JP3203107U - 包装されたカットパイナップル - Google Patents

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【課題】少なくとも従来よりも2日以上日持ちする包装されたカットパイナップルを提供する。【解決手段】包装されたカットパイナップルは、外皮を除き、所定の大きさにカットされた生のパイナップル20であって、この生のカットパイナップル20を、酸素透過度0.5cc/(m2・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m2・d・atm)以下のバリア性のあるシリカ蒸着膜、アルミナ蒸着膜、アルミ蒸着膜などのPETフィルムを用いた包装材からなる包装袋21の中に密封する。【選択図】図1

Description

本考案は、外皮を除き所定の大きさにカットされた生のカットパイナップルが可能な限り長い間、変色したり、臭気を発生したり、菌数が増殖したりすることのないようにした包装されたカットパイナップルに関するものである。
生のカットパイナップルが製造された日から所定の日数だけ日持ちするようにする方法には、包装容器内にカットフルーツなどの食品を収容し、蓋体で密閉する方法(特許文献1)、容器に食品を収容し、トップシールで密閉する方法(特許文献2)など種々提案されている。
前記特許文献1に示す方法は、図5に示すように、包装容器10を構成する容器本体11の食品収容部12に、カットフルーツなどの食品13を収容し、開口部14に蓋体15を被せ、蓋体15の嵌合部16を開口部14に嵌合することによって閉蓋する。開口部14と嵌合部16の嵌合構造は、下方に膨出された凸条を有する嵌合部16を開口部14に、嵌め入れるようにしたものである。
前記特許文献2に示す方法は、図6に示すように、容器17に食品18を収容し、開口部の周縁部にトップシール19を熱溶着等により密閉したものである。
実用新案登録第3134311号公報。 実用新案登録第3128430号公報。
パイナップルの外皮を除去し、所定の大きさにカットしたカットパイナップルは、糖度が13〜16度と高く、pHが5前後、酸度が0.65〜1.1程度であり、また、カットパイナップルは、他のフルーツに比較して、菌数が10〜10cfu/g多く、酵母を多く内在しているため、糖度が高いことと相俟って、製造後の経過や温度付加により、果肉に目に見える酵母(白点)が出現しやすく、発酵を起こしやすいという特性を有している。
ちなみに、カットパイナップルは、特許文献1及び2に記載の従来方法で包装した場合、図3に示すように、製造直後(D+0)から製造後2日(D+2)又は製造後3日(D+3)までが消費期限であり、製造後4日(D+4)になると、発酵臭が生じ、果肉が変色し、さらに、製造後5日(D+5)以降になると、菌数過多になる。
また、包装形態別菌数(5検体の平均、10℃)は、特許文献1及び2に記載の従来方法で包装した場合、図4の点線グラフのように変化し、製造後4日(D+4)で10cfu/gを越えることが分かった。
なお、カット野菜の菌数の基準は、10cfu/gとされているので、これに準じたものである。
本考案は、少なくとも従来よりも2日以上日持ちする包装されたカットパイナップルを提供することを目的とするものである。
本考案による包装されたカットパイナップルは、外皮を除き、所定の大きさにカットされた生のパイナップル20であって、この生のカットパイナップル20を、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の包装材28からなる包装袋21の中に密封する。
この包装材28は、例えば、基材フィルム22にバリア性のあるシリカ蒸着膜23を形成した厚さ数十ミクロンの透明体からなる。
また、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の包装材28であれば、シリカ蒸着膜に代えてアルミナ蒸着膜又はアルミ蒸着膜であってもよい。
請求項1記載の考案によれば、包装されたカットパイナップルは、外皮を除き、所定の大きさにカットされた生のパイナップルであって、この生のカットパイナップルを、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の包装材からなる包装袋の中に密封したので、カットパイナップルは、製造直後(D+0)から製造後6.5日(D+6.5)を経過しても、発酵臭が生じず、果肉が変色せず、さらに、菌数過多になることはない。
また、包装袋の中から真空で空気を抜くと、カットパイナップルの果肉内の空気も抜いて、細胞内に水が入り、果肉が透明になるが、包装袋の中から強制的に空気を抜くことがないので、細胞が壊れることもない。
さらに、包装袋に窒素ガスを封入するようなコスト高になることもない。
請求項2,3又は4記載の考案によれば、包装材は、基材フィルムにバリア性のあるシリカ蒸着膜、アルミナ蒸着膜又はアルミ蒸着膜を形成した厚さ数十ミクロンの透明体からなるので、安価な材料で菌数増殖、発酵臭の発生、果肉変色を抑制できる。
本考案による包装されたカットパイナップルの実施例1を示す正面図である。 本考案による包装されたカットパイナップルの包装材の断面図である。 本考案による包装されたカットパイナップルと従来方法により包装されたパイナップルの経時変化の特性説明図である。 本考案による包装されたカットパイナップルと従来方法により包装されたパイナップルの包装形態菌数変化の特性線図である。 特許文献1に記載された従来方法の断面図である。 特許文献2に記載された従来方法の断面図である。
本考案は、熟したパイナップルの外皮を除き、所定の大きさにカットして生のパイナップルを製造する。この生のカットパイナップル20は、厚さ17mm程度にカットしたものを例示しているが、カットする大きさに限定されるものではなく、外皮のみをカットした丸のままのパイナップルも含むものとする。この生のカットパイナップル20を、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の包装材28からなる包装袋21の中に密封する。
前記包装材28は、例えば、PETフィルム基材22にシリカ蒸着膜23を形成した厚さ数十ミクロンの透明体のシリカ蒸着PETフィルムからなるものが用いられる。
また、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の包装材28であれば、シリカ蒸着膜に代えてアルミナ蒸着膜又はアルミ蒸着膜であってもよい。
図1において、20は、透明なカットパイナップルで、このカットパイナップル20は、外皮をカットしたパイナップルを20g程度に生の状態でカットしたものである。このカットパイナップル20は、6〜7個を下端部にマチの入ったスタンドパックタイプの包装袋21に収納し、この包装袋21の周縁部が熱溶着による熱溶着部24とし、この熱溶着部24の両側部には、切断用の切り込み溝25が形成される。
この包装材28は、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の特性を有するものからなる。具体的には、図2に示すように、PET基材フィルム22の一方の面にシリカ蒸着膜23を形成した、トップコートなしのバリア性のあるフィルムで、厚さは、60ミクロン程度の透明体のシリカ蒸着PETフィルムからなるものが用いられる(製品名:三菱樹脂株式会社製「テックバリアL及びテックバリアLS」)。
このような構成の包装されたカットパイナップル20は、その経時変化を見てみると、図3に示すように、製造後6.5日(D+6.5)でも発酵臭、果肉変色は見られず、また、発酵菌数は、図4に示すように、製造後6.5日(D+6.5)で、洋生菓子の衛生規範3.製品基準.細菌数の基準10cfu/g以下であった。
前記実施例では、前記包装材28は、PETフィルム基材22にシリカ蒸着膜23を形成した厚さ数十ミクロンの透明体のシリカ蒸着PETフィルムからなるものが用いたが、これに限られるものではなく、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の包装材28であれば、アルミナ蒸着膜又はアルミ蒸着膜であってもよい。
10…包装容器、11…容器本体、12…食品収容部、13…食品、14…開口部、15…蓋体、16…嵌合部、17…容器、18…食品、19…トップシール、20…カットパイナップル、21…包装袋、22…PET基材フィルム、23…シリカ蒸着膜、24…熱溶着部、25…切り込み溝、28…包装材。

Claims (4)

  1. 外皮を除き、所定の大きさにカットされた生のパイナップルであって、この生のカットパイナップルを、酸素透過度0.5cc/(m・d・atm)以下、水蒸気透過度0.3g/(m・d・atm)以下の包装材からなる包装袋の中に密封したことを特徴とする包装されたカットパイナップル。
  2. 包装材は、基材フィルムにバリア性のあるシリカ蒸着膜を形成した厚さ数十ミクロンの透明体からなる請求項1記載の包装されたカットパイナップル。
  3. 包装材は、基材フィルムにバリア性のあるアルミナ蒸着膜を形成した厚さ数十ミクロンの透明体からなる請求項1記載の包装されたカットパイナップル。
  4. 包装材は、基材フィルムにバリア性のあるアルミ蒸着膜を形成した厚さ数十ミクロンの透明体からなる請求項1記載の包装されたカットパイナップル。
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