JP3204144U - ヘルメット内冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘルメットの頭頂部付近を落下物が不用意に直撃した場合でも、怪我を可及的に抑制でき、且つ蒸し暑さが解消され易いヘルメット内冷却装置を提供する。【解決手段】ヘルメット16の内側に挿入され、且つヘルメットの内側面との間に複数の空気流路7,8を有する半球形状のインサート体1Aと、インサート体における少なくとも一方の側頭部側に開口した貫通孔9に取り付けた軸流ファン10と、を備え、インサート体の外側面には、前頭側と後頭側との前後方向に沿った前後一対の凸条3F,3Rが形成され、これらの間に頭頂部2Mを含み、且つ貫通孔9の外側の開口部に連通するように、左右の側頭部方向に沿って第1空気流路7が位置していると共に、前後一対の凸条3F,3Rの両側には、前後方向に沿って第1空気流路7と個別に交差する左右一対の第2空気流路8が位置している。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば、建築現場、土木工事現場、あるいは、高温下での作業を行う工場内で着用されるヘルメットの内側に空気を循環させることで、特に、夏季における発汗に伴う蒸し暑さを解消するためのヘルメット内冷却装置に関する。
例えば、使用者の頭に被せられるように全体がほぼ半球形状を呈し、頭頂部に設けた貫通孔に冷却ファンを取り付け、且つ前記貫通孔の外側から頭の前後方向に沿って凹んで形成された空気通路部を外側面に有する内部部材と、係る内部部材の外側面を前記空気通路部を含めて覆う前記外皮部材と、を備えている冷却ファンを具備したヘルメットの発明が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記冷却ファンを具備したヘルメットによれば、冷却ファンを駆動すると、外部から頭部と内部部材との間を該冷却ファン側へ流れた空気が、内部部材の外側面の空気通路と外皮部材との間に送られて外部に放出されるので、使用者の頭髪付近における汗を排除し、夏季の蒸し暑さをある程度抑制することが可能である。
上記冷却ファンを具備したヘルメットによれば、冷却ファンを駆動すると、外部から頭部と内部部材との間を該冷却ファン側へ流れた空気が、内部部材の外側面の空気通路と外皮部材との間に送られて外部に放出されるので、使用者の頭髪付近における汗を排除し、夏季の蒸し暑さをある程度抑制することが可能である。
しかし、前記冷却ファンを具備したヘルメットでは、前記内部部材の頂部付近に冷却ファンを取り付ける貫通孔が位置しているため、使用者の外皮部材(ヘルメット)の頂部付近を何らかの落下物が不用意に直撃した場合、前記使用者の頭頂部付近に予期しない怪我や傷害や損傷を招くおそれがあった。
しかも、前記冷却ファンを通過した空気は、前記内部部材の外側面における前後方向だけに沿った狭い空気通路部を流れるため、その通風量が制限される。そのため、使用者の頭髪に付着した汗が外部に放出されにくくなるので、当該使用者にとって蒸し暑さが解消されにくい、という問題点もあった。
しかも、前記冷却ファンを通過した空気は、前記内部部材の外側面における前後方向だけに沿った狭い空気通路部を流れるため、その通風量が制限される。そのため、使用者の頭髪に付着した汗が外部に放出されにくくなるので、当該使用者にとって蒸し暑さが解消されにくい、という問題点もあった。
本考案は、背景技術において説明した問題点を解決し、ヘルメットの頭頂部付近を落下物が不用意に直撃した場合でも、使用者の怪我などを可及的に抑制できると共に、使用者にとって蒸し暑さが解消され易いヘルメット内冷却装置を提供する、ことを課題とする。
本考案は、前記課題を解決するため、ヘルメットの内側に挿入するインサート体における軸流ファンの取付位置を、該インサート体における少なくとも左右何れか一方の側頭部側に設けると共に、当該インサート体の外側面に複数の空気流路を形成する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本考案のヘルメット内冷却装置(請求項1)は、ヘルメットの内側に挿入され、且つ前記ヘルメットの内側面との間に複数の空気流路を有する半球形状のインサート体と、該インサート体における少なくとも一方の側頭部側に開口した貫通孔に取り付けた軸流ファンと、を備え、上記インサート体の外側面には、前頭側と後頭側との前後方向に沿った前後一対の凸条が形成され、該一対の凸条間の頭頂部を含み、且つ上記貫通孔の外側の開口部に連通するように、左右の側頭部方向に沿った第1空気流路が位置していると共に、上記前後一対の凸条における少なくとも一方の側(側方)には、前後方向に沿っており且つ上記第1空気流路と交差する第2空気流路が位置している、ことを特徴とする。
即ち、本考案のヘルメット内冷却装置(請求項1)は、ヘルメットの内側に挿入され、且つ前記ヘルメットの内側面との間に複数の空気流路を有する半球形状のインサート体と、該インサート体における少なくとも一方の側頭部側に開口した貫通孔に取り付けた軸流ファンと、を備え、上記インサート体の外側面には、前頭側と後頭側との前後方向に沿った前後一対の凸条が形成され、該一対の凸条間の頭頂部を含み、且つ上記貫通孔の外側の開口部に連通するように、左右の側頭部方向に沿った第1空気流路が位置していると共に、上記前後一対の凸条における少なくとも一方の側(側方)には、前後方向に沿っており且つ上記第1空気流路と交差する第2空気流路が位置している、ことを特徴とする。
これによれば、以下の効果(1)、(2)を奏することが可能となる。
(1)前記インサート体における軸流ファンを取り付けるための貫通孔が、当該インサート体の頭頂部付近を除いた少なくとも一方の側頭部側に開口しているので、何らかの落下物が、ヘルメットの頭頂部付近に不用意に落下して衝突した場合でも、上記インサート体の頭頂部付近が破損しにくくなり、使用者の頭部を確実に防護することが可能となる。
(2)前記軸流ファンを駆動して、前記インサート体の内側面の周辺から前記軸流ファンが取り付けられた貫通孔に向けて流される往路の空気流により、使用者の頭部の毛髪付近に滞留した汗や湿気を、前記空気流に載せて上記貫通孔からインサート体の外側面に送ることができる。その後、上記インサート体の外側面の第1空気流路および第2空気流路とヘルメットの内側面との間を復路の空気流が流れてインサート体とヘルメットとの周辺側から外部に放出される。しかも、上記往路および復路の空気流がヘルメット内のほぼ全面にわたり流れることで、直射日光による熱負荷と、ヘルメット内の温度上昇とを抑制することもできる。
従って、例えば、夏季や梅雨時における建築、建設、土木などの工事現場や、高温の作業環境で働く使用者の頭部に発汗した汗や湿気を空気流と共に確実に外部へ放出できるので、快適で且つ安全な作業を効率良く行うことが可能となる。
(1)前記インサート体における軸流ファンを取り付けるための貫通孔が、当該インサート体の頭頂部付近を除いた少なくとも一方の側頭部側に開口しているので、何らかの落下物が、ヘルメットの頭頂部付近に不用意に落下して衝突した場合でも、上記インサート体の頭頂部付近が破損しにくくなり、使用者の頭部を確実に防護することが可能となる。
(2)前記軸流ファンを駆動して、前記インサート体の内側面の周辺から前記軸流ファンが取り付けられた貫通孔に向けて流される往路の空気流により、使用者の頭部の毛髪付近に滞留した汗や湿気を、前記空気流に載せて上記貫通孔からインサート体の外側面に送ることができる。その後、上記インサート体の外側面の第1空気流路および第2空気流路とヘルメットの内側面との間を復路の空気流が流れてインサート体とヘルメットとの周辺側から外部に放出される。しかも、上記往路および復路の空気流がヘルメット内のほぼ全面にわたり流れることで、直射日光による熱負荷と、ヘルメット内の温度上昇とを抑制することもできる。
従って、例えば、夏季や梅雨時における建築、建設、土木などの工事現場や、高温の作業環境で働く使用者の頭部に発汗した汗や湿気を空気流と共に確実に外部へ放出できるので、快適で且つ安全な作業を効率良く行うことが可能となる。
尚、前記インサート体は、例えば、所定密度の発泡スチロール、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロビレン、発泡ポリウレタンなどの比較的軽量な合成樹脂からなる一体の成形物からなる。
また、前記インサート体の外側面に形成される前後一対の凸条は、該凸条ごとの前・後端側が当該インサート体の周辺よりもほぼ下向きに突出していても良い。
更に、前記インサート体の側頭部側とは、該インサート体の頭頂部を除いた部分を指し、具体的には、当該インサート体の幅方向(前後方向とは直角方向)に沿った外側面の円周状の曲線のうち、中間点(頭頂点)から両側にそれぞれ5%10%、少なくとも5%〜8%の頭頂部を除いた左右の側方部分である。
また、前記貫通孔とこれに取り付ける軸流ファンとは、前記インサート体の左側頭部側あるいは右側頭部側に設けるほか、左右の側頭部の双方に設けても良い。
更に、前記第1空気流路は、前記インサート体の幅方向(前後方向と直角または任意の角度で交差する方向)に沿って形成され、前記第2空気流路は、上記インサート体の前後方向に沿って1つあるいは2つ(一対)以上が形成される。
また、前記第1空気流路と第2空気流路とは、それぞれの中間で互いに交差するが、その交差する形様は、互いに直交する形様のほか、互いに斜めに交差する形態であっても良い。
加えて、前記軸流ファンは、その回転軸に結合された前記モータに加える電圧を変化させることで、例えば、4000rpm、5000rpm、6000rpmの3段階の回転数により回転される。係る3段階の回転数を得る場合、後述するリチウムイオン電池によれば、例えば、4V×約18時間、5V×約10時間、6V×約7〜8時間の連続運転パターンが選択可能である。上記モータには、望ましくは、直流ブラシモータが使用される。
また、前記インサート体の外側面に形成される前後一対の凸条は、該凸条ごとの前・後端側が当該インサート体の周辺よりもほぼ下向きに突出していても良い。
更に、前記インサート体の側頭部側とは、該インサート体の頭頂部を除いた部分を指し、具体的には、当該インサート体の幅方向(前後方向とは直角方向)に沿った外側面の円周状の曲線のうち、中間点(頭頂点)から両側にそれぞれ5%10%、少なくとも5%〜8%の頭頂部を除いた左右の側方部分である。
また、前記貫通孔とこれに取り付ける軸流ファンとは、前記インサート体の左側頭部側あるいは右側頭部側に設けるほか、左右の側頭部の双方に設けても良い。
更に、前記第1空気流路は、前記インサート体の幅方向(前後方向と直角または任意の角度で交差する方向)に沿って形成され、前記第2空気流路は、上記インサート体の前後方向に沿って1つあるいは2つ(一対)以上が形成される。
また、前記第1空気流路と第2空気流路とは、それぞれの中間で互いに交差するが、その交差する形様は、互いに直交する形様のほか、互いに斜めに交差する形態であっても良い。
加えて、前記軸流ファンは、その回転軸に結合された前記モータに加える電圧を変化させることで、例えば、4000rpm、5000rpm、6000rpmの3段階の回転数により回転される。係る3段階の回転数を得る場合、後述するリチウムイオン電池によれば、例えば、4V×約18時間、5V×約10時間、6V×約7〜8時間の連続運転パターンが選択可能である。上記モータには、望ましくは、直流ブラシモータが使用される。
また、本考案には、前記インサート体の外側面の周辺部には、前記前後一対の凸条の両側に位置する左右一対の前記第2空気流路の周辺側に突出し、且つ前記第1空気流路によって前後に分割された前後左右の合計四つの周辺凸部が位置している、ヘルメット内冷却装置(請求項2)も含まれる。
これによれば、前記軸流ファンが取り付けられた貫通孔から前記インサート体の外側面に送給された復路の空気流の一部は、第1空気流路から左右一対の第2空気流路を通って、前記インサート体とヘルメットとの周辺側から外部に放出される。従って、前記効果(2)を一層顕著に奏することが可能となる。
これによれば、前記軸流ファンが取り付けられた貫通孔から前記インサート体の外側面に送給された復路の空気流の一部は、第1空気流路から左右一対の第2空気流路を通って、前記インサート体とヘルメットとの周辺側から外部に放出される。従って、前記効果(2)を一層顕著に奏することが可能となる。
更に、本考案には、前記軸流ファンは、該軸流ファンを回転させるモータを付設していると共に、該モータに給電するためのリード線は、前記インサート体の外側面、内周面、あるいは内部で且つ後頭側に沿って配線されている、ヘルメット内冷却装置(請求項3)も含まれる。
これによれば、以下の効果(3)を奏することが可能となる。
(3)上記リード線は、前記インサート体の外側面、内周面、あるいは内部で且つ後頭側に沿って配線され、当該リード線が使用者の頭部に当たりにくくなっているので、所要の作業に支障なく且つ係る作業に専念することが容易となる。
尚、前記リード線は、前記インサート体の外側面または内周面に沿って予め形成された細溝内に配線されるか、あるいは、前記インサート体の内部を貫通(内蔵)して配線される。
これによれば、以下の効果(3)を奏することが可能となる。
(3)上記リード線は、前記インサート体の外側面、内周面、あるいは内部で且つ後頭側に沿って配線され、当該リード線が使用者の頭部に当たりにくくなっているので、所要の作業に支障なく且つ係る作業に専念することが容易となる。
尚、前記リード線は、前記インサート体の外側面または内周面に沿って予め形成された細溝内に配線されるか、あるいは、前記インサート体の内部を貫通(内蔵)して配線される。
また、本考案には、前記リード線は、互いに接続可能な一対のコネクタおよび別のリード線を介して、全体が板形状のリチウムイオン電池に電気的に導通可能とされている、ヘルメット内冷却装置(請求項4)も含まれる。
これによれば、以下の効果(4)を奏することが可能となる。
(4)例えば、前記リード線は、前記インサート体の後頭部側の周辺部に設けた一方のコネクタに接続され、該コネクタと凹凸嵌合によって接続する他方のコネクタと、別のリード線とを介して、板形状のリチウムイオン電池に電気的に導通可能とされている。従って、例えば、上記リチウムイオン電池を使用者の作業用上着のポケット内に収納し、当該リチウムイオン電池の出力電圧を適宜選択することにより、当該使用者が移動(歩行、緩走行、階段などの昇降など)を伴う所要の作業に支障なく且つ係る作業に専念することができる。
尚、前記リチウムイオン電池は、充電可能なタイプとすることによれば、夜間などの不使用時に予め充電しておくことができる。
これによれば、以下の効果(4)を奏することが可能となる。
(4)例えば、前記リード線は、前記インサート体の後頭部側の周辺部に設けた一方のコネクタに接続され、該コネクタと凹凸嵌合によって接続する他方のコネクタと、別のリード線とを介して、板形状のリチウムイオン電池に電気的に導通可能とされている。従って、例えば、上記リチウムイオン電池を使用者の作業用上着のポケット内に収納し、当該リチウムイオン電池の出力電圧を適宜選択することにより、当該使用者が移動(歩行、緩走行、階段などの昇降など)を伴う所要の作業に支障なく且つ係る作業に専念することができる。
尚、前記リチウムイオン電池は、充電可能なタイプとすることによれば、夜間などの不使用時に予め充電しておくことができる。
更に、本考案には、前記ヘルメットの外側面には、該ヘルメットの前後方向に沿った凸部が形成され、前記インサート体の外側面に形成された前後一対の凸条は、上記凸部の内側に位置する凹部に挿入される、ヘルメット内冷却装置(請求項5)も含まれる。
これによれば、前記インサート体を、前記ヘルメットの内側における所定の位置に所要の姿勢で挿入し且つ位置固定できるので、前記効果(1),(2)を一層確実に奏することができる。
これによれば、前記インサート体を、前記ヘルメットの内側における所定の位置に所要の姿勢で挿入し且つ位置固定できるので、前記効果(1),(2)を一層確実に奏することができる。
加えて、本考案には、前記インサート体の内側には、前記ヘルメットの使用者の頭部に被着するための左右一対の耳掛け、および顎締め帯の少なくとも一方を有すると共に、全体の外形が半球形状で且つ複数の帯状部からなる内装枠が配置される、ヘルメット内冷却装置(請求項6)も含まれる。
これによれば、前記インサート体の内側面と使用者の頭部との間を往路の空気流が流れ易くなるので、前記効果(2)をより確実に奏することが可能となる。
尚、前記内装枠(通称、ライナー、パット、あるいは、ハンモック)は、例えば、薄肉の硬質樹脂からなり、複数の帯状部を互いに連結して、全体がほぼ半球形状となるようにした形態のもので、上記帯状部同士の間には、複数の空間(隙間)が位置すると共に、各帯状部ごとにも細長い溝孔や切り込みが個別に設けられている。
これによれば、前記インサート体の内側面と使用者の頭部との間を往路の空気流が流れ易くなるので、前記効果(2)をより確実に奏することが可能となる。
尚、前記内装枠(通称、ライナー、パット、あるいは、ハンモック)は、例えば、薄肉の硬質樹脂からなり、複数の帯状部を互いに連結して、全体がほぼ半球形状となるようにした形態のもので、上記帯状部同士の間には、複数の空間(隙間)が位置すると共に、各帯状部ごとにも細長い溝孔や切り込みが個別に設けられている。
以下において、本考案を実施するための形態について説明する。
本考案のヘルメット内冷却装置は、図1に示すように、ヘルメット16と、その内側に挿入されるインサート体1Aと、該インサート体1Aの内側に挿入され且つ上記ヘルメット16の周辺部に取り付けられる内装枠20と、から構成されている。尚、図1〜図3,図5では、図示の右側を前頭部側(前側)と、図示の左側を後頭部側(後側)と称する。
上記ヘルメット16は、硬質樹脂あるいはアルミニウム合金などの軽金属の成形材からなり、図1の上方に示すように、全体が前後方向に沿ってやや長めの半球形状を呈し、前頭部17Fには、つば18が前方に向かって付設され、前頭部17Fと後頭部17Rとの間には、前後方向に沿った凸部19が形成されていると共に、上記つば18を除いた後頭部17Rと左右の側頭部17Sとの間に位置する左右一対の側頭部17Sと前記後頭部17Rとの周辺に沿って、縦断面がほぼU字形状の周縁17Eが形成されている。
本考案のヘルメット内冷却装置は、図1に示すように、ヘルメット16と、その内側に挿入されるインサート体1Aと、該インサート体1Aの内側に挿入され且つ上記ヘルメット16の周辺部に取り付けられる内装枠20と、から構成されている。尚、図1〜図3,図5では、図示の右側を前頭部側(前側)と、図示の左側を後頭部側(後側)と称する。
上記ヘルメット16は、硬質樹脂あるいはアルミニウム合金などの軽金属の成形材からなり、図1の上方に示すように、全体が前後方向に沿ってやや長めの半球形状を呈し、前頭部17Fには、つば18が前方に向かって付設され、前頭部17Fと後頭部17Rとの間には、前後方向に沿った凸部19が形成されていると共に、上記つば18を除いた後頭部17Rと左右の側頭部17Sとの間に位置する左右一対の側頭部17Sと前記後頭部17Rとの周辺に沿って、縦断面がほぼU字形状の周縁17Eが形成されている。
また、前記インサート体1Aは、やや高密度の発泡スチロールのような比較的軽量な合成樹脂の一体の成形物からなり、図1の中段に示すように、全体が前後方向に沿ってやや長い半球形状を呈する本体2と、該本体2の左側頭部側に形成された円形の貫通孔9に取り付けられた軸流ファン10と、を備えている。
上記本体2の外側面には、前頭部2Fと後頭部2Rとの前後方向に沿って、縦(垂直)断面が凸形状である前後一対の凸条3F,3Rが連続するように形成され、係る凸条3F,3R間には、球面状の頭頂部2Mが位置している。
前記軸流ファン10が取り付けられる前記本体2の左側頭部側の貫通孔9は、当該本体2の左右の側頭部(幅)方向に沿った第1空気流路7の途中に開口しており、係る第1空気流路7は、上記頭頂部2Mを通って反対側の右側頭部側における周辺部にまで連続している。即ち、第1空気流路7は、前記本体2の前後方向とほぼ直交する左右(幅)方向の全長に沿って形成されている。
上記本体2の外側面には、前頭部2Fと後頭部2Rとの前後方向に沿って、縦(垂直)断面が凸形状である前後一対の凸条3F,3Rが連続するように形成され、係る凸条3F,3R間には、球面状の頭頂部2Mが位置している。
前記軸流ファン10が取り付けられる前記本体2の左側頭部側の貫通孔9は、当該本体2の左右の側頭部(幅)方向に沿った第1空気流路7の途中に開口しており、係る第1空気流路7は、上記頭頂部2Mを通って反対側の右側頭部側における周辺部にまで連続している。即ち、第1空気流路7は、前記本体2の前後方向とほぼ直交する左右(幅)方向の全長に沿って形成されている。
前後一対の前記凸条3F,3Rの両側(両側方)には、左右一対の第2空気流路8が、前記本体2の外側面の前後方向に沿って平行状に位置している。係る一対の第2空気流路8は、前記頭頂部2Mの両側で前記第1空気流路7と個別に交差している。
前記第1空気流路7と左右一対の第2空気流路8とを形成するため、前記本体2の外側面における左右の側頭部には、前後左右で合計四つの周辺凸部5,6が周辺側に突出している。即ち、係る周辺凸部5,6は、第1空気流路7により前後に分割されたもので、左右一対の第2空気流路8ごとの周辺側に突出している。
前記第1空気流路7と左右一対の第2空気流路8とを形成するため、前記本体2の外側面における左右の側頭部には、前後左右で合計四つの周辺凸部5,6が周辺側に突出している。即ち、係る周辺凸部5,6は、第1空気流路7により前後に分割されたもので、左右一対の第2空気流路8ごとの周辺側に突出している。
尚、図1に示すように、前記本体2の後頭部2Rの周辺には、雌型のコネクタCn1が配置され、該コネクタCn1には、前記軸流ファン10を駆動するモータ(図示せず)と電気的に導通するため、前記本体2の後頭部2Rのほぼ前後方向に沿って内蔵されたリード線L1が接続されている。更に、上記コネクタCn1には、雄型のコネクタCn2が嵌脱自在に接続され、該コネクタCn2から延びた別のリード線L2を介して、全体が板形状を呈するリチウムイオン電池30に接続されている。該リチウムイオン電池30の上面に配置された接触式スイッチ31を操作して、上記軸流ファン10を駆動するモータに給電する電圧を変化させることで、係る軸流ファン10の回転数を複数段階に変更可能としている。
更に、前記内装枠20は、図1の下方に示すように、全体の外形がほぼ半球形状を呈し、平面視がC字形状の水平な帯状部21と、該帯状部21の左右両側に取り付けられた左右一対の耳掛け22と、上記帯状部21の後頭部側から斜め下向きにカーブして延びた左右一対の帯状部23と、該一対の帯状部23における先端部同士の重複する長さを調節可能に接続するバックル24と、上記帯状部21の前頭部側と後頭部側から頭頂部側にカーブして個別に斜め上側へ延びた半円形状の帯状部25.26と、係る帯状部25.26間に水平状に掛け渡された頭頂部側の帯状部27と、該帯状部27の両側で帯状部25.26間に水平状に架橋された左右一対の側頭部側の帯状部28と、を備えている。
上記水平な帯状部21の外側面の複数箇所、あるいは、該帯状部21に対し変位可能に連結された上記帯状部25.26ごとの下端には、前記ヘルメット16の内周面の周辺に設けられた複数の受け入れ部(図示せず)に個別に挿入して係合する左右一対の爪片を有する係合部(図示せず)が配置されている。この係合部を上記受け入れ部に挿入して係合し、且つ左右の耳たぶに耳掛け部22を個別に掛け渡すことで、使用者は、前記ヘルメット16を頭部に着用することができる。
上記水平な帯状部21の外側面の複数箇所、あるいは、該帯状部21に対し変位可能に連結された上記帯状部25.26ごとの下端には、前記ヘルメット16の内周面の周辺に設けられた複数の受け入れ部(図示せず)に個別に挿入して係合する左右一対の爪片を有する係合部(図示せず)が配置されている。この係合部を上記受け入れ部に挿入して係合し、且つ左右の耳たぶに耳掛け部22を個別に掛け渡すことで、使用者は、前記ヘルメット16を頭部に着用することができる。
図2は、前記インサート体1Aの平面図、図3は、本ヘルメット内冷却装置の使用状態を示す概略の平面図、図4は、図3中のX−X線の矢視に沿った垂直断面図である。
上記インサート体1Aは、図2に示すように、半球形状を呈する本体2と、該本体2の外側面における前頭部2Fと後頭部2Rとの前後方向に沿って形成された前後一対の凸条3F,3Rと、該凸条3F,3R間に位置する頭頂部2Mと、上記本体2の左側頭部側に開口する貫通孔9と、該貫通孔9に着脱可能に取り付けられた軸流ファン10と、係る貫通孔9の開口部を含む本体2の左右の側頭部(幅)方向に沿って位置する第1空気流路7と、上記凸条3F,3Rの両側(両側方)に位置し、且つ上記本体2の前後方向に沿った左右一対の第2空気流路8とを有している。該一対の第2空気流路8は、頭頂部2Mの両側付近で前記第1空気流路7と個別に交差すると共に、左側頭部側の第2空気流路8における前後方向の中央付近に、上記貫通孔9が開口している。換言すると、前記第1空気流路7と一対の第2空気流路8とは、平面視で全体がほぼキ字形状を呈している。
上記インサート体1Aは、図2に示すように、半球形状を呈する本体2と、該本体2の外側面における前頭部2Fと後頭部2Rとの前後方向に沿って形成された前後一対の凸条3F,3Rと、該凸条3F,3R間に位置する頭頂部2Mと、上記本体2の左側頭部側に開口する貫通孔9と、該貫通孔9に着脱可能に取り付けられた軸流ファン10と、係る貫通孔9の開口部を含む本体2の左右の側頭部(幅)方向に沿って位置する第1空気流路7と、上記凸条3F,3Rの両側(両側方)に位置し、且つ上記本体2の前後方向に沿った左右一対の第2空気流路8とを有している。該一対の第2空気流路8は、頭頂部2Mの両側付近で前記第1空気流路7と個別に交差すると共に、左側頭部側の第2空気流路8における前後方向の中央付近に、上記貫通孔9が開口している。換言すると、前記第1空気流路7と一対の第2空気流路8とは、平面視で全体がほぼキ字形状を呈している。
前記軸流ファン10は、図2,図4に示すように、円形の前記貫通孔9内に密に着脱可能に嵌合されるリング片11と、該リング片11の内周側から求心状且つ対称に延びた複数の支持片13と、係る複数の支持片13ごとの中心側で支持された円盤12と、該円盤12の外側面に固定された直流ブラシモータ(図示せず)と、該モータの回転軸に接続された円筒形のスピンナー14と、該スピンナー14の外周面から放射状で且つ互いに対称に突設された複数(本実施形態では5枚)のファン15と、を有している。上記モータには、前記リード線L1の先端部が何れかの支持片13を通じて接続されている。従って、前記リチウムイオン電池30のスイッチ31を操作することで、図3に示すように、上記スピンナー14と共に複数のファン15を所望の回転数で回転させることができる。
以上のような構造および構成からなる本考案のヘルメット内冷却装置の作用を、図3および図4によって説明する。
先ず、図4に示すように、前記ヘルメット16の凸部19の内側に位置する凹部19iに、前記凸状3F,3Rを挿入させた姿勢により、インサート体1Aをヘルメット16の内側に挿入する。係る状態で、前記内装枠20をインサート体1Aを挟んで、ヘルメット16の内側面に取り付けた後、これらを使用者の頭部に被着し且つ耳たぶごとに内装枠20の耳掛け22を引け渡して位置調整する。
尚、別途に、使用者の作業着のポケット(図示せず)に前記リチウムイオン電池30を収納しておき、前記リード線L1,L2を、互いに接続したコネクタCn1,Cn2を介して接続することで、予め、前記モータを駆動可能としておく。
先ず、図4に示すように、前記ヘルメット16の凸部19の内側に位置する凹部19iに、前記凸状3F,3Rを挿入させた姿勢により、インサート体1Aをヘルメット16の内側に挿入する。係る状態で、前記内装枠20をインサート体1Aを挟んで、ヘルメット16の内側面に取り付けた後、これらを使用者の頭部に被着し且つ耳たぶごとに内装枠20の耳掛け22を引け渡して位置調整する。
尚、別途に、使用者の作業着のポケット(図示せず)に前記リチウムイオン電池30を収納しておき、前記リード線L1,L2を、互いに接続したコネクタCn1,Cn2を介して接続することで、予め、前記モータを駆動可能としておく。
前記の状態で、前記リチウムイオン電池30のスイッチ31を操作すると、図3に示すように、前記スピンナー14と共に複数のファン15を所望の回転数で回転する。その結果、図4中の一点鎖線の矢印で示すように、前記内装枠20の帯状部21付近から進入した外気は、使用者の頭髪の内部や、係る頭髪と内装枠20の帯状部25〜28との間を通過して、前記軸流ファン10(貫通孔9)の内側を貫通する往路の空気流が形成される。この間において、使用者の頭髪内に付着していた汗や湿気は、上記空気流によってインサート体1Aの外側面に排出される。その結果、使用者の発汗などに伴う不快感をなくすか、抑制することができる。
前記軸流ファン10を通過して前記インサート体1Aの外側面に出た復路の空気流は、図3,図4中の破線の矢印で示すように、第1空気流路7に沿って前記ヘルメット16の幅方向に送給されると共に、その一部は、左右一対の第2空気流路8に沿ってヘルメット16の前後方向に送給された後、前記インサート体1Aの周辺部とヘルメット16の周辺部との隙間から外部に放出される。この間において、インサート体1Aの内周面のほぼ全体を求心状に流れる往路の空気流と、該インサート体1Aの第1・第2空気流路7,8に沿って流れる復路の空気流とによって、直射日光などの外部から受ける熱負荷を抑制することができる。
従って、使用者は、移動などを伴う所要の動作をおこないつつ、快適で安全な作業を効率良く行うことが可能となる。
よって、前記のような構成の本考案のヘルメット内冷却装置によれば、前記効果(1)〜(4)を確実に奏することがてきる。
従って、使用者は、移動などを伴う所要の動作をおこないつつ、快適で安全な作業を効率良く行うことが可能となる。
よって、前記のような構成の本考案のヘルメット内冷却装置によれば、前記効果(1)〜(4)を確実に奏することがてきる。
図5は、前記とは異なる形態のインサート体1Bを示す平面図である。
上記インサート体1Bは、図5に示すように、前記同様の本体2、前後一対の凸条3F,3R、頭頂部2M、前記本体2の右側頭部側に開口する貫通孔9、該貫通孔9に着脱可能に取り付けられた軸流ファン10、および、前記同様の第1・第2空気流路7,8を備えている。即ち、本インサート体1Bが前記インサート体1Aと相違しているのは、軸流ファン10を取り付ける貫通孔9の位置を本体2の右側頭部側にすると共に、前記リード線L1およびコネクタCn1も、本体2の右側後頭部に配置した点である。
上記インサート体1Bは、図5に示すように、前記同様の本体2、前後一対の凸条3F,3R、頭頂部2M、前記本体2の右側頭部側に開口する貫通孔9、該貫通孔9に着脱可能に取り付けられた軸流ファン10、および、前記同様の第1・第2空気流路7,8を備えている。即ち、本インサート体1Bが前記インサート体1Aと相違しているのは、軸流ファン10を取り付ける貫通孔9の位置を本体2の右側頭部側にすると共に、前記リード線L1およびコネクタCn1も、本体2の右側後頭部に配置した点である。
以上のようなインサート体1Bを、前記ヘルメット16および内装枠20と併用した本考案のヘルメット内冷却装置によっても、前記効果(1)〜(4)を奏することが可能である。
また、前記貫通孔9および軸流ファン10を、前記本体2の左側頭部側と右側頭部側との双方に配置した形態のインサート体とすることによっても、前記効果(1),(2)を一層確実に奏することも可能である。
また、前記貫通孔9および軸流ファン10を、前記本体2の左側頭部側と右側頭部側との双方に配置した形態のインサート体とすることによっても、前記効果(1),(2)を一層確実に奏することも可能である。
本考案は、前記のような各形態に限定されるものではない。
例えば、前記インサート体1A,1Bの外側面に設ける第1空気流路7は、前記貫通孔9付近が交点となる平面視がほぼX字形状となる2つにしても良い。
また、前記インサート体1A,1Bの外側面に設ける第2空気流路8は、前記本体2における何れか溢法の側頭部のみに1つ形成しても良く、あるいは、前記本体2のほぼ前後方向に沿って3個以上を並列状に形成しても良い。
更に、前記インサート体1A,1Bの外側面には、前記第1・第2空気流路7,8に加えて、これらとは別で且つ前記貫通孔9の開口部に直接または間接的に連通する第3空気流路を配設することも可能である。
また、前記内装枠20は、前記耳掛け22を省略し、且つ水平な帯状部21の下側に長さの調節が可能な顎締め帯を取り付けた形態としても良い。
加えて、前記内装枠20を省略し、前記ヘルメット16の内側にインサート体1A,1Bなどを挿入し、該ヘルメット16に直かに長さの調節が可能な顎締め帯を取り付けた形態のヘルメット内冷却装置としても良い。この場合、予め、頭部にメッシュ状の布地からなるインナーキャップを着用しておくことが望ましい。
例えば、前記インサート体1A,1Bの外側面に設ける第1空気流路7は、前記貫通孔9付近が交点となる平面視がほぼX字形状となる2つにしても良い。
また、前記インサート体1A,1Bの外側面に設ける第2空気流路8は、前記本体2における何れか溢法の側頭部のみに1つ形成しても良く、あるいは、前記本体2のほぼ前後方向に沿って3個以上を並列状に形成しても良い。
更に、前記インサート体1A,1Bの外側面には、前記第1・第2空気流路7,8に加えて、これらとは別で且つ前記貫通孔9の開口部に直接または間接的に連通する第3空気流路を配設することも可能である。
また、前記内装枠20は、前記耳掛け22を省略し、且つ水平な帯状部21の下側に長さの調節が可能な顎締め帯を取り付けた形態としても良い。
加えて、前記内装枠20を省略し、前記ヘルメット16の内側にインサート体1A,1Bなどを挿入し、該ヘルメット16に直かに長さの調節が可能な顎締め帯を取り付けた形態のヘルメット内冷却装置としても良い。この場合、予め、頭部にメッシュ状の布地からなるインナーキャップを着用しておくことが望ましい。
本考案によれば、ヘルメットの頭頂部付近を何らかの落下物が不用意に直撃した場合でも、使用者の怪我などを可及的に抑制できると共に、使用者にとって蒸し暑さが解消され易いヘルメット内冷却装置を確実に提供できる。
1A,1B…………インサート体
2……………………本体
3F,3R…………凸条
5,6………………周辺凸部
7……………………第1空気流路
8……………………第2空気流路
9……………………貫通孔
10…………………軸流ファン
16…………………ヘルメット
19…………………凸部
19i………………凹部
20…………………内装枠
21,25〜28…帯状部
22…………………耳掛け
30…………………リチウムイオン電池
L1,L2…………リード線
Cn1,Cn2……コネクタ
2……………………本体
3F,3R…………凸条
5,6………………周辺凸部
7……………………第1空気流路
8……………………第2空気流路
9……………………貫通孔
10…………………軸流ファン
16…………………ヘルメット
19…………………凸部
19i………………凹部
20…………………内装枠
21,25〜28…帯状部
22…………………耳掛け
30…………………リチウムイオン電池
L1,L2…………リード線
Cn1,Cn2……コネクタ
Claims (6)
- ヘルメット(16)の内側に挿入され、且つ前記ヘルメット(16)の内側面との間に複数の空気流路(7,8)を有する半球形状のインサート体(1A,1B)と、
上記インサート体(1A,1B)における少なくとも一方の側頭部側に開口した貫通孔(9)に取り付けた軸流ファン(10)と、を備え、
上記インサート体(1A,1B)の外側面には、前頭側と後頭側との前後方向に沿った前後一対の凸条(3F,3R)が形成され、該一対の凸条(3F,3R)間の頭頂部(2M)を含み、且つ上記貫通孔(9)の外側の開口部に連通するように、左右の側頭部方向に沿った第1空気流路(7)が位置していると共に、上記前後一対の凸条(3F,3R)における少なくとも一方の側には、前後方向に沿っており且つ上記第1空気流路(7)と交差する第2空気流路(8)が位置している、
ことを特徴とするヘルメット内冷却装置。 - 前記インサート体(1A,1B)の外側面の周辺部には、前記前後一対の凸条(3F,3R)の両側に位置する左右一対の前記第2空気流路(8)の周辺側に突出し、且つ前記第1空気流路(7)によって前後に分割された前後左右の合計四つの周辺凸部(5,6)が位置している、
ことを特徴とする請求項1に記載のヘルメット内冷却装置。 - 前記軸流ファン(10)は、該軸流ファン(10)を回転させるモータを付設していると共に、該モータに給電するためのリード線(L1)は、前記インサート体(1A,1B)の外側面、内周面、あるいは内部で且つ後頭側に沿って配線されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のヘルメット内冷却装置。 - 前記リード線(L1)は、互いに接続可能な一対のコネクタ(Cn1,Cn2)および別のリード線(L2)を介して、全体が板形状のリチウムイオン電池(30)に電気的に導通可能とされている、
ことを特徴とする請求項3に記載のヘルメット内冷却装置。 - 前記ヘルメット(16)の外側面には、該ヘルメット(16)の前後方向に沿った凸部(19)が形成され、前記インサート体(1A,1B)の外側面に形成された前後一対の凸条(3F,3R)は、上記凸部(19)の内側に位置する凹部(19i)に挿入される、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のヘルメット内冷却装置。 - 前記インサート体(1A,1B)の内側には、前記ヘルメット(16)の使用者の頭部に被着するための左右一対の耳掛け(22)、および顎締め帯の少なくとも一方を有すると共に、全体の外形が半球形状で且つ複数の帯状部(21,25〜28)からなる内装枠(20)が配置される、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のヘルメット内冷却装置。
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