JP3201026U - ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具 - Google Patents

ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具 Download PDF

Info

Publication number
JP3201026U
JP3201026U JP2015003793U JP2015003793U JP3201026U JP 3201026 U JP3201026 U JP 3201026U JP 2015003793 U JP2015003793 U JP 2015003793U JP 2015003793 U JP2015003793 U JP 2015003793U JP 3201026 U JP3201026 U JP 3201026U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
guide portion
design
mark
stamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015003793U
Other languages
English (en)
Inventor
藤代 松宮
藤代 松宮
Original Assignee
藤代 松宮
藤代 松宮
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 藤代 松宮, 藤代 松宮 filed Critical 藤代 松宮
Priority to JP2015003793U priority Critical patent/JP3201026U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3201026U publication Critical patent/JP3201026U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】スタンプ具に転写された図柄の位置、爪に転写される時の図柄の位置を簡単に合わせることができるようにするネイルアート用スタンプ具を提供する。【解決手段】使用者の爪Tに所望の図柄1を転写するためのネイルアート用スタンプ具5であって、ブロック状の透明な弾性体本体51を備えている。弾性体本体51の一方側には、図柄を爪に転写する転写面53が形成され、他方側から弾性体本体51を透して、転写面53の図柄及び爪の表面T1を目視するようにする。【選択図】図1

Description

本考案は、使用者の爪に装飾を施すネイルアートに関するものであり、特に、ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具に関するものである。
従来より、爪にマニキュアを塗布したり、人工爪を貼り付けたりしてネイルアートを施して、指先の装飾を楽しむことが行われている。近年、ネイル美容への関心は高まっており、爪に異なる色を重ねて塗ったり、細かい模様を描画したりと凝ったものも多くなっている。また、ネイルサロン等でネイルアートを施術してもらうばかりではなく、自分でネイルアートを施したいという要望が多くなっている。そこで、これらの要望に応えるべく、自分でネイルアートを楽しめるよう様々なネイルアート用器具が提案されている。
例えば、特許文献1では、ネイルアート用器具として、スタンプ装置を用いて所望のネイルアート画(図柄)を爪に転写する技術が開示されている。具体的には、例えば、予めスタンプ本体下端のスタンプ部にインクやマニキュア等の塗布材を付着させておく。このように準備した状態で、スタンプ台の上面に設けられた凹部に片方の手の指を載せて位置合わせする。そして、他方の手で、スタンプ本体を収容可能な角筒状のガイド枠の下端をスタンプ台の位置決め溝に嵌めて、ガイド枠に挿入したスタンプ本体を押し下げる。そうすると、スタンプ本体下端のスタンプ部が、スタンプ台の凹部に置かれた指の爪の表面に圧接し、スタンプ部に形成されたネイルアート画が爪に転写されるようになっている。
また、例えば、特許文献2では、イメージプレート(テンプレート)に刻み付けられたイメージ(画線部)に、マニキュア等(塗布剤)を塗って、所望のイメージからはみ出たマニキュア等をブレード部材(除去部材)で除去して、所望イメージ内のマニキュア等をスタンプ(スタンプ具)に写し取り、写し取ったイメージを使用者の爪に印刷(転写)する技術が開示されている。
特開平2002−051829号公報 特開平2007−528738号公報
しかし、上記特許文献1のものでは、指の大きさに合わせた位置決め溝が設けられたスタンプ台、それに応じたガイド枠やスタンプ本体を用意することとなるため手間がかかり、簡単にネイルアートを行うことが難しい。その上、使用者の意図した位置に所望の図柄があるか否か、意図した位置に図柄等を転写できているかどうかを目視で確認することができない。
また、上記特許文献2によると、爪に所望の図柄を比較的容易に印刷できるが、特許文献1のものと同様に、使用者の意図した位置に所望の図柄があるか否か、意図した位置に図柄等を転写できているかどうかを目視で確認することができない。
本考案は、このような不具合を解消すべく考えられたものであり、使用者の爪と、爪に転写される図柄とを簡単に位置合わせできるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、この考案では、ネイルアート用スタンプ具の転写面の図柄を反対側から透かして目視できるようにした。
具体的には、第1の考案では、塗布剤によって予め図柄が形成されたテンプレートから該図柄を写し取って、写し取った該図柄を使用者の爪に転写するネイルアート用スタンプ具を前提とする。そして、上記スタンプ具は、ブロック状の透明な弾性体本体を備え、上記弾性体本体の一方側に、写し取った上記図柄を上記爪の表面に転写するための転写面を備え、上記弾性体本体の他方側から該弾性体本体を透かして、上記転写面に写し取られた図柄及び上記爪の表面が目視できるようになっていることを特徴とする。
第2の考案は、第1の考案のネイルアート用スタンプ具において、上記スタンプ具に、該スタンプ具の上記転写面に写し取られた上記図柄と上記爪の表面との相対位置を位置合わせするための第1目印が設けられていることを特徴とする。
第3の考案は、第2の考案のネイルアート用スタンプ具において、上記第1目印が、上記爪の幅方向の位置合わせに用いる第1縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせに用いる第1横ガイド部とを有することを特徴とする。
第4の考案は、第2または第3の考案のネイルアート用スタンプ具と、上記図柄を形成する画線部と、該画線部及び上記スタンプ具の相対位置を位置合わせするための第2目印とが設けられたテンプレートと、上記テンプレートに塗布された上記塗布剤のうち、余剰の該塗布剤を除去する除去部材と、上記転写面に写し取られた上記図柄と上記爪の表面との相対位置を位置合わせする第3目印とが設けられ、上記使用者の指を置く指置き部材とを備えることを特徴とする。
第5の考案は、第3の考案のネイルアート用器具において、上記図柄を形成する画線部と、該画線部及び上記スタンプ具の相対位置を位置合わせするための第2目印とが設けられたテンプレートと、上記テンプレートに塗布された上記塗布剤のうち、余剰の該塗布剤を除去する除去部材と、上記転写面に写し取られた上記図柄と上記爪の表面との相対位置を位置合わせする第3目印とが設けられ、上記使用者の指を置く指置き部材とを備え、上記第2目印が、上記爪の幅方向の位置合わせに用いる第2縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせに用いる第2横ガイド部を有し、上記第3目印が、上記爪の幅方向の位置合わせに用いる第3縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせに用いる第3横ガイド部を有し、上記転写面に上記テンプレート上の上記図柄を写し取る時に、上記第1横ガイド部及び上記第2横ガイド部、上記第1縦ガイド部及び上記第2縦ガイド部がそれぞれ平面視で重なり、上記転写面に写し取られた上記図柄を上記爪に転写する時に、上記第1横ガイド部及び上記第3横ガイド部、上記第1縦ガイド部及び上記第3縦ガイド部がそれぞれ平面視で重なるように設けられていることを特徴とする。
第1の考案によると、弾性体本体が透明であるため、弾性体本体の他方側から、一方側の転写面に写し取られた図柄及び爪の表面を目視できるので、爪に転写する図柄と爪との位置合わせが容易である。
第2の考案によると、第1目印が設けられているため、爪に転写する図柄と爪の表面との位置合わせが更に容易である。
第3の考案によると、第1目印が第1横ガイド部及び第1縦ガイド部を有しているため、爪に転写する図柄と爪の表面との縦横方向の位置合わせが更に容易である。
第4の考案によると、第1目印が設けられたスタンプ具と第2目印が設けられたテンプレートと第3目印が設けられた指置き部材と除去部材とを備えているため、誰でも簡単に所望する位置にネイルアートを施すことができる。
第5の考案によると、第1目印と第2目印とを重ねて縦横方向の位置合わせができるので、複雑な図柄であっても意図する位置にネイルアートを施すことができる。
図1は、本考案の実施形態1にかかるネイルアート用スタンプ具を示す斜視図である。 図1のII―II線断面図である。 図3は、本考案の実施形態1に使用するテンプレートを示す平面図及び部分拡大平面図である。 図4は、図3に示すテンプレートに塗布剤を塗布する状態を示す平面図である。 図5は、図4に示すテンプレートに塗布された塗布剤のうち、余剰の塗布剤を除去する状態を示す平面図である。 図6は、図5に示すテンプレートから余剰の塗布剤を除去した後の状態を示す平面図である。 図7は、図6に示すテンプレートに、スタンプ具を重ねた状態を示す平面図である。 図8は、ネイルアートを施す指の爪を指置き部材に置いた状態を示す平面図である。 図9は、図8の状態にある爪に、スタンプ具を重ねた状態を示す平面図である。 図10は、図9の状態から指を外した状態を示す平面図である。 本考案の実施形態2にかかるテンプレートを示す平面図である。 本考案の実施形態3にかかるテンプレートを示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
実施形態1を図1〜図10に基づいて説明する。 図1に示すように、使用者の指Yの爪Tの表面T1に、所望の図柄1を転写するためのネイルアート用スタンプ具(以下、単にスタンプ具と称す)5は、ブロック状の透明な弾性体本体51と、この弾性体本体51の上側部分が嵌合する筒状のケース52とを備える。弾性体本体51の一方側に、図3に示すテンプレート3(詳細は後述する)から写し取った図柄1を爪Tの表面T1に転写するための転写面53を備える。弾性体本体51は、例えば、ゴム、エラストマ、シリコンゴム、シリコン樹脂、アクリル樹脂系の透明樹脂材からなる弾性体である。また、弾性体本体51は、平面視で略卵型からなっており、使用者の爪Tに押し付けた時に弾性変形して、曲面状の爪Tの周縁部分においても鮮明な転写を行いやすいよう、一定程度の弾性力を備えている。
ケース52は、例えばアクリル樹脂系のハードプレートを略卵型の筒状に形成したものである。ケース52の中途部分には、内径方向に突出したフランジ部52aが、一体に形成されている。弾性体本体51をケース52に下から挿入した際に、弾性体本体51の上端が、フランジ部52aに当接してストッパとして機能し、弾性体本体51がこれ以上奧に入り込まないようになっている。なお、ストッパとして機能するものであればフランジ部52aに限られるものではなく、ケースの一部分が内径方向に突出する凹み、凹溝やバーリング加工の穴でもよい。また、ケースの内側に、ケースよりも一回り径が小さく長さの短い筒を嵌めて、ケースとの段差部分(内側の筒の端部)をストッパとしてもよい。また、内側の筒の代わりに、ケースの長さよりも短い棒状体をケースの内側に接着して、この棒状体の下端部をストッパとしてもよい。或いは、ケース52に細工をするのではなく、弾性体本体を細工する、例えば、弾性体本体の下側部分の径をケースの径より大きくして弾性体本体に段差部分を形成し、弾性体本体の上側部分をケースに嵌めて、弾性体本体の段差部分がケース52の下端に当たってストッパとなるようにする、等で対策してもよい。
フランジ部52aよりも下側におけるフランジ部52aの内周に、シリコンゴム等の滑り止め剤が被覆されている。弾性体本体51の上側部分外周が、ケース52の滑り止め剤が被覆された部分に嵌め込まれている。嵌め込み具合は、爪に弾性体本体51を押し付ける際には簡単にずれない程度で、弾性体本体51を交換する際には手で容易に外れる程度であればよく、滑り止め剤を省略することも可能である。
転写面53は、弾性体本体51の下面に形成されている。転写面53は、転写面53の所望の図柄を爪Tに転写しやすくするために、僅かに凸面状に中央が膨らんだ形状になっている。即ち、爪の大きさや爪の湾曲具合は人によって異なっており、また親指から小指までの指ごとに異なっているので、これらの爪の表面に図柄を転写するためには、爪ごとにスタンプ具5を爪の湾曲面に沿って傾けながら押し付けるようにするとよい。そのために、転写面53は中央が膨らんだ凸面状になっており、転写面53を湾曲した表面T1に沿って転がすように、角度を傾けながら押し付けることで、爪Tの周縁部分においても鮮明な転写を行うことができるようになっている。弾性体本体51の上面は平面状になっているが、これに限られるものではなく、弾性体本体51を透して、転写面53の図柄1及び指の爪Tの位置が目視できればよく、凸状や凹状等でもよい。なお、上面は平面状である方が、上側から弾性体本体51を透して転写面53を目視したときに歪みが生じにくい。
なお、フランジ部52aをケース52の中途部分に設けたが、この位置に限られるものではなく、例えば、更に上側や上端に設けてもよい。また、フランジ部52a以外の構造や接着等によって、弾性体本体51とケース52とを組み付けるようにしてもよい。或いは、弾性体本体51にケース52を被せて、持ちやすいようにするだけでもよい。また、ケース52なしで、単に弾性体本体51だけで使用するようにすることも可能である。
図1に示すように、スタンプ具5のケース52のフランジ部52aに、スタンプ具5の転写面53の図柄1と爪Tの表面T1との相対位置を位置合わせする第1目印6が設けられている。この第1目印6は、右端側から時計回り方向で順番に、目印6a、6b、6c、6d、6e、6fを備えている。目印6aと目印6dとが爪Tの幅方向の位置合わせをする第1縦ガイド部となり、目印6bと目印6fとが爪の長さ方向の位置合わせをする第1横ガイド部(中央第1横ガイド部)となり、目印6cと目印6eとが爪Tの長さ方向の位置合わせをする別の第1横ガイド部(下側第1横ガイド部)となっている。
この第1縦ガイド部(目印6a,6d)が、詳細は後述するが、図9に示す指置き部材7の第3目印8の第3縦ガイド部81と一致して、中央第1横ガイド部(目印6b,6f)が、第3横ガイド部82と一致するようになっている。
なお、この実施形態では、第1目印6として、目印6a、6b、6c、6d、6e、6fの6か所に設けたが、この数に限られものではなく、例えば縦横の4か所でもよく、逆に6か所よりも多く設けてもよい。また、第1縦ガイド部、第1横ガイド部及び別の第1横ガイド部は、実際にはラインとして引いていないが、図柄1を目視するうえで邪魔にならないようであれば、実際に長手方向や幅方向にラインを引いてもよい。
次に、ネイルアート用器具及びその使い方を図3〜図10に基づいて説明する。
図3に示すように、テンプレート3には、5種類の図柄1を形成するための画線部2が設けられている。画線部2は、指Yの爪Tの大きさに対応するように、例えば、右側から親指、中指、人差し指、薬指、小指用として、大きさの異なるハート画線2a、2b、2c、2d、2eを備えている。各々ハート画線2a〜2eは、その輪郭部分をテンプレート3に刻み込んで形成されている。このテンプレート3の画線部2は、ほんの一例であり、他の模様であってもよいし、輪郭だけではなく、全体を画線部2とするように刻み込んで形成してもよい。なお、テンプレート3上において、画線が刻み込まれていない部分を非画線部と称す。
図3に示すように、図柄1を形成する画線部2とスタンプ具5の転写面53との相対位置を位置合わせする第2目印4が、テンプレート3に設けられている。この第2目印4は、第2横ガイド部41として、ハート画線2a、2b、2c、2d、2eの各々中央部分を横切る1本のラインと、第2縦ガイド部42として、ハート画線2a、2b、2c、2d、2eの各々中央部分を縦に通る5本のラインを備えている。第2縦ガイド部42としてのこれらのラインを、右から42a、42b、42c、42d、42eとする。
以下、ハート画線2cを、例えば人差し指の爪Tに転写する例で説明する。
図4に示すように、例えば、インクやマニキュア91などの塗布剤を刷毛92など使って、テンプレート3のハート画線2c上に塗布する。この時に、画線部2だけでなく、その周りの非画線部にもマニキュア91が塗布されることとなる。そのために、非画線部上のマニキュア91(余剰の塗布剤)を取り除くことが必要となる。
この作業は、図5に示すように、除去部材として、例えばプラスチック等からなる除去プレート10を用いて行われる。具体的には、テンプレート3の表面を除去プレート10の端面でこするように滑らす。これによって、図6に示すように、除去プレート10に余剰のマニキュア91が付着し、刻み込んで形成されたハート画線2c(画線部2)の溝にマニキュア91が残った状態となる。こうして、マニキュア91によってテンプレート3に図柄1が形成される。
次に、テンプレート3上の図柄1を、ネイルアート用スタンプ具5に転写する作業について説明する。図7に示すように、この図柄1の上側に、間隔を空けて、スタンプ具5を被せるように位置付ける。そして、弾性体本体51の他方側から弾性体本体51を透かして、テンプレート3上のハート画線2cを目視する。そして、平面視で、テンプレート3の第2目印4の第2横ガイド部41に第1目印6の目印6bと目印6f(第1横ガイド部(中央第1横ガイド部))を重ね、第2縦ガイド部42c(42)に第1目印6の目印6aと目印6d(第1縦ガイド部)を重ねるようにする。この時に、弾性体本体51が透明であるので、目印6aと目印6dとを備える中央第1縦ガイド部に第2縦ガイド部42cが重なる状態、及び、目印6bと目印6fとを備える中央第1横ガイド部に第2横ガイド部41が重なる状態を目視で確認することができる。この状態から、スタンプ具5の転写面53をテンプレート3上の図柄1に押し当てる。この作業によって、テンプレート3上の図柄1をスタンプ具5の転写面53に写し取ることができる。スタンプ具5及びテンプレート3に設けられた各々ガイド部を目視して合わせることで、テンプレート3上の図柄1が傾いたりずれたりすることなく、スタンプ具5に写し取ることができる。
一方、ネイルアートを施す指Yの一例として、図8に示すように、人差し指Yを指置き部材7に載せる。指置き部材7の例として、例えば、ゴムマット、樹脂プレート等の少しクッション性のあるマットが用意されている。指置き部材7には、転写面53の図柄1と指Yの爪Tの表面T1との相対位置を位置合わせする第3目印8がライン状に設けられている。この第3目印8は、縦方向に通る第3縦ガイド部81と横方向に通る第3横ガイド部82とを備える。
図8に示すように、この第3縦ガイド部81に爪Tの幅方向中央部を合わせるように、かつ第3横ガイド部82に爪Tの長さ方向中央部より下側を合わせるように位置付ける。なお、本実施形態では、爪Tの長さ方向中央部より下側に図柄1の中央部を位置付けるためにこのように合わせたが、これに限られるものではなく、所望する位置に図柄1が転写されるように位置合わせすればよい。例えば、指置き部材7に置く爪Tの位置をずらす、或いは、テンプレート3から転写面53に写し取る時にスタンプ具5の位置をずらすなどによって、簡単に所望の位置に調整できる。
この状態で、図9に示すように、この爪Tにスタンプ具5の転写面53の図柄1を転写する。まず、指置き部材7に置かれた爪Tの上方位置にスタンプ具5を持ってきて、スタンプ具5の上方から弾性体本体51を透して、転写面53の図柄1と、爪Tの表面T1とを目視する。そして、平面視で、スタンプ具5の目印6aと目印6d(第1縦ガイド部)が指置き部材7の第3縦ガイド部81に重なり、転写面53の目印6bと目印6f(第1横ガイド部(中央第1横ガイド部))が指置き部材7の第3横ガイド部82と重なるように位置合わせする。位置合わせが完了したら、スタンプ具5の転写面53を爪Tの表面T1に接触させて押し付ける。爪Tの表面T1は、縦横方向に湾曲しているため、この曲面にきれいに転写できるように、スタンプ具5を押し付けた状態で縦横方向に僅かに傾けながら、図柄1を転写する。弾性体本体51は弾力を備え、転写面53は緩やかな凸面状となっているため、爪Tの表面T1が凸凹であったり、湾曲したりしていても、周縁まできれいに転写することができる。
上記作業によって、図10に示すように、人差し指Yの爪Tの表面T1の中央より下側の位置に、図柄1が転写される。他の指にも同じように図柄1を転写したい場合には、同様の作業を繰り返せばよい。
このように、実際に目視しながら、スタンプ具5にテンプレート3の図柄1を写し取り、また、スタンプ具5に写し取られた図柄1を爪Tに転写できるので、利き腕ではない方の手で、利き腕の指Yの爪Tにネイルアートを施すことができ、かつ意図する位置に簡単にネイルアートを施すことができる。また、ネイルアート初心者でも、簡単に位置合わせしてネイルアートを楽しむことができる。
なお、本実施形態では、テンプレート3の一例として、図3に示すように、爪Tの親指から小指に対応するように5種類の大きさの画線を用意したが、これに限られるものではない。
(実施形態2)
実施形態2について、図11に基づいて説明する。実施形態2が実施形態1と異なるのは、テンプレート31の構造であり、他は実施形態1と同じである。実施形態2では、実施形態1と異なる部分のみ説明し共通部分の説明は省略する。
図11に示すテンプレート31は、爪T(図8〜10参照)の先端部分に半月状にアートを施す、所謂フレンチネイル柄を施す場合に好適な例である。テンプレート31に、図柄として、フレンチ柄101が、親指から小指に対応するように異なる大きさで形成されている。また、各フレンチ柄101の下方には、ライン柄102及びレース柄103が形成されている。各ライン柄102、各レース柄103は、各フレンチ柄101の下縁端の境界ラインに被せるように転写されるものであり、フレンチ柄101の境界ラインの円弧に沿った模様となっている。
フレンチ柄101、ライン柄102、レース柄103の各々幅方向中央には、爪Tの幅方向中央に相当する位置に第2縦ガイド部421(第2目印4)としてそれぞれラインが引かれている。
フレンチ柄101の下側には、爪Tの根元部分に相当する位置に、第2横ガイド部411が引かれている。フレンチネイル柄101をスタンプ具5に写し取るとき(図7に相当)にスタンプ具5の目印6c,6eをこの第2横ガイド部411に合わせる。そして、爪Tの根元を指置き部材7の第3横ガイド部82に合わせて指Yを置く(図8に相当)。フレンチネイル柄101を爪Tに転写するときに、スタンプ具5の目印6c,6eを指置き部材7の第3横ガイド部82に合わせる(図9に相当)。そうすると、テンプレート31上の第2横ガイド部411からフレンチネイル柄101までの距離と、爪Tの根元部分からフレンチネイル柄101との距離とを同じくして、転写することができる。
また、テンプレート31には、ライン柄102及びレース柄103の頂点を横切る第2横ガイド部412(第2目印4)、第2横ガイド部413(第2目印4)がそれぞれ引かれている。
ライン柄102をフレンチ柄101の境界ラインに重ねるときには、例えば以下のようにする。ライン柄102をスタンプ具5に写し取るとき(図7に相当)に、スタンプ具5の目印6b,6fをこの第2横ガイド部412に合わせる。そして、爪Tに施されたフレンチ柄101の境界ラインの幅方向中央部(フレンチ柄101の円弧の頂部)を指置き部材7の第3横ガイド部82に合わせて指Yを置く(図8に相当)。ライン柄102を爪Tに転写するときに、スタンプ具5の目印6b,6fを指置き部材7の第3横ガイド部82に合わせる(図9に相当)。そうすると、フレンチ柄101の下端縁の円弧状の境界ラインに沿って、ライン柄102を重ねて転写することができる。
また、レース柄103をフレンチ柄101と重ねるときには、第3横ガイド部413を使って、ライン柄102と同様の手順によってフレンチ柄101の境界ラインにレース柄103を重ねて転写することができる。
このように、フレンチ柄101の下端縁の境界ラインに沿ってライン柄102やレース柄103を重ねる場合等、柄の位置合わせが難しい場合であっても、弾性体本体11が透明であるため目視しながら位置合わせできるため、複雑なネイルアートを簡単に施すことができる。
なお、第2横ガイド部412と413は、それぞれライン柄102及びレース柄103の円弧の頂点部分を横切るように設けたが、必ずしもこの位置に限られるものではない。
(実施形態3)
実施形態3について、図12に基づいて説明する。実施形態3が実施形態1と異なるのは、テンプレート32の構造であり、他は実施形態1と同じである。実施形態3では、実施形態1と異なる部分のみ説明し共通部分の説明は省略する。
本実施形態では、例えば、一つの爪Tに、輪郭部分と塗り部分等を重ねて転写する場合に好適である。図12では、花柄104と、葉柄105と、これらの図柄の輪郭線106を重ねる(所謂、重ね刷)例を挙げて説明する。
輪郭線106と花柄104と葉柄105とが縦並びに形成され、これらのセットが親指から小指に対応するように、大きさを変えて5組横に並んでいる。輪郭線106と花柄104と葉柄105のそれぞれの略中央部分を縦方向に通るように、第2縦ガイド部422(第2目印4)としてのラインが引かれており、それぞれの略中央部分を横方向に通るように、第2横ガイド部414(第2目印4)としてのラインが引かれている。輪郭線106と花柄104と葉柄105のそれぞれをスタンプ具5に写し取るとき、及び爪Tに転写するときに、これらのガイド部414,422をスタンプ具及び指置き部材7のガイド部に合わせれば、輪郭線106と花柄104と葉柄105を爪Tの同じ位置に転写することができるので、所謂重ね刷のような模様であっても簡単に施すことができる。特に、花柄104と葉柄105と輪郭線106のようにそれぞれの色を変えて、同じ位置に転写したい場合に好適である。
(その他の実施形態)
ネイルアート用スタンプ具5の弾性体本体51を略卵型にしたものであるが、この形状に限られるものではなく、円形状、楕円形状、多角形状等でもよい。
また、ケース52を設けたが、単に弾性体本体51だけとしてもよい。この場合には、目印を弾性体本体51に直接設けるようにすればよい。
なお、透明な弾性体本体51は、弾性体本体51を透かして転写面53の図柄1と爪Tの表面T1を目視できればよいものであり、これらを達成できれば半透明でも部分的に模様があっても構わないものであり、本考案に含まれるものとする。
本考案は、使用者の爪に装飾を施すネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具に極めて有用である。
1 図柄
2 画線部
3,31,32 テンプレート
4 第2目印(第2縦ガイド部、第2横ガイド部)
41,411,412,413,414 第2横ガイド部
42,421,422 第2縦ガイド部
5 スタンプ具
51 弾性体本体
53 転写面
6 第1目印(第1縦ガイド部、第1横ガイド部)
6a,6d 目印(第1縦ガイド部)
6b,6f 目印(第1横ガイド部(中央第1横ガイド部))
6c,6e 目印(第1横ガイド部(下側第1横ガイド部))
7 指置き部材
8 第3目印(第3縦ガイド部、第3横ガイド部)
81 第3縦ガイド部
82 第3横ガイド部
10 除去プレート(除去部材)
91 塗布剤
Y 指
T 爪
T1 爪の表面
第5の考案は、第の考案のネイルアート用器具において、上記図柄を形成する画線部と、該画線部及び上記スタンプ具の相対位置を位置合わせするための第2目印とが設けられたテンプレートと、上記テンプレートに塗布された上記塗布剤のうち、余剰の該塗布剤を除去する除去部材と、上記転写面に写し取られた上記図柄と上記爪の表面との相対位置を位置合わせする第3目印とが設けられ、上記使用者の指を置く指置き部材とを備え、上記第2目印が、上記爪の幅方向の位置合わせに用いる第2縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせに用いる第2横ガイド部を有し、上記第3目印が、上記爪の幅方向の位置合わせに用いる第3縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせに用いる第3横ガイド部を有し、上記転写面に上記テンプレート上の上記図柄を写し取る時に、上記第1横ガイド部及び上記第2横ガイド部、上記第1縦ガイド部及び上記第2縦ガイド部がそれぞれ平面視で重なり、上記転写面に写し取られた上記図柄を上記爪に転写する時に、上記第1横ガイド部及び上記第3横ガイド部、上記第1縦ガイド部及び上記第3縦ガイド部がそれぞれ平面視で重なるように設けられていることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 塗布剤によって予め図柄が形成されたテンプレートから該図柄を写し取って、写し取った該図柄を使用者の爪に転写するネイルアート用スタンプ具であって、
    上記スタンプ具は、ブロック状の透明な弾性体本体を備え、
    上記弾性体本体の一方側に、写し取った上記図柄を上記爪の表面に転写するための転写面を備え、
    上記弾性体本体の他方側から該弾性体本体を透かして、上記転写面に写し取られた図柄及び上記爪の表面が目視できるようになっていることを特徴とするネイルアート用スタンプ具。
  2. 請求項1に記載のネイルアート用スタンプ具において、
    上記スタンプ具に、該スタンプ具の上記転写面に写し取られた上記図柄と上記爪の表面との相対位置を位置合わせするための第1目印が設けられていることを特徴とするネイルアート用スタンプ具。
  3. 請求項2に記載のネイルアート用スタンプ具において、
    上記第1目印が、上記爪の幅方向の位置合わせに用いる第1縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせに用いる第1横ガイド部とを有することを特徴とするネイルアート用スタンプ具。
  4. 請求項2または3に記載のネイルアート用スタンプ具と、
    上記図柄を形成する画線部と、該画線部及び上記スタンプ具の相対位置を位置合わせするための第2目印とが設けられたテンプレートと、
    上記テンプレートに塗布された上記塗布剤のうち、余剰の該塗布剤を除去する除去部材と、
    上記転写面に写し取られた上記図柄と上記爪の表面との相対位置を位置合わせする第3目印とが設けられ、上記使用者の指を置く指置き部材とを備えることを特徴とするネイルアート用器具。
  5. 請求項3に記載のネイルアート用器具において、
    上記図柄を形成する画線部と、該画線部及び上記スタンプ具の相対位置を位置合わせするための第2目印とが設けられたテンプレートと、
    上記テンプレートに塗布された上記塗布剤のうち、余剰の該塗布剤を除去する除去部材と、
    上記転写面に写し取られた上記図柄と上記爪の表面との相対位置を位置合わせする第3目印とが設けられ、上記使用者の指を置く指置き部材とを備え、
    上記第2目印が、上記爪の幅方向の位置合わせに用いる第2縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせに用いる第2横ガイド部を有し、
    上記第3目印が、上記爪の幅方向の位置合わせをする第3縦ガイド部と、該爪の長さ方向の位置合わせをする第3横ガイド部を有し、
    上記転写面に上記テンプレート上の上記図柄を写し取る時に、上記第1横ガイド部及び上記第2横ガイド部、上記第1縦ガイド部及び上記第2縦ガイド部がそれぞれ平面視で重なり、
    上記転写面に写し取られた上記図柄を上記爪に転写する時に、上記第1横ガイド部及び上記第3横ガイド部、上記第1縦ガイド部及び上記第3縦ガイド部がそれぞれ平面視で重なるように設けられていることを特徴とするネイルアート用器具。
JP2015003793U 2015-07-28 2015-07-28 ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具 Expired - Fee Related JP3201026U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003793U JP3201026U (ja) 2015-07-28 2015-07-28 ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003793U JP3201026U (ja) 2015-07-28 2015-07-28 ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3201026U true JP3201026U (ja) 2015-11-19

Family

ID=54545588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015003793U Expired - Fee Related JP3201026U (ja) 2015-07-28 2015-07-28 ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3201026U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108714113A (zh) * 2018-06-02 2018-10-30 浙江莱凡化妆品有限公司 一种印花甲油及其制备工艺和使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108714113A (zh) * 2018-06-02 2018-10-30 浙江莱凡化妆品有限公司 一种印花甲油及其制备工艺和使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220256995A1 (en) Cut crease creator makeup tools, kits and methods
JP2002507509A (ja) フィンガグリップ器具付きの筆記用具
KR101138443B1 (ko) 휴대용 네일아트 기구와 이를 이용한 네일아트 방법
DE602004014002D1 (de) Stempel zum Auftragen eines Motivs, Verfahren zur Stempelherstellung und Verfahren zur Herstellung eines Objekts anhand von diesem Stempel
JP3201026U (ja) ネイルアート用スタンプ具及びそのスタンプ具を有するネイルアート用器具
US20060039739A1 (en) Stylus holder
CN203427472U (zh) 压印装置、着色套件及柔性的承载图像的防渗的基底
US9564060B2 (en) Gripping aid
JP2008273030A (ja) 毛筆
JP3118247U (ja) 爪用印判
US10717314B2 (en) Tactual finger grip
JP6245770B1 (ja) 筆記具
JP3121227U (ja) マニキュア補助具
JP3134367U (ja) 指サック形状印鑑
JP3103100U (ja) ネイルアートプリンター
JP7175498B2 (ja) マニキュア用のシート材の製作用プレートおよびマニキュアシートの製作方法
JP3058988U (ja) 筆記具用指支持体
JP7086430B1 (ja) 模様作成シートセットを用いた模様作成方法
US3719999A (en) Drafting tool
WO2023042705A1 (ja) 筆記具及びペン先部品
KR101093538B1 (ko) 휴대용 네일아트 기구
JP2013039171A (ja) ネイルアート用補助具
JP2004306489A (ja) カラーチップ付き筆記具及び該筆記具用カラーチップ
US10655259B2 (en) Quilt stamps
JP3017630U (ja) 習字用の握り持ち補助文具

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20150826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3201026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees