JP3203872U - 強力耐水性粘着シール - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は、粘着シールに名前等を手書きすることができて、且つ重ね巻きにより長期に亘って保護することのできる粘着シールを提供する。【解決手段】本考案は、粘着シール２に名前等を手書きすることができる有色のシルク印刷面２ａを設け、名前等を手書きしたシルク印刷面２ａに無色透明な他半面２ｂを巻き被覆して保護し、且つ粘着シール２を長手方向に２乃至数枚に分け離し使用の可能なミシン目線を設ける。【選択図】図２

Description

この考案は強力耐水性粘着シール、詳しくは手書きができて、且つ巻き被覆されるようにした強力耐水性粘着シールに関するものある。

粘着シールとしては実開昭６３−１０９９７８号公報がある。該公報は図形などをスタンプ風にあらかじめ印刷した粘着シールを台紙から剥がし取って文房具，傘の柄などに粘着するということを記載している。
実開昭６３−１０９９７８号公報

しかしながら、上記公報の粘着シールは名前，記号，マーク等を手書きして粘着することができず、また短期のうちに汚れたり剥がれ落ちてしまうという課題があった。

本考案は 粘着シールに名前等を手書きすることができる有色のシルク印刷面を設け、この手書きができる有色のシルク印刷面を無色透明な他半面の重ね巻きにより被覆して長期に亘って汚れと剥がれ落ちを防止するようにして上記した課題を解決するようにしたのである。

本考案は、粘着シールにシルク印刷面を有せしめたことで名前等を手書きして粘着することができるという効果を生ずる。

手書きした名前等は無色透明な他半面の重ね巻きにより被覆されることで、汚れと剥がれ落ちが長期に亘って防止されるという効果を生ずる。

本考案は１枚の粘着シールを２乃至数枚に切り分けて個別に粘着することができるという効果を生ずる。

本考案の粘着シールは粘着力が強く、また耐水性に優れているという効果を生ずる。

シンク印刷面の有色によって手書きした名前等は無色透明の他半面を通して鮮明に透視されるという効果を生ずる。

（ａ）は第１実施例の斜視図、（ｂ）は同、名前を手書きして台紙より剥がしつつある状態を示す斜視図 同、傘の柄に粘着する使用例を示すもので、（ａ）は名前部分を粘着した状態、（ｂ）は透明な他半面にて名前部分を被覆した状態を示す斜視図 杖の柄に粘着した使用例を示す斜視図 （ａ）（ｂ）は名前の手書きとシール貼着を組み合わせた例を示す斜視図 第２実施例で、（ａ）は２分割、（ｂ）は３分割、（ｃ）は４分割、（ｄ）は５分割用のミシン目線を設けた例を示す斜視図、その下段は切り分けた状態を示す斜視図

１は台紙
２は粘着シール
２ａはシルク印刷面
２ｂは他半面
２ｃはミシン目線
３は傘
３ａは傘の柄
４は杖
４ａは握り
５は飾りシール

本考案は粘着シールの一側に名前等を手書きすることができる有色のシルク印刷面を設け、このシルク印刷面を無色透明な他半面により巻き被覆するようにして、且つ粘着シールを長手方向に２乃至数枚に切り分けて個別に使用可能にして構成する。

図１乃至図４は本考案の実施例であって、台紙１上に剥がし取りするように重ね付けした粘着シール２の表面一側に名前，記号，マーク等を手書きすることができる有色のシルク印刷面２ａを設け、このシルク印刷面２ａに続く他半面２ｂを無色透明にしてシルク印刷面２ａを重ね巻きして被覆する。他半面２ｂはシルク印刷面２ａを一重半から二重巻きする程度の長さを有した粘着シール２とする。この粘着シール２は台紙１から剥がし取って図２，図３に示すように傘３の柄３ａ，杖４の握り４ａ、その他運動，音楽，学習，実験等の短パイプ，短棒（図示してない）に粘着するのである。

粘着シール２は台紙１から剥がし取る前にシルク印刷面２ａに名前，記号，マーク，図形など、印となるものを例えば自身にて手書きするのである。シルク印刷面２ａはツルツルの粘着シール２にザラザラ部分を作ってメモ紙のようになり、そこでボールペン，サインペンなどを用いて名前等を手書きするのである。名前を手書きした粘着シール２は図１（ｂ）に示すように台紙１から剥がし取って、図２（ａ）に示すように手書き部分を巻きはじめにして傘３の柄３ａ等に巻き粘着するのである。手書きしたシルク印刷面２ａに図２（ｂ）に示すように続く他半面２ｂが無色透明で手書き部分を一重半から二重巻きすることができる長さを有すことによって、シルク印刷面２ａは粘着シール２に手書きした名前などを他半面２ｂの重ね巻きにより被覆されることで、汚れたり剥がれ落ちないこととなり、しかもシルク印刷面２ａは有色によって手書きされた名前等は無色透明な他半面２ｂを通して鮮やかに透視されることになる。シルク印刷面２には図４に示すように手書きの名前等ともにキャラクター，家紋などを印刷した市販の飾りシール５などを貼付することもできる。

図５は粘着シール２を横長方向に２分割，３分割に切り分けするミシン目線２ｃを設けた例で、さらに４分割，５分割に切り分けするミシン目線２ｃを設けて粘着個所を増やせるようにすることもできる。

なお、本考案の粘着シール２は、粘着剤として、砥石用粘着剤・工業用ステッカーなどに使用されているフェノール樹脂系接着剤を使用することで強力な粘着性を有すこととなり、防水，撥水作用を強化して水分に強い耐水性を有せしめるようにする。フェノール系接着剤は衝撃，曲げに対する耐久性が強く、熱及び荷重の繰り返しに耐えて接着強さの低下が少なく、また水，油，溶剤、薬品などに対しての抵抗性が大きく、耐老化性に優れるものであるため、長年に亘って名前等を印した粘着シール２をきれいな状態で維持することができることとなる。さらにフェノール系接着剤は低粘度での流動性が良好によって均一な粘着皮膜が得られることで加工性にも優れているという利点がある。

本考案は手書きができて透明な他半面により二重等に被覆し、且つ２乃至数枚に切り分けて使用することができることで広く利用されることとなる。

Claims (2)

1. 粘着シールに名前等を手書きすることができる有色のシルク印刷面を設け、このシルク印刷面を無色透明の他半面の重ね巻きにより被覆するようにしたことを特徴とする強力耐水性粘着シール。
2. 粘着シールを長手方向に２乃至数枚に切り分けすることができるミシン目線を設けた請求項１に記載の強力耐水性粘着シール。

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