JP3202872U - 口輪筋強化具 - Google Patents

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設矢 鈴木
設矢 鈴木
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Abstract

【課題】老齢者や子どもが安心して使用することができる口輪筋強化具を提供する。【解決手段】上唇に装着されたマウスピース11aを上方へ付勢すると共に、下唇に装着されたマウスピース11bを下方へ付勢する付勢部を有し、上唇及び下唇を閉鎖する動作を行う際に、上唇と下唇とに夫々、負荷を付与しうるように、上下方向に可動するように形成された支持部15a、15bを有し、支持部15a、15bの先端部を離間させる方向へ付勢するように構成された口輪筋強化具10において、マウスピース11a、11bは支持部15a、15bの先端部に係合しうる係合部17a、17bを有し、支持部15a、15bの先端部には、係合部17a、17bが支持部15a、15bの先端部に係合した場合に、その係合状態を解除不能にしうる係止部19a、19bが設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、口輪筋強化具に係り、特に、唇の周囲に存在する口輪筋が弱まることにより発生する顔貌の衰退や口の機能障害を防止又は回復させうる口輪筋強化具に関するものである。
一般に、口腔においては、老化とともに唇の周囲に存在する口輪筋が衰え、口輪筋の緊張が失われる。口輪筋の緊張が失われた場合には、口輪筋に繋がっている表情筋の緊張もなくなり、顔貌の萎縮が起こる。また、機能面においても、口輪筋の緊張が低下することにより、食べ物をこぼす等の事態が生じてしまう。
従って、顔貌の衰退や口の機能障害を防止、回復するためには、口輪筋を積極的に強化する必要がある。
口輪筋を強化するための理学療法として、例えば、本件実用新案登録出願人によって、安定した一定の負荷を唇に付与して口唇の閉鎖力を高めることにより口輪筋を強化する口輪筋強化具が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された口輪筋強化具にあっては、マウスピースを着脱可能に係合しうるように形成されている。しかしながら、特許文献1に開示された口輪筋強化具を老齢者や子どもが使用する際にマウスピースが外れてしまい、そのマウスピースを誤飲してしまう可能性があった。
また、老齢者や子どもが使用する場合、口輪筋強化具を落下させてしまうといった事態が生じていた。またさらに、集団での使用において、複数の口輪筋強化具の使用者を明確にすることが、衛生面の上でも必要であった。
以上のような課題は、例えば介護現場において、ケアマネージャーの指導の下に口輪筋強化具を使用する場合においても克服すべきものであった。
特開2006−280902号公報
本考案は、以上のような従来からの不具合を解消するためのものであって、その課題は、老齢者や子どもが安心して使用することができる口輪筋強化具を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の考案にあっては、上唇と下唇とに、夫々、装着しうる一対のマウスピースと、上唇に装着された前記マウスピースを上方へ付勢すると共に、下唇に装着された前記マウスピースを下方へ付勢する付勢部とを有し、上唇及び下唇を閉鎖する動作を行う際に、上唇と下唇とに夫々、負荷を付与しうる口輪筋強化具であって、基端部は互いに連結され、先端部は離間して上下方向に可動するように形成された上下一対の支持部を有し、前記一対の支持部の先端部を離間させる方向へ付勢するように、前記支持部に前記付勢部が装着されると共に、前記一対の支持部の先端部に、夫々、前記一対のマウスピースが配置された口輪筋強化具において、前記マウスピースは前記支持部の先端部に係合しうる係合部を有し、前記支持部の先端部には、前記係合部が前記支持部の先端部に係合した場合に、その係合状態を解除不能にしうる係止部が設けられていることを特徴とする。
従って、前記係合部が前記支持部の先端部に設けられた前記係止部に係合した場合には、前記マウスピースと前記支持部との係合状態が解除不能な状態になる。
請求項2に記載の考案にあっては、使用者が使用時に把持しうる把持部を備え、前記一対の支持部は、前記把持部内において前記付勢部を介して上下方向に可動可能に接合されていることを特徴とする。
従って、使用者が前記把持部を把持した場合には、前記把持部に対して前記一対の支持部が上下方向に可動しうる。
請求項3に記載の考案にあっては、前記付勢部はコイルスプリングにより形成され、異なるバネ定数のコイルスプリングに交換可能に構成されていることを特徴とする。
従って、異なるバネ定数のコイルスプリングの内から一のコイルスプリングを選択し付勢部を形成した場合には、前記一のコイルスプリングが有するバネ定数に応じた付勢力が前記支持部を介して前記一対のマウスピースに、夫々、付与される。
請求項4に記載の考案にあっては、前記一対のマウスピースは上下対称に形成され、前記マウスピースは唇を挿入して保持しうるように唇の形状に適合するように形成された溝部を有することを特徴とする。
従って、前記一対のマウスピースに設けられた前記溝部に、使用者の上唇及び下唇が、夫々、収納されて装着される。
請求項5に記載の考案にあっては、前記把持部には、紐を挿通しうる孔部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の考案にあっては、前記把持部には、氏名表示部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の口輪筋強化具にあっては、前記係合部が前記支持部の先端部に設けられた前記係止部に係合した場合には、前記マウスピースと前記支持部との係合状態が解除不能な状態になる。従って、請求項1に記載の口輪筋強化具を使用して、安定した一定の負荷に抗して口唇を閉鎖し口輪筋を強化する場合に、前記マウスピースが外れて、そのマウスピースを誤飲するといった事態を確実に防止することができる。
請求項2に記載の口輪筋強化具にあっては、使用者が前記把持部を把持した場合には、前記把持部に対して前記一対の支持部が上下方向に可動しうるので、使用者が前記把持部を把持することにより、上唇及び下唇を前記一対のマウスピースに対して、夫々、確実に固定することができると共に、前記付勢部が前記一対の支持部に対して安定した付勢力を付与することができる。
その結果、請求項2に記載の口輪筋強化具を使用した結果を定量的に把握することができ、使用者に応じた口輪筋の強化を確実に行なうことができる。
請求項3に記載の口輪筋強化具にあっては、使用時に前記付勢部を形成するコイルスプリングを交換することができるので、前記付勢部による唇への付勢力を調節し、使用者に応じた適切な付勢力により、無理なく口輪筋を鍛えることができる。
請求項4に記載の口輪筋強化具にあっては、前記一対のマウスピースに設けられた前記溝部に、使用者の上唇及び下唇が、夫々、収納されて装着されるので、前記マウスピースに対して使用者の唇を容易に挿入して保持することができ、その結果、装着感に優れた口輪筋強化具を提供することができる。
請求項5に記載の口輪筋強化具にあっては、前記把持部には、紐を挿通しうる孔部が設けられているので、例えば、前記孔部に紐を挿通して、前記口輪筋強化具を使用者の首に掛けて吊り下げることができる。その結果、前記口輪筋強化具を誤って落下させてしまうといった事態を防止することができる。
請求項6に記載の口輪筋強化具にあっては、前記氏名表示部に使用者の氏名を表示することができるので、前記口輪筋強化具の使用者が明確になる。その結果、使用者本人が自分の口輪筋強化具を確実に使用することができると共に、例えば、他人の口輪筋強化具を使用してしまうといった事態を防止することができる。
図1は、本考案に係る口輪筋強化具の一実施の形態を示す斜視図である。 図2は、本考案に係る口輪筋強化具の一実施の形態を示し、図1において、把持部の一端部側半部を外した状態でのII−II線相当断面図である。 図3は、本考案に係る口輪筋強化具の一実施の形態を示し、(a)はマウスピースの上面側から見た拡大斜視図、(b)はマウスピースの下面側から見た拡大斜視図である。 図4は、本考案に係る口輪筋強化具の一実施の形態を示す平面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本考案の一実施の形態に係る口輪筋強化具10は、上唇と下唇とに、夫々、装着しうる一対のマウスピース11a、11bと、上唇に装着されたマウスピース11aを上方へ付勢すると共に、下唇に装着されたマウスピース11bを下方へ付勢する付勢部12とを有している。
また、図1に示すように、本実施の形態に係る口輪筋強化具10は、基端部13、13は互いに連結され、先端部14a、14bは離間して上下方向に可動するように形成された上下一対の支持部15a、15bを有している。
図1に示すように、本実施の形態に係る付勢部12は、一対の支持部15a、15bの先端部14a、14bを離間させる方向へ付勢するように、支持部15a、15bに装着されている。また、図1に示すように、本実施の形態に係る一対のマウスピース11a、11bは、一対の支持部15a、15bの先端部14a、14bに、夫々、配置されている。
図2に示すように、本実施の形態に係る一対の支持部15a、15bは、夫々、合成樹脂により全体略細長直方体状に形成されている。支持部15aの先端部14aには、上方に折曲形成された略直方体形状の取付凸部16aが設けられると共に、支持部15bの先端部14bには、下方に折曲形成された略直方体形状の取付凸部16bが設けられている。
図2に示すように、本実施の形態に係る取付凸部16a、16bは、支持部15a、15bの長さ方向に対して101度の角度αをもって形成されている。
また、図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る一対のマウスピース11a、11bは上下対称に形成され、マウスピース11a、11bは横断面U字状に形成されたマウスピース本体41a、41bと、マウスピース本体41a、41bの背面部側に一体形成された係合部17a、17bとを有しており、マウスピース本体41a、41b内には、唇を挿入して保持しうるように唇の形状に適合した溝部20、20が形成されている。
また、図1及び図3に示すように、本実施の形態に係る溝部20、20の外底面の長さ方向両端部には、幅方向に沿って突条部39、39、40、40が形成されている。
また、図1及び図4に示すように、本実施の形態に係る係合部17a、17bは全体直方体箱状であって、係合部17aは下方に、係合部17bは上方に、夫々、開口している。
また、図1及び図4に示すように、本実施の形態に係る係合部17aは、上面部の長さ方向両端部及び一対の側面部の上端部から、夫々、凹設された係合凹部18a、18aを有し、係合凹部18a、18aの一部が係合部17aの内方に連通している。
また、図1及び図4に示すように、本実施の形態に係る係合部17bは、下面部の長さ方向両端部及び一対の側面部の下端部から、夫々、凹設された係合凹部18b、18bを有し、係合凹部18b、18bの一部が係合部17bの内方に連通している。
また、図1及び図4に示すように本実施の形態に係る支持部15a、15bの先端部14a、14bには、夫々、係止部19a、19a、19b、19bが設けられている。本実施の形態に係る係止部19a、19a、19b、19bは、支持部15a、15bの幅方向外側へ突設された係止爪部として形成されている。
この際、図1及び図4に示すように本実施の形態に係る支持部15a、15bの先端部14a、14bに形成された係止部19a、19bは、夫々、支持部15a、15bの幅方向外側へ突設された係止爪部として形成されているので、マウスピース11a、11bの係合部17a、17bを支持部15a、15bの先端部14a、14bに挿入した場合には、係止部19a、19a、19b、19bが一時的に内側へ弾性変形した後に、係合凹部18a、18a、18b、18bに係合すると共に再び外側へ突出した状態で係止され、マウスピース11a、11bと支持部15a、15bとの係合状態が解除不能な、いわゆる嵌め殺し状態になる。
また、図1に示すように、本実施の形態に係る口輪筋強化具10は、使用者が使用時に把持しうる把持部21を備え、一対の支持部15a、15bは、把持部21内において付勢部12を介して上下方向に可動可能に接合されている。
図1に示すように、本実施の形態に係る付勢部12はコイルスプリング22により形成され、異なるバネ定数のコイルスプリングに交換可能に構成されている。
また、図1に示すように、本実施の形態に係る把持部21には、紐(図示せず)を挿通しうる孔部23を有する紐固定部40が設けられている。また、図1に示すように、本実施の形態に係る把持部21には、氏名表示部24が設けられている。
本実施の形態に係る口輪筋強化具10の構成について、添付図面を用いてより詳細に説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係る支持部15a、15bは、基端部13、13が一体に連設されている一方で、先端部14a、14bは基端部13、13側から先端部14a、14b側に至るに従って徐々に離間して拡開するように配設されている。基端部13、13の連設部には、横断面略円状に形成され、コイルスプリング22の中央コイル部25を収納しうるコイル収納部26が設けられている。
また、図2に示すように、本実施の形態に係る支持部15a、15bには、夫々、中央コイル部25に連設され、コイルスプリング22の両端棒状部27、27を係止しうる係止溝部28、29が長さ方向に沿って形成されている。
また、コイル収納部26の後方には把持部固定部30が延設され、把持部固定部30には2つの固定孔31、31が上下方向に沿って穿設されている。
また、図2に示すように、コイルスプリング22の中央コイル部25は、コイル収納部26に収納され、コイルスプリング22の両端棒状部27、27は、夫々、支持部15a、15bに形成された係止溝部28、29に係止されている。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る把持部21は、薄型円盤状に形成された把持部本体21aと、把持部本体21aの径方向に延設された開口部21bとからなり、合成樹脂製の中空のケースとして厚さ方向に沿って分割可能に形成され、一端部側半部32と他端部側半部33とにより構成されている。また、一端部側半部32及び他端部側半部33にはネジ通し孔部34、35が、他端部側半部33にはナット固定孔部(図示せず)が厚さ方向において設けられ、六角穴付きボルト(図示せず)及び六角ナット(図示せず)により接合されている。
また、図2に示すように、本実施の形態に係る把持部21の他端部側半部33の内面部36には、把持部固定部30に設けられた固定孔31、31に対応して固定ピン37、37が、夫々、突設され、固定ピン37、37が固定孔31、31に、夫々、挿入されることにより、支持部15a、15bの基端部13、13が、把持部21に対し固定されている。なお、図示しないが、把持部21の一端部側半部32の内面部においても、固定孔31、31に対応した固定ピンが突設されている。
また、図2に示すように、把持部21の他端部側半部33の内面部36には、断面十字状に形成された固定突起38が形成され、固定突起38がコイルスプリング22の中央コイル部25を収納しうるコイル収納部26に挿入されることにより、コイルスプリング22が把持部21に対して挟持固定されている。なお、図示しないが、把持部21の一端部側半部32の内面部においても、断面十字状に形成された固定突起が形成されている。
また、図1及び図2に示すように、支持部15a、15bの基端部13、13は、把持部21の内部に収納されている一方、支持部15a、15bの先端部14a、14bは、把持部21の開口部21bから前方へ突出するように配置されている。
また、図1、図2及び図4に示すように、本実施の形態に係る紐固定部40は、把持部21の他端部側半部33の後端部において、後方へ突出するように形成され、把持部21の厚さ方向に紐(図示せず)を挿通しうるように構成されている。
また、図1に示すように、本実施の形態に係る氏名表示部24は、把持部21の一端部側半部32において、把持部本体21aの径方向に沿って、把持部本体21aの略中央から開口部21bの近傍に至るまで、平面略長方形状に凹設されている。
以下、本実施の形態に係る口輪筋強化具10の作用について、添付図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る口輪筋強化具10は、把持部21を手で把持して口腔内に挿入し、上唇と下唇とに、夫々、一対のマウスピース11a、11bを装着固定した状態において、上唇及び下唇を閉鎖する動作を繰り返し行って使用する。
この際、コイルスプリング22が付勢力を付与しているので、上唇及び下唇による前記付勢力に抗した運動によって口輪筋を鍛えることができる。
従って、協調運動による頸部・顔面の筋を含む口腔周囲筋の活性化を効率よく行うことができ、また、口腔周囲筋の活性化に伴い、摂食嚥下障害や口腔機能障害の改善を図ることができる。
また、本実施の形態に係る口輪筋強化具10にあっては、使用者が把持部21を把持した場合には、把持部21に対して一対の支持部15a、15bが上下方向に可動しうるので、使用者が把持部21を把持することにより、上唇及び下唇を一対のマウスピース11a、11bに対して、夫々、確実に固定することができると共に、付勢部12が一対の支持部15a、15bに対して安定した付勢力を付与することができる。
その結果、本実施の形態に係る口輪筋強化具10を使用した結果を定量的に把握することができ、使用者に応じた口輪筋の強化を確実に行なうことができる。
また、図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る口輪筋強化具10にあっては、一対のマウスピース11a、11bに設けられた溝部20、20に、使用者の上唇及び下唇が、夫々、収納されて装着されるので、マウスピース11a、11bに対して使用者の唇を容易に挿入して保持することができ、その結果、装着感に優れた口輪筋強化具を提供することができる。
また、図1及び図4に示すように、本実施の形態に係る口輪筋強化具10にあっては、一対のマウスピース11a、11bを支持部15a、15bの先端部14a、14bに係合させて使用する。
この際、図1及び図4に示すように本実施の形態に係る支持部15a、15bの先端部14a、14bに形成された係止部19a、19bは、夫々、支持部15a、15bの幅方向外側へ突設された係止爪部として形成されているので、マウスピース11a、11bの係合部17a、17bを支持部15a、15bの先端部14a、14bに挿入した場合には、係止部19a、19a、19b、19bが一時的に内側へ弾性変形した後に、係合凹部18a、18a、18b、18bに係合すると共に再び外側へ突出した状態で係止され、マウスピース11a、11bと支持部15a、15bとの係合状態が解除不能な、いわゆる嵌め殺し状態になる。
その結果、本実施の形態に係る口輪筋強化具10を使用して、安定した一定の負荷に抗して口唇を閉鎖し口輪筋を強化する場合には、マウスピース11a、11bが外れて、そのマウスピースを誤飲するといった事態を確実に防止することができる。
また、図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る舌筋強化器具10にあっては、把持部21において、六角穴付ボルトを外し、一端部側半部32を他端部側半部33から取り外すことにより、把持部21の内部に収納されている支持部15a、15bの基端部13、13とコイルスプリング22とが露呈する。
さらに、支持部15a、15bは、把持部固定部30の固定孔31、31から他端部側半部33の固定ピン37、37を、夫々、引き抜くと共に、コイル収納部26を固定突起38から抜き取ることにより、他端部側半部33から取り外すことができる。
また、コイルスプリング22は、両端棒状部27、27を係止溝部28、28から、夫々、脱出させることにより、支持部15a、15bから取り外すことができる。前記操作を逆の手順に沿って行うことにより、コイルスプリング22を予め準備した異なるバネ定数のコイルスプリングに交換することができる。
従って、本実施の形態に係る口輪筋強化具10にあっては、使用時に付勢部12を形成するコイルスプリングを交換することができるので、付勢部12による唇への付勢力を調節し、使用者に応じた適切な付勢力により、無理なく口輪筋を鍛えることができる。
また、図1、図2及び図4に示すように、本実施の形態に係る口輪筋強化具10にあっては、把持部21には、紐を挿通しうる孔部23を有する紐固定部40が設けられているので、例えば、孔部23に紐を挿通して、口輪筋強化具10を使用者の首に掛けて吊り下げることができる。その結果、本実施の形態に係る口輪筋強化具10を誤って落下させてしまうといった事態を防止することができる。
また、図1に示すように、本実施の形態に係る口輪筋強化具10にあっては、例えば、氏名表示部24に使用者の氏名が記載されたシールを貼付することによって表示することができるので、口輪筋強化具10の使用者が明確になる。その結果、使用者本人が自分の口輪筋強化具を確実に使用することができると共に、例えば、他人の口輪筋強化具を使用してしまうといった事態を防止することができる。
本考案は、口輪筋強化具に広く適用可能であり、産業上利用可能性を有している。
10:口輪筋強化具
11a、11b:マウスピース
12:付勢部
13:基端部
14a、14b:先端部
15a、15b:支持部
16a、16b:取付凸部
17a、17b:係合部
18a、18b:係合凹部
19a、19b:係止部
20:溝部
21:把持部
21a:把持部本体
21b:開口部
22:コイルスプリング
23:孔部
24:氏名表示部
25:中央コイル部
26:コイル収納部
27:両端棒状部
28:係止溝部
30:把持部固定部
31:固定孔
32:一端部側半部
33:他端部側半部
34、35:孔部
36:内面部
37:固定ピン
38:固定突起
39:突条部
40:紐固定部
41a、41b:マウスピース本体

Claims (6)

  1. 上唇と下唇とに、夫々、装着しうる一対のマウスピースと、上唇に装着された前記マウスピースを上方へ付勢すると共に、下唇に装着された前記マウスピースを下方へ付勢する付勢部とを有し、上唇及び下唇を閉鎖する動作を行う際に、上唇と下唇とに夫々、負荷を付与しうる口輪筋強化具であって、
    基端部は互いに連結され、先端部は離間して上下方向に可動するように形成された上下一対の支持部を有し、前記一対の支持部の先端部を離間させる方向へ付勢するように、前記支持部に前記付勢部が装着されると共に、前記一対の支持部の先端部に、夫々、前記一対のマウスピースが配置された口輪筋強化具において、
    前記マウスピースは前記支持部の先端部に係合しうる係合部を有し、前記支持部の先端部には、前記係合部が前記支持部の先端部に係合した場合に、その係合状態を解除不能にしうる係止部が設けられていることを特徴とする口輪筋強化具。
  2. 使用者が使用時に把持しうる把持部を備え、前記一対の支持部は、前記把持部内において前記付勢部を介して上下方向に可動可能に接合されていることを特徴とする請求項1記載の口輪筋強化具。
  3. 前記付勢部はコイルスプリングにより形成され、異なるバネ定数のコイルスプリングに交換可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の口輪筋強化具。
  4. 前記一対のマウスピースは上下対称に形成され、前記マウスピースは唇を挿入して保持しうるように唇の形状に適合するように形成された溝部を有することを特徴とする請求項1記載の口輪筋強化具。
  5. 前記把持部には、紐を挿通しうる孔部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の口輪筋強化具。
  6. 前記把持部には、氏名表示部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の口輪筋強化具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019025135A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 株式会社パタカラ 口腔挿入具
JP7487387B2 (ja) 2017-09-13 2024-05-20 ジョン ファレル クリストファー 口腔訓練器具

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