JP3201364B2 - 角度演算回路 - Google Patents

角度演算回路

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  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Software Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元ベクトルの
位相を求める角度演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の角度演算方法として、ROM(Read O
nly Memory)を用いたものがある。以下、図4を用いて
従来の角度演算回路について説明する。ROM401はMビッ
トの同相成分I及びMビットの直交成分Qを入力とし、I、
Qに対応するアドレスに書き込んであるLビットのarctan
(Q/I)(逆正接)の値を角度情報信号として出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
角度演算回路では、ROMを用いて角度演算を行ってい
た。このような角度演算回路では、回路規模が大きくな
ってしまうという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の角度演算回路は、同相信号と直交信号を
成分とする2次元ベクトルを入力として、それぞれの符
号を判定して、同相符号判定信号群及び直交符号判定信
号群を出力する符号判定器と、前記同相符号判定信号群
及び直交符号判定信号群を入力として、90°刻み以上の
角度情報を算出して第1の角度情報信号として出力する
第1のデコーダと、前記同相信号及び前記直交信号を入
力として、90°未満の刻みの角度情報を算出するための
条件を表す角度追込条件信号群を出力する角度追込条件
生成回路と、前記角度追込条件信号群及び前記同相符号
判定信号群及び前記直交符号判定信号群を入力として、
90°未満の刻みの角度情報を算出して第2の角度情報信
号として出力する第2のデコーダとから構成され、前記
角度追込条件生成回路が、前記同相信号を入力として、
前記同相信号にtanΦ(Φは0°<Φ<90°のあらかじめ
定めた定数)を乗算した結果である正接信号群を出力す
る正接演算回路と、前記正接信号群と前記直交信号を入
力として比較を行い、前記角度追込条件信号を出力する
比較器とから構成されることを特徴とする。請求項2の
角度演算回路は、同相信号と直交信号を成分とする2次
元ベクトルを入力として、それぞれの符号を判定して、
同相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を出力する
符号判定器と、前記同相符号判定信号群及び直交符号判
定信号群を入力として、90°刻み以上の角度情報を算出
して第1の角度情報信号として出力する第1のデコーダ
と、前記同相信号及び前記直交信号を入力として、それ
ぞれの絶対値を求め、それぞれ同相絶対値信号及び直交
絶対値信号として出力する絶対値演算回路と、前記同相
絶対値信号及び前記直交絶対値信号を入力として、90°
未満の刻みの角度情報を算出するための条件を表す角度
追込条件信号群を出力する角度追込条件生成回路と、前
記角度追込条件信号群及び前記同相符号判定信号及び前
記直交符号判定信号を入力として、90°未満の刻みの角
度情報を算出して第2の角度情報信号として出力する第2
のデコーダとから構成され、前記角度追込条件生成回路
が、前記同相絶対値信号を入力として、前記同相絶対値
信号にtanΦとtan(90°−Φ) (Φは0°<Φ<90°の
あらかじめ定めた定数)とのいずれかを乗算した結果で
ある正接信号を出力する正接演算回路と、前記正接信号
群と前記直交絶対値信号を入力として比較を行い、前記
角度追込条件信号を出力する比較器とから構成される
ことを特徴とする。請求項3の角度演算回路は、同相信
号と直交信号を成分とする2次元ベクトルを入力とし
て、それぞれの符号を判定して、同相符号判定信号群及
び直交符号判定信号群を出力する符号判定器と、前記同
相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を入力とし
て、90°刻み以上の角度情報を算出して第1の角度情報
信号として出力する第1のデコーダと、前記同相信号及
び前記直交信号を入力として、それぞれの絶対値を求
め、それぞれ同相絶対値信号及び直交絶対値信号として
出力する絶対値演算回路と、前記同相絶対値信号及び前
記直交絶対値信号を入力として、前記同相絶対値信号の
前記直交絶対値信号の比較結果を示す絶対値比較信号
と、90°未満の刻みの角度情報を算出するための条件を
表す角度追込条件信号群を出力する角度追込条件生成回
路と、前記絶対値比較信号及び前記角度追込条件信号群
及び前記同相符号判定信号群及び前記直交符号判定信号
群を入力として、90°未満の刻みの角度情報を算出して
第2の角度情報信号として出力する第2のデコーダとから
構成され、前記角度追込条件生成回路が、前記同相絶対
値信号及び前記直交絶対値信号を入力として比較を行
い、絶対値比較信号を出力する第1の比較器と、前記同
相絶対値信号、前記直交絶対値信号及び前記絶対値比較
信号を入力として、前記同相絶対値信号及び前記直交絶
対値信号のうちいずれか大きい方を第1の選択絶対値信
号、小さい方を第2の選択絶対値信号として出力するセ
レクタと、前記第1の選択絶対値信号を入力として、第1
の選択絶対値信号にtanΦまたはtan(90°-Φ)(Φは0°
<Φ<90°のあらかじめ定めた定数)を乗算した結果で
ある正接信号群を出力する正接演算回路と、前記正接信
号群と前記第2の選択絶対値信号を入力として比較を行
い、前記角度追込条件信号を出力する第2の比較器とか
ら構成されることを特徴とする。請求項4の角度演算回
路は、前記刻み角度は360°を2L(ただしLは角度情
報を表すビット数)で除した値であり、前記角度ΦはΦ
n,k,i={1/2n+k/4+i/2n-1}×360°(ただ
しnは3からLまでの整数、kは整数、iは0から2
n-3−1までの整数)であることを特徴とする。請求項5
の角度演算回路は、前記刻み角度は360°を2L(ただ
しLは角度情報を表すビット数)で除した値であり、前
記角度ΦはΦn,i={1/2n+i/2n-1}×360°(た
だしnは4からLまでの整数、iは0から2n-3−1ま
での整数)であることを特徴とする。請求項6の角度演
算回路は、前記刻み角度は360°を2L(ただしLは角
度情報を表すビット数)で除した値であり、前記角度Φ
はΦn,i={1/2n+i/2n-1}×360°(ただしnは
4からLまでの整数、iは0から2n-3−1までの整数)
であることを特徴とする。請求項7の角度演算回路は、
前記Φn,iが45°より小さい場合に前記同相絶対値信
号にtanΦn,iを乗算し、45°より大きい場合に前記同
相絶対値信号にtan(90°−Φn,i)を乗算した正接信
号群を出力することを特徴とする。請求項8の角度演算
回路は、角度θが0°より大きく90°より小さい場
合、あるいは、180°より大きく270°より小さい
場合には、前記第1の選択絶対値信号にtanΦn,iを乗算
し、角度θが90°より大きく180°より小さい場
合、あるいは270°より大きく360°より小さい場
合には、前記第1の選択絶対値信号にtan(90°−Φ
n,i)を乗算した正接信号群を出力することを特徴とす
る。
【0005】請求項9の角度演算回路は、前記第1のデ
コーダが、前記同相符号判定信号群及び前記直交符号判
定信号群を入力として、象限情報によりLビットで表さ
れる角度情報のうち入力された2次元ベクトルが存在す
る象限に対応する上位2ビットを表す第1の角度情報信号
を出力し、前記第2のデコーダが、前記角度追込条件信
号群及び前記同相符号判定信号群及び前記直交符号判定
信号群を入力として、角度θが(k/4+i/2n-1
×360°より大きく{k/4+(i+1)/2n-1}×
360°より小さいとき、角度情報の上位nビット目が
1となる条件を、2次元ベクトルの角度θが 0°より
大きく90°より小さい場合、あるいは、270°より大き
く360°より小さい場合には、前記直交信号が前記正接
信号以上であることとし、2次元ベクトルの角度θが90
°より大きく180°より小さい場合、あるいは、180°よ
り大きく270°より小さい場合には、前記直交信号が前
記正接信号以下であることとして、角度情報の下位(L
−2)ビットを表す第2の角度情報信号を出力すること
を特徴とする。請求項10の角度演算回路は、前記第1
のデコーダが、前記同相符号判定信号群及び前記直交符
号判定信号群を入力として、象限情報によりLビットで
表される角度情報のうち入力された2次元ベクトルが存
在する象限に対応する上位2ビットを表す第1の角度情報
信号を出力し、前記第2のデコーダが、前記角度追込条
件信号群及び前記同相符号判定信号群及び前記直交符号
判定信号群を入力として、角度θが(k/4+i/2
n-1)×360°より大きく{k/4+(i+1)/
n -1}×360°より小さいとき、角度情報の上位n
ビット目が1となる条件を、2次元ベクトルの角度θが
0°より大きく90°より小さい場合、あるいは、180°
より大きく270°より小さい場合には、前記直交絶対値
信号が前記正接信号以上であることとし、2次元ベクト
ルの角度θが90°より大きく180°より小さい場合、あ
るいは、270°より大きく360°より小さい場合には、前
記直交信号が前記正接信号以下であることとして、角度
情報の下位(L−2)ビットを表す第2の角度情報信号
を出力することを特徴とする。請求項11の角度演算回
路は、前記第1のデコーダが、前記同相符号判定信号群
及び前記直交符号判定信号群を入力として、象限情報に
よりLビットで表される角度情報のうち入力された2次
元ベクトルが存在する象限に対応する上位2ビットを表
す第1の角度情報信号を出力し、前記第2のデコーダが、
前記角度追込条件信号群及び前記同相符号判定信号群及
び前記直交符号判定信号群を入力として、角度θが(k
/4+i/2n-1)×360°より大きく{k/4+(i
+1)/2n -1}×360°より小さいとき、角度情報の
上位nビット目が1となる条件を、2次元ベクトルの角
度θが 0°より大きく90°より小さい場合、あるい
は、180°より大きく270°より小さい場合には、前記直
交絶対値信号が前記正接信号以上であることとし、2次
元ベクトルの角度θが90°より大きく180°より小さい
場合、あるいは、270°より大きく360°より小さい場合
には、前記直交信号が前記正接信号の符号反転値以下で
あることとして、角度情報の下位(L−2)ビットを表
す第2の角度情報信号を出力することを特徴とする。請
求項12の角度演算回路は、前記正接演算回路が、前記
同相信号を入力として、前記同相信号を2j倍(jは整数)
した同相シフト信号群を出力するシフタと、前記同相シ
フト信号群の加減算を用いた合成により、近似的に前記
正接信号群を求めて出力することを特徴とする。請求項
13の角度演算回路は、前記正接演算回路が、前記選択
絶対値信号を入力として、前記同相絶対値信号を2j倍(j
は整数)した同相絶対値シフト信号群を出力するシフタ
と、前記同相絶対値シフト信号群の加減算を用いた合成
により、近似的に前記正接信号群を求めて出力すること
を特徴とする。請求項14の角度演算回路は、前記正接
演算回路が、前記選択絶対値信号を入力として、前記選
択絶対値信号を2j倍(jは整数)した選択絶対値シフト信
号群を出力するシフタと、前記選択絶対値シフト信号群
の加減算を用いた合成により、近似的に前記正接信号群
を求めて出力することを特徴とする。
【0006】本発明の構成によれば、正接乗算、絶対値
演算、比較演算等を用いて90°未満の刻みで角度情報を
求めることにより、ROMを用いることなく、簡単な構成
で角度演算が実現できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本発明における第1の実施形態を示す
ブロック図である。符号判定器101は、同相信号Iを入力
として、同相信号Iの正負を表す同相符号判定信号SPI
出力する。符号判定器102は、直交信号Qを入力として、
直交信号Qの正負を表す直交符号判定信号SPQを出力す
る。デコーダ103は、同相符号判定信号SPI及び直交符号
判定信号SPQを入力として、同相信号Iと直交信号Qで表
されるベクトルが直交座標軸のどの象限にあるかを判定
することにより、角度情報Iθの180°ビット、90°ビッ
トを表すIθ4、Iθ3を決定し、出力する。
【0009】インバータ106は、同相信号Iを入力とし
て、符号を反転して、反転同相信号IIを出力する。比較
器107は、同相信号I及び直交信号Qを入力として、大小
の比較を行い、比較結果を表す角度追込条件信号Sco1a
を出力する。比較器108は、反転同相信号IIと直交信号Q
を入力として、大小の比較を行い、比較結果を表す角度
追込条件信号Sco1bを出力する。
【0010】デコーダ109は、同相符号判定信号SPIと直
交符号判定信号SPQと角度追込条件信号Sco1aと角度追込
条件信号Sco1bを入力として、角度情報Iθの45°ビット
であるIθ2を、角度θが0°より大きく90°より小さい
場合には、直交信号Qが同相信号I以上であること、90°
より大きく180°より小さい場合には、直交信号Qが反転
同相信号II以下であること、180°より大きく270°より
小さい場合には、直交信号Qが同相信号I以下であるこ
と、270°より大きく360°より小さい場合には、直交信
号Qが反転同相信号II以上であることをIθ2が1である
条件として出力する。
【0011】シフトレジスタ110は、同相信号Iを入力と
して、これを2ビットシフトにより1/4倍した1/4倍同相
信号ID4と、3ビットシフトにより1/8倍した1/8倍同相信
号ID8と、5ビットシフトにより1/32倍した1/32倍同相信
号ID32と、1ビットシフトにより2倍した2倍同相信号IM2
を出力する。加算器111は、1/4倍同相信号ID4と1/8倍同
相信号ID8と1/32倍同相信号ID32を入力として、加算し
て、同相信号Iにtan22.5°を乗算した値に対応する正接
信号Itan1を出力する。加算器112は、正接信号Itan1と2
倍同相信号IM2を入力として、加算して、同相信号Iにta
n67.5°を乗算した値に対応する正接信号Itan2を出力す
る。インバータ113は、正接信号Itan1を入力として、符
号を反転して、反転正接信号IItan1を出力する。インバ
ータ114は、正接信号Itan2を入力として、符号を反転し
て、反転正接信号IItan2を出力する。
【0012】比較器115は、正接信号Itan1と直交信号Q
を入力として、大小の比較を行い、比較結果を表す角度
追込条件信号Sco2aを出力する。比較器116は、反転正接
信号IItan1と直交信号Qを入力として、大小の比較を行
い、比較結果を表す角度追込条件信号Sco2bを出力す
る。比較器117は、正接信号Itan2と直交信号Qを入力と
して、大小の比較を行い、比較結果を表す角度追込条件
信号Sco2cを出力する。比較器118は、反転正接信号IIta
n2と直交信号Qを入力として、大小の比較を行い、比較
結果を表す角度追込条件信号Sco2dを出力する。
【0013】デコーダ119は、同相符号判定信号SPIと直
交符号判定信号SPQと角度追込条件信号Sco1aと角度追込
条件信号Sco1bと角度追込条件信号Sco2aと角度追込条件
信号Sco2bと角度追込条件信号Sco2cと角度追込条件信号
Sco2dを入力として、角度情報Iθの22.5°ビットである
Iθ1を、角度θが0°より大きく45°より小さい場合に
は直交信号Qが正接信号Itan1以上であること、角度θが
45°より大きく90°より小さい場合には直交信号Qが正
接信号Itan2以上であること、角度θが90°より大きく1
35°より小さい場合には直交信号Qが反転正接信号IItan
2以下であること、角度θが135°より大きく180°より
小さい場合には直交信号Qが反転正接信号IItan1以下で
あること、180°より大きく225°より小さい場合には直
交信号Qが正接信号Itan1以下であること、225°より大
きく270°より小さい場合には直交信号Qが正接信号Itan
2以下であること、270°より大きく315°より小さい場
合には直交信号Qが反転正接信号IItan2以上であるこ
と、315°より大きく360°より小さい場合には直交信号
Qが反転正接信号IItan1以上であることをIθ1が1であ
る条件として出力する。
【0014】また、図中、破線内の各構成は、それぞれ
角度追込条件生成回路104と、正接演算回路105とをなし
ている。以上の動作により、簡単な構成で角度演算を実
現できる。
【0015】なお、上記実施形態及び以下に述べる他の
実施形態においては、同相信号を基準として角度追込条
件を演算しているが、直交信号を基準として求めるよう
にしてもよい。また、上記実施形態では、角度演算を4
ビットの精度で行っているが、本発明による角度演算回
路の演算精度は4ビットに限定されることなく、5ビッ
ト以上、すなわち11.25°以上の精度で求めることも可
能である。例えば、上記と同様にして、5ビットにする
場合、同相信号とtan11.25°との近似乗算を行うための
シフトレジスタ及び加算回路等と、その結果と同相信号
との比較を行う比較回路とを追加するとともに、角度情
報の5ビット目の求めるデコーダを追加して設けてやれ
ばよい。
【0016】なお、上記実施形態における角度追込条件
生成回路を一般化して示すと次のようになる。角度追込
条件生成回路104が、(360/2L)°以上90°未満(Lは3
以上の整数)の刻みの角度情報を算出するための条件を
表す角度追込条件信号群を出力するもとであるとする
と、正接演算回路105は、同相信号を入力として、同相
信号にtanΦn,k,in,k,i={1/2n+k/4+i/2n-1}×360
°、n=3,4,…,L、k=0,1,2,3、i=0,1,…,2n-3-1)を乗算
した正接信号群を出力するもとして表すことができる。
【0017】次に、図1に示す実施形態の動作の一例に
ついて説明する。例えば、同相信号I、直交信号Qが、I=
(I8 I7 I6 I5 I4 I3 I2 I1)=(11000010)、Q=(Q8 Q7 Q6
Q5 Q4Q3 Q2 Q1)=(01010001)のように8ビット量子化され
ている場合について考える。但し、ここで、同相信号I
及び直交信号Qは2の補数で表され、それぞれI8、Q8が符
号を表す最上位ビットであるとする。このとき、同相信
号I、直交信号Qは、10進数で表すとそれぞれ、-62、81
である。同相信号Iは負、直交信号Qは正であるため、同
相符号判定信号SPIは、I<0という条件において真であ
り、直交符号判定信号SPQは、Q>0という条件において真
である。従って、角度θは90°<θ<180°であり、Iθ4
=0、Iθ3=1となる。
【0018】90°<θ<180°であるので、Iθ2が1とな
る条件は、直交信号Qが反転同相信号II以下であること
となる。反転同相信号II=(00111110)であり、角度追込
条件信号Sco1bは直交信号Qが反転同相信号IIより大きい
という条件で真となる。これはIθ2が1となる条件を満
たしていないため、Iθ2=0となる。これより、90°<θ
<135°であるので、Iθ1が1となる条件は、直交信号Q
が反転正接信号IItan2以下であることとなる。
【0019】反転正接信号IItan2は同相信号Iの-(1/4+1
/8+1/32+2)≒-2.408倍であり、-2.408はtan112.5°≒-
2.414の近似となっている。ここでは反転正接信号IItan
2=(010010110)となる。但し、ここでビット数は9ビット
に拡張されている。角度追込条件信号Sco2dは直交信号Q
が反転正接信号IItan2より小さいという条件で真とな
る。これはIθ1が1となる条件を満たしているため、I
θ1=1となる。
【0020】以上により、角度情報Iθ=(Iθ4 Iθ3
Iθ2 Iθ1)=(0101)となり、これは112.5°に相当す
る。正確な角度θはtan-1(Q/I) ≒127°である。これら
を座標軸上に記すと図5のようになり、22.5°の刻みで
角度演算を実現していることが確認できる。
【0021】図2は本発明における第2の実施形態を示す
ブロック図である。符号判定器101は、同相信号Iを入力
として、同相信号Iの正負を表す同相符号判定信号SPI
出力する。符号判定器102は、直交信号Qを入力として、
直交信号Qの正負を表す直交符号判定信号SPQを出力す
る。デコーダ103は、同相符号判定信号SPI及び直交符号
判定信号SPQを入力として、同相信号Iと直交信号Qで表
されるベクトルが直交座標軸のどの象限にあるかを判定
することにより、角度情報Iθの180°ビット、90°ビッ
トを表すIθ4、Iθ3を決定し、出力する。
【0022】絶対値演算回路201は、同相信号Iを入力と
して、同相信号Iの絶対値に対応する同相絶対値信号AI
を出力する。絶対値演算回路202は、直交信号Qを入力と
して、直交信号Qの絶対値に対応する直交絶対値信号AQ
を出力する。比較器205は、同相絶対値信号AIと直交絶
対値信号AQを入力として、大小の比較を行い、比較結果
を表す角度追込条件信号Sco1を出力する。デコーダ109
は、同相符号判定信号SPIと直交符号判定信号SPQと角度
追込条件信号Sco1を入力として、角度情報Iθの45°ビ
ットであるIθ2を、角度θが0°より大きく90°より小
さい場合、あるいは、180°より大きく270°より小さい
場合には、直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AI以上で
あること、角度θが90°より大きく180°より小さい場
合、あるいは、270°より大きく360°より小さい場合に
は、直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AI以下であるこ
とをIθ2が1である条件として出力する。
【0023】シフトレジスタ110は、同相絶対値信号AI
を入力として、これを2ビットシフトにより1/4倍した1/
4倍同相絶対値信号AID4と、3ビットシフトにより1/8倍
した1/8倍同相絶対値信号AID8と、5ビットシフトにより
1/32倍した1/32倍同相絶対値信号AID32と、1ビットシフ
トにより2倍した2倍同相絶対値信号AIM2を出力する。加
算器111は、1/4倍同相絶対値信号AID4と1/8倍同相絶対
値信号AID8と1/32倍同相絶対値信号AID32を入力とし
て、加算して、同相絶対値信号AIにtan22.5°を乗算し
た値に対応する正接信号AItan1を出力する。加算器112
は、正接信号AItan1と2倍同相絶対値信号AIM2を入力と
して、加算して、同相絶対値信号AIにtan67.5°を乗算
した値に対応する正接信号AItan2を出力する。
【0024】比較器206は、正接信号AItan1と直交絶対
値信号AQを入力として、大小の比較を行い、比較結果を
表す角度追込条件信号Sco2aを出力する。比較器207は、
正接信号AItan2と直交絶対値信号AQを入力として、大小
の比較を行い、比較結果を表す角度追込条件信号Sco2b
を出力する。デコーダ208は、同相符号判定信号SPIと直
交符号判定信号SPQと角度追込条件信号Sco1と角度追込
条件信号Sco2aと角度追込条件信号Sco2bとを入力とし
て、角度情報Iθの22.5°ビットであるIθ1を、角度θ
が0°より大きく45°より小さい場合、あるいは、180°
より大きく225°より小さい場合には、直交絶対値信号A
Qが正接信号AItan1以上であること、角度θが45°より
大きく90°より小さい場合、あるいは、225°より大き
く270°より小さい場合には、直交絶対値信号AQが正接
信号AItan2以上であること、角度θが90°より大きく13
5°より小さい場合、あるいは、270°より大きく315°
より小さい場合には、直交絶対値信号AQが正接信号AIta
n2以下であること、角度θが135°より大きく180°より
小さい場合、あるいは、315°より大きく360°より小さ
い場合には、直交絶対値信号AQが正接信号AItan1以下で
あることをIθ1が1である条件として出力する。
【0025】また、図中、破線内の各構成は、それぞれ
角度追込条件生成回路203と、正接演算回路204とをなし
ている。以上の動作により、簡単な構成で角度演算を実
現できる。また、正接演算回路204を一般化して表す
と、同相絶対値信号を入力として、Φn,iが45°より小
さいときは、同相絶対値信号にtanΦn,in,i={1/2n+i
/2n-1}×360°、n=4,5,…,L、i=0,1,…,2n-3-1)を乗算
し、Φn,iが45°より大きいときは、同相絶対値信号にt
an(90°-Φn,i)を乗算した正接信号群を出力するものと
して表すことができる。
【0026】図2に示す構成において、例えば、同相信
号I、直交信号Qが、I=(I8 I7 I6 I5I4 I3 I2 I1)=(1001
1011)、Q=(Q8 Q7 Q6 Q5 Q4 Q3 Q2 Q1)=(10110101)のよ
うに8ビット量子化されている場合について考える。但
し、ここで、同相信号I及び直交信号Qは2の補数で表さ
れ、それぞれI8、Q8が符号を表す最上位ビットであると
する。このとき、同相信号I、直交信号Qは、10進数で表
すとそれぞれ、-100、-75である。同相信号Iは負、直交
信号Qは負であるため、同相符号判定信号SPIは、I<0と
いう条件において真であり、直交符号判定信号SPQは、Q
<0という条件において真である。従って、角度θは180
°<θ<270°であり、Iθ4=1、Iθ3=0となる。
【0027】180°<θ<270°であるので、Iθ2が1とな
る条件は、直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AI以上で
あることとなる。直交絶対値信号AQ=(01001011)、同相
絶対値信号AI=(01100100)であり、角度追込条件信号S
co1は直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AIより小さい
という条件で真となる。これはIθ2が1となる条件を満
たしていないため、Iθ2=0となる。
【0028】これより、180°<θ<225°であるので、I
θ1が1となる条件は、直交絶対値信号AQが正接信号AIta
n1以上であることとなる。正接信号AItan1は同相絶対値
信号AIの(1/4+1/8+1/32)≒0.408倍であり、0.408はtan2
2.5°≒0.414の近似となっている。ここでは正接信号AI
tan1=(00101000)となる。角度追込条件信号Sco2aは直交
絶対値信号AQが正接信号AItan1より大きいという条件で
真となる。これはIθ 1が1となる条件を満たしているた
め、Iθ1=1となる。
【0029】以上により、角度情報Iθ=(Iθ4 Iθ3
Iθ2 Iθ1)=(1001)となり、これは202.5°に相当す
る。正確な角度θはtan-1(Q/I) ≒217°である。これら
を座標軸上に記すと図6のようになり、22.5°の刻みで
角度演算を実現していることが確認できる。
【0030】図3は本発明における第3の実施形態を示す
ブロック図である。符号判定器101は、同相信号Iを入力
として、同相信号Iの正負を表す同相符号判定信号SPI
出力する。符号判定器102は、直交信号Qを入力として、
直交信号Qの正負を表す直交符号判定信号SPQを出力す
る。デコーダ103は、同相符号判定信号SPI及び直交符号
判定信号SPQを入力として、同相信号Iと直交信号Qで表
されるベクトルが直交座標軸のどの象限にあるかを判定
することにより、角度情報Iθの180°ビット、90°ビッ
トを表すIθ4、Iθ3を決定し、出力する。
【0031】絶対値演算回路201は、同相信号Iを入力と
して、同相信号Iの絶対値に対応する同相絶対値信号AI
を出力する。絶対値演算回路202は、直交信号Qを入力と
して、直交信号Qの絶対値に対応する直交絶対値信号AQ
を出力する。比較器205は、同相絶対値信号AIと直交絶
対値信号AQを入力として、大小の比較を行い、比較結果
を表す角度追込条件信号Sco1を出力する。デコーダ109
は、同相符号判定信号SPIと直交符号判定信号SPQと角度
追込条件信号Sco1を入力として、角度情報Iθの45°ビ
ットであるIθ2を、角度θが0°より大きく90°より小
さい場合、あるいは、180°より大きく270°より小さい
場合には、直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AI以上で
あること、角度θが90°より大きく180°より小さい場
合、あるいは、270°より大きく360°より小さい場合に
は、直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AI以下であるこ
とをIθ2が1である条件として出力する。
【0032】セレクタ302は、同相絶対値信号AIと直交
絶対値信号AQと角度追込条件信号Sco 1を入力として、同
相絶対値信号AI及び直交絶対値信号AQのうちいずれか大
きい方を選択絶対値信号SA1、小さい方を選択絶対値信
号SA2として出力する。シフトレジスタ110は、選択絶対
値信号SA1を入力として、これを2ビットシフトにより1/
4倍した1/4倍選択絶対値信号SA1D4と、3ビットシフトに
より1/8倍した1/8倍選択絶対値信号SA1D8と、5ビットシ
フトにより1/32倍した1/32倍選択絶対値信号SA1D32を出
力する。加算器111は、1/4倍選択絶対値信号SA1D4と1/8
倍選択絶対値信号SA1D8と1/32倍選択絶対値信号SA1D32
を入力として、加算して、選択絶対値信号SA1にtan22.5
°を乗算した値に対応する正接信号SA1TANを出力する。
【0033】比較器305は、正接信号SA1TANと選択絶対
値信号SA2を入力として、大小の比較を行い、比較結果
を表す角度追込条件信号Sco2を出力する。デコーダ306
は、同相符号判定信号SPIと直交符号判定信号SPQと角度
追込条件信号Sco1と角度追込条件信号Sco2を入力とし
て、角度情報Iθの22.5°ビットであるIθ1を、角度θ
が0°より大きく45°より小さい場合、あるいは、90°
より大きく135°より小さい場合、あるいは、180°より
大きく225°より小さい場合、あるいは、270°より大き
く315°より小さい場合には、選択絶対値信号SA2が正接
信号SA1TAN以上であること、角度θが45°より大きく90
°より小さい場合、あるいは、135°より大きく180°よ
り小さい場合、あるいは、225°より大きく270°より小
さい場合、あるいは、315°より大きく360°より小さい
場合には、選択絶対値信号SA2が正接信号SA1TAN以下で
あることをIθ1が1である条件として出力する。
【0034】また、図中、破線内の各構成は、それぞれ
角度追込条件生成回路301と、正接演算回路303とをなし
ている。以上の動作により、簡単な構成で角度演算を実
現できる。また、正接演算回路303を一般化して表す
と、同相絶対値信号、直交絶対値信号及び絶対値比較信
号を入力として、同相絶対値信号及び直交絶対値信号の
うちいずれか大きい方を第1の選択絶対値信号、小さい
方を第2の選択絶対値信号として出力するセレクタと、
第1の選択絶対値信号を入力として、角度θが0°より大
きく90°より小さい場合、あるいは、180°より大きく2
70°より小さい場合には、第1の選択絶対値信号にtanΦ
n,in,i={1/2n+i/2n-1}×360°、n=4,5,…,L、i=0,1,
…,2n-3-1)を乗算し、角度θが90°より大きく180°よ
り小さい場合、あるいは、270°より大きく360°より小
さい場合には、第1の選択絶対値信号にtan(90°-Φn,i)
を乗算した正接信号群を出力するものとして表すことが
できる。
【0035】例えば、同相信号I、直交信号Qが、I=(I8
I7 I6 I5 I4 I3 I2 I1)=(01011010)、Q=(Q8 Q7 Q6 Q5 Q
4 Q3 Q2 Q1)=(11101100)のように8ビット量子化されて
いる場合について考える。但し、ここで、同相信号I及
び直交信号Qは2の補数で表され、それぞれI8、Q8が符号
を表す最上位ビットであるとする。このとき、同相信号
I、直交信号Qは、10進数で表すとそれぞれ、90、-20で
ある。同相信号Iは正、直交信号Qは負であるため、同相
符号判定信号SPIは、I>0という条件において真であり、
直交符号判定信号SPQは、Q<0という条件において真であ
る。従って、角度θは270°<θ<360°であり、Iθ4=
1、Iθ3=1となる。
【0036】270°<θ<360°であるので、Iθ2が1とな
る条件は、直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AI以下で
あることとなる。直交絶対値信号AQ=(00010100)、同相
絶対値信号AI=(01011010)であり、角度追込条件信号S
co1は直交絶対値信号AQが同相絶対値信号AIより小さい
という条件で真となる。これはIθ2が1となる条件を満
たしているため、Iθ2=1となる。これより、315°<θ<
360°であるので、Iθ1が1となる条件は、選択絶対値
信号SA2が正接信号SA1TAN以下であることとなる。選択
絶対値信号SA1=(01011010)、選択絶対値信号SA2=(00010
100)である。正接信号SA1TANは選択絶対値信号SA1の(1/
4+1/8+1/32)≒0.408倍であり、0.408はtan22.5°≒0.41
4の近似となっている。ここでは正接信号SA1TAN=(00100
011)となる。角度追込条件信号Sco2は選択絶対値信号SA
2が正接信号SA1TANより小さいという条件で真となる。
これはIθ1が1となる条件を満たしているため、Iθ1=
1となる。
【0037】以上により、角度情報Iθ=(Iθ4 Iθ3
Iθ2 Iθ1)=(1111)となり、これは337.5°に相当す
る。正確な角度θはtan-1(Q/I) ≒347°である。これら
を座標軸上に記すと図7のようになり、22.5°の刻みで
角度演算を実現していることが確認できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、簡
単な構成で角度演算が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による角度演算回路の第1の実施形態
の構成を示す図である。
【図2】 本発明による角度演算回路の第2の実施形態
の構成を示す図である。
【図3】 本発明による角度演算回路の第3の実施形態
の構成を示す図である。
【図4】 従来の角度演算回路の構成を示す図である。
【図5】 本発明による角度演算回路の第1の実施形態
における角度演算例を示す図である。
【図6】 本発明による角度演算回路の第2の実施形態
における角度演算例を示す図である。
【図7】 本発明による角度演算回路の第3の実施形態
における角度演算例を示す図である。
【符号の説明】
101、102 符号判定器 103、109、119、208、306 デコーダ 104、203、301 角度追込条件生成回路 105、204、303 正接演算回路 106、113、114 インバータ 107、108、115、116、117、118、205、206、207、305
比較器 110、304 シフトレジスタ 111、112 加算器 201、202 絶対値演算回路 302 ベクトル 401 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−99314(JP,A) 特開 平9−297752(JP,A) 特開 平6−112985(JP,A) 特開 平4−111019(JP,A) 特開 昭63−178324(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 7/548 G06F 1/02 G06F 17/10

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同相信号と直交信号を成分とする2次元
    ベクトルを入力として、それぞれの符号を判定して、同
    相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を出力する符
    号判定器と、 前記同相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を入力
    として、90°刻み以上の角度情報を算出して第1の角度
    情報信号として出力する第1のデコーダと、 前記同相信号及び前記直交信号を入力として、90°未満
    の刻みの角度情報を算出するための条件を表す角度追込
    条件信号群を出力する角度追込条件生成回路と、 前記角度追込条件信号群及び前記同相符号判定信号群及
    び前記直交符号判定信号群を入力として、90°未満の刻
    みの角度情報を算出して第2の角度情報信号として出力
    する第2のデコーダとから構成され、 前記角度追込条件生成回路が、 前記同相信号を入力として、前記同相信号にtanΦ(Φは
    0°<Φ<90°のあらかじめ定めた定数)を乗算した結
    果である正接信号群を出力する正接演算回路と、 前記正接信号群と前記直交信号を入力として比較を行
    い、前記角度追込条件信号を出力する比較器とから構成
    されることを特徴とする角度演算回路。
  2. 【請求項2】 同相信号と直交信号を成分とする2次元
    ベクトルを入力として、それぞれの符号を判定して、同
    相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を出力する符
    号判定器と、 前記同相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を入力
    として、90°刻み以上の角度情報を算出して第1の角度
    情報信号として出力する第1のデコーダと、 前記同相信号及び前記直交信号を入力として、それぞれ
    の絶対値を求め、それぞれ同相絶対値信号及び直交絶対
    値信号として出力する絶対値演算回路と、 前記同相絶対値信号及び前記直交絶対値信号を入力とし
    て、90°未満の刻みの角度情報を算出するための条件を
    表す角度追込条件信号群を出力する角度追込条件生成回
    路と、 前記角度追込条件信号群及び前記同相符号判定信号及び
    前記直交符号判定信号を入力として、90°未満の刻みの
    角度情報を算出して第2の角度情報信号として出力する
    第2のデコーダとから構成され、 前記角度追込条件生成回路が、 前記同相絶対値信号を入力として、前記同相絶対値信号
    にtanΦとtan(90°−Φ) (Φは0°<Φ<90°のあら
    かじめ定めた定数)とのいずれかを乗算した結果である
    正接信号を出力する正接演算回路と、 前記正接信号群と前記直交絶対値信号を入力として比較
    を行い、前記角度追込条件信号を出力する比較器とから
    構成される ことを特徴とする角度演算回路。
  3. 【請求項3】 同相信号と直交信号を成分とする2次元
    ベクトルを入力として、それぞれの符号を判定して、同
    相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を出力する符
    号判定器と、 前記同相符号判定信号群及び直交符号判定信号群を入力
    として、90°刻み以上の角度情報を算出して第1の角度
    情報信号として出力する第1のデコーダと、 前記同相信号及び前記直交信号を入力として、それぞれ
    の絶対値を求め、それぞれ同相絶対値信号及び直交絶対
    値信号として出力する絶対値演算回路と、 前記同相絶対値信号及び前記直交絶対値信号を入力とし
    て、前記同相絶対値信号の前記直交絶対値信号の比較結
    果を示す絶対値比較信号と、90°未満の刻みの角度情報
    を算出するための条件を表す角度追込条件信号群を出力
    する角度追込条件生成回路と、 前記絶対値比較信号及び前記角度追込条件信号群及び前
    記同相符号判定信号群及び前記直交符号判定信号群を入
    力として、90°未満の刻みの角度情報を算出して第2の
    角度情報信号として出力する第2のデコーダとから構成
    され、 前記角度追込条件生成回路が、 前記同相絶対値信号及び前記直交絶対値信号を入力とし
    て比較を行い、絶対値比較信号を出力する第1の比較器
    と、 前記同相絶対値信号、前記直交絶対値信号及び前記絶対
    値比較信号を入力として、前記同相絶対値信号及び前記
    直交絶対値信号のうちいずれか大きい方を第1の選択絶
    対値信号、小さい方を第2の選択絶対値信号として出力
    するセレクタと、 前記第1の選択絶対値信号を入力と
    して、第1の選択絶対値信号にtanΦまたはtan(90°-Φ)
    (Φは0°<Φ<90°のあらかじめ定めた定数)を乗算
    した結果である正接信号群を出力する正接演算回路と、 前記正接信号群と前記第2の選択絶対値信号を入力とし
    て比較を行い、前記角度追込条件信号を出力する第2の
    比較器とから構成されることを特徴とする角度演算回
    路。
  4. 【請求項4】前記刻み角度は360°を2L(ただしLは
    角度情報を表すビット数)で除した値であり、前記角度
    ΦはΦn,k,i={1/2n+k/4+i/2n-1}×360°
    (ただしnは3からLまでの整数、kは整数、iは0か
    ら2n-3−1までの整数)であることを特徴とする請求項
    1記載の角度演算回路。
  5. 【請求項5】前記刻み角度は360°を2L(ただしLは
    角度情報を表すビット数)で除した値であり、前記角度
    ΦはΦn,i={1/2n+i/2n-1}×360°(ただしn
    は4からLまでの整数、iは0から2n-3−1までの整
    数)であることを特徴とする請求項2に記載の角度演算
    回路。
  6. 【請求項6】前記刻み角度は360°を2L(ただしLは
    角度情報を表すビット数)で除した値であり、前記角度
    ΦはΦn,i={1/2n+i/2n-1}×360°(ただしn
    は4からLまでの整数、iは0から2n-3−1までの整
    数)であることを特徴とする請求項3に記載の角度演算
    回路。
  7. 【請求項7】前記Φn,iが45°より小さい場合に前記
    同相絶対値信号にtanΦn,iを乗算し、45°より大きい
    場合に前記同相絶対値信号にtan(90°−Φn,i)を乗
    算した正接信号群を出力することを特徴とする請求項5
    に記載の角度演算回路。
  8. 【請求項8】角度θが0°より大きく90°より小さい
    場合、あるいは、180°より大きく270°より小さ
    い場合には、前記第1の選択絶対値信号にtanΦn,iを乗
    算し、角度θが90°より大きく180°より小さい場
    合、あるいは270°より大きく360°より小さい場
    合には、前記第1の選択絶対値信号にtan(90°−Φ
    n,i)を乗算した正接信号群を出力することを特徴とす
    る請求項6に記載の角度演算回路。
  9. 【請求項9】前記第1のデコーダが、前記同相符号判定
    信号群及び前記直交符号判定信号群を入力として、象限
    情報によりLビットで表される角度情報のうち入力され
    た2次元ベクトルが存在する象限に対応する上位2ビット
    を表す第1の角度情報信号を出力し、 前記第2のデコーダが、前記角度追込条件信号群及び前
    記同相符号判定信号群及び前記直交符号判定信号群を入
    力として、角度θが(k/4+i/2n-1)×360°
    より大きく{k/4+(i+1)/2n-1}×360°よ
    り小さいとき、角度情報の上位nビット目が1となる条
    件を、2次元ベクトルの角度θが 0°より大きく90°
    より小さい場合、あるいは、270°より大きく360°より
    小さい場合には、前記直交信号が前記正接信号以上であ
    ることとし、2次元ベクトルの角度θが90°より大きく1
    80°より小さい場合、あるいは、180°より大きく270°
    より小さい場合には、前記直交信号が前記正接信号以下
    であることとして、角度情報の下位(L−2)ビットを
    表す第2の角度情報信号を出力することを特徴とする請
    求項4に記載の角度演算回路。
  10. 【請求項10】前記第1のデコーダが、前記同相符号判
    定信号群及び前記直交符号判定信号群を入力として、象
    限情報によりLビットで表される角度情報のうち入力さ
    れた2次元ベクトルが存在する象限に対応する上位2ビッ
    トを表す第1の角度情報信号を出力し、 前記第2のデコーダが、前記角度追込条件信号群及び前
    記同相符号判定信号群及び前記直交符号判定信号群を入
    力として、角度θが(k/4+i/2n-1)×360°
    より大きく{k/4+(i+1)/2n-1}×360°よ
    り小さいとき、角度情報の上位nビット目が1となる条
    件を、2次元ベクトルの角度θが 0°より大きく90°
    より小さい場合、あるいは、180°より大きく270°より
    小さい場合には、前記直交絶対値信号が前記正接信号以
    上であることとし、2次元ベクトルの角度θが90°より
    大きく180°より小さい場合、あるいは、270°より大き
    く360°より小さい場合には、前記直交信号が前記正接
    信号以下であることとして、角度情報の下位(L−2)
    ビットを表す第2の角度情報信号を出力することを特徴
    とする請求項5に記載の角度演算回路。
  11. 【請求項11】前記第1のデコーダが、前記同相符号判
    定信号群及び前記直交符号判定信号群を入力として、象
    限情報によりLビットで表される角度情報のうち入力さ
    れた2次元ベクトルが存在する象限に対応する上位2ビッ
    トを表す第1の角度情報信号を出力し、 前記第2のデコーダが、前記角度追込条件信号群及び前
    記同相符号判定信号群及び前記直交符号判定信号群を入
    力として、角度θが(k/4+i/2n-1)×360°
    より大きく{k/4+(i+1)/2n-1}×360°よ
    り小さいとき、角度情報の上位nビット目が1となる条
    件を、2次元ベクトルの角度θが 0°より大きく90°
    より小さい場合、あるいは、180°より大きく270°より
    小さい場合には、前記直交絶対値信号が前記正接信号以
    上であることとし、2次元ベクトルの角度θが90°より
    大きく180°より小さい場合、あるいは、270°より大き
    く360°より小さい場合には、前記直交信号が前記正接
    信号の符号反転値以下であることとして、角度情報の下
    位(L−2)ビットを表す第2の角度情報信号を出力す
    ることを特徴とする請求項6に記載の角度演算回路。
  12. 【請求項12】 前記正接演算回路が、前記同相信号を
    入力として、前記同相信号を2j倍(jは整数)した同相シ
    フト信号群を出力するシフタと、前記同相シフト信号群
    の加減算を用いた合成により、近似的に前記正接信号群
    を求めて出力することを特徴とする請求項4記載の角度
    演算回路。
  13. 【請求項13】 前記正接演算回路が、前記選択絶対値
    信号を入力として、前記同相絶対値信号を2j倍(jは整
    数)した同相絶対値シフト信号群を出力するシフタと、
    前記同相絶対値シフト信号群の加減算を用いた合成によ
    り、近似的に前記正接信号群を求めて出力することを特
    徴とする請求項5記載の角度演算回路。
  14. 【請求項14】 前記正接演算回路が、前記選択絶対値
    信号を入力として、前記選択絶対値信号を2j倍(jは整
    数)した選択絶対値シフト信号群を出力するシフタと、
    前記選択絶対値シフト信号群の加減算を用いた合成によ
    り、近似的に前記正接信号群を求めて出力することを特
    徴とする請求項6記載の角度演算回路。
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