バットのグリップ部が貫通し、グリップ部の外周面に当接する円孔を開孔した偏平リング状に形成し、円孔がグリップ部を貫通してグリップ部に鍔状に装着する野球又はソフトボールのバットに装着する補助具も開示されている(特許文献4参照)。また、野球の打撃の際使用する移動式スベリ止めグリップエンドであって、弾力性のある素材でバットに密着させ滑りを止め、その上から伸縮性のある素材を巻き、マジックテープ(登録商標)で固定する移動式スベリ止めグリップエンドも開示されている(特許文献5参照)。
特開2004−209178号公報 特開2000−245883号公報 実開昭62−39760号公報 登録実用新案3173175号公報 特開2001−259102号公報
しかし、従来の野球バットは、例えば、上記特許文献1のように、野球バットのグリップ端部がL字又はしの字である形状では、当該L字又はしの字が有する角度を付けて折れた形状の折れ目に形成される空間が存在することによって、依然として掌と野球バットの接点がぐらつき易いものとなり、当該接点における握り込み時の安定性が十分とは言えない。さらに、当該L字又はしの字の形状では、複雑な形状であり製造し難いという課題もある。
また、従来の野球バットは、例えば、上記特許文献2のように、上側の手の小指側が当たる鍔部側面が上側の手で握った前記グリップ外周から前記鍔部外周にかけて径方向に徐々に拡径するテーパ状の鍔部を有する形状では、上側の手の固定を目的としており、即ち、テーパ状の鍔部の背面部に接し得る側にある下側の手でのグリップ固定が弱いことから、下側の手のしっかりした固定が強い打撃を生み出すという点から、打撃力が向上し難いという課題がある。また、上記特許文献3のように、グリップエンドを固定するバット用グリップ当ての場合にも、グリップエンドにおける下側の手の固定が強化されるに留まり、下側の手のしっかりした固定が強い打撃を生み出すという点から、打撃力が向上し難いという課題がある。
また、例えば、上記特許文献4のように、グリップ部の外周面に当接する円孔を開孔した偏平リング状の鍔状の補助具では、リング状の形状であることから、時間の経過と共に、鍔状の補助具のリング面と手が接する領域が移動し易く、即ち、手が動き易くなることから不安定な固定となり、打撃力が向上し難いという課題がある。また、上記特許文献5のように、移動式スベリ止めグリップエンドもあるが、スベリ止めグリップエンドはスイングの際にバットが手から離れ難くすることを目的とするものであり、打撃力の向上をもたらすものではない。
本考案は前記課題を解決するためになされたものであり、簡素な構成で、打者に強力で安定的な打撃をサポートできる野球バット及びその補助具の提供を目的とする。
本願に開示する野球バットは、打球を当てるヘッド部と、打者が握るグリップ部と、当該グリップ部側のバット末端であるグリップエンド部とから構成される野球バットにおいて、前記グリップエンド部近傍、前記グリップ部の中央近傍、又は前記グリップ部のヘッド部側末端近傍の少なくともいずれかに、前記グリップエンド部から前記ヘッド部へ向かう長手方向に沿って昇り斜面となるテーパー形状の突起部が配設されるものである。
このように、前記グリップエンド部近傍、前記グリップ部の中央近傍、又は前記グリップ部のヘッド部側末端近傍の少なくともいずれかに、前記グリップエンド部から前記ヘッド部へ向かう長手方向に沿って昇り斜面となるテーパー形状の突起部が配設されることから、打者の手が前記グリップ部において強固に固定されることとなり、打者に強力で安定的な打撃をサポートすることができる。
本願に開示する野球バットは、必要に応じて、前記突起部が、前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部を、野球バットと接する端面に対して、90°以上の直角又は鈍角で形成されると共に、当該背面部における開口端の厚みを直径方向の各端部で異ならせて形成されるものである。このように、前記突起部の前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部が、野球バットと接する端面に対して、90°以上の直角又は鈍角で形成されることから、この角度が90°の直角の場合には、前記突起部を連結できる構成となり、ニーズに応じた所望の形状及びサイズを有する前記突起部を有する野球バットを容易に形成することができる。また、90°より大きい鈍角の場合には、前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部においても、緩やかな傾斜面を有することから、打者の手をよりしっかりと固定することができ、より強力で安定的な打撃をサポートすることができる。また、当該背面部における開口端の厚みを直径方向の各端部で異ならせて形成されることから、打者の掌が広い面積で接する側(例えば右打者の右手では指の付け根が含まれる掌側)の突起部が、背面部の厚みが大きい側に当たるように配設されることによって、厚みがある側の突起部によって打者の手がよりしっかりと固定されることとなり、より安定的な打撃をサポートすることができる。
本願に開示する野球バットは、必要に応じて、前記突起部が、金属、木材、又は樹脂から形成されるものである。このように、前記突起部が、金属、木材、又は樹脂から形成されることから、金属、木材、又は樹脂という打者の手に馴染み易い素材によって、野球バットと打者の手との固定性が高い状態が維持できることとなり、より安定性を高めて打者の強力な打撃をサポートすることができる。また、前記突起部が、野球バットと同じか近い素材により形成されることとなり、野球バットと前記突起部を同一の製造工程で製作でき、より簡易に製造することができる。
本願に開示する野球バットは、必要に応じて、前記突起部が、着脱可能であるものである。このように、前記突起部が、着脱可能であることから、打者が装着したい場合には装着でき、また、装着を控えたい場合には取り外せるという打者の個々の場面のニーズに応じた装着ができることとなり、より高い使い勝手を実現することができる。
本願に開示する野球バット補助具は、打球を当てるヘッド部と、打者が握るグリップ部と、当該グリップ部側のバット末端であるグリップエンド部とから構成される野球バットに対して、着脱可能に装着できる野球バット補助具において、前記グリップエンド部近傍、前記グリップ部の中央近傍、又は前記グリップ部のヘッド部側末端近傍の少なくともいずれかに着脱可能に固定でき、前記グリップエンド部から前記ヘッド部へ向かう長手方向に沿って昇り斜面となるテーパー形状の突起部から成るものである。
このように、前記グリップエンド部近傍、前記グリップ部の中央近傍、又は前記グリップ部のヘッド部側末端近傍の少なくともいずれかに着脱可能に固定でき、テーパー形状の突起部から成ることから、打者のニーズに応じた箇所に装着でき、テーパー形状の突起部による打者の手が強固に固定されることとなり、打者のニーズに応じた装着ができると共に、装着時には打者に強力で安定的な打撃をサポートすることができる。
本願に開示する野球バット補助具は、必要に応じて、前記突起部が、前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部を、野球バットと接する端面に対して、90°以上の直角又は鈍角で形成されると共に、当該背面部における開口端の厚みを直径方向の各端部で異ならせて形成されるものである。このように、前記突起部の前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部が、野球バットと接する端面に対して、90°以上の直角又は鈍角で形成されることから、この角度が90°の直角の場合には、前記突起部を連結できる構成となり、ニーズに応じた所望の形状及びサイズを有する前記突起部を有する野球バットを着脱可能に容易に形成することができる。また、90°より大きい鈍角の場合には、前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部においても、緩やかな傾斜面を有することから、打者の手をよりしっかりと固定することができ、より強力で安定的な打撃をサポートすることができる。また、当該背面部における開口端の厚みを直径方向の各端部で異ならせて形成されることから、打者の掌が広い面積で接する側(例えば右打者の右手では指の付け根が含まれる掌側)の突起部が、背面部の厚みが大きい側に当たるように配設されることによって、厚みがある側の突起部によって打者の手がよりしっかりと固定されることとなり、より安定的な打撃をサポートすることができる。
本願に開示する野球バット補助具は、必要に応じて、金属、木材、又は樹脂から形成されるものである。このように、金属、木材、又は樹脂から形成されることから、金属、木材、又は樹脂という打者の手に馴染み易い素材によって、野球バットと打者の手との固定性が高い状態が維持できることとなり、より高い安定性で打者の強力な打撃をサポートすることができる。
本考案の第1の実施形態に係る野球バットの構成を表す斜視図及び断面図を示す。 本考案の第1の実施形態に係る野球バットの構成を表す側面からの断面図を示す。 本考案の第1の実施形態に係る突起部と一体化した野球バットの構成を表す側面からの断面図を示す。 本考案の第2の実施形態に係る野球バットの構成を表す側面からの断面図及び斜視図を示す。 本考案の第3の実施形態に係る野球バットの構成を表す側面からの断面図を示す。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る野球バットを図1及び図2に基づいて説明する。
第1の実施形態に係る野球バット10は、図1(a)に示すように、打球を当てるヘッド部13と、打者が握るグリップ部12と、このグリップ部側のバット末端であるグリップエンド部11とから構成される野球バット10において、このグリップエンド部11近傍(A)、このグリップ部12の中央近傍(B)、又はこのグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)の少なくともいずれかに、図1(b)に示すように、このグリップエンド部11からこのヘッド部13へ向かう長手方向Mに沿って昇り斜面1bとなるテーパー形状の突起部1が配設される構成である。テーパー形状とは、野球バットの長手方向Mに沿って、傾斜面(即ち、昇り斜面1b)を有する構造を指す。
この突起部1は、金属、木材、又は樹脂から形成することができる。このような素材によって形成されることから、金属、木材、又は樹脂という打者の手に馴染み易い素材によって、野球バットと打者の手との固定性が高い状態が維持できることとなり、より安定性を高めて打者の強力な打撃をサポートすることができる。また、打者が使用した際に、従来から使い慣れた素材であることからも、この突起部1による違和感を感じ難いという優れた使用感も得られる。また、この突起部1が、野球バットと同じか近い素材により形成されることとなり、野球バット10とこの突起部1とを同一の製造工程で製作することができ、より簡易に製造することができる。
この突起部1は、図1(b)に示すように、開口端1aを長手方向の両端部に有する構成であり、開口端1aにバット本体を挿通させることによって、この突起部1が装着された野球バット10が形成される。この挿通させ易さという点からは、この突起部1は、樹脂等の柔軟性の高い部材を用いることが好適である。
また、この突起部1は、図1(c)に示すように、そのテーパー形状における昇り斜面1bの背面に形成される背面部1cが、野球バットと接する端面に対して90°の直角で形成される(即ち、この端面となす角が90°であること)ことが好ましい。このように、この突起部1のテーパー形状における昇り斜面1bの背面に形成される背面部1cが、野球バット10と接する端面に対して、90°の直角で形成されることから、図1(d)に示すように、この突起部1を連結できる構成となり、ニーズに応じた所望の形状及びサイズを有する前記突起部1を有する野球バット10を容易に形成することができる。
また、この突起部1は、図1(e)に示すように、そのテーパー形状における昇り斜面1bの背面に形成される背面部1cが、野球バットと接する端面に対して90°以上の鈍角で形成される(即ち、この端面となす角が90°以上であること)ことも好ましい。このように、この突起部1のテーパー形状における昇り斜面1bの背面に形成される背面部1cが、野球バット10と接する端面に対して、90°より大きい鈍角で形成されることから、このテーパー形状における昇り斜面1bの背面に形成される背面部1cにおいても、緩やかな傾斜面を有することから、打者の手をよりしっかりと固定することができ、より強力で安定的な打撃をサポートすることができる。
この野球バット10は、その素材は特に限定されず、例えば、金属バットでも木製バットでもこの突起部1を適用することができる。
また、野球規則によれば、野球バットの握り部分であるグリップ部12は、グリップエンド部11からの長さL=18インチ(45.7cm)の範囲内(図1(a)において網掛け領域で示される)には、何らかの物質を付着させたり、加工したり、ザラザラにして握りやすくさせたりことは許されている。
このような野球規則に準拠して、この突起部1の配設位置については、この野球バット10のグリップエンド部11近傍(A)、このグリップ部12の中央近傍(B)、又はこのグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)の少なくともいずれかに配設されれば、特に限定されない。
例えば、この突起部1の配設位置については、例えば、図2(a)に示すように、この突起部1がグリップ部12の中央近傍(B)に配設されることができ、この場合には、打者がグリップ部12を握った際に打者の両手の間にこの突起部1が配設されることとなり、このテーパー形状における傾斜のある昇り斜面1bによって打者の両手が安定的に固定され、打者に強力で安定的な打撃をサポートすることができる。また、図2(b)に示すように、この突起部1を連結することもでき、さらに例えば、図2(c)に示すように、この突起部1の背面部1cを連結させることもでき、 この構成によって、テーパー形状の傾き(昇り斜面1bの傾斜角)が突起部1の中間で逆転する形状を有する突起部1を連結して用いることもできることから、種々の形状を有する突起部1が簡易に形成されることとなり、個々の打者のニーズに応じたグリップ感が容易に得られる。
また、例えば、図2(d)に示すように、この突起部1がグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に配設されることもでき、この場合には、打者のグリップエンド部11に収められる打者の両手全体がしっかり固定されることとなり、より安定性を高めて打者の強力な打撃をサポートすることができる。
この野球バット10は、上記のように、野球バット10本体にこの突起部1を着脱可能に取り付けられることによって、この突起部1を、打者が装着したい場合には装着でき、また、装着を控えたい場合には取り外せるという打者の個々の場面のニーズに応じた装着ができることとなり、より高い使い勝手を実現することができる。
尚、本実施形態では、この野球バット10は、この突起部1を野球バット10本体に着脱可能に取り付ける構成としたが、この形態に限定されず、図3(a)及び(b)に示すように、この野球バット10と突起部1とが、1つの金属バットや木製バットとして一体となった形態としてもよい。その場合には、1つの製造工程で、簡易に突起部1が配設された野球バット10を製造することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る野球バットを図4に基づいて説明する。
第2の実施形態に係る野球バットは、上記の第1の実施形態と同様に、前記突起部1と、前記野球バット10と、前記グリップエンド部11と、前記グリップ部12と、前記ヘッド部13とから構成され、さらに、前記突起部1が、前記グリップエンド部11近傍(A)、前記グリップ部12の中央近傍(B)、又は前記グリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)のうちの複数個所に配設される構成である。
例えば、この突起部1は、図4(a)に示すように、このグリップ部12の中央近傍(B)、及びこのグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に配設することができる。この構成によって、グリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に配設される突起部1によって打者のグリップエンド部11に収められる打者の両手全体がしっかり固定されると共に、打者の両手の間の突起部1によって打者の両手が安定的に固定されることとなり、打者に強力でより安定的な打撃をサポートすることができる。
また、この突起部1は、図4(b)に示すように、このグリップエンド部11近傍(A)、グリップ部12の中央近傍(B)、及びこのグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に配設することができる。この構成によって、グリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に配設される突起部1によって打者のグリップエンド部11に収められる打者の両手全体がしっかり固定されると共に、打者の両手の間の突起部1によって打者の両手が安定的に固定され、さらに打者が不安定となりがちなグリップエンド部11と打者の手とがしっかりと固定されることとなり、打者に強力でより安定的な打撃をサポートすることができる。
なお、この突起部1は、図4(c)に示すように、このグリップエンド部11近傍(A)、グリップ部12の中央近傍(B)、及びこのグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に連続的に配設することができる。このような構成によって、この突起部1が安定的に固定されることとなり、より安定的な打撃をサポートすることができる。
この野球バット10は、上記のように、野球バット10本体にこの突起部1を着脱可能に取り付けられることによって、この突起部1を、打者が装着したい場合には装着でき、また、装着を控えたい場合には取り外せるという打者の個々の場面のニーズに応じた装着ができることとなり、より高い使い勝手を実現することができる。
尚、この野球バット10は、上記のように、この突起部1を野球バット10本体に着脱可能に取り付けたが、この形態に限定されず、この野球バット10と突起部1とが、1つの金属バットや木製バットとして一体となった形態としてもよい。その場合には、1つの製造工程で、簡易に突起部1が配設された野球バット10を製造することができる。
尚、上記の各実施形態では、開口端1aが、背面部1cの面中心に配設される構成としたが、この構成に限定されない。例えば、図4(d)に示すように、背面部1cにおける開口端1aの厚みを直径方向の各端部で異ならせて形成される構成とすることができる。即ち、開口端1aが、背面部1cの面中心から離れた構成(即ち、偏心となる構成)とすることができ、背面部1cにおいて開口端1aから厚みが大きい側Jと、厚みが少ない側Kとが形成される構成とすることができる。このように、開口端1aが、背面部1cの面に対して偏心となる位置に構成されることによって、打者の掌が広い面積で接する側(例えば右打者の右手では指の付け根が含まれる掌側)の突起部1が、背面部1cの厚みが大きい側Jに当たるように配設されることによって、厚みがある側の突起部1によって、打者の手をよりしっかりと固定することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態に係る野球バットを図5に基づいて説明する。
第3の実施形態に係る野球バット10は、上記の第1及び第2の実施形態と同様に、前記突起部1と、前記野球バット10と、前記グリップエンド部11と、前記グリップ部12と、前記ヘッド部13とから構成され、さらに、前記突起部1が、図5(a)及び(b)に示すように、野球バット10の本体の長手方向に対して垂直な断面を、環状に周回する輪形状(リング形状)から形成される構成である。図5(a)は、この突起部1が、グリップ部12の中央近傍(B)、及びこのグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に配設される構成である。また、図5(b)は、この突起部1が、このグリップエンド部11近傍(A)、グリップ部12の中央近傍(B)、及びこのグリップ部12のヘッド部側末端近傍(C)に配設される構成である。
この突起部1は、輪形状(リング形状)とする構成によって、図5(c)に示すように、打者100が野球バット10を握った際に、この突起部1によって、打者100の手が固定されるべき箇所はこの昇り斜面1bによってしっかり固定されつつ、野球バット10に接触する面積もさらに広くなり、従来からの野球バットを握っている感覚に近い状態で、この野球バット10が使用できることとなり、より自然な使用感で、固定感に優れた打撃をサポートすることができる。
この野球バット10は、上記のように、野球バット10本体にこの突起部1を着脱可能に取り付けられることによって、この突起部1を、打者が装着したい場合には装着でき、また、装着を控えたい場合には取り外せるという打者の個々の場面のニーズに応じた装着ができることとなり、より高い使い勝手を実現することができる。
尚、この野球バット10は、上記のように、この突起部1を野球バット10本体に着脱可能に取り付けたが、この形態に限定されず、この野球バット10と突起部1とが、1つの金属バットや木製バットとして一体となった形態としてもよい。その場合には、1つの製造工程で、簡易に突起部1が配設された野球バット10を製造することができる。
このように、上記の各実施形態に係る野球バットは、野球規則に準拠しつつ、優れた使用感及び固定感が得られ、さらに打者に強力でより安定的な打撃をサポートすることが実現できる。
1 突起部
1a 開口端
1b 昇り斜面
1c 背面部
10 野球バット
11 グリップエンド部
12 グリップ部
13 ヘッド部
100 打者

Claims (7)

  1. 打球を当てるヘッド部と、打者が握るグリップ部と、当該グリップ部側のバット末端であるグリップエンド部とから構成される野球バットにおいて、
    前記グリップエンド部近傍、前記グリップ部の中央近傍、又は前記グリップ部のヘッド部側末端近傍の少なくともいずれかに、前記グリップエンド部から前記ヘッド部へ向かう長手方向に沿って昇り斜面となるテーパー形状の突起部が配設されることを特徴とする
    野球バット。
  2. 請求項1に記載の野球バットにおいて、
    前記突起部が、前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部を、野球バットと接する端面に対して、90°以上の直角又は鈍角で形成されると共に、当該背面部における開口端の厚みを直径方向の各端部で異ならせて形成されることを特徴とする
    野球バット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の野球バットにおいて、
    前記突起部が、金属、木材、又は樹脂から形成されることを特徴とする
    野球バット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の野球バットにおいて、
    前記突起部が、着脱可能であることを特徴とする
    野球バット。
  5. 打球を当てるヘッド部と、打者が握るグリップ部と、当該グリップ部側のバット末端であるグリップエンド部とから構成される野球バットに対して、着脱可能に装着できる野球バット補助具において、
    前記グリップエンド部近傍、前記グリップ部の中央近傍、又は前記グリップ部のヘッド部側末端近傍の少なくともいずれかに着脱可能に固定でき、前記グリップエンド部から前記ヘッド部へ向かう長手方向に沿って昇り斜面となるテーパー形状の突起部から成ることを特徴とする
    野球バット補助具。
  6. 請求項5に記載の野球バット補助具において、
    前記突起部が、前記テーパー形状における昇り斜面の背面に形成される背面部を、野球バットと接する端面に対して、90°以上の直角又は鈍角で形成されると共に、当該背面部における開口端の厚みを直径方向の各端部で異ならせて形成されることを特徴とする
    野球バット補助具。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の野球バット補助具において、
    金属、木材、又は樹脂から形成されることを特徴とする
    野球バット補助具。
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