JP3202891B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3202891B2
JP3202891B2 JP16118295A JP16118295A JP3202891B2 JP 3202891 B2 JP3202891 B2 JP 3202891B2 JP 16118295 A JP16118295 A JP 16118295A JP 16118295 A JP16118295 A JP 16118295A JP 3202891 B2 JP3202891 B2 JP 3202891B2
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俊博 佐々木
秀樹 内藤
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Riso Kagaku Corp
Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
Riso Kagaku Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に係り、特
に、イメージスキャナにより原稿の画像情報を読み取っ
て画像データとし、この画像データに基づいて記録手段
を駆動して用紙に記録することのできる記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にイメージスキャナにより原稿の画
像情報を読み取って画像データとし、この画像データに
基づいて記録手段としてのサーマルヘッドを用いて普通
紙、葉書、孔版紙等の用紙に記録することのできる記録
装置が知られている。
【0003】以下、このような従来の記録装置の一般的
なものについて図9から図17により説明する。
【0004】図9は従来の記録装置の要部を示す平面図
であり、図10は左側面図であり、図11はキャリッジ
ユニットを示す平面図であり、図12はスキャナ搭載部
内の要部の構成を示す平面図であり、図13は基準板を
示す正面図であり、図14は側面透視図であり、図15
は用紙検出手段の要部を示す側面図であり、図16は用
紙検出手段の入出力回路を示す回路図であり、図17は
制御手段の構成を示すブロック図である。
【0005】図9および図10に示すように、従来の記
録装置1は、プリンタ本体(図示せず)の内部に配設さ
れる平面略矩形形状のフレーム2を有している。このフ
レーム2には、平板状のプラテン3がその記録面3aを
略垂直となるようにして図9において左右方向に延在す
るように配設されている。そして、プラテン3の前方下
方(図9下方)には、ガイドシャフト4がプラテン3と
平行に配設されている。また、図9において下方に示す
フレーム2の前端縁には、図10に示すように、略L字
形状のガイド部5が形成されている。さらに、ガイドシ
ャフト4には、プラテン3と対向するようにしてプラテ
ン3に沿って往復移動可能とされたキャリッジユニット
6が配設されている。また、キャリッジユニット6は、
図10に示すように、フレーム2のガイド部5をもっ
て、図10において右方に示す前端縁側の下部が摺動自
在に支持されるようになっている。
【0006】図9に示すように、キャリッジユニット6
の下方には、駆動ベルト7が配設されており、キャリッ
ジユニット6は、駆動ベルト7の1箇所に固着されてい
る。この駆動ベルト7は、フレーム2の図9において左
右両端部近傍に配設された左右1対のプーリ8,8に巻
回されている。そして、図9において右方に示す一方の
プーリ8は、図9において右方に破線にて示すステップ
モータ等からなるキャリッジモータ9の駆動力をもって
回転可能とされている。また、キャリッジモータ9は、
フレーム2の所望の位置に配設された後述する制御手段
10に電気的に接続されており、制御手段10から送出
される制御指令に基づいて駆動されるようになってい
る。
【0007】すなわち、制御部手段10から送出される
制御指令に基づいてキャリッジモータ9を駆動すること
により、キャリッジユニット6は、図9において両矢印
Aにて示すように、プラテン3に沿って往復移動するよ
うになっている。
【0008】前記駆動ベルト7、プーリ8,8およびキ
ャリッジモータ9によりキャリッジユニット6を後述す
るイメージスキャナ11の主走査方向に往復移動させる
ための駆動手段12が構成されている。
【0009】図9および図11に示すように、キャリッ
ジユニット6は、右方に位置するキャリッジ部13と、
キャリッジ部13の左方に位置するスキャナ搭載部14
とを有している。
【0010】前記キャリッジ部13には、プラテン3の
記録面3aに対向するようにして記録手段としてのサー
マルヘッド15が配設されている。このサーマルヘッド
15は、後述する制御手段10の制御指令により、記録
データ(記録に用いるために変換された画像データ)に
基づいて選択的に発熱される整列配置された複数の発熱
素子(図示せず)を備えており、図示しないヘッド駆動
機構によりプラテン3の記録面3aに対して接離自在と
されている。そして、プラテン3の記録面3aに対し当
接しているヘッドダウン状態におけるサーマルヘッド1
5とプラテン3との当接位置が記録位置とされている。
【0011】また、キャリッジ部13の上面には、図9
において左方に想像線にて示すように、インクリボン
(図示せず)を収納し、このインクリボン(図示せず)
をサーマルヘッド15の前方に案内するリボンカセット
16が装着可能とされている。さらに、キャリッジ部1
3には、巻取ボビン17および送出ボビン18がそれぞ
れの先端部をキャリッジ部13の上面から突出するよう
にして配設されている。この巻取ボビン17および送出
ボビン18は、周知のリボン走行機構(図示せず)の一
部を構成するものであり、記録状態において、リボン走
行機構(図示せず)を駆動することにより、キャリッジ
部13の上面に装着されたリボンカセット16の内部に
収納されたインクリボン(図示せず)を走行させるよう
になっている。
【0012】前記サーマルヘッド15、ヘッド駆動機構
(図示せず)およびリボン走行機構(図示せず)等は、
後述する制御手段10に電気的に接続されており、制御
手段10から送出される制御指令に基づいて駆動される
ようになっている。
【0013】図12に示すように、スキャナ搭載部14
は、プラテン3と対向する面に開口19aが形成された
略直方体形状のケース体19を有しており、ケース体1
9の内部には、イメージスキャナ11が配設されてい
る。このイメージスキャナ11は、ケース体19の開口
19aの近傍(図12において上方左方)に配設され、
画像読込状態において、レンズ20を介してプラテン3
の前方に保持された写真や葉書等の原稿21に向かって
光を照射する1個の光源22と、ケース体19の内部の
略中央部に配設され、画像読込状態において、原稿21
から反射した反射光により原稿21の画像情報を読み取
って画像信号を出力する小型のイメージセンサ23を具
備するイメージセンサユニット24とを有している。そ
して、イメージスキャナ11は、後述する制御手段10
に電気的に接続されている。
【0014】また、スキャナ搭載部14は、画像読込状
態において、キャリッジ部13とともにキャリッジモー
タ9の駆動力をもってプラテン3に沿って往復移動可能
とされており、図9において両矢印Aにて示すキャリッ
ジユニット6の移動方向がイメージスキャナ11による
原稿21の画像情報を読み取る画像読込状態における主
走査方向となっている。
【0015】さらにまた、イメージスキャナ11は、図
9に示すように、プラテン3の延長線上に位置するよう
にしてフレーム2の左側上面に立設された基準板25に
より、原稿21の画像情報を読み取る際の色の基準(ホ
ワイトバランス)を得るようになっている。この基準板
25は、図13に示すように正面略矩形形状とされてお
り、イメージスキャナ11との対向面25aは、原稿2
1を読み取る際の色の基準となる明度の高い白色とされ
ている。
【0016】前記スキャナ搭載部14の左側面には、図
11に示すように、位置検出手段26が配設されてい
る。この位置検出手段26は、キャリッジユニット6の
主走査方向への動作の基準位置を検出するものであり、
キャリッジユニット6が図9において想像線にて示すホ
ームポジションHPに位置した場合に、位置検出手段2
6がプリンタ本体(図示せず)の左側壁と当接してその
基準位置(ホームポジションHP)を検出し得るように
なっている。
【0017】図14に示すように、プラテン3の下方に
は、原稿21または用紙27を、図14において矢印B
にて示すように、プラテン3の記録面3aの前方を通過
するように所定速度で搬送するための紙送りローラ28
が配設されている。この紙送りローラ28は、図9に示
すように、フレーム2の右側面の外側に配設されたステ
ップモータ等からなる紙送りモータ29の駆動力をもっ
て回転可能とされている。さらに、図14に示すよう
に、紙送りローラ28の左斜め下方および右方には、紙
送りローラ28に所望の圧接力をもって当接される補助
ローラ30が回転自在に配設されており、この補助ロー
ラ30は、紙送りローラ28に従動回転するようにされ
ている。つまり、原稿21または用紙27は、紙送りロ
ーラ28と補助ローラ30との間に挟持されるようにし
て走行可能にされている。
【0018】また、紙送りローラ28の周囲の適宜な位
置には、原稿21または用紙27が所定の搬送経路を走
行するように案内するためのガイド(図示せず)が配設
されている。
【0019】前記紙送りモータ29は、フレーム2の所
望の位置に配設された後述する制御手段10に電気的に
接続されており、制御手段10から送出される制御指令
に基づいて駆動されるようになっている。
【0020】すなわち、制御手段10から送出される制
御指令に基づいて紙送りモータ29を駆動させることに
より、原稿21または用紙27は、図9および図14に
おいて矢印Bにて示すように、図9において両矢印Aに
て示すキャリッジユニット6の移動方向と直交する方向
に搬送されるようになっており、図9および図14にお
いて矢印Bにて示す原稿21または用紙27の走行方向
がイメージスキャナ11による原稿21の画像情報を読
み取る画像読込状態における副走査方向となっている。
【0021】前記紙送りローラ28、紙送りモータ29
および補助ローラ30により原稿21または用紙27を
副走査方向に走行させるための搬送手段31が構成され
ている。
【0022】図15に示すように、紙送りローラ28の
下方には、用紙検出手段32が配設されている。この用
紙検出手段32は、原稿21または用紙27が通過した
場合に、原稿21または用紙27の走行方向の先端と当
接して回動動作する検出レバー33を有しており、この
検出レバー33の回動動作を回動可能とされた略ベルク
ランク形状の伝達レバー34に伝達し、伝達レバー34
の回動動作をフォトセンサ35で検出することにより、
原稿21または用紙27の有無および副走査方向に走行
する原稿21または用紙27の先端を検出するようにな
っている。そして、フォトセンサ35により検出された
検出結果は、図16に示す入出力回路36を介して後述
する制御手段10に送出されるようになっている。すな
わち、前記検出レバー33、伝達レバー34、フォトセ
ンサ35および入出力回路36により用紙検出手段32
が構成されている。
【0023】図9に戻って、フレーム2の所望の位置に
は、記録装置1の各部の動作を制御するための制御手段
10が配設されている。この制御手段10は、図17に
示すように、少なくともCPU37と、適宜な容量のR
OM、RAM等により形成されたメモリ38と、記録装
置1の各部を駆動するためのコントローラ39とを有し
ている。
【0024】前記メモリ38には、少なくともイメージ
スキャナ11から出力されA/Dコンバータ40により
デジタルの電気信号に変換された画像データおよび基準
板25の明度情報、位置検出手段26から送出されるキ
ャリッジユニット6の基準位置(詳しくは、キャリッジ
ユニット6のホームポジションHP)の検出信号、用紙
検出手段32を構成するフォトセンサ35から送出され
る原稿21または用紙27の有無および先端の位置の検
出信号等の各種の入力データが格納される入力データ格
納部41と、画像データを記録のための記録データに変
換するためのプログラム、各部の動作を制御するための
プログラム等を格納するプログラム格納部42と、記録
のための記録データ、原稿21の画像情報を入力するた
めの制御指令、記録を行うための制御指令等の各種の出
力データを格納する出力データ格納部43とが設けられ
ている。
【0025】前記コントローラ39には、少なくともサ
ーマルヘッド15の発熱素子(図示せず)に対する通電
に用いられるヘッド駆動ドライバ44、キャリッジモー
タ9の駆動に用いられるキャリッジモータドライバ4
5、紙送りモータ29の駆動に用いられる紙送りモータ
ドライバ46が設けられており、さらに、サーマルヘッ
ド15のプラテン3に対する接離動作を行うヘッド駆動
機構(図示せず)の駆動に用いられる記録ヘッド駆動ド
ライバ(図示せず)、インクリボン走行機構(図示せ
ず)の駆動に用いられるリボン駆動ドライバ(図示せ
ず)等が設けられている。
【0026】このように構成された従来の記録装置1に
よれば、制御手段10から送出される制御指令に基づい
て、イメージスキャナ11を主走査方向に移動させると
ともに、原稿21をイメージスキャナ11の副走査方向
に移動させることにより、原稿21の画像情報をライン
単位で読み取って画像データとし、この読み取った画像
データを記録のための記録データとし、この記録データ
に基づいて各部を動作させることにより、サーマルヘッ
ド15を用いて用紙27に記録するように構成されてい
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の記録装置1においては、キャリッジ部13とス
キャナ搭載部14とを共通の駆動手段12によりプラテ
ン3に沿って移動させるために、大きなサイズのキャリ
ッジユニット6に、キャリッジ部13とスキャナ搭載部
14とを搭載する構成とされており、キャリッジユニッ
ト6のサイズに合わせてスキャナ搭載部14のサイズが
大型化し、寸法バラツキの増大や寸法精度の低下を生じ
るとともに、近年の小型化、軽量化を妨げる要因の一つ
になるという問題点があった。
【0028】また、従来の記録装置1においては、キャ
リッジ部13とスキャナ搭載部14とがキャリッジユニ
ット6に搭載されているために、例えばサーマルヘッド
15のプラテン3に対する距離、傾き、圧接力等の調整
と、イメージスキャナ11のプラテン3に対する距離、
傾き等の調整とを1部品として行わなければならず、例
えば、サーマルヘッド15の調整をした後でイメージス
キャナ11の調整を行うと、イメージスキャナ11の調
整により、すでに調整の終了したサーマルヘッド15の
調整がずれ、つまり、一方の調整により他方の調整がず
れて再調整を必要とする場合が生じ、調整作業に多大な
労力と時間とを要するという問題点がった。
【0029】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、小型化による寸法精度の向上と、調整作業に要
する多大な労力と時間とを低減することのできる記録装
置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の記録装置は、プラテン
と、前記プラテンと平行に配設されたガイドシャフト
と、原稿の画像情報を読み取って画像データとして出力
するイメージスキャナを有し、前記ガイドシャフトに往
復移動可能に配設されたスキャナユニットと、前記イメ
ージスキャナから出力される画像データに基づいて用紙
に記録する記録手段を有し、前記スキャナユニットとは
独立して前記ガイドシャフトに往復移動可能に配設され
たキャリッジと、前記スキャナユニットと前記キャリッ
ジとを係脱可能に連結する連結手段とを備え、前記スキ
ャナユニットおよび前記キャリッジは前記プラテンに沿
って往復移動可能であり、これらのスキャナユニットと
キャリッジとは両者の移動方向に隣接配置されている
とを特徴としている。
【0031】そして、請求項2に記載の本発明の記録装
置は、請求項1において、前記スキャナユニットと前記
キャリッジとを前記連結手段により連結した場合に、前
記スキャナユニットと前記キャリッジとの位置関係を所
定の関係に保持する位置決め手段を設けたことを特徴と
している。
【0032】
【作用】前述した構成からなる請求項1に記載の本発明
の記録装置によれば、プラテンと、前記プラテンと平行
に配設されたガイドシャフトと、原稿の画像情報を読み
取って画像データとして出力するイメージスキャナを有
し、前記ガイドシャフトに往復移動可能に配設されたス
キャナユニットと、前記イメージスキャナから出力され
る画像データに基づいて用紙に記録する記録手段を有
し、前記スキャナユニットとは独立して前記ガイドシャ
フトに往復移動可能に配設されたキャリッジと、前記ス
キャナユニットと前記キャリッジとを係脱可能に連結す
る連結手段とを備え、前記スキャナユニットおよび前記
キャリッジは前記プラテンに沿って往復移動可能であ
り、これらのスキャナユニットとキャリッジとは両者の
移動方向に隣接配置されているので、それぞれの設計を
独立的に行うことができるとともに、イメージスキャナ
および記録手段の調整をそれぞれ独立的に行うことがで
きる。そして、連結手段によりスキャナユニットとキャ
リッジとを連結することにより、スキャナユニットおよ
びキャリッジを同時にプラテンに沿って往復移動させる
ことができる。
【0033】また、請求項2に記載の本発明の記録装置
によれば、位置決め手段により、スキャナユニットとキ
ャリッジとの位置関係を所定の関係に保持することがで
きるので、スキャナユニットおよびキャリッジを移動さ
せる場合においても、キャナユニットとキャリッジと
の位置関係のズレの発生を確実に防止することができ
る。
【0034】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。なお、前述した従来のものと同一ないしは相当す
る構成については、図面中に同一の符号を付し、その説
明は省略する。
【0035】図1から図7は本発明に係る記録装置の一
実施例を示すものであり、図1は要部を示す平面図であ
り、図2は左側面透視図であり、図3はキャリッジおよ
びスキャナユニット近傍を示す正面図であり、図4はス
キャナユニット内の要部の構成を示す平面図であり、図
5は光源の配置状態を示す説明図であり、図6は基準板
を示す正面図であり、図7は制御手段の構成を示すブロ
ック図である。
【0036】図1に示すように、本実施例の記録装置5
0は、プリンタ本体(図示せず)の内部に配設される平
面略矩形形状のフレーム51を有している。このフレー
ム51には、平板状のプラテン3がその記録面3aを略
垂直となるようにして図1において左右方向に延在する
ように配設されている。そして、プラテン3の前方下方
(図1下方)には、フレーム51の左右両側面間に掛け
渡されたガイドシャフト4がプラテン3と平行に配設さ
れている。また、図1において下方に示すフレーム51
の前端縁には、プラテン3に向かって延出された平面略
平板状のフランジ部52が形成されている。
【0037】前記ガイドシャフト4には、それぞれが独
立的に形成されたキャリッジ53とスキャナユニット5
4とが相互に隣位するようにして隣接配置されており、
キャリッジ53とスキャナユニット54とは、後述する
係脱可能な連結手段55(図3)により連結され、プラ
テン3に沿って往復移動可能に配設されている。また、
キャリッジ53は、フレーム51のフランジ部52をも
って、図1において下方に示す前端縁側の下部が摺動自
在に支持されるようになっている。
【0038】そして、キャリッジ53の下方には、駆動
ベルト7が配設されており、キャリッジ53は、駆動ベ
ルト7の1箇所に固着されている。この駆動ベルト7
は、フレーム51の図1において左右両端部近傍に配設
された左右1対のプーリ8,8に巻回されている。そし
て、図1において右方に示す一方のプーリ8は、図1に
おいて右方に破線にて示すステップモータ等からなるキ
ャリッジモータ9の駆動力をもって回転可能とされてい
る。また、キャリッジモータ9は、フレーム2の所望の
位置に配設された制御手段56に電気的に接続されてお
り、制御手段56から送出される制御指令に基づいて駆
動されるようになっている。
【0039】すなわち、制御手段56から送出される制
御指令に基づいてキャリッジモータ9を駆動することに
より、キャリッジ53およびスキャナユニットは、図1
において両矢印Aにて示すように、プラテン3に沿って
往復移動するようになっている。
【0040】前記駆動ベルト7、プーリ8,8およびキ
ャリッジモータ9によりキャリッジ53およびスキャナ
ユニット54をプラテンに沿って往復移動させるための
駆動手段12が構成されている。
【0041】前記キャリッジ53には、プラテン3の記
録面3aに対向するようにして記録手段としてのサーマ
ルヘッド15が配設されている。このサーマルヘッド1
5は、制御手段56の制御指令により、記録データ(記
録に用いるために変換された画像データ)に基づいて選
択的に発熱される整列配置された複数の発熱素子(図示
せず)を備えており、図示しないヘッド駆動機構により
プラテン3の記録面3aに対して接離自在とされてい
る。そして、プラテン3の記録面3aに対し当接してい
るヘッドダウン状態におけるサーマルヘッド15とプラ
テン3との当接位置が記録位置とされている。
【0042】また、キャリッジ53の上面には、図1に
おいて左方に想像線にて示すように、インクリボン(図
示せず)を収納し、このインクリボンをサーマルヘッド
15の前方に案内するリボンカセット16が装着可能と
されている。さらに、キャリッジ53には、巻取ボビン
17および送出ボビン18がそれぞれの先端部をキャリ
ッジ53の上面から突出するようにして配設されてい
る。この巻取ボビン17および送出ボビン18は、周知
のリボン走行機構(図示せず)の一部を構成するもので
あり、記録状態において、リボン走行機構を駆動するこ
とにより、キャリッジ53の上面に装着されたリボンカ
セット16の内部に収納されたインクリボンを走行させ
るようになっている。
【0043】さらにまた、キャリッジ53の下面のスキ
ャナユニット54に対向する位置には、図3に示すよう
に、連結手段55の一部を構成する連結凸部55aが下
方に向かって突設されている。
【0044】前記サーマルヘッド15、ヘッド駆動機構
およびリボン走行機構等は、制御手段56に電気的に接
続されており、制御手段56から送出される制御指令に
基づいて駆動されるようになっている。
【0045】図4に示すように、スキャナユニット54
は、プラテン3と対向する面に開口57aが形成された
略直方体形状のケース体57を有しており、ケース体5
7の内部には、イメージスキャナ58が配設されてい
る。このイメージスキャナ58は、ケース体57の開口
57aの近傍(図4において上方左右両端)の内部に、
相互に対向するようにして、キャリッジ53の移動方向
であるイメージスキャナ58の主走査方向に並設され、
画像読込状態において、レンズ20を介してプラテン3
の前方に保持された写真や葉書等の原稿21に向かって
光を照射するための2個の光源22と、ケース体57の
内部の略中央部に配設され、画像読込状態において、原
稿21から反射した反射光により原稿21の画像情報を
読み取って画像データ(画像信号)を出力する小型のイ
メージセンサ23を具備するイメージセンサユニット2
4とを有している。そして、イメージスキャナ58は、
制御手段56に電気的に接続されている。なお、イメー
ジスキャナ58は、カラーイメージスキャナ(図示せ
ず)であってもよい。
【0046】また、図3に示すように、スキャナユニッ
ト54の下面のキャリッジ53に対向する位置には、連
結手段55の一部を構成する連結凹部55bが突設され
ており、この連結凹部55bと前記キャリッジ53に設
けた連結凸部55aとが係合されている。さらに、スキ
ャナユニット54とキャリッジ53とは、ガイドシャフ
ト4に外挿された位置決め手段59としての付勢ばね5
9Aにより、図3において矢印にて示すように相互に離
間する方向に付勢されており、連結手段55を構成する
連結凸部55aと連結凹部55bとを係合した場合に、
連結凸部55aと連結凹部55bとが移動方向で常に当
接するようになっている。
【0047】つまり、付勢ばね59Aの付勢力をもって
連結凸部55aと連結凹部55bとが相互に離間する方
向に付勢されて連結凸部55aの側面と連結凹部55b
の内側面とが常に当接した状態とされており、これによ
り、スキャナユニット54とキャリッジ53との位置が
所定の位置関係を保持するようになっている。この付勢
ばね59Aの付勢力は、人手による操作をもってスキャ
ナユニット54とキャリッジ53とを相互に離間するこ
とができ、キャリッジ53を走行させた場合に、スキャ
ナユニット54がタイムラグなくキャリッジ53の走行
に追随可能な力とすることが肝要である。
【0048】なお、位置決め手段59としては、スキャ
ナユニット54とキャリッジ53とを相互に近接させる
ように付勢する付勢ばね(図示せず)でもよく、連結手
段55によるキャリッジ53とスキャナユニット54と
の係合が容易で、キャリッジ53を走行させた場合に、
キャリッジ53とスキャナユニット54との位置関係を
所定の関係に保持できるものであればよく、特に、本実
施例の位置決め手段59の構成に限定されるものではな
い。
【0049】さらに、スキャナユニット54は、図2に
おいて右方に示す前端縁側の下部がコロ70を介してフ
レーム51のフランジ部52に摺動自在に支持されるよ
うになっている。
【0050】本実施例のイメージスキャナ58は、図5
に示すように、イメージスキャナ58の主走査方向をX
軸とし、イメージスキャナ58の主走査方向に対して直
交する副走査方向をY軸とし、X軸とY軸との交点をイ
メージセンサ23の位置とした場合に、図5において実
線にて示すように2個の光源22の位置が交点を中心と
してX軸上に対称となるようにして配置されている。
【0051】なお、光源22としては、図5において破
線にて示すように2個の光源22の位置を交点を中心と
してY軸上に対称に配置する構成や、原稿21の表面
に、より多方向から光を照射するために図5において実
線および破線にて示す総計4個の光源22を設ける構成
等としてもよい。さらに、光源22の配置位置は、X軸
上およびY軸上に位置させない構成でもよい。つまり、
複数の光源20を交点を中心として配置する構成であれ
ば、特に、本実施例の光源22の数およびその配置位置
に限定されるものではなく、光源22の数およびその配
置位置等は、設計コンセプト等により決定すればよい。
【0052】また、本実施例のスキャナユニット54に
は、キャリッジ53およびスキャナユニット54の動作
の基準位置(ホームポジションHP)を検出するための
従来の位置検出手段26は設けられておらず、本実施例
におけるキャリッジ53およびスキャナユニット54の
基準位置は、イメージスキャナ58を用いて検出し得る
ように構成されている。
【0053】さらにまた、イメージスキャナ58は、図
1に示すように、プラテン3の延長線上に位置するよう
にしてフレーム51の左側の上面に立設された基準板6
0により、原稿21の画像情報を読み取る際の色の基準
(ホワイトバランス)を得るようになっている。この基
準板60は、図6に示すように正面略矩形形状とされて
おり、イメージスキャナ58との対向面60aは、原稿
21を読み取る際の色の基準となる明度の高い白色とさ
れている。また、基準板60のイメージスキャナ58と
の対向面60aには、キャリッジ53およびスキャナユ
ニット54の動作の基準位置をイメージスキャナ58に
より高精度で検出するためのマーク61が設けられてい
る。
【0054】図2に戻って、プラテン3の下方には、原
稿21または用紙27を、図2において矢印Bにて示す
ように、プラテン3の記録面3aの前方を通過するよう
に所定速度で搬送するための紙送りローラ28が配設さ
れている。この紙送りローラ28は、図1に示すよう
に、フレーム51の右側面の外側に配設されているステ
ップモータ等からなる紙送りモータ29の駆動力をもっ
て回転可能とされている。
【0055】図2に示すように、紙送りローラ28の左
斜め下方および右方には、紙送りローラ28に所望の圧
接力をもって当接される補助ローラ30が回転自在に配
設されており、この補助ローラ30は、紙送りローラ2
8に従動回転するようにされている。つまり、原稿21
または用紙27は、紙送りローラ28と補助ローラ30
との間に挟持されるようにして走行可能にされている。
また、紙送りローラ28の周囲の適宜な位置には、原稿
21または用紙27が所定の搬送経路を走行するように
案内するためのガイド(図示せず)が配設されている。
【0056】前記紙送りモータ29は、フレーム51の
所望の位置に配設された後述する制御手段56に電気的
に接続されており、制御手段56から送出される制御指
令に基づいて駆動されるようになっている。
【0057】すなわち、制御手段56から送出される制
御指令に基づいて紙送りモータ29を駆動させることに
より、原稿21または用紙27は、図1および図2にお
いて矢印Bにて示すように、図1において両矢印Aにて
示すキャリッジ53およびスキャナユニット54の移動
方向と直交する方向に搬送されるようになっており、図
1および図2において矢印Bにて示す原稿21または用
紙27の走行方向がイメージスキャナ58による原稿2
1の画像情報を読み取る画像読込状態における副走査方
向となっている。
【0058】前記紙送りローラ28、紙送りモータ29
および補助ローラ30により原稿21または用紙27を
副走査方向に走行させるための搬送手段31が構成され
ている。
【0059】なお、本実施例の紙送りローラ28の下方
には、従来の用紙検出手段32は設けられておらず、本
実施例における原稿21または用紙27の有無および副
走査方向に走行する原稿21または用紙27の先端は、
イメージスキャナ58を用いて検出し得るように構成さ
れている。
【0060】図1に戻って、フレーム2の所望の位置に
は、記録装置50の各部の動作を制御するための制御手
段56が配設されている。この制御手段56は、図7に
示すように、少なくともCPU37と、適宜な容量のR
OM、RAM等により形成されたメモリ62と、記録装
置50の各部を駆動するためのコントローラ39とを有
している。
【0061】前記メモリ62には、少なくともイメージ
スキャナ58から出力されA/Dコンバータ40により
デジタルの電気信号に変換された原稿21の画像情報で
ある画像データおよび基準板60の明度情報等の各種の
入力データが格納される入力データ格納部63と、各種
のプログラムを格納するプログラム格納部64と、記録
のための記録情報(記録データ)、原稿21の画像情報
を入力するための制御指令、記録を行うための制御指令
等の各種の出力データを格納する出力データ格納部65
とが設けられている。
【0062】前記プログラム格納部64には、少なくと
もイメージスキャナ58から出力される出力情報(スキ
ャンしたすべてのデータ)から原稿21または用紙27
の有無および副走査方向に走行する原稿21または用紙
27の先端の位置を検出(判別)するためのプログラム
が格納された先端検出部66と、イメージスキャナ58
から出力される出力情報から主走査方向に位置する原稿
21または用紙27の両側端を検出するプログラムが格
納された側端検出部67と、イメージスキャナ58から
出力される出力情報からイメージスキャナ58が基準板
60の対向面60aを走査した場合に基準板60のマー
ク61を通過した時の情報(詳しくは、色の明度の差)
を判別し、この情報に基づいてキャリッジ53およびス
キャナユニット54の基準位置を検出するプログラムが
格納された基準位置検出部68とが設けられており、さ
らに、画像データを記録のための記録データに変換する
ためのプログラム、各部の動作を制御するため制御プロ
グラム等が格納されるようになっている。
【0063】そして、イメージスキャナ58から出力さ
れる出力情報からプログラム格納部64の先端検出部6
6、側端検出部67および基準位置検出部68に格納さ
れたプログラムに基づいてCPU35が、原稿21また
は用紙27の有無、先端の位置、側端の位置、キャリッ
ジ53の基準位置およびスキャナユニット54の基準位
置を検出し、こられの検出されたデータを出力データ格
納部65に格納するようになっている。
【0064】前記コントローラ39には、少なくともサ
ーマルヘッド15の発熱素子(図示せず)に対する通電
に用いられるヘッド駆動ドライバ44、キャリッジモー
タ9の駆動に用いられるキャリッジモータドライバ4
5、紙送りモータ29の駆動に用いられる紙送りモータ
ドライバ46が設けられており、さらに、サーマルヘッ
ド15のプラテン3に対する接離動作を行うヘッド駆動
機構(図示せず)の駆動に用いられる記録ヘッド駆動ド
ライバ(図示せず)、インクリボン走行機構(図示せ
ず)の駆動に用いられるリボン駆動ドライバ(図示せ
ず)等が設けられている。
【0065】なお、本実施例においては、キャリッジ5
3に連結凸部55aを設け、スキャナユニット54に連
結凹部55bを設ける構成としたが、キャリッジ53に
連結凹部55bを設け、スキャナユニット54に連結凸
部55aを設ける構成としてもよい。
【0066】また、連結手段55の構成としては、キャ
リッジ53とスキャナユニット54とを容易に係脱する
ことができる構成、例えば板ばね同士を係合させる(こ
の場合には位置決め手段59を必ずしも設けなくてもよ
い。)構成としてもよく、特に本実施例の連結手段55
の構成に限定されるものではない。
【0067】さらにまた、本実施例の記録装置50は、
図示しないワードプロセッサ、コンピュータ等に接続す
ることにより、ワードプロセッサ、コンピュータ等によ
り形成された画像を用紙27に記録する一般的な記録装
置としても用いることができるように、制御手段56に
対して外部からの各種の外部信号が入力可能な構成とさ
れている。
【0068】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について図1から図8により説明する。
【0069】図3はキャリッジとスキャナユニットとが
連結手段により連結された連結状態を示しており、図8
はキャリッジとスキャナユニットとを連結する前の非連
結状態を示す図3と同様の図である。
【0070】本実施例の記録装置50は、図3に示すよ
うに、それぞれ独立的に形成されたキャリッジ53およ
びスキャナユニット54がガイドシャフト4に配設され
ており、キャリッジ53とスキャナユニット54とは連
結手段55により連結されている。
【0071】すなわち、キャリッジ53とスキャナユニ
ット54とを連結する前の非連結状態においては、図8
に示すように、ガイドシャフト4には、付勢ばね59A
を介してそれぞれ独立的に形成されたキャリッジ53と
スキャナユニット54とが相互に隣位するようにして隣
接配置されており、サーマルヘッド15が配置されたキ
ャリッジ53と、イメージスキャナ58が配置されたス
キャナユニット54との設計をそれぞれ独立的に行うこ
とができるので、従来と異なり、小型化、軽量化を確実
に図ることができるとともに、キャリッジ53およびス
キャナユニット54の小型化による寸法バラツキの低減
や寸法精度の向上を確実に図ることができる。
【0072】また、キャリッジ53とスキャナユニット
54とは、キャリッジに設けた連結部55aとスキャ
ナユニット54に設けた連結凹部55bとを係合させる
ことにより容易に連結させることができるので、キャリ
ッジ53に配設したサーマルヘッド15のプラテン3に
対する距離、傾き、圧接力等の調整と、スキャナユニッ
ト54に配設したイメージスキャナ58のプラテン3に
対する距離、傾き等の調整とをそれぞれ独立的に行うこ
とができ、従来と異なり、一方の調整により他方の調整
がずれて再調整を必要という不都合を確実に防止するこ
とができるとともに、調整作業に要する労力と時間とを
確実に低減することができる。
【0073】さらに、連結手段55を構成する連結凸部
55aと連結凹部55bとは、連結凸部55aと連結凹
部55bとが係合した連結状態において、キャリッジ5
3とスキャナユニット54と相互に離間する方向に付勢
する付勢ばね59Aにより、主走査方向(ガイドシャフ
ト4の長手方向)への相互間のガタつき(ズレ)の発生
を確実に防止するようにされている。これにより、スキ
ャナユニット54とキャリッジ53との位置関係を所定
の関係に確実に保持することができるので、スキャナユ
ニット54およびキャリッジ53を移動させる場合にお
いても、スキャナユニット54とキャリッジ53との位
置関係のズレの発生を確実に防止することができ、駆動
手段12の駆動力をもってキャリッジ53とスキャナユ
ニット54とをタイムラグなく一体として移動させるこ
とができる。
【0074】さらにまた、本実施例においては、キャリ
ッジ53あるいはスキャナユニット54をガイドシャフ
ト4を中心として回動させることにより、連結凸部55
aと連結凹部55bとを容易に係脱させることができる
ので、組立作業性を損なうことがない。
【0075】また、本実施例によれば、図4および図5
に示すように、原稿21に照射する光の光源22が相互
に対向するようにして2個とされており、画像読取状態
において、例えば切り張りなどにより貼り合わせた原稿
21等のように原稿21の表面に段差がある場合におい
ても、原稿21の段差に対して両側から光を照射して段
差のすべての部位に光を照射することができるので、原
稿21の表面に影ができずに原稿21の画像情報を正確
に読み取ることもできる。
【0076】すなわち、本実施例によれば、貼り合わせ
た原稿21等のように原稿21の表面に段差がある場合
においても、複数の光路によって原稿21の表面に多方
向から光を照射することができるので、読み込んだ画像
情報に黒い線のような影が形成されるのを確実に防止す
ることができ、原稿21の画像情報を正確且つ確実に読
み込むこともできる。
【0077】さらに、本実施例によれば、原稿21の画
像情報を正確に読み込むことができるので、読み込んだ
画像情報をトリミングするための画像情報を表示する表
示装置、読み込んだ画像情報を処理するための入力装置
および処理プログラム等を設ける必要がなく、記録装置
50の大型化、部品点数の増加、経済的負担の増加、ト
リミングを行うために多大な労力を必要とするという不
都合を確実に除去することもできる。
【0078】そして、本実施例においては、イメージス
キャナ58を用いてキャリッジ53およびスキャナユニ
ット54の基準位置、原稿21または用紙27の有無、
原稿21または用紙27の先端の位置、原稿21または
用紙27の主走査方向に位置する左右方向両側端の位置
等を検出することができるので、従来の専用の位置検出
手段26および用紙検出手段32を省くことができ、部
品点数を少なくし、記録装置50の製造に要する労力を
低減し、軽量化および低価格化を確実に図ることができ
る。つまり、本実施例によれば、操作性に優れるととも
に軽量で安価なものを確実に得ることができる。
【0079】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録装置に
よれば、相互に独立してガイドシャフトに往復移動可能
に配設されかつ移動方向に隣接配置されているスキャナ
ユニットとキャリッジとを連結手段により係脱可能と
ることにより、キャリッジおよびスキャナユニットの小
型化、軽量化を図ることができるので、寸法バラツキの
低減や寸法精度の向上を確実に図ることができるととも
に、スキャナユニットとキャリッジとを位置決め手段を
介して連結手段により連結することにより、一方の調整
により他方の調整がずれて再調整を必要という不都合を
確実に防止することができるので、調整作業に要する労
力と時間とを確実に低減することができるという極めて
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施例の要部を示す
平面図
【図2】図1の左側面透視図
【図3】図1のキャリッジおよびスキャナユニット近傍
を示す正面図
【図4】図1のスキャナユニット内の要部の構成を示す
平面図
【図5】図4の光源の配置状態を示す説明図
【図6】図1の基準板を示す正面図
【図7】図1の制御手段の構成を示すブロック図
【図8】キャリッジとスキャナユニットとを連結する前
の非連結状態を示す図3と同様の図
【図9】従来の記録装置の要部を示す平面図
【図10】従来の記録装置の要部を示す左側面図
【図11】従来の記録装置のキャリッジユニットを示す
平面図
【図12】従来の記録装置のスキャナ搭載部内の要部の
構成を示す平面図
【図13】従来の記録装置の基準板を示す正面図
【図14】従来の記録装置の側面透視図
【図15】従来の記録装置の用紙検出手段の要部を示す
側面図
【図16】従来の記録装置の用紙検出手段の入出力回路
を示す回路図
【図17】従来の記録装置の制御手段の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
3 プラテン 4 ガイドシャフト 9 キャリッジモータ 12 駆動手段 15 (記録手段としての)サーマルヘッド 21 原稿 27 用紙 29 紙送りモータ 50 記録装置 53 キャリッジ 54 スキャナユニット 55 連結手段 58 イメージスキャナ 59a 係合凸部 59b 係合凹部 56 制御手段 58 イメージスキャナ 59 位置決め手段 59A (位置決め手段としての)付勢ばね A (イメージスキャナの)主走査方向 B (イメージスキャナの)副走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 大野 雅宏 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/024 - 1/207

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、 前記プラテンと平行に配設されたガイドシャフトと、 原稿の画像情報を読み取って画像データとして出力する
    イメージスキャナを有し、前記ガイドシャフトに往復移
    動可能に配設されたスキャナユニットと、 前記イメージスキャナから出力される画像データに基づ
    いて用紙に記録する記録手段を有し、前記スキャナユニ
    ットとは独立して前記ガイドシャフトに往復移動可能に
    配設されたキャリッジと、 前記スキャナユニットと前記キャリッジとを係脱可能に
    連結する連結手段と を備え、 前記スキャナユニットおよび前記キャリッジは前記プラ
    テンに沿って往復移動可能であり、これらのスキャナユ
    ニットとキャリッジとは両者の移動方向に隣接配置され
    ている ことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記スキャナユニットと前記キャリッジ
    とを前記連結手段により連結した場合に、前記スキャナ
    ユニットと前記キャリッジとの位置関係を所定の関係に
    保持する位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
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