JP3202238U - 宅配受取兼用コインロッカー - Google Patents

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【課題】一般利用者/宅配業者/受取人のいずれもが、煩雑な手間を要せず、容易に利用できる宅配受取兼用コインロッカーを提供する。【解決手段】コインロッカーの各庫に配したコイン投入式の物理的ロックユニット11と、コインロッカーの各庫に配した電気駆動式ロック片と、電気駆動式ロック片を制御する一の電子制御装置32とを備えるとともに、物理的ロックユニット11と電子制御装置32のいずれか一方が、施錠動作を行ったときに、他方の施錠動作を不能とする使用制限部50を備える。一般利用者は物理的ロックユニット11を利用し、宅配物の預け入れ/受け取りは電子制御装置32を介して行い、宅配物の解錠キーの受け渡しは電話等による口頭授受によって行う。【選択図】図2

Description

本考案は、一般利用を前提としたコインロッカーを用いて、宅配物の受け取りを可能とする技術に関する。
従来、コインロッカーの収納扉を施解錠する方式としては、物理キーを用いる物理的ロックユニットを使用するタイプのもの(特許文献1)と、電子制御装置を介して電気駆動式ロック片を駆動するタイプ(いわゆるIC制御式等)のものがある(特許文献2)。IC制御式のコインロッカーは、 バーコードや暗証番号等をキーとして収納扉の開閉制御を行う。
解錠時にコインを返却するか否かによって、設置場所や利用形態が異なることはあるが、施解錠の方式は、基本的に、この二種類のいずれか一方が使用された。製造コストや設置コストを抑えるためである。
これに対し、両方の短所/長所を考慮して、本出願人はハイブリッド型のコインロッカー装置を提案した(特許文献3)。
これは、ICカードによる料金の支払いを可能とする精算装置とキー制御装置とを設け、ロッカー各庫の扉の開閉は物理キーを用いて行うものである。
これにより、使用料金の支払いはコイン/ICカードのいずれでも行うことが可能となり、また、解錠時には物理キーを用いるので、IC制御式コインロッカーの操作に不慣れな利用者が制御装置を独占していても、収納扉は物理キーを用いて解錠できるので、急いでいる利用者も速やかに自分の荷物を取り出すことが出来、利用者の利便を向上させることが可能となった。
特開平07−239965 特開2008−250876 実願2011−006354
ところで、近時、コインロッカーを利用して宅配物の受け取りを可能とする方式が検討されている。
この場合の検討課題は、いくつかある。
最も大きな問題は、一般利用者が従来通りに普通のコインロッカーとして利用できることを前提としつつ、その場合に、コインロッカーに荷物を預け入れる宅配業者もコインを投入する通常の施錠操作を必要とするのか否か、物理キー/コードキー等のキーの種類を問わず、宅配物の受取人はキーをどのようにして手にするのか等、である。
原理的には、従来の各種のコインロッカーのタイプでも、宅配物の預け入れと受け取りは可能である。
しかしながら、実用上の課題として、キーの受け渡しの煩雑や、一般のコインロッカー利用者の邪魔になる構成では、継続的な実用運用が難しい。
例えば、物理キーを使用できる形式でありながら、電子制御システムを併用する、いわゆるハイブリッド型のコインロッカー装置(特許文献3)でいえば、解錠時に物理キーを使用するので、宅配物の受取人は、その物理キーをどのようにして受け取るのかという問題があるし、荷物の預入時に宅配業者もコインを投入した上で施錠操作する必要があるので、預け入れ時の手間がかかる等、実用面での煩雑が大きい。
そこで、本考案の目的は、一般利用者/宅配業者/受取人のいずれもが、煩雑な手間を要せず、容易にコインロッカーを利用できるようにする点にある。
前記目的を達成するため、本考案に係る宅配受取兼用コインロッカーは、コインロッカーの各庫に配したコイン投入式の物理的ロックユニットと、コインロッカーの各庫に配した電気駆動式ロック片と、当該電気駆動式ロック片を制御する一の電子制御装置とを備えるとともに、前記物理的ロックユニットと前記電子制御装置のいずれか一方が、施錠動作を行ったときに、他方の施錠動作を不能とする使用制限手段を備える(請求項1)。
本考案に係るコインロッカーは、施錠と解錠を、機械式/電子式のいずれか一方で行うことを可能とするものである。施錠時には、機械式/電子式のいずれか一方を使うと他方が使用できない。従って、解錠時には、施錠時と同じ方式のキーを使用する。物理キーを使用して施錠したときは、解錠時にも物理キーを使用し、暗証番号を使用して施錠したときは、解錠時にも暗証番号をキーとして使用する。
このような構成にすれば、例えば、一般利用者が物理キーを利用する一方、宅配物の預け入れ/受け取りを、暗証番号等のコードキーを用いた施解錠によって行うことにより、一般利用者/宅配業者/受取人のいずれもが、煩雑な手間を要せずコインロッカーを利用できる。
宅配物の受け取りに暗証番号等のコードキーを使用すれば、キーの受け渡しは電話/電子メール等による授受によって容易に行うことが出来る。また、暗証番号等を用いたキー操作を行うひと(宅配物の受取人)は一般利用者数に比べて少ないため、利用者同士の解錠行為を邪魔することもない。
物理的ロックユニットは、物理キーを介して扉の施解錠を行う機械式ロック装置を備え、当該機械式ロック装置は、コインの投入枚数を計測する第一のコイン計測部と、当該第一のコイン計測部が所定数のコイン枚数を計測したときに、物理キーを介したロックシリンダーの施錠動作を可能とするストッパ機構とを備え、電子制御装置は、操作メニューを表示するタッチ操作式のモニタ画面と、当該モニタ装置に対して操作案内表示を行う操作ガイド部と、扉の施錠または解錠操作に必要なコード番号を入力させるテンキー入力手段と、扉の解錠に必要なコードを印刷出力するプリンタ装置と、所定の入力操作に基づいて電気駆動式ロック片を施錠駆動させる電子ロック部と、タイマ装置に基づいて超過料金をカウントする超過料金計測部と、当該超過料金計測部が前記操作ガイド部を介して表示する不足料金の投入を受け付けるコイン投入口と、当該コイン投入口から投入されたコイン枚数を計測する第二のコイン計測部と、当該第二のコイン計測部が所定数のコイン枚数を計測したときに、前記モニタ画面を介して指定されたコインロッカーについて、物理キーを介した前記ロックシリンダーの解錠駆動を許可するストッパ解除機構と、前記テンキー入力手段を介して入力されたコード番号に基づき、該当するコインロッカーの前記電気駆動式ロック片を解錠動作させる解錠部とを備える場合がある(請求項2)。
この請求項2は、自分の荷物を預け入れる一般利用者と、宅配物を預け入れる宅配業者と、宅配物を受け取る受取人が、それぞれ、物理キーを用いた施解錠/コードキーを用いた施錠/コードキーを用いた解錠を行う利用を前提として、一般利用者の超過料金を徴収可能としたコインロッカーシステムである。
一般利用者は、コイン投入により物理キーを用いて施錠を行うが、超過料金が発生する場合は、各ロッカーに配置した機械式ロック装置に不足料金を入れるのではなく、電子制御装置に設けたコイン投入部に不足料金を入れ、第二のコイン計測部が不足料金の投入をカウントしたときに、物理キーを介した解錠を可能とする。
利用時間を超過したときの不足料金の支払いを、電子制御装置を介して統一制御可能とすることにより、ロッカー各庫に配する機械式ロック装置の構成を単純化出来る利点がある。
電気駆動式ロック片は、電磁ソレノイドを介して進退動するソレノイドピンであり、この電気駆動式ロック片は、物理的ロックユニットのケース体に搭載格納する場合がある(請求項3)。
本考案に係るロッカーは、一般利用者が物理キーを用いて施解錠を行うロック片と、宅配利用のための施解錠を行う電子制御装置を介した制御ロック片とを備える。二種類のロック機構を備えるが、それぞれを、同一ケース体の内部に組み込んでユニット化することにより、製造行程/組込行程を単純化し、ロッカーの製造コストを抑えることが可能となる。二つのロック機構を別々にロッカー各庫に組み込むのは煩雑であり、作動性の保証も難しいが、ユニット化すれば作動の信頼性も向上させることが出来る。
かかる宅配受取兼用コインロッカーによれば、一般利用者/宅配業者/受取人のいずれもが、煩雑な手間を要せずコインロッカーを利用できる。
実施形態に係るコインロッカーの外観を例示する図である。 実施形態に係るコインロッカーの構成を例示する図である。 図2に示すコインロッカーの具体的構成例を示すブロック図である。
図1、図2は、本考案に係る宅配受取兼用のコインロッカーを例示するものである。図1に示すように、このコインロッカー10は、従来から広く使用されているコインロッカーの仕組みを組み合わせたハイブリッド型の外観を呈する。
すなわち、コインロッカーの各庫に配した物理的ロックユニット11を備える一方で、適宜箇所、例えば、中央部にタッチ操作式のモニタ画面30を備え、このモニタ画面30に表示される操作ガイドに従ってタッチ操作を行うと、コインロッカー各庫の扉の施解錠が出来る体裁をもつ。
12は、物理的ロックユニット11に設けたコイン投入口(第一のコイン投入口)、14は、物理キーの差込口、15は、物理的なマスターキーの差込口、16は、ロッカーの扉、17は、握手である。
また、31は、モニタ画面30を介した操作を行うための電子制御装置(32)に設けたコイン投入口(第二のコイン投入口)、33は、印字出力を行うプリンタ装置、34は、コイン返却口である。なお、図示しないが、光学的なICカードリーダ装置を適宜箇所、例えばプリンタ装置33の近傍に設けても良い。
図2は、コインロッカー10の作動原理を例示するものである。このコインロッカー10は、物理的ロックユニット11に所定枚数のコインを投入することによって扉16を施解錠する施錠片(例えばデッドロック)D1を備えるが、他方、電子制御装置32を介して扉16を施解錠する施錠片(例えばソレノイドピン)D2を備える。
そして、本考案に係るコインロッカー10は、物理的ロックユニット11と電子制御装置32のいずれか一方が、扉16を施錠すると、他方の施錠動作を禁止する(不能とする)使用制限部50を備える。
例えば、物理的ロックユニット11にコインを入れて扉16を施錠した場合(矢印A1)、使用制限部50は、電子制御装置32を介した施錠動作を禁止する(矢印A2)。同様に、モニタ画面30を介して電子制御装置32による施錠動作を行ったときは(矢印B1)、使用制限部50は、物理的ロックユニット11を介した施錠動作を禁止する(矢印B2)。
施錠動作の検出は、適宜の手段、例えば施錠片の動きをリミットスイッチ等の機械的/光学的なセンサを介して行うことが出来る。キーシリンダーの回動検出、モニタ画面30を介したタッチ操作に基づく検出等、他の検出手段を用いても良い。
他方の手段による施錠動作の禁止は、例えば、コイン投入口12の封鎖、或いは、施錠片の前進/回動を遮るストッパを設ける等によって実現できる。より具体的には、例えば、矢印A1の場合、モニタ画面30には当該コインロッカーが使用中である旨の表示を行い、当該ロッカーを選択不能とすれば、電子制御装置32を介した施錠動作は不可能となる。また、矢印B1の場合、例えば、物理的ロックユニット11のコイン投入口12を適宜手段、例えば軸材や板材を突出(進出)させて塞ぐことにより、物理的ロックユニット11を介した施錠動作は不可能となる。もちろん、ストッパ等を進出させて施錠片の動きを直接的に阻止しても良い。二つの施錠片が同一の扉16を同時にロックする状態を回避できれば、使用制限部50は、どのような構成であっても構わない。施錠片D1、D2の動きを直接拘束する必要はない。
かかる構成によれば、例えば、物理的ロックユニット11を介した施錠/解錠を、一般のコインロッカー利用者の専用利用とし、電子制御装置32を介した施錠動作を宅配物の預け入れ/受け取り専用とすることで、一般利用者/宅配業者/受取人のいずれもが、煩雑な手間を要せずコインロッカー10を利用できる。
この場合、モニタ画面30の操作メニューは、例えば、宅配物の預け入れ/受け取りと、超過料金の支払いの二項目に限定し、他の操作利用が出来ないようにしておくことが望ましい。
一般利用者は、物理的ロックユニット11にコインを投入し、物理キーを回動させて施解錠することでロッカーを使用できる。
一方、宅配物を預け入れる宅配業者は、モニタ画面30に表示される操作ガイドに従って預け入れを行う。例えば、モニタ画面30に表示された「宅配物の預け入れ/受け取り」の選択メニューをタッチしてロッカー番号を指定し、当該番号のロッカーに宅配物の預け入れた後、扉16を閉め、モニタ画面30に表示される施錠のOK確認項目をタッチして施錠する。
電子制御装置32は、施錠後、プリンタ装置33を介して解錠用のIDコード(数字列/英数文字列/バーコード/二次元コード等)を出力するので、宅配業者は、当該IDコードを保管する。
宅配業者の預け入れの際には、コインの投入を必要としないことが望ましい。作業の迅速のためである。利用料金等は、契約によって別途定めれば良い。また、電子制御装置32が、光学的なICカードリーダ装置を備える場合は、宅配業者専用のICカードを介して宅配物の預け入れを行うことが出来る。カードリーダ装置にICカードのデータを読み取らせることによって、利用確認が出来るので、取り扱い回数に応じた料金請求が可能となる等、事務処理(とくに貸借契約)が容易となる。モニタ画面30のタッチ操作による預け入れの場合は、適宜の操作ステップで、利用者(宅配業者)の識別コードの入力を要する場合もあるが(契約によっては必要でない場合もある;例えば専用利用等)、ICカードを用いれば、複数の宅配業者が共同利用する場合に、利用回数を明確にできる利点がある。
宅配物の受け取りは、例えば、次の通りである。まず宅配業者から受取人に対して電話/電子メール等を介して、受け取り先となるコインロッカー10の場所/ロッカー番号/解錠用のIDコードを通知する。物理的キーの受け渡しの煩雑がないので、利用者の生活リズムを制限することもない。
受取人は、電話/電子メール等を介して知得した情報に基づき、モニタ画面30のタッチ操作によって、自分宛の荷物を受け取ることが出来る。例えば、モニタ画面30に表示された「宅配物の預け入れ/受け取り」の選択メニューをタッチしてロッカー番号を指定し、モニタ画面30に表示されるテンキー操作画面をタッチして、解錠用のIDコードを入力することで扉16を解錠する。
一般利用者の利用時間が超過した場合は、例えば、電子制御装置32を介して解錠を行うことが出来る。
使用制限部50を介して、物理的ロックユニット11による施錠開始を検出できるので、当該開始時点からの利用時間を電子制御装置32(内部タイマ装置)が計測し、不足金額を示すことが出来る。超過料金の発生は、従来のコインロッカーでは、液晶を利用した小さな金額表示画面を用いて行ったが、本コインロッカー10の場合は、例えば、不足金額の発生を知らせる小さなカラーランプ(LEDランプ等)を点灯するだけで良い。
適宜箇所、例えば、物理キーの差込口14の近傍に配した超過料金の発生ランプが点灯している場合は、モニタ画面30に表示されている、「超過料金の支払い」の操作項目をタッチし、表示されるテンキー画面を介してロッカー番号を指定する。次いで、モニタ画面30に表示される不足料金を、コイン投入口(第二のコイン投入口)31に入れることにより、当該ロッカー番号の扉16を物理キーを介して解錠できる。この場合、投入コインの枚数カウントは、例えば光学的センサカウンターで構成できる。光学的センサカウンターがコイン投入を検出するたびに、モニタ画面30に表示されている不足料金はカウントダウンし、解錠OKとなったときは、その旨の表示を行うことが望ましい。自動解錠ではないから、より好ましくは、物理キーを用いた解錠を促すメッセージを文字案内することが望ましい。
図3は、図2に示すコインロッカー10の、具体的な構成例を示するものである。
まず、物理的ロックユニット11は、少なくとも、コイン計測部21、ストッパ機構22、ロックシリンダー23、施錠片D1を備える。
コイン計測部21は、コイン投入口(第一のコイン投入口;図1参照)から投入されたコイン枚数が、必要枚数に達したか否かを判別するもので、例えば、物理的機構を用いて必要枚数のカウントを行う構成とする。最後のコインが投入されたときに検出片を押圧する等によって、枚数カウントを行う等である。重量によるカウントでも良いし、最後のコインがガイドに嵌入したときに当該最後のコインが、コイルを介して前進後退する検出スイッチを押圧後退させる等である。
ストッパ機構22は、コイン投入がない場合は、ロックシリンダー23の回動または施錠片D1の施錠動作を制限し、物理キーを介した施錠ができないようにするための手段である。このストッパ機構22は、コイン計測部21が必要枚数のコイン投入を検出したときに、ロックシリンダー23の回動制限または施錠片D1の施錠動作制限を解除する。例えば、制限ストッパを後退動させれば良い。
ロックシリンダー23は、物理キーを介して施錠片(例えばデッドロック)D1を前進/後退させる公知の手段である。
すでに述べたように、物理キーを介した施解錠を行う物理的ロックユニット11は、手荷物の一時預け入れを行う一般利用者の専用とすることが望ましい。
電子制御装置32は、例えば、操作ガイド系のシステムと、施解錠系のシステムと、超過料金の処理系のシステムとを備える。
操作ガイド系のシステムは、適宜方式で構成したタッチパネル41を備えるモニタ画面30と、当該モニタ画面30に操作ガイドを表示する操作ガイド部42を備える。
操作ガイド部42は、タッチパネル41の接触領域/押圧領域に基づいて、予めプログラムされた表示項目をモニタ画面30に文字表示し、次段の処理操作を案内する。案内内容としては、例えば、最初の選択メニュー(例えば宅配物系/超過料金系)があり、順次、タッチパネル41の接触/押圧により、予め設定したガイドメニューを表示する。
操作ガイド部42を介してモニタ画面30に表示する内容としては、例えば、テンキー入力部44の表示がある。数字または英数文字の表示とタッチ入力操作によって、例えば、ロッカー番号の指定、解錠時のIDコードの入力操作を可能とするためである。
施解錠系のシステムは、前記操作ガイド部42、前記テンキー入力部44、および電子ロック部47、電気駆動式ロック片47−2(D2)、解錠部48によって構成する。
電子ロック部47は、テンキー入力部44を介して指定されたロッカー番号の扉16について、操作ガイド部42の案内/タッチ操作に基づき電気駆動式ロック片47−2(D2)を駆動して、扉16を施錠する。
施錠時には、プリンタ装置33から解錠用のIDコードを印字した紙片Pがプリントアウトされるので、宅配業者は印字された紙片Pを保管し、宅配物の受取人に当該IDコードを連絡する。受取人は、モニタ画面30に表示される操作ガイドに従い、テンキー入力部44を使用して、例えばロッカー番号/IDコード等、解錠に必要な解錠データを入力し、扉16を開いて宅配物を受け取る。
解錠部48は、テンキー入力部44を介して入力されたロッカー番号/IDコード等が正しいか否かを判別して、電子ロック部47の施錠を解除する。電子ロック部47によって駆動する電気駆動式ロック片47−2(D2)は、例えば、電磁ソレノイドによって進退動するソレノイドピンを利用することが出来る。
超過料金の処理系のシステムは、タイマ装置51、超過料金計測部52、コイン投入口31、コイン計測部54、ストッパ解除部55、およびモニタ画面30、操作ガイド部42、テンキー入力部44等によって構成する。
超過料金の処理系のシステムは、一般利用者が物理的ロックユニット11を用いた際の超過料金を課金するものである。タイマ装置51は、適宜箇所、例えば使用制限部50を介して利用開始を検出し、以後、解錠されるまでの時間を計測する。
超過料金計測部52は、タイマ装置51と利用契約に準拠して、超過料金を計測する。単純な利用時間だけではなく、毎24時00分をもって超過料金が発生する等の規約がある場合、超過料金計測部52も規約内容に準拠した料金カウントを行う。
すでに述べたように、超過料金が発生した場合は、物理的ロックユニット11の表面適宜箇所に配した告知ランプ(図示せず)を点灯し、追加料金の支払いを促す。
この場合、一般利用者は、モニタ画面30のガイドに従ってタッチ操作を行う。操作手順は、例えば、モニタ画面30に表示されている選択メニューから「超過料金の支払い」をタッチ選択し、テンキー入力部44を介してロッカー番号を指定した後、コイン投入口31に不足料金を投入し、モニタ画面30にOK表示が出た後、物理キーを用いて扉16を解錠する。
この場合、コイン計測部54がコイン投入口31から入ったコイン枚数を計測し、必要枚数に達したときは、ストッパ解除部55が、物理的ロックユニット11のストッパ機構22を解除する。
なお、ストッパ機構22は、一般利用者が利用を開始するときに、コイン投入によって施錠可能の状態にする機構であるが、超過料金の発生時に、当該ストッパ機構22を介してロックシリンダー23の回動制限を行うことが出来、その場合は、ストッパ解除部55はストッパ機構22を解除する。しかしながら、ストッパ機構22とは別に、超過料金の発生時にロックシリンダー23の回動制限、施錠片D1の解錠制限を行う機構を設けることも可能なので、その場合は、ストッパ解除部55は物理キーを介した解錠を可能とするよう、制限機構を解除する。
かかる構成によっても、一般利用者/宅配業者/受取人が、煩雑な手間を要せずコインロッカーを利用できる。
また、料金の不足が発生したときに、物理的ロックユニット11を用いた料金回収ではなく、電子制御装置32を用いた料金回収と解錠許可システムの構成としたので、物理的ロックユニット11の複雑な構造を単純化でき、物理的ロックユニット11部分の製造コストを抑えることが可能となる。
電子制御装置32を構成する機能の一部は、公衆回線を介したデータ送受信によって実現できる。例えば、タイマ装置51、超過料金計測部52等は、必ずしもコインロッカー10の設置場所に配置する必要はない。インターネットを介した管理制御を行っても同一効果を得る。
10 コインロッカー
11 物理的ロックユニット
12 コイン投入口(第一のコイン投入口)
14 (物理キーの)差込口
15 (物理的なマスターキーの)差込口
16 (ロッカーの)扉
17 握手
21、54 コイン計測部
22 ストッパ機構
23 ロックシリンダー
30 モニタ画面
31 コイン投入口(第二のコイン投入口)
32 電子制御装置
33 プリンタ装置
34 コイン返却口
41 タッチパネル
42 操作ガイド部
44 テンキー入力部
47 電子ロック部
47−2 電気駆動式ロック片(施錠片D2)
48 解錠部
50 使用制限部
51 タイマ装置
52 超過料金計測部
55 ストッパ解除部
D1、D2 施錠片
P 紙片

Claims (3)

  1. コインロッカーの各庫に配したコイン投入式の物理的ロックユニットと、
    コインロッカーの各庫に配した電気駆動式ロック片と、
    当該電気駆動式ロック片を制御する一の電子制御装置とを備えるとともに、
    前記物理的ロックユニットと前記電子制御装置のいずれか一方が、施錠動作を行ったときに、他方の施錠動作を不能とする使用制限手段を備えることを特徴とする宅配受取兼用コインロッカー。
  2. 物理的ロックユニットは、
    物理キーを介して扉の施解錠を行う機械式ロック装置を備え、
    当該機械式ロック装置は、
    コインの投入枚数を計測する第一のコイン計測部と、
    当該第一のコイン計測部が所定数のコイン枚数を計測したときに、物理キーを介したロックシリンダーの施錠動作を可能とするストッパ機構とを備え、
    電子制御装置は、
    操作メニューを表示するタッチ操作式のモニタ画面と、
    当該モニタ装置に対して操作案内表示を行う操作ガイド部と、
    扉の施錠または解錠操作に必要なコード番号を入力させるテンキー入力手段と、
    扉の解錠に必要なコードを印刷出力するプリンタ装置と、
    所定の入力操作に基づいて電気駆動式ロック片を施錠駆動させる電子ロック部と、
    タイマ装置に基づいて超過料金をカウントする超過料金計測部と、
    当該超過料金計測部が前記操作ガイド部を介して表示する不足料金の投入を受け付けるコイン投入口と、
    当該コイン投入口から投入されたコイン枚数を計測する第二のコイン計測部と、
    当該第二のコイン計測部が所定数のコイン枚数を計測したときに、前記モニタ画面を介して指定されたコインロッカーについて、物理キーを介した前記ロックシリンダーの解錠駆動を許可するストッパ解除機構と、
    前記テンキー入力手段を介して入力されたコード番号に基づき、該当するコインロッカーの前記電気駆動式ロック片を解錠動作させる解錠部とを備えることを特徴とする請求項1記載の宅配受取兼用コインロッカー。
  3. 電気駆動式ロック片は、
    電磁ソレノイドを介して進退動するソレノイドピンであり、
    この電気駆動式ロック片は、物理的ロックユニットのケース体に搭載格納することを特徴とする請求項1または請求項2記載の宅配受取兼用コインロッカー。
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