JP3202889U - 配管等の支持装置 - Google Patents

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敦 川崎
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Abstract

【課題】配管等を、簡素な構成で敷設面から浮かして支持することのできる配管等の支持装置を提供することを課題とする。【解決手段】配管P等が載置される基台2と、この基台2に止着されることにより、この基台2との間に前記配管P等を挟持する固定部材3とを備え、前記基台2には、耐腐食性材料によって形成された係止部材4が、その上面が前記基台2の上面に露出するように一体に埋設され、前記固定部材3が、この固定部材3を貫通して前記係止部材4にねじ込まれるビス5によって止着されるようになされている。【選択図】図1

Description

本考案は、配管等の支持装置に係わり、特に、建物の屋上といった屋外に敷設される配管等の支持に好適に用いられる配管等の支持装置に関するものである。
建物のスラブ上に敷設される配管等は、その位置ずれ等を防止するために、前記スラブに固定することが一般的である。
前述した配管等の固定構造として、たとえば、特許文献1に示されるように、前記配管等をスラブ上に載置した後に、前記配管等の両側部および上部を取り囲む固定部材を被せ、この固定部材を、前記スラブに植設されたアンカーボルトによって固定するようにしたものが知られている。
ところで、このような配管等の固定構造であると、この配管等が前記スラブに接触した状態で敷設されていることから、たとえば、前記スラブが屋上スラブである場合、降雨等によって前記スラブに水が溜まると、この水が、前記スラブと前記配管等との隙間に入り込んでしまう。
このように、前記スラブと前記配管等との間に水が浸入して溜まると、この配管等に錆が発生して破損の原因となる。
このような不具合に対処すべく、従来では、特許文献2に示されるように、前記配管等をスラブから浮かした状態で支持する支持装置が提案されている。
この技術は、スラブ上に設置される所定高さのブロックの上部に、上方に開口する蟻溝状のレールを一体に取り付けておくとともに、このレールに、上方への離脱が防止された係止部材を装着しておき、前記ブロック上に前記配管等を載置するとともに、この配管等を前記係止部材で挟んで固定するようにしたものである。
この技術では、前記配管等を前記ブロックによって支持することにより、前記配管等を前記スラブから所定高さに保持して、前記スラブ上の水が前記配管等に作用することを防止することができる。
特開2011−94800号公報 特開2009−243505号公報
前述したように、前記従来の技術によって、配管等が水にさらされることを防止することができるようになったが、なお、次のような改善すべき問題点が残されている。
すなわち、前記配管等を前記ブロックに固定する支持装置を、このブロックに埋め込まれたレールと、このレールに係止されて前記配管等を把持する係止部材とによって構成している。
このような構成であると、前記配管等を挟んで支持する前記係止部材に把持機構を組み込まなければならず、また、この係止部材を係止する前記レールも、係止部材の上方への離脱を防止するために蟻溝状の特殊な形状としなければならない。
したがって、構造が極めて複雑で、製品コストが嵩張るばかりでなく、敷設作業も煩雑なものとなってしまうといった問題点を有している。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡素な構造でかつ敷設の施工性を高めることのできる配管等の支持装置を提供することを解決すべき課題とする。
本考案の配管等の支持装置は、前述した課題を解決するために、配管等が敷設される敷設面に設置されて、前記配管等が載置される基台と、この基台に止着されることにより、この基台との間に前記配管等を挟持する固定部材とを備え、記基台には、耐腐食性材料によって形成された係止部材が、その上面が前記基台の上面に露出するように一体に埋設され、前記固定部材が、この固定部材を貫通して前記係止部材にねじ込まれるビスによって止着されるようになされていることを特徴としている。
このような構成とされた本考案の配管等の支持装置は、前記基台上に配管等を載せ、この配管等を上方から覆うように前記固定部材を被せ、ついで、この固定部材に前記ビスを貫通させつつこのビスを前記係止部材にねじ込むことにより、前記配管等を、前記基台と固定部材とによって挟持固定するとともに、この配管等を前記基台によって敷設面から所定高さに保持する。
これによって、前記配管等を敷設面から浮かして支持して、水に浸されることを抑制し、かつ、前記配管等の敷設に際して、前記配管等に固定部材を被せてビス留めするという簡便な作業ですむ。
また、前記基台に埋め込まれる前記係止部材は、前記ビスがねじ込まれるだけであるから、単純な形状ですみ、前記固定部材も前記配管等が入り込む凹部が形成されていればいいので、その形状も単純な形状ですむ。
したがって、全体として簡素な構成となり、製品コストが軽減される。
また、前記係止部材は、耐腐食性材料によって形成されるが、この耐腐食性材料として、たとえば、合成樹脂やアルミニウム等の金属が用いられる。
前記係止部材の上部には、載置される前記配管等の軸線と交差する方向に沿う溝が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、前記固定部材をねじ止めする際に、前記ビスの先端を前記溝に挿入することにより、この溝を下穴として利用して、前記ビスのねじ込み操作を容易なものとすることができる。
また、前記係止部材の側面には、この側面から立ち上がる鍔が連設されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、この係止部材と前記基台との間に、基台の上下方向の引っ掛かりを設けることができる。
これによって、前記係止部材と前記基台とが一体化されて、前記配管等の支持強度を高めることができる。
そして、前記基台をコンクリートモルタルによって形成することにより、この基台内に前記係止部材を埋め込む際に、この係止部材が設置された型枠内にコンクリートモルタルを流し込むことによって、これらを容易に一体化することができる。
また、前記基台の質量を確保して、支持する配管の位置ずれを抑制することができる。
さらに、前記係止部材を合成樹脂によって形成する場合、その少なくとも上面を耐候材料によって被覆することが好ましい。
これによって、前記係止部材の主要部に高強度の樹脂を用い、この主要部を前記耐候材料によって被覆することにより、前記主要部の紫外線等による劣化を防止することができる。
本考案によれば、前記基台上に配管等を載せた状態で、この配管に被せられる固定部材を前記基台に埋設されている係止部材にねじ止めするといった簡便な作業により、前記配管等を敷設面から浮かせて支持することができる。
これによって、前記配管等が水に浸されてしまうことを抑制して、その損傷を抑制することができる。
また、前記配管等の支持構造を簡素なものとして、製品コストを抑制することができる。
本考案の一実施形態を示す正面図である。 本考案の一実施形態を示すもので、図1のII−II線断面図である。 本考案の一実施形態を示すもので、配管等や固定部材を取り外した状態を示す図2と同様の図である。 本考案の一実施形態を示すもので、係止部材の拡大縦断面図である。 本考案の変形例を示す側面図である。
以下、本考案の一実施形態を、図面を参照して説明する
これらの図において符号1は、本実施形態に係わる配管等の支持装置(以下、支持装置と略称する)を示す。
この支持装置1は、配管P等が敷設される敷設面Sに設置されて、前記配管P等が載置される基台2と、この基台2に止着されることにより、この基台2との間に前記配管P等を挟持する固定部材3とを備え、前記基台2には、合成樹脂製の係止部材4が、その上面が前記基台2の上面に露出するように一体に埋設され、前記固定部材3が、この固定部材3を貫通して前記係止部材4にねじ込まれるビス5によって止着されるようになされている。
前記基台2は、たとえば、コンクリートモルタルによって略直方体状に形成されており、この基台2に埋め込まれる前記係止部材4も略直方体状に形成され、その長さが、前記基台2の幅方向(図1における左右方向)と略同一の長さに形成されている。
前記係止部材4は、図4に詳述するように、前記基台2内に位置させられる基部4aと、この基部4aの上面を覆って設けられる被覆部4bとによって構成されている。
前記基部4aは、たとえば、ABS樹脂によって形成されて、その下部両側面には、これらの側面から立ち上げられるようにして、前記基部4aの長さ方向全長にわたって鍔6が一体に連設されている。
前記被覆部4bは、たとえば、ASA樹脂等の耐候材料によって形成されており、前記基部4aの上部を覆って一体に設けられている。
さらに、AES樹脂を用いることにより、耐アルカリ性や耐候性をさらに高めることができる。
また、本実施形態においては、前記基部4aの上面には、所定深さを有する溝7が、前記基台2の長さ方向全長にわたって形成されており、この溝7の内面を覆うように、前記被覆部4bが一体に形成されている。
そして、前記溝7の幅(前記被覆部4bを形成した状態での幅)は、前記ビス5の最大径よりも狭く、かつ、このビス5の先端部より広く形成されており、このビス5の先端部が挿入された状態において、このビスの先端部を挟み込んで、前記ビス5を仮止するようになっている。
前記固定部材3は、たとえば、金属板を逆U字状に湾曲することによって形成されており、その内形が、前記配管P等の外形の約半周に沿うように形成されている。
また、前記固定部材3の両端部は、それぞれ外方へ向けて折曲させられて固定片3aとなされており、前記固定部材3を、前記基台2上に載置された前記配管P等に被せた状態において、前記固定片3aが、前記係止部材4の上面に重畳させられるようになっている。
さらに、前記各固定片3aには、前記ビス5が挿通させられる貫通孔8がそれぞれ形成されている。
一方、前記基台2と前記係止部材4は、前記係止部材4を型枠内の底部に設置した状態で、この型枠内にコンクリートモルタルを充填して固化させることによって一体化される。
このようなコンクリートモルタルの充填の際に、前記係止部材4の前記溝7が形成されている面と前記型枠との間にコンクリートモルタルが入り込まないようにしておく。
これによって、前記基台2の上部に前記係止部材4が、その上面を前記基台2の上部から露出し、かつ、前記溝7が上方に開放された状態で前記基台2と一体化される。
また、前記係止部材4の両側面の鍔6が、前記コンクリートモルタルによって取り囲まれることにより、前記基台2と前記係止部材4とが強固に一体化される。
このような本実施形態の支持装置1は、前記基台2を、前記配管P等の敷設経路に、その溝7が前記敷設経路と直交するようにして配置した後に、その上部に前記配管P等を載置する。
ついで、前記各基台2において、前記配管P等に前記固定部材3を被せ、この固定部材3の各固定片3aの貫通孔にビス5を挿入するとともに、これらのビス5の先端を前記溝7に押し込んで仮止めする。
これより、前記各ビス5を前記係止部材4にねじ込んで前記固定部材3を固定することにより、前記配管P等を、前記固定部材3と前記基台2との間に挟持固定する。
このように、前記基台2上に配管P等を固定した状態において、この配管P等が、前記敷設面Sから上方に浮いた状態で支持される。
ここで、前記基台2がコンクリートモルタルによって形成されてその質量が確保されていることにより、この基台2に支持されている前記配管P等の位置ずれが抑制される。
したがって、前記敷設面Sに水たまり等が形成された場合にあっても、この水たまりから前記配管P等を離して保持することができ、前記配管P等への錆の発生を抑制することができる。
そして、前記配管P等の固定を、前記係止部材4が一体化された前記基台2、固定部材3、および、ビス5とからなる簡素な構造によって行なうことができる。
これによって、支持装置1の構成を簡素化してその製品コストを抑制することができる。
また、この配管P等へ前記固定部材3を被せる操作と、この固定部材3をビス5によって前記係止部材4にビス留めする操作といった簡素な作業で行なうことができる。
さらに、本実施形態においては、前記係止部材4の表面に、耐候材料によって形成される被覆部4bを設けたことにより、前記係止部材4が紫外線等を受けて劣化することを抑制することができる。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記実施形態においては前記係止部材4を合成樹脂によって形成した例について示したが、これに代えてアルミニウム等の金属を用いることもできる。
要は、耐腐食性を有する材料であればよい。
また、図5に符号αで示すように、少なくとも前記基台2の上面に、その中央部から外方へ向けて漸次低くなる傾斜を設けることもできる。
この傾斜により、前記基台2上面における水切りを行なうことができる。
このような水切り機能を付加することにより、電気関係の配管の支持に好適な支持装置とすることができる。
また、図5に符号9で示すように、前記基台2の側面に凹部を形成することもできる。
このような凹部9を形成しておくことにより、支持装置1の設置作業の際の持ち手として利用することができ、その設置作業を容易にすることができる。
1 (配管等の)支持装置
2 基台
3 固定部材
3a 固定片
4 係止部材
4a 基部
4b 被覆部
5 ビス
6 鍔
7 溝
8 貫通孔
9 凹部
P 配管等
S 敷設面

Claims (5)

  1. 配管等が敷設される敷設面に設置されて、前記配管等が載置される基台と、この基台に止着されることにより、この基台との間に前記配管等を挟持する固定部材とを備え、前記基台には、耐腐食性材料によって形成された係止部材が、その上面が前記基台の上面に露出するように一体に埋設され、前記固定部材が、この固定部材を貫通して前記係止部材にねじ込まれるビスによって止着されるようになされていることを特徴とする配管等の支持装置。
  2. 前記係止部材の上部には、載置される前記配管等の軸線と交差する方向に沿う溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管等の支持装置。
  3. 前記係止部材の側面には、この側面から立ち上がる鍔が連設されていることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の配管等の支持装置。
  4. 前記基台がコンクリートモルタルによって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の配管等の支持装置。
  5. 前記係止部材の少なくとも上面が耐候材料によって被覆されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の配管等の支持装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105673939A (zh) * 2016-03-17 2016-06-15 王本 一种线卡及其线卡安装装置

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