JP3203885U - 放射線照射器 - Google Patents

放射線照射器 Download PDF

Info

Publication number
JP3203885U
JP3203885U JP2016000617U JP2016000617U JP3203885U JP 3203885 U JP3203885 U JP 3203885U JP 2016000617 U JP2016000617 U JP 2016000617U JP 2016000617 U JP2016000617 U JP 2016000617U JP 3203885 U JP3203885 U JP 3203885U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
lock release
release instruction
main body
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016000617U
Other languages
English (en)
Inventor
豊 千田
豊 千田
田中 邦彦
邦彦 田中
中津川 晴康
晴康 中津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2016000617U priority Critical patent/JP3203885U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3203885U publication Critical patent/JP3203885U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】片手でも、安定した姿勢で移動操作を行うことができる放射線照射器を提供する。【解決手段】X線照射器15は、本体部19の下端部に本体部19を移動する際に把持される第1バーハンドル26を有している。第1バーハンドル26は、本体部19の正面19Aの上下方向と直交する幅方向に延びる第1バー部26Aを有している。第1バー部26Aには、本体部19の移動を規制するロック機構に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力する第1スイッチ27が設けられている。【選択図】図5

Description

本考案は、放射線撮影に使用する放射線照射器に関する。
医療分野において、放射線撮影に使用する放射線照射器が知られている(例えば、特許文献1)。放射線照射器は、正面、背面および照射開口が形成される照射面を有する本体部と、本体部に設けられたハンドルとを備えている。放射線照射器は、天井吊り下げ型の天井走行装置の支柱や床置き型のスタンドの支柱に取り付けられて使用される。放射線照射器は、照射位置や照射方向を調節できるように、支柱に対して移動可能に取り付けられ、照射面を下面としたときに、上下方向に沿った上下移動と、正面と前後を結ぶ前後方向に沿った前後軸回りの回転移動が可能である。ハンドルは、このような本体部の移動を行うために用いられる。
また、放射線照射器が不用意に移動しないように、本体部はロック機構によって移動をロックすることが可能になっている。放射線照射器を移動する場合には、ロック機構のロックが解除される。放射線照射器には、ロック機構に対してロック解除指示を入力する解除スイッチが設けられている。
特許文献1に記載のハンドルは、本体部の正面から見て左右の位置から上部の位置に連設されたバー形状のバーハンドルが設けられている。本体部の左右の側面には、ロック解除スイッチが設けられている。ロック解除スイッチは、バーハンドルの左右部分を把持した状態で操作が可能である。
特許4466442号公報
特許文献1に記載のバーハンドルは、本体部の正面から見て左右上下のうち下方部分が欠落しているため、放射線照射器を片手で移動させる場合に、放射線照射器が不安定になるという問題があった。
というのも、放射線照射器は、天井吊り下げ型に代表されるように、医師や技師などの操作者や撮影対象となる患者に対して上方に吊り下げられている場合が多い。その場合、操作者が放射線照射器を操作する場合には、上方に手を伸ばして放射線照射器にアクセスすることになるため、放射線照射器の下方部分にハンドルが無いと、左右のハンドルを把持して放射線照射器の移動を行うことになる。
左右のハンドルを両手で把持することができれば、放射線照射器が回転しないように姿勢を安定させながら移動操作を行うことができる。しかしながら、左右のいずれかのハンドルを片手で把持した状態で移動させると、放射線照射器の左右の一方に偏った力が掛かるため、放射線照射器が回転してしまい、姿勢が不安定になってしまう。
特に、片手で移動操作を行う場合には、ハンドルを把持しつつ、ハンドルの近傍に配置されたロック解除スイッチの操作も行うことになるため、ハンドルを把持する力が弱くなり、姿勢を安定させる力が不足しがちになる。医療現場においては、ベッド上の患者を撮影する場合に、一方の手で患者の体を支えながら、他方の手で放射線照射の位置を調節しなければならない状況は頻繁にある。そのため、片手でも、安定した姿勢で放射線照射器の移動操作が行えるようにしたいという要望が多かった。
本考案は、片手でも、安定した姿勢で移動操作を行うことができる放射線照射器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の放射線照射器は、放射線を照射する放射線照射器において、本体部と、第1バーハンドルと、第1スイッチとを備える。本体部は、支柱に移動自在に取り付けられる本体部であって、支柱への取り付け部が設けられる背面と、背面と対向する正面と、背面および正面のそれぞれの一端と接続し、放射線を照射する照射開口が設けられる照射面とを有する。第1バーハンドルは、本体部において照射面を下面とした場合に、正面において照射面と接続する下端部に設けられ、本体部を移動する際に把持される第1バーハンドルであって、正面の上下方向と直交する幅方向に延びる第1バー部と、第1バー部の端部と下端部とを繋ぐ1組の連結部とで構成される。第1スイッチは、本体部の移動を規制するロック機構に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力する第1スイッチである。第1スイッチは、第1バー部、1組の連結部および下端部によって囲われる第1開口部、もしくは、第1バー部に配置されている。
第1スイッチは、第1バー部において、幅方向の中心線に対して線対称に配置されることが好ましい。第1スイッチは、第1バー部の全長に渡って配置されていることが好ましい。
本体部の移動は、上下方向に移動する上下移動を少なくとも含み、第1スイッチは、ロック機構に対して、少なくとも上下方向の移動のロックを解除する上下ロック解除指示を入力することが好ましい。
第1バー部は、連結部が接続された下端部を基点として支柱から離間する方向に突出した位置に配置されていることが好ましい。
本体部において、正面から見て左右の各側面のそれぞれに設けられる第2バーハンドルを備えていることが好ましい。
第2バーハンドルは、上下方向に延びる第2バー部と、第2バー部の端部と側面とを繋ぐ1組の連結部とで構成されていることが好ましい。
ロック機構に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力する第2スイッチを有していることが好ましい。第2スイッチは、第2バー部、1組の連結部および側面によって囲われる第2開口部、もしくは、第2バー部に配置される第2スイッチを備えていることが好ましい。
本体部の移動は、上下方向に移動する上下移動と、正面と背面を結ぶ前後方向に沿った前後軸回りに回転する回転移動とを含み、第1スイッチおよび第2スイッチは、それぞれ、ロック機構に対して、上下移動のロックを解除する上下ロック解除指示、および/または回転移動のロックを解除する回転ロック解除指示を入力するスイッチであることが好ましい。
第1スイッチは、上下ロック解除指示のみを入力するスイッチであり、第2スイッチは、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであることが好ましい。
第1スイッチは、操作に応じて、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチであり、第2スイッチは、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであってもよい。
第1スイッチおよび第2スイッチは、それぞれ、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであってもよい。
第1スイッチおよび第2スイッチは、それぞれ、操作に応じて、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチであってもよい。
第1スイッチは、上下ロック解除指示のみを入力するスイッチであり、第2スイッチは、それぞれ、操作に応じて、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチでああってもよい。
第1スイッチは、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであり、第2スイッチは、それぞれ、操作に応じて、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチであってもよい。
本体部の正面には、回転移動した際の回転角度を表示するインジケータが設けられており、インジケータは、本体部が回転しても回転せずに一定の姿勢を保つ円形の表示板と、表示板の周囲に設けられ、回転角度を表示する角度目盛りと、表示板に設けられ、角度目盛り上の回転角度を指し示すマーカとで構成されることが好ましい。
本考案によれば、正面の下端部に設けられる第1バーハンドルと、本体部の移動を規制するロック機構に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力する第1スイッチであって、第1バーハンドルの第1バー部、および/または、第1バー部、1組の連結部および下端部によって囲われる第1開口部内に配置される第1スイッチとを設けたから、片手でも、安定した姿勢で移動操作を行うことができる放射線照射器を提供することができる。
X線照射器を含むX線撮影システムの概略図である。 X線照射器の斜視図である。 X線照射器の底面図である。 上下移動機構および回転機構の説明図である。 X線照射器の上下移動の説明図である。 X線照射器の時計回りの回転移動の説明図である。 X線照射器の反時計回りの回転移動の説明図である。 第1スイッチの説明図である。 第2スイッチの説明図である。 第1スイッチおよび第2スイッチとロック機構の接続構成を示す説明図である。 第1実施形態の第1スイッチと第2スイッチの機能の割り当てを示す説明図である。 第1スイッチの配置に関する説明図である。 第1バーハンドルの配置に関する説明図である。 第1スイッチの配置に関する変形例の説明図である。 第1スイッチの配置に関する別の変形例の説明図である。 第2スイッチにセンサスイッチを使用した場合の説明図である。 第2実施形態の第1スイッチと第2スイッチの機能の割り当てを示す説明図である。 第2実施形態における、第1スイッチおよび第2スイッチとロック機構の接続構成を示す説明図である。 3つのロック解除状態をサイクリックに切り替える態様のスイッチの説明図である。 第3実施形態の第1スイッチと第2スイッチの機能の割り当てを示す説明図である。 第4実施形態の第1スイッチと第2スイッチの機能の割り当てを示す説明図である。 第5実施形態の第1スイッチと第2スイッチの機能の割り当てを示す説明図である。 第6実施形態の第1スイッチと第2スイッチの機能の割り当てを示す説明図である。 第1意匠のX線照射器の上面、正面及び左側面を示す斜視図である。 第1意匠のX線照射器の正面図である。 第1意匠のX線照射器の背面図である。 第1意匠のX線照射器の平面図である。 第1意匠のX線照射器の底面図である。 第1意匠のX線照射器の左側面図である。 第1意匠のX線照射器の右側面図である。 第1意匠のX線照射器の内部機構を省略したB−B線参考拡大断面図である。 第1意匠のX線照射器の内部機構を省略したA−A線参考拡大断面図である。 第1意匠のX線照射器の使用状態参考図である。 第2意匠のX線照射器の上面、正面及び左側面を示す斜視図である。 第2意匠のX線照射器の正面図である。 第2意匠のX線照射器の背面図である。 第2意匠のX線照射器の平面図である。 第2意匠のX線照射器の底面図である。 第2意匠のX線照射器の左側面図である。 第2意匠のX線照射器の右側面図である。 第2意匠のX線照射器の内部機構を省略したB−B線参考拡大断面図である。 第2意匠のX線照射器の内部機構を省略したA−A線参考拡大断面図である。 第2意匠のX線照射器の使用状態参考図である。
[第1実施形態]
図1において、X線撮影システム2は、放射線としてX線を使用した放射線撮影システムであり、X線発生装置11と電子カセッテ12とを備える。電子カセッテ12は、可搬型のX線画像検出装置であり、被写体(患者)Hを透過したX線を検出してX線画像を出力する。電子カセッテ12は、電子カセッテ12を制御する撮影制御装置(図示せず)や、X線画像の保存や表示処理を担うコンソール(図示せず)と、無線または有線で通信可能に接続される。電子カセッテ12は、例えば、被写体Hを撮影するために寝台13上に載置されたり、あるいは、被写体Hに抱えられるなどして、撮影部位に応じたポジショニングが行われる。
X線発生装置11は、X線撮影用のX線を発生する。X線発生装置11は、被写体Hに向けてX線を照射するX線照射器15と、X線照射器15の駆動を制御する線源制御装置16とで構成されている。X線照射器15は、例えば、床置き型のスタンド17に取り付けられる。スタンド17は、鉛直方向(上下方向:Z軸方向)に延びる支柱17Aを有している。
支柱17Aには、水平方向に延びる水平アーム17Bが上下方向に移動自在に取り付けられている。水平アーム17Bの自由端には、X線照射器15が取り付けられている。
水平アーム17Bが支柱17Aの長手方向に沿って上下方向(Z軸方向)に移動すると、自由端に取り付けられたX線照射器15が上下移動する。水平アーム17Bは、例えば、伸縮や屈曲が可能である。X線照射器15は、水平アーム17Bの伸縮や屈曲により、Z軸と直交するX軸およびY軸の2軸で規定されるX−Y平面内において、移動が可能である。こうした移動を行うことで、X線照射器15の照射位置を調節することができる。
医師や診療放射線技師などの医療スタッフSTは、被写体Hの撮影部位に対して電子カセッテ12のポジショニングを行い、ポジショニングされた電子カセッテ12と対向するように、X線照射器15の照射位置を調節する。
X線照射器15は、X線を発生するX線管18を有する本体部19を有している。本体部19には、X線管18から発生されたX線の被写体Hへの照射野を限定する照射野限定器(コリメータともいう)21が取り付けられる。X線管18には、フィラメント、ターゲット、グリッド電極など(いずれも図示せず)が設けられている。陰極であるフィラメントと陽極であるターゲットの間には電圧(管電圧)が印加される。フィラメントはこの管電圧に応じた熱電子を生成する。生成された熱電子はターゲットに向けて放出される。ターゲットはフィラメントからの熱電子が衝突することによりX線を放射する。グリッド電極はフィラメントとターゲットの間に配置されており、印加される電圧に応じてフィラメントからターゲットに向かう熱電子の流量(管電流)を変更する。
照射野限定器21は、X線を遮蔽する4枚の鉛板を四角形の各辺上に配置し、X線を透過させる四角形の出射開口が中央部に形成されたものである。各鉛板の位置が変わることで出射開口の大きさが変化し、これによりX線の照射野が変更される。
線源制御装置16は、管電圧およびグリッド電極に印加する電圧を発生する電圧発生部と、この電圧発生部の動作を制御することにより、管電圧、管電流、およびX線の照射時間を制御する制御部とを有する。線源制御装置16とX線照射器15との間は、電圧供給と制御信号を送信するためのケーブル22で接続されている。また、線源制御装置16には、医療スタッフSTがX線の照射条件(管電圧、管電流、照射時間など)を入力するための操作部と、X線照射器15に対してX線の照射開始を指示するための照射スイッチ23とが接続されている。
照射スイッチ23は例えば2段押下型である。照射スイッチ23は、1段目まで押された(半押しされた)ときウォームアップ指示信号を発生し、2段目まで押された(全押しされた)とき照射開始指示信号を発生する。
線源制御装置16は、ウォームアップ指示信号が入力された場合、フィラメントを予熱し、同時にターゲットの回転を開始させる。フィラメントの予熱が完了し、ターゲットが規定の回転数となったときにウォームアップが終了する。照射開始指示信号が入力されると、電圧を発生させてX線照射器15によるX線の照射を開始させる。照射条件で設定された照射時間が経過すると、X線の照射を停止させる。
図2および図3に示すように、X線照射器15の本体部19は、略直方体形状をしており、支柱17Aへの取り付け部31(図4参照)が設けられる背面19Bと、背面19Bと対向する正面19Aと、背面19Bおよび正面19Aのそれぞれの一端と接続し、X線を照射する照射開口24が設けられた照射面19D(図3参照)とを有する。
照射開口24は、照射面19Dに照射野限定器21が取り付けられたときに、照射野限定器21に設けられた入射開口21A(図2参照)と対向する。X線は、照射開口24から入射開口21Aから照射野限定器21に入射して、照射野限定器21の出射開口から出射して、被写体Hに照射される。
さらに、本体部19は、照射面19Dを下面とした場合に、照射面19Dと対向する上面19Cと、正面19Aから見て左右に配置される側面19E、19Fとを有する。各側面19E、19Fからは、それぞれのX線管18の端部が張り出している。背面19Bの取り付け部31は、水平アーム17Bの一端に取り付けられる。取り付け部31が水平アーム17Bに取り付けられる結果、水平アーム17Bを介して、X線照射器15が支柱17Aに取り付けられる。
また、後述するとおり、本体部19は、X軸と平行な前後軸回りに回転自在である。正面19Aには、本体部19が回転移動した際の回転角度を表示するインジケータ25が設けられている。
また、正面19Aにおいて照射面19Dと接続する下端部19Gには、第1バーハンドル26が設けられている。第1バーハンドル26は、本体部19を移動する際に把持されるバーハンドルであり、正面19Aの上下方向(Z軸方向)と直交する幅方向(Y方向)に延びる第1バー部26Aと、第1バー部26Aの端部と下端部19Gとを繋ぐ1組の連結部26Bとで構成される。こうした構成の結果、第1バーハンドル26には、第1バー部26A、連結部26Bおよび下端部19Gによって囲われる第1開口部26Cが形成される。
第1バーハンドル26において、第1バー部26Aには、第1スイッチ27が設けられている。第1スイッチ27は、後述する上下ロック機構37(図4参照)に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力するスイッチである。第1スイッチ27は、第1バーハンドル26に設けられているため、第1バーハンドル26を把持しながら操作することが可能である。
本体部19において、正面19Aから見て左右の各側面19E、19Fには、それぞれ、第2バーハンドル28が設けられている。第1バーハンドル26は、本体部19の下端部19Gに設けられる下側バーハンドルであるのに対して、第2バーハンドル28は、本体部19の左右に設けられる左右バーハンドルである。
第2バーハンドル28も、第1バーハンドル26と同様に、本体部19を移動する際に把持されるバーハンドルである。左右の各第2バーハンドル28は、上下方向に延びる第2バー部28Aと、第2バー部28Aの端部と、側面19Eまたは側面19Fとを繋ぐ1組の連結部28Bとで構成される。こうした構成の結果、第2バーハンドル28には、第2バー部28A、連結部28B、および側面19Eまたは側面19Fによって囲われる第2開口部28Cが形成される。
左右の各第2バーハンドル28において、第2開口部28Cには、第2スイッチ29が配置されている。ここで、開口部とは、開口部内の空間に加えて、開口部の輪郭を画定する実体部分の縁を含む概念である。例えば、第2開口部28Cの場合には、実体部分は、第2バー部28A、連結部28B、および側面19Eまたは側面19Fであって、これらの第2開口部28C側の領域が、第2開口部28Cを画定する実体部分の縁に相当する。
具体的には、第2スイッチ29は、第2開口部28Cを画定する実体部分の縁に相当する、各側面19Eまたは側面19Fの端部に一端が固定されており、操作部分である押圧板51(図9参照)が第2開口部28C内に張り出した状態で配置されている。第2スイッチ29は、後述する上下ロック機構37および回転ロック機構44に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力するスイッチである。第2スイッチ29は、第2開口部28Cに配置されているため、第2バーハンドル28を把持しながら操作することが可能である。
X線照射器15の移動は、これら第1バーハンドル26と第2バーハンドル28を使用して行われる。第1バーハンドル26と第2バーハンドル28は、それぞれが独立した形態のバーハンドルであり、両者は連接されていない。X線照射器15の移動方向に応じて、第1バーハンドル26と第2バーハンドル28は使い分けられる。
図4に示すように、X線照射器15は、本体部19の背面19Bに、本体部19を支柱17Aに対して上下移動自在(Z方向)に取り付けるための取り付け部31が設けられている。上下移動機構32は、例えば、滑車33と、ベルト34と、水平アーム17Bと、カウンタウェイト36と、上下ロック機構37とで構成される。上下移動機構32は、水平アーム17Bの一部を含めて、支柱17A内に設けられている。X線照射器15の本体部19は、取り付け部31が水平アーム17Bの一端に固定される。
滑車33は、回転自在に設けられており、滑車33にはベルト34が掛けられている。ベルト34の一端には、水平アーム17Bが取り付けられており、他端には、カウンタウェイト36が取り付けられる。カウンタウェイト36は、周知のように、水平アーム17Bの上下移動に際して、水平アーム17Bの重さとつりあいを取るためのおもりである。
上下ロック機構37は、滑車33の回転を規制して、水平アーム17Bの上下移動をロックする。水平アーム17BにはX線照射器15の本体部19が固定されているため、上下ロック機構37は、水平アーム17Bを規制することで、本体部19の上下移動を規制する。上下ロック機構37は、例えば、滑車33の回転を規制するロックピンを、ソレノイドなどのアクチュエータによってロック位置とロック解除位置の間で移動する。ロックピンは、例えば、初期状態においてロック位置にあり、上下ロック機構37は、ロック解除指示が入力されている間、ロックピンをロック解除位置に退避して、ロックを解除する。
水平アーム17B内には、X線照射器15の本体部19を、正面19Aと背面19Bを結ぶ前後方向に沿った前後軸回りに回転自在に保持する回転機構41が設けられている。回転機構41は、回転軸42と、軸受け部43と、回転ロック機構44とで構成される。回転軸42は、本体部19の前後軸と一致し、水平アーム17Bの長手方向に沿って配置されている。軸受け部43は、回転軸42を回転自在に保持する。回転ロック機構44は、回転軸42の回転を規制して、本体部19の回転移動をロックする。
これら上下移動機構32および回転機構41によって、本体部19は、水平アーム17Bを介して、図5に示すように支柱17Aに対して上下移動自在に、かつ、図6および図7に示すように、水平アーム17Bと平行な前後軸回りに回転移動自在となる。本体部19が上下移動および回転移動をすることで、X線照射器15の照射位置や照射方向が調節される。なお、水平アーム17Bは、X−Y平面内において伸縮や屈曲が可能となっており、水平アーム17Bが伸縮または屈曲することで、本体部19はX−Y平面内の移動も可能である。
図5に示すように、第1バーハンドル26の第1バー部26Aは、正面19Aの幅方向に延びているため、本体部19が、照射面19Dを下面とする正姿勢にある状態では、第1バー部26Aの長手方向は水平方向と一致し、長手方向と上下方向は直交する。そして、第1バー部26Aの中央部分は、本体部19の前後軸回りの回転中心とほぼ一致している。そのため、本体部19が正姿勢の状態で、本体部19を上下移動させる場合において、第1バー部26Aの中央部分を把持して上下移動を行えば、左右の第2バーハンドル28を把持する場合と比較して、本体部19に対して回転力が加わりにくい。
また、第1スイッチ27は、第1バー部26Aに設けられている。第1スイッチ27は、上下ロック機構37に対して解除指示を入力する。第1スイッチ27は、第1バー部26Aに位置しており、この位置は、第1バー部26Aを把持した状態で操作可能な位置である。医療スタッフSTは、片手HDで第1バー部26Aを握った状態で、第1スイッチ27を押下操作して、上下移動のロックを解除することが可能である。このため、片手HDで上下移動操作を行う場合でも、第1バーハンドル26を使用することにより、把持力を維持した状態で上下移動操作を行うことができるため、X線照射器15を安定した姿勢で上下移動させることができる。
図8に示すように、第1スイッチ27は、例えば、押圧板46と、スイッチ回路素子47とで構成される。押圧板46は、第1バー部26Aに配置され、手HDで押下操作されることにより、スイッチ回路素子47のアクチュエート部材を押圧する。より具体的には、第1スイッチ27の押圧板46は、第1バー部26Aに埋め込まれて、表面が第1バー部26Aの外周の一部を構成する埋め込み型である。スイッチ回路素子47は、オン位置とオフ位置の間で移動自在なアクチュエート部材を有するメカニカルスイッチである。
スイッチ回路素子47のアクチュエート部材は初期状態ではオフ位置にあり、押圧板46の押下操作により押圧されるとオン位置に移動する。スイッチ回路素子47は、オンされている間、ロック解除指示に相当するロック解除信号を発生する。スイッチ回路素子47と上下ロック機構37とは電気的に接続されており、スイッチ回路素子47が発生するロック解除指示は、上下ロック機構37に入力される。これにより、第1スイッチ27が操作されると、上下ロック機構37のロックが解除されて、本体部19の上下移動が可能となる。
また、図6および図7に示すように、第2バーハンドル28は、本体部19の左右の側面19E、19Fにそれぞれ設けられていため、左右のいずれかの第2バーハンドル28を把持すると、前後軸回りに回転する本体部19に対して回転力を伝えやすい。
インジケータ25は、本体部19が回転しても回転せずに一定の姿勢を保つ円形の表示板25Aと、本体部19の正面19Aにおいて表示板25Aの周囲に設けられ、回転角度を表示する角度目盛り25Bと、表示板25Aに設けられ、角度目盛り25B上の回転角度を指し示すマーカ25Cとで構成される。
回転角度の範囲は、本体部19の正姿勢を基準位置として、時計回りおよび反時計回りにそれぞれ90°で、合計180°の範囲である。角度目盛り25Bは、一定間隔に配置される複数のドットマークで構成される。ドットマークに加えて、正姿勢の位置には「0」、正姿勢を基準として時計回りおよび反時計回りにそれぞれ90°回転した位置に「90」の数値の目盛りが付されている。
本体部19を回転させると、表示板25Aに対して角度目盛り25Bが回転して、表示板25A上のマーカ25Cと角度目盛り25Bの相対位置が変化する。マーカ25Cに対応する角度目盛り25Bを読み取ることにより、回転角度を確認することができる。マーカ25Cは、例えば、ドット形状をしている。こうしたインジケータ25は、針と目盛りで構成される従来のインジケータと、デザイン面において大きく異なるため、ユーザに対して斬新な印象を与えることができる。
また、第2スイッチ29は、第2バーハンドル28の第2開口部28Cに配置されている。第2スイッチ29は、回転ロック機構44に対して解除指示を入力する。第2スイッチ29は、第2開口部28Cに位置しており、この位置は、第2バーハンドル28を把持した状態で操作可能な位置である。医療スタッフSTは、片手HDで第2バーハンドル28を把持しながら、第2スイッチ29を押下操作して、回転移動のロックを解除することが可能である。第2バーハンドル28は、本体部19に対して回転力を掛けやすいため、第2バーハンドル28を使用することで、片手HDでも回転移動操作をしやすい。
また、第2スイッチ29は、回転ロック機構44に加えて、上下ロック機構37に対して解除指示を入力する。そのため、第2スイッチ29を押下操作することで、上下移動のロックも解除されるため、第2バーハンドル28を把持しながら本体部19の上下移動操作も可能となる。第2バーハンドル28を使用する場合でも、左右の第2バーハンドル28を両方の手HDで把持すれば、本体部19を回転させずに、安定した姿勢で上下移動を行うことができる。
図9に示すように、第2スイッチ29は、例えば、パドル型スイッチであり、パドル形状の押圧板51と、スイッチ回路素子52とで構成される。押圧板51は、本体部19の各側面19E、19Fに取り付けられており、手HDで押下操作されることにより、スイッチ回路素子52のアクチュエート部材を押圧する。スイッチ回路素子52は、オン位置とオフ位置の間で移動自在なアクチュエート部材を有するメカニカルスイッチである。
スイッチ回路素子52のアクチュエート部材は初期状態ではオフ位置にあり、押圧板51の押下操作により押圧されるとオン位置に移動する。スイッチ回路素子52は、オンされている間、ロック解除指示に相当するロック解除信号を発生する。スイッチ回路素子52は、上下ロック機構37および回転ロック機構44と電気的に接続されており、スイッチ回路素子52が発生するロック解除指示は、上下ロック機構37および回転ロック機構44に入力される。すなわち、第2スイッチ29は、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチである。これにより、第2スイッチ29が操作されると、上下ロック機構37および回転ロック機構44のロックが両方解除されて、本体部19の上下移動および回転移動が可能となる。
図10および図11は、X線照射器15における、第1スイッチ27および第2スイッチ29の取り付け位置と、割り当てられる機能とをまとめた説明図である。第1スイッチ27の取り付け位置は、本体部19の下側に位置する下側バーハンドルである、第1バーハンドル26である。第1スイッチ27のロック解除対象は、上下ロック機構37であり、第1スイッチ27が操作されると、上下ロック機構37に対してロック解除指示が入力される。
一方、第2スイッチ29の取り付け位置は、左右の第2バーハンドル28の第2開口部28Cである。第2スイッチ29のロック解除対象は、上下ロック機構37および回転ロック機構44であり、第2スイッチ29が操作されると、上下ロック機構37および回転ロック機構44に対してロック解除指示が入力される。
つまり、図11に示すように、第1バーハンドル26の第1スイッチ27のロック解除対象が上下ロックのみであるのに対して、第2バーハンドル28の第2スイッチ29のロック解除対象は上下ロックと回転ロックの両方である。このような機能の割り当てには次のようなメリットがある。
上述したとおり、第1バーハンドル26を使用すると、本体部19の上下方向と直交する幅方向に延びた第1バー部26Aを把持できる。第1バー部26Aの中央部分は、本体部19の回転中心とほぼ一致するため、本体部19に回転力が加わりにくく、本体部19を安定した姿勢で上下移動操作しやすい。また、第1バーハンドル26は、本体部19の下方部分に配置されているため、下方からアクセスしやすい。
また、第1スイッチ27のロック解除対象を上下ロックのみとすることで、第1バーハンドル26を使用した上下移動操作の際に、本体部19が不用意に回転することが無い。そのため、上下ロックに加えて回転ロックが解除される場合と比べて、安定した上下移動操作が可能となる。第1バーハンドル26は、上下移動に多く使用されると考えられるため、第1スイッチ27のロック解除対象を上下ロックに限定することは、使用頻度の高い操作を安定した姿勢で行えるという意味でも有効である。
一方、第2バーハンドル28は、本体部19に対して回転力を掛けやすいため、回転移動操作に使用される頻度が高いと考えられる。第2バーハンドル28を把持しながら操作できる第2スイッチ29は、回転ロックを解除できるため、本体部19の回転操作を行いやすい。また、左右の第2バーハンドル28を、両方の手HDで把持すれば、本体部19を安定した姿勢で上下移動操作ができる。このような操作を考慮して、第2スイッチ29に対しては上下ロックの解除機能も割り当てられている。
図12に示すように、第1スイッチ27は、第1バー部26Aにおいて、本体部19の幅方向(Y軸方向)の中心線CLに対して線対称に配置されている。より具体的には、第1スイッチ27の押圧板46は、第1バー部26Aの中央に配置されており、かつ、中心線CLから両端部までの長さが同じである。このように、第1スイッチ27が中心線CLに対して線対称にあることで、第1バーハンドル26を把持する手HDが右手または左手のどちらでも、第1スイッチ27を操作しやすい。また、第1バー部26Aの中央部分は、本体部19に回転力が加わりにくい把持位置であるため、使用頻度が高いと考えられる。このような使用頻度が高い位置に第1スイッチ27が配置されるため、操作性もよい。
また、図13に示すように、第1バーハンドル26において、第1バー部26Aは、本体部19において、連結部28Bが接続された下端部19Gを基点として支柱17Aから離間する方向(以下、単に本体部19の前方という)に突出した位置に配置されている。本体部19の下面となる照射面19Dには照射野限定器21が設けられる。このように第1バー部26Aを本体部19の前方に突出させることで、第1バー部26Aを把持する手HDが、照射野限定器21と干渉することを防止できる。
以下、上記構成による作用について説明する。X線撮影システム2でX線撮影を行う場合には、図1に示すように、まず、寝台13上の被写体Hの撮影部位に応じて、電子カセッテ12をポジショニングする。そして、撮影部位に対してポジショニングされた電子カセッテ12の位置に応じて、X線照射器15の照射位置や照射方向を調節する。この際に、医療スタッフSTは、被写体Hや電子カセッテ12を片方の手で支えながら、もう片方の手HDでX線照射器15を調節しなければならない場合も多い。
その場合でも、本体部19の上下移動方向と直交する幅方向に延びる第1バーハンドル26には、上下ロックを解除する第1スイッチ27が設けられているため、片手HDで操作する場合でも、第1バーハンドル26を使用すれば、安定した姿勢で本体部19を上下移動操作することができる。
図1に示すように、X線照射器15は、医療スタッフSTや患者に対して、上方に配置されている場合が多い。その場合、操作者である医療スタッフSTが、X線照射器15を操作する場合には、上方に手を伸ばしてX線照射器15にアクセスすることになる。X線照射器15は、本体部19の下方部分に第1バーハンドル26が設けられているため、X線照射器15が医療スタッフSTの上方に配置されている場合でもアクセスしやすい。
また、本体部19に対して回転力を掛けやすい第2バーハンドル28の第2開口部28Cには、回転ロックを解除する第2スイッチ29が設けられているため、第2バーハンドル28を使用すれば回転移動操作もしやすい。
また、第1バーハンドル26と第2バーハンドル28は、連接された形態ではなく、それぞれが独立した形態であるため、次のようなメリットがある。すなわち、第1バーハンドルと第2バーハンドルが連接される形態では、各ハンドル26、28の連接部分を把持した場合には、第1スイッチ27や第2スイッチ29のいずれかに指が届かない場合があり、各スイッチ27、29の位置を目視で確認して握り直しをしなければならない場合がある。第1バーハンドル26と第2バーハンドル28を独立させることで、スイッチ操作ができない連接部分が排除されるため、握り直しの発生頻度が低下する。
上記例において、図12に示したように、第1スイッチ27を、中心線CLに対して線対称に配置した例を説明したが、線対称の例としては、図12に示す例に限らず、図14および図15に示す例でもよい。図14に示す例は、第1スイッチ27の押圧板46が、第1バー部26Aの全長に渡って配置されている例である。これによれば、第1バー部26Aのどこを把持しても、ロック解除操作が可能となるため、操作しやすい。また、図15に示すように、中心線CLを挟んで、左右の対象位置にそれぞれ押圧板46が配置されていてもよい。各押圧板46は、同じ大きさで、かつ、中心線CLから等距離の位置に配置されている。こうした構成でも、第1スイッチ27が左右対称の配置なので、右手および左手のどちらで把持しても操作がしやすい。
また、上記例では、第1スイッチ27を第1バーハンドル26の第1バー部26Aに設けた例で説明したが、第1スイッチ27を、第1バー部26Aに設ける代わりに、第2スイッチ29のようなパドル型のスイッチの形態としてもよい。
第1スイッチをパドル型のスイッチとした場合には、第1スイッチは、例えば、第1開口部26Cに配置される。ここで、開口部とは、上述のとおり、開口部内の空間に加えて、開口部の輪郭を画定する実体部分の縁を含む概念である。第1開口部26Cの場合には、実体部分は、第1バー部26A、連結部26B、および下端部19Gであって、これらの第1開口部26C側の領域が、第1開口部26C側の実体部分の縁に相当する。具体的には、上記第2スイッチ29と同様に、第1スイッチは、第1開口部26Cを画定する実体部分の縁に相当する、下端部19Gに一端が固定され、操作部分である押圧板が第1開口部26C内に張り出した状態で配置される。こうしても、第1バーハンドル26を把持しながら第1スイッチを操作することができる。
また、その反対に、第2スイッチ29を、パドル型スイッチの形態とする代わりに、上記例の第1スイッチ27のように、第2バーハンドル28に埋め込む埋め込み型のスイッチとしてもよい。
また、図2および図8に示すように、本例では、第1スイッチ27を、第1バー部26Aに埋め込む埋め込み型のスイッチとしたが、第1バー部26Aではなく、下端部19Gに埋め込み型の第1スイッチを配置してもよい。上述のとおり、下端部19Gは、第1開口部26Cを画定する実体部分の縁に相当するので、下端部19Gに埋め込み型の第1スイッチを配置する形態も、第1開口部26Cに配置する形態に含まれる。
また、第2スイッチ29を埋め込み型のスイッチとする場合も、第2バーハンドル28に配置する代わりに、第2開口部28Cを画定する側面19Eや側面19Fに配置してもよい。上述のとおり、側面19Eや側面19Fにおいて第2開口部28C側の端部は、第2開口部28Cを画定する実体部分の縁に相当するので、側面19Eや側面19Fに埋め込み型の第2スイッチを配置する形態も、第2開口部28Cに配置する形態に含まれる。
また、図16に示すように、第1スイッチ27および/または第2スイッチ29としては、メカニカルスイッチの代わりに、センサスイッチを使用してもよい。図16は、第2スイッチ29として、第2バーハンドル28が手HDによって把持されたことを検知するセンサスイッチを使用した例である。
図16において、第2スイッチ29は、センサ部56と透明窓57とで構成される。センサ部56は、例えば、透明窓57を透過して入射する入射光を受光して光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力するフォトセンサを備えている。センサ部56は、入射光量が予め設定された所定値を上回っている状態ではオフされて、入射光量が所定値以下になっている間オンして、ロック解除操作指示を発生する。
第2バーハンドル28が手HDで把持されて、透明窓57の少なくとも一部が手HDで覆われると、センサ部56への入射光量が低下する。センサ部56は、入射光量の変化に基づいて把持を検知して、ロック解除指示を発生する。
また、センサスイッチとしては、フォトセンサを使用したものでなくてもよい。例えば、手HDが第2バーハンドル28を把持した際の圧力に基づいて把持を検知する圧力センサなどでもよい。図16は、第2スイッチ29にセンサスイッチを適用した例であるが、第1スイッチ27に適用してもよい。
第1スイッチ27または第2スイッチ29として、このようなセンサスイッチを使用する場合には、第1バーハンドル26や第2バーハンドル28に限らず、センサスイッチを第1開口部26Cや第2開口部28Cに配置してもよい。具体的には、第1開口部26Cに配置する場合には、例えば、第1開口部26Cを画定する実体部分の縁に相当する、下端部19Gにセンサスイッチが配置される。また、第2開口部26Cに配置する場合には、第2開口部28Cを画定する実体部分の縁に相当する、側面19Eや側面19Fにセンサスイッチが配置される。また、センサスイッチを図9に示すパドル型スイッチの形態としてもよい。この場合には、押圧板51に相当する部分にセンサ部56が設けられる。
また、本例において、X線照射器15を、床置き型のスタンド17の支柱17Aに取り付けた例で説明したが、天井吊り下げ型の天井走行装置の支柱に取り付けてもよい。天井吊り下げ型の天井走行装置は、周知のように、天井に敷設したレールに支柱を取り付けて、X線照射器15のX−Y平面内の移動を、支柱をレールに沿って移動させることで実現するものである。上下移動は、例えば、支柱の伸縮によって行われる。回転移動は、例えば、本例と同様に、本体部19を回転軸に取り付けて回転自在に取り付ける態様で行われるである。
[第2実施形態]
図17〜図19に示す第2実施形態は、第1スイッチ27のロック解除機能が、第1実施形態と異なる。それ以外の点は第1実施形態と同じであるので説明を省略し、以下、相違点のみ説明する。
第1実施形態において第1バーハンドル26に設けられる第1スイッチ27は、図11に示したとおり、ロック解除対象が上下ロックのみであったのに対して、第2実施形態の第1スイッチ27は、図17に示すとおり、ロック解除対象が上下ロックと回転ロックの両方である。そのため、図18に示すように、第1スイッチ27は、上下ロック機構37に加えて、回転ロック機構44とも接続されており、ロック解除指示はどちらにも入力可能になっている。
さらに、図17に示すように、第2スイッチ29のロック解除対象は、「上下ロック and 回転ロック」となっているのに対して、第1スイッチ27のロック解除対象は、「上下ロック and/or 回転ロック」となっている。「and」の表示は、上下ロックと回転ロックの両方が同時に解除されることを意味し、「and/or」の表示は、上下ロックと回転ロックの両方を解除する場合と、上下ロックと回転ロックの一方のみを解除する場合を選択できることを意味する。
第1スイッチ27は、操作に応じて、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチである。このため、図17において、第2スイッチ29の「and」と区別して、「and/or」と表示されている。
すなわち、第2スイッチ29も、ロック解除対象が上下ロックと回転ロックの両方である点では、第1スイッチ27と共通しているが、第2スイッチ29は、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであり、ロックを解除する際には、常に、上下ロックと回転ロックの両方が解除される。対して、第1スイッチ27は、ロック解除状態について、上下ロックのみ解除、回転ロックのみ解除、上下ロックおよび回転ロックの両方を解除の3つの状態を選択できる点で、第2スイッチ29と異なる。こうしたスイッチの機能の相違点を、図17の表において、第2バーハンドル28の第2スイッチ29については、「上下ロック and 回転ロック」と表示し、第1バーハンドル26の第1スイッチ27については、「上下ロック and/or 回転ロック」と表示して、両者を区別している。
第2実施形態の第1スイッチ27のように、ロック解除状態について3つの状態を選択できれば、第1バーハンドル26を把持しながら、本体部19の上下移動操作だけでなく、回転移動操作を行うことも可能となる。第1バーハンドル26を把持した状態でも、回転移動操作を行いたい場合もある。第2実施形態はこのような場合に有利である。
また、上下ロックと回転ロックの両方を解除する状態に加えて、上下ロックおよび回転ロックの一方のみを解除する状態も選択できるため、例えば、上下移動操作を行う際に不用意な回転を防止したい場合にも対応することができる。
第2実施形態の第1スイッチ27のように、ロック解除状態について3つの状態を選択的に切り替えるスイッチは、例えば、図19に示すようなスイッチの態様により実現することができる。図19に示すスイッチは、例えば押圧操作などの操作を1回行う毎に、上下ロックと回転ロックの両方が掛かっている初期状態、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示が入力される第3状態の3つのロック解除状態をサイクリックに切り替えるスイッチである。
複数の状態を切り替えるスイッチの態様としては、例えば、第1スイッチ27を複数のスイッチで構成し、各スイッチにそれぞれ第1状態から第3状態のいずれかの状態を割り当てて、各スイッチの選択により複数の状態を選択できる態様でもよい。この場合には、例えば、上下ロックのみを解除する第1状態を選択するスイッチについては、第1バーハンドル26において、他のスイッチよりも操作しやすい箇所に設けるなど、各スイッチの配置については適宜変更することも可能である。
このように第2実施形態においては、第1スイッチ27と第2スイッチ29の両方で、回転ロックの解除を行えるが、変形例として、第1スイッチ27と第2スイッチ29のそれぞれにおいてロック解除できる回動範囲を変えてもよい。例えば、第1スイッチ27は、第1バーハンドル26に設けられるスイッチであるため、上下移動操作に用いられることが主であると考えられる。一方、第2バーハンドル28に設けられる第2スイッチ29は、回転移動操作に用いられることが主と考えられる。そのため、補助的な回転移動操作に使用される第1スイッチ27については、ロック解除できる回動範囲を、第2スイッチ29でロック解除できる回動範囲よりも狭くする態様が考えられる。
また、第1スイッチは、上下移動操作に用いられることが主であることを考慮して、以下のようにしてもよい。例えば、第1スイッチを、上下ロックを解除するスイッチおよび回転ロックを解除するスイッチの複数のスイッチで構成する場合には、上下ロックを解除するスイッチを、回転ロックを解除するスイッチよりも操作しやすい位置に配置するなど、複数のスイッチの配置を、使用頻度に応じて決定してもよい。
[第3実施形態]
上記第1実施形態および第2実施形態に限らず、第1スイッチ27および第2スイッチ29のロック解除機能の割り当てについては、様々な態様が考えられる。
例えば、図20に示す第3実施形態は、第1スイッチ27および第2スイッチ29ともに、第1実施形態の第2スイッチ29と同様に、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであり、ロックを解除する際には、常に、上下ロックと回転ロックの両方が解除される。このような態様でもよい。また、第2実施形態で説明したように、第3実施形態においても、第1スイッチ27と第2スイッチ29のそれぞれにおいてロック解除できる回動範囲を変えてもよい。
[第4実施形態]
図21に示す第4実施形態は、第1スイッチ27および第2スイッチ29ともに、第2実施形態の第1スイッチ27と同様に、操作に応じて、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチである。切り替えスイッチの態様としては、上述したとおり、図19に示すようにサイクリックに状態が変化する態様でもよいし、あるいは、複数のスイッチで複数の状態を切り替えるものでもよい。
[第5実施形態]
図22に示す第5実施形態は、第1スイッチ27のロック解除対象は、上下ロックのみで、第2スイッチ29は、第4実施形態の第2スイッチ29と同様に、操作に応じて、上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチである。
[第6実施形態]
図23に示す第6実施形態は、第1スイッチ27については、第1実施形態の第2スイッチ29と同様に、1回の操作によって、上下ロック解除指示および回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであり、ロックを解除する際には、常に、上下ロックと回転ロックの両方が解除される。第2スイッチ29については、第5実施形態の第2スイッチ29と同様である。
上記実施形態では、第1スイッチと第2スイッチを両方設けた例で説明したが、少なくとも第1スイッチが設けられていればよい。また、第2バーハンドルを設けずに、第1バーハンドルのみを設けた形態でもよい。
上記実施形態では、X線照射器15を電子カセッテと組み合わせて使用しているが、電子カセッテの代わりに、画像記録媒体としてX線フィルムを使用するフィルムカセッテとX線照射器15を組み合わせて使用することも可能である。
本考案は、X線以外のγ線などの放射線を照射する放射線照射器にも適用可能である。また、本考案は、上記各実施形態に限定されるものではなく、上記各実施形態や各実施形態において示した変形例の組み合わせなど、考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
また、本考案の創作者は、上記X線照射器の意匠も創作した。以下、意匠について説明する。下記第1意匠は、本体部の側面の第2バーハンドルに設けた第2スイッチ(上記考案で説明した第2スイッチ29)が、図2に示したパドル型スイッチの例である。一方、第2意匠は、第2スイッチが、図16に示したセンサスイッチの例である。
[第1意匠]
図24〜図33は第1意匠を示す。図24は、X線照射器の上面、正面及び左側面を示す斜視図である。図25はその正面図である。図26はその背面図である。図27はその平面図である。図28はその底面図である。図29はその左側面図である。図30はその右側面図である。図31は内部機構を省略したB−B線参考拡大断面図である。図32は内部機構を省略したA−A線参考拡大断面図である。図33は使用状態参考図である。
[意匠の簡単な説明]
1.製品の名称:X線照射器
2.用途:本製品は、医療目的で体内の画像を撮影するためのものである。
3.デザインのポイント:製品の外観形状である。
4.デザインの最も適切なポイントを示す図面:斜視図
5.その他;図33は使用状態を示しており、X線照射器がスタンドに立設された支柱の上部に取り付けられている。X線照射器は、上下方向の移動、およびX線照射器の前後軸回りに回転できるようになっている。
[第1意匠に係る物品の説明]
本物品は、X線を受診者に照射して撮影するためのX線照射器で、操作部及びX線管球が一体に設けられている。本物品は、使用状態参考図に示すように、スタンドに立設された支柱の上部に照射野限定器(コリメータ)とともに配されている。
[第2意匠]
図34〜図43は第2意匠を示す。図34は、X線照射器の上面、正面及び左側面を示す斜視図である。図35はその正面図である。図36はその背面図である。図37はその平面図である。図38はその底面図である。図39はその左側面図である。図40はその右側面図である。図41は内部機構を省略したB−B線参考拡大断面図である。図42は内部機構を省略したA−A線参考拡大断面図である。図43は使用状態参考図である。
[意匠の簡単な説明]
1.製品の名称:X線照射器
2.用途:本製品は、医療目的で体内の画像を撮影するためのものである。
3.デザインのポイント:製品の外観形状である。
4.デザインの最も適切なポイントを示す図面:斜視図
5.その他;図43は使用状態を示しており、X線照射器がスタンドに立設された支柱の上部に取り付けている。X線照射器は、上下方向の移動、およびX線照射器の前後軸回りに回転できるようになっている。
[第2意匠に係る物品の説明]
本物品は、X線を受診者に照射して撮影するためのX線照射器で、操作部及びX線管球が一体に設けられている。本物品は、使用状態参考図に示すように、スタンドに立設された支柱の上部に照射野限定器(コリメータ)とともに配されている。
2 線撮影システム
11 X線発生装置
12 電子カセッテ
13 寝台
15 X線照射器
16 線源制御装置
17 スタンド
17A 支柱
17B 水平アーム
18 X線管
19 本体部
19A 正面
19B 背面
19C 上面
19D 照射面
19E 側面
19E、19F 側面
19G 下端部
21 照射野限定器
21A 入射開口
22 ケーブル
23 照射スイッチ
24 照射開口
25 インジケータ
25A 表示板
25C マーカ
26 第1バーハンドル
26A 第1バー部
26B 連結部
26C 第1開口部
27 第1スイッチ
28 第2バーハンドル
28A 第2バー部
28B 連結部
28C 第2開口部
29 第2スイッチ
31 取り付け部
32 上下移動機構
33 滑車
34 ベルト
36 カウンタウェイト
37 上下ロック機構
41 回転機構
42 回転軸
43 軸受け部
44 回転ロック機構
46 押圧板
47 スイッチ回路素子
51 押圧板
52 スイッチ回路素子
56 センサ部
57 透明窓
CL 中心線
H 被写体
HD 手
ST 医療スタッフ

Claims (16)

  1. 放射線を照射する放射線照射器において、
    支柱に移動自在に取り付けられる本体部であって、前記支柱への取り付け部が設けられる背面と、前記背面と対向する正面と、前記背面および前記正面のそれぞれの一端と接続し、前記放射線を照射する照射開口が設けられる照射面とを有する本体部と、
    前記本体部において前記照射面を下面とした場合に、前記正面において前記照射面と接続する下端部に設けられ、前記本体部を移動する際に把持される第1バーハンドルであって、前記正面の上下方向と直交する幅方向に延びる第1バー部と、前記第1バー部の端部と前記下端部とを繋ぐ1組の連結部とで構成される第1バーハンドルと、
    前記本体部の移動を規制するロック機構に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力する第1スイッチとを有し、
    前記第1スイッチは、前記第1バー部、前記1組の連結部および前記下端部によって囲われる第1開口部、もしくは、前記第1バー部に配置されている放射線照射器。
  2. 前記第1スイッチは、前記第1バー部において、前記幅方向の中心線に対して線対称に配置される請求項1に記載の放射線照射器。
  3. 前記第1スイッチは、前記第1バー部の全長に渡って配置されている請求項2に記載の放射線照射器。
  4. 前記本体部の移動は、前記上下方向に移動する上下移動を少なくとも含み、
    前記第1スイッチは、前記ロック機構に対して、少なくとも上下方向の移動のロックを解除する上下ロック解除指示を入力する請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射線照射器。
  5. 前記第1バー部は、前記連結部が接続された前記下端部を基点として前記支柱から離間する方向に突出した位置に配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線照射器。
  6. 前記本体部において、前記正面から見て左右の各側面のそれぞれに設けられる第2バーハンドルを備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射線照射器。
  7. 前記第2バーハンドルは、前記上下方向に延びる第2バー部と、前記第2バー部の端部と前記側面とを繋ぐ1組の連結部とで構成されている請求項6に記載の放射線照射器。
  8. 前記ロック機構に対して、ロックを解除するロック解除指示を入力する第2スイッチを有し、
    前記第2スイッチは、前記第2バー部、前記1組の連結部および前記側面によって囲われる第2開口部、もしくは、前記第2バー部に配置されている第2スイッチを備えている請求項7に記載の放射線照射器。
  9. 前記本体部の移動は、前記上下方向に移動する上下移動と、前記正面と前記背面を結ぶ前後方向に沿った前後軸回りに回転する回転移動とを含み、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、それぞれ、前記ロック機構に対して、前記上下移動のロックを解除する上下ロック解除指示、および/または前記回転移動のロックを解除する回転ロック解除指示を入力するスイッチである請求項8に記載の放射線照射器。
  10. 前記第1スイッチは、前記上下ロック解除指示のみを入力するスイッチであり、
    前記第2スイッチは、1回の操作によって、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチである請求項9に記載の放射線照射器。
  11. 前記第1スイッチは、操作に応じて、前記上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、前記回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチであり、
    前記第2スイッチは、1回の操作によって、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチである請求項9に記載の放射線照射器。
  12. 前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、それぞれ、1回の操作によって、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチである請求項9に記載の放射線照射器。
  13. 前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、それぞれ、操作に応じて、前記上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、前記回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチである請求項9に記載の放射線照射器。
  14. 前記第1スイッチは、前記上下ロック解除指示のみを入力するスイッチであり、
    前記第2スイッチは、それぞれ、操作に応じて、前記上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、前記回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチである請求項9に記載の放射線照射器。
  15. 前記第1スイッチは、1回の操作によって、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方を入力するスイッチであり、
    前記第2スイッチは、それぞれ、操作に応じて、前記上下ロック解除指示のみが入力される第1状態、前記回転ロック解除指示のみが入力される第2状態、前記上下ロック解除指示および前記回転ロック解除指示の両方が入力される第3状態の少なくとも3つの状態を選択的に切り替えるスイッチである請求項9に記載の放射線照射器。
  16. 前記本体部の前記正面には、前記回転移動した際の回転角度を表示するインジケータが設けられており、
    前記インジケータは、前記本体部が回転しても回転せずに一定の姿勢を保つ円形の表示板と、前記表示板の周囲に設けられ、前記回転角度を表示する角度目盛りと、前記表示板に設けられ、前記角度目盛り上の前記回転角度を指し示すマーカとで構成される請求項9〜15のいずれか1項に記載の放射線照射器。
JP2016000617U 2016-02-09 2016-02-09 放射線照射器 Active JP3203885U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000617U JP3203885U (ja) 2016-02-09 2016-02-09 放射線照射器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000617U JP3203885U (ja) 2016-02-09 2016-02-09 放射線照射器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3203885U true JP3203885U (ja) 2016-04-21

Family

ID=55755861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016000617U Active JP3203885U (ja) 2016-02-09 2016-02-09 放射線照射器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203885U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111248929B (zh) 移动式放射线摄影系统及放射线摄影用暗盒
JP6612926B2 (ja) 放射線照射装置
WO2001010300A1 (fr) Appareil de radiographie mobile
JP6487954B2 (ja) ロボット手術台およびロボット手術台用操作装置
US7991118B2 (en) System and method for providing lateral and frontal X-ray images of a patient
JP6056974B2 (ja) X線撮影装置
US20210236068A1 (en) Robotic operating table, and robotic operating table operation device
JP3203885U (ja) 放射線照射器
US20090010383A1 (en) Device for recording projection images
JP6784810B2 (ja) ロボット手術台、ハイブリッド手術室システムおよびロボット手術台用操作装置
JP7485137B2 (ja) 放射線撮影装置
JP5317757B2 (ja) 放射線撮影装置
JP5956050B2 (ja) 移動型x線診断装置
JP5004416B2 (ja) 医用x線透視撮影装置
JP5541242B2 (ja) X線撮影装置
JP4254284B2 (ja) X線撮影装置
JP7451974B2 (ja) X線透視撮影装置
JP2020110234A (ja) X線撮影装置
JP2019180871A (ja) X線透視撮影装置
JP6362852B2 (ja) 移動型x線診断装置
KR101615001B1 (ko) 천장형 엑스선 촬영장치 및 그 제어방법
JP6282826B2 (ja) 移動型x線診断装置
US20150374325A1 (en) X-ray diagnostic apparatus
JP2007209495A (ja) X線撮影装置
JP7119987B2 (ja) X線撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3203885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250