JP3204233B2 - 周波数−電圧変換回路と受信機および周波数−電圧変換特性の制御方法 - Google Patents

周波数−電圧変換回路と受信機および周波数−電圧変換特性の制御方法

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JP3204233B2 JP35381398A JP35381398A JP3204233B2 JP 3204233 B2 JP3204233 B2 JP 3204233B2 JP 35381398 A JP35381398 A JP 35381398A JP 35381398 A JP35381398 A JP 35381398A JP 3204233 B2 JP3204233 B2 JP 3204233B2
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voltage value
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rectangular pulse
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FSK信号を受
信復調するダイレクトコンバージョン受信機等に適用さ
れる周波数−電圧変換回路と受信機およびこれらに適用
される周波数−電圧変換特性の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、FSK(Frequency Shift Ke
ying)受信機にはスーパーヘテロダイン方式やダイレク
トコンバージョン方式等があり、各方式ともF−V(F
requency-Voltage:周波数−電圧)変換を用いて復調を
行う方式が知られている。
【0003】図7は、従来のF−V変換を有するダイレ
クトコンバージョン受信機の構成例を示すブロック図で
あり、ベースバンド直交信号をある中間周波数に持ち上
げて(アップコンバージョン)F−V変換するウェーバ
受信機(一点鎖線内)の構成例である。
【0004】図示しない送信機から送信されたFSK信
号はアンテナ101によって受信され、高周波増幅器1
02によって増幅されてミキサ103および104に入
力される。
【0005】またミキサ103には、局部発振器107
が出力する発振信号がπ/2移相器105によってπ/
2だけ移相して供給され、ミキサ104には局部発振器
107の出力する発振信号が供給される。
【0006】ミキサ103および104の出力信号は、
それぞれに接続されたチャネルフィルタであるLPF
(Low Pass Filter:低域通過濾波器)106および
108へ供給される。
【0007】これらLPF106および108は、ベー
スバンド信号と同等の通過帯域を有し隣接チャネルの選
択度を取るものであり、ミキサ103および104から
の各信号のそれぞれに応じた出力信号を、個別にアップ
コンバージョン部130(二点鎖線内)に供給する。
【0008】アップコンバージョン部130は、ミキサ
109とミキサ110、局部発振器113、そしてπ/
2移相器111とにより構成される。ミキサ109には
局部発振器113の出力する発振信号が供給され、ミキ
サ110には局部発振器113の出力する発振信号がπ
/2だけ移相して供給される。
【0009】ミキサ109および110によってそれぞ
れ乗算された信号は、加算器112によって加算(減算
器によって減算してもよい)される。アップコンバージ
ョンされた加算器112の出力信号は、遅延検波部11
4によって電圧値に変換される。
【0010】このウェーバ受信機131において、受信
FSK信号の搬送波周波数をω/2π、また周波数偏移
を±Δω/2πとすると、この受信FSK信号S
rFSKは、 SrFSK=cos(ω±Δω)t と表される。
【0011】ここで、局部発振器107の出力信号S
OSC1=sinωtとおくと、ミキサ103および104
の出力信号SMIX3、SMIX4は、 SMIX3=cos(ω±Δω)t・cosωt =1/2{cos(ω±Δω+ω)t+cos(ω±Δω−ω)t} =1/2{cos(2ω±Δω)t+cos(±Δωt)} 同様に、 SMIX4=cos(ω±Δω)t・sinωt =1/2{sin(ω±Δω+ω)t+sin(ω±Δω−ω)t} =1/2{sin(2ω±Δω)t+sin(±Δωt)} となるが、これらの式の第1項はLPF106あるいは
108によって除去されるので、LPF106および1
08の出力SLPF6、SLPF8は、 SLPF6=1/2{cos(Δωt)} ・・・(1) SLPF8=±1/2{sin(Δωt)} ・・・(2) となる。
【0012】ここで理解を容易にするために、リミッタ
アンプ128、129を介さないものとして計算する
と、アップコンバージョン部130の出力信号V
OUT は、以下のように変形される。ただしここでは、局
部発振器113の出力信号SOSC2=sinω2tとす
る。 VOUT =1/2{cos(Δωt)sinω2t} ±1/2{sin(Δωt)cosω2t} =1/2{sin(ω2±Δω)} ・・・(3) 上述の結果よりベースバンド信号I、Qは、中間周波数
ω2/2πを中心とし±Δω/2πの周波数偏移を持つ
信号に変換される。
【0013】次に、リミッタアンプ128および129
をLPF106あるいは108とミキサ109および1
10との間に挿入した場合は、以下のようになる。ミキ
サ109および110への入力がリミッタアンプ128
および129によって矩形波となった場合のLPF10
6およびLPF108の出力SLPF6' およびSLPF8'
は、上述の式(1)、式(2)をフーリエ変換すること
によって、次のように変形される。なおここでは定数k
=2/πとする。 SLPF6' =k{cos(Δωt) +1/3・cos(3Δωt) +1/5・cos(5Δωt) +・・・} ・・・(1') SLPF8' =k{sin(ω2±ω)t +1/3・sin(3(ω2±Δω)t +1/5・sin(5(ω2±Δω)t) +・・・} ・・・(2')
【0014】即ち、アップコンバージョン部130の出
力信号VOUT'も、同様に上述の式(3)の変形と考える
ことにより、 VOUT'=k{sin(ω2±ω)t +1/3・sin(3(ω2±Δω)t +1/5・sin(5(ω2±Δω)t) +・・・} ・・・(3') となり、LPF106および108とミキサ109ある
いは110との間にリミッタアンプ128および129
を挿入した場合にも、コンバージョンアップが可能であ
ることが分かる。
【0015】ウェーバ受信機131はSSB(Single
Side Band:単側波帯波)受信機として提案されたもの
であるが、上述の説明からもわかるように、FSK受信
機としても適用されることがわかる。このようにしてア
ップコンバージョンされた加算器112の出力信号は、
遅延検波部114に入力されてF−V変換される。
【0016】図8は、遅延検波部114の詳細な構成例
を示す接続図である。また図9は、遅延検波部114の
各部における信号の変化(波形)を示すタイミングチャ
ートである。加算器112が出力する信号VA は、リミ
ッタアンプ119により振幅変調成分が除去されて出力
信号VB およびVC に変換される。
【0017】次に出力信号VB およびVC は定電流源1
20、220およびコンデンサ122、222が接続さ
れたエミッタ接地のトランジスタ121、221によっ
て、立ち上がりに所定の傾きを有する信号VD およびV
E に変換され、基準電圧126からスレショルドレベル
TH26が与えられるコンパレータ123、223によっ
て信号VF およびVG に変換される。
【0018】さらに信号VF およびVG は、AND(論
理積)ゲート124により信号VHに変換される。これ
により振幅が一定で一定の遅延時間τを持つパルス信号
列VH が形成される。
【0019】最後にパルス信号列VH は、LPF125
によって積分されて信号VA の周波数に対応する電圧値
I に変換される。またこうして得られた電圧値V
I は、図示しないコンバータ等により“1”と“0”の
ロジックデータ化される。
【0020】図10は上述の構成おける各作用を説明す
るために周波数スペクトラムを示した説明図である。こ
の図の中段では、“1”の周波数と“0”の周波数との
中心周波数が搬送波周波数となっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図11は、この遅延検
波部114によって得られる特性を示す特性図である。
上述の例では、復調感度KDはKD=2τV[V/H
z]となるため、τおよびVのばらつきの影響を受ける
(これらτは遅延時間、Vは信号VH の出力振幅を示
す)。
【0022】またτは、図8に示される定電流源12
0、220の電流値のばらつきに反比例するとともに、
コンデンサ122、222の静電容量のばらつきに比例
し、さらにスレショルド電圧VTH26に比例するという特
性を有している。
【0023】即ち、F−V変換を用いるダイレクトコン
バージョン方式では、製造条件のばらつきにより復調感
度がばらつき、F−V変換出力振幅にばらつきを生じ
る。この結果、受信状況の悪化を招く恐れがある。また
同様の理由で電源電圧の制限を受け、F−V変換の直線
性が悪化する。この結果、やはり受信状況の悪化につな
がってしまう。
【0024】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、製造ばらつきやこれに起因する経時変化を補
正して安定且つ高い感度・直線性でFSK信号等を復調
することができる周波数−電圧変換回路と受信機および
周波数−電圧変換特性の制御方法を提供することを目的
としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、矩形パルス
の立ち上がりまたは立ち下がりに所定の傾きを与える積
分手段と、前記積分手段の出力値と閾値とを比較して前
記矩形パルスの周波数に対応したパルス幅のパルス列を
出力する第1の比較手段と、前記閾値を蓄積保持する蓄
積手段と、前記パルス列を平滑して前記矩形パルスの周
波数に対応した電圧値を出力する平滑手段と、前記電圧
値と所定の基準電圧値とを比較して当該結果に基づいて
前記蓄積手段に対して電荷を充放電する第2の比較手段
とを具備することを特徴とする。また、請求項2に記載
の発明にあっては、請求項1に記載の周波数−電圧変換
回路では、前記第2の比較手段は、前記電圧値が前記所
定の基準電圧値より大きい場合には前記蓄積手段から電
荷を放電することを特徴とする。また、請求項3に記載
の発明にあっては、請求項1に記載の周波数−電圧変換
回路では、前記第2の比較手段は、前記電圧値が前記所
定の基準電圧値より小さい場合には前記蓄積手段に電荷
を充電することを特徴とする。また、請求項4に記載の
発明にあっては、矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下
がりに所定の傾きを与える積分手段と、前記積分手段の
出力値と所定の基準値とを比較して前記矩形パルスの周
波数に対応したパルス幅のパルス列を出力する第1の比
較手段と、前記パルス列を平滑して前記矩形パルスの周
波数に対応した電圧値を出力する平滑手段と、前記電圧
値と所定の基準電圧値とを比較して当該結果に基づいて
前記矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下がりの傾きを
変化させる第2の比較手段とを具備することを特徴とす
る。また、請求項5に記載の発明にあっては、請求項4
に記載の周波数−電圧変換回路では、前記積分手段は、
電流を所定値に制限する定電流素子と、前記電流を蓄積
する静電容量素子とからなり、前記第2の比較手段は、
前記電圧値と所定の基準電圧値とを比較して当該結果に
基づいて前記定電流素子による電流制限値を変化させる
ことを特徴とする。また、請求項6に記載の発明にあっ
ては、請求項5に記載の周波数−電圧変換回路では、前
記第2の比較手段は、前記電圧値が前記所定の基準電圧
値より大きい場合には前記定電流素子による電流制限値
を大きくすることを特徴とする。また、請求項7に記載
の発明にあっては、請求項5に記載の周波数−電圧変換
回路では、前記第2の比較手段は、前記電圧値が前記所
定の基準電圧値より小さい場合には前記定電流素子によ
る電流制限値を小さくすることを特徴とする。また、請
求項8に記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項
7までの何れかに記載の周波数−電圧変換回路では、所
定周波数の前記矩形パルスを生成する発振手段と、前記
第2の比較手段の出力をオン/オフする制御手段とを具
備することを特徴とする。また、請求項9に記載の発明
にあっては、受信した第1の周波数の高周波信号を前記
発振手段が出力する矩形パルスによって第2の周波数の
受信信号に変換する周波数変換手段と、前記制御手段に
制御され前記矩形パルスと前記受信信号との何れか一方
を選択して前記積分手段に供給する選択手段と、請求項
8に記載の周波数−電圧変換回路とを具備することを特
徴とする。また、請求項10に記載の発明にあっては、
積分手段によって矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下
がりに所定の傾きを与えて閾値と比較し、前記比較結果
に基づいたパルス幅のパルス列を平滑して前記矩形パル
スの周波数に対応した電圧値を求め、前記電圧値と所定
の基準電圧値とを比較して当該結果に基づいて前記閾値
を制御することを特徴とする。また、請求項11に記載
の発明にあっては、請求項10に記載の周波数−電圧変
換特性の制御方法では、前記電圧値が前記所定の基準電
圧値より大きい場合には前記閾値を蓄積保持する蓄積手
段から電荷を放電することを特徴とする。また、請求項
12に記載の発明にあっては、請求項10に記載の周波
数−電圧変換特性の制御方法では、前記電圧値が前記所
定の基準電圧値より小さい場合には前記閾値を蓄積保持
する蓄積手段に電荷を充電することを特徴とする。ま
た、請求項13に記載の発明にあっては、請求項10な
いし請求項1までの何れかに記載の周波数−電圧変換
特性の制御方法では、所定周波数の前記矩形パルスを生
成する発振手段を有し、受信した第1の周波数の高周波
信号を前記発振手段が出力する矩形パルスによって第2
の周波数の受信信号に変換して前記積分手段に供給する
受信機において、前記第1の周波数の高周波信号の非受
信時に前記発振手段が出力する矩形パルスを前記積分手
段に供給し、前記閾値を制御することを特徴とする。ま
た、請求項14に記載の発明にあっては、積分手段によ
って矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下がりに所定の
傾きを与えて閾値と比較し、前記比較結果に基づいたパ
ルス幅のパルス列を平滑して前記矩形パルスの周波数に
対応した電圧値を求め、前記電圧値と所定の基準電圧値
とを比較して当該結果に基づいて前記矩形パルスの立ち
上がりまたは立ち下がりの傾きを制御することを特徴と
する。また、請求項15に記載の発明にあっては、請求
項14に記載の周波数−電圧変換特性の制御方法では、
電流を所定値に制限する定電流素子と前記電流を蓄積す
る静電容量素子とによって前記積分手段を構成し、前記
電圧値が前記所定の基準電圧値より大きい場合には前記
定電流素子による電流制限値を大きくすることを特徴と
する。また、請求項16に記載の発明にあっては、請求
項14に記載の周波数−電圧変換特性の制御方法では、
電流を所定値に制限する定電流素子と前記電流を蓄積す
る静電容量素子とによって前記積分手段を構成し、前記
電圧値が前記所定の基準電圧値より小さい場合には前記
定電流素子による電流制限値を小さくすることを特徴と
する。また、請求項17に記載の発明にあっては、請求
項14ないし請求項16までの何れかに記載の周波数−
電圧変換特性の制御方法では、所定周波数の前記矩形パ
ルスを生成する発振手段を有し、受信した第1の周波数
の高周波信号を前記発振手段が出力する矩形パルスによ
って第2の周波数の受信信号に変換して前記積分手段に
供給する受信機において、前記第1の周波数の高周波信
号の非受信時に前記発振手段が出力する矩形パルスを前
記積分手段に供給し、前記矩形パルスの立ち上がりまた
は立ち下がりの傾きを制御することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】A.第1の実施の形態 以下に、本発明について説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態にかかる受信機の構成を示すブロック図
である。本実施の形態では、図示しない送信機から送信
されたFSK信号はアンテナ1によって受信され、高周
波増幅器2によって増幅されてミキサ3および4に入力
される。
【0027】またミキサ3には、局部発振器7が出力す
る発振信号がπ/2移相器5によってπ/2だけ移相し
て供給され、ミキサ4には局部発振器7の出力する発振
信号が供給される。
【0028】ミキサ3および4の出力信号は、それぞれ
に接続されたチャネルフィルタであるLPF6および8
へ供給される。これらLPF6および8は、ベースバン
ド信号と同等の通過帯域を有し隣接チャネルの選択度を
取るものであり、ミキサ3および4からの各信号のそれ
ぞれに応じた出力信号を、個別にアップコンバージョン
部30(二点鎖線内)に供給する。
【0029】アップコンバージョン部30は、ミキサ9
とミキサ10、局部発振器13、そしてπ/2移相器1
1とにより構成される。ミキサ9には局部発振器13の
出力する発振信号が供給され、ミキサ10には局部発振
器13の出力する発振信号がπ/2だけ移相して供給さ
れる。ミキサ9および10によってそれぞれ乗算された
信号は、加算器12によって加算(減算器によって減算
してもよい)される。
【0030】32は、ウェーバ受信機31によって得ら
れた信号と局部発振器13の出力信号との何れかを択一
的に切り換えるスイッチ、14はスイッチ32の出力を
F−V変換する遅延検波部14、そして18はこれらス
イッチ32および遅延検波部14を制御する制御部であ
る。
【0031】このスイッチ32は、制御信号S18が“H
(ハイレベル)”の時には局部発振器13の出力を遅延
検波部14に供給、一方制御信号S18が“(ローレベ
ル)”の時には加算器12の出力を遅延検波部14に供
給する。
【0032】図2は、遅延検波部14の内部の詳細な構
成例を示す接続図である。また図3は、遅延検波部14
の各部における信号の変化(波形)を示すタイミングチ
ャートである。上述の加算器12が出力する信号V
A は、リミッタアンプ19により振幅変調成分が除去さ
れて出力信号VB およびVC に変換される。
【0033】次に出力信号VB およびVC は定電流源2
0a、20bおよびコンデンサ22a、22bが接続さ
れたエミッタ接地のトランジスタ21a、21bによっ
て、立ち上がりに所定の傾きを有する信号VD およびV
E に変換され、コンデンサ16が接続されるとともに後
述のVIアンプ15の出力信号が与えられるコンパレー
タ23a、23bによって信号VF およびVG に変換さ
れる。
【0034】さらに信号VF およびVG は、AND(論
理積)ゲート24により信号VH に変換される。これに
より振幅が一定で一定の遅延時間τを持つパルス信号列
Hが形成される。このパルス信号列VH は、LPF2
5によって積分されて信号VA の周波数に対応する電圧
値VI に変換される。
【0035】また電圧値VI は、VIアンプ15によっ
て基準電圧17(VREF )と比較され、このVIアンプ
15の出力がコンパレータ23a、23bの基準電圧と
して供給される。
【0036】上述の構成において、制御信号S18
“L”の場合にはスイッチ32は加算器12の出力を選
択し、またVIアンプ15はオフ(出力端が開放)とな
ってコンデンサ16の電荷(スレショルドレベル
TH16)は保持される。
【0037】一方制御信号S18が“H”になるとスイッ
チ32は局部発振器13の出力を選択し、VIアンプ1
5がオンとなって遅延検波部14内のフィードバックが
アクティブとなる。
【0038】遅延検波部14に入力される信号VA はリ
ミッタアンプ19によって振幅変調成分が除去され、互
いに逆相の信号VB およびVC に変換される。これら信
号VB およびVC は、次にエミッタ接地のトランジスタ
21aあるいはトランジスタ21bによって、立ち上が
りに所定の傾きが与えられた信号VDおよびVE に変換
され、さらにスレショルドレベル(閾値)VTH16を持つ
コンパレータ23a、23bによって信号VF およびV
G に変換される。
【0039】そしてこの信号VF と信号VG とはAND
ゲート24によって論理積(負論理の論理和)がとら
れ、この結果が信号VH となる。こうして、振幅ならび
に遅延時間τが一定のパルス信号列VH が生成される。
【0040】最後にパルス信号列VH は、LPF25に
よって積分され、信号VA の周波数に対応する電圧値V
I に変換される。この電圧値VI は基準電圧VREF と比
較され、電圧値VI が基準電圧VREF より高い場合には
VIアンプ15の出力が“L”となる。これによってコ
ンデンサ16の電荷が放電され、スレショルドレベルV
TH16が引き下げられる。
【0041】一方電圧値VI が基準電圧VREF より低い
場合にはVIアンプ15の出力が“H”となる。これに
よってコンデンサ16に電荷が充電され、スレショルド
レベルVTH16が引き上げられる。
【0042】このように本実施の形態では、制御信号S
18を“H”にして遅延時間τを調整し、遅延検波部14
が出力する電圧値VI を基準電圧VREF に収束させる。
この時、遅延検波部14に入力される周波数は、第2の
FSK信号の中心周波数である。
【0043】一方制御信号S18を“L”にして定常受信
状態となる。この時、遅延検波部14に入力される周波
数は、第2のFSK信号である。従って、信号受信待ち
時あるいは受信する必要のない信号受信時に、制御信号
18を“H”にする。
【0044】上述の遅延時間τは定電流源20a、20
bの電流値のばらつきに反比例し、コンデンサ22a、
22bの静電容量のばらつきに比例し、またコンパレー
タ23a、23bに与えられる基準電圧であるスレショ
ルドレベルVTH16に比例する。
【0045】本実施の形態では、電圧値VI が基準電圧
REF より大きい場合、遅延時間τは本来あるべき値よ
り大きくなっている。そこでこの場合、VIアンプ15
はコンデンサ16の電荷を放電してVTH16を低下させ、
遅延時間τを小さくする。これによって電圧値VI 減少
し、最終的に電圧値VI はVREF に収束する。
【0046】一方電圧値VI が基準電圧VREF より小さ
い場合、遅延時間τは本来あるべき値より小さくなって
いる。そこでこの場合、VIアンプ15はコンデンサ1
6に電荷を充電してVTH16を上昇させ、遅延時間τを大
きくする。これによって電圧値VI は増加し、最終的に
電圧値VI はVREF に収束する。
【0047】図4は、スレショルドレベルVTH16の違い
によるF−V変換特性(復調感度)の違いを示す特性図
である。この図における各直線A、BおよびCは、各々
図3に示すレベルA、BあるいはCに対応している。
【0048】電圧値VI は、第2のFSK信号の中心周
波数に対応する電圧である。そこで、中心周波数に対応
する電圧を基準電圧VREF と一致させることで復調感度
のばらつきが吸収され、F−V変換特性は図4に示す直
線Bのように補正される。
【0049】制御信号S18を“L”にして定常受信状態
である場合、基準電圧VREF は電圧値VI が供給される
コンパレータやA/D(Analog/Digital:アナログ−
ディジタル)変換器等の基準電圧として用いることで、
正確な第2のFSK信号の中心周波数に対応することが
できる。
【0050】B.第2の実施の形態 図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる周波数−電
圧変換回路の遅延検波部(14)の内部の詳細な構成例
を示す接続図である。なおこの図5において、図2に示
す各部と対応する部分には同一の符号を付し、その説明
は省略する。
【0051】一方、図6は図5に示す各部における信号
の変化(波形)を示すタイミングチャートである。また
図6に示す傾きA、BおよびCは、図4に示した各直線
A、BあるいはCに対応している。
【0052】本実施の形態では、制御部18が出力する
制御信号S18によって制御される電流制御部27によっ
て電圧値VI と基準電圧VREF とを比較し、この比較結
果によって定電流源40a、40bを制御するフィード
バックになっている。
【0053】このような構成において、制御信号S18
“L”のときは定電流源40a、40bの電流値を保持
するが、制御信号S18が“H”のときに、スイッチ32
によって選択された局部発振器13の出力が供給され、
電流制御部27がオンとなり、フィードバックがアクテ
ィブとなる。
【0054】このとき、信号VA はリミッタアンプ19
によって振幅変調成分が除去されて信号VB およびVC
に変換される。これら信号VB およびVC は定電流源4
0a、40bによって決定される電流値に対応した所定
の傾きが与えられて信号VD およびVE に変換され、ス
レショルドレベルVTH26が与えられるコンパレータ23
a、23bによって信号VF およびVG に変換される。
【0055】そして信号VF とVG とは、ANDゲート
24によって論理積(負論理の論理和)がとられ、振幅
および遅延時間τが一定のパルス信号列VH が生成され
る。この信号VH は、LPF25によって積分され、信
号VA の周波数に対応する電圧値VI に変換される。
【0056】このとき、電圧値VI は基準電圧VREF
比較され、電圧値VI が基準電圧VREF より大きい場
合、定電流源40a、40bの電流値を大きくするよう
電流制御部27によって制御する。一方電圧値VI が基
準電圧VREF より小さい場合、定電流源40a、40b
の電流値を小さくするよう電流制御部27によって制御
する。
【0057】即ち、制御信号S18が“H”(フィードバ
ックがアクティブの状態)の時に遅延時間τを調整し、
F−V変換された電圧値VI を基準電圧VREF に収束さ
せ、一方制御信号S18が“L”の時には定常受信状態と
なる。従って、信号受信待ちあるいは受信する必要のな
い信号受信時に、制御信号S18を“H”としてフィード
バックを動作させる。
【0058】遅延時間τは、定電流源40a、40bの
電流値のばらつきに反比例するとともにコンデンサ22
a、22bの静電容量のばらつきに比例し、またコンパ
レータ23a、23bに与えられるスレショルドレベル
TH26に比例する。
【0059】本実施の形態では、電圧値VI が基準電圧
REF より大きい場合、遅延時間τは本来あるべき値よ
り大きくなっている。このような場合、電流制御部27
によって定電流源40a、40bの電流値が大きくなる
よう制御する。これにより電圧値VI は小さくなり、最
終的に電圧値VI はVREF に収束する。
【0060】一方電圧値VI が基準電圧VREF より小さ
い場合、遅延時間τは本来あるべき値より小さくなって
いる。このような場合には、電流制御ブロック27によ
って定電流源40a、40bの電流値が小さくなるよう
に制御する。これにより電圧値VI は大きくなり、最終
的に電圧値VI はVREF に収束する。
【0061】電圧値VI は、第2のFSK信号の中心周
波数に対応する電圧である。そこで、中心周波数に対応
する電圧を基準電圧VREF と一致させることで復調感度
のばらつきが吸収され、F−V変換特性は図4に示した
直線Bのように補正される。
【0062】制御信号S18を“L”にして定常受信状態
である場合、基準電圧VREF は電圧値VI が供給される
コンパレータやA/D変換器等の基準電圧として用いる
ことで、正確な第2のFSK信号の中心周波数に対応す
ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、積分手段によって矩形パルスの立ち上がりまたは立
ち下がりに所定の傾きを与えて閾値と比較し、比較結果
に基づいたパルス幅のパルス列を平滑して矩形パルスの
周波数に対応した電圧値を求め、電圧値と所定の基準電
圧値とを比較して結果に基づいて閾値を制御する。ま
た、電圧値が所定の基準電圧値より大きい場合には閾値
を蓄積保持する蓄積手段から電荷を放電する。また、電
圧値が所定の基準電圧値より小さい場合には閾値を蓄積
保持する蓄積手段に電荷を充電する。また、所定周波数
の矩形パルスを生成する発振手段を有し、受信した第1
の周波数の高周波信号を発振手段が出力する矩形パルス
によって第2の周波数の受信信号に変換して積分手段に
供給する受信機において、第1の周波数の高周波信号の
非受信時に発振手段が出力する矩形パルスを積分手段に
供給し、閾値を制御する。また、積分手段によって矩形
パルスの立ち上がりまたは立ち下がりに所定の傾きを与
えて閾値と比較し、比較結果に基づいたパルス幅のパル
ス列を平滑して矩形パルスの周波数に対応した電圧値を
求め、電圧値と所定の基準電圧値とを比較して結果に基
づいて矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下がりの傾き
を制御する。また、電流を所定値に制限する定電流素子
と電流を蓄積する静電容量素子とによって積分手段を構
成し、電圧値が所定の基準電圧値より大きい場合には定
電流素子による電流制限値を大きくする。また、電流を
所定値に制限する定電流素子と電流を蓄積する静電容量
素子とによって積分手段を構成し、電圧値が所定の基準
電圧値より小さい場合には定電流素子による電流制限値
を小さくする。また、所定周波数の矩形パルスを生成す
る発振手段を有し、受信した第1の周波数の高周波信号
を発振手段が出力する矩形パルスによって第2の周波数
の受信信号に変換して積分手段に供給する受信機におい
て、第1の周波数の高周波信号の非受信時に発振手段が
出力する矩形パルスを積分手段に供給し、矩形パルスの
立ち上がりまたは立ち下がりの傾きを制御するので、製
造ばらつきやこれに起因する経時変化を補正して安定且
つ高い感度・直線性でFSK信号等を復調することがで
きる周波数−電圧変換回路と受信機および周波数−電圧
変換特性の制御方法が実現可能であるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる受信機の構
成を示すブロック図である。
【図2】遅延検波部14の内部の詳細な構成例を示す接
続図である。
【図3】遅延検波部14の各部における信号の変化(波
形)を示すタイミングチャートである。
【図4】スレショルドレベルVTH16の違いによるF−V
変換特性(復調感度)の違いを示す特性図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる周波数−電
圧変換回路の遅延検波部(14)の内部の詳細な構成例
を示す接続図である。
【図6】図5に示す各部における信号の変化(波形)を
示すタイミングチャートである。
【図7】従来のF−V変換を有するダイレクトコンバー
ジョン受信機の構成例を示すブロック図でる。
【図8】遅延検波部114の詳細な構成例を示す接続図
である。
【図9】遅延検波部114の各部における信号の変化
(波形)を示すタイミングチャートである。
【図10】ダイレクトコンバージョン受信機における作
用を説明するために周波数スペクトラムを示した説明図
である。
【図11】遅延検波部114によって得られる特性を示
す特性図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 高周波増幅器 3、4、9、10 ミキサ 5、11 π/2移相器 6、8 LPF 7 局部発振器 12 加算器 13 局部発振器(発振手段) 14 遅延検波部 15 VIアンプ(第2の比較手段) 16 コンデンサ(蓄積手段) 17 基準電圧 18 制御部(制御手段) 19 リミッタアンプ 20a、20b 定電流源(積分手段) 21a、21b トランジスタ 22a、22b コンデンサ(積分手段) 23a、23b コンパレータ(第1の比較手段) 24 ANDゲート 25 LPF(平滑手段) 26 基準電圧 28、29 リミッタアンプ 30 アップコンバージョン部(周波数変換手段) 31 ウェーバ受信機 32 スイッチ(選択手段) 40a、40b 定電流源(定電流素子) 101 アンテナ 102 高周波増幅器 103、104、109、110 ミキサ 105、111 π/2移相器 106、108 LPF 107、113 局部発振器 112 加算器 114 遅延検波部 119 リミッタアンプ 120、220 定電流源 121、221 トランジスタ 122、222 コンデンサ 123、223 コンパレータ 124 ANDゲート 125 LPF 126 コンデンサ 128、129 リミッタアンプ 130 アップコンバージョン部 131 ウェーバ受信機

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形パルス(VA)の立ち上がりまたは立
    ち下がりに所定の傾きを与える積分手段(20a、20
    b、22a、22b)と、 前記積分手段の出力値と(VD、VE)と閾値(VTH16
    とを比較して前記矩形パルスの周波数に対応したパルス
    幅のパルス列(VF、VG、VH)を出力する第1の比較手
    段(23a、23b)と、 前記閾値を蓄積保持する蓄積手段(16)と、 前記パルス列を平滑して前記矩形パルスの周波数に対応
    した電圧値(VI)を出力する平滑手段(25)と、 前記電圧値と所定の基準電圧値(VREF)とを比較して当
    該結果に基づいて前記蓄積手段に対して電荷を充放電す
    る第2の比較手段(15)とを具備することを特徴とす
    る周波数−電圧変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の比較手段は、 前記電圧値が前記所定の基準電圧値より大きい場合には
    前記蓄積手段から電荷を放電することを特徴とする請求
    項1に記載の周波数−電圧変換回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の比較手段は、 前記電圧値が前記所定の基準電圧値より小さい場合には
    前記蓄積手段に電荷を充電することを特徴とする請求項
    1に記載の周波数−電圧変換回路。
  4. 【請求項4】 矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下が
    りに所定の傾きを与える積分手段と、 前記積分手段の出力値と所定の基準値とを比較して前記
    矩形パルスの周波数に対応したパルス幅のパルス列を出
    力する第1の比較手段と、 前記パルス列を平滑して前記矩形パルスの周波数に対応
    した電圧値を出力する平滑手段と、 前記電圧値と所定の基準電圧値とを比較して当該結果に
    基づいて前記矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下がり
    の傾きを変化させる第2の比較手段(27)とを具備す
    ることを特徴とする周波数−電圧変換回路。
  5. 【請求項5】 前記積分手段は、 電流を所定値に制限する定電流素子(40a、40b)
    と、 前記電流を蓄積する静電容量素子とからなり、 前記第2の比較手段は、 前記電圧値と所定の基準電圧値とを比較して当該結果に
    基づいて前記定電流素子による電流制限値を変化させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の周波数−電圧変換回
    路。
  6. 【請求項6】 前記第2の比較手段は、 前記電圧値が前記所定の基準電圧値より大きい場合には
    前記定電流素子による電流制限値を大きくすることを特
    徴とする請求項5に記載の周波数−電圧変換回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の比較手段は、 前記電圧値が前記所定の基準電圧値より小さい場合には
    前記定電流素子による電流制限値を小さくすることを特
    徴とする請求項5に記載の周波数−電圧変換回路。
  8. 【請求項8】 所定周波数の前記矩形パルスを生成する
    発振手段(13)と、 前記第2の比較手段の出力をオン/オフする制御手段
    (18)とを具備することを特徴とする請求項1ないし
    請求項7までの何れかに記載の周波数−電圧変換回路。
  9. 【請求項9】 受信した第1の周波数の高周波信号を前
    記発振手段が出力する矩形パルスによって第2の周波数
    の受信信号に変換する周波数変換手段(30)と、 前記制御手段に制御され前記矩形パルスと前記受信信号
    との何れか一方を選択して前記積分手段に供給する選択
    手段(32)と、 請求項8に記載の周波数−電圧変換回路とを具備するこ
    とを特徴とする受信機。
  10. 【請求項10】 積分手段によって矩形パルスの立ち上
    がりまたは立ち下がりに所定の傾きを与えて閾値と比較
    し、 前記比較結果に基づいたパルス幅のパルス列を平滑して
    前記矩形パルスの周波数に対応した電圧値を求め、 前記電圧値と所定の基準電圧値とを比較して当該結果に
    基づいて前記閾値を制御することを特徴とする周波数−
    電圧変換特性の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記電圧値が前記所定の基準電圧値よ
    り大きい場合には前記閾値を蓄積保持する蓄積手段から
    電荷を放電することを特徴とする請求項10に記載の周
    波数−電圧変換特性の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記電圧値が前記所定の基準電圧値よ
    り小さい場合には前記閾値を蓄積保持する蓄積手段に電
    荷を充電することを特徴とする請求項10に記載の周波
    数−電圧変換特性の制御方法。
  13. 【請求項13】 所定周波数の前記矩形パルスを生成す
    る発振手段を有し、 受信した第1の周波数の高周波信号を前記発振手段が出
    力する矩形パルスによって第2の周波数の受信信号に変
    換して前記積分手段に供給する受信機において、 前記第1の周波数の高周波信号の非受信時に前記発振手
    段が出力する矩形パルスを前記積分手段に供給し、 前記閾値を制御することを特徴とする請求項10ないし
    請求項1までの何れかに記載の周波数−電圧変換特性
    の制御方法。
  14. 【請求項14】 積分手段によって矩形パルスの立ち上
    がりまたは立ち下がりに所定の傾きを与えて閾値と比較
    し、 前記比較結果に基づいたパルス幅のパルス列を平滑して
    前記矩形パルスの周波数に対応した電圧値を求め、 前記電圧値と所定の基準電圧値とを比較して当該結果に
    基づいて前記矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下がり
    の傾きを制御することを特徴とする周波数−電圧変換特
    性の制御方法。
  15. 【請求項15】 電流を所定値に制限する定電流素子と
    前記電流を蓄積する静電容量素子とによって前記積分手
    段を構成し、 前記電圧値が前記所定の基準電圧値より大きい場合には
    前記定電流素子による電流制限値を大きくすることを特
    徴とする請求項14に記載の周波数−電圧変換特性の制
    御方法。
  16. 【請求項16】 電流を所定値に制限する定電流素子と
    前記電流を蓄積する静電容量素子とによって前記積分手
    段を構成し、 前記電圧値が前記所定の基準電圧値より小さい場合には
    前記定電流素子による電流制限値を小さくすることを特
    徴とする請求項14に記載の周波数−電圧変換特性の制
    御方法。
  17. 【請求項17】 所定周波数の前記矩形パルスを生成す
    る発振手段を有し、 受信した第1の周波数の高周波信号を前記発振手段が出
    力する矩形パルスによって第2の周波数の受信信号に変
    換して前記積分手段に供給する受信機において、 前記第1の周波数の高周波信号の非受信時に前記発振手
    段が出力する矩形パルスを前記積分手段に供給し、 前記矩形パルスの立ち上がりまたは立ち下がりの傾きを
    制御することを特徴とする請求項14ないし請求項16
    までの何れかに記載の周波数−電圧変換特性の制御方
    法。
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