JP3200436U - 五徳ユニット及びテーブルシステム - Google Patents

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宮崎 博之
博之 宮崎
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Abstract

【課題】携帯性に優れ、かつ、使い勝手のよい五徳ユニットを提供する。【解決手段】五徳ユニット1は、複数の風防板2を連結することで組み立てられ、各風防板2は、左右方向の一方の端部側に設けられる差込片251と、他方の端部側に設けられ、差込片が差込可能に形成される差込孔261と、差込孔の下方に設けられる係止溝262と、を備える。更に、差込片の下端側の領域は、差込片の下端から上方に延びる溝を介して風防板の端部から部分的に離間しており、差込片の下端側には、係止溝に係止するように、差込片の溝縁から溝内に突出する突起部252が設けられている。【選択図】図3

Description

本考案は、五徳ユニット及びテーブルシステムに関する。
登山、キャンプ等のアウトドアでは、湯を沸かしたり、料理をしたりする際に、アルコールストーブ等の携帯用コンロが用いられる場合がある。また、携帯用コンロを用いずに、手近なものを燃やして焚き火を行う場合がある。このような場合に、調理器具を支持する役割及び風で火が消えてしまうのを防止する役割を担う道具として、風防機能を備えた五徳が提案されている。
例えば、特許文献1では、3枚の金属板で構成される五徳が提案されている。具体的には、各金属板は、左右方向の一方の端部に突起部分を有し、他方の端部付近に長角の溝を有している。そのため、隣接する金属板の間において一方の金属板の突起部分を他方の金属板の長角の溝を差し込むことで、風防機能を備えた五徳を形成することができる。また、五徳として使用しないときには、各金属板に解体して手軽に持ち運ぶことができる。
実用新案登録第3151081号公報
しかしながら、特許文献1で例示される五徳では、隣接する金属板を連結するのに、一方の金属板の突起部分を他方の金属板の長角の溝に単に差し込んでいるに過ぎない。そのため、調理器具を載せた際等に大きな力が五徳に作用してしまうと、突起部分が長角の溝から簡単に外れてしまい、使用中の五徳が自然と解体されてしまう可能性があった。したがって、アウトドアで利用されるこのような従来の五徳は、使い勝手が悪かった。
本考案は、一側面では、このような問題点を鑑みてなされたものであり、携帯性に優れ、かつ、使い勝手のよい五徳を提供することを目的とする。
本考案は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本考案の一側面に係る五徳ユニットは、複数の風防板を連結することで組み立てられる五徳ユニットである。そして、前記各風防板は、左右方向の一方の端部側に設けられる差込片と、左右方向の他方の端部側に設けられ、前記差込片が差込可能に形成される差込孔と、前記差込孔の下方に設けられる係止溝と、を備える。更に、前記差込片の下端側の領域は、前記差込片の下端から上方に延びる溝を介して、前記一方の端部と部分的に離間しており、前記差込片の下端側には、前記係止溝に係止するように、前記差込片の溝縁から溝内に突出する突起部が設けられている。
上記構成に係る五徳ユニットは、使用しない際には、複数の風防板に分解して持ち運ぶことができる。そのため、上記構成に係る五徳ユニットは携帯性に優れている。また、上記構成では、各風防板の差込孔の下方には係止溝が設けられ、各風防板の差込片には、その係止溝に係止する突起部が設けられる。そのため、隣接する風防板の間において一方の風防板の差込片を他方の風防板の差込孔に差し込んだ後、差込片の突起部を係止溝に係止させることで、両風防板を強固に連結することができる。すなわち、隣接する風防板の間で形成される連結を外れにくくすることができ、使用中の五徳ユニットが自然と解体されてしまうのを防止することができる。
したがって、上記構成によれば、携帯性に優れ、かつ、使い勝手のよい五徳を提供することができる。なお、上記構成に係る五徳ユニットは、複数の風防板を連結することで組み立てられるため、風防機能を備えている。そのため、上記構成に係る五徳ユニットは、アウトドアでの利用に非常に適している。
また、上記一側面に係る五徳ユニットの別の形態として、上記五徳ユニットは、前記各風防板にそれぞれ取り付けられ、前記各風防板の上下方向の長さをそれぞれ延長する複数の風防延長板を更に備えてもよい。そして、前記各風防延長板は、下端部に並列に設けられる一対の取付片であって、前記各風防板の上端部を挟持可能に面直方向に離間する一対の取付片を有してもよい。
当該構成によれば、各風防板の上端部に各風防延長板を載せると、各風防延長板の一対の取付片が各風防板の上端部を挟持する。そのため、各風防延長板を各風防板に簡単な操作で連結することができ、五徳ユニットの高さを延長することができる。したがって、当該構成によれば、簡単な操作で高さを延長可能な五徳を提供することができる。また、当該構成に係る五徳ユニットは、高さを変更することができるため、焚き火等の様々な用途に利用可能である。
また、上記一側面に係る五徳ユニットの別の形態として、前記各風防延長板は、左右方向の一方の端部側に設けられる差込片と、左右方向の他方の端部側に設けられ、前記差込片が差込可能に形成される差込孔と、前記差込孔の下方に設けられる係止溝と、を備えてもよい。そして、前記各風防延長板における前記差込片の下端側の領域は、前記差込片の下端から上方に延びる溝を介して、前記一方の端部と部分的に離間していてもよい。更に、前記各風防延長板の前記差込片の下端側には、前記係止溝に係止するように、前記差込片の溝縁から溝内に突出する突起部が設けられてもよい。当該構成によれば、上記と同様に、各風防延長板を強固に連結することができるため、高さを変更可能でかつ非常に使い勝手のよい五徳を提供することができる。
また、上記一側面に係る五徳ユニットの別の形態として、前記各風防板は、組み立てた状態の前記五徳ユニットの内部空間側に開口するスリットを更に備えていてもよい。当該構成によれば、このスリットを利用して、五徳ユニットの内部空間に様々な器具を取り付けることができる。そのため、当該構成によれば、様々な用途に利用可能な五徳を提供することができる。
また、上記一側面に係る五徳ユニットの別の形態として、前記各風防板の前記スリットは、所定のアルコールストーブのフリンジが係止可能に形成され、かつ、当該アルコールストーブのフリンジが前記スリットに係止したときに、前記アルコールストーブの底部が地面から離間するような高さに配置されてよい。当該構成によれば、このスリットを利用して、五徳ユニットの内部空間にアルコールストーブを取り付けることができる。また、このアルコールストーブは、五徳ユニットに浮いた状態で取り付けられる。そのため、当該構成によれば、五徳ユニットを載置する地面にアルコールストーブの底部が干渉するのを防止することができるため、当該アルコールストーブを様々な場所で利用することができる。
また、上記一側面に係る五徳ユニットの別の形態として、上記五徳ユニットは、前記各風防板で形成される内部空間に取り付け可能な中板を更に備えてもよい。そして、前記中板は、面直方向に貫通する1又は複数の貫通孔と、前記各風防板の前記スリットにそれぞれ挿入可能に各端辺からそれぞれ突出する複数の突起部と、を備えてもよい。当該構成によれば、五徳ユニットの内部空間に連結可能な中板が提供される。そのため、当該構成によれば、様々な用途に利用可能な五徳を提供することができる。
また、上記一側面に係る五徳ユニットの別の形態として、前記中板は、所定のアルコールストーブの下端部を挿入可能な挿入孔を更に備えてもよい。そして、前記挿入孔は、当該挿入孔の縁に前記アルコールストーブのフランジが係止するように形成されてよい。当該構成によれば、所定のアルコールストーブを支持可能な中板を提供することができる。
また、上記一側面に係る五徳ユニットの別の形態として、前記中板は、複数に分離可能に構成されてよい。当該構成によれば、中板を複数に分離して持ち運ぶことができるため、五徳ユニットの携帯性を高めることができる。
また、本考案の一側面に係るテーブルシステムは、上記いずれかの形態の五徳ユニットと、携帯用テーブルとを備える。そして、前記各風防板は、下端部の一領域から下方に延びる脚部を備え、前記携帯用テーブルは、互いに向かい合うように折り畳み可能に連結され、展開されたときに天板を形成する一対の天板片と、前記天板を折り畳んだときに前記各天板片の裏面側に収納されるように、前記天板の裏面に折り畳み可能に連結された4つの支持脚と、を備え、前記天板の表面には、前記各風防板の前記脚部をそれぞれ挿入可能に構成された複数のスリットが設けられる。
上記構成によれば、携帯用テーブルは折り畳むことができ、また、各支持脚を折り畳んだ天板内に収納することができる。そのため、上記構成に係るテーブルシステムは携帯性に優れている。更に、上記構成では、携帯用テーブルの天板に各風防板の脚部をそれぞれ挿入可能な複数のスリットが設けられるため、携帯用テーブルの天板に五徳ユニットを連結することができる。すなわち、携帯用テーブルの天板に五徳ユニットを固定することができるため、携帯用テーブルを、火を取り扱う際の作業台、調理台等として利用することもできる。したがって、上記構成によれば、携帯性に優れ、かつ、様々な用途に利用可能な使い勝手のよいテーブルシステムを提供することができる。
また、上記一側面に係るテーブルシステムの別の形態として、前記携帯用テーブルは、互いに離間して設けられる一対の挿入片を有する天板延長板を更に備えてもよい。そして、前記一対の天板片それぞれの側壁には、前記一対の天板片の連結部を挟むように、前記天板延長板の各挿入片が挿入可能な挿入孔が設けられてよい。当該構成によれば、天板を延長するための天板延長板が提供される。
また、当該構成では、天板延長板の各挿入片を挿入する挿入孔が、各天板片を連結する連結部を挟むように、各天板片の側壁にそれぞれ設けられる。すなわち、天板延長板の一対の挿入片に対応する一対の挿入孔が、各天板片を連結する連結部を挟むように天板の側壁に設けられる。そのため、天板延長板を天板に取り付けた場合に、天板延長板は、いずれか一方の天板片に連結されるのではなく、両天板片に連結される。したがって、天板延長板を天板に取り付けることで、一対の天板片が展開した状態を天板延長板により固定することができ、携帯用テーブルの安定性を高めることができる。
本考案によれば、携帯性に優れ、かつ、使い勝手のよい五徳を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る風防板を模式的に例示する正面図である。 図2は、実施の形態に係る風防板を模式的に例示する側面図である。 図3は、3枚の風防板で組み立てた五徳ユニットを模式的に例示する斜視図である。 図4は、4枚の風防板で組み立てた五徳ユニットを模式的に例示する斜視図である。 図5は、3枚の風防板で組み立てた五徳ユニットにアルコールストーブを取り付けた状態を模式的に例示する上面図である。 図6は、実施の形態に係る風防延長板を模式的に例示する正面図である。 図7は、実施の形態に係る風防延長板を模式的に例示する側面図である。 図8は、3枚の風防板で組み立てた五徳ユニットに3枚の風防延長板を連結した状態を模式的に例示する斜視図である。 図9は、4枚の風防板で組み立てた五徳ユニットに4枚の風防延長板を連結した状態を模式的に例示する斜視図である。 図10は、3枚の風防板で組み立てた五徳ユニットに取り付け可能な中板を模式的に例示する。 図11は、4枚の風防板で組み立てた五徳ユニットに取り付け可能な中板を模式的に例示する。 図12は、4枚の風防板で組み立てた五徳ユニットに取り付け可能な中板を模式的に例示する。 図13は、4枚の風防板で組み立てた五徳ユニットに中板を取り付けた状態を模式的に例示する上面図である。 図14は、実施の形態に係る携帯用テーブルを模式的に例示する斜視図である。 図15は、実施の形態に係る携帯用テーブルを模式的に例示する正面図である。 図16は、実施の形態に係る携帯用テーブルを模式的に例示する上面図である。 図17は、実施の形態に係る携帯用テーブルの各支持脚を折り畳んだ状態を例示する底面図である。 図18は、実施の形態に係る携帯用テーブルの支持脚を模式的に例示する斜視図である。 図19は、実施の形態に係る携帯用テーブルを折り畳んだ状態を模式的に例示する斜視図である。 図20は、4枚の風防板で組み立てた五徳ユニットを携帯用テーブルに取り付けた状態を模式的に例示する斜視図である。 図21は、実施の形態に係る天板延長板を模式的に例示する正面図である。 図22は、実施の形態に係る天板延長板を模式的に例示する側面図である。 図23は、実施の形態に係る携帯用テーブルに天板延長板を取り付けた状態を模式的に例示する斜視図である。
以下、本考案の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本考案の例示に過ぎない。本考案の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本考案の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、図面内の向きを基準として説明を行う。
§1 五徳ユニット
[風防板]
<構成例>
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る五徳ユニット1を構成するための風防板2について説明する。図1は、風防板2を模式的に例示する正面図である。また、図2は、風防板2を模式的に例示する側面図である。後述する図3及び図4に示されるとおり、本実施形態では、この風防板2を複数枚連結することで、五徳ユニット1が組み立てられる。
図1に例示されるように、本実施形態に係る風防板2は、略矩形状に形成されており、表面21と裏面22とを有している。五徳ユニット1を組み立てた際には、表面21は五徳ユニット1の外側を向き、裏面22は内側を向く。この表面21と裏面22との関係は反対であってもよい。
この風防板2の周縁部は、上方に配置される上端部23と、上端部23に対向する下端部24と、上端部23及び下端部24の右端を連結する右端部25と、上端部23及び下端部24の左端を連結する左端部26と、で構成されている。なお、図2は、右端部25側から風防板2を見た場面を示している。
上端部23は、五徳ユニット1を組み立てた際に、当該五徳ユニット1の上端を形成する部位である。本実施形態では、上端部23の右側の一領域は、部分的に上方に延出しており、調理器具等を載置する載置部231を形成している。図1及び図2に例示されるように、載置部231は、略矩形状に形成され、表面21側に傾斜している。この載置部231には、表面21から裏面22に貫通する貫通孔232が設けられている。図1の例では、載置部231には5つの貫通孔232が設けられており、各貫通孔232は円形状に形成されている。
下端部24は、五徳ユニット1を組み立てた際に、当該五徳ユニット1の下端を形成する部位である。本実施形態では、下端部24の左側の一領域は、部分的に下方に延出しており、脚部241を形成している。図1に例示されるように、脚部241は、下端部24の一領域から下方に延びており、面直方向には傾斜していない。すなわち、図2に例示されるように、脚部241は、風防板2の連続する領域と面一に構成されている。この脚部241は略矩形状に形成されており、脚部241の角は湾曲している。
右端部25側には、差込片251が設けられている。そのため、本実施形態では、右端部25が、本考案の「左右方向の一方の端部」に相当する。差込片251の下端側の領域には、差込片251の下端から上方に延びる溝253が設けられている。この溝253の左右方向の幅は、風防板2の厚みよりもやや大きくなるように形成されている。差込片251の下端側の領域は、この溝253を介して、右端部25と部分的に離間している。そして、差込片251の下端側には、溝253と接する差込片251の溝縁から溝内方向に向けて突出する突起部252が設けられている。これにより、差込片251は、略鉤状に形成されている。
これに対して、左端部26側には、差込孔261が設けられている。そのため、本実施形態では、左端部26が、本考案の「左右方向の他方の端部」に相当する。この差込孔261には、他の風防板2の差込片251が挿入される。したがって、差込孔261は、差込片251が挿入可能な形状に形成される。
本実施形態では、差込孔261は、面直方向に貫通しており、上下方向に延びる矩形状に形成されている。差込孔261の左右方向の幅は、差込片251の厚み(図1の紙面に垂直な方向の長さ)に対応している。また、差込孔261の上下方向の幅は、差込片251の上下方向の長さに対応している。これによって、本実施形態に係る差込孔261は、差込片251を挿入可能に形成されている。なお、左端部26と差込孔261との間の距離は、実施の形態に応じて適宜設定されてよい。
また、左端部26側には、差込孔261の下方に、係止溝262が設けられている。本実施形態では、係止溝262は、面直方向に貫通しており、上下方向に延びる矩形状に形成されている。係止溝262は差込孔261と上下方向に整列しており、係止溝262の左右方向の幅は差込孔261の左右方向の幅と同程度に、係止溝262の上下方向の幅は差込孔261の上下方向の幅より短く形成されている。
この係止溝262の上下方向の幅は突起部252の上下方向の長さに対応しており、差込孔261の下端と係止溝262の上端との間の長さは、差込片251の溝253に隣接する端辺254と突起部252の上端との間の長さに対応している。これによって、係止溝262は、突起部252が係止可能に形成されている。すなわち、差込片251を差込孔261に差し込んだ後に、突起部252を係止溝262に係止させることができる。
更に、本実施形態では、風防板2の中央付近には、左右方向に延びる矩形状のスリット27が設けられている。このスリット27は、面直方向に貫通しており、表面21側及び裏面22側共に開口している。また、差込孔261付近に、円形状の貫通孔263が設けられている。この貫通孔263は、複数枚の風防板2をボールチェーン等でつないでまとめるのに利用される。
このような風防板2は、耐火性の材料で作成される。例えば、風防板2の材料には、アルミ板、ステンレス板等の金属板が利用されてよい。また、例えば、風防板2の材料には、耐熱性非金属の素材が用いられてもよい。そして、金属板等に公知の機械加工を施すことで、上記の風防板2を作製することができる。
<使用方法>
次に、図3及び図4を用いて、風防板2の使用方法、すなわち、五徳ユニット1の組み立て方法を説明する。本実施形態では、上記風防板2を複数枚連結することで、五徳ユニット1を組み立てることができる。図3は、3枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1を模式的に例示する斜視図である。図4は、4枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1を模式的に例示する斜視図である。なお、各図では、図面の見易さを確保するため、一部の構成要素について符号を省略した。後述する各図についても同様である。
まず、複数枚の風防板2を用意する。例えば、図3に例示されるように、三角柱状の五徳を形成する場合には、3枚の風防板2を用意する。また、図4に例示されるように、四角柱状の五徳を形成する場合には、4枚の風防板2を用意する。そして、用意した複数枚の風防板2をそれぞれ連結することで、五徳ユニット1を組み立てる。このとき、隣接する2つの風防板2の間では次のような操作が行われる。
すなわち、一方の風防板2の差込片251を他方の風防板2の差込孔261に差し込む。このとき、差込片251は、裏面22側から差込孔261に差し込んでもよいし、表面21側から差込孔261に差し込んでもよい。ここでは、差込片251は、裏面22側から差込孔261に差し込むこととする。差込片251は、一方の風防板2の右端部25の差込片251以外の領域が他方の風防板2の裏面22に接するまで、差込孔261に差し込むことができる。
ここで、本実施形態では、溝253の左右方向の幅は、風防板2の厚みよりも大きくなっている。そのため、差込片251を差込孔261に差し込むと、差込片251の突起部252は他方の風防板2の表面21よりも前方に位置し、差込孔261と係止溝262との間の部分を溝253に嵌まり込ませられるようになる。
そこで、一方の風防板2の差込片251を他方の風防板2の差込孔261に差し込んだ後には、差込孔261と係止溝262との間の部分を溝253に嵌まり込ませ、差込片251の差込位置を下方に移動させる。差込片251の差込位置は、差込片251の溝253側の端辺254が差込孔261の下端に接するまで下方に移動させることができる。
そして、差込片251の差込位置を下方に移動させた後、隣接する2つの風防板2の相対的な位置を調節することで、一方の風防板2の突起部252を他方の風防板2の係止溝262に係止させる。これにより、隣接する2つの風防板2を連結することができる。本実施形態では、このような連結操作を風防板2の各隣接箇所で行うことによって、図3及び図4に例示される五徳ユニット1を組み立てることができる。
<特徴>
このように組み立てられた五徳ユニット1は、次のような特徴を有する。
すなわち、組み立てられた五徳ユニット1の隣接する2つの風防板2の間ではそれぞれ、一方の風防板2の突起部252が他方の風防板2の係止溝262に係止している。換言すると、一方の風防板2の差込片251が、他方の風防板2の差込孔261を介して係止溝262に引っ掛かったような状態になっている。
そのため、隣接する2つの風防板2を離間するような外力が作用した場合に、他方の風防板2の差込孔261と係止溝262との間の部分は、一方の風防板2の突起部252上側の溝縁に当接し、当該一方の風防板2の溝253に囚われた状態になる。すなわち、そのような外力が作用しても、一方の風防板2の差込片251が他方の風防板2の差込孔261から外れることはなく、隣接する2つの風防板2の間の連結は維持される。よって、本実施形態によれば、各風防板2を強固に連結することができ、使用中の五徳ユニットが自然に解体されてしまうのを防止することができる。
また、この五徳ユニット1では、隣接する2つの風防板2の間において一方の風防板2の突起部252が他方の風防板2の係止溝262に係止しているのを解除することで、隣接する2つの風防板2の間の連結を簡単に開放することが可能になる。そのため、本実施形態に係る五徳ユニット1は簡単に解体することができる。そして、五徳として使用しない際には、五徳ユニット1は、各風防板2に分解して重ねることでコンパクトにすることができる。よって、本実施形態に係る五徳ユニット1は、携帯性に優れている。
したがって、本実施形態によれば、携帯性に優れ、かつ、使い勝手のよい五徳を提供することができる。
また、本実施形態では、図3及び図4に例示されるように、複数枚の風防板2を連結することで五徳ユニット1の内部空間が形成され、この内部空間において燃料等の燃焼が行われる。すなわち、各風防板2は、風防機能を果たすことができる。そのため、上記構成に係る五徳ユニット1は、アウトドアでの利用に非常に適している。
また、本実施形態では、各風防板2は、内部空間側に開口するスリット27を備えている。そのため、このスリット27を利用して、五徳ユニット1の内部空間に様々な器具を取り付けることができる。例えば、図5に例示されるように、五徳ユニット1の内部空間にアルコールストーブ9を取り付けてもよい。
図5は、3枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1の内部空間にアルコールストーブ9を取り付けた状態を模式的に例示する上面図である。アルコールストーブ9は、市販又は自作のアルコールストーブであってよい。この場合、各風防板2の寸法は、各スリット27により取り付ける対象となる所定のアルコールストーブに対応可能に適宜構成される。図5の例では、各風防板2の寸法は、3枚の風防板2で形成される内部空間の大きさがアルコールストーブ9の大きさに適合するように構成されている。
また、この場合、各風防板2のスリット27は、アルコールストーブ9のフリンジ91が係止可能に形成される。このスリット27を設ける高さは、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。ただし、各風防板2のスリット27は、アルコールストーブ9のフリンジ91がスリット27に係止したときに、アルコールストーブ9の底部が地面から離間するような高さに配置されるのが好ましい。これによって、アルコールストーブ9を五徳ユニット1に浮いた状態で取り付けることができる。そのため、五徳ユニット1を載置する地面にアルコールストーブ9の底部が干渉するのを防止することができ、アルコールストーブ9を様々な場所で利用することができるようになる。
なお、本実施形態では、各風防板2の下端部24には脚部241が部分的に形成されており、その残りの領域は、脚部241の下端から上方に位置している。そのため、この領域と地面との間には隙間が形成され、五徳ユニット1の内部空間に外部から空気を取り込むことができるようになっている。
また、各風防板2の載置部231は外側に傾斜しており、これによって、様々なサイズの調理器具が置きやすくなっている。更に、各載置部231には複数の貫通孔232が設けられているため、五徳ユニット1の上端に調理器具を載せても、五徳ユニット1の上端が閉じられることはなく、これらの貫通孔232を介して内部空間の空気を適切に排出することができる。また、貫通孔232によって、五徳ユニット1の内部に熱がこもり過ぎるのを防止し、熱暴走が生じるのを避けることができる。
なお、図3及び図4では、3枚又は4枚の風防板2によって五徳ユニット1が組み立てられている。しかしながら、五徳ユニット1を構成する風防板2の枚数は、3枚及び4枚に限定されなくてもよく、2枚であってもよいし、5枚以上であってもよい。ただし、2枚の風防板2により五徳ユニット1を構成する場合、他の部材を用いないときには、五徳ユニット1の内部空間は部分的に開放される。そのため、五徳ユニット1を構成する風防板2の枚数は3枚以上が好ましい。
[風防延長板]
<構成例>
次に、図6及び図7を用いて、風防板2の上下方向の長さを延長するために利用される風防延長板3について説明する。本実施形態では、各風防板2の上下方向の長さは、五徳ユニット1の高さに対応する。この高さを変更することができれば、この五徳ユニット1の様々な用途に利用可能である。そこで、五徳ユニット1は、風防板2の上下方向の長さを延長するための風防延長板を備えてもよい。以下、このような風防延長板の一例について説明する。図6は、本実施形態に係る風防延長板3を模式的に例示する正面図である。また、図7は、本実施形態に係る風防延長板3を模式的に例示する側面図である。
図6及び図7に例示されるように、風防延長板3は、略矩形状に形成され、上記風防板2とほぼ同様に構成される。具体的には、風防延長板3の表面31及び裏面32はそれぞれ、風防板2の表面21及び裏面22に対応する。風防延長板3の周縁部を構成する上端部33、下端部34、右端部35及び左端部36はそれぞれ、風防板2の上端部23、下端部24、右端部25及び左端部26に対応する。
また、風防延長板3の差込片351、突起部352、溝353及び端辺354はそれぞれ、風防板2の差込片251、突起部252、溝253及び端辺254と同様である。風防延長板3の差込孔361、係止溝362及び貫通孔363はそれぞれ、風防板2の差込孔261、係止溝262及び貫通孔363と同様である。
一方、本実施形態では、図6及び図7に例示されるように、風防延長板3の上端部33に設けられる調理器具等を載置する載置部331は、上記風防板2と異なり、裏面32側に傾斜している。この載置部331は、上端部33の右側の一領域が上方に延出することで、略矩形状に形成されている。この載置部331には貫通孔が設けられておらず、載置部331の左右方向の長さは、風防板2の載置部231よりもやや短く構成されている。複数枚の風防延長板3をつなげた場合、各載置部331は内側に傾斜する。これによって、比較的に小さいサイズの調理器具を各載置部331上に載置することができる。また、各風防延長板3は各風防板2上に配置されるため、このように各載置部331が内側を向いていても、各載置部331がメルトダウンする恐れがない。
また、本実施形態では、図6及び図7に例示されるように、風防延長板3の下端部34には、一対の取付片(341、342)が設けられている。説明の便宜のため、一対の取付片(341、342)を個々に区別する場合には、第1取付片341、第2取付片342と称する。図6に例示されるように、各取付片(341、342)は、矩形状に形成されており、左右方向にやや離間して並列に配置されている。
両取付片(341、342)は、風防板2の載置部231の設けられていない領域に対応して配置される。本実施形態では、風防板2の載置部231は、上端部23の右端側に配置されている。そのため、両取付片(341、342)は、下端部34の左端側に配置されている。各取付片(341、342)は、風防板2の上端部23に当接可能な位置に適宜配置される。
加えて、図7に例示されるように、第1取付片341は、下端部34との根元部分でやや外側に起き上がっており、表面31側に若干せり出している。これに対して、第2取付片342は、下端部34との根元部分でやや内側に起き上がっており、裏面32側に若干せり出している。これにより、第1取付片341及び第2取付片342は面直方向に離間している。
この第1取付片341及び第2取付片342が面直方向に離間する距離は、風防板2の厚み(図2の左右方向の長さ)と同じ又はやや大きくなるように構成される。これによって、本実施形態に係る風防延長板3は、第1取付片341及び第2取付片342によって風防板2の上端部23を挟持可能に構成される。
更に、本実施形態では、風防延長板3のやや上端部33寄りに、3つの貫通孔37が設けられている。各貫通孔37は、角丸長方形に形成されており、上端部33に沿って並列に並んでいる。五徳ユニット1を組み立てた後には、各貫通孔37は、上記貫通孔232と同様に、空気の排出口となる。特に、五徳ユニット1の内部で木材を燃やす場合、この各貫通孔37によって、五徳ユニット1内が排気不足になるのを防止することができる。なお、この貫通孔37により十分に排気可能であるため、載置部331に貫通孔が設けられなくてよい。
このような風防延長板3は、上記風防板2と同様に、耐火性の材料で作成される。例えば、風防延長板3の材料には、アルミ板、ステンレス板等の金属板が利用されてよい。また、例えば、風防延長板3の材料には、耐熱性非金属の素材が用いられてもよい。そして、金属板等に公知の機械加工を施すことで、上記の風防延長板3を作製することができる。
<使用方法>
次に、図8及び図9を用いて、風防延長板3の使用方法を説明する。図8は、3枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1に3枚の風防延長板3を連結した状態を模式的に例示する斜視図である。また、図9は、4枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1に4枚の風防延長板3を連結した状態を模式的に例示する斜視図である。
まず、五徳ユニット1を組み立てた風防板2と同じ枚数の風防延長板3を用意する。例えば、上記のとおり、3枚の風防板2で三角柱状の五徳ユニット1を形成した場合には、3枚の風防延長板3を用意する。また、4枚の風防板2で四角柱状の五徳ユニット1を形成した場合には、4枚の風防延長板3を用意する。
次に、用意した複数枚の風防延長板3をそれぞれ連結する。風防延長板3の連結は、上記風防板2と同様の方法で行うことができる。これによって、上記図3及び図4と同様の構造体を形成することができる。
そして、複数枚の風防延長板3で形成した構造体を五徳ユニット1の上端に載せ、各風防延長板3を各風防板2の上端部23に連結する。具体的には、各風防延長板3の第1取付片341が風防板2の表面21に当接し、第2取付片342が裏面22に当接するように、各風防延長板3を各風防板2の上端部23に取り付ける。すなわち、各風防板2の上端部23が各風防延長板3の一対の取付片(341、342)により挟持されるように、各風防延長板3を各風防板2の上端部23に載置することで、各風防板2と各風防延長板3とを連結する。これによって、図8及び図9に例示されるように、各風防延長板3を各風防板2に取り付け、各風防板2の上下方向の長さ、換言すると五徳ユニット1の高さ、を延長することができる。
<特徴>
上記のように、各風防延長板3を各風防板2に取り付ける作業は、各風防延長板3を各風防板2の上端部23に載置することにすぎない。そのため、各風防延長板3を各風防板2に簡単な作業で連結することができ、これによって、五徳ユニット1の高さを延長することができる。したがって、本実施形態によれば、簡単な操作で高さを変更可能な五徳を提供することができる。更に、本実施形態に係る五徳ユニット1は、この風防延長板3により高さを変更することができるため、焚き火等の様々な用途に利用することができる。
また、本実施形態に係る各風防延長板3は、各風防板2と同様の連結機構を有する。そのため、上記各風防板2と同様に、隣接する風防延長板3を強固に連結することができる。したがって、本実施形態によれば、簡単な操作で高さを変更可能でかつ非常に使い勝手のよい五徳を提供することができる。
なお、本実施形態では、各風防延長板3の左右方向の長さは、各風防板2の左右方向の長さとほぼ同じに構成される。これによって、風防板2と同数の風防延長板3によって、五徳ユニット1の高さを延長することができる。一方、各風防延長板3の上下方向の長さは、各風防板2の上下方向の長さと同じであってもよいし、異なっていてもよい。各風防延長板3の上下方向の長さは、実施の形態に応じて適宜設定可能である。
[中板]
<構成例>
次に、図10〜図12を用いて、上記五徳ユニット1に利用可能な中板4〜6を説明する。本実施形態では、各風防板2はスリット27を備えている。そのため、五徳ユニット1は、このスリット27によって内部空間に取り付け可能な中板を備えてもよい。以下、このような中板の一例について説明する。図10は、3枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1に取り付け可能な中板4を模式的に例示する。図11及び図12はそれぞれ、4枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1に取り付け可能な中板5を模式的に例示する。
まず、中板4について説明する。3枚の風防板2で五徳ユニット1を組み立てた場合、五徳ユニット1の内部空間は、上記図3で例示されるように、三角柱状に形成される。そのため、このような五徳ユニット1の内部空間に取り付け可能なように、中板4は、角取三角形状に形成されている(図10参照)。
この中板4は、各風防板2に対応する各端辺41〜43にそれぞれ突起部(411、421、431)が設けられている。各突起部(411、421、431)は、各風防板2のスリット27に挿入可能に各端辺41〜43から矩形状に突出している。加えて、各突起部(411、421、431)は、各風防板2のスリット27の位置に対応して配置される。
また、この中板4は、面直方向に貫通する複数の貫通孔44を備えている。各貫通孔44は、円形状に形成されており、螺旋状に配置されている。そして、螺旋状の内側には、外側に配置された貫通孔44よりも小径に形成された貫通孔44が存在している。各貫通孔44は、燃料などが通過しない程度に小径に形成される。そのため、この中板4は、五徳ユニット1の内部空間に取り付けることで、火床として利用することができる。
次に、中板5について説明する。4枚の風防板2で五徳ユニット1を組み立てた場合、五徳ユニット1の内部空間は、上記図4に例示されるように、四角柱状に形成される。そのため、このような五徳ユニット1の内部空間に取り付け可能なように、中板5は、略矩形状に形成されている(図11参照)。
この中板5は、外形を除き、中板4とほぼ同様に構成される。すなわち、この中板5は、各風防板2に対応する各端辺51〜54にそれぞれ突起部(511、521、531、541)が設けられている。各突起部(511、521、531、541)は、各風防板2のスリット27に挿入可能に各端辺51〜54から矩形状に突出している。加えて、各突起部(511、521、531、541)は、各風防板2のスリット27の位置に対応して配置される。
また、この中板5は、面直方向に貫通する複数の貫通孔55を備えている。各貫通孔55は、上記各貫通孔44と同様に、円形状に形成されており、螺旋状に配置されている。また、各貫通孔55は、燃料などが通過しない程度に小径に形成される。そのため、この中板5は、五徳ユニット1の内部空間に取り付けることで、火床として利用することができる。
次に、中板6について説明する。図12に例示されるように、中板6は、挿入孔66を備える点を除き、中板5と同様の構成を有する。すなわち、中板6は、4枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1の内部空間に取り付けられるものであり、中板6の各端辺61〜64は、中板5の各端辺51〜54に対応する。また、中板6の各突起部(611、621、631、641)は、中板5の各突起部(511、521、531、541)に対応する。更に、中板6の貫通孔65は、中板5の貫通孔55に対応する。
上記のとおり、各風防板2のスリット27は、所定のアルコールストーブ(図5のアルコールストーブ9)のフリンジが挿入可能に構成されてよい。本実施形態では、3枚の風防板2で五徳ユニット1を構成した場合に、アルコールストーブ9のフリンジが各風防板2のスリット27に係止するように、各構成要素の寸法が決められている。そのため、このように寸法の決められた風防板2を4枚使用して五徳ユニット1を組み立てた場合には、この五徳ユニット1の内部空間にはアルコールストーブ9を取り付けることができない。
そこで、このような場合にも、五徳ユニット1の内部空間にアルコールストーブを取り付けることができるように、中板6は、所定のアルコールストーブ(例えば、アルコールストーブ9)の下端部を挿入可能な挿入孔66を備えている。この挿入孔66は、アルコールストーブ9のフリンジ91が当該挿入孔66の縁で係止するように形成される。これによって、五徳ユニット1の内部空間にアルコールストーブ9を取り付けることができる。なお、この中板6では、貫通孔65は、挿入孔66の周囲に配置される。
以上のような各中板4〜6は、上記風防板2及び風防延長板3と同様に、耐火性の材料で作成される。例えば、各中板4〜6は、アルミ板、ステンレス板等の金属板が利用されてよい。また、例えば、各中板4〜6の材料には、耐熱性非金属の素材が用いられてもよい。そして、金属板等に公知の機械加工を施すことで、上記各中板4〜6が作成されてよい。
なお、各中板4〜6は、複数に分離可能に構成されてよい。例えば、図11に例示されるように、中板5は、線Lに沿って切断され、2つの中板片に分離されてよい。これによって、各中板4〜6を複数に分離して持ち運ぶことが可能になり、五徳ユニット1の携帯性を高めることができる。
<使用方法>
次に、図13を用いて、各中板4〜6の使用方法を説明する。各中板4〜6の使用方法はほぼ同様である。各中板4〜6は、上記風防板2を連結する過程で、各中板4〜6の各突起部を各風防板2のスリット27に挿入することで、五徳ユニット1の内部空間に取り付けることができる。例えば、図13に例示されるように、各中板4〜6を五徳ユニット1の内部空間に取り付けることができる。例えば、図13では、4枚の風防板2で構成した五徳ユニット1に中板6を取り付けた例が示されている。そして、五徳ユニット1を組み立てた後は、中板4及び中板5は火床として利用することできる。また、中板6は、アルコールストーブ9の支持具として利用することができる。なお、中板6を使用する場合には、空き缶の底などで挿入孔66を塞ぐことで、中板6を、中板4及び中板5と同様に火床として利用してもよい。
<特徴>
上記のように、各中板4〜6によって、五徳ユニット1の内部空間に火床を設けたり、所定のアルコールストーブの支持具を設けたりすることができる。そのため、このような中板4〜6によれば、五徳ユニット1の利用形態の幅が広がり、様々な用途に五徳ユニット1を利用することができる。例えば、中板4に燃料を直接載せて燃焼することで、焚き火を行うことができる。また、中板6によれば、多数の風防板2によってアルコールストーブ9よりも大きいサイズに五徳ユニット1を組み立てた場合であっても、この五徳ユニット1の内部空間にアルコールストーブ9を取り付けることができる。
§2 携帯用テーブル
<構成例>
次に、図14〜図19を用いて、上記五徳ユニット1と共に利用可能な携帯用テーブル7について説明する。図14は、本実施形態に係る携帯用テーブル7を模式的に例示する斜視図である。図15は、本実施形態に係る携帯用テーブル7を模式的に例示する正面図である。図16は、本実施形態に係る携帯用テーブル7を模式的に例示する上面図である。図17は、本実施形態に係る携帯用テーブル7の各支持脚74を折り畳んだ状態を例示する底面図である。図18は、本実施形態に係る携帯用テーブル7の支持脚74を模式的に例示する斜視図である。また、図19は、本実施形態に係る携帯用テーブル7を折り畳んだ状態を模式的に例示する斜視図である。
図14〜図19に例示されるように、携帯用テーブル7は、一対の天板片(71、72)によって構成される天板70と、天板70の裏面に連結される4つの支持脚74と、天板70の表面に設けられる複数のスリット76と、を備えている。以下、各構成要素について説明する。
(天板)
まず、天板70について説明する。図14及び図15に例示されるように、携帯用テーブル7の天板70は、一対の天板片(71、72)によって構成される。説明の便宜のため、一対の天板片(71、72)を個々に区別する場合には、第1天板片71、第2天板片72と称する。一対の天板片(71、72)は、連結部73によって、互いに向かい合うように折り畳み可能に連結される。一対の天板片(71、72)を連結する方法は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、一対の天板片(71、72)は、ヒンジ等によって連結部73において回動可能に連結されてよい。
これによって、一対の天板片(71、72)が面一になるように展開したときには、図14〜図17に例示されるように、携帯用テーブル7は、天板70が形成された状態(以下、「展開状態」とも称する)になる。このとき、形成された天板70の表面は、各天板片(71、72)の表面(711、721)により構成される。また、天板70の裏面は、各天板片(71、72)の裏面(712、722)により構成される。
一方、一対の天板片(71、72)を互いに向かい合うように折り畳んだときには、図19に例示されるように、携帯用テーブル7は、天板70が2つの折れ曲がり、天板70の裏面側に収納空間が形成された状態(以下、「折り畳み状態」とも称する)になる。具体的には、第1天板片71は、矩形状に形成されており、各端辺には各側壁713〜716が設けられている。同様に、第2天板片72は、矩形状に形成されており、各端辺には各側壁723〜726が形成されている。そのため、この各天板片(71、72)及び各側壁(713〜716、723〜726)によって、閉じた内部空間が天板70の裏面側に形成される。
(支持脚)
次に、各支持脚74について説明する。図17に例示されるように、この天板70の裏面には、4つの支持脚74が設けられている。各支持脚74は、天板70の各角付近に設けられている。すなわち、各天板片(71、72)の各裏面(712、722)にそれぞれ一対の支持脚74が設けられている。ただし、第1天板片71には後述するスリット76が設けられるため、第1天板片71では、各支持脚74はやや中央寄り(スリット76付近)に配置されている。
図17及び図19に例示されるように、各支持脚74は、各連結部75によって、天板70を折り畳み状態にしたときに各天板片(71、72)の裏面(712、722)側に収納されるように、天板70の裏面に折り畳み可能に連結されている。各支持脚74を天板70に連結する方法は実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、各支持脚74は、ヒンジ等によって連結部75において回動可能に連結されてよい。
これによって、図14及び図15に例示されるように、各支持脚74を展開したときには、各支持脚74は、天板70から下方向に延び、天板70を支持することができる。一方、図17及び図19に例示されるように、各支持脚74を天板70の裏面に当接するまで折り畳んだときには、各支持脚74は、折り畳み状態の際に形成される収納空間に収納することができる。
ここで、図18を用いて、本実施形態に係る各支持脚74の構成を詳細に説明する。本実施形態では、各支持脚74は、天板70の裏面に連結される上脚部741、及び、上脚部741の下端に連結部743を介して連結される下脚部742によって構成される。上脚部741及び下脚部742は共にコの字型に形成されている。また、上脚部741の内周面に下脚部742の外周面が当接可能なように、下脚部742は上脚部741よりもやや小形に形成されている。
そして、上脚部741及び下脚部742は、連結部743によって回動可能に連結されている。上脚部741及び下脚部742を連結する方法は、実施形態に応じて適宜選択されてよい。上記各連結と同様に、上脚部741及び下脚部742は、例えば、ヒンジ等によって連結部743において回動可能に連結されてよい。これによって、各支持脚74は、下脚部742が上脚部741の内側に収納された状態と、下脚部742が上脚部741の下端から下方に延びた状態と、をとることができる。すなわち、各支持脚74は、2段階の長さに調節することができる。
(スリット)
次に、各スリット76について説明する。図16に例示されるように、天板70の表面(第1天板片71の表面711)には、複数のスリット76が設けられている。各スリット76は、面直方向に貫通しており、上記五徳ユニット1の各風防板2の脚部241を挿入可能に構成されている。また、各スリット76は、組み立てた状態の各風防板2の脚部241を受け入れられるように配置されている。
図16の例では、第1天板片71の表面711には、円形状の挿入孔77の周囲に、6つのスリット76によって、三角状の受入溝が形成されている。また、三角状の受入溝の外方には、8つのスリット76によって、矩形状の受入溝が形成されている。そのため、三角状の受入溝には、3枚の風防板2で構成した五徳ユニット1の各脚部241を挿入することができる。また、矩形状の受入溝には、4枚の風防板2で構成した五徳ユニット1の各脚部241を挿入することができる。したがって、各スリット76によれば、組み立てた状態の五徳ユニット1を天板70上に連結することができる。
(その他)
なお、天板70の表面には、アルコールストーブを挿入可能な挿入孔77が設けられており、この挿入孔77の周囲には挿入孔77より小径の複数の貫通孔78が配置されている。この挿入孔77は、上記中板6の挿入孔66と同様に構成される。すなわち、本実施形態では、アルコールストーブを天板70に直接取り付けることができる。このとき、各貫通孔78は、空気の吸気口となる。
また、本実施形態では、天板70の長手方向に沿う側壁である第1天板片71の側壁713及び第2天板片72の側壁723には、連結部73を挟むように、矩形状の挿入孔(717、727)が設けられている。同様に、第1天板片71の側壁715及び第2天板片72の側壁725には、連結部73を挟むように、矩形状の挿入孔(718、728)が設けられている。
このような携帯用テーブル7は、上記風防板2等と同様に、耐火性の材料で作成される。例えば、携帯用テーブル7の材料には、アルミ板、ステンレス板等の金属板が利用されてよい。また、例えば、携帯用テーブル7の材料には、耐熱性非金属の素材が用いられてもよい。そして、金属板等に公知の機械加工を施すことで、上記の携帯用テーブル7を作製することができる。
<使用方法>
次に、図20を更に用いて、携帯用テーブル7の使用方法について説明する。図20は、4枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1を携帯用テーブル7に取り付けた状態を模式的に例示する斜視図である。携帯用テーブル7を使用する際には、各天板片(71、72)を展開して、天板70を展開状態にする。また、天板70の裏面に設けられた各支持脚74を展開する。このとき、各支持脚74の下脚部742は展開してもよいし、展開しなくてもよい。これによって、図14及び図15に例示されるように、携帯用テーブル7を拡げることができる。
また、本実施形態では、この状態で、更に、複数枚の風防板2で組み立てた五徳ユニット1の各脚部241を携帯用テーブル7の対応する各スリット76に挿入することができる。これによって、図20に例示されるように、五徳ユニット1を携帯用テーブル7に連結することができる。
なお、この状態では、携帯用テーブル7では、五徳ユニット1を載置した部分に力がかかりやすくなる。すなわち、第1天板片71に五徳ユニット1を連結する領域を設けることにより、天板70に作用する力に偏りが生じてしまう。これによって、携帯用テーブル7のバランスは崩れ、使用中に携帯用テーブル7が傾きやすくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、第1天板片71に設けられる一対の支持脚74は、五徳ユニット1から作用する力を支えやすくすべく、この各スリット76の近接するように、各角から中央寄りにずらして配置されている。これによって、携帯用テーブル7に作用する力のバランスを保ちやすくし、使用中に携帯用テーブル7が傾くのを低減することができる。
一方、携帯用テーブル7を使用しない場合には、図17に例示されるように、各支持脚74を天板70の裏面に接するまで折り畳む。下脚部742を展開していた場合には、下脚部742を上脚部741の内側に収納した上で、各支持脚74を折り畳む。そして、天板70を連結部73に沿って2つに折り畳むことで、天板70を折り畳み状態にする。これによって、図19に例示されるように、天板70の裏面側に形成された収納空間に各支持脚74は収納され、携帯用テーブル7は持ち運びやすいコンパクトな状態になる。
<特徴>
上記のように、五徳ユニット1と共にテーブルシステムを構成する携帯用テーブル7は、折り畳むことができ、また、各支持脚74は折り畳んだ天板70内に収納することができる。そのため、本実施形態に係るテーブルシステムは携帯性に優れている。各風防板2等の五徳ユニット1の各構成要素を折り畳み状態の天板70内に収納可能にすることで、本実施形態に係るテーブルシステムの携帯性を更に向上させることができる。
また、本実施形態では、携帯用テーブル7の天板70に各風防板2の脚部241を挿入可能な複数のスリット76が設けられており、携帯用テーブル7の天板70に五徳ユニット1を連結することができる。すなわち、携帯用テーブル7の天板70に五徳ユニット1を固定することができるため、携帯用テーブル7を、火を取り扱う際の作業台、調理台等として利用することもできる。したがって、本実施形態によれば、携帯性に優れ、かつ、様々な用途に利用可能な使い勝手のよいテーブルシステムを提供することができる。
<天板延長板>
次に、図21及び図22を用いて、上記携帯用テーブル7に取り付け可能な天板延長板8について説明する。図21は、本実施形態に係る天板延長板8を模式的に例示する正面図である。また、図22は、本実施形態に係る天板延長板8を模式的に例示する側面図である。
図21及び図22に例示されるように、本実施形態に係る天板延長板8は、矩形状に形成されており、携帯用テーブル7に取り付けた際に天板70の表面と同じ方向を向く表面81と、天板70の裏面と同じ方向を向く裏面82と、を有している。そして、この天板延長板8の長手方向に沿う一端辺83には、互いに離間する一対の挿入片(831、832)が設けられている。図22に例示されるように、各挿入片(831、832)は矩形状に形成されており、各挿入片(831、832)の先端部分は上方に傾斜している。
<使用方法>
次に、図23を用いて、天板延長板8の使用方法について説明する。図23は、本実施形態に係る携帯用テーブル7に2枚の天板延長板8を取り付けた状態を模式的に例示する斜視図である。上記のとおり、本実施形態に係る携帯用テーブル7は、長手方向に沿う両側壁にそれぞれ設けられた一対の挿入孔(717、727)の組又は一対の挿入孔(718、728)の組に挿入することができる。天板延長板8を側壁(713、723)側に取り付ける場合には、挿入片831を挿入孔727に挿入し、挿入片832を挿入孔717に挿入する。また、天板延長板8を側壁(715、725)側に取り付ける場合には、挿入片831を挿入孔718に挿入し、挿入片832を挿入孔728に挿入する。これにより、天板延長板8を携帯用テーブル7に取り付けることができる。2枚の天板延長板8が用意される場合には、図23に例示されるように、携帯用テーブル7の長手方向に沿う両側壁に各天板延長板8を取り付けることができる。
<特徴>
上記のように、本実施形態に係る天板延長板8によれば、携帯用テーブル7の天板70の広さを拡げることができる。また、各挿入片(831、832)の先端部分は上方に傾斜しているため、天板延長板8を天板70に取り付けた後、この各挿入片(831、832)の先端部分は、天板70の各側壁の裏面側に係止する。そのため、本実施形態によれば、天板延長板8が天板70から自然に外れてしまうのを防止することができる。
更に、本実施形態では、天板延長板8の各挿入片(831、832)を挿入する挿入孔(717、727)の組及び挿入孔(718、728)の組はそれぞれ、各天板片(71、72)を連結する連結部73を挟むように配置されている。そのため、図23に例示されるように、天板延長板8を天板70に取り付けた場合、天板延長板8は、いずれか一方の天板片(71、72)に連結されるのではなく両天板片(71、72)に連結される。したがって、本実施形態によれば、天板延長板8を天板70に取り付けることで、天板70の展開状態をこの天板延長板8により固定することができる。そのため、本実施形態によれば、携帯用テーブル7が自然と折り畳まれるのを防止することができ、携帯用テーブル7の安定性を高めることができる。
§3 変形例
以上、本考案の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本考案の例示に過ぎない。本考案の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。上記五徳ユニット1及び携帯用テーブル7の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が行われてもよい。また、上記五徳ユニット1及び携帯用テーブル7の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて適宜決定されてもよい。
<風防板>
例えば、上記風防板2の載置部231は、裏面22側に傾斜していてもよいし、傾斜していなくてもよい。また、載置部231は、上端部23全域に形成されてもよい。また、載置部231に形成される貫通孔232の数、大きさ及び形状は、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。この貫通孔232は、省略されてもよい。更に、脚部241は、下端部24全域に形成されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、風防板2の右端部25に差込片251が設けられ、左端部26付近に差込孔261及び係止溝262が設けられている。しかしながら、この関係は反対であってもよい。すなわち、左端部26に差込片251が設けられ、右端部25付近に差込孔261及び係止溝262が設けられてよい。
また、例えば、上記実施形態では、係止溝262は、面直方向に貫通している。すなわち、係止溝262は、表面21側及び裏面22側共に開口している。しかしながら、係止溝262は、このような例に限定されなくてもよく、いずれか一方には開口していなくてもよい。例えば、専ら、差込片251を裏面22側から差込孔261に挿入して五徳ユニット1を組み立てる場合、差込片251を差込孔261に挿入した後は、差込片251の突起部252は表面21側に配置される。そのため、この場合には、係止溝262は、裏面22側には開口していなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、係止溝262は、差込孔261と上下方向に整列している。しかしながら、この係止溝262は、差込片251の突起部252に対応するように形成される。そのため、差込片251に対する突起部252の位置に応じて、係止溝262は、差込孔261と上下方向に整列していなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、風防板2の中央付近にスリット27が設けられている。このスリット27は、省略されてもよい。また、上記実施形態では、このスリット27は、面直方向に貫通している。しかしながら、このスリット27は、組み立てた状態の五徳ユニット1の内部空間側に開口していればよく、面直方向に貫通していなくてもよい。例えば、上記実施形態では、上記使用方法の操作では、五徳ユニット1の内部空間は、風防板2の裏面22側に形成される。そのため、この場合には、スリット27は、裏面22側に開口していればよく、表面21側には開口していなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、各風防板2には、1つのスリット27が設けられる。しかしながら、各風防板2に設けられるスリット27の数は、このような例に限定されなくてもよく、複数であってもよい。なお、各風防板2に複数のスリット27が設けられる場合、各スリット27の位置は上下方向に相違しているのが好ましい。これによって、五徳ユニット1の内部空間にアルコールストーブ等の器具を取り付ける高さを変更することができるようになる。
<風防延長板>
また、例えば、上記実施形態では、第1取付片341は表面31側に起き上がっており、第2取付片342は裏面32側に起き上がっている。しかしながら、両取付片(341、342)の関係は、このような例に限定されなくてもよく、第1取付片341が裏面32側に起き上がり、第2取付片342が表面31側に起き上がってもよい。また、各取付片(341、342)の形状は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
<中板>
また、例えば、上記実施形態では、各中板4〜6には、複数の貫通孔(44、55、65)がそれぞれ設けられている。しかしながら、中板に設けられる貫通孔の数は、このような例に限られなくてもよく、単数であってもよい。また、中板に設けられる貫通孔の大きさ、形状及び配置は、中板の用途等、実施の形態に応じて適宜設定されてよい。更に、各突起部の形状は、矩形状に限られなくてもよく、風防板のスリットに挿入可能であれば、実施の形態に応じて適宜設定されてよい。
<携帯用テーブル>
また、例えば、上記実施形態では、各支持脚74は、2段階に高さを調整可能に構成されている。しかしながら、各支持脚74は、このように高さを調整可能に構成されていなくてもよい。また、各支持脚74は、上記実施形態と同様の方法により、3段階以上に高さを調整可能に構成されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、各スリット76は、第1天板片71にのみ設けられている。しかしながら、各スリット76の配置は、このような例に限定されなくてもよい。例えば、各スリット76は、第2天板片72に設けられてもよいし、第1天板片71及び第2天板片72にまたがって設けられてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、天板延長板8を取り付け可能にするため、各天板片(71、72)の各側壁(713、723、715,725)には、挿入孔(717、727、718、728)が設けられている。しかしながら、天板延長板8を取り付けるための挿入孔は、これ以外の場所に配置されてもよい。また、天板延長板8を用意しない場合には、各挿入孔(717、727、718、728)は省略されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、天板70に、挿入孔77と貫通孔78とが設けられている。しかしながら、この挿入孔77及び貫通孔78は省略されてもよい。
<天板延長板>
また、上記実施形態では、各挿入片(831、832)の先端部分を上方に傾斜させることで、天板延長板8が天板70から外れにくいようにしている。しかしながら、このような例に限られなくてもよく、天板延長板8は、天板70に適宜連結可能に構成されてよい。
1…五徳ユニット、
2…風防板、
21…表面、22…裏面、
23…上端部、231…載置部、232…貫通孔、
24…下端部、241…脚部、
25…右端部、251…差込片、252…突起部、253…溝、
26…左端部、261…差込孔、262…係止溝、263…貫通孔、
27…スリット、
3…風防延長板、
31…表面、32…裏面、
33…上端部、331…載置部、
34…下端部、341…第1取付片、342…第2取付片、
35…右端部、351…差込片、352…突起部、353…溝、
36…左端部、361…差込孔、362…係止溝、363…貫通孔、
37…換気口、
4…中板、41〜43…端辺、411・421・431…突起部、44…貫通孔、
5…中板、51〜54…端辺、511・521・531・541…突起部、
55…貫通孔、
6…中板、61〜64…端辺、611・621・631・641…突起部、
65…貫通孔、66…挿入孔、
7…携帯用テーブル、
70…天板、
71…第1天板片、
711…表面、712…裏面、713〜716…側壁、717・718…挿入孔、
72…第2天板片、
721…表面、722…裏面、723〜726…側壁、727・728…挿入孔、
73…連結部、
74…支持脚、741…上脚部、742…下脚部、743…連結部、
75…連結部、
76…スリット、77…挿入孔、78…貫通孔、
8…天板延長板、81…表面、82…裏面、
83…端辺、831・832…挿入片、
9…アルコールストーブ

Claims (10)

  1. 複数の風防板を連結することで組み立てられる五徳ユニットであって、
    前記各風防板は、
    左右方向の一方の端部側に設けられる差込片と、
    左右方向の他方の端部側に設けられ、前記差込片が差込可能に形成される差込孔と、
    前記差込孔の下方に設けられる係止溝と、
    を備え、
    前記差込片の下端側の領域は、前記差込片の下端から上方に延びる溝を介して、前記一方の端部と部分的に離間しており、
    前記差込片の下端側には、前記係止溝に係止するように、前記差込片の溝縁から溝内に突出する突起部が設けられている、
    五徳ユニット。
  2. 前記五徳ユニットは、前記各風防板にそれぞれ取り付けられ、前記各風防板の上下方向の長さをそれぞれ延長する複数の風防延長板を更に備え、
    前記各風防延長板は、下端部に並列に設けられる一対の取付片であって、前記各風防板の上端部を挟持可能に面直方向に離間する一対の取付片を有する、
    請求項1に記載の五徳ユニット。
  3. 前記各風防延長板は、左右方向の一方の端部側に設けられる差込片と、左右方向の他方の端部側に設けられ、前記差込片が差込可能に形成される差込孔と、前記差込孔の下方に設けられる係止溝と、を備え、
    前記各風防延長板における前記差込片の下端側の領域は、前記差込片の下端から上方に延びる溝を介して、前記一方の端部と部分的に離間しており、
    前記各風防延長板の前記差込片の下端側には、前記係止溝に係止するように、前記差込片の溝縁から溝内に突出する突起部が設けられている、
    請求項2に記載の五徳ユニット。
  4. 前記各風防板は、組み立てた状態の前記五徳ユニットの内部空間側に開口するスリットを更に備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の五徳ユニット。
  5. 前記各風防板の前記スリットは、所定のアルコールストーブのフリンジが係止可能に形成され、かつ、当該アルコールストーブのフリンジが前記スリットに係止したときに、前記アルコールストーブの底部が地面から離間するような高さに配置される、
    請求項4に記載の五徳ユニット。
  6. 前記五徳ユニットは、前記各風防板で形成される内部空間に取り付け可能な中板を更に備え、
    前記中板は、面直方向に貫通する1又は複数の貫通孔と、前記各風防板の前記スリットにそれぞれ挿入可能に各端辺からそれぞれ突出する複数の突起部と、を備える、
    請求項4又は5に記載の五徳ユニット。
  7. 前記中板は、所定のアルコールストーブの下端部を挿入可能な挿入孔を更に備え、
    前記挿入孔は、当該挿入孔の縁に前記アルコールストーブのフランジが係止するように形成される、
    請求項6に記載の五徳ユニット。
  8. 前記中板は、複数に分離可能に構成される、
    請求項6又は7に記載の五徳ユニット。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の五徳ユニットと、
    携帯用テーブルと、
    を備えるテーブルシステムであって、
    前記各風防板は、下端部の一領域から下方に延びる脚部を備え、
    前記携帯用テーブルは、互いに向かい合うように折り畳み可能に連結され、展開されたときに天板を形成する一対の天板片と、前記天板を折り畳んだときに前記各天板片の裏面側に収納されるように、前記天板の裏面に折り畳み可能に連結された4つの支持脚と、を備え、
    前記天板の表面には、前記各風防板の前記脚部をそれぞれ挿入可能に構成された複数のスリットが設けられる、
    テーブルシステム。
  10. 前記携帯用テーブルは、互いに離間して設けられる一対の挿入片を有する天板延長板を更に備え、
    前記一対の天板片それぞれの側壁には、前記一対の天板片の連結部を挟むように、前記天板延長板の各挿入片が挿入可能な挿入孔が設けられる、
    請求項9に記載のテーブルシステム。
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