JP3201719U - 風船構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】風船内の所定の位置に発光素子を配置固定することができ、かつ、風船内に配置固定した発光素子の脱落を効果的に防止することができる風船構造体を提供する。また、複数の風船を発光させ、高い訴求効果を有する風船構造体を提供する。【解決手段】気体により所定の形状に膨張しうる複数の風船本体部11、11・・・と、複数の風船本体部11、11・・・の内方に、夫々、配設される複数の発光素子12、12・・・を有する発光部13とを備えている。【選択図】 図1

Description

本考案は、発光手段を有する風船構造体に関するものである。
従来より、風船構造体は一般的な玩具のほか、販促やイベントなどにおける装飾品として広く用いられている。特に、発光手段を有する風船構造体は、優れた装飾効果を有することから、需要が高まっている。
装飾品として使用する場合には、耐久性及び表面装飾性の観点から、発光手段を有する風船構造体は、透明又は半透明の合成樹脂製のフィルムバルーンとして構成されることが多い。
このようなフィルムバルーンに発光手段を設ける技術として、例えば、特許文献1には、風船本体のガス吹き込み口に取り付けられた筒状逆止弁に発光素子構造体の発光素子収容部及び支持体が挿入され、発光素子収容部がテーパー部に位置するように構成された風船が開示されている。
また、特許文献2には、風船本体と袋体との二重構造を有し、風船本体と袋体との間にガスを注入すると共に、袋体の内部に複数の発光素子を風船本体の内部空間に広がるように配置する技術が開示されている。
また、特許文献3及び4には、気体流入口と気体流出口とを設けた中袋を風船本体の内部に、その気体流入口が風船本体の外部に開口して、気体流出口が風船本体の内部に開口するように取り付けるとともに、その中袋に風船本体の内部への気体の流入を可能にし、かつ、風船本体の内部から外部への気体の流出を阻止する逆止弁を設けて、その中袋の内部に発光体を収容可能とする技術が開示されている。
また、特許文献5には、2枚の気密シートの周縁を止着して風船本体を形成し、風船本体内に、止着部より口端を露出させた袋体を設け、風船内に光源を収納できるトンネルを形成する技術が開示されている。
特許文献1にあっては、支持体に発光素子収容部が支持されると共に、支持体が逆止弁に挿入されるように構成されているので、発光素子を安定して支持させることができる。しかしながら、挿入された支持体を一定の位置に配置固定することが難しく、挿入された支持体が風船から脱落してしまうといった事態を効果的に防止することはできないという不具合を有していた。特許文献3〜5にあっても、同様の不具合を有していた。
また、特許文献2にあっては、風船本体の内側に袋体が配置された二重構造であり、風船の構造が複雑で製造コストが嵩むという不具合を有していた。
また、特許文献1〜5には、一つの風船内に複数の発光手段を有する技術は開示されているが、複数の風船構造体を発光させるような技術は開示されていない。従って、複数の風船構造体に、夫々、発光手段を設けることができれば、従来に比してさらに高い訴求効果を有する風船構造体を提供することができる。
特開第2015−100588号公報 特開第2007−25080号公報 特開第2003−236256号公報 実用新案登録第3086667号公報 特開第2002−369977号公報
本考案は、以上のような従来からの不具合を解消するためのものであって、その課題は、風船内の所定の位置に発光素子を配置固定することができ、かつ、風船内に配置固定した発光素子の脱落を効果的に防止することができる風船構造体を提供することにある。また、複数の風船を発光させ、高い訴求効果を有する風船構造体を提供することも課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の考案にあっては、気体により所定の形状に膨張しうる複数の風船本体部と、前記複数の風船本体部の内方に、夫々、配設される複数の発光素子を有する発光部とを備えることを特徴とする。
従って、前記複数の風船本体部が気体により所定の形状に膨張した状態において、前記発光部が前記複数の風船本体部を発光させる。
請求項2に記載の考案にあっては、前記風船本体部には、夫々、前記風船本体部に気体を導入しうる気体注入部と、前記風船本体部の外方に開口部を有し、前記発光素子を収納しうる発光素子収納部とが設けられていることを特徴とする。
従って、前記風船本体部は前記気体注入部から導入された気体により所定の形状に膨張し、前記発光素子が前記発光素子収納部に収納される。
請求項3に記載の考案にあっては、前記発光部は、前記発光素子に取付けられ、前記発光素子収納部に挿入された場合には、前記発光素子を前記発光素子収納部に配設固定しうる発光素子支持部を有し、前記発光素子支持部は、前記発光素子を取り付けうる取付部と、前記取付部の後端部に連設され、前記発光素子収納部に着脱可能に固定される固定部とを有していることを特徴とする。
従って、前記発光素子は前記発光素子支持部に配設固定された状態で前記発光素子収納部に収納され、前記発光素子支持部は前記発光素子収納部に着脱可能に固定される。
請求項4に記載の考案にあっては、前記発光素子は、LEDで構成され、前記発光素子の先端部には、前記LEDから照射される光を反射して複数の方向に拡散しうる光拡散部が設けられていることを特徴とする。
従って、前記LEDから照射された光は、前記光拡散部によって複数の方向に拡散する。
請求項5に記載の考案にあっては、気体により所定の形状に膨張しうる風船本体部と、前記風船本体部の内方に配設される発光素子を有する発光部とを備えた風船であって、前記風船本体部には、夫々、前記風船本体部に気体を導入しうる気体注入部と、前記風船本体部の外方に開口部を有し、前記発光素子を収納しうる発光素子収納部とが設けられ、前記発光部は、前記発光素子に取付けられ、前記発光素子収納部に挿入された場合には、前記発光素子を前記発光素子収納部に配設固定しうる発光素子支持部を有し、前記発光素子支持部は、前記発光素子を取り付けうる取付部と、前記取付部の後端部に連設され、前記発光素子収納部に着脱可能に固定される固定部とを有していることを特徴とする。
従って、前記発光素子は前記発光素子支持部に配設固定された状態で前記発光素子収納部に収納され、前記発光素子支持部は前記発光素子収納部に着脱可能に固定される。
請求項1に記載の風船構造体にあっては、前記複数の風船本体部が気体により所定の形状に膨張した状態において、前記発光部が前記複数の風船本体部を発光させるので、発光する複数の風船構造体によって、従来に比して高い訴求効果を有する風船構造体を提供することができる。
請求項2に記載の風船構造体にあっては、前記風船本体部は前記気体注入部から導入された気体により所定の形状に膨張し、前記発光素子が前記発光素子収納部に収納される。
従って、従来の風船構造体にあっては、前記発光素子を前記気体注入部に収納する必要があり、前記風船本体部内部の気体が漏れてしまうといった事態があったのに対して、請求項2に記載の風船構造体にあっては、前記事態を防止することができる。
請求項3及び請求項5に記載の風船構造体にあっては、前記発光素子は前記発光素子支持部に配設固定された状態で前記発光素子収納部に収納され、前記発光素子支持部は前記発光素子収納部に着脱可能に固定されるので、前記発光素子を前記風船本体部の所定の位置に配置固定することができると共に、前記発光素子が前記風船本体部から脱落するといった事態を効果的に防止することができる。
請求項4に記載の風船構造体にあっては、前記LEDから照射された光は、前記光拡散部によって複数の方向に拡散するので、従来のLEDを用いた発光する風船構造体にあっては、LEDが高い直進性を有しているために、風船本体部全体を発光させることが難しかったのに比して、請求項4に記載の風船構造体にあっては、前記風船本体部全体を発光させることができ、前記風船本体部表面に装飾をした場合には訴求効果の高い風船構造体を提供することができる。
図1は、本考案に係る風船構造体の一実施の形態を示す斜視図である。 図2は、本考案に係る風船構造体の一実施の形態において、風船構造体に発光素子を配設した状態を示す拡大斜視図である。 図3は、本考案に係る風船構造体の一実施の形態において、発光素子支持部を展開した状態を示す平面図である。 図4は、本考案に係る風船構造体の一実施の形態において、発光素子支持部に発光素子を固定した状態を示す拡大斜視図である。 図5は、本考案に係る風船構造体の一実施の形態において、第二の実施の形態に係る発光素子支持部を展開した状態を示す平面図である。 図6は、本考案に係る風船構造体の一実施の形態において、第二の実施の形態に係る発光素子支持部に発光素子を固定した状態を示す拡大斜視図である。 図7は、本考案に係る風船構造体の一実施の形態において、第二の実施の形態に係る発光素子支持部に発光素子を固定し、発光素子収納部に収納した状態を示す拡大斜視図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本考案の一実施の形態に係る風船構造体10は、合成樹脂製であって、気体により偏平球体状に膨張しうる複数の風船本体部11、11・・・と、複数の風船本体部11、11・・・の内方に、夫々、配設される複数の発光素子12、12・・・を有する発光部13と、複数の発光素子12、12・・・を、夫々、接続しうる配線部21と、配線部21を通じて発光部13に電源を供給しうる電源供給部22とを備えている。
また、図2に示すように、本実施の形態に係る風船本体部11には、風船本体部11の内方及び外方に、夫々、開口部23、24を有し、風船本体部11に気体を導入しうる気体注入部14と、風船本体部11の外方に開口部15を有し、発光素子12を収納しうる発光素子収納部16とが夫々、別個に設けられている。
図2に示すように、本実施の形態に係る気体注入部14は、合成樹脂製であって、幅寸法L1を有する薄板長方形状の一対のシート25、25により構成され、一対のシート25、25の幅方向両端部を溶着することにより、長さ方向両端部に開口部23、24を有する筒状に形成されている。
また、図2に示すように、本実施の形態に係る発光素子収納部16は、合成樹脂製であって、一対のシート25、25と同一の幅寸法L1を有する同一形状の一対のシート26、26により構成され、一対のシート26、26の幅方向両端部及び風船本体部11の内方に位置する長さ方向一端部を溶着することにより、長さ方向他端部に開口部15を有する袋状に形成されている。
また、図2〜図4に示すように、本実施の形態に係る発光部13は、発光素子12に取付けられ、発光素子収納部16に挿入された場合には、発光素子12を発光素子収納部16に配設固定しうる発光素子支持部17を有している。図3に示すように、本実施の形態に係る発光素子支持部17は、全体合成樹脂製であって、発光素子12を取り付けうる取付部18と、取付部18に連設され、発光素子収納部16に着脱可能に固定される固定部19とを有している。
図3に示すように、本実施の形態に係る取付部18は、円弧状に面取りされた先端部を有する平面略細長長方形状に形成された挟持片部27と、挟持片部27に折曲線部28を介して連設された挟持片部27と略同一形状の挟持片部29とにより構成されている。図3に示すように、本実施の形態に係る挟持片部27、29は、夫々、先端部に略楕円形状の孔部30、30と、挟持片部27、29の長さ方向に沿って幅方向中央に設けられた折曲線部31、31とを有している。
図3に示すように、本実施の形態に係る挟持片部27の長さ方向中央部には、折曲線部31の一部を開設して形成されたスリット32が設けられ、挟持片部29の長さ方向中央部には、挟持片部29の一部から外方へ延設された係止凸部33が設けられている。
また、図2〜図4に示すように、本実施の形態に係る固定部19は、円弧状に面取りされた後端部を有し、発光素子収納部16の幅寸法L1と略同一の幅寸法L2を有する平面略薄板長方形状に形成され、中央部に孔部34が設けられ、孔部34から外方へ幅方向に沿ってスリット35が設けられることにより平面略C字状に形成された鉤爪部36を有している。
また、図1、図2及び図4に示すように、本実施の形態に係る発光素子12は、LEDにより構成され、発光素子12の先端部には、光拡散部20が設けられている。本実施の形態に係る光拡散部20は、シリコン樹脂製であって、LEDから照射される光を反射して複数の方向に拡散しうるように構成されている。
また、図5〜図7に示すように、第二の実施の形態に係る発光素子支持部40は、第一の実施の形態に係る発光素子支持部17と同様に、発光素子12に取付けられ、発光素子収納部16に挿入された場合には、発光素子12を発光素子収納部16に配設固定しうるように構成されている。
第二の実施の形態に係る発光素子支持部40は、第一の実施の形態に係る発光素子支持部17と共通する構成に関し、第一の実施の形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、第二の実施の形態に係る取付部18は、平面略細長長方形状に形成された本体部42と、本体部42に折曲線部43、43を介して連設された一対の挟持片部44、45とにより構成されている。
図5に示すように、本実施の形態に係る本体部42は、配線部21を挿通固定しうる孔部46、47と、挟持片部45側端部から孔部46まで連通するスリット48と、先端部から孔部47まで連通し、孔部47に至るに従って細くなるテーパー状に形成されたスリット49、49とを有している。
図5に示すように、本実施の形態に係る挟持片部44、45は、夫々、挟持片部44、45の長さ方向に沿って幅方向中央に設けられた折曲線部50、50を有している。また、図5に示すように、挟持片部44の長さ方向中央部には、挟持片部44から折曲線部60を介して外方へ延設された張出部59が設けられている。
また、図5に示すように、本実施の形態に係る固定部19は、本体部42に連設された本体部51と、挟持片部44、45より大きな幅寸法を有する平面略長方形状であって、本体部51に折曲線部52、53を介して連設された一対の固定片部54、55とにより構成されている。図5に示すように、本実施の形態に係る固定片部54は、挟持片部44と一体に形成されている。
また、図5〜図7に示すように、本実施の形態に係る本体部51及び固定片部55は、発光素子12を構成するLEDが挿通されうる径寸法を有し、折曲線部53に対して線対称となるように開設された孔部56及び57を有している。また、図5に示すように、挟持片部45と固定片部55との間には、スリット58が設けられている。以上が第一の実施の形態に係る発光素子17と第二の実施の形態に係る発光素子支持部40との相違点である。
以下、本実施の形態に係る風船構造体10の作用について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る風船構造体10は、以下の手順により使用することができる。
まず、図2に示すように、気体注入部14に設けられた開口部24から気体を注入すると、気体注入部14を経て、開口部23から風船本体部11の内部に気体が導入され、風船本体部11が偏平球体状に膨張する。
風船本体部11が膨張した場合には、図2に示すように、本実施の形態に係る気体注入部14は、薄板長方形状の一対のシート25、25により構成され、一対のシート25、25の幅方向両端部を溶着することにより、開口部23、24を有する筒状に形成されているので、風船本体部11の内部に導入された気体の圧力により一対のシート25、25が互いに圧接する。その結果、気体注入部14が逆止弁としての機能を果たすことから、風船本体部11の内部から気体注入部14を経て、外部へ気体が流出するといった事態を防止することができる。
以上の手順を複数の風船本体部11に対して繰り返すことにより、図1に示すように、複数の風船本体部11を夫々膨張させることができる。
次に、図3及び図4に示すように、本実施の形態に係る発光素子支持部17に対して、LEDにより構成された発光素子12を取り付ける。具体的には、挟持片部27の孔部30の位置に発光素子12を配置し、配線部21を挟持片部27の長さ方向に沿って配置し、鉤爪部36の孔部34に配線部21を挿通させる。
その後、図2〜図4に示すように、挟持片部29を折曲線部28に沿って、挟持片部27に重なるように折り曲げる。さらに、図2及び図3に示すように、係止凸部33をスリット32に挿通させて挟持片部27と挟持片部29とを係止させる。
そして、図4に示すように、発光素子12の先端部に光拡散部20を取り付けることによって、発光素子12の発光素子支持部17への取付けが完了する。
この際、発光素子12及び配線部21は、挟持片部27と挟持片部29とにより挟持固定されるので、発光素子12を発光素子支持部17の所定の位置に配置固定することができる。
また、図3に示すように、本実施の形態に係る発光素子支持部17にあっては、折曲線部31、31が挟持片部27、29の長さ方向に沿って幅方向中央に設けられているので、発光素子12の形状に合わせて、挟持片部27、29を折曲線部31、31に沿って折り曲げることができ、発光素子12をより確実に挟持固定することができる。
さらに、図2及び図4に示すように、挟持片部27及び29は、係止凸部33及びスリット32により係止されるので、発光素子12を発光素子支持部17の所定の位置により確実に配置固定することができる。
また、図2及び図4に示すように、本実施の形態に係る孔部30、30は、LEDにより構成された発光素子12を挟持すると共に、LEDが発光した際に、光を遮るといった事態を防止することができる。
続いて、図2に示すように、発光素子12を取り付けた発光素子支持部17を発光素子収納部16に挿入する。
この際、図2〜図4に示すように、固定部19の幅寸法L2が、発光素子収納部16の幅寸法L1と略同一に形成されているため、固定部19の幅方向両端部が発光素子収納部16内部の幅方向両端部に当接し、発光素子支持部17が発光素子収納部16に固定される。
その結果、図2及び図4に示すように、本実施の形態に係る風船構造体10にあっては、発光素子12は発光素子支持部17に配設固定された状態で発光素子収納部16に収納され、発光素子支持部17は発光素子収納部16に着脱可能に固定されるので、発光素子12を風船本体部11の所定の位置に配置固定することができると共に、発光素子12が風船本体部11から脱落するといった事態を効果的に防止することができる。
特に、図2に示すように、本実施の形態に係る発光素子12は、風船本体部11の中心部に配置固定されているので、発光素子12が上下、前後、左右方向に夫々ずれてしまうといった事態を防止して、風船本体部11の中心部から風船本体部11全体を均一に発光させることができる。
また、図2に示すように、本実施の形態に係る発光素子収納部16は、薄板長方形状の一対のシート26、26により構成され、一対のシート26、26の幅方向両端部及び風船本体部11の内方に位置する長さ方向一端部を溶着することにより、開口部15を有する袋状に形成されているので、風船本体部11の内部に導入された気体の圧力により一対のシート26、26が互いに圧接する。
従って、発光素子収納部16に収納された発光素子支持部17が一対のシート26、26に保持されるので、発光素子12を風船本体部11の所定の位置に配置固定することができると共に、発光素子12が風船本体部11から脱落するといった事態をより効果的に防止することができる。
最後に、図1に示すように、本実施の形態に係る電源供給部22から配線部21を通じて発光部13に電源を供給することによって、発光素子12、12・・・が発光し、それに伴い風船本体部11、11・・・が発光する。
この際、図2及び図4に示すように、本実施の形態に係る発光素子12、12・・・の先端部には、シリコン樹脂製の光拡散部20が取り付けられているので、LEDから照射される光がシリコン樹脂に対して散乱及び透過をすることによって、複数の方向に拡散する。
その結果、従来のLEDを用いた発光する風船構造体にあっては、LEDが高い直進性を有しているために、風船本体部全体を発光させることが難しかったのに比して、本実施の形態に係る風船構造体10にあっては、風船本体部11全体を発光させることができ、風船本体部11の表面に装飾をした場合には訴求効果の高い風船構造体を提供することができる。
図5及び図6に示すように、第二の実施の形態に係る発光素子支持部40を用いる場合には、発光素子支持部40に対して、LEDにより構成された発光素子12を取り付ける。
具体的には、固定片部55を折曲線部53に沿って本体部42の内方側に折り曲げ、孔部56及び57が重なるようにした後に、孔部56及び57に発光素子12を挿通させる。その後、配線部21の一部をスリット48を介して孔部46に挿通させ、さらにスリット49、49を介して孔部47に挿通させることによって、配線部21及び発光素子12を取り付ける。
その後、図5及び図6に示すように、挟持片部45を折曲線部43に沿って本体部42の内方側に折り曲げ、本体部42に重なるように折り曲げる。さらに、図5及び図6に示すように、挟持片部44及び固定片部54を折曲線部43及び52に沿って本体部42の内方側に折り曲げ、本体部42及び51に重なるように折り曲げる。
そして、図5及び図6に示すように、発光素子12の先端部に光拡散部20を取り付けることによって、発光素子12の発光素子支持部40への取付けが完了する。
この際、図5及び図6に示すように、本実施の形態に係る配線部21は、孔部46及び47により挿通固定されると共に、本体部42と挟持片部44、45とにより挟持固定されるので、発光素子12を発光素子支持部40の所定の位置に配置固定することができる。
また、図3に示すように、本実施の形態に係る発光素子支持部40にあっては、折曲線部50、50が挟持片部44、45の長さ方向に沿って幅方向中央に設けられているので、発光素子12の形状に合わせて、挟持片部44、45を折曲線部50、50に沿って折り曲げることができ、発光素子12をより確実に挟持固定することができる。
続いて、発光素子12を取り付けた発光素子支持部40を発光素子収納部16に挿入する。
ここで、図示しないが、発光素子収納部16の幅寸法が固定片部54、55の幅寸法と略同一に形成されている場合には、第一の実施の形態に係る発光素子支持部17と同様に、第二の実施の形態に係る発光素子支持部40において、固定片部54、55が発光素子収納部16内部の幅方向両端部に当接し、発光素子支持部40が発光素子収納部16に固定される。
その結果、発光素子12を風船本体部11の所定の位置に配置固定することができると共に、発光素子12が風船本体部11から脱落するといった事態を効果的に防止することができる。
また、図7に示すように、発光素子収納部16の一般部の幅寸法L5が、折曲線部43から張出部59までの幅寸法L3と略同一に形成されると共に、発光素子収納部16の開口部15付近に溶着部61が設けられることにより、開口部15が発光素子収納部16の一般部の幅寸法L5よりも小さい幅寸法L4に形成されている場合にあっては、張出部59を折曲線部60に沿って折り曲げた状態で発光素子収納部16に挿入する。
図7に示すように、張出部59が溶着部61を通過した後に、張出部59を折り曲げた状態から元に戻すことで、張出部59が発光素子収納部16内部の幅方向両端部に当接し、発光素子支持部40が発光素子収納部16に固定される。その結果、発光素子12を風船本体部11の所定の位置に配置固定することができる。
特に、図7に示すように、発光素子支持部40が発光素子収納部16から引き出される方向に動いた場合であっても、折曲線部43から張出部59までの幅寸法L3が発光素子収納部16の開口部15の幅寸法L4よりも大きいことから、発光素子支持部40が発光素子収納部16の開口部15から脱落するといった事態をより効果的に防止することができる。
本実施の形態に係る発光部13は、発光素子12に取付けられ、発光素子収納部16に挿入された場合には、発光素子12を発光素子収納部16に配設固定しうる発光素子支持部17を有している場合を例に説明したが、前記構成に限定されるものではない。
本考案は風船構造体に広く適用可能であり、産業上利用可能性を有している。
10:風船構造体
11:風船本体部
12:発光素子
13:発光部
14:気体注入部
15、23、24:開口部
16:発光素子収納部
17、40:発光素子支持部
18:取付部
19:固定部
20:光拡散部
21:配線部
22:電源供給部
25、26:シート
27、29、44、45:挟持片部
28、31、43、50、52、53、60:折曲線部
30、34、46、47、56:孔部
32、35、48、49、58、:スリット
33:係止凸部
36:鉤爪部
42、51:本体部
54、55:固定片部
59:張出部
61:溶着部
L1:シートの幅寸法
L2:固定部の幅寸法
L3:折曲線部から張出部までの幅寸法
L4:発光素子収納部の開口部の幅寸法
L5:発光素子収納部の一般部の幅寸法

Claims (5)

  1. 気体により所定の形状に膨張しうる複数の風船本体部と、前記複数の風船本体部の内方に、夫々、配設される複数の発光素子を有する発光部とを備えることを特徴とする風船構造体。
  2. 前記風船本体部には、夫々、前記風船本体部に気体を導入しうる気体注入部と、前記風船本体部の外方に開口部を有し、前記発光素子を収納しうる発光素子収納部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の風船構造体。
  3. 前記発光部は、前記発光素子に取付けられ、前記発光素子収納部に挿入された場合には、前記発光素子を前記発光素子収納部に配設固定しうる発光素子支持部を有し、前記発光素子支持部は、前記発光素子を取り付けうる取付部と、前記取付部に連設され、前記発光素子収納部に着脱可能に固定される固定部とを有していることを特徴とする請求項2記載の風船構造体。
  4. 前記発光素子は、LEDで構成され、前記発光素子の先端部には、前記LEDから照射される光を反射して複数の方向に拡散しうる光拡散部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の風船構造体。
  5. 気体により所定の形状に膨張しうる風船本体部と、前記風船本体部の内方に配設される発光素子を有する発光部とを備えた風船であって、前記風船本体部には、夫々、前記風船本体部に気体を導入しうる気体注入部と、前記風船本体部の外方に開口部を有し、前記発光素子を収納しうる発光素子収納部とが設けられ、前記発光部は、前記発光素子に取付けられ、前記発光素子収納部に挿入された場合には、前記発光素子を前記発光素子収納部に配設固定しうる発光素子支持部を有し、前記発光素子支持部は、前記発光素子を取り付けうる取付部と、前記取付部に連設され、前記発光素子収納部に着脱可能に固定される固定部とを有していることを特徴とする風船構造体。
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