JP3203944B2 - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JP3203944B2
JP3203944B2 JP6496294A JP6496294A JP3203944B2 JP 3203944 B2 JP3203944 B2 JP 3203944B2 JP 6496294 A JP6496294 A JP 6496294A JP 6496294 A JP6496294 A JP 6496294A JP 3203944 B2 JP3203944 B2 JP 3203944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱手段への通電を遅
延させる機能を持つ電気温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要は増加傾向にあるが、昼
間と夜間では電力負荷に大きな差がある。そこで、電力
負荷の平準化を行い、電力の有効利用を図るためには、
夜間電力をいかに有効利用するかが課題となっている。
夜間電力を有効利用するために深夜電力電気温水器等が
使用されているが、深夜電力の通電開始時に電気温水器
が一斉に通電を始めると、そこに電力負荷のピークが生
じてしまい、夜間電力の有効利用の観点から望ましくな
かった。そこで、電気温水器への給水温や沸き上げ温
度、残湯量、通電時間などから、沸き上げに必要な時間
を演算し、加熱手段の通電を特定時間帯の開始から遅延
を持たせることを行うようになってきた。特定時間帯と
は、深夜電力や、近年導入された時間帯別料金制度にお
ける夜間時間帯を示す。
【0003】従来、この種の電気温水器は、特開昭60
−186646号公報、特公平2−8224号公報に示
されるような方法で電気温水器の加熱手段への通電を遅
延させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電気温水器では、必ず深夜電力の通電開始か
ら遅延されて加熱手段への通電が始まる。従って、電気
温水器設置後の試運転時に一時的に電気温水器に深夜電
力を通電し、沸き上げが確実に行われるかどうかを加熱
手段の通電で確認しようとしても、加熱手段への通電に
遅延があるため、すぐに確認できないという欠点を有し
ていた。
【0005】本発明は上記欠点を解消し、試運転時には
加熱手段への通電がすぐに確認でき、施工時間の短縮を
はかる電気温水器を提供することを第1の目的とする。
【0006】第2の目的は、試運転時には加熱手段への
通電がすぐに確認でき、施工時間の短縮をはかると共
に、試運転終了後には確実に加熱手段の遅延が行われ、
電力負荷の平準化が行える電気温水器を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに本発明は、加熱手段への通電を特定時間帯の開始か
ら遅延させる遅延手段と、前記遅延手段による遅延を実
行するか禁止するかを任意に設定可能な手動の遅延設定
手段を備え、前記遅延設定手段により遅延禁止が設定さ
れたときは、特定時間帯の開始から加熱手段への通電を
行い、通常の沸き上げ動作を行うようにしたものであ
る。
【0008】第2の目的を達成するために本発明は、加
熱手段への通電を特定時間帯の開始から遅延させる遅延
手段と、前記遅延手段による遅延を実行するか禁止する
かを設定する遅延設定手段と、遅延設定手段で遅延禁止
の設定にした場合は一度だけ加熱手段への通電を特定時
間帯の開始から遅延することを禁止し、次回の特定時間
帯の開始時は遅延を実行させる遅延禁止解除手段を備え
たものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、遅延設定手段に
おいて加熱手段への通電を特定時間帯の開始から遅延さ
せるか遅延させないかを設定することができるので、試
運転時には遅延を禁止し、加熱手段への通電を特定時間
帯の開始と共に行う。従って、加熱手段への通電がすぐ
に確認でき、施工時間の短縮をはかることができる。
【0010】また、遅延禁止解除手段により、遅延設定
手段で遅延禁止の設定にした場合は一度だけ加熱手段へ
の通電を特定時間帯の開始から遅延することを禁止し、
次回の特定時間帯の開始時は遅延を実行させるようにし
たので、試運転時には遅延を禁止し、加熱手段への通電
を特定時間帯の開始と共に行い、試運転終了時には確実
に加熱手段の遅延が行われ、電力負荷の平準化を行うこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の電気温水器の実施例を図面を参
照しながら説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施例の電気温水
器の構成図である。1はタンク、2は加熱手段、3は加
熱手段2の近傍に設けタンク1内の湯温を検知する温度
検知手段、4は温度検知手段3で検知した温度に基づい
て加熱手段2の入/切を行う温度制御手段、5は特定時
間帯の開始から加熱手段2への通電を遅延させる遅延手
段、6は遅延手段5による遅延を実行するか禁止するか
を設定する遅延設定手段である。
【0013】図2は、本発明の第1の実施例の電気温水
器の操作・表示部の外観図である。7は温度制御手段4
の沸上温度を設定する温度設定スイッチ、8は遅延手段
5による遅延を実行するか禁止するかを設定する遅延設
定手段6の一構成要素である遅延設定スイッチ、9はヒ
ータへの通電を光で確認するためのヒータ通電ランプで
ある。
【0014】このように構成された第1の実施例の動作
を説明する。まず遅延設定手段6における遅延設定スイ
ッチ8が「通常」に設定されている場合を説明する。タ
ンク1に水が満たされ、特定時間帯の開始を検知した場
合、温度検知手段3が検知する温度はタンク1内の水温
である。今この水温を20℃とし、温度設定スイッチ7
が75℃の設定になっている場合、遅延手段5は以下の
ような演算を行う。
【0015】特定時間帯の通電時間=深夜電力=8時
間、タンク容量=370L、ヒータ容量4.4kW、ヒ
ータ沸上の効率=0.9とすると、 沸上所要熱量=タンク容量×(沸上温度設定−水温) =370L×(75−20) =20350kcal 所要通電時間=沸上所要熱量/(ヒータ容量×860×
ヒータ効率) =20350kcal/(4.4kW×860×0.
9) =6.0h 遅延時間=特定時間帯の通電時間−所要通電時間 =8−6 =2h つまり、特定時間帯の開始(深夜電力の開始)から2時
間遅延させても特定時間帯内に沸き上げることができ
る。
【0016】ここで、遅延設定スイッチ8は「通常」に
設定されているので、遅延設定手段6は遅延を実行する
設定である。つまり、遅延手段5は加熱手段2の通電を
特定時間帯の開始から2時間遅延させる。従って、特定
時間帯の開始から加熱手段2の通電開始が2時間遅延さ
れることで、夜間電力負荷の平準化ができる。
【0017】次に遅延設定手段6における遅延設定スイ
ッチ8が「試運転」側に設定されている場合を説明す
る。遅延設定スイッチ8が「試運転」側に設定されてい
る場合、遅延設定手段6は、遅延手段5に対し遅延の禁
止を行うため、特定時間帯の開始を検知すると同時に加
熱手段2に通電を開始する。従って、加熱手段2に通電
が行われ、ヒータ通電ランプ9が点灯する。
【0018】以上のように、遅延設定手段6を設けたこ
とにより、加熱手段2への通電の遅延を禁止することが
できるので、試運転時やメンテナンス時に遅延時間を待
つことなしにヒータ通電の確認や沸き上げの確認ができ
る。
【0019】図3は、本発明の第2の実施例の電気温水
器の構成図である。10はタンク1の下部の水を吸い込
んでタンク1の上部に送るポンプ、11はポンプ10で
送られた水を加熱するヒータである。ポンプ10とヒー
タ11で加熱手段2を構成する。温度検知手段3はヒー
タ11の下流側に設けられ、温度制御手段4は温度検知
手段3で検知する温度が85℃一定になるようポンプ1
0の回転数を制御する。12は、遅延設定手段6で遅延
禁止の設定にした場合は一度だけ加熱手段への通電を特
定時間帯の開始から遅延することを禁止し、次回の特定
時間帯の開始時は遅延の禁止を解除し、遅延を実行させ
る遅延禁止解除手段である。13はタンク1の下部に設
けられた水温検知手段である。
【0020】図4は、本発明の第2の実施例の電気温水
器の操作・表示部外観図である。14は湯量設定兼遅延
設定スイッチで、タンク1全容量を沸き上げる場合は
「最大」に設定し、過去の使用湯量から自動的に沸き上
げ湯量を設定する場合は「自動」に設定する。また、試
運転時に加熱手段2への通電を特定時間帯の開始と共に
始める場合つまり遅延を禁止する場合は「試運転」に設
定する。湯量設定兼遅延設定スイッチ14において、
「最大」と「自動」は遅延を実行する設定であり、「試
運転」は遅延を禁止する設定である。
【0021】このように構成された第2の実施例の動作
を説明する。まず湯量設定兼遅延設定スイッチ14が
「最大」に設定されている場合を説明する。タンク1に
水が満たされ、特定時間帯の開始を検知した場合、水温
検知手段13が検知する温度はタンク1内の水温であ
る。今この水温を20℃とし、温度制御手段4が85℃
の設定になっている場合、遅延手段5は以下のような演
算を行う。
【0022】特定時間帯の通電時間=深夜電力=8時
間、タンク容量=370L、ヒータ容量4.4kW、ヒ
ータ沸上の効率=0.9とすると、 沸上所要熱量=タンク容量×(沸上温度設定−水温) =370L×(85−20) =24050kcal 所要通電時間=沸上所要熱量/(ヒータ容量×860×
ヒータ効率) =24050kcal/(4.4kW×860×0.
9) =7.1h 遅延時間=特定時間帯の通電時間−所要通電時間 =8−7.1 =0.9h つまり、特定時間帯の開始(深夜電力の開始)から0.
9時間遅延させても特定時間帯内に沸き上げることがで
きる。
【0023】ここで、湯量設定兼遅延設定スイッチ14
は「最大」に設定されているので、遅延設定手段6は遅
延を実行する設定である。つまり、遅延手段5は加熱手
段2の通電を特定時間帯の開始から0.9時間遅延させ
る。従って、特定時間帯の開始から加熱手段2の通電開
始が0.9時間遅延されることで、夜間電力負荷の平準
化ができる。
【0024】次に湯量設定兼遅延設定スイッチ14が
「自動」に設定されている場合を説明する。湯量設定の
方法には多種の方法があるので、ここではその一例につ
いて説明する。タンク1の壁面に上部より50L毎の位
置に設けられた温度センサ(図示せず)により残湯量を
検知すれば、各日の使用湯量が求められる。例えば、前
日に300Lの位置に設けた温度センサが50℃以上を
検知するまで加熱手段2で沸き上げ、その後お湯を使用
することによって、150Lの位置に設けた温度センサ
が50℃以下を検知し、100Lの位置に設けた温度セ
ンサが50℃以上を検知したとする。使用湯量は、30
0L−150L=150Lから300L−100L=2
00Lであると推定できる。よって、次の沸き上げは、
250Lの温度センサの位置まで沸き上げれば、使用湯
量に50Lから100Lの余裕分を沸き上げたことにな
る。現在の残湯が100L以上150L未満であるの
で、次の沸き上げは100〜150Lとなる。
【0025】この時の遅延時間は、沸き上げ量を150
Lとし、特定時間帯の通電時間=深夜電力=8時間、タ
ンク容量=370L、ヒータ容量=4.4kW、ヒータ
沸き上げの効率=0.9、沸き上げ温度=85℃とする
と、 沸き上げ所要熱量=沸き上げ量×(沸き上げ温度設定−水温) =150L×(85−20) =9750kcal 所要通電時間=沸き上げ所要熱量/(ヒータ容量×860×ヒータ効率) =9750kcal/(4.4kW×860×0.9) =2.9h 遅延時間=特定時間帯の通電時間−所要通電時間 =8−2.9 =5.1h つまり、特定時間帯の開始(深夜電力の開始)から5.
時間遅延させても特定時間帯内に沸き上げることがで
きる。
【0026】ここで、湯量設定兼遅延設定スイッチ14
は「自動」に設定されているので、遅延設定手段6は遅
延を実行する設定である。つまり、遅延手段5は加熱手
段2の通電を特定時間帯の開始から5.1時間遅延させ
る。よって、特定時間帯の開始から加熱手段2の通電開
始が5.1時間遅延されることで、夜間電力負荷の平準
化ができる。
【0027】次に、湯量設定兼遅延設定スイッチが「試
運転」側に設定されている場合を説明する。図5は、本
発明の第2の実施例の電気温水器の動作フロー図であ
る。図5を用いて動作を説明する。ステップ15で遅延
設定手段6の設定を判別する。遅延の場合、すなわち湯
量設定兼遅延設定スイッチ14が「最大」もしくは「自
動」の場合は、遅延設定であるのでステップ16へ進
み、遅延を実行する。ここまでは、すでに説明した通り
である。
【0028】湯量設定兼遅延設定スイッチ14が「試運
転」側に設定されている場合、すなわ遅延設定手段6の
設定が遅延禁止である場合は、ステップ15の判別の結
果、ステップ17へ進む。ステップ17では特定時間帯
の開始が1回目か2回目以降かの判別を行う。特定時間
帯の開始が1回目であるならば、ステップ18へ進み、
遅延を禁止する。よって、遅延手段5に対し遅延の禁止
を行うため、特定時間帯の開始を検知すると同時に加熱
手段2に通電を開始する。よって、加熱手段2に通電が
行われ、ヒータ通電ランプ9が点灯する。この時、試運
転であれば加熱手段2への通電が確認でき、さらに沸き
上げの確認もできる。
【0029】試運転の後、湯量設定兼遅延設定スイッチ
14を「最大」または「自動」に設定すれば次回の特定
時間帯の開始時にはすでに説明したように遅延が実行さ
れる。
【0030】試運転の後、湯量設定兼遅延設定スイッチ
14を「試運転」に設定したまま次回の特定時間帯の開
始を迎えた場合の動作を説明する。図5のステップ15
で遅延設定手段6の設定すなわち湯量設定兼遅延設定ス
イッチ14は「試運転」に設定されているのでステップ
17へ進む。ステップ17では特定時間帯の開始が1回
目か2回目以降かの判別を行う。特定時間帯の開始が2
回目であるならば、ステップ19へ進む。遅延禁止解除
手段12が遅延設定手段6に対して遅延の禁止を解除す
る。よって、遅延手段5は、特定時間帯の開始を検知す
ると湯量設定兼遅延禁止スイッチ14が「自動」に設定
されている場合と同じ遅延を実行し、遅延時間の経過後
に加熱手段2の通電を開始する。
【0031】以上のように、第2の実施例によれば遅延
設定手段6を設けたことにより、加熱手段2への通電の
遅延を禁止することができるので、試運転時やメンテナ
ンス時に遅延時間を待つことなしにヒータ通電の確認や
沸き上げの確認ができる。
【0032】さらに、第2の実施例では遅延禁止解除手
段12を設けているので、遅延設定手段6が遅延を禁止
した設定のままであっても、試運転以降は遅延を実行で
きる。従って、試運転以外では、夜間電力負荷の平準化
を行うことができ、電力の有効利用ができる。
【0033】なお、遅延禁止解除手段12が遅延禁止を
解除した場合、第2の実施例では湯量設定が「自動」と
して遅延を実行したが、湯量設定が「最大」でもかまわ
ない。つまり、遅延禁止解除手段12は、遅延を実行す
る状態にするものであり、遅延時間の設定は、機器によ
って最適なものを設定すれば良い。
【0034】次に本発明の第3の実施例の電気温水器を
説明する。構成は図3とほぼ同じであり、相違のある部
分を図6、図7を用いて説明する。
【0035】図6は、本発明の第3の実施例の電気温水
器の操作・表示部の外観図である。20は非ロック式の
湯量設定スイッチ、21は最大湯量設定ランプ、22は
自動湯量設定ランプである。湯量設定スイッチ20を押
す毎に最大沸き上げランプ21と自動湯量設定ランプ2
2が交互に点灯する。タンク1の全容量を沸き上げる場
合は「最大」に設定し、過去の使用湯量から自動的に沸
き上げ湯量を設定する場合は「自動」に設定する。23
は遅延設定手段6における非ロック式の遅延禁止スイッ
チ、24は遅延禁止スイッチ23が押され遅延設定手段
6が遅延禁止の設定になった場合のみ点灯する試運転ラ
ンプである。
【0036】図7を用いて動作を説明する。図7は、本
発明の第3の実施例の動作フロー図である。ステップ2
5で遅延設定手段6の設定を判別する。遅延の場合、す
なわち試運転ランプ24が消灯の場合は、遅延設定であ
るのでステップ26へ進み、遅延を実行する。遅延設定
スイッチ23が押されて試運転ランプ24が点灯してい
る場合、すなわ遅延設定手段6の設定が遅延禁止である
場合は、ステップ25の判別の結果、ステップ27へ進
む。ステップ27では遅延手段5による遅延が禁止さ
れ、特定時間帯の開始と共に加熱手段2への通電が行わ
れる。よって、加熱手段2に通電が行われ、ヒータ通電
ランプ9が点灯する。
【0037】加熱手段2への通電の後、ステップ28へ
進み、遅延禁止解除手段12が遅延禁止を解除する結
果、遅延設定手段6の設定は遅延設定になる。ステップ
29では、遅延設定手段6の設定が遅延設定であるの
で、試運転ランプ24は消灯となる。
【0038】次回の特定時間帯の開始時には、遅延設定
手段6は遅延設定であるので、ステップ25で判別され
た結果、ステップ26へ進み、遅延が実行される。この
時の遅延は、湯量設定スイッチ20で設定しておいた
「最大」または「自動」により演算された時間が遅延さ
れる。
【0039】以上のように、遅延設定手段6を設けたこ
とにより、加熱手段2への通電の遅延を禁止することが
できるので、試運転時やメンテナンス時に遅延時間を待
つことなしにヒータ通電の確認や沸き上げの確認ができ
る。
【0040】さらに、遅延禁止解除手段12を設けてい
るので、遅延設定手段6が遅延を禁止した設定のままで
あっても、試運転以降は遅延を実行できる。従って、試
運転以外では、夜間電力負荷の平準化を行うことがで
き、電力の有効利用ができる。
【0041】また、遅延設定手段6は非ロック式スイッ
チである遅延設定スイッチ23で構成されているので、
遅延禁止を解除した後に、遅延スイッチ23を戻す必要
はなく、使い勝手が良い。
【0042】なお、温度制御手段4、遅延手段5、遅延
設定手段6、遅延禁止解除手段12は、上記実施例を実
現するものとして、マイクロコンピュータを利用するも
の、または、ディスクリート回路で構成するものなど多
種の構成が一般的に考えられることはいうまでもない。
【0043】なお、遅延設定手段6はスイッチを用いた
実施例を説明したが、遅延の実行または禁止を設定する
ものであればスイッチ以外の例えばタッチセンサでも良
い。
【0044】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように、本発明
の電気温水器は、加熱手段への通電を特定時間帯の開始
から遅延させる遅延手段と、前記遅延手段による遅延を
実行するか禁止するかを任意に設定できる遅延設定手段
を設けたことにより、加熱手段への通電の遅延を必要に
応じて任意に禁止することができるので、試運転時やメ
ンテナンス時に遅延時間を待つことなしにヒータ通電の
確認や沸き上げの確認ができ、施工時間の短縮が図れる
とともに、試運転を兼用した沸き上げ動作が可能となり
使い勝手の向上と電力の有効利用が図れるものである。
【0045】また、遅延設定手段で遅延禁止の設定にし
た場合は一度だけ加熱手段への通電を特定時間帯の開始
から遅延することを禁止し、次回の特定時間帯の開始時
は遅延を実行させる遅延禁止解除手段を設けたことによ
り、遅延設定手段が遅延を禁止した設定のままであって
も、試運転以降は遅延を実行できる。従って、試運転以
外では、夜間電力負荷の平準化を行うことができ、電力
の有効利用ができる。
【0046】そして、遅延設定手段に、非ロック式スイ
ッチを用いて構成したことにより、遅延禁止を解除した
後に、遅延スイッチを戻す必要がなく、使い勝手が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気温水器の構成図
【図2】同第1の実施例の表示・操作部の外観図
【図3】同第2の実施例の電気温水器の構成図
【図4】同第2の実施例の表示・操作部の外観図
【図5】同第2の実施例の動作フロー図
【図6】同第3の実施例の表示・操作部の外観図
【図7】同第3の実施例の動作フロー図
【符号の説明】
1 タンク 2 加熱手段 3 温度検知手段 5 遅延手段 6 遅延設定手段 12 遅延禁止解除手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−317352(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/18 301 F24H 1/18 302

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯手段と、水を加熱する加熱手段と、
    加熱された湯温を検出する湯温検出手段と、加熱手段へ
    の通電を特定時間帯の開始から遅延させる遅延手段と、
    前記遅延手段による遅延を実行するか禁止するかを任意
    に設定可能な手動の遅延設定手段を設け、前記遅延設定
    手段により遅延禁止が設定されたときは、特定時間帯の
    開始から加熱手段への通電を行い、通常の沸き上げ動作
    を行うようにした電気温水器。
  2. 【請求項2】 遅延設定手段で遅延禁止の設定にした場
    合は、一度だけ加熱手段への通電を特定時間帯の開始か
    ら遅延することを禁止し、次回の特定時間帯の開始時は
    遅延を実行させる遅延禁止解除手段を設けた請求項1記
    載の電気温水器。
  3. 【請求項3】 遅延設定手段は、非ロック式スイッチを
    用いて構成した請求項1記載の電気温水器。
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