JP3200696U - 梯子用手摺アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】雪下ろし作業を行う際に、梯子から屋根に乗り移る際や屋根から梯子に乗り移る際における安全性を高めることができ、簡素な構成により製造コストを低減できるとともに普及しやすい梯子用手摺アタッチメントを提供する。【解決手段】梯子11の上端部に取り付けて使用する左部材1L及び右部材1Rからなる梯子用手摺アタッチメント1であって、左部材1L及び右部材1Rは、梯子11の支柱12L,12Rに取り付けられる取付部2及び手摺として使用される手摺部3を備えるとともに、取付部2から手摺部3にわたる一体形状の本体部1Aを備える。左部材1L及び右部材1Rを左右の支柱12L,12Rに取り付けた状態で、左右の取付部2,2の間隔Aよりも左右の手摺部3,3の間隔Bを広くした。【選択図】図2

Description

本考案は、梯子から屋根に乗り移る際や屋根から梯子に乗り移る際における安全を確保するために、梯子の上端部よりも上方に手摺を設けた梯子用手摺アタッチメントに関する。
我が国では、約2000万人もの人々が豪雪地帯で生活をしており、豪雪地帯では積雪が数メートル以上にも及ぶことがある。
したがって、豪雪地帯における殆どの家屋において、積雪による雪の重みによる倒壊を防ぐために、屋根の除雪作業(雪下ろし作業)を行う必要がある。
また、雪下ろし作業中の事故の統計によると、屋根からの転落事故の比率が高いことが分かっている。
このような雪下ろし作業を行う際には、多くの場合、スノーダンプやスコップ等の雪下ろし用機材を保持した状態で、屋根に立て掛けた梯子を使って屋根に登る必要があり、梯子から屋根に乗り移る際に作業者の体勢が不安定になりやすいため、転落する危険性が高くなっている。また、屋根から降りる際に屋根から梯子に乗り移る際も、同様に転落する危険性が高くなっている。
雪下ろし作業を行う際における前記危険性を排除することを目的としたものではないが、梯子を昇降する際の安全性を高めるために、梯子の上端部よりも上方に手摺を設けるようにした梯子用手摺アタッチメントがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1の梯子用手摺アタッチメント(はしご昇降補助器)は、梯子の支柱(側桁)の一方の先端に取り付けるものであり、にぎりて(2)の基端側の支持部材の挿入口(1)内に前記支柱の上端から最上の踏桟までの部分を挿入してボルト(3,3)で固定することにより、にぎりて(2)を支持するものである。
また、特許文献2の梯子用手摺アタッチメント(梯子アタッチメント)は、最上の踏桟(19)を利用して梯子本体(15)の上端の建物側の面に取り付けられたベース枠(29)に左右の取付パイプ(43,43)を設け、取付パイプ(43,43)により左右の手摺パイプ(33,33)を支持するものである。
さらに、特許文献3の梯子用手摺アタッチメント(梯子用手摺)は、梯子(30)上端部の上下の横桟(33,33)内に挿通される連結具(28,28)の両端にクランプ(45〜48)を固定し、クランプ(45〜48)により左右の手摺本体(41,42)を支持するものである。
実開平5−61400号公報 特開2012−087524号公報 特開2000−186481号公報
特許文献1の梯子用手摺アタッチメントのように、梯子の上端部よりも上方の左右一方ににぎりて(2)を設ける構成の場合、にぎりて(2)を持つことにより作業者の体勢を安定化する一定の効果はある。
しかしながら、にぎりて(2)の左右方向位置が支柱の左右方向位置と同じであるので、特に雪下ろし作業を行う際に前記雪下ろし用機材を保持した状態で屋根に乗り移る場合等において、梯子に沿って屋根に乗り移ると、雪下ろし機材がにぎりて(2)に衝突して作業者の体勢が不安定になる場合がある。
なお、仮に特許文献1のにぎりて(2)を左右両方に設けた場合において、左右のにぎりて(2,2)の間隔は、梯子の左右の支柱の間隔と同じになる。
よって、市販されている梯子の踏桟の左右方向長さは長いものでも約35cm程度であることから、特に雪下ろし作業を行う際に前記雪下ろし用機材を保持した状態で屋根に乗り移る際等においては、左右のにぎりて(2,2)の間を通過するのが困難であるので、梯子から屋根に乗り移る際や屋根から梯子に乗り移る際に転落する危険性が高い。
特許文献2及び3の梯子用手摺アタッチメントのように、梯子の上端部よりも上方の左右両方に手摺(手摺パイプ33,33、手摺本体41,42)を設ける構成の場合、左右の手摺は左右の支柱よりも左右方向の外方に位置しているが、強度確保や取付けの構造上、左右の手摺は左右の支柱に近接する位置に配置される。したがって、市販されている梯子の踏桟の左右方向長さは長いものでも約35cm程度であるので、左右の手摺の間隔は大きいものでも約45cm程度であると推定される。
よって、特に雪下ろし作業を行う際に前記雪下ろし用機材を保持した状態で屋根に乗り移る際等においては、左右の手摺間を通過するのが困難な場合があるので、その場合には、梯子から屋根に乗り移る際や屋根から梯子に乗り移る際に転落する危険性が高くなる。
その上、特許文献2の梯子用手摺アタッチメントの構成では、手摺を設けるためベース枠(29)や取付パイプ(43,43)等を設ける構造が複雑になるので、製造コストが増大する。
また、特許文献3の梯子用手摺アタッチメントの構成では、手摺を上下左右のクランプ(45〜48)により支持するので、手摺の長さが長くなるとともに、上下の横桟(33,33)内に挿通する連結具(28,28)の両端にクランプ(45〜48)を固定する構造が複雑になるので、製造コストが増大する。
そこで本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、特に雪下ろし作業を行う際に、梯子から屋根に乗り移る際や屋根から梯子に乗り移る際における安全性を高めることができ、簡素な構成により製造コストを低減できるとともに普及しやすい梯子用手摺アタッチメントを提供する点にある。
本考案に係る梯子用手摺アタッチメントは、前記課題解決のために、梯子の上端部に取り付けて使用する梯子用手摺アタッチメントであって、梯子の支柱に取り付けられる取付部から手摺として使用される手摺部にわたる一体形状の本体部を備え、前記支柱に前記取付部を取り付けた状態で、前記取付部よりも前記手摺部が左右方向外方へ位置していることを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、梯子を構成する強度の高い支柱に取付部を取り付けた状態で、取付部よりも手摺部が左右方向外方へ位置している。
よって、スノーダンプ等の雪下ろし用機材を保持した状態で、梯子に沿って梯子から屋根に乗り移る場合や、梯子に沿って屋根から梯子に乗り移る場合において、雪下ろし機材が手摺部に衝突しにくいことから、作業者の体勢が不安定になりにくいので、安全性が高くなる。
ここで、梯子の左右の支柱に取り付けられる左右の取付部、及び手摺として使用される左右の手摺部を備え、前記支柱に前記取付部を取り付けた状態で、前記左右の取付部の間隔よりも前記左右の手摺部の間隔を広くしてなるのが好ましい(請求項2)。
このような構成によれば、左右の手摺部の間隔が左右の取付部の間隔よりも広いので、スノーダンプ等の雪下ろし用機材を保持した状態で、梯子から屋根に乗り移る場合や、屋根から梯子に乗り移る場合において、左右の手摺部を持ちながら左右の手摺部の間を通過できるので、安全性が一層高くなる。
また、前記左右の取付部が別体であるのがより好ましい(請求項3)。
このような構成によれば、同じ梯子用手摺アタッチメントを幅(左右方向長さ)が異なる梯子に取り付けて使用できる。
さらに、前記本体部における前記取付部及び前記手摺部の間の部分を曲線状に屈曲させることにより、前記取付部よりも前記手摺部を左右方向外方へ位置させてなるのが一層好ましい(請求項4)。
このような構成によれば、取付部及び手摺部の間の部分を曲線状に屈曲させているので、角部がないことから安全性がより高くなるとともに製造コストを低減できる。
その上、滑らかですっきりとした外観になるので、意匠性が高くなる。
さらにまた、前記取付部を前記支柱の上端部に外嵌するとともに、前記取付部を前記梯子の踏桟に固定することにより、前記支柱に前記取付部が取り付けられるのがより一層好ましい(請求項5)。
このような構成によれば、支柱の上端部に取付部を外嵌させた状態で、既存の梯子の踏桟に取付部を固定する作業により梯子への取付けが完了する。
よって、簡素な構成により製造コストを低減できるとともに、既存の梯子に簡単に取り付けることができる。
その上、強度の高い支柱に取付部が外嵌されるので、取付部の強度及び剛性の確保が容易になる。
また、前記本体部が、四角形状パイプである金属製、又はリップ溝形断面である金属製であるのが好ましい(請求項6)。
このような構成によれば、梯子の支柱に取り付けられる取付部から手摺として使用される手摺部にわたる一体形状の本体部が四角形状パイプである金属製、又はリップ溝形断面である金属製であるので、本体部の強度が高くなるとともに、本体部の曲げ剛性及びねじり剛性が大きくなるため変形しにくくなる。
また、前記本体部がアルミニウム合金製であるのがより好ましい(請求項7)。
このような構成によれば、容易に軽量化及び防錆化を図ることができる。
さらに、前記左右の手摺部の上端部に架け渡して固定する横架部材、及び前記横架部材の中間部分に取り付けた滑車を備えてなるのが一層好ましい(請求項8)。
このような構成によれば、梯子の上端部に取り付けられた梯子用手摺アタッチメントの上端部に掛け渡された横架部材の中間部分に滑車を備えているので、作業者が滑車を利用してスノーダンプ等の雪下ろし用機材を吊り上げることができる。
よって、作業者がスノーダンプ等の雪下ろし用機材を保持した状態で梯子の昇降をする必要がなくなるので、安全性がより一層高くなる。
以上のように、本考案に係る梯子用手摺アタッチメントによれば、
(1)スノーダンプ等の雪下ろし用機材を保持した状態で、梯子から屋根に乗り移る場合や、屋根から梯子に乗り移る場合において、手摺部を持ちながら梯子に沿って、又は左右の手摺部を持ちながら左右の手摺部の間を通過できるので、安全性が高くなること、
(2)梯子用手摺アタッチメントの上端部に掛け渡された横架部材の中間部分に滑車を備えたものでは、作業者がスノーダンプ等の雪下ろし用機材を保持した状態で梯子の昇降をする必要がなくなるので、安全性がより一層高くなること、
(3)簡素な構成により製造コストを低減できるとともに、既存の梯子に簡単に取り付けることができるので、普及しやすいこと、
等の顕著な効果を奏する。
梯子用手摺アタッチメントを梯子に取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。 同じく縦断正面図である。 (a)は梯子用手摺アタッチメントの分解斜視図及び梯子の上端部の斜視図、(b)は取付部の構造を拡大して示す分解斜視図である。 梯子の支柱及び支柱に外嵌する梯子用手摺アタッチメントの取付部を示す斜視図であり、(a)は支柱の幅W1に合わせて製作した梯子用手摺アタッチメントの例を、(b)は(a)と同じ梯子用手摺アタッチメントを幅W2が小さい支柱(W2<W1)に外嵌する場合にスペーサを用いる例を示している。 梯子用手摺アタッチメントが取り付けられた梯子を家屋の屋根に立て掛けた状態を示す要部拡大概略右側面図である。 梯子固定用金具の説明図であり、(a)は要部拡大右側面図、(b)は部分横断平面図である。 梯子固定用金具の分解斜視図である。 梯子用手摺アタッチメントの取付部の構造の変形例を示す要部拡大斜視図であり、(a)は取付部にフックを用いた例、(b)は取付部にUボルトを用いた例を示している。 本体部の形状及び取付部の構造の変形例を示す要部拡大斜視図であり、(a)は本体部をリップ溝形断面形状にして取付部に上下のプレートを用いた例、(b)は本体部を円管状にして取付部にクランプを用いた例を示している。 本体部の形状及び取付部の構造の変形例を示す要部拡大斜視図であり、本体部を丸パイプで形成したフレーム体にして取付部に取付板を用いた例を示している。 雪下ろし用機材吊上げ手段の分解斜視図、及び梯子用手摺アタッチメントが取り付けられた梯子の上端部の斜視図である。 雪下ろし用機材吊上げ手段によりスノーダンプを吊り上げている状態を示す正面図である。 同じく要部拡大縦断面正面図である。 同じく要部拡大概略右側面図である。
次に本考案の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本考案は、添付図面に示された形態に限定されず実用新案登録請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
本明細書においては、梯子を屋根に立て掛ける際に手前側から見て前後左右を言うものとし、梯子の姿勢については、直立させた姿勢、又は屋根に立て掛けた姿勢を基準とし、手前から見た図(後方から前方に向かって見た図)を正面図とする。
図1の要部拡大斜視図、図2の縦断正面図、並びに図3(a)の分解斜視図に示すように、本考案の実施の形態に係る梯子用手摺アタッチメント1は、梯子11の上端部に取り付けて使用され、左右別体の左部材1L、及び右部材1Rを備える。
左部材1Lは、梯子11の左支柱12Lに取り付けられる取付部2から手摺として使用される手摺部3にわたる一体形状の本体部1A、及びキャップ部1Bからなり、右部材1Rは、梯子11の右支柱12Rに取り付けられる取付部2から手摺として使用される手摺部3にわたる一体形状の本体部1A、及びキャップ部1Bからなる。
ここで、本体部1Aは四角形状パイプである金属製(例えばアルミニウム合金製)であり、キャップ部1Bは合成樹脂製である。
なお、左部材1L、及び右部材1Rは、図2に示すように正面視で対称形状であり、互換性があるので、同じ物を用いることができる。
次に、左部材1Lの左支柱12Lへの取付け、及び右部材1Rの右支柱12Rへの取付けについて説明する。
図3(b)の分解斜視図に示すように、取付部2の左右方向外方には抜止めピン挿入穴4が形成されるとともに、抜止めピン挿入穴4の上下には凹部4A,4Aが形成されており、抜止めピン5にはその側面に凸部5Aが形成されている。
先ず、図3(a)に示すように、支柱12L,12Rの上端部に取付部2を上方から外嵌し、図1に示すように、取付部2の左右方向内方の切欠2Aに最上の踏桟13が入った状態にする。
次に、図3(a)及び図3(b)に示すように、抜止めピン5の凸部5Aが抜止めピン挿入穴4の凹部4Aを通るように、抜止めピン5を梯子11の最上の踏桟13内の中空部13Aに挿入した後、抜止めピン5を90°程度回動させる。
以上の手順により、左部材1L及び右部材1Rが、抜止めされた状態で左支柱12L及び右支柱12Rへ取り付けられる。
なお、図4(a)の斜視図に示すように梯子の支柱12Lの幅W1に合わせて製作した梯子用手摺アタッチメント1を、図4(b)の斜視図に示すように支柱の幅W2(W2<W1)が小さい支柱12Lに外嵌して使用する場合には、例えば合成樹脂部製の適当な厚さのスペーサ6,6,…を支柱12Lの前後面に貼付すればよい。
このような左部材1L及び右部材1Rの左支柱12L及び右支柱12Rへの取付け構造によれば、支柱12L,12Rの上端部に取付部2を外嵌させた状態で、既存の梯子11に存在する踏桟13内の中空部13Aを利用して、取付部2の左右方向外方の挿入穴4から最上の踏桟13内の中空部13Aに抜止めピン5を挿入する作業により、梯子用手摺アタッチメント1の梯子11への取付けが完了する。よって、簡素な構成により製造コストを低減できるとともに、既存の梯子11に簡単に取り付けることができる。
また、強度の高い支柱12L,12Rに取付部2が外嵌されるので、取付部2の強度及び剛性の確保が容易になる。
図1及び図2に示すように、梯子11に取り付けられた梯子用手摺アタッチメント1において、左右の手摺部3,3の間隔Bは、左右の取付部2,2の間隔Aよりも大きい(B<A)。
左右の取付部2,2の間隔Aは、踏桟13の左右方向長さに略等しく、踏桟13の左右方向長さは長いものでも約35cm程度である。よって、間隔Aは、長くても約35cm程度である。
それに対して左右の手摺部3,3の間隔Bは、取付部2及び手摺部3の間の部分を曲線状に屈曲させることにより、50cm以上になるように設定される。
間隔Bを50cm以上にするのは、手摺部3,3の間の通過しやすさ、及び手摺部3,3を掴んだ状態での梯子11の昇降しやすさを考慮したものである。
以上のとおり、左右の手摺部3,3の間隔Bは、左右の取付部2,2の間隔Aよりもかなり大きく、例えば50cm以上に設定される。
よって、図5の要部拡大概略右側面図に示すように、梯子用手摺アタッチメント1が取り付けられた梯子11を家屋Hの屋根Rに立て掛けた状態で、屋根R上の雪Sの除雪作業(雪下ろし作業)を行うために、作業者がスノーダンプやスコップ等の雪下ろし用機材を保持して梯子11から屋根Rに乗り移る場合において、間隔Bが広い左右の手摺部3,3の間を、左右の手摺部3,3を持ちながら通過できるので、安全性が非常に高くなる。
また、取付部2及び手摺部3の間の部分を曲線状に屈曲させているので、角部がないことから安全性がより高くなるとともに、梯子用手摺アタッチメント1の製造コストを低減できる。その上、梯子用手摺アタッチメント1の外観が、滑らかですっきりとしたものとなることから、意匠性が高くなる。
図5のように梯子11を家屋Hの屋根Rに立て掛けて使用する場合、安全面から梯子11の転倒防止をするのが好ましく、以下において梯子11の転倒防止を行うための構造の一例について説明する。
図6(a)の要部拡大右側面図、及び図6(b)の部分横断平面図に示す梯子固定用金具Cを梯子11の左右の支柱12L,12R(あるいは左右の支柱の一方)に取り付け、梯子固定用金具Cのワイヤー取付穴14Dにワイヤー20を掛けて引っ張り、ワイヤー20の端部を家屋H等に固定することにとり、梯子11の転倒防止を容易に行うことができる。
梯子固定用金具Cは、図6(b)の部分横断平面図、及び図7の分解斜視図に示すように、L字状板材である本体金具14、ブロック状固定部材15、矩形状板材である押圧部材16、並びに、ボルト17,17、ナット18,18、及び六角穴付きボルト19,19により構成される。
本体金具14の通孔14A,14Aにボルト17,17を挿通して固定部材15の螺孔15A,15Aに螺合し、本体金具14の通孔14Bに押圧部材16の凸部16Aを挿入した状態で、図6(b)の部分横断平面図に示すように、押圧部材16Aを梯子11の支柱12Rのフランジ内方に位置させ、本体金具14の螺孔14C,14Cに六角穴付きボルト19,19を螺合して押圧部材16を押すことにより梯子固定用金具Cが支柱12Rに固定される。なお、六角穴付きボルト19,19に螺合したナット18,18により六角穴付きボルト19,19の緩み止めを行うことができる。
次に、梯子用手摺アタッチメント1の取付部2の構造の変形例について説明する。
取付部2を支柱12L,12Rの上端部に外嵌して抜け止めする構成は、図1〜図3のような抜止めピン5を用いる構成の他、図8(a)の要部拡大斜視図のようにフック21Aで踏桟13を掛止して取付ねじ21Bで固定する構成、図8(b)の要部拡大斜視図のようにUボルト22A及びナット22B,22BによりUボルト22Aを踏桟13に固定する構成、又は図9(a)の要部拡大斜視図のように上下のプレート23A,23A及び取付ねじ23B,23B,…により踏桟13に固定する構成等であってもよい。
また、取付部2を支柱12L,12Rの上端部に外嵌せずに梯子11の支柱12L,12Rの上端部に取り付ける構成として、図9(b)の要部拡大斜視図のようにクランプ24を用いる構成、又は図10の要部拡大斜視図のように取付板25A,25A及び取付ねじ25B,25B,…を用いる構成等がある。
次に、梯子用手摺アタッチメント1における取付部2から手摺部3にわたる一体形状の本体部1Aの形状の変形例について説明する。
梯子用手摺アタッチメント1の本体部1Aは、図1〜図4、並びに図8(a)及び図8(b)のように四角形状パイプであるものの他、図9(a)のようなリップ溝形(C形)断面形状、図9(b)のような円管状、又は図10のような丸パイプで形成したフレーム体形状等であってもよい。
ここで、本体部1Aを、四角形状パイプである金属製、又はリップ溝形断面である金属製にすることにより、本体部1Aの強度が高くなるとともに、本体部1Aの曲げ剛性及びねじり剛性が大きくなるため変形しにくくなる。
また、本体部1Aをアルミニウム合金製にすることにより、容易に軽量化及び防錆化を図ることができる。
次に、スノーダンプやスコップ等の雪下ろし用機材を吊り上げる雪下ろし用機材吊上げ手段の構成例について説明する。
雪下ろし用機材吊上げ手段Iは、図11の分解斜視図、図12の正面図、図13の要部拡大縦断正面図、及び図14の要部拡大概略右側面図に示すように、梯子用手摺アタッチメント1の左右の手摺部3,3の上端部に架け渡して固定する横架部材7、及び横架部材7の中間部分に取り付けた滑車8等を備える。
例えば横架部材7の左端部に設けた垂下板10,10を、梯子用手摺アタッチメント1の左部材1Lの左右に位置させた状態で、ピン9を垂下板10の通孔10A及び手摺部3の通孔3Aに挿通することにより、横架部材7を手摺部3,3の上端部に架け渡した状態が保持される。
このような雪下ろし用機材吊上げ手段Iは、梯子11に梯子用手摺アタッチメント1を取り付ける際に梯子用手摺アタッチメント1に取り付けてもよい。また、図12及び図13に示すように横架部材7の上面に例えば紐Eを鋲F,Fにより取り付けておくことにより持ちやすく、軽量であるので、梯子用手摺アタッチメント1が取り付けられた梯子11を使って作業者が屋根Rに登った状態で、作業者が梯子用手摺アタッチメント1に雪下ろし用機材吊上げ手段Iを取り付けるようにしてもよい。
図12及び図14に示すように、雪下ろし用機材であるスノーダンプDに下端部を取り付けた吊上げ紐Gを滑車8に掛けた状態で、図14に示すように作業者が吊上げ紐Gを引くことにより、スノーダンプDを容易に吊り上げて手繰り寄せることができる。
また、同様に、雪下ろし作業が終了した際には、雪下ろし用機材吊上げ手段Iの滑車8を利用して、作業者がスノーダンプDを吊り下げながら地上まで降ろすことができる。
よって、このような雪下ろし用機材吊上げ手段Iを用いることにより、作業者が梯子11を昇降する際に、スノーダンプD等の雪下ろし用機材を保持する必要がなくなるので、安全性がより一層高くなる。
以上の説明においては、梯子用手摺アタッチメント1の左右の取付部2,2が別体(すなわち左部材1L及び右部材1Rが別体)である構成を示したが、左右の取付部2,2を一体のものとしてもよい。ただし、左右の取付部2,2を別体にすることにより、同じ梯子用手摺アタッチメント1を幅(左右方向長さ)が異なる梯子11に取り付けて使用できる。
また、以上の説明においては、梯子用手摺アタッチメント1が左部材1L及び右部材1Rの両方を備えた例を示したが、梯子用手摺アタッチメント1は左部材1L及び右部材1Rの一方のみを備えたものであってもよい。このような構成によれば、梯子11の支柱12L,12Rの一方に取付部2を取り付けた状態で、取付部2よりも手摺部3が左右方向外方へ位置している。
よって、スノーダンプD等の雪下ろし用機材を保持した状態で、梯子11に沿って梯子11から屋根Rに乗り移る場合や、梯子11に沿って屋根Rから梯子11に乗り移る場合において、雪下ろし機材が手摺部3に衝突しにくいことから、作業者の体勢が不安定になりにくいので、安全性が高くなる。
さらに、以上の説明においては、梯子用手摺アタッチメント1が取り付けられた梯子11を雪下ろし作業に用いる場合を示したが、雪下ろし作業以外に用いてもよい。
1 梯子用手摺アタッチメント 1A 本体部
1B キャップ部 1L 左部材
1R 右部材 2 取付部
2A 切欠 3 手摺部
3A 通孔 4 抜止めピン挿入穴
4A 凹部 5 抜止めピン
5A 凸部 6 スペーサ
7 横架部材 8 滑車
9 ピン 10 垂下板
10A 通孔 11 梯子
12L 左支柱 12R 右支柱
13 踏桟 13A 中空部
14 本体金具 14A,14B 通孔
14C 螺孔 14D ワイヤー取付穴
15 固定部材 15A 螺孔
16 押圧部材 16A 凸部
17 ボルト 18 ナット
19 六角穴付きボルト 20 ワイヤー
21A フック 21B 取付ねじ
22A Uボルト 22B ナット
23A プレート 23B 取付ねじ
24 クランプ 25A 取付板
25B 取付ねじ
A,B 間隔 C 梯子固定用金具
D スノーダンプ(雪下ろし用機材) E 紐
F 鋲 G 吊上げ紐
H 家屋 I 雪下ろし用機材吊上げ手段
R 屋根 S 雪
W1,W2 幅

Claims (8)

  1. 梯子の上端部に取り付けて使用する梯子用手摺アタッチメントであって、
    梯子の支柱に取り付けられる取付部から手摺として使用される手摺部にわたる一体形状の本体部を備え、
    前記支柱に前記取付部を取り付けた状態で、前記取付部よりも前記手摺部が左右方向外方へ位置していることを特徴とする梯子用手摺アタッチメント。
  2. 梯子の左右の支柱に取り付けられる左右の取付部、及び手摺として使用される左右の手摺部を備え、
    前記支柱に前記取付部を取り付けた状態で、前記左右の取付部の間隔よりも前記左右の手摺部の間隔を広くしてなる請求項1記載の梯子用手摺アタッチメント。
  3. 前記左右の取付部が別体である請求項2記載の梯子用手摺アタッチメント。
  4. 前記本体部における前記取付部及び前記手摺部の間の部分を曲線状に屈曲させることにより、前記取付部よりも前記手摺部を左右方向外方へ位置させてなる請求項1〜3の何れか1項に記載の梯子用手摺アタッチメント。
  5. 前記取付部を前記支柱の上端部に外嵌するとともに、前記取付部を前記梯子の踏桟に固定することにより、前記支柱に前記取付部が取り付けられる請求項1〜4の何れか1項に記載の梯子用手摺アタッチメント。
  6. 前記本体部が、四角形状パイプである金属製、又はリップ溝形断面である金属製である請求項1〜5の何れか1項に記載の梯子用手摺アタッチメント。
  7. 前記本体部がアルミニウム合金製である請求項1〜6の何れか1項に記載の梯子用手摺アタッチメント。
  8. 前記左右の手摺部の上端部に架け渡して固定する横架部材、及び前記横架部材の中間部分に取り付けた滑車を備えてなる請求項2〜7の何れか1項に記載の梯子用手摺アタッチメント。
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