JP3202630B2 - スピーカー - Google Patents
スピーカーInfo
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- JP3202630B2 JP3202630B2 JP00171697A JP171697A JP3202630B2 JP 3202630 B2 JP3202630 B2 JP 3202630B2 JP 00171697 A JP00171697 A JP 00171697A JP 171697 A JP171697 A JP 171697A JP 3202630 B2 JP3202630 B2 JP 3202630B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- casing
- speaker
- magnetic
- unit
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカーに係
り、特に、可聴周波数範囲の振動を発生するスピーカー
で、電気回路とスピーカー振動板との間を遮蔽可能とす
る技術に関する。
り、特に、可聴周波数範囲の振動を発生するスピーカー
で、電気回路とスピーカー振動板との間を遮蔽可能とす
る技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来のスピーカーの例を示すも
のであり、符号１はスピーカー、２は振動板、３はコイ
ル、４は電気回路、５はリード線、６は永久磁石であ
る。
のであり、符号１はスピーカー、２は振動板、３はコイ
ル、４は電気回路、５はリード線、６は永久磁石であ
る。
【０００３】このようなスピーカー１においては、振動
板２にコイル３が一体とされ、電気回路４からの電気信
号を振動板２に配されるリード線５を介してコイル３に
供給し、コイル３に生じる動磁場と固定した永久磁石６
の発生する磁場との誘導作用によってコイル３に生じる
振動力により、コイル３と一体とされた振動板２を駆動
振動させるものである。
板２にコイル３が一体とされ、電気回路４からの電気信
号を振動板２に配されるリード線５を介してコイル３に
供給し、コイル３に生じる動磁場と固定した永久磁石６
の発生する磁場との誘導作用によってコイル３に生じる
振動力により、コイル３と一体とされた振動板２を駆動
振動させるものである。
【０００４】スピーカー１の使用環境が例えば水面付近
である場合、電気回路４に対して外部環境から防水等の
遮蔽を行う必要がある。その際、スピーカー１全体をケ
ーシング等により密閉する、または、電気回路４のみを
ケーシング等により遮蔽する手段が採用されている。
である場合、電気回路４に対して外部環境から防水等の
遮蔽を行う必要がある。その際、スピーカー１全体をケ
ーシング等により密閉する、または、電気回路４のみを
ケーシング等により遮蔽する手段が採用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スピーカー１
全体をケーシング等により密閉した場合には、ケーシン
グ内部の空間で振動板２を振動させることになり、振動
板２からでた振動が、ケーシングを通して外へ出る際に
格段に小さくなってしまう。また、電気回路４のみを遮
蔽した場合、音声の電気信号を振動板２に供給するため
には、ケーシング等に穴を設けなければならなかった。
全体をケーシング等により密閉した場合には、ケーシン
グ内部の空間で振動板２を振動させることになり、振動
板２からでた振動が、ケーシングを通して外へ出る際に
格段に小さくなってしまう。また、電気回路４のみを遮
蔽した場合、音声の電気信号を振動板２に供給するため
には、ケーシング等に穴を設けなければならなかった。
【０００６】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 電気回路部を外側空間に対して遮蔽すること。 振動板の振動を外側空間に容易に伝達すること。 防水等の遮蔽効果の向上を図ること。
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 電気回路部を外側空間に対して遮蔽すること。 振動板の振動を外側空間に容易に伝達すること。 防水等の遮蔽効果の向上を図ること。
【０００７】
【課題を解決するための手段】磁場発生部と、該磁場発
生部から発生した磁場と相互作用して振動することによ
り鳴動する鳴動部とを有し、磁場発生部がケーシングに
より密閉され外部空間から遮蔽される。鳴動部が、ケー
シングの外部空間に位置し、該ケーシングにより密閉さ
れ前記外部空間から遮蔽された磁場発生部から発生した
磁場と相互作用して振動することにより鳴動するよう配
される。磁場発生部が、音源および該音源から供給され
た音または音声の電気信号を増幅する増幅回路からなる
電気回路部と、前記電気回路部の出力信号により磁場を
発生する空芯コイルとからなる。鳴動部が、空芯コイル
から発生した磁界と相互作用することで振動する永久磁
石等の磁性体と、該磁性体と一体として固定された振動
板とを有する。ケーシングが非磁性体材料から形成され
る。
生部から発生した磁場と相互作用して振動することによ
り鳴動する鳴動部とを有し、磁場発生部がケーシングに
より密閉され外部空間から遮蔽される。鳴動部が、ケー
シングの外部空間に位置し、該ケーシングにより密閉さ
れ前記外部空間から遮蔽された磁場発生部から発生した
磁場と相互作用して振動することにより鳴動するよう配
される。磁場発生部が、音源および該音源から供給され
た音または音声の電気信号を増幅する増幅回路からなる
電気回路部と、前記電気回路部の出力信号により磁場を
発生する空芯コイルとからなる。鳴動部が、空芯コイル
から発生した磁界と相互作用することで振動する永久磁
石等の磁性体と、該磁性体と一体として固定された振動
板とを有する。ケーシングが非磁性体材料から形成され
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスピーカーの
一実施形態を、図面に基づいて説明する。図１ないし図
２において、符号１０はスピーカー、１１はケーシン
グ、２０は鳴動部、２１は振動板、３１は空芯コイル、
４０は磁場発生部、４１は音源、４２は増幅回路、４３
は電気回路部、５１はリード線、６１は磁性体（永久磁
石）、７はスピーカーユニットである。
一実施形態を、図面に基づいて説明する。図１ないし図
２において、符号１０はスピーカー、１１はケーシン
グ、２０は鳴動部、２１は振動板、３１は空芯コイル、
４０は磁場発生部、４１は音源、４２は増幅回路、４３
は電気回路部、５１はリード線、６１は磁性体（永久磁
石）、７はスピーカーユニットである。
【０００９】スピーカー１０は、図１に示すように、磁
場発生部４０と、該磁場発生部４０から発生した磁場Ｂ
と相互作用して振動することにより鳴動する鳴動部２０
とを有する構成とされ、磁場発生部４０がケーシング１
１により密閉され外部空間Ｓから遮蔽された状態に配さ
れる。
場発生部４０と、該磁場発生部４０から発生した磁場Ｂ
と相互作用して振動することにより鳴動する鳴動部２０
とを有する構成とされ、磁場発生部４０がケーシング１
１により密閉され外部空間Ｓから遮蔽された状態に配さ
れる。
【００１０】ケーシング１１は、例えばプラスチック等
の非磁性材料により形成されて、防水性を備えたものと
され、その内部を外部空間Ｓから例えば防水等の遮蔽を
行うものとされ、内部には、電気回路部４３と空芯コイ
ル３１とからなる磁場発生部４０が配される。
の非磁性材料により形成されて、防水性を備えたものと
され、その内部を外部空間Ｓから例えば防水等の遮蔽を
行うものとされ、内部には、電気回路部４３と空芯コイ
ル３１とからなる磁場発生部４０が配される。
【００１１】磁場発生部４０は、音源４１および該音源
４１から供給された音または音声の電気信号を増幅する
増幅回路４２からなる電気回路部４３と、該電気回路部
４３の出力した電気信号により磁場Ｂを発生する空芯コ
イル３１とからなる。電気回路部４３と空芯コイル３１
は、リード線５１を介して接続状態とされる。
４１から供給された音または音声の電気信号を増幅する
増幅回路４２からなる電気回路部４３と、該電気回路部
４３の出力した電気信号により磁場Ｂを発生する空芯コ
イル３１とからなる。電気回路部４３と空芯コイル３１
は、リード線５１を介して接続状態とされる。
【００１２】音源４１は、マイクやテープレコーダー等
とされ、１００Ｈｚ以下の可聴周波数範囲における低周
波の電気信号を出力するものとされる。増幅回路４２
は、音源４１から出力された電気信号を増幅し、空芯コ
イル３１に出力するものとされる。
とされ、１００Ｈｚ以下の可聴周波数範囲における低周
波の電気信号を出力するものとされる。増幅回路４２
は、音源４１から出力された電気信号を増幅し、空芯コ
イル３１に出力するものとされる。
【００１３】空芯コイル３１は、リード線５１により増
幅回路４２と接続されて増幅回路４２から出力された電
気信号により磁場Ｂを発生するものとされ、例えばケー
シング１１に固定状態に配される。
幅回路４２と接続されて増幅回路４２から出力された電
気信号により磁場Ｂを発生するものとされ、例えばケー
シング１１に固定状態に配される。
【００１４】鳴動部２０は、ケーシング１１の外部空間
Ｓに位置して配され、空芯コイル３１から発生した磁場
Ｂと相互作用することで振動する磁性体６１と、該磁性
体６１と一体として固定された振動板２１とを有する構
成とされる。
Ｓに位置して配され、空芯コイル３１から発生した磁場
Ｂと相互作用することで振動する磁性体６１と、該磁性
体６１と一体として固定された振動板２１とを有する構
成とされる。
【００１５】磁性体（永久磁石）６１は例えば永久磁石
等の強磁性体とされ、薄型軽量に成形される。永久磁石
６１は、振動板２１に一体として、空芯コイル３１と対
向する位置としてケーシング１１の外側に配される。振
動板２１は、図示しない接続手段によりケーシング１１
の外側に振動可能として配される。
等の強磁性体とされ、薄型軽量に成形される。永久磁石
６１は、振動板２１に一体として、空芯コイル３１と対
向する位置としてケーシング１１の外側に配される。振
動板２１は、図示しない接続手段によりケーシング１１
の外側に振動可能として配される。
【００１６】スピーカーユニット７は、空芯コイル３１
と永久磁石６１と振動板２１とから構成される。
と永久磁石６１と振動板２１とから構成される。
【００１７】次に、このような構成のスピーカー１０を
鳴動する場合を説明する。
鳴動する場合を説明する。
【００１８】まず、磁場発生部４０において、電気回路
部４３の音源４１が音または音声の電気信号を増幅回路
４２に出力し、該電気信号が増幅回路４２により増幅さ
れ、該電気信号がリード線５１を介してスピーカーユニ
ット７の空芯コイル３１に出力される。
部４３の音源４１が音または音声の電気信号を増幅回路
４２に出力し、該電気信号が増幅回路４２により増幅さ
れ、該電気信号がリード線５１を介してスピーカーユニ
ット７の空芯コイル３１に出力される。
【００１９】スピーカーユニット７においては、磁場発
生部４０の空芯コイル３１が出力された電気信号により
磁場Ｂを発生し、該磁場Ｂがケーシング１１を透過して
鳴動部２０近傍に到達する。この磁場Ｂと永久磁石６１
の発生する磁場が相互作用することにより永久磁石６１
が振動し、永久磁石６１と一体に配された振動板２１が
振動することにより鳴動部２０が鳴動し、その結果スピ
ーカー１０が音を発する。
生部４０の空芯コイル３１が出力された電気信号により
磁場Ｂを発生し、該磁場Ｂがケーシング１１を透過して
鳴動部２０近傍に到達する。この磁場Ｂと永久磁石６１
の発生する磁場が相互作用することにより永久磁石６１
が振動し、永久磁石６１と一体に配された振動板２１が
振動することにより鳴動部２０が鳴動し、その結果スピ
ーカー１０が音を発する。
【００２０】このようなスピーカー１０は、リード線５
１等をケーシング１１を貫通して配する必要がないた
め、電気回路部４３に対する防水等の遮蔽を容易に行う
ことができ、かつ、防水等の遮蔽効果を向上することが
できる。
１等をケーシング１１を貫通して配する必要がないた
め、電気回路部４３に対する防水等の遮蔽を容易に行う
ことができ、かつ、防水等の遮蔽効果を向上することが
できる。
【００２１】なお、ケーシング１１に穴を空ける必要が
ないため、例えば水中などで、電気回路部４３またはリ
ード線５１や接続ケーブル等の絶縁を必要とする場合な
ど、永久磁石６１と振動板２１との鳴動部２０だけを外
部に装着するだけで遮蔽効果を得ることができる。
ないため、例えば水中などで、電気回路部４３またはリ
ード線５１や接続ケーブル等の絶縁を必要とする場合な
ど、永久磁石６１と振動板２１との鳴動部２０だけを外
部に装着するだけで遮蔽効果を得ることができる。
【００２２】〔実施例〕本発明のスピーカー１０は、図
２に示すように、浮力のある防水ラジオとして水（水
面）ＷＬで利用することができる。
２に示すように、浮力のある防水ラジオとして水（水
面）ＷＬで利用することができる。
【００２３】防水ラジオとして使用した場合のスピーカ
ー１０は、磁場発生部４０がケーシング１１により遮蔽
されているために、水（水面）ＷＬにおいて多少の水を
受けても音を発することができる。
ー１０は、磁場発生部４０がケーシング１１により遮蔽
されているために、水（水面）ＷＬにおいて多少の水を
受けても音を発することができる。
【００２４】また、本発明のスピーカー１０は、スキュ
ーバダイビング等を行うときに水中へ携行可能で、水面
において他の者と会話をすることができるトランシーバ
ーヘの利用が可能である。
ーバダイビング等を行うときに水中へ携行可能で、水面
において他の者と会話をすることができるトランシーバ
ーヘの利用が可能である。
【００２５】
【発明の効果】本発明のスピーカーによれば、以下の効
果を奏する。 （１）空芯コイルがケーシングの内部に位置され、音源
と増幅回路と空芯コイルとからなる磁場発生部が遮蔽体
により外部空間から遮蔽されるので、音源と増幅回路と
からなる電気回路部を外側空間に対して遮蔽することが
できる。 （２）振動板と永久磁石とからなる鳴動部がケーシング
の外部空間に位置して配されるため、振動板の振動を外
側空間に容易に伝達することができ、かつ、充分な音量
を得ることができる。 （３）上記により、防水等の遮蔽効果の向上を図ること
ができる。
果を奏する。 （１）空芯コイルがケーシングの内部に位置され、音源
と増幅回路と空芯コイルとからなる磁場発生部が遮蔽体
により外部空間から遮蔽されるので、音源と増幅回路と
からなる電気回路部を外側空間に対して遮蔽することが
できる。 （２）振動板と永久磁石とからなる鳴動部がケーシング
の外部空間に位置して配されるため、振動板の振動を外
側空間に容易に伝達することができ、かつ、充分な音量
を得ることができる。 （３）上記により、防水等の遮蔽効果の向上を図ること
ができる。
【図１】 本発明に係るスピーカーの一実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】 水面における防水ラジオとしての使用例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図３】 従来のスピーカーを示すブロック図である。
１０…スピーカー １１…ケーシング ２０…鳴動部 ２１…振動板 ３１…空芯コイル ４０…磁場発生部 ４１…音源 ４２…増幅回路 ４３…電気回路部 ５１…リード線 ６１…磁性体（永久磁石） ７…スピーカーユニット Ｂ…磁場 Ｓ…外部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04R 1/00 311 H04R 1/44 310 H04R 9/02 102 H05K 9/00
Claims (4)
- 【請求項１】 磁場発生部（４０）と、該磁場発生部か
ら発生した磁場（Ｂ）と相互作用して振動することによ
り鳴動する鳴動部（２０）とを有し、磁場発生部がケー
シング（１１）により密閉され外部空間（Ｓ）から遮蔽
されるとともに、 前記鳴動部（２０）が、ケーシング（１１）の外部空間
（Ｓ）に位置し、該ケーシングにより密閉され前記外部
空間から遮蔽された磁場発生部（４０）から発生した磁
場（Ｂ）と相互作用して振動することにより鳴動するよ
う配されることを特徴とするスピーカー。 - 【請求項２】 磁場発生部（４０）が、音源（４１）お
よび該音源から供給された音または音声の電気信号を増
幅する増幅回路（４２）からなる電気回路部（４３）
と、前記電気回路部の出力信号により磁場を発生する空
芯コイル（３１）とからなることを特徴とする請求項１
記載のスピーカー。 - 【請求項３】 鳴動部（２０）が、空芯コイル（３１）
から発生した磁界（Ｂ）と相互作用することで振動する
磁性体（６１）と、該磁性体（６１）と一体として固定
された振動板（２１）とを有することを特徴とする請求
項２記載のスピーカー。 - 【請求項４】 ケーシング（１１）が非磁性材料により
形成されることを特徴とする請求項１から３のいずれか
記載のスピーカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00171697A JP3202630B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | スピーカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00171697A JP3202630B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | スピーカー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10200979A JPH10200979A (ja) | 1998-07-31 |
| JP3202630B2 true JP3202630B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=11509298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00171697A Expired - Lifetime JP3202630B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | スピーカー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202630B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022114246A (ja) * | 2021-01-26 | 2022-08-05 | 株式会社Soken | 超音波センサ |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP00171697A patent/JP3202630B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10200979A (ja) | 1998-07-31 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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