JP3202955U - 糞処理具及びその収納袋取付枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】腰を屈めなくとも糞の回収を行うことができ、しかも安価に提供できる糞処理具とその糞処理具に使用する収納袋取付枠を提供する。【解決手段】ステッキ1の下部に縦方向の短管3を設け、この短管3に、金属線材を環状に屈曲すると共に両端を下方へ屈曲させて、短管装着部を形成した収納袋取付枠6を装着し、この収納袋取付枠6の環状部に下方掛止部を形成し、短管装着部に上方掛止ピン11を設ける。収納袋取付枠6にゴミ取りネット7を被せ、収納袋取付枠6の下方掛止部と上方掛止ピン11に、ゴミ取りネット7のゴム輪入り口縁を掛止させる。【選択図】図1
Description
本考案は、犬の散歩中に糞を地面に落とさずに回収する糞処理具と、その糞処理具に使用する収納袋取付枠に関するものである。
犬は、愛玩動物として素敵な動物で、多くの家庭で飼われているが、飼主が一番頭を悩ますのは、散歩中、犬はその習性により、ところ構わず待った無しに何処にでも糞をすることで、飼主はそれを回収して持ち帰ることが一般的マナーとして要求されていることである。
そのため、通常飼主は、予めビニール袋等の収納袋を用意し、これを手に被せて糞を回収しているが、糞の回収の都度、飼主は一々腰を屈めなければならない不便さがあり、特に足腰が弱っている高齢者には過酷な作業で、悩みの種であった。
そこで本考案は、腰を屈めなくとも糞の回収を行うことができ、しかも安価に提供できる糞処理具とその糞処理具に使用する収納袋取付枠を提供しようとするものである。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の考案は、下部に縦方向の短管を設けた棒体又はステッキと、金属線材を環状に屈曲すると共に両端を下方へ屈曲させて前記短管に対して嵌脱自在の弾性を有する短管装着部を形成した収納袋取付枠とからなる糞処理具であって、前記収納袋取付枠の環状部に適数の下方へ屈曲させて形成した下方掛止部を設け、且つ前記短管装着部をハの字状にすると共に、該短管装着部に金属線材からなる上方掛止ピンを設けたことを特徴とする糞処理具である。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記短管をゴム管、ビニール管等の軟質の材料で構成したことを特徴とする糞処理具である。
請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の考案において、前記棒体又はステッキにペンライトを設けたことを特徴とする糞処理具である。
請求項4記載の考案は、金属線材を環状に形成すると共に、両端を下方へ屈曲させると共に弾性を有する短管装着部を形成し、該短管装着部に金属線材から成る上方掛止ピンを設け、且つ前記環状に形成した部分に適数の下方へ屈曲形成した下方掛止部を設けたことを特徴とする収納袋取付枠である。
請求項1記載の糞処理具は、収納袋取付枠に収納袋を簡単にしっかりと取付けることができると共に、腰を屈まないでも糞の回収を行うことができる。また、収納袋を楽に外すことができる。
更に収納袋取付枠の短管装着部をハの字状としたので、短管への取付時は、指で短管装着部を閉じるようにすることにより短管へ楽に挿入することができ、挿入後は弾発力によりハの字状に短管装着部が開くため、抜け出すことがない。そして、着脱が容易であるから、不使用時に収納袋取付枠を外せば、棒体又はステッキには短管だけ残るが、棒体又はステッキの体裁を損ねることがない。
請求項2記載の糞処理具はハの字状の短管装着部が軟質の短管内面に係合し、より一層短管から抜け出しにくくなる効果がある。
請求項3記載の糞処理具は、ペンライトによる証明により夜間散歩時における糞回収を容易にする効果がある。
請求項4に記載の収納袋取付枠は、金属線材から構成されているので、第1に安価に提供することができること、第2に収納袋として、市販の安価なゴミ取りネットを簡単に着脱することができることである。
以下、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る糞処理具の側面図で、1は把手1aを設けたステッキで、杷手1aの前方に照明方向を変えられるようにペンライト2が上下可動に取付けられており、下部には図2に示すように断面が蒲鉾型の短管3が接着剤4で取付けられている。なお、5は離型紙である。
6は市販のゴミ取りネット7を取付けた収納袋取付枠で、その構成は図2に示すように、金属線材を用いて、環状部8(実施例は長方形状にしてある)を形成し、その両側を下方に屈曲すると共にハの字状とした短管取付部9を形成し、更に前記環状部8の4箇所をV字状に下方に屈曲させて下方掛止部10,10,10,10を形成し、前記短管取付部9に金属線材を用いた上方掛止ピン11を添え、金属パイプ12に前記短管取付部9と上部掛止ピン11を挿入してカシメ固定したものである。なお、金属パイプ12を使わずに電気スポット溶接で固定するようにしてもよい。
この収納袋取付枠6をステッキ1の下部に設けた短管3に短管取付部9を挿入して装着する場合は、ハの字状の短管取付部9をつまんで短管3に挿入する。かくすればハの字状の短管取付部9が短管3内で開き、短管3の内面を押圧して、収納袋取付枠6はステッキ1にしっかりと装着固定される。なお、上部掛止ピン11はステッキ1側に曲げておくことが好ましく、このように曲げておくことで使用中にゴミ取りネット7が外れ難くなる。
そして、ゴミ取りネット7は、実線図のように、収納袋取付枠6の環状部8へ横から被せるようにして装着した後、裏返すように底を下方に下げて上部掛止ピン11と下方掛止部10,10,10,10にゴム輪入り口縁13を掛止させるか、想像線図示のように、ゴミ取りネット7’を収納袋取付枠6の環状部8内に上から入れ、ゴム輪入り口縁13’を外側に折り返して下方掛止部10,10,10,10と上部掛止ピン11に掛合させる。
糞の回収は、散歩中、犬が排便のポーズを取ったら、すかさず、犬のお尻の下に収納袋取付枠6に取付けた収納袋、ここではゴミ取りネット7を差し込み、糞を回収する。
本考案に係る糞処理具を用いれば、しゃがまなくとも、立ったまま、糞を回収でき、糞で地面を汚すこともないので地面の清掃が必要がなく、便利重宝である。特に雨降りの日にも雨に濡れずに糞の回収を行うことができるので、野外で排便することを躾られた犬、特に排便回数の多い老犬の糞処理具として優れている。また、実施例の糞処理具は可動式のペンライト2が杷手1aの前方に設けられているので、夜間散歩用の糞処理具としても優れている。
また上部掛止ピン11と下方掛止部10,10,10,10によりゴミ取りネット7の口縁がずれて収納袋取付枠6から外れるのを防止する。
図3は収納袋取付枠6’の他の実施例を示すもので、短管取付部9’を舟状に屈曲形成したものである。この場合上方掛止ピン11の結束は粘着テープ12’でもよいが電気スポット溶接が好ましい。
この実施例2によれば、収納袋取付枠6’の短管2への装着時、指を痛めたりすることがない。また短管2へ収納袋取付枠6’を挿入して装着した場合に上記 短管取付部9と同様、弾発力により短管取付部9’は短管2の内面を押圧し、固定される。
本考案は、任意の棒体又はステッキの下部に、短管を接着剤等で固定し、その短管に挿入する短管取付部を設けた金属線材からなる収納袋取付枠を装着する構造であるので、安価に提供することができ、しかも収納袋取付枠を取り外せば、短管がステッキの体裁を損なうことがないので、日常の使用に支障を来たさない利点があり、利便性に優れたものである。
1 ステッキ
1a 杷手
2 ペンライト
3 短管
4 接着剤
5 離型紙
6 収納袋取付枠
7 ゴミ取りネット
8 環状部
9 短管取付部
10 下方掛止部
11 上方掛止部
12 金属パイプ
13 ゴム輪入り口縁
1a 杷手
2 ペンライト
3 短管
4 接着剤
5 離型紙
6 収納袋取付枠
7 ゴミ取りネット
8 環状部
9 短管取付部
10 下方掛止部
11 上方掛止部
12 金属パイプ
13 ゴム輪入り口縁
Claims (4)
- 下部に縦方向の短管を設けた棒体又はステッキと、金属線材を環状に屈曲すると共に両端を下方へ屈曲させて前記短管に対して嵌脱自在の弾性を有する短管装着部を形成した収納袋取付枠とからなる糞処理具であって、前記収納袋取付枠の環状部に適数の下方へ屈曲させて形成した下方掛止部を設け、且つ前記短管装着部をハの字状にすると共に、該短管装着部に金属線材からなる上方掛止ピンを設けたことを特徴とする糞処理具。
- 前記短管をゴム管、ビニール管等の軟質の材料で構成したことを特徴とする請求項1記載の糞処理具。
- 前記棒体又はステッキにペンライトを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の糞処理具。
- 金属線材を環状に形成すると共に、両端を下方へ屈曲させると共に弾性を有する短管装着部を形成し、該短管装着部に金属線材から成る上方掛止ピンを設け、且つ前記環状に形成した部分に適数の下方へ屈曲形成した下方掛止部を設けたことを特徴とする収納袋取付枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006419U JP3202955U (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | 糞処理具及びその収納袋取付枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015006419U JP3202955U (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | 糞処理具及びその収納袋取付枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3202955U true JP3202955U (ja) | 2016-03-03 |
Family
ID=55434550
Family Applications (1)
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JP2015006419U Expired - Fee Related JP3202955U (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | 糞処理具及びその収納袋取付枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3202955U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023039655A1 (ru) * | 2021-09-14 | 2023-03-23 | Антон Аркадьевич САДОВСКИЙ | Устройство для сбора фекалий животных |
-
2015
- 2015-12-18 JP JP2015006419U patent/JP3202955U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2023039655A1 (ru) * | 2021-09-14 | 2023-03-23 | Антон Аркадьевич САДОВСКИЙ | Устройство для сбора фекалий животных |
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