JP3202262U - 作業車両のエンジン制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドリングストップを安全かつ作業効率の低下を招くことなく実施することができるようにようにした作業車両のエンジン制御装置を提供する。【解決手段】ラフテレーンクレーンの伸縮ブームの先端に取り付けられ、風速値を検出する風速センサ21、運転室の屋根に取り付けられ、雨量値を検出する雨量センサ22、運転室の全面に取り付けられ、日照値を検出する日照センサ23を設け、風速センサ21、雨量センサ22、日照センサ23の検出値のいずれかがラフテレーンクレーンのアイドリングストップ状態移行により不都合が生じる値にあるときは、アイドリングストップ状態への移行を制限する。【選択図】図2

Description

本考案は、アイドリングストップ機能を備えた作業車両のエンジン制御装置に関し、詳しくは、外部環境等に応じてアイドリングストップを安全かつ効率的に行うことができるようにした作業車両のエンジン制御装置に関する。
最近、クレーン車等の作業機械においても、CO2排出削減、燃費節約等のためにアイドリングストップ機能を備えたものが提案されている。例えば、特許文献1に開示されたクレーン車のエンジン制御装置においては、クレーン操作手段の操作が無い状態とクレーンの吊荷が無い状態が同時に予め設定された時間経過するとエンジンに停止信号を送ってエンジンが停止した状態であるアイドリングストップ状態に移行させる構成、およびアクセル操作が無い状態とクレーンの吊荷が無い状態が同時に予め設定された時間経過するとエンジンに停止信号を送ってアイドリングストップ状態に移行させる構成が記載されている。
特許第4565930号公報
ところで、クレーン車等の作業機械は、一旦、エンジンに停止信号を送ってアイドリングストップ状態に移行させてしまうと、一般の乗用自動車等とは異なり、エンジンを再起動するために一定の時間を要する。
そこで、特許文献1に記載されたような条件でアイドリングストップ状態に移行してしまうと、外部環境等によっては、現場の安全性を確保できず、また、作業効率が低下するという問題があった。
例えば、外部の風が強くクレーン車のフックや吊荷が風に流される状態になって、作業を即座に停止してクレーン車を格納する必要が生じたような場合、この状態で、クレーン車がアイドリングストップ状態に移行してしまうと、迅速にクレーン車の作業停止、格納を行うことができなくなり、これにより作業現場の安全確保ができなくなるばかりか作業効率が低下することがあった。
また、例えば、外部の雨が強くなって吊荷の滑落や玉掛け道具が滑ったり、運転室内の窓が曇ったりするような状態になって作業を即座に停止してクレーン車を格納する必要が生じたような場合、この状態においても、クレーン車がアイドリングストップ状態に移行してしまうと、迅速にクレーン車の作業停止、格納を行うことができなくなり、この場合も作業現場の安全確保ができなくなり、また、作業効率の低下に繋がる。
また、例えば、外部の日照が弱くなり作業現場が暗く、視界が悪化する状態になって、作業を即座に停止してクレーン車を格納する必要が生じたような場合、この状態においても、クレーン車がアイドリングストップ状態に移行してしまうと、迅速にクレーン車の作業停止、格納を行うことができなくなり、この場合も作業現場の安全確保ができなくなるとともに作業効率が低下することがあった。
更に、資材の搬入等の時間帯で、クレーン車を即座に移動させる必要があるような場合に、クレーン車がアイドリングストップ状態に移行してしまうと、この場合もクレーン車を即座に移動させることはできず、作業現場の安全を確保できなくなるとともに、作業効率の低下に繋がることがあった。
そこで、本考案は、アイドリングストップを安全かつ作業効率の低下を招くことなく実施することができるようにした作業車両のエンジン制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、エンジンを動力源として油圧ポンプを作動させ、該油圧ポンプの吐出油により油圧アクチュエータを駆動して作業する作業車両のエンジン制御装置であって、所定のエンジン停止条件に基づいて前記エンジンを停止するエンジン停止手段と、前記作業車両の外部環境を検出する外部環境検出手段と、前記外部環境検出手段で検出した外部環境が前記エンジンの停止状態への移行により不都合が生じる所定の状態にあるかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記作業車両の外部環境が前記所定の状態にあると判断された場合は、前記エンジンの停止状態への移行を制限する制限手段と、を具備することを特徴とする。
本考案によれば、作業車両のアイドリングストップを安全かつ作業効率の低下を招くことなく実施することができるという効果を奏する。
本考案の実施の形態における作業車両の一例としてクレーン車を示す図。 本考案の実施の形態における作業車両のエンジン制御装置を適用した実施例1のクレーン車を示すブロック図。 本考案の実施の形態における作業車両であるクレーン車の動作を説明するフローチャート。 図3に示したフローチャートのS400の詳細の一例を示すフローチャート。 本考案に係る作業車両のエンジン制御装置を適用したクレーン車の制御装置の実施例2の動作を説明するフローチャート。
以下、この考案に係わる作業車両のエンジン制御装置の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の実施の形態における作業車両の一例としてクレーン車を示す図であって、図2は、本考案の実施の形態における作業車両のエンジン制御装置を適用した実施例1のクレーン車を示すブロック図である。
本実施例1においては、本考案に係る作業車両のエンジン制御装置を適用したクレーン車として、ラフテレーンクレーン100を用いた場合について説明する。
本考案が適用されるラフテレーンクレーン100は、図1に示すように、アウトリガ102を前後に備えた走行車体103に旋回自在に旋回台104を搭載し、旋回台104の一側には走行とクレーン操作兼用の運転室105を備えている。
旋回台104の後部には、伸縮ブーム106を起伏自在に枢着し、走行車体103の後部のエンジンルーム107の内部にこのラフテレーンクレーン100の走行とクレーン作業の動力供給用のエンジン108が配置されている。
旋回台104の後部にはウインチ(図示なし)が配置されており、該ウインチから繰出されるワイヤ109は伸縮ブーム106の先端110で先端シーブに掛け回されたのち、吊荷用フック111を吊下げている。
運転室105内には、エンジン108を回転制御するアクセル操作部112が設置されている。
また、上記運転室105内には、旋回台104を所定の角度に旋回させることが可能な旋回モーター60a、伸縮ブーム106を所定の起伏角度に起伏させることが可能な起伏シリンダ60b、伸縮ブーム106を所定の長さに伸縮させることが可能な伸縮シリンダ60c、伸縮ブーム106の先端部から垂下されたワイヤ109の巻き上げや繰り出しを行うウィンチモータ60d等のほか、図示しないアウトリガ102を所定の張り出し幅で張り出し、格納が可能なアウトリガシリンダ等の油圧アクチュエータを操作するクレーン操作部113が配置されている。
このラフテレーンクレーン100は、図2に示すように、エンジン108を動力源として油圧ポンプ201を作動させ、クレーン操作部113の操作によって油圧ポンプ201の吐出油をクレーン操作油圧弁202で切換え制御して各油圧アクチュエータを駆動し、伸縮ブーム106の先端110から吊下げたワイヤ109により吊荷を吊上げ作業する。
さて、この実施例1のラフテレーンクレーン100には、上記構成に加えて、伸縮ブーム106の先端110取り付けられ、風速値を検出する風速センサ21、運転室105の屋根に取り付けられ、雨量値を検出する雨量センサ22、運転室105の全面に取り付けられ、日照値を検出する日照センサ23が設けられている。
風速センサ21、雨量センサ22、日照センサ23は、風速値、雨量値、日照値等の天候情報を計測する(取得する)センサ(計測装置)(「天候情報取得装置」とも称する)の一例である。また、これらの計測装置の取り付け位置は、図1に示した位置に限定されず、風速値、雨量値、日照値が適正に検出できれば、どの位置に取り付けてもよい。また、この天候情報はあくまで、クレーン作業における作業環境(外部環境)を表す情報の一例であって、この外部環境としてはアウトリガ102の設置する路面状況等も含まれる。
上記例では、風速センサ21、雨量センサ22、日照センサ23等のセンサ(計測装置)を用いて、作業現場の風速値、雨量値、日照値等の天候情報を計測するように構成しているが、これに限定されることなく、通信機器を設け、この通信機器が外部(例えば、天候情報を配信する配信Webサーバ)とデータの送受信を行うことで、風速値、雨量値、日照値等の天候情報を受信するような構成であってもよい。
図2は、本考案の実施の形態における作業車両のエンジン制御装置を適用した実施例1のクレーン車を示すブロック図である。
エンジンルーム107の内部に配置されたエンジン108は油圧ポンプ201を駆動し、油圧ポンプ201から吐出された作動油は、クレーン操作油圧弁202により方向と流量を切替え操作されたのち、油圧アクチュエータである旋回モーター60a、起伏シリンダ60b、伸縮シリンダ60c、ウィンチモータ60d等に供給される。油圧ポンプ201とクレーン操作油圧弁202との間の油路にはアンロード弁203への油路が分岐されており、アンロード弁203を作動させることによりこれらの油圧アクチュエータへの作動油の供給を停止することができる。
アクセル操作部112はアクセルペダルとアクセル信号発生部とから構成されており、アクセル信号発生部はアクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル信号をエンジン制御部10に送る。エンジン制御部10は、アクセル操作部112からのアクセル信号をエンジン108のガバナ制御部108aに出力する。該ガバナ制御部108aは受け取ったアクセル信号に基づきエンジン108の回転制御を行う。なお、上記エンジン制御部10は、ラフテレーンクレーン100に装備されるMDT(マルチプレックス データトランスミッター)の一部として構成するようにしてもよい。このMDTは、多重データ転送装置の一例を示したものである。
クレーン状態検出部25は、起伏シリンダ60bに取り付けられた歪検出器、伸縮ブーム106そのものに取り付けられた起伏角度検出器やブーム長さ検出器、旋回台に取り付けられた旋回角度検出器等によって構成され、ラフテレーンクレーン100の操作状態を検出して、その検出信号をクレーン制御部20に送る。
歪検出器は、伸縮ブーム106全体に掛かる負荷量(負荷モーメント量)を検出し、起伏角度検出器は、伸縮ブーム106の起伏角度を検出し、ブーム長さ検出器は、伸縮シリンダ60cによる伸縮ブーム106の伸長量を検出し、そして、旋回角度検出器は、旋回台の旋回角を検出する。
クレーン制御部20は、クレーン状態検出部25と組み合わさってラフテレーンクレーン100の過負荷防止装置としても働くようになっている。例えば、伸縮ブーム106に作用する負荷が過負荷状態となった場合には、クレーン制御部20からアンロード弁204に作動信号が出力され、各油圧アクチュエータの動作を停止するように構成されている。
また、クレーン制御部20は、クレーン状態検出部25からの検出信号に基づき伸縮ブーム106の先端110に負荷される吊上げ荷重をも演算するようになっている。吊上げ荷重は、吊荷用フック111と吊荷を合わせた荷重であるため、図1に示したラフテレーンクレーン100のように吊荷を地面に下ろした吊荷無し状態では、吊荷用フック111の重量のみを演算する。クレーン制御部20は、事前に吊荷用フック111の重量を記憶しており、演算した吊上げ荷重が吊荷用フック111の重量と同じになった時には、伸縮ブーム106の先端110に吊下げられている吊荷が無いと判断し、吊荷無し信号をクレーン制御部20に出力する。
なお、このクレーン制御部20は、ラフテレーンクレーン100に装備されるAML(オートマチック モーメントリミッター)の一部として構成するようにしてもよい。このAMLは、過負荷防止装置の一例を示したものである。
クレーン操作部113からの操作信号はクレーン制御部20に出力される。クレーン制御部20は、クレーン操作部113からの操作信号に基づきクレーン操作油圧弁202に制御信号を出力する。これによって、クレーン操作油圧弁202は、クレーン操作部113の操作に応じて切替え操作され、油圧アクチュエータである旋回モーター60a、起伏シリンダ60b、伸縮シリンダ60c、ウィンチモータ60d等が動作する。
クレーン制御部20は、クレーン操作部113から操作信号が入力されないときには、クレーン操作無し信号をエンジン制御部10に出力する。
また、風速センサ21で検出されたラフテレーンクレーン100の外部の風速値を示す風速値信号、雨量センサ22で検出されたラフテレーンクレーン100の外部の雨量値を示す雨量値信号、日照センサ23で検出されたラフテレーンクレーン100の外部の日照値を示す日照値信号はクレーン制御部20に出力される。
また、この実施例のラフテレーンクレーン100においては、資材の搬入等の時間帯で、クレーン車を即座に移動させる必要がある場合に、クレーン車がエンジンを停止した停止状態であるアイドリングストップ状態に移行してしまうことを制限(禁止)するために、この時間帯を時間帯設定部24に設定できるように構成されている。時間帯設定部24に設定された時間帯情報は、クレーン制御部20に出力される。
次に、上記ラフテレーンクレーン100の動作を図3、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、運転室105内のオペレータにより、エンジン108がスタートされ(S301)、ラフテレーンクレーン100の作業が行われる。
この状態で、クレーン制御部20は、クレーン操作部113からの操作信号を監視し、クレーン操作部113から操作信号が入力されないときには、クレーン操作無し信号をエンジン制御部10に出力する。
エンジン制御部10は、クレーン制御部20からクレーン操作無し信号を受信したかを調べ(S302)、クレーン操作無し信号を受信していないと(S302でNO)、クレーン作業中であると判断して、S302に戻り、クレーン制御部20からクレーン操作無し信号を待つ。
S302で、クレーン操作無し信号を受信したと判断すると(S302でYES)、クレーン操作無し信号を受信してから一定時間経過したかを調べる(S303)。ここで、一定時間経過していない場合は(S302でNO)、S302に戻る。
S303で、一定時間経過したと判断されると(S303でYES)、すなわち、クレーン操作無し信号を一定時間継続して受信していると、次に、外部環境がアイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態かを調べる(S400)。ここで、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態とは、この状態でアイドリングストップ状態に移行してしまうと、現場の安全性を確保できず、また、作業効率が低下する場合である。
具体的には、
1)外部の風が強くなって、クレーン車のフックや吊荷が風に流される状態になり、作業を即座に停止してクレーン車を格納する必要が生じる場合
2)外部の雨が強くなって吊荷の滑落や玉掛け道具が滑ったり、運転室内の窓が曇ったりする状態になり、作業を即座に停止してクレーン車を格納する必要が生じる場合
3)外部の日照が弱くなって作業現場が暗く、視界が悪化する状態になり、作業を即座に停止してクレーン車を格納する必要が生じる場合
4)資材の搬入等の時間帯で、クレーン車を即座に移動させる必要がある場合
等である。
そこで、S400では、図4に示すフローチャートの判断を行う。図4は、アイドリングストップ状態に移行したときに不都合が生じる状態であるか否かを判断して移行を制御する処理である。
すなわち、S400の処理が開始されると、クレーン制御部20は、まず、風速センサ21からの風速値信号に基づき、検出風速値が所定の設定風速値を超えているかを調べる(S401)。ここで、検出風速値が所定の設定風速値を超えていると判断されると(S401でYES)、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態と判断する(S406)。
S401で検出風速値が所定の設定風速値を超えていないと判断されると(S401でNO)、次に、雨量センサ22からの雨量値信号に基づき、検出雨量値が所定の設定雨量値を超えているかを調べる(S402)。ここで、検出雨量値が所定の設定雨量値を超えていると判断されると(S402でYES)、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態と判断する(S406)。
S402で検出雨量値が所定の設定雨量値を超えていないと判断されると(S402でNO)、次に、日照センサ23からの日照値信号に基づき、検出日照値が所定の設定日照値に達していないかを調べる(S403)。ここで、検出日照値が所定の設定日照値に達していないと判断されると(S403でYES)、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態と判断する(S406)。
S403で検出日照値が所定の設定日照値に達していないと判断されると(S403でNO)、次に、時間帯設定部24からの時間帯情報に基づき、現時刻が設定時間帯内かを調べる(S405)。ここで、現時刻が設定時間帯内であると判断されると(S404でYES)、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態と判断する(S406)。
ただし、S404で現時刻が設定時間帯内でないと判断されると(S405でNO)、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じない状態と判断する(S405)。
すなわち、ここでは、S401から404のすべての条件が成立しない場合に、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じない状態と判断し(S405)、S401から404のいずれかの条件が成立すると、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態と判断する(S406)。
なお、ここでのアイドリングストップ状態への移行で不都合が生じるか否かの判断は、S401から404のすべての判断を行わずに、S401から404から選択された1つまたは複数のSの判断で行うようにしてもよい。また、ここでの判断は、S401から404の判断に限定されずに更に別の条件を加えて判断してもよい。
また、S401から404の判断で用いる設定風速値、設定雨量値、設定日照値、時間帯等の各設定値は、クレーン状態検出部25からの検出値、ラフテレーンクレーン100の作業環境等に基づいて適宜設定することができる。
S304では、S400の判断に基づきアイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態かを調べる。ここで、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態であると判断されると(S304でYES)、アイドリングストップ状態への移行を制限(禁止)してS302に戻る。しかし、S304で、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じない状態であると判断されると(S304でNO)、エンジン制御部10からエンジン108に停止信号を送信して、エンジンを停止させる状態(アイドリングストップ状態)に移行し(S305)、この処理を終了する。
なお、上記実施例1では、クレーン操作部113が一定時間操作されずに、かつ、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じないと判断された場合を、エンジン停止条件(アイドリングストップ許可条件)の成立した状態としたが、これに限定されることなく、吊荷が無く、かつ、クレーン操作部113が一定時間操作されない場合で、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じないと判断された場合に、エンジン停止条件(アイドリングストップ許可条件)の成立した状態としてもよい。
上記に示す実施例1では、クレーン操作部113が一定時間操作されないことをエンジン停止条件(アイドリングストップ許可条件)としたが、実施例2では、アクセル操作部112が一定時間操作されないことをエンジン停止条件(アイドリングストップ許可条件)として構成される。他の構成は実施例1と同様である。
図5に、本考案に係る作業車両のエンジン制御装置を適用したクレーン車の制御装置の実施例2の動作を説明するフローチャートを示す。
図5に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートと比較して、図5のS502が異なるだけで、他のステップの処理は図3に示すフローチャートと同様である。なお、図5に示すフローチャートにおいては、説明の便宜上、図3に示すフローチャートと同様の処理を行うステップに対しては図3で用いたステップと同一の符号を用いる。
図5において、まず、運転室105内のオペレータにより、エンジン108がスタートされ(S301)、ラフテレーンクレーン100の作業が行われる。
この状態で、エンジン制御部10は、アクセル操作部112からのアクセル信号を監視し、アクセル操作無しであるかを調べる(S502)。ここで、アクセル操作ありと判断されると(S502でNO)、クレーン作業中であると判断して、S502に戻り、クレーン制御部20からクレーン操作無し信号を待つ。
S502で、アクセル操作無しと判断されると(S502でYES)、アクセル操作無しと判断されてから一定時間経過したかを調べる(S303)。ここで、一定時間経過していない場合は(S302でNO)、S302に戻る。
S303で、一定時間経過したと判断されると(S303でYES)、すなわち、アクセル操作無しの状態が一定時間継続すると、次に、外部環境がアイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態かを調べる(S400)。
このS400の判断は、図4で説明したフローチャートの判断と同様である。
S304では、S400の判断に基づきアイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態かを調べる。ここで、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じる状態であると判断されると(S304でYES)、S302に戻る。しかし、S304で、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じない状態であると判断されると(S304でNO)、エンジン制御部10からエンジン108に停止信号を送信して、アイドリングストップ状態に移行し(S305)、この処理を終了する。
なお、上記実施例2では、アクセル操作部112が一定時間操作されずに、かつ、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じないと判断された場合に、アイドリングストップ状態に移行するように構成したが、吊荷が無く、かつ、クレーン操作部113が一定時間操作されない場合で、アイドリングストップ状態への移行で不都合が生じないと判断された場合に、アイドリングストップ状態に移行するように構成してもよい。
なお、本考案は上述の実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲内であれば、当業者の通常の創作能力によって多くの変形が可能である。
例えば、上記実施例では、本考案をラフテレーンクレーン100に適用した場合を示したが、他のクレーン、例えば、カーゴクレーン、オールテレーン等の作業車両にも同様に適用でき、また、他の作業車両にも同様に適用することができる。
10 エンジン制御部
20 クレーン制御部
21 風速センサ
22 雨量センサ
23 日照センサ
24 時間帯設定部
25 クレーン状態検出部
100 ラフテレーンクレーン
102 アウトリガ
103 走行車体
104 旋回台
105 運転室
106 伸縮ブーム
107 エンジンルーム
108 エンジン
109 ワイヤ
111 吊荷用フック
112 アクセル操作部
113 クレーン操作部
201 油圧ポンプ
202 クレーン操作油圧弁
203 アンロード弁

Claims (3)

  1. エンジンを動力源として油圧ポンプを作動させ、該油圧ポンプの吐出油により油圧アクチュエータを駆動して作業する作業車両のエンジン制御装置であって、
    所定のエンジン停止条件に基づいて前記エンジンを停止するエンジン停止手段と、
    前記作業車両の外部環境を検出する外部環境検出手段と、
    前記外部環境検出手段で検出した外部環境が前記エンジンの停止状態への移行により不都合が生じる所定の状態にあるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記作業車両の外部環境が前記所定の状態にあると判断された場合は、前記エンジンの停止状態への移行を制限する制限手段と、
    を具備することを特徴とする作業車両のエンジン制御装置。
  2. 前記外部環境検出手段は、前記作業車両に取り付けられ、該作業車両の外部の風速値を検出する風速センサ、該作業車両の外部の雨量値を検出する雨量センサ、該作業車両の外部の日照値を検出する日照センサから選択された1つのセンサ若しくは複数のセンサを備えることを特徴とする請求項1に記載の作業車両のエンジン制御装置。
  3. 前記作業車両はクレーン車であり、
    前記エンジンの停止状態への移行により不都合が生じる所定の状態にあるかの判断は、前記クレーン車の操作状態を検出するクレーン状態検出部の検出値に応じた設定値に基づき行われることを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両のエンジン制御装置。
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