JP3203856B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3203856B2
JP3203856B2 JP01102493A JP1102493A JP3203856B2 JP 3203856 B2 JP3203856 B2 JP 3203856B2 JP 01102493 A JP01102493 A JP 01102493A JP 1102493 A JP1102493 A JP 1102493A JP 3203856 B2 JP3203856 B2 JP 3203856B2
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昌也 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリック
ス型の液晶表示パネルを備えてなる液晶表示装置に関す
る。
【0002】液晶表示装置は、陰極線管(CRT)を備
えてなる表示装置を代替する表示装置として開発が進め
られているが、特に、アクティブマトリックス型の液晶
表示パネルを備えてなる液晶表示装置が有望視されてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来、アクティブマトリックス型の液晶
表示パネルを備えてなる液晶表示装置として、図6にそ
の要部を示すようなものが知られている。
【0004】図中、1は画像表示の最小単位である画素
の配列を4(横)×4(縦)とするアクティブマトリッ
クス型の液晶表示パネルであり、211〜244はそれぞれ
画素を示している。
【0005】図7は、この液晶表示パネル1の構成を概
略的に示す図であり、311〜344は各画素211〜244
液晶容量、411〜444は各画素211〜244ごとに設けら
れている画素電極、5は全画素211〜244に共通に設け
られている共通電極である。
【0006】また、611〜644は各画素電極411〜444
に階調電圧を供給する場合にスイッチング素子として機
能する薄膜トランジスタ(Thin Film Transister.
以下、TFTという)である。
【0007】また、X1〜X4は画素電極411〜444に階
調電圧を供給するためのデータライン(信号線)、Y1
〜Y4はTFT611〜644のON、OFF動作を制御す
るためのゲートライン(走査線)である。
【0008】なお、実製品の液晶表示パネルでは、画素
数は、白黒(モノカラー)表示用の場合、例えば、64
0(横)×480(縦)とされ、カラー表示用の場合に
は、R(赤)、G(緑)、B(青)用の各画素が必要と
なるため、例えば、640×3(横)×480(縦)と
される。
【0009】ここに、横方向の画素の並びを一般にライ
ンと呼び、一画面に対する階調電圧の書込みは一ライン
ごとに順に行われ、この一画面に対する階調電圧の書込
みを1秒間に60回程度の割合で行うことにより、人間
の目には「ちらつき」のない画像を見せるようにしてい
る。
【0010】また、図6において、7は装置全体の制御
を行う制御回路、HS、VS、CLKは映像信号源(図
示せず)から供給される信号であり、HSは水平同期信
号、VSは垂直同期信号、CLKは同期クロック信号で
ある。
【0011】また、T1、T2、T3は制御回路7から
出力される信号であり、T1は水平同期信号HSと同一
周期のスタート信号、T2は水平同期信号HSと同一周
期のサンプリング信号、T3は垂直同期信号VSと同一
周期のスタート信号である。
【0012】また、CK1、CK2も制御回路7から出
力される信号であり、CK1は同期クロック信号CLK
と同一周期のクロック信号、CK2は水平同期信号HS
と同一周期のクロック信号である。
【0013】また、VGは映像信号源から供給されるア
ナログ映像信号、8はアナログ映像信号VGを増幅する
増幅回路、VGAは増幅回路8から出力されるアナログ
映像信号である。
【0014】また、9は増幅回路8から出力されるアナ
ログ映像信号VGAを所定の間隔でサンプル・ホールド
し、1ライン分のホールド電圧を階調電圧として同時に
液晶表示パネル1のデータラインX1〜X4に送出する集
積回路化されてなるデータ・ドライバである。
【0015】このデータ・ドライバ9において、10は
制御回路7から1ライン毎に出力されるスタート信号T
1を同じく制御回路7から出力されるクロック信号CK
1に同期させて1ビットずつシフトし、論理レベル、例
えば、5[V]のサンプリング信号SP1〜SP4を順に
出力する4ビット構成の直列入力・並列出力型のシフト
レジスタである。
【0016】また、111〜114はシフトレジスタ10
から出力される5[V]のサンプリング信号SP1〜S
4を高電圧、例えば、12[V]のサンプリング信号
SL1〜SL4に変換するレベル変換回路である。
【0017】また、121〜124、131〜134はサン
プル・ホールド回路であり、141〜144、151〜1
4はサンプリング用のアナログ・スイッチ、161〜1
4、171〜174はホールド用のコンデンサ、181
184、191〜194はバッファをなすオペアンプであ
る。
【0018】また、20はゲートラインY1〜Y4を駆動
する集積回路化されてなるゲート・ドライバであり、2
1は制御回路7から出力されるスタート信号T3を同じ
く制御回路7から出力されるクロック信号CK2に同期
させて1ビットずつシフトし、論理レベルのゲート・ド
ライブ信号DP1〜DP4を出力する4ビット構成の直列
入力・並列出力型のシフトレジスタである。
【0019】また、221〜224はシフトレジスタ21
から出力される論理レベルのゲート・ドライブ信号DP
1〜DP4を液晶表示パネル1のTFT611〜644をO
N、OFFできるレベルのゲート・ドライブ信号DV1
〜DV4に変換するレベル変換回路である。
【0020】この液晶表示装置では、映像信号源から供
給されるアナログ映像信号VGは、増幅回路8によって
液晶表示に適した電圧値のアナログ映像信号VGAに増
幅されてデータ・ドライバ9のサンプル・ホールド回路
121〜124に供給される。
【0021】他方、データ・ドライバ9においては、レ
ベル変換回路111〜114からサンプル・ホールド回路
121〜124のアナログ・スイッチ141〜144に対し
てサンプリング信号SL1〜SL4が順に供給される。
【0022】この結果、アナログ・スイッチ141〜1
4は順にON、OFFを繰り返してサンプリング動作
を行い、1ライン分のアナログ映像信号がコンデンサ1
1〜164にホールドされ、これらコンデンサ161
164にホールドされた電圧がオペアンプ181〜184
から出力される。
【0023】すると、制御回路7からサンプル・ホール
ド回路131〜134のアナログ・スイッチ151〜154
に対してサンプリング信号T2が供給され、これらアナ
ログ・スイッチ151〜154が同時にONとされる。
【0024】この結果、オペアンプ181〜184の出
力、即ち、コンデンサ161〜164にホールドされた電
圧が同時にコンデンサ171〜174にホールドされ、こ
れらコンデンサ171〜174にホールドされた電圧がオ
ペアンプ191〜194から出力され、これらオペアンプ
191〜194の出力が階調電圧VX1〜VX4として液晶
表示パネル1のデータラインX1〜X4に送出される。
【0025】他方において、ゲート・ドライバ20によ
って、ゲートラインY1〜Y4の中の1本のゲートライン
がHレベルとされるので、このラインのTFTが全てO
Nとされ、このラインの画素電極に階調電圧VX1〜V
4が印加される。
【0026】以下、同様の動作がラインごとに順に繰り
返されて、液晶表示パネル1おいて、アナログ映像信号
VGに対応した画像表示が行われる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ここに、例えば、液晶
表示パネル1の画素数を640(横)×480(縦)と
すると、サンプル・ホールド回路121〜124における
サンプリング時間は、約40nsec(ナノ秒)に設定し
なければならない。
【0028】このためには、アナログ・スイッチ141
〜144については、これらを構成する各MOSトラン
ジスタのW(チャネル幅)/L(チャネル長)を大きく
し、コンデンサ161〜164については、できる限り小
さく形成することにより、アナログ・スイッチ141
144のオン抵抗とコンデンサ161〜164の容量との
積(時定数)を充分に小さくする必要がある。
【0029】しかし、このようにして、サンプル・ホー
ルド回路121〜124におけるサンプリングの高速化を
図ると、レベル変換回路111〜114の動作速度のばら
つきのため、アナログ・スイッチ141〜144のうち、
隣合うアナログ・スイッチが同時にONとなってしまう
期間が生じ、コンデンサ161〜164に正しい電圧をホ
ールドできない場合があるという問題点があった。
【0030】図8は、レベル変換回路112の動作速度
が遅い場合を例にして、かかる問題点を具体的に説明す
るための波形図、図9は同じく回路図である。
【0031】ここに、図8(A)、(B)に示すよう
に、シフトレジスタ10から出力されるサンプリング信
号SP2、SP3にはオーバラップは存在せず、たとえ、
存在したとしても、非常に小さいものである。
【0032】ところが、レベル変換回路111〜11
4は、論理レベル、例えば、5[V]のサンプリング信
号SP1〜SP4を高電圧、例えば、12[V]のサンプ
リング信号SL1〜SL4に変換するものであるため、動
作速度に大きなバラツキが生じてしまう。
【0033】そこで、例えば、図8(C)に示すよう
に、レベル変換回路112の動作速度がレベル変換回路
111、113、114の動作速度よりも時間Δtだけ遅
いと、レベル変換回路112、113から出力されるサン
プリング信号SL2、SL3は、図8(C)、(D)に示
すように、時間Δtだけ、オーバラップしてしまう。
【0034】ここに、サンプリング信号SL2=「H」
(12[V])となり、アナログ・スイッチ142=O
Nとされた場合に、コンデンサ162に流れ込む充電電
流I2は、図8(G)に示すようになる。
【0035】また、サンプリング信号SL3=「H」
(12[V])となり、アナログ・スイッチ143=O
Nとされた場合に、コンデンサ163に流れ込む充電電
流I3は、図8(H)に示すようになる。
【0036】ところで、この例のように、アナログ・ス
イッチ142=OFFとなる前に、アナログ・スイッチ
143=ONとなると、信号線23のライン抵抗24に
電流I3による電圧降下が生じてしまう。
【0037】このため、アナログ・スイッチ142=O
FFとなる時点のノード26の信号電圧VA2は、図8
(I)に示すように、例えば、ΔVだけ低下し、コンデ
ンサ162のホールド電圧が正しい値よりもΔVだけ低
い値となってしまう。
【0038】ここに、前述のように、レベル変換回路1
1〜114は、論理レベル、例えば、5[V]のサンプ
リング信号SP1〜SP4を高電圧、例えば、12[V]
のサンプリング信号SL1〜SL4に変換するものである
ため、動作速度のバラツキを影響がない程度にまで小さ
くすることは、技術的に極めて困難なことである。
【0039】そこでまた、従来、図10にその要部を示
すような液晶表示装置が提案されている。この液晶表示
装置は、シフトレジスタ10とレベル変換回路111
114との間に、ゲート回路として、AND回路271
274を設け、これらAND回路271〜274に対し
て、図11(E)に示すようなイネーブル信号ENを供
給するように構成し、その他については、図6に示す液
晶表示装置と同様に構成したものである。
【0040】なお、イネーブル信号ENは、図11
(A)〜(E)に示すように、サンプリング信号SP1
〜SP4のそれぞれに対応して供給されるものであり、
そのパルス幅をサンプリング信号SP1〜SP4のパルス
幅よりも短かくし、所定の時間間隔ΔT(>Δt)を有
するものである。
【0041】この液晶表示装置においては、AND回路
271〜274の出力側には、図11(F)〜(I)に示
すように、イネーブル信号ENと同一のパルス幅を有
し、かつ、所定の時間間隔ΔTを有する論理レベルのサ
ンプリング信号SQ1〜SQ4を得ることができる。
【0042】この結果、レベル変換回路111〜114
出力側には、図11(J)〜(M)に示すように、イネ
ーブル信号ENと同一のパルス幅を有し、かつ、所定の
時間間隔ΔTを有する高電圧のサンプリング信号SL1
〜SL4を得ることができる。
【0043】したがって、例えば、レベル変換回路11
2の動作速度がレベル変換回路111、113、114の動
作速度よりもΔt遅い場合であっても、サンプリング信
号SL2、SL3がオーバラップすることを回避すること
ができる。
【0044】しかし、この液晶表示装置においては、サ
ンプル・ホールド回路121〜124におけるサンプリン
グ時間は、イネーブル信号ENのパルス幅により制限さ
れてしまい、コンデンサ161〜164に対する充電時間
が不足してしまうという問題点があった。
【0045】本発明は、かかる点に鑑み、液晶表示パネ
ルの画素電極に誤差の少ない階調電圧を供給し、高品質
の画像表示を行うことができるようにした液晶表示装置
を提供することを目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による液晶
表示装置の原理説明図であり、図中、281、282、2
3、284・・・282n-1、282nは、アナログ映像信
号に対して順番にサンプル・ホールド動作を行い、1水
平走査期間ごとに1ライン分の階調電圧を得るようにさ
れたサンプル・ホールド回路である。
【0047】また、29はサンプル・ホールド回路28
1、282・・・282nのうち、奇数番目にサンプル・ホ
ールド動作を行うサンプル・ホールド回路281、283
・・・282n-1にアナログ映像信号を供給する信号線で
ある。
【0048】また、30はサンプル・ホールド回路28
1、282・・・282nのうち、偶数番目にサンプル・ホ
ールド動作を行うサンプル・ホールド回路282、284
・・・282nにアナログ映像信号を供給する信号線であ
る。
【0049】即ち、本発明による液晶表示装置は、アナ
ログ映像信号に対して順番にサンプル・ホールド動作を
行い、1水平走査期間ごとに1ライン分の階調電圧を得
るようにされたサンプル・ホールド回路281、282
・・282nを備えて構成される液晶表示装置を改良する
ものであり、奇数番目にサンプル・ホールド動作を行う
サンプル・ホールド回路281、283・・・282n-1
は信号線29を介してアナログ映像信号を供給し、偶数
番目にサンプル・ホールド動作を行うサンプル・ホール
ド回路282、284・・・282nには信号線30を介し
てアナログ映像信号を供給するというものである。
【0050】
【作用】本発明では、奇数番目にサンプル・ホールド動
作を行うサンプル・ホールド回路281、283・・・2
2n-1には信号線29を介してホールド電圧に対応した
充電電流が流れ込み、偶数番目にサンプル・ホールド動
作を行うサンプル・ホールド回路282、284・・・2
2nには信号線30を介してホールド電圧に対応した充
電電流が流れ込む。
【0051】この結果、先行してサンプル・ホールド動
作を行うサンプル・ホールド回路の動作速度が、後行し
てサンプル・ホールド動作を行うサンプル・ホールド回
路の動作速度よりも遅い場合であっても、後行してサン
プル・ホールド動作を行うサンプル・ホールド回路のサ
ンプル・ホールド動作が、先行してサンプル・ホールド
動作を行うサンプル・ホールド回路のホールド電圧に与
える影響を全面的ないし殆どなくすことができる。
【0052】したがって、サンプル・ホールド回路28
1、282・・・282nの動作速度にバラツキがある場合
であっても、液晶表示パネルの画素電極に誤差の少ない
階調電圧を供給することができる。
【0053】
【実施例】以下、図2〜図5を参照して本発明による液
晶表示装置の第1実施例及び第2実施例について説明す
る。なお、図2〜図5において、図6に対応する部分に
は同一符号を付し、その重複説明は省略する。
【0054】第1実施例・・図2、図3 図2は本発明の第1実施例の要部を示す回路図であり、
この第1実施例の液晶表示装置においては、増幅回路8
の出力側に、2本の信号線31、32が設けられてい
る。
【0055】そして、サンプル・ホールド回路121
123には、増幅回路8から出力されるアナログ映像信
号VGAが信号線31を介して供給され、サンプル・ホ
ールド回路122、124には、増幅回路8から出力され
るアナログ映像信号VGAが信号線32を介して供給さ
れるように構成され、その他については、図6に示す従
来の液晶表示装置と同様に構成されている。なお、33
は映像信号源である。
【0056】この第1実施例の液晶表示装置では、図3
に示すように、サンプル・ホールド回路121、123
コンデンサ161、163に流れ込む充電電流I1、I3
増幅回路8から信号線31を介して供給され、サンプル
・ホールド回路122、124のコンデンサ162、164
に流れ込む充電電流I2、I4は増幅回路8から信号線3
2を介して供給される。
【0057】この結果、例えば、コンデンサ163に充
電電流I3が流れ込む場合には、信号線31のライン抵
抗34に電圧降下が発生し、コンデンサ164に充電電
流I4が流れ込む場合には、信号線32のライン抵抗3
5に電圧降下が発生することになる。
【0058】そこで、例えば、レベル変換回路112
動作速度が遅く、サンプリング信号SL2、SL3がオー
バラップしてしまう場合であっても、増幅回路8の出力
抵抗が小さい場合には、サンプル・ホールド回路123
のサンプル・ホールド動作がノード36の電圧に影響を
与えることはない。したがって、コンデンサ162に正
しい電圧をホールドすることができる。
【0059】即ち、第1実施例においては、先行してサ
ンプル・ホールド動作を行うサンプル・ホールド回路の
動作速度が、後行してサンプル・ホールド動作を行うサ
ンプル・ホールド回路の動作速度よりも遅い場合であっ
ても、増幅回路8の出力抵抗が小さい場合には、後行し
てサンプル・ホールド動作を行うサンプル・ホールド回
路のサンプル・ホールド動作が、先行してサンプル・ホ
ールド動作を行うサンプル・ホールド回路のホールド電
圧に与える影響をなくすことができる。
【0060】したがって、この第1実施例によれば、サ
ンプル・ホールド回路121〜124の動作速度にバラツ
キがある場合においても、増幅回路8の出力抵抗が小さ
い場合には、液晶表示パネル1の画素電極411〜444
誤差の少ない階調電圧を供給し、高品質の画像表示を行
うことができる。
【0061】しかし、この第1実施例においては、増幅
回路8の出力抵抗が大きい場合において、例えば、レベ
ル変換回路112の動作速度が遅く、サンプリング信号
SL2、SL3がオーバラップしてしまう場合には、サン
プル・ホールド回路123のサンプル・ホールド動作
は、ノード36の電圧に影響を与えてしまい、コンデン
サ162に正しい電圧をホールドすることができなくな
る。この点を改良した液晶表示装置が、次に説明する第
2実施例の液晶表示装置である。
【0062】第2実施例・・図4、図5 図4は本発明の第2実施例の要部を示す回路図であり、
この第2実施例の液晶表示装置においては、映像信号源
33の出力側に同一の増幅率を有する増幅回路8、37
が設けられている。
【0063】そして、サンプル・ホールド回路121
123には、増幅回路8から出力されるアナログ映像信
号VGAが信号線31を介して供給され、サンプル・ホ
ールド回路122、124には、増幅回路37から出力さ
れるアナログ映像信号VGAが信号線32を介して供給
されるように構成され、その他については、図6に示す
従来の液晶表示装置と同様に構成されている。
【0064】この第2実施例の液晶表示装置では、図5
に示すように、サンプル・ホールド回路121、123
コンデンサ161、163に流れ込む充電電流I1、I3
増幅回路8から信号線31を介して供給され、サンプル
・ホールド回路122、124のコンデンサ162、164
に流れ込む充電電流I2、I4は増幅回路37から信号線
32を介して供給される。
【0065】そこで、例えば、レベル変換回路112
動作速度が遅く、サンプリング信号SL2、SL3がオー
バラップしてしまう場合において、増幅回路8、37の
出力抵抗が大きい場合であっても、サンプル・ホールド
回路123のサンプル・ホールド動作が信号線31の電
圧に影響を与えることはない。したがって、コンデンサ
162に正しい電圧をホールドすることができる。
【0066】即ち、第2実施例によれば、先行してサン
プル・ホールド動作を行うサンプル・ホールド回路の動
作速度が、後行してサンプル・ホールド動作を行うサン
プル・ホールド回路の動作速度よりも遅く、かつ、増幅
回路8、37の出力抵抗が大きい場合においても、後行
してサンプル・ホールド動作を行うサンプル・ホールド
回路のサンプル・ホールド動作が、先行してサンプル・
ホールド動作を行うサンプル・ホールド回路のホールド
電圧に与える影響をなくすことができる。
【0067】したがって、この第2実施例によれば、増
幅回路8、37の出力抵抗が大きい場合において、サン
プル・ホールド回路121〜124の動作速度にバラツキ
がある場合であっても、液晶表示パネル1の画素電極4
11〜444に誤差の少ない階調電圧を供給し、高品質の画
像表示を行うことができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アナロ
グ映像信号に対して順番にサンプル・ホールド動作を行
い、1水平走査期間ごとに1ライン分の階調電圧を得る
ようにされた複数のサンプル・ホールド回路のうち、奇
数番目にサンプル・ホールド動作を行うサンプル・ホー
ルド回路には、第1の信号線を介してアナログ映像信号
を供給し、偶数番目にサンプル・ホールド動作を行うサ
ンプル・ホールド回路には、第2の信号線を介してアナ
ログ映像信号を供給するという構成を採用したことによ
り、先行してサンプル・ホールド動作を行うサンプル・
ホールド回路の動作速度が、後行してサンプル・ホール
ド動作を行うサンプル・ホールド回路の動作速度よりも
遅い場合であっても、後行してサンプル・ホールド動作
を行うサンプル・ホールド回路のサンプル・ホールド動
作が、先行してサンプル・ホールド動作を行うサンプル
・ホールド回路のホールド電圧に与える影響を全面的な
いし殆どなくすことができるので、液晶表示パネルの画
素電極に誤差の少ない階調電圧を供給し、高品質の画像
表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の動作を説明するための回
路図である。
【図4】本発明の第2実施例の要部を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例の動作を説明するための回
路図である。
【図6】従来の液晶表示装置の一例の要部を示す回路図
である。
【図7】図6に示す従来の液晶表示装置を構成する液晶
表示パネルの構成を概略的に示す図である。
【図8】図6に示す従来の液晶表示装置が有する問題点
を具体的に説明するための波形図である。
【図9】図6に示す従来の液晶表示装置が有する問題点
を具体的に説明するための回路図である。
【図10】従来の液晶表示装置の他の例の要部を示す回
路図である。
【図11】図10に示す従来の液晶表示装置の動作を示
す波形図である。
【符号の説明】
281、282、283、284、282n-1、282n サン
プル・ホールド回路 29、30 信号線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像表示領域の一辺側からデータラインを
    介して画素電極に階調電圧を供給するデータ・ドライバ
    を有し、 該データ・ドライバは、 並列かつ順番に供給される複数のサンプリング信号のレ
    ベルを変換する複数のレベル変換回路と、 前記複数のレベル変換回路から出力される複数のサンプ
    リング信号によりサンプリング動作が順番に制御され、
    アナログ映像信号のサンプリングを順番に行う複数のサ
    ンプル・ホールド回路を有する液晶表示装置において、 前記複数のサンプル・ホールド回路のうち、奇数番目に
    サンプル・ホールド動作を行うサンプル・ホールド回路
    には第1の信号線を介して前記アナログ映像信号を供給
    し、偶数番目にサンプル・ホールド動作を行うサンプル
    ・ホールド回路には第2の信号線を介して前記アナログ
    映像信号を供給するように構成されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】映像信号源から供給されるアナログ映像信
    号を増幅する増幅回路を設け、この増幅回路から出力さ
    れるアナログ映像信号を前記第1、第2の信号線に供給
    するように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】映像信号源から供給されるアナログ映像信
    号を増幅する第1、第2の増幅回路を設け、前記第1の
    増幅回路から出力されるアナログ映像信号を前記第1の
    信号線に供給し、前記第2の増幅回路から出力されるア
    ナログ映像信号を前記第2の信号線に供給するように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    装置。
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