JP3554548B2 - 肌に音の微妙な振動を伝える装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
当発明は、電気音響変換装置に送られてきた音の電気信号を、機械的振動に変え、さらにこれを音響的振動に導き、再び音として空間に放射する従来の方式を少し変えて、機械的振動を、直接人の肌に、音の微妙な振動として、伝えようとする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気音響変換装置とは、送られてきた音の電気信号を、機械的振動に変え、さらにこれを音響的振動に導き、再び音として空間に放射することを目的とするもの、とJISに定義されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
音とは、物体の振動が空気を振動させて、音波となったものをいう。音波が人体に伝わった時、人は常に体全体でこれを受けとめている。決して鼓膜だけを共鳴して感じとっているわけではない。人は鼓膜以外のところに、音の振動で刺激を受けても、音を受けとめることができる。
【0004】
当発明は、電気音響変換装置に送られてきた音の電気信号による機械的振動を、直接人の肌に、音の微妙な振動として伝わらせ、人為的に音の振動の刺激を与えて、当初の音が収録された現場を、再現し強調しようとするものである。
【0005】
当発明は、電気音響変換装置の機械的振動から、音響的振動に導く従来の方式を少し変えて、機械的振動を、直接人の肌に、音の微妙な振動として、伝えることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の肌に音の微妙な振動を伝える装置は、
(イ)電気音響変換装置の振動板(4)に、ゴム状弾性体(1)を取り付ける。このゴム状弾性体(1)を、直接人の肌に押しつける。
(ロ)音の電気信号(8)を入力することにより、電気音響変換装置の振動板(4)に生じる音の微妙な機械的振動を、ゴム状弾性体(1)を通して、直接人の肌に伝えることを目的とした、持ち運びに便利な個人専用の装置である。
【0007】
電気音響変換装置の振動板自体を、直接人の肌に押しつけて、音の微妙な振動を伝える。しかしそれでは振動板が肌になじみにくい。そこで、この振動板に、肌になじみやすく、振動のよく伝わるゴム状弾性体を取り付ける。ゴム状弾性体は、また次のようにしてもよい。振動板を二重構造にし、内部に流体を満たす。二重構造のうち肌に押しつける面は、ゴム状膜とする。
【0008】
ゴム状弾性体を取り付けることによって、肌の丸みに迎合し、接触面をやさしくする。少々押しつける圧力が変化しても追従できる。しかも振動はよく伝わる。
【0009】
【発明の実施の形態】
当発明装置を、ラジオカセットテープコーダー(ラジカセ)等電気音響機器にセットし、耳を通して聞く従来のスピーカーと併用させておく。しかしボリュームスイッチ、トーンスイッチ等は別々である。当発明装置を手足にバンド等で取り付けるか、指先で触れて、音楽を楽しむ時の補助装置として使用する。
【0010】
【発明の効果】
当発明装置を、電気音響機器にセットして、音楽を楽しむ時、従来のスピーカーから放射されて耳を通して聞こえる音楽と、当発明装置から肌を通して伝わる音楽の微妙な振動とが一体効果となって感じとれるので、より一層の臨場感を得る。時に感動を覚えることもある。
【0011】
当発明装置を、ファミコンなどにセットして、ゲームを楽しむ時、耳を通して聞こえる音と、肌を通して伝わる音の微妙な振動と、画面とが一体効果となって感じとれるので、より一層の臨場感を得る。
【0012】
当発明装置を使用することにより、過去、音楽に縁の薄かった聴覚障害者の方も、クラシック、ジャズなどの音調を肌に受けとめ、音楽の雰囲気を充分味わうことができる。
【0013】
また、当発明装置を使用すれば、聴覚障害者の方も、音楽会に行くことができる。もちろん、電気信号は主催者からもらわなくてはならないが。きっと、クラシックもジャズも大きな拍手にも感動することでしょう。
【0014】
また、当発明装置を使用すれば、聴覚障害者の方も、音楽の音調を肌に受けとめて、リズムをとったり、また演奏に参加することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁形電気音響変換装置の振動板にゴム状弾性体を取り付けた場合の原理図。
【図2】電動形電気音響変換装置の振動板を二重構造にし、内部に流体を満たした場合の原理図。
【図3】当発明装置をラジオカセットテープコーダーにセットした時の斜視図。
【図4】当発明装置を聴覚障害者用としてセットした時の斜視図。
【符号の説明】
1 ゴム状弾性体
2 ゴム状膜
3 流体
4 振動板
5 永久磁石
6 音声コイル
7 鉄心
8 電気信号
9 当発明装置
10 スピーカー
11 ボリュームスイッチ類
12 入力用コード
【発明の属する技術分野】
当発明は、電気音響変換装置に送られてきた音の電気信号を、機械的振動に変え、さらにこれを音響的振動に導き、再び音として空間に放射する従来の方式を少し変えて、機械的振動を、直接人の肌に、音の微妙な振動として、伝えようとする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気音響変換装置とは、送られてきた音の電気信号を、機械的振動に変え、さらにこれを音響的振動に導き、再び音として空間に放射することを目的とするもの、とJISに定義されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
音とは、物体の振動が空気を振動させて、音波となったものをいう。音波が人体に伝わった時、人は常に体全体でこれを受けとめている。決して鼓膜だけを共鳴して感じとっているわけではない。人は鼓膜以外のところに、音の振動で刺激を受けても、音を受けとめることができる。
【0004】
当発明は、電気音響変換装置に送られてきた音の電気信号による機械的振動を、直接人の肌に、音の微妙な振動として伝わらせ、人為的に音の振動の刺激を与えて、当初の音が収録された現場を、再現し強調しようとするものである。
【0005】
当発明は、電気音響変換装置の機械的振動から、音響的振動に導く従来の方式を少し変えて、機械的振動を、直接人の肌に、音の微妙な振動として、伝えることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の肌に音の微妙な振動を伝える装置は、
(イ)電気音響変換装置の振動板(4)に、ゴム状弾性体(1)を取り付ける。このゴム状弾性体(1)を、直接人の肌に押しつける。
(ロ)音の電気信号(8)を入力することにより、電気音響変換装置の振動板(4)に生じる音の微妙な機械的振動を、ゴム状弾性体(1)を通して、直接人の肌に伝えることを目的とした、持ち運びに便利な個人専用の装置である。
【0007】
電気音響変換装置の振動板自体を、直接人の肌に押しつけて、音の微妙な振動を伝える。しかしそれでは振動板が肌になじみにくい。そこで、この振動板に、肌になじみやすく、振動のよく伝わるゴム状弾性体を取り付ける。ゴム状弾性体は、また次のようにしてもよい。振動板を二重構造にし、内部に流体を満たす。二重構造のうち肌に押しつける面は、ゴム状膜とする。
【0008】
ゴム状弾性体を取り付けることによって、肌の丸みに迎合し、接触面をやさしくする。少々押しつける圧力が変化しても追従できる。しかも振動はよく伝わる。
【0009】
【発明の実施の形態】
当発明装置を、ラジオカセットテープコーダー(ラジカセ)等電気音響機器にセットし、耳を通して聞く従来のスピーカーと併用させておく。しかしボリュームスイッチ、トーンスイッチ等は別々である。当発明装置を手足にバンド等で取り付けるか、指先で触れて、音楽を楽しむ時の補助装置として使用する。
【0010】
【発明の効果】
当発明装置を、電気音響機器にセットして、音楽を楽しむ時、従来のスピーカーから放射されて耳を通して聞こえる音楽と、当発明装置から肌を通して伝わる音楽の微妙な振動とが一体効果となって感じとれるので、より一層の臨場感を得る。時に感動を覚えることもある。
【0011】
当発明装置を、ファミコンなどにセットして、ゲームを楽しむ時、耳を通して聞こえる音と、肌を通して伝わる音の微妙な振動と、画面とが一体効果となって感じとれるので、より一層の臨場感を得る。
【0012】
当発明装置を使用することにより、過去、音楽に縁の薄かった聴覚障害者の方も、クラシック、ジャズなどの音調を肌に受けとめ、音楽の雰囲気を充分味わうことができる。
【0013】
また、当発明装置を使用すれば、聴覚障害者の方も、音楽会に行くことができる。もちろん、電気信号は主催者からもらわなくてはならないが。きっと、クラシックもジャズも大きな拍手にも感動することでしょう。
【0014】
また、当発明装置を使用すれば、聴覚障害者の方も、音楽の音調を肌に受けとめて、リズムをとったり、また演奏に参加することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁形電気音響変換装置の振動板にゴム状弾性体を取り付けた場合の原理図。
【図2】電動形電気音響変換装置の振動板を二重構造にし、内部に流体を満たした場合の原理図。
【図3】当発明装置をラジオカセットテープコーダーにセットした時の斜視図。
【図4】当発明装置を聴覚障害者用としてセットした時の斜視図。
【符号の説明】
1 ゴム状弾性体
2 ゴム状膜
3 流体
4 振動板
5 永久磁石
6 音声コイル
7 鉄心
8 電気信号
9 当発明装置
10 スピーカー
11 ボリュームスイッチ類
12 入力用コード
Claims (1)
- 内部に流体が満たされた二重構造となっており、該二重構造のうち肌に押しつける面がゴム状膜となっている振動板と、
音の電気信号を入力し、音の微妙な機械的振動を前記振動板に生じさせる電気音響変換装置と
を備えた肌に音の微妙な振動を伝える装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304161A JP3554548B2 (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 肌に音の微妙な振動を伝える装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304161A JP3554548B2 (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 肌に音の微妙な振動を伝える装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003070084A JP2003070084A (ja) | 2003-03-07 |
JP3554548B2 true JP3554548B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=19124125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001304161A Expired - Fee Related JP3554548B2 (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 肌に音の微妙な振動を伝える装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3554548B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010204619A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Michiyuki Shimizu | 肌に振動芸術の楽曲を伝える素子 |
KR101547476B1 (ko) * | 2012-12-27 | 2015-08-31 | 김덕우 | 진동 장치 |
WO2015163492A1 (ko) * | 2014-04-21 | 2015-10-29 | 김덕우 | 진동 장치 |
-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001304161A patent/JP3554548B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2003070084A (ja) | 2003-03-07 |
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