JP3199839B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3199839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フッ素化合物処理粉体
及び特定の液状フルオロカーボンを含有してなり、撥水
性及び撥油性に優れ、汗又は皮脂による顔料等の化粧成
分の消失を防止するとともに化粧持続性の高い化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧料
の基本的性能として、肌を守ること、肌及び頭髪等を彩
色すること、使用感触が良好であること、化粧効果が持
続すること等が挙げられ、皮脂により化粧効果の減退が
問題視されてきている。
【0003】これに対して近年、皮脂による化粧崩れを
防止する目的で、フッ素化合物で粉体を処理して、撥水
・撥油性を付与することが提案されている(特開昭55
−167209号、特開昭62−250074号、特開
平1−180811号、米国特許第3632744号等
参照)。
【0004】しかし、これらの粉体を、化粧料、特に乳
化型化粧料に配合した場合、通常、化粧料に用いられて
いる油剤に粉体が均一に分散せず、また、一旦分散して
も粉体の表面が通常の油剤で濡れている為、化粧持続性
が高く且つ安定な化粧料は得難かった。
【0005】従って、本発明の目的は、粉体が油剤に均
一に分散し、撥水性及び撥油性に優れ、皮脂による顔料
等の化粧成分の消失の防止効果及び化粧持続性に著しく
優れ、しかも化粧持続性の高い化粧料を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、フッ素化合物で表面処理された粉体と特定の
液状フルオロカーボンとを併用することにより、上記目
的が達成されることを知見した。本発明は、上記知見
基づいてなされたもので、(A)フッ素化合物処理粉体
及び(B)実質的に炭素原子及びフッ素原子よりなり、
かつ二重結合を持たず、F/C原子比が1.50〜1.
93であって、下記(1)〜(5)の特性を示す液状フ
ルオロカーボンを含有することを特徴とする化粧料を提
供するものである。(1)赤外吸収スペクトルにおいて、1215±7cm
-1 、1025±7cm -1 、971±7cm -1 付近に特性
吸収を持つ。 (2)蒸気圧浸透圧法による数平均分子量が680〜9
50である。 (3)熱分析において、420℃まで発熱しながら重量
減少を示し、420℃で100%の重量減少を示す。 (4)室温で液体である。 (5) 19 F−NMRスペクトルにおいて、ベンゾトリフ
ルオライドのCF 3 基をケミカルシフトの基準として、
ケミカルシフトが0〜−30ppmの範囲に、CF 3
F−基及びCF 3 CF 2 −基に相当する2本のピーク、
−30〜−90ppmの位置にCF 2 基に相当するブロ
ードなピーク、−100〜−150ppmの位置にCF
基のピークを示す。
【0007】以下、本発明の化粧料について詳述する。
本発明の化粧料の(A)成分であるフッ素化合物処理粉
体は、粉体をフッ素化合物で処理して得られるものであ
る。
【0008】上記粉体の処理に用いられる上記フッ素化
合物としては、例えば次の〔化1〕の一般式(I)で表
される化合物(パーフルオロアルキル基を有するリン酸
エステル)が挙げられる。
【0009】
【化1】 〔RfCn 2nO〕y PO(OM)3-y (I) (式中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロアルキル
基またはパーフルオロオキシアルキル基を示し、直鎖状
あるいは分岐状であって、単一鎖長のものであっても混
合鎖長のものであってもよい。nは1〜12の整数を示
し、yは1〜3の数を示す。Mは水素、アルカリ金属、
アンモニウム及び置換アンモニウム等を示す)。上記
〔化1〕で表されるフッ素化合物としては、具体的に
は、例えば、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸〔(C
8 172 4 O)2 PO(OH)〕、ヘプタデカフル
オロデシルリン酸〔C8 172 4 OPO(O
H)2 〕、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸とヘプタ
デカフルオロデシルリン酸のセスキ体〔(C 8 172
4 O)p PO(OH)3-p ,2>p>1〕、上記一般
式(I)において、Rfが炭素数6〜18(平均9)の
パーフルオロアルキル基、yがほぼ1.5、且つMが水
素であるリン酸エステル及びパーフルオロアルキルジオ
キシエチルアミン塩リン酸エステル〔( Cm F2m+1 C2H4
O)q PO(ONH2(CH2CH2OH)2)3-q,m=6〜18(平均
9),2>q>1、特開昭62−250074号公報参
照〕等が挙げられる。
【0010】さらに、上記フッ素化合物としては、パー
フルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭55−167
209号公報参照)、四フッ化エチレン樹脂、パーフル
オロアルコール、パーフルオロエポキシ化合物、スルホ
アミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫酸塩、パーフ
ルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキルシラン〔信
越シリコーン(株)製、LP−1T、LP−4T、LP
−8T等のシランカップリング剤〕等が挙げられる。
【0011】上記(A)成分を構成する上記フッ素化合
物で被覆される粉体としては、通常化粧料に用いられる
ものであれば特に限定されず、例えばケイ酸、無水ケイ
酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイ
カ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、チタ
ン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、
酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミ
ニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群
青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びカーボン
ブラック及びこれらの複合体等の無機粉体;ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリウレタン、シリコーン樹脂、ビニル樹
脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹
脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
カーボネイト樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合
体、シルクパウダー、セルロース、CIピグメントイエ
ロー、CIピグメントオレンジ等の有機粉体;及びこれ
ら無機粉体と有機粉体との複合体等が挙げられる。これ
らの粉体は単独でまたは2種以上を組み合わせて用いら
れる。かかる粉体の形状は特に限定されず、平板状、塊
状、鱗片状、球状等の粉体を細孔の有無に関係なく使用
できるが、平板状または球状が特に好ましい。粉体の一
次粒子径も粉体としての外形をとどめる限り特に制限さ
れないが、使用感等の観点より0.01〜80μm、特
に0.1〜20μmが好ましい。
【0012】上記粉体に対する上記フッ素化合物の処理
法は、通常用いられる種々の工程を採用することができ
る。例えば、ヘンシェルミキサー、振動式ボールミル、
回転式ボールミル、スーパーミキサー等の混合攪拌装置
内で粉体を混合しながら、上記フッ素化合物をそのま
ま、または適当な溶剤(例えば、水、エタノール、イソ
プロピルアルコール、クロロホルム、フロンR113及
びそれらの混合溶媒等)に溶解させて噴霧あるいは滴下
により添加し、均一分散させた後室温または加熱乾燥を
行う。フッ素化合物として上記一般式(I)で表され、
且つリン酸エステルのパーフルオロアルキル基の炭素数
が8以上の化合物を用いる場合には、該化合物の流動性
が著しく低下するので、上記溶剤としては、フロンR1
13、ヘキサフルオロメタキシレン等のフッ素系の溶媒
が好ましい。
【0013】上記粉体に対する上記フッ素化合物の処理
量は、粉体100重量部に対し、好ましくは0.01〜
30重量部、さらに好ましくは0.5〜15重量部であ
る。上記処理量が0.01重量部未満であると、充分な
耐水性及び耐油性が得られ難く、30重量部超である
と、使用感が悪くなるおそれがある。
【0014】本発明の化粧料における上記(A)成分の
配合量は、該化粧料中、好ましくは0.1〜99重量
%、さらに好ましくは5〜95重量%である。
【0015】本発明の化粧料の(B)成分である液状
ルオロカーボンとしては、特開平2−271907号公
報に記載の下記の液状フルオロカーボンが用いられる
実質的に炭素原子及びフッ素原子よりなり、かつ二重結
合を持たず、F/C原子比が1.50〜1.93であっ
て、下記(1)〜(5)の特性を示す液状フルオロカー
ボン(以下、該液状フルオロカーボンを液状フッ化ピッ
チともいう)
【0016】(1)赤外吸収スペクトルにおいて、12
15±7cm-1、1025±7cm-1、971±7cm
-1付近に特性吸収を持つ。 (2)蒸気圧浸透圧法による数平均分子量が680〜9
50である。 (3)熱分析において、420℃まで発熱しながら重量
減少を示し、420℃で100%の重量減少を示す。 (4)室温で液体である。 (5) 19 F−NMRスペクトルにおいて、ベンゾトリフ
ルオライドのCF3 基をケミカルシフトの基準として、
ケミカルシフトが0〜−30ppmの範囲に、CF3
F−基及びCF3 CF2 −基に相当する2本のピーク、
−30〜−90ppmの位置にCF2 基に相当するブロ
ードなピーク、−100〜−150ppmの位置にCF
基のピークを示す。上記液状フッ化ピッチは低粘度であ
るため感触が良好であり、また、安価で大量に入手する
ことが可能であるため、大変有用である。
【0017】上記液状フッ化ピッチは、例えば、等方性
ピッチ、メソフェーズピッチ、水素化メソフェーズピッ
チ等のピッチから直接、又はピッチのフッ素化によって
得られるフッ化ピッチから得ることができるが、大別し
て次の(1)〜(3)のいずれかの方法により製造する
ことができる。
【0018】(1)ピッチをフッ素ガスと約0℃〜約3
50℃の範囲の温度で直接反応させる方法、及び、得ら
れる系を前記反応温度を超えかつ約550℃以下の範囲
の温度にまで昇温し、その温度に保持する方法。 (2)ピッチをフッ素雰囲気下で約200℃〜約550
℃の温度範囲まで昇温しながらフッ素と反応させる方
法。 (3)フッ化ピッチをフッ素雰囲気下で、該フッ化ピッ
チを液状フルオロカーボンに転化するに十分の温度であ
り、かつ約550℃以下の温度にまで昇温しながら熱処
理する方法。
【0019】本発明の化粧料における上記(B)成分の
配合量は、該化粧料中、好ましくは0.5〜95%であ
り、化粧持ちの効果を図るためには、5%〜90%配合
することがさらに好ましい。
【0020】本発明の化粧料における上記(A)成分と
(B)成分との比率(重量基準)は、(前者)/(後
者)=0.1/99.9〜99.9/0.1が好まし
く、5/95〜95/5がさらに好ましい。
【0021】本発明の化粧料には、上記の必須成分に加
えて、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配
合しうる。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マ
イクロクリスタリンワックス、カルナバロウ、キャンデ
リラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形、半固
形油分;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジ
グリセライド、トリグリセライド、シリコン油等の流動
油分;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリ
ン、パーフルオロオクタン、フッ素変性シリコーン等の
フッ素系油剤;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性
剤、無機及び有機顔料、シリコンで処理された無機及び
有機顔料、有機染料等の色材、エタノール、防腐剤、酸
化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸
収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、
皮膚賦活剤等を、本発明の目的、効果を損なわない質
的、量的範囲内で配合可能である。
【0022】本発明の化粧料は、通常の方法に従って製
造することができ、ファンデーション、アイシャドー、
ほほ紅等のメイクアップ化粧料や、乳液、クリーム等の
基礎化粧料などに適用することができる。
【0023】
【作用】本発明の化粧料は、フッ素化合物処理粉体及び
液状フッ化ピッチを含有しているため、該化粧料を肌等
に適用すれば、該フッ素化合物処理粉体が均一に分散
し、優れた撥水性、耐水性及び耐油性、汗または皮脂に
よる顔料等の化粧成分の消失の防止効果、及び高い化粧
持続性を発揮する。
【0024】
【実施例】次に、製造例及び実施例を挙げて本発明の化
粧料をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実
施例に限定されるものではない。尚、配合量は全て重量
%である。
【0025】製造例1 粉体150gを丸底フラスコ(又はニーダー)に入れ、
これにC8F17CH2CH2OPO(OH)2 と(C8F17CH2CH2O)2P(O)OH
のほぼ1:1の混合物7.5gをイソプロピルアルコー
ル1500gに加熱溶解(50℃)しておいたものを加
え、60℃で4時間混合した。その後、40〜50℃に
てイソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥してフッ
素化合物処理粉体155gを得た。
【0026】製造例2 粉体150gを丸底フラスコ(又はニーダー)に入れ、
これに〔(Cm F2m+1C2F 4O )q PO(OH)3-q 〕(m=6〜1
8(平均9)、2>q>1)7.5gをイソプロピルア
ルコール1500gに加熱溶解(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、40〜5
0℃にてイソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥し
てフッ素化合物処理粉体155gを得た。
【0027】製造例3 丸底フラスコ(又はニーダー)に水1リットル及び粉体
150gを入れ、分散させた。これに、パーフルオロア
ルキルエチルリン酸エステルジエタノールアミン塩(A
G530、旭硝子(株)社製)の15%水溶液50gを
加え、更に1N塩酸を系のpHが2前後となるように加
えて4時間攪拌した。次に濾過し、数回水洗した。これ
を乾燥し、粉砕してフッ素化合物処理粉体155gを得
た。
【0028】製造例4 下記〔表1〕に示す組成を持つ水素化メソフェーズピッ
チ1gをニッケル製反応器に入れ、系内を真空排気した
後、アルゴンガスで常圧になるまで満たした。その後、
温度を70℃に維持したままフッ素ガスを6cc/mi
nの速度で10時間フローさせた。次いで、550℃ま
で1℃/分の昇温速度で昇温し12時間維持し、液状フ
ッ化ピッチ2.4グラムを得た。
【0029】
【表1】
【0030】製造例5 製造例4において、2番目の反応工程における反応温度
を550℃から400℃にかえた以外は、製造例4と同
様にして、液状フッ化ピッチ1.64gを得た。 実施例1及び比較例1,2 二層型液状ファンデーショ
ン 下記〔表2〕に示す組成の二層型液状ファンデーション
を、下記〈製法〉に従ってそれぞれ製造し、これらファ
ンデーションについて化粧持ち、凝集の有無、及び安定
性を下記〈評価方法〉により評価した。その結果を下記
〔表3〕に示す。
【0031】
【表2】
【0032】〈製法〉油層を室温にて溶解した後、顔料
をディスパーで分散させた。これに水相を攪拌しながら
添加して乳化し、目的の二層型液状ファンデーションを
得た。
【0033】〈評価方法〉 化粧持ち:10人の専門パネラーにより、官能評価を行
い、次の基準により評価した。 ○・・・・8人以上良い。 △・・・・4人〜7人良い。 ×・・・・4人未満良い。 凝集の有無:製造直後の液状ファンデーションについ
て、凝集の有無を目視判定した。 ○・・・・凝集なし ×・・・・凝集あり 安定性:40℃で1ヵ月保存後の液状ファンデーション
について、次の基準により評価した。 ○・・・・軽く振ったら均一に分散する。 ×・・・・強く振っても均一に分散しない。
【0034】
【表3】
【0035】上記〔表3〕より明らかなように、本発明
の二層型液状ファンデーションは、パーフルオロアルキ
ル基含有リン酸エステル処理粉体と液状フッ化ピッチと
を併用せず、それぞれ単独で配合した液状ファンデーシ
ョンに比べ、化粧持ちに優れ、しかも安定なものであっ
た。
【0036】実施例2 パウダーファンデーション 以下の配合のパウダーファンデーションを、次の方法に
より製造した。顔料を混合し、粉砕機を通して粉砕し
た。これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を加熱混合
し、均一にしたものを顔料に加えてさらに混合し、均一
にした。これを粉砕機で処理し、ふるいを通し粒度をそ
ろえた後、数日間放置してから金皿などの容器中に圧縮
成型して目的のパウダーファンデーションを得た。
【0037】 (重量%) 1.フッ素化合物処理粉体(製造例2) 酸化チタン 10.0 セリサイト 30.0 マイカ バランス カオリン 5.0 ベンガラ 0.8 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 2.液状フッ化ピッチ(製造例5) 8.0 3.ミツロウ 2.0 4.防腐剤 0.2 5.香料 微量
【0038】実施例3 ほほ紅 以下の配合のほほ紅を、実施例2と同様にして製造し
た。 (重量%) 1.フッ素化合物処理粉体(製造例3) カオリン バランス マイカ 13.0 酸化チタン 12.0 赤色202号 2.5 酸化鉄(赤、黄、黒) 5.0 2.液状フッ化ピッチ(製造例4) 7.0 3.ジメチルポリシロキサン 5.0 (信越化学工業(株)製、KF96A、6cs) 4.防腐剤 0.1 5.香料 微量
【0039】実施例4 パウダーアイシャドー 雲母チタン以外の顔料を先に混合、粉砕した後、雲母チ
タンを混合した他は、実施例2と同様にして、以下の配
合のパウダーアイシャドーを製造した。 (重量%) 1.フッ素化合物処理粉体(製造例1) 雲母チタン 4.9 セリサイト バランス マイカ 25.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 2.0 群青 9.0 紺青 12.0 2.液状フッ化ピッチ(製造例5) 8.0 3.スクワラン 2.0 4.ワセリン 1.5 5.ソルビタントリオレエート 1.0 6.防腐剤 0.1 7.香料 微量
【0040】実施例5 両用パウダーファンデーション 以下の配合の両用パウダーファンデーションを、実施例
4と同様にして製造した。 (重量%) 1.フッ素化合物処理粉体(製造例2) マイカ バランス タルク 4.8 酸化チタン 14.0 雲母チタン 3.5 酸化鉄(赤、黄、黒) 8.2 酸化亜鉛 4.5 酸化アルミニウム 10.0 硫酸バリウム 5.0 2.液状フッ化ピッチ(製造例5) 6.0 3.ラノリン 3.0 4.ワセリン 1.0 5.イソプロピルミリステート 1.0 6.防腐剤 1.5 7.香料 微量
【0041】実施例6 二層型サンスクリーン乳液 以下の配合の二層型サンスクリーン乳液を、実施例1と
同様にして製造した。 (重量%) 1.オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 2.液状フッ化ピッチ(製造例4) 15.0 3.ジメチルポリシロキサン ポリオキシアルキレン共重合体 1.0 4.グリセリン 2.0 5.エタノール 12.0 6.精製水 バランス 7.メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 8.フッ素化合物処理粉体(製造例3) 酸化亜鉛 5.5 酸化チタン 2.0 セリサイト 5.0 9.香料 微量
【0042】実施例7 サンスクリーンクリーム 以下の配合のサンスクリーンクリームを、次の方法によ
り製造した。成分6〜10を均一になるように混合した
ものに成分11をディスパーで分散させた。これを攪拌
下成分1〜5の水性成分に添加して乳化し、目的のサン
スクリーンクリームを得た。 1.ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5 2.ポリオキシエチレン(20) ソルビタンパルミテート 1.0 3.グリセリン 6.0 4.1,3−ブチレングリコール 6.0 5.精製水 バランス 6.スクワラン 5.0 7.ホホバ油 5.0 8.オクタメチルシクロテトラシロキサン 18.0 9.メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 10.液状フッ化ピッチ(製造例4) 30.0 11.フッ素化合物処理粉体(製造例2) 酸化亜鉛 5.5 酸化チタン 2.0 セリサイト 5.0
【0043】実施例2〜7で得られた化粧料は、実施例
1で得られた化粧料と同様に、いずれも化粧持ちが極め
て良好で、安定性の優れたものであった。
【0044】
【発明の効果】本発明の化粧料は、粉体が油剤に均一に
分散し、撥水性及び撥油性に優れ、皮脂による顔料等の
化粧成分の消失の防止効果及び化粧持続性に著しく優
れ、しかも化粧持続性の高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)フッ素化合物処理粉体及び(B)
    実質的に炭素原子及びフッ素原子よりなり、かつ二重結
    合を持たず、F/C原子比が1.50〜1.93であっ
    て、下記(1)〜(5)の特性を示す液状フルオロカー
    ボンを含有することを特徴とする化粧料。(1)赤外吸収スペクトルにおいて、1215±7cm
    -1 、1025±7cm -1 、971±7cm -1 付近に特性
    吸収を持つ。 (2)蒸気圧浸透圧法による数平均分子量が680〜9
    50である。 (3)熱分析において、420℃まで発熱しながら重量
    減少を示し、420℃で100%の重量減少を示す。 (4)室温で液体である。 (5) 19 F−NMRスペクトルにおいて、ベンゾトリフ
    ルオライドのCF 3 基をケミカルシフトの基準として、
    ケミカルシフトが0〜−30ppmの範囲に、CF 3
    F−基及びCF 3 CF 2 −基に相当する2本のピーク、
    −30〜−90ppmの位置にCF 2 基に相当するブロ
    ードなピーク、−100〜−150ppmの位置にCF
    基のピークを示す。
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