JP3203421U - 射撃装置を有する電子ダーツ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】識別精度が高く、移動が便利で、調整がしやすい射撃装置を有する電子ダーツ装置を提供する。【解決手段】射撃装置は、射撃ボード４、イメージ採集装置５とレーザー発射器３を有し、イメージ採集装置５は、射撃ボード４後方に設置され、射撃ボード４は透光材である。レーザー発射器３は、引き金、射撃制御モジュール、レーザー発射モジュール、無線信号送信モジュール、および、マルチペア調整モジュールを有する。引き金、レーザー発射モジュール、マルチペア調整モジュールは、それぞれ、射撃制御モジュールと接続し、射撃制御モジュールは、無線信号送信モジュールにより、外部信号処理装置と接続し、イメージ採集装置５も、外部処理システムと接続することで、構造が簡単で、精度が高く、実現が容易であるという長所を有する。【選択図】図３

Description

本考案は運動器材に関するものであって、射撃装置を応用した電子ダーツ装置に関するものである。

射撃装置は、スポーツ、および、ゲーム器材として、すでに幅広く応用されており、現在、その構造について様々に研究されている。たとえば、中国考案公告番号CN203203471は、カメラがイメージ情報を採集するスマート射撃装置を公開し、装置は、レーザーガン、カメラとチェストリングターゲットを有し、カメラが、チェストリングターゲット真上に設置され、且つ、チェストリングターゲットに対応し、カメラと外部コンピュータが接続されていて、標的上の情報の読み取りを実現する。しかし、以下のような欠点がある。

1.カメラとチェストリングターゲットは各自独立し、移動が発生する場合、新たに調整しなければいけないので、操作が面倒である。

2.カメラは、チェストリングターゲットの真上で撮影を実行するので、外部光の影響を受けて、読み取りエラーが生じやすい。

3.イメージ採集装置は常に作動状態であり、消耗電力が多く、使用寿命も影響を受ける。

また、現在のダーツ運動と射撃運動は、独立して操作を実行するものであり、両者を結合して進める装置がなく、機能が単一である。

本考案は、現有の技術の欠点と不足を克服し、識別精度が高く、移動が便利で、調整がしやすいという長所がある射撃装置を有する電子ダーツ装置を提供することを目的とする。

上述の目的を達成するため、本考案は、射撃ボード、イメージ採集装置とレーザー発射器を有する射撃装置を提供し、射撃ボードとイメージ採集装置は、封閉された箱体内に装着され、射撃ボードは透光材で、射撃ボード情報を採集するイメージ採集装置を、射撃ボード後方に設置する。イメージ採集装置と外部信号処理装置は接続する。イメージ採集は、外部光線、振動等の要素の影響を受けやすいので、上述の構造を採用して、イメージ採集の品質を安定させ、後のレーザー光点座標の取り出しを便利にし、同時に、射撃装置の移動や後続の調整を便利にする。

本考案の一実施例によると、レーザー発射器は、引き金、射撃制御モジュール、レーザー発射モジュール、無線信号送信モジュール、および、マルチペア調整モジュールを有し、引き金、レーザー発射モジュール、マルチペア調整モジュールは、それぞれ、射撃制御モジュールと接続し、射撃制御モジュールは、無線信号送信モジュールにより、外部信号処理装置と接続する。

本考案の一実施例によると、レーザー発射器は、さらに、電池と電源制御モジュールを有し、電池は、レーザー発射器内の各モジュールに電源を供給し、電源制御モジュールは、電池により、電源を、射撃制御モジュールの接続に供給するかどうかを決定する。射撃動作がない時、電源制御モジュールは、射撃制御モジュールにより、その他のモジュールの電源供給を切断する。電池を採用することにより、使用場所の配線を減少させて、射撃装置の全体構造をさらに簡潔にすることができる。電源制御モジュールを採用することにより、レーザー発射器は、不使用時に、すぐに、待機モードになり、電力量を節約する。

本考案の一実施例によると、レーザー発射器と射撃ボード間の距離は244cm、射撃ボードは直径が7.5cmの円形の的である。

本考案の一実施例によると、レーザー発射器内に、さらに、複数の加重モジュールを設置する。加重モジュールは一定重量の鉄のブロックで、使用者が射撃時に、発射器を握るのをさらに安定させ、射撃の安定性を向上させる。

本考案の一実施例によると、マルチペア調整モジュール中、各マルチペアは一個の赤外信号チャネル、または、特定周波数のレーザー光束に対応する。

上述の射撃装置を応用した電子ダーツ装置は、ダーツボードとダーツ装置主体を有し、ダーツボードと射撃ボードは、共に、ダーツ装置主体上に設置され、イメージ採集装置とダーツ装置主体内の信号処理装置は接続する。

本考案は、さらに、射撃装置を応用した電子ダーツ装置を提供し、ダーツ装置は、従来の電子ダーツと射撃の二種の機能を有し、ユーザーのゲームや運動の楽しみを増加する。

本考案と現有の技術を比較すると、以下のような長所と有益効果を有する。

1.本考案による射撃装置は、イメージ採集装置と射撃ボードの位置を設定することにより、イメージ採集の品質を安定させ、後のレーザー光点座標の取り出しを便利にし、同時に、射撃装置の移動や後続の調整を便利にする。

2.本考案によるレーザー発射器は、無線信号送信モジュールを採用することにより、使用時に配線を行う必要がなく、使用場所がさらに安全になる。また、使用時、レーザー発射器のチャネルを射撃装置中に適合させるだけで、正常な信号の送受信が行え、操作が簡単である。

3.本考案中のレーザー発射器は、マルチペア調整モジュールを設置することにより、レーザー発射器と射撃装置を対応させなければいけない欠点を克服することができる。一個のレーザー発射器は、一台の射撃装置だけに制限されず、複数の独立したレーザー発射器は、一台の射撃装置中で射撃ゲームを行うことができ、複数台の射撃装置と複数のレーザー発射器は、同時に作動時、互いに干渉せず、射撃装置の娯楽性を増加させる。

4.本考案は、現有の電子ダーツ装置をベースとして、射撃の機能を追加し、電子ダーツ装置の機能を更に多様にすることにより、面白さが増す。

本考案によるレーザー発射器の構造図である。 本考案によるダーツ装置主体の正面構造図である。 本考案による電子ダーツ装置の構造図である。

本考案の実施形態の一例について、図面を参照して説明する。

図２、図３は、本考案によるダーツ装置主体の正面構造図、および、電子ダーツ装置の構造図である。ダーツボード１とダーツ装置主体２以外に、さらに、レーザー発射器３、射撃ボード４、および、イメージ採集装置５を有し、射撃を行う。射撃ボード４とイメージ採集装置５は、封閉した箱体内に装着され、射撃ボード４は透光材で、射撃ボード４の情報を採集するイメージ採集装置５を、射撃ボード４の後方に設置する。イメージ採集装置５とダーツ装置主体２内の信号処理装置(図示しない)は接続する。

図１を合わせて参照すると、図１は、本考案によるレーザー発射器の構造図である。レーザー発射器３は、引き金３０、レーザー発射モジュール３１、射撃制御モジュール３２、無線信号送信モジュール３３とマルチペア調整モジュール３４を有し、引き金３０、レーザー発射モジュール３１、マルチペア調整モジュール３４は、それぞれ、射撃制御モジュール３２と接続し、射撃制御モジュール３２は、無線信号送信モジュール３３により、ダーツ装置主体２内の信号処理装置(図示しない)と接続する。レーザー発射モジュール３１は、調整済みの一定の周波数と波長の光束を発射し、イメージ採集装置５が、射撃ボード４上から光点を得るのを容易にする。無線信号送信モジュール３３は、ダーツ装置主体２に、引き金３０情報とレーザー発射器３の現状情報を送信するのに用いられる。マルチペア調整モジュール３４は、ダーツ装置主体２とレーザー発射器３の組み合わせを実現するのに用いられる。射撃制御モジュール３２は、各モジュール間の機能の相互作用と情報処理を制御する。

本実施例において、レーザー発射器３の構造をさらに簡潔にするため、電池３５による電源供給方式を採用し、電池３５の電源供給は、電源制御モジュール３６により制御され、電源制御モジュール３６と射撃制御モジュール３２は接続し、射撃動作がない時、電源制御モジュール３６は、射撃制御モジュール３２により、その他のモジュールの電源供給を切断し、待機モードに入る。

本実施例による電子ダーツ装置の情報処理過程は以下のようである。

S1：初期化。レーザー発射器は、レーザーをダーツ装置主体上の射撃ボードに発射し、同時に、射撃信号を信号処理装置に発射する。信号処理装置は、射撃信号が適合するか判断し、適合する場合、ステップS2を実行する。適合しない場合、マルチペア調整モジュールを調整することにより、レーザー発射器とダーツ装置主体の同期化の調整を続行する。

S2：射撃開始。レーザー発射器上の引き金が引かれる時、射撃制御モジュールは、無線信号送信モジュールにより、射撃信号を信号処理装置に発信すると同時に、射撃制御モジュールが、さらに、レーザー発射モジュールを制御して、レーザーを射撃ボードに発射する。

S3：イメージ採集装置は、射撃ボード上のイメージを捕捉し、レーザー光点があるかどうか検査し、ある場合、ステップS4を実行し、ない場合、的が外れたことを表示し、ステップS2を続行する。

S4：光点のイメージ上の座標に基づいて、現在の射撃得点を計算すると共に、この得点を、表示モジュール、または、音声で知らせる。

本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本考案の保護範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。

ダーツボード 1
ダーツ装置主体 2
レーザー発射器 3
引き金 30
レーザー発射モジュール 31
射撃制御モジュール 32
無線信号送信モジュール 33
マルチペア調整モジュール 34
電池 35
電源制御モジュール 36
射撃ボード 4
イメージ採集装置 5

Claims (7)

1. 射撃装置を有する電子ダーツ装置であって、射撃ボード、イメージ採集装置、および、レーザー発射器を有し、前記射撃ボードと前記イメージ採集装置は、封閉箱体内に装着され、前記射撃ボードは透光材で、前記射撃ボードの情報を採集するイメージ採集装置を、前記射撃ボードの後方に設置し、前記イメージ採集装置と外部信号処理装置が接続することを特徴とする射撃装置を有する電子ダーツ装置。
2. 前記レーザー発射器は、引き金、射撃制御モジュール、レーザー発射モジュール、無線信号送信モジュール、および、マルチペア調整モジュールを有し、前記引き金、前記レーザー発射モジュール、前記マルチペア調整モジュールは、それぞれ、前記射撃制御モジュールと接続し、前記射撃制御モジュールは、前記無線信号送信モジュールにより、前記外部信号処理装置と接続することを特徴とする請求項１に記載の射撃装置を有する電子ダーツ装置。
3. 前記レーザー発射器は、さらに、電池と電源制御モジュールを有し、前記電池は、前記レーザー発射器内の各モジュールに電源を供給し、前記電源制御モジュールは、前記電池により、電源を、前記射撃制御モジュールの接続に供給するかどうかを決定することを特徴とする請求項１に記載の射撃装置を有する電子ダーツ装置。
4. 前記レーザー発射器と前記射撃ボード間の距離は244cm、前記射撃ボードは直径が7.5cmの円形の的であることを特徴とする請求項１に記載の射撃装置を有する電子ダーツ装置。
5. 前記レーザー発射器内は、さらに、複数の加重モジュールを設置することを特徴とする請求項１に記載の射撃装置を有する電子ダーツ装置。
6. 前記マルチペア調整モジュール中の各マルチペアは、一個の赤外信号チャネル、または、特定周波数のレーザー光束に対応することを特徴とする請求項２に記載の射撃装置を有する電子ダーツ装置。
7. 前記電子ダーツ装置は、ダーツボードとダーツ装置主体を有し、前記ダーツボードと前記射撃ボードは、共に、前記ダーツ装置主体上に設置され、前記イメージ採集装置と前記ダーツ装置主体内の前記信号処理装置は接続することを特徴とする請求項１から６の任意のひとつに記載の射撃装置を有する電子ダーツ装置。