JP3200234U - 眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器 - Google Patents

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【課題】箱詰め眼部保護フイルム付きマスクを汚さずに取り出し易くする眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器を提供する。
【解決手段】眼部保護フイルム付きマスクは、マスク本体2の上部外面に眼部保護フイルム6を付け、マスク本体上側に眼部保護フイルムを突出しており、箱詰め形態では、マスク本体を内側に二つ折りして上部と下部を重ね、マスク本体を上側に、眼部保護フイルムを下側にし、マスク本体上部外面を正面にしている。箱は、直方体形状にし、正面板12の上面板13側を取出口19にするため開口可能にし、背もたれ部材21を入れ、背もたれ部材の正面を下面板26の正面板側と背面板27の上面板側の間に斜面状に配している。箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクは、箱の正面板と背もたれ部材の間に入れ、背もたれ部材にもたれ掛けて箱詰めしている。取出時、箱の取出口を開き、マスクをマスク本体の二つ折り線部又はマスク本体上部の外面を摘まんで取り出す。
【選択図】図9

Description

本考案は、医療従事者などが使用する眼部保護フイルム付きマスクを箱詰めする箱形容器に関する。
医師、看護師や介護士のような医療従事者は、眼部を保護するフイルム付きのマスクを使用する。眼部保護フイルム付きマスクは、眼部保護フイルムを透明樹脂フイルムで、マスク本体を不織布や織布で構成している。眼部保護フイルムとマスク本体は、前後に並列し、マスク本体の前面、外面に眼部保護フイルムの後面、内面を重ねている。マスク本体の上部には、眼部保護フイルムの下部を付けている。マスク本体の上側には、眼部保護フイルムの上部を突出している。マスク本体は、左右の端に着用紐を取り付けている。着用紐で眼部保護フイルム付きマスクを着用すると、下側のマスク本体は着用者の口部と鼻部を、上側の眼部保護フイルムは着用者の眼部を覆う。
このような眼部保護フイルム付きマスクは、平板状に展開し、複数枚を平積み状態で扁平な直方体形状の箱に入れ、平積み箱詰め状態で販売する。購入者は、使用時に、扁平な箱を机、棚や台の上に載せ、箱上面の取出口を開口し、取出口から、箱内に平積みされている眼部保護フイルム付きマスクの最上層の1枚を摘まみ上げて箱から取り出す。
一方、医療施設では、病室や処置室の入口に個人防護具(PPE)のホルダーを設置し、ホルダーに箱詰めのキャップ、マスク、グローブやエプロンなどの複数種の個人防護具を配置している。医療従事者は、入室時にホルダーの箱詰め個人防護具の1種又は数種を取り出して着用する。
個人防護具ホルダーは、個人防護具の箱を入れる受け部を多段に配列している。各段の受け部は、縦の基板状部材の正面側に、個人防護具の箱を支える底部材と、その箱の左右方向と前方向への移動を規制する側部材を設けている。
実開平4−108519号公報
[課 題]
上記のような眼部保護フイルム付きマスクの箱から、平積み状態の眼部保護フイルム付きマスクを摘まみ出す際、眼部保護フイルムやマスク本体を指で摘まんで汚すことがある。マスク本体の内面や眼部保護フイルムの内面が汚れると、その汚れが着用者の顔面に付着することになる。衛生的でなくなる。また、眼部保護フイルムは、内面でも外面でも汚れると、透明度が落ち、透視し難くなる。使用し難くなる。箱詰めの眼部保護フイルム付きマスクは、マスク本体の内面や眼部保護フイルムを汚さずに取り出し易くしたい。
また、上記のような眼部保護フイルム付きマスクを平板状に展開して平積み状態で詰めた扁平な箱は、個人防護具ホルダーの受け部に入らない。眼部保護フイルム付きマスクの箱は、個人防護具ホルダーに配置可能にし、配置した状態で眼部保護フイルム付きマスクを汚さずに取り出し易くしたい。
[着 想]
眼部保護フイルム付きマスクの箱は、個人防護具ホルダーの受け部に入れて取出口を開口可能にする。このような箱に眼部保護フイルム付きマスクを箱詰めする。そのため、個人防護具ホルダーの受け部に入る箱の形状寸法、取出口の位置と眼部保護フイルム付きマスクの箱詰め形態について考察する。
箱は、個人防護具ホルダーの受け部に入る形状寸法の直方体形状にする。個人防護具ホルダーに配置可能な箱にする。個人防護具ホルダーに配置した箱では、取出口を、上面板より正面板に配置した方が取り出し易くなる。正面板の上面板側に配置すると、更に取り出し易くなる。
取出口を正面板の上面板側に配置した箱では、内部の眼部保護フイルム付きマスクが平積み状態であると、取り出し難くなる。内部の眼部保護フイルム付きマスクは、横の平面状ではなく、縦の立面状に配置した方が取り出し易くなる。
ところが、眼部保護フイルム付きマスクは、マスク本体の上側に眼部保護フイルムが突出していて、背が高い。縦の平板状に展開した状態では、個人防護具ホルダーに配置可能な箱に入らない。そこで、眼部保護フイルム付きマスクは、マスク本体を二つ折りにして上部と下部を重ね合わせる。背を低くする。箱詰め形態は、マスク本体の二つ折りにする。その上、箱内では、直立ではなく、前後方向に倒して斜めにする。背を低くする。箱詰め形態は、斜め倒しにする。
更に、箱の正面板の上面板側の取出口から眼部保護フイルム付きマスクを摘まみ出すときに、マスク本体の内面や眼部保護フイルムに指が触れ難い箱詰め形態について考察する。
マスク本体は、二つ折りにする際、内面を外側ではなく内側にして、上部の内面と下部の内面を重ね合わせる。また、マスク本体の上部の外面と眼部保護フイルムの外面を正面にする。更に、眼部保護フイルム付きマスクは、上下を逆にし、マスク本体を上側に、眼部保護フイルムを下側にする。
眼部保護フイルム付きマスクは、二つ折りのマスク本体を上側に、眼部保護フイルムを下側にすると、上側部分が下側部分より厚くなる。そこで、箱詰め形態は、斜め倒しを前倒しではなく後傾しにする。
このような考察に基づき、眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器は、次のようにする。
眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器は、眼部保護フイルム付きマスクを入れる箱の外に、箱に入れる背もたれ部材を用意する。箱は、直方体形状にし、正面板の上面板側を取出口にするため開口可能にする。背もたれ部材は、箱に入れ、正面を箱内の下面板の正面板側と背面板の上面板側の間に前下がりの斜面状に配置する。
眼部保護フイルム付きマスクは、マスク本体を二つ折りにして上部の内面と下部の内面を重ね合わせる。二つ折りのマスク本体を上側にし、眼部保護フイルムを下側にする。眼部保護フイルムの外面とマスク本体上部の外面を正面にする。このような箱詰め形態にする。
箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクは、箱の正面板と箱内の背もたれ部材の間に入れ、後傾しにして背もたれ部材にもたれ掛ける。複数枚を同様に背もたれ状態で箱に入れ、前後方向に重ねる。箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクの複数枚を背もたれ積層状態で箱詰めする。
箱形容器から取り出す際は、箱の正面板の上面板側を開口して取出口を開く。すると、取出口から箱内の最前層の眼部保護フイルム付きマスクのマスク本体上部の外面が見える。そこで、箱内の最前層の眼部保護フイルム付きマスクをマスク本体の二つ折り線部又はマスク本体上部の外面を摘まんで取り出す。その眼部保護フイルム付きマスクは、指の接触した部分がマスク本体の外面のみである。マスク本体の内面と眼部保護フイルムには、指が接触しない。指の接触による汚れがない。
箱から摘み出した箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクは、二つ折りのマスク本体を展開し、マスク本体の上側に眼部保護フイルムを配置して、着用する。
1.箱形容器は、眼部保護フイルム付きマスクを入れる箱と、箱に入れる背もたれ部材を備えており、
眼部保護フイルム付きマスクは、眼部保護フイルムとマスク本体を前後に並列し、マスク本体の前面、外面に眼部保護フイルムの後面、内面を重ね、マスク本体の上部に眼部保護フイルムの下部を付け、マスク本体の上側に眼部保護フイルムの上部を突出しており、
箱は、直方体形状にし、正面板の上面板側を取出口にするため開口可能にし、
背もたれ部材は、箱に入れ、正面を箱内の下面板の正面板側と背面板の上面板側の間に前下がりの斜面状に配置し、
眼部保護フイルム付きマスクは、マスク本体を内側に二つ折りにして上部の内面と下部の内面を重ね合わせ、二つ折りのマスク本体を上側に、眼部保護フイルムを下側にし、眼部保護フイルムの外面とマスク本体上部の外面を正面にして、箱詰め形態にし、
箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクは、箱の正面板と箱内の背もたれ部材の間に入れ、後傾しにして背もたれ部材にもたれ掛け、複数枚を同様に背もたれ状態で箱に入れて前後方向に重ね、箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクの複数枚を背もたれ積層状態で箱詰めしており、
箱から取り出す際は、箱の正面板の上面板側を開口して取出口を開き、箱内の最前層の眼部保護フイルム付きマスクをマスク本体の二つ折り線部又はマスク本体上部の外面を摘まんで取り出す構成にしでいることを特徴とする眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
2.上記1の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器において、
背もたれ部材は、箱内の下面板の正面板側と背面板の上面板側の間に前下がりの斜面状に配置する傾斜板を有することを特徴とする。
3.上記1又は2の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器において、
眼部保護フイルムは、下辺を凹状形状にし、凹状形状の左右にそれぞれ凸状端部を設け、左右の凸状端部をマスク本体上部の左右の端部に付着していることを特徴とする。
4.上記1、2又は3の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器において、
直方体形状の箱は、横長にし、奥行を高さより短くして端面を縦長にしていることを特徴とする。
5.上記1〜4のいずれかの眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器において、
箱形容器は、個人防護具の箱を入れる受け部を多段に配列している個人防護具ホルダーに配置可能にし、
直方体形状の箱は、個人防護具ホルダーの受け部に入る形状寸法にし、受け部に入った状態で正面板の上面板側を取出口にするため開口可能にしていることを特徴とする。
6.上記5の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器において、
箱形容器は、個人防護具ホルダーに前傾姿勢で配置可能にしていることを特徴とする。
7.上記1〜6のいずれかの眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器において、
直方体形状の箱は、背面板に壁掛け用の孔開け部を設けていることを特徴とする。
箱形容器は、眼部保護フイルム付きマスクをマスク本体の内面や眼部保護フイルムを汚さずに取り出し易い。
また、箱形容器は、個人防護具ホルダーに配置可能であり、配置した状態で眼部保護フイルム付きマスクをマスク本体の内面や眼部保護フイルムを汚さずに取り出し易い。
本考案の実施形態における箱形容器に箱詰めする眼部保護フイルム付きマスクの正面図。 同眼部保護フイルム付きマスクのマスク本体を二つ折りした状態の正面図。 同眼部保護フイルム付きマスクの二つ折りのマスク本体を上側にした箱詰め形態の正面図。 図3のA−A線断面で、同眼部保護フイルム付きマスクの厚さ方向を拡大した図。 同箱形容器の正面図。 図5のB−B線断面図。 同箱形容器において箱に背もたれ部材と眼部保護フイルム付きマスクを入れる工程を説明する斜視図。 同箱形容器の取出口を開いた状態の正面図。 図8のC−C線断面図。 同箱形容器を個人防護具ホルダーに配置した状態の正面図。 同状態の右側面図。 同箱形容器の背面図。 同箱形容器を横長姿勢で壁掛けした状態の断面図。
実施形態の箱形容器に箱詰めする眼部保護フイルム付きマスクは、医療従事者が使用する医療用であり、図1に示すように、マスク1に眼部保護フイルム6を付けている。マスク1は、マスク本体2を不織布の折畳みと溶着で横長の長方形状に形成している。マスク本体2は、着用者の口部と鼻部を覆う形状寸法にし、左右の端にそれぞれ着用紐の耳掛け紐3を取り付けている。眼部保護フイルム6は、透明樹脂フイルムの切抜きで横長形状に形成し、着用者の眼部を覆う形状寸法にしている。眼部保護フイルム6の横方向長さ、左右方向長さは、マスク本体2のそれより長くしている。眼部保護フイルム6は、上辺を凸状形状に、下辺を凹状形状にしている。凹状形状の左右には、それぞれ、凸状端部7を設けている。
眼部保護フイルム6とマスク1は、前後に並列し、マスク本体2の上部4の前面、外面に眼部保護フイルム6の下部の後面、内面を重ねている。マスク本体の上部4は、左右の端部に眼部保護フイルム6下部の左右の凸状端部7を溶着して固着している。眼部保護フイルム6の下部は、左右の凸状端部7の間では、マスク本体上部4を覆っていない。マスク本体2の上側には、眼部保護フイルム6の上部を突出している。眼部保護フイルム付きマスクは、マスク1を下側に、眼部保護フイルム6を上側にしている。
眼部保護フイルム付きマスクは、箱詰め形態にするとき、図2に示すように、マスク本体2を内側に二つ折りにして上部4の内面と下部5の内面を重ね合わせる。左右の耳掛け紐3は、それぞれ、二つ折りのマスク本体2の上部4と下部5の間に挟み込む。そして、眼部保護フイルム付きマスクは、図3と図4に示すように、上下を逆にし、二つ折りのマスク本体2を上側に、眼部保護フイルム6を下側にする。眼部保護フイルム6の外面とマスク本体上部4の外面を手前、正面にする。
実施形態の箱形容器は、箱11と背もたれ部材21を備えている。箱11は、厚紙の切断、折り曲げと接着で、図5〜図7に示すように、横長の直方体形状に形成している。横長直方体形状の箱11は、奥行を高さより短くして、端面を縦長長方形状にしている。箱11の左右の端面は、それぞれ、開閉可能にしている。箱11の正面板12の上面板13側は、取出口を形成するため、開口可能にしている。
箱の上面板13は、正面板12側に直線の折り曲げ線14を正面板12に沿って設け、折り曲げ線14の左右の端からそれぞれ正面板12側の端に直線の弱め線15を前後方向に沿って設けている。箱の正面板12は、上面板13の左右の弱め線15の端からそれぞれ折線の弱め線16を設けている。左右の折線の弱め線16は、それぞれ、上部の直線部を縦に配置し、下部の直線部を横に配置して左右方向中央に向かって下がる斜線にしている。左右の弱め線16の斜線の下端の間には、差込片17を正面板12の切断で形成している。弱め線15、16は、ミシン目にしている。各弱め線15、16を切断して、弱め線内側部分、蓋部分18を、折り曲げ線14で折り曲げて前上側に開くと、図8と図9に示すように、正面板12の上面板13側に蓋18付きの取出口19が形成される。
背もたれ部材21は、厚紙の切断と二つ折りで、図6と図7に示すように、横長の折り紙にして断面形状を∠形、横倒Vの字形にしている。∠形断面形状の背もたれ部材21は、下側に横板22を、上側に傾斜板23を設けている。横板22は、前後方向長さを箱11の下面板26のそれより少し短くしている。傾斜板23は、上下斜方向長さを箱11の端面、断面の対角線より少し短くしている。背もたれ部材21は、横方向長さ、左右方向長さを箱11のそれより少し短くしている。
箱形容器11、21に眼部保護フイルム6付きマスク1を入れるときは、図7に示すように、箱11の片端の端面を開口し、箱11に背もたれ部材21を入れる。その際、箱11と背もたれ部材21は、長手方向を揃える。また、背もたれ部材21は、図6に示すように、折り曲げ部を箱11の正面板12側にし、横板22を箱11の下面板26の上に載せ、傾斜板23を箱11の断面の対角線状に配置する。即ち、傾斜板23は、箱11内の下面板26の正面板12側と背面板27の上面板13側との間に前下がりの斜面状に配置する。次に、背もたれ部材21の傾斜板23と箱11の正面板12との間に、箱詰め形態の眼部保護フイルム6付きマスク1を入れる。その際、箱詰め形態の眼部保護フイルム6付きマスク1は、後倒しにして背もたれ部材21の傾斜板23の正面にもたれ掛ける。眼部保護フイルム6付きマスク1は、複数枚を同様に箱に入れて背もたれ姿勢にし、前後方向に重ねる。箱形容器11、21には、箱詰め形態の眼部保護フイルム6付きマスク1の複数枚を背もたれ積層状態で詰める。
箱形容器11、21から眼部保護フイルム6付きマスク1を取り出すときには、図8と図9に示すように、箱11の正面板12の上面板13側を開口して取出口19を開く。すると、取出口19から箱11内の眼部保護フイルム6付きマスク1のマスク本体上部4の外面、指で摘まむ部分が見える。そこで、箱11内の背もたれ積層状態の眼部保護フイルム6付きマスク1から最前層の1枚をマスク本体2の折り曲げ部又はマスク本体上部4の外面を摘まんで取り出す。箱11から摘み出した眼部保護フイルム6付きマスク1は、指の接触した部分がマスク本体2の外面のみであり、マスク本体2の内面と眼部保護フイルム6には指が触れない。指の接触による汚れがない。
箱11から取り出した箱詰め形態の眼部保護フイルム6付きマスク1は、二つ折りのマスク本体2を展開し、左右の耳掛け紐3をそれぞれ左方、右方に突出する。そして、マスク本体2の上側に眼部保護フイルム6を配置し、マスク本体2と眼部保護フイルム6の内面を顔面に向ける。このように着用形態にし、左右の耳掛け紐3を用いて着用する。
眼部保護フイルム6付きマスク1を箱詰めしている箱形容器11、21は、病室や処置室の入口に設置した個人防護具ホルダー31に配置する。
個人防護具ホルダー31は、合成樹脂成形品にし、図10と図11に示すように、個人防護具の箱を入れる受け部32を多段に配列している。各段の受け部32は、それぞれ、縦の基板状部材33の正面側に、個人防護具の箱を支える底部材34を設けている。底部材34は、上面を前下がりの斜面にしている。また、個人防護具の箱の左右方向と前方向への移動を規制する側部材35を設けている。側部材35は、箱の左方向と前方向への移動を規制する側部材と、右方向と前方向への移動を規制する側部材を別々に左右に設け、中央には設けていない。基板状部材33は、病室や処置室の壁に掛ける壁掛け孔36を設けている。図示例では、個人防護具ホルダー31は、上から2段目の受け部32に、取出口19を開いていない状態の箱形容器11、21を入れている。最下段の受け部32には、取出口19を開いた状態の箱形容器11、21を入れている。箱形容器11、21は、受け部32に前傾姿勢で配置している。そして、箱11は、正面板12の蓋部分18、取出口19が左右の側部材35で覆われない。上面板13の上側に蓋18が展開する空間がある。
即ち、箱11は、支持部32に入る形状寸法にしている。また、受け部32に入った状態で、正面板12の上面板13側、取出口19を開口可能にしている。更に、取出口19は、箱11の正面板12の上面板13側、正面上部に位置している。取出口19から箱11内の眼部保護フイルム6付きマスク1のマスク本体上部4の外面、指で摘まむ部分、が見える。摘み出し易い。
箱形容器11、21は、病室や処置室の壁に掛けて使用することもできる。箱11は、図12に示すように、背面板27に壁掛け用の孔開け部28、29を設けている。背面板27は、上部の左右に横長姿勢で壁掛けする孔開け部28を、上下方向中央の左側又は右側に縦長姿勢で壁掛けする孔開け部29を配置している。孔開け部28、29は、それぞれ、折り曲げ線と弱め線で舌形状に形成している。弱め線は、ミシン目にしている。箱11は、図13に示すように、横長姿勢で壁掛けした状態で、取出口19が正面上部に位置し、取出口19から箱11内の眼部保護フイルム6付きマスク1のマスク本体上部4の外面、指で摘まむ部分、が見える。摘み出し易い。縦長姿勢で壁掛けした状態でも、取出口19から箱11内の眼部保護フイルム6付きマスク1のマスク本体上部4の外面が見える。摘み出し易い。
箱形容器11、21は、従来の場合と同様に、机、棚や台の上に設置して使用することもできる。箱形容器11、21は、従来の平積み箱詰めの扁平な箱に比し、平面面積が少ない。机上などに設置した場合、設置面積が少ない。また、箱内に落下菌が入り難い。
[変形例]
本考案は、上記の実施形態に限定されない。次のような変形が例示される。
1.上記の実施形態において、背もたれ部材21は、断面形状を∠形にして平板の横板22と傾斜板23で構成しているが、横板22をなくして傾斜板23のみにする。又は、その他の構成にする。
2.上記の実施形態において、背もたれ部材21の傾斜板23は、上下斜方向長さを箱11の断面の対角線より短くして、箱11内の下面板26の正面板12側と背面板27の上面板13側との間に配置しているが、上下斜方向長さを箱11の断面の対角線と同じ又はそれより長くして、箱11内の下面板26の正面板12側の前端と背面板27の上面板13側の上端との間に配置する。
3.上記の実施形態において、背もたれ部材21の傾斜板23は、箱11内に傾斜平面状に配置しているが、傾斜曲面状に配置する。傾斜凹面状又は傾斜凸面状に配置する。
4.上記の実施形態において、マスク1は、着用紐をゴム紐の耳掛け式3にしているが、頭の後を横断するバンド式又はその他の方式にする。
5.上記の実施形態において、個人防護具ホルダー31は、壁掛け式にしているが、自立式又はその他の方式にする。
6.上記の実施形態において、箱11と背もたれ部材21は、紙製にしているが、合成樹脂製又はその他の素材製にする。
7.上記の実施形態において、マスク1は、マスク本体2を不織布製にしているが、織布製又はその他の素材製にする。
8.上記の実施形態において、個人防護具ホルダー31は、合成樹脂製にしているが、網製、針金製又はその他の素材製にする。
1 マスク
2 マスク本体
3 耳掛け紐、着用紐
4 マスク本体の上部
5 マスク本体の下部
6 眼部保護フイルム
7 眼部保護フイルム下部の左右の凸状端部
11 箱
12 箱の正面板
13 箱の上面板
14 折り曲げ線
15 直線の弱め線、ミシン目
16 折線の弱め線、ミシン目
17 差込片
18 弱め線内側部分、蓋部分、蓋
19 取出口
21 背もたれ部材
22 背もたれ部材の横板
23 背もたれ部材の傾斜板
26 箱の下面板
27 箱の背面板
28、29 壁掛け用の孔開け部
28 横長姿勢で壁掛けする孔開け部
29 縦長姿勢で壁掛けする孔開け部
31 個人防護具ホルダー
32 受け部
33 基板状部材
34 底部材
35 側部材
36 壁掛け孔

Claims (7)

  1. 箱形容器は、眼部保護フイルム付きマスクを入れる箱と、箱に入れる背もたれ部材を備えており、
    眼部保護フイルム付きマスクは、眼部保護フイルムとマスク本体を前後に並列し、マスク本体の前面、外面に眼部保護フイルムの後面、内面を重ね、マスク本体の上部に眼部保護フイルムの下部を付け、マスク本体の上側に眼部保護フイルムの上部を突出しており、
    箱は、直方体形状にし、正面板の上面板側を取出口にするため開口可能にし、
    背もたれ部材は、箱に入れ、正面を箱内の下面板の正面板側と背面板の上面板側の間に前下がりの斜面状に配置し、
    眼部保護フイルム付きマスクは、マスク本体を内側に二つ折りにして上部の内面と下部の内面を重ね合わせ、二つ折りのマスク本体を上側に、眼部保護フイルムを下側にし、眼部保護フイルムの外面とマスク本体上部の外面を正面にして、箱詰め形態にし、
    箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクは、箱の正面板と箱内の背もたれ部材の間に入れ、後傾しにして背もたれ部材にもたれ掛け、複数枚を同様に背もたれ状態で箱に入れて前後方向に重ね、箱詰め形態の眼部保護フイルム付きマスクの複数枚を背もたれ積層状態で箱詰めしており、
    箱から取り出す際は、箱の正面板の上面板側を開口して取出口を開き、箱内の最前層の眼部保護フイルム付きマスクをマスク本体の二つ折り線部又はマスク本体上部の外面を摘まんで取り出す構成にしでいることを特徴とする眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
  2. 背もたれ部材は、箱内の下面板の正面板側と背面板の上面板側の間に前下がりの斜面状に配置する傾斜板を有することを特徴とする請求項1に記載の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
  3. 眼部保護フイルムは、下辺を凹状形状にし、凹状形状の左右にそれぞれ凸状端部を設け、左右の凸状端部をマスク本体上部の左右の端部に付着していることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
  4. 直方体形状の箱は、横長にし、奥行を高さより短くして端面を縦長にしていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
  5. 箱形容器は、個人防護具の箱を入れる受け部を多段に配列している個人防護具ホルダーに配置可能にし、
    直方体形状の箱は、個人防護具ホルダーの受け部に入る形状寸法にし、受け部に入った状態で正面板の上面板側を取出口にするため開口可能にしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
  6. 箱形容器は、個人防護具ホルダーに前傾姿勢で配置可能にしていることを特徴とする請求項5に記載の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
  7. 直方体形状の箱は、背面板に壁掛け用の孔開け部を設けていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器。
JP2015003696U 2015-07-23 眼部保護フイルム付きマスクの箱形容器 Active JP3200234U (ja)

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