JP3200992U - 頭髪整形補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ありとあらゆる頭髪に対応可能であり、しかも、頭部の状況及び所望の頭髪の形状等が変化した場合であっても、繰り返して何回も使用可能な頭髪整形補助具を提供する。【解決手段】頭髪を絡み留めることが可能な頭髪整形補助具であって、基糸3a及び基糸3aの側部に設けられた複数のフック部3bからなる単数又は複数の糸状体3によって構成され、フック部3bを利用して糸状体3を絡合させて塊状とし、フック部3bに頭髪を絡み留める。【選択図】図2
Description
本考案は、前髪や後頭部の髪などの頭髪の生え際、つむじ、うねり及び癖毛、さらに、頭髪のスタイル保持や、ボリュームアップ等に使用する頭髪整形補助具に関する。
頭髪整形補助具として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されたものが存在する。
特許文献1においては、面ファスナーのフック部の原理を活用し、かもじ本体を二枚合わせの面ファスナーのフック面シートにより構成し、かもじ本体の周囲に山形カットを配し、フック面シートの片方に弛みをもたせて膨らみを形成することで地肌を隠しボリュームを出すことを特徴とする板状かもじが提案されている。
これにより特許文献1に係る考案は、面状テープ(面ファスナー)のフック部の構造の原理を造形物としたことにより、隠したい地肌部分にかもじを置き自毛で被い上辺の毛を整え軽くスプレーをすれば一日中整髪は保持できる。
また、かもじ本体の周囲に山形カットを設けることで山形カットの先端が髪の間に入りかもじと髪の隔たりを軽減し地肌をカバーする。また本体に弛みをもたせ膨らみを形成することで髪を持ち上げ量感が出している。
特許文献2においては、頭髪整形補助具として、頭皮に面する下面と当該下面の反対面である上面とを有する板状基材と、当該板状基材下面に設けられた頭髪絡み留めのための下側弾性フック群と、当該板状基材上面に設けられた頭髪絡み留めのための上側弾性フック群とを備えている。
この頭髪整形補助具によれば、ありとあらゆる頭髪に対応可能であり、しかも、繰り返して何回も使用可能である。したがって、つむじ、うねり癖毛等を効果的に整形できるし、繰り返して使用可能なので大変経済的である。
しかしながら、従来の板状かもじ及び頭髪整形補助具(以下、両者を合わせて「補助具」という。)については、何度も繰り返し使用可能であるものの、それはあくまでそれら補助具を用いる頭部における部分が同じである場合に繰り返し使用できるのみであって、補助具を設置する頭部の位置・大きさ・頭髪の生え方等の状況が変わった場合においては、新たな補助具を用意する必要があり、新たな補助具を用意する労力及び経済性の面からも改善が望まれていた。
また、整形したい頭髪のボリュームや、所望の頭髪の形状によっても、やはり新たな形状及び大きさの補助具を用意する必要があり、新たな補助具を用意する労力及び経済性の面からも改善が望まれていた。
また、従来の補助具は、その本体が板状に構成されているため、頭髪を整形した後に、風が吹いた場合や、長時間経過することにより、頭髪の整形状態に変化があった場合、外部から、板状の本体が看取されてしまう可能性があり、看取する者に違和感を与える可能性があった。
さらに、従来の補助具は、例えば、矩形状等の板状の本体を用いることから、補助具の取り付けの方向性を考慮する必要があり、後頭部に補助具を装着するような場合においては、使用者にとっては、目が届かないことから、その装着状態を確認することが困難であった。
そこで、本考案は、このような不都合を解消し、ありとあらゆる頭髪に対応可能であり、しかも、頭部の状況及び所望の頭髪の形状等が変化した場合であっても、繰り返して何回も使用可能な頭髪整形補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案者は、試行錯誤を繰り返し、次の構成を採用するに至った。構成の詳しい内容については項を改めて説明する。尚、いずれかの請求項の考案を説明するために行う用語の定義等は、その記載順に関わらず、その性質上可能な範囲において他の請求項に係る考案にも適用があるものとする。
上記目的達成のため、本考案の頭髪整形補助具は、頭髪を絡み留めることが可能な頭髪整形補助具であって、当該頭髪整形補助具は、基糸及び当該基糸の側部に設けられた複数のフック部からなる単数又は複数の糸状体によって構成され、当該糸状体を絡合させて塊状とし、前記フック部に頭髪を絡み留めることを特徴とする。
また、本考案の頭髪整形補助具における前記フック部は、弾性を有することを特徴とする。
また、本考案の頭髪整形補助具は、前記糸状体の量を調節することにより、所望の大きさにすることが可能なことを特徴とする。
また、本考案の頭髪整形補助具における前記糸状体の絡合は、前記フック部同士及び/又は当該フック部と前記基糸の絡合によることを特徴とする。
また、本考案の頭髪整形補助具における前記基糸は、繊維、糸、紐、テープ又はこれらの組み合わせからなることを特徴とする。
また、本考案の頭髪整形補助具における前記フック部は、所定のピッチで設けられることを特徴とする。
本考案の頭髪整形補助具は、糸状体を絡合させて塊状とし、フック部に頭髪を絡み留めることにより、ありとあらゆる頭髪に対応可能であり、しかも、繰り返して何回も使用可能である。したがって、つむじ、うねり癖毛等を効果的に整形できるし、繰り返して使用可能なので非常に経済的である。
特に、本考案の頭髪整形補助具は、糸状体を鳥の巣のような塊状として使用することから、自在に所望の大きさ・形状とすることが可能であり、どのような状況でも容易かつ繰り返し使用可能である。
即ち、本考案の頭髪整形時補助具は、適宜、糸状体の塊を、ちぎったり、又は、糸状体の量を増量して組み合わせて、所望の形状に整形することにより、頭部の状態がどのような場合であっても、また、所望の頭髪の形状がどのようなものであっても、自在に何度も、繰り返し使用することが可能であって、非常に経済性に優れているばかりか、繰り返しの使用も、適宜、糸状体の塊を、ちぎったり、糸状体の量を増量して組み合わせて整形することにより可能であることから労力もかからず非常に容易である。
この場合、頭部の形状は、個人差があり、かつ、頭部における各々の箇所で頭皮(頭部表面)の形状及び曲率は異なっているものの、本考案の頭髪整形時補助具によれば、頭部の状態がどのような場合であっても、また、所望の頭髪の形状がどのようなものであっても、適宜、糸状体の塊を、ちぎったり、又は、糸状体の量を増量して組み合わせて糸状態の塊を整形することにより、同じ頭髪整形補助具を用いて自在に何度も繰り返し整髪可能である。そのため、頭部の部位(形状)及び所望の頭髪形状が同じ場合にしか、繰り返しの使用が困難な従来技術に比して、本考案の頭髪整形補助具は、異なる条件下においても容易に何度でも使用できるばかりか、非常に経済的である。
また、従来の補助具は、その本体が板状に構成されているため、頭髪を整形した後に、風が吹いた場合等に、外部から、板状の本体が看取されてしまう可能性があり、看取する者に違和感を与える可能性があったが、本考案の頭髪整形補助具は、頭髪のような糸状体によって構成されているため、仮に、外部から看取されてしまった場合も、頭髪と見分けがつきにくく、看取する者に違和感を与えることを防止することができる。
さらに、従来の補助具は、例えば、矩形状等の板状の本体を用いることから、補助具の取り付けの方向性を考慮する必要があり、後頭部に補助具を装着するような場合においては、使用者にとって、その装着状態を確認することが困難であったが、本考案の頭髪整形補助具においては、頭部に装着した状態においても、自在にその形状を所望のものに変更可能であり、かつ、方向性が問題となるものではないことから、その装着が目の届かない後頭部等においても非常に容易である。
以下、図面を参照して、本考案による頭髪整形補助具を実施するための形態について説明する。まず、頭髪整形補助具の構成について説明し、その後、頭髪整形補助具の具体的な使用方法を説明する。
[頭髪整形補助具の構成]
本考案の実施形態に係る頭髪整形補助具の構成について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る頭髪整形補助具の斜視図である。図2は、図1に示す頭髪整形補助具の部分拡大図である。図3は、図1に示す頭髪整形補助具を構成する糸状体の説明図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。
本考案の実施形態に係る頭髪整形補助具の構成について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る頭髪整形補助具の斜視図である。図2は、図1に示す頭髪整形補助具の部分拡大図である。図3は、図1に示す頭髪整形補助具を構成する糸状体の説明図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。
[頭髪整形補助具の構成概略]
図1及び図2に示すように、頭髪整形補助具1は、概略として、髪の毛(繊維)のような糸状体3を絡合することにより、鳥の巣のような糸状体の集合体(塊)により構成される。
図1及び図2に示すように、頭髪整形補助具1は、概略として、髪の毛(繊維)のような糸状体3を絡合することにより、鳥の巣のような糸状体の集合体(塊)により構成される。
[糸状体の構成]
頭髪整形補助具1を構成する糸状体3は、図2及び図3に示すように、糸のような繊維状に構成され、核となる基糸3aと基糸の側部に設けられた複数のフック部3bとから構成されている。
頭髪整形補助具1を構成する糸状体3は、図2及び図3に示すように、糸のような繊維状に構成され、核となる基糸3aと基糸の側部に設けられた複数のフック部3bとから構成されている。
[基糸の構成]
基糸3aは、毛髪に馴染ませ、目立たなくするべく、毛髪と同様の太さとすることが好適であるが、繊維、糸、紐、テープ又はこれらの組み合わせによっても構成することが可能であり、糸・紐・テープ状でフック部3bを側部に配することが可能な構成であればよく、ポリエステル等の樹脂によって構成可能である。
基糸3aは、毛髪に馴染ませ、目立たなくするべく、毛髪と同様の太さとすることが好適であるが、繊維、糸、紐、テープ又はこれらの組み合わせによっても構成することが可能であり、糸・紐・テープ状でフック部3bを側部に配することが可能な構成であればよく、ポリエステル等の樹脂によって構成可能である。
[フック部の構成]
また、フック部3bは、糸状体3を鳥の巣のように塊状とするべく、フック部3b同士や、フック部3bが基糸3aに絡まることによって、その塊となった形状を維持するものである。
また、フック部3bは、糸状体3を鳥の巣のように塊状とするべく、フック部3b同士や、フック部3bが基糸3aに絡まることによって、その塊となった形状を維持するものである。
そのため、フック部3bは、図3に示すように、鉤型(「J」字型)に構成されて、鉤部分が、他のフック部3bや、基糸3aに絡合して、鳥の巣のような塊の形状を維持するものである。
さらに、糸状体3の塊の状態となった頭髪整形補助具1は、同様に、フック部3bが頭髪に絡み付くことにより、頭部において、頭髪を絡み留まらせることを可能とするものである。
フック部3bは、図3(b)の側面図からも明らかなように、基糸3aから、一方向(図3(b)の紙面上、上方向)にのみ設けられるものではなく、他方向(同(b)の紙面上、下方向)にも配されるとともに、(a)の正面図から明らかなように、所定のピッチで連続して複数配されている。これによって、フック部3bが、フック部3b同士や、基糸3a及び頭髪に絡みやすくするものである。
また、フック部3bを弾性力を備えて構成した場合は、フック部3b同士や、基糸3a及び頭髪への絡合をより容易かつ強力なものにすることが可能である。尚、フック部3bについても、基糸3aと同様に、ポリエステル等の樹脂によって構成可能である。
[フック部の他の構成]
フック部3bは、糸状体3を鳥の巣のように塊状とするべく、フック部3b同士や、フック部3bが基糸3aに絡まることによって、その塊となった形状を維持し、さらには、頭髪を絡み留まらせるものであるから、そのフック機能を発揮可能であれば、その形態は、図3に示すものに限られるものではなく、他の変形例を図4乃至図6を用いて説明する。
フック部3bは、糸状体3を鳥の巣のように塊状とするべく、フック部3b同士や、フック部3bが基糸3aに絡まることによって、その塊となった形状を維持し、さらには、頭髪を絡み留まらせるものであるから、そのフック機能を発揮可能であれば、その形態は、図3に示すものに限られるものではなく、他の変形例を図4乃至図6を用いて説明する。
ここで、図4は、図3の糸状体の第1の変形例であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。図5は、図3の糸状体の第2の変形例であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。図6は、図4及び図5の糸状体の他の変形例であって、(a)は図4の糸状体のさらなる変形例の側面図、(b)は図5の糸状体のさらなる変形例の側面図である。
図4においては、(a)乃至(c)に示すように、図3における鉤状フック部3bが、側面図(b)からも明らかなように、紙面上、上下に設けられたフック部5bが互いに反対方向を向くことにより、側面視、基糸5aに対して点対称の関係でフック部5bが配されている。
また、図5においては、(a)乃至(c)に示すように、図3における鉤状フック部3bが、側面図(b)からも明らかなように、一対の鉗体7b1及び鉗体7b2により、一つのフック部7bが構成されており、鉗体7b1と鉗体7b2により、他のフック部7b、基糸7a及び頭髪を鉗体7b1と鉗体7b2の間に挟みこむ(保持する)ものである。
また、図6においては、(a)の側面図のように、図4(b)の側面図において上下方向に設けられたフック部5bを、基糸15aを中心として上下左右に設けることにより、基糸15aに対するフック部15bの数を増やすとともに、種々の方向にフック部15bを向けることにより、よりフック部15b同士や、頭髪との絡合を強力なものにすることが可能である。
同様に、図6(b)においても、図5(b)の側面図において上下方向に設けられたフック部7bを、基糸17aを中心として3方に設けることにより、基糸17aに対するフック部17bの数を増やすとともに、種々の方向にフック部17bを向けることにより、よりフック部17b同士や、頭髪との絡合を強力なものにすることが可能である。
[頭髪整形補助具の形状変更]
糸状体3は、単数本用意する場合でも、複数本用意する場合でも、本考案の頭髪整形補助具1を構成可能である。即ち、糸状体3は、非常に長尺の1本をくしゃくしゃに絡ませ合うことにより、鳥の巣のような塊状とすることも可能であるし、複数本の糸状体3をくしゃくしゃに絡ませ合うことにより、同様に塊状とすることも可能である。
糸状体3は、単数本用意する場合でも、複数本用意する場合でも、本考案の頭髪整形補助具1を構成可能である。即ち、糸状体3は、非常に長尺の1本をくしゃくしゃに絡ませ合うことにより、鳥の巣のような塊状とすることも可能であるし、複数本の糸状体3をくしゃくしゃに絡ませ合うことにより、同様に塊状とすることも可能である。
そのため、本考案の頭髪整形補助具1は、ちぎったり、又は、糸状体の量を増量して組み合わせて、塊状の糸状体を整形することにより、所望の大きさ・形状とすることが可能である。
[頭髪整形補助具の第1の使用方法]
図1、図2及び図7を用いて、頭髪整形補助具1の第1の使用方法について説明する。図7は、頭髪整形補助具の第1の使用方法を示す正面図である。
図1、図2及び図7を用いて、頭髪整形補助具1の第1の使用方法について説明する。図7は、頭髪整形補助具の第1の使用方法を示す正面図である。
図7(a)に示すのは、前髪(頭髪)の生え際近くにつむじがあるため、前髪が左右に割れてしまう状態を示している。このような前髪の割れは、櫛でとかしたぐらいでは歯が立たず、ドライヤーを使ったり、パーマをかけたりしても、時間が経つとまた元のように頭髪が左右に割れてしまう。
そこで、まず、頭髪整形補助具1を整髪したい部位に合わせて適当な大きさに成形する。即ち、糸状体3を、ちぎったり、又は、糸状体の量を増量して組み合わせることにより、適宜、塊状の糸状体3の量及び形を調整する。
次に、櫛などを使って前髪を上下に分けで上前髪と下前髪にする。そして上前髪と下前髪との間に適当な大きさ・形に調整した頭髪整形補助具1を挿入する。
具体的には、頭髪整形補助具1を下前髪の上に載置し、そのままの状態で軽く押しつけながら僅かに(5.0〜10.0mm程度)下方にずらす。このずらしによって、下前髪の方向が下方に矯正される。つまり、下方へのずらしにより下前髪が、頭髪整形補助具1の表面の下前髪側のフック部3bに絡合しつつ、しごかれ、これによって下方に伸びる。
換言すれば、例えば、4時方向を向いていた前髪や7時方向を向いていた前髪が、フック部3bの働きによって6時方向に並ばせられる(図7(b))。このとき頭髪整形補助具1は、下前髪に絡まったフック部3bの働きにより前髪に絡み留まって固定される。固定されるから、下方に伸びた下前髪が伸びたままの状態になる。
次に、上前髪を頭髪整形補助具1を覆うように下方に垂らし櫛などを使ってとかす。上前髪は頭髪整形補助具1の表面の上前髪側のフック部3bに絡み留められるとともに、下前髪と一体化する(図7(c))。
垂らした上前髪は頭髪整形補助具1の表面に現れるフック部3bに絡み留められているので風が吹いても容易に舞い上がることがなく、また、頭髪整形補助具1自体を覆い隠すので外から見て違和感を生じさせない。また、仮に頭髪整形補助具1が看取された場合であっても、頭髪整形補助具1自身が、髪の毛のように構成されているから、全く違和感を感じさせるものではない。
また、頭髪整形補助具1は、何度でも繰り返し使用することができるし、後述する使用方法からも明らかなように、ありとあらゆる頭髪に使用可能である。特に、頭髪整形時補助具1は、糸状体を鳥の巣のような塊状として使用することから、自在に所望の大きさ・形状とすることが可能であり、どのような状況でも容易かつ繰り返し使用可能である。
即ち、頭髪整形時補助具1は、適宜、糸状体3の塊を、ちぎったり、又は、糸状体の量を増量して組み合わせて整形することにより、頭部の状態がどのような場合であっても、また、所望の頭髪の形状がどのようなものであっても、自在に何度も、繰り返し使用することが可能であって、非常に経済性に優れているばかりか、繰り返しの使用も、適宜、糸状体3の塊を、ちぎったり、糸状体の量を増量して組み合わせて整形することにより可能であることから、労力もかからず非常に容易である。
[頭髪整形補助具の第2及び第3の使用方法]
上述した使用方法は、前髪だけに限られない。図8及び図9を用いて、頭髪整形補助具の第2及び第3の使用方法を説明する。図8は、頭髪整形補助具の第2の使用方法を示す正面図である。図9は、頭髪整形補助具の第3の使用方法を示す正面図である。
上述した使用方法は、前髪だけに限られない。図8及び図9を用いて、頭髪整形補助具の第2及び第3の使用方法を説明する。図8は、頭髪整形補助具の第2の使用方法を示す正面図である。図9は、頭髪整形補助具の第3の使用方法を示す正面図である。
図8(a)に示すような後頭部の割れや、図9(a)に示すような透け地肌、その他の部位にも適用することができる。頭髪を2方向に分けてその一方の上に頭髪整形補助具1を絡み留めてから、他方の頭髪をその上に載せて絡み留める。その結果、図8(b)及び図9(b)に示すように、他人に違和感を抱かせずに頭髪を整形することが可能である。即ち、自毛によって頭髪の気になる箇所を整形できるので、他人に違和感を抱かせない大変便利な頭髪整形補助具である。前髪と後頭部頭髪のように、一度に複数個の頭髪整形補助具1を使用することもできる。
[頭髪整形補助具の第4の使用方法]
図10を用いて、頭髪整形補助具の第4の使用方法を説明する。図10は、頭髪整形補助具の第4の使用方法を示す正面図である。
図10を用いて、頭髪整形補助具の第4の使用方法を説明する。図10は、頭髪整形補助具の第4の使用方法を示す正面図である。
図10は、頭髪整形補助具1を前髪のボリュームアップに用いた状態であり、図10(a)に示すように、ボリュームアップしたい前髪の上に頭髪整形補助具1を載せてから前髪を折り返して頭髪整形補助具1の上に載せる。これによって、図10(b)に示すように、前髪のボリュームアップができる。特に、糸状体3の塊を、ちぎったり、又は、糸状体の量を増量して組み合わせて整形することにより、適宜、所望のボリュームに容易に調整可能である。
また、ある箇所では頭髪の方向矯正を、また、他の箇所では頭髪のボリュームアップを図る、というような使い方も頭髪整形のバリエーションを豊富にする上で有効である。
この考案は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本考案を制限するものではないことは言うまでもない。
1 頭髪整形補助具
3,5,7 糸状体
3a,5a,7a,15a,17a 基糸
3b,5b,7b,15b,17b フック部
7a1,7b2 鉗体部
3,5,7 糸状体
3a,5a,7a,15a,17a 基糸
3b,5b,7b,15b,17b フック部
7a1,7b2 鉗体部
Claims (6)
- 頭髪を絡み留めることが可能な頭髪整形補助具であって、
当該頭髪整形補助具は、基糸及び当該基糸の側部に設けられた複数のフック部からなる単数又は複数の糸状体によって構成され、
当該糸状体を絡合させて塊状とし、前記フック部に頭髪を絡み留めることを特徴とする頭髪整形補助具。 - 前記フック部は、弾性を有することを特徴とする請求項1に記載の頭髪整形補助具。
- 前記糸状体の量を調節することにより、所望の大きさにすることが可能なことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の頭髪整形補助具。
- 前記糸状体の絡合は、前記フック部同士及び/又は当該フック部と前記基糸の絡合によることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の頭髪整形補助具。
- 前記基糸は、繊維、糸、紐、テープ又はこれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1に記載の頭髪整形補助具。
- 前記フック部は、所定のピッチで設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち、いずれか1に記載の頭髪整形補助具。
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