JP3199591U - 太陽光パネル支持台 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外の防犯灯や街路灯等の電源として使用する太陽光パネルを収容したパネルケースの強度と、支柱の上部に固定した支持台との取付け強度を十分に確保することが可能な太陽光パネル支持台を提供する。【解決手段】支柱2の上部に固定する支柱受け3と支柱受けの上端に傾斜状に固定した支持板4とを有する太陽光パネル支持台1であって、太陽光パネル7とパネルケース6の背面板6aとの間にリチウム蓄電池を内蔵した蓄電池ケース5を配置すると共に、蓄電池ケース5と同等の平面形状に形成した支持板4をパネルケース6の背面板6aを介して蓄電池ケース5にボルト締結する。【選択図】図1

Description

本考案は、屋外の防犯灯や街路灯等の電源として使用する太陽光パネルのパネルケースを支柱の上部に設けた支持台に固定する太陽光パネル支持台に関する。
近年、防犯灯や街路灯等に使用する電源として、太陽光の照射を受けて発電する太陽光パネルを使用した太陽光発電装置が開発されている。このような太陽光発電装置は、良好な日照条件を確保するために、屋外に立てた支柱の上部に太陽光パネルを固定し、さらにパネルの受光面を広く形成することによって、太陽光を効率的に受光する構成としている。
このような太陽光発電装置の従来技術を参照すると、特許文献1に示すように、支柱の上部に太陽光パネルを固定すると共に、太陽光パネルで発電した電力を支柱の下部に設けた電源装置の鉛蓄電池に蓄電する構成としている。
このような太陽光発電装置に対して、図8に示す装置は、蓄電池を収納した蓄電池ケース20を支柱21の下部に設けた構成ではなく、支柱21の上部に固定したパネルケース22の背面にネジ20aとナット20bで固定した構成を有する。即ち、この装置は、地面に立てた支柱21の上部に、支持台23を支持する支柱受け25を固定すると共に、支柱受け25の上端に支持板24を傾斜状に固定し、この支持板24に太陽光パネル26を設けたパネルケース22をネジ27aとナット27bで固定した構成としている。
ところが、図8の太陽光発電装置は、上記のように蓄電池ケース20を支柱21の上部のパネルケース22に内蔵した構成としているため、パネルケース22が受ける重量は大きくなるが、パネルケース22は軽量化のために薄厚に形成する必要がある。従って、このパネルケース22に小径の支持板24をネジ27aとナット27bで固定した構成では、台風時の風圧や地震等の揺れ等に対して十分の耐力を発揮することは困難である。このため、風圧や揺れ等に対して安全性を確保するには、太陽光パネル26を収容したパネルケース22と支柱21の上部に固定した支持台23との取付け強度を強くする必要がある。
特開2004−200134号公報
本考案は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、屋外の防犯灯や街路灯等の電源として使用する太陽光パネルを収容したパネルケースの強度と支柱の上部に固定した支持台との取付け強度を十分に確保することが可能な太陽光パネル支持台を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案における請求項1の太陽光パネル支持台は、支柱の上部に固定する支柱受けと支柱受けの上端に傾斜状に固定した支持板とを有する太陽光パネル支持台であって、太陽光パネルとパネルケースの背面板との間にリチウム蓄電池を内蔵した蓄電池ケースを配置すると共に、蓄電池ケースと同等の平面形状に形成した支持板をパネルケースの背面板を介して蓄電池ケースにボルト締結したことを特徴とする。
また、本考案における請求項2の太陽光パネル支持台は、請求項1において、支持台の支柱受けから上方傾斜方向に張り出した複数の支持アームを支持板に固定したことを特徴とする。
さらに、本考案における請求項3の太陽光パネル支持台は、太陽光パネルとパネルケースの背面板との間に蓄電池ケースを配置すると共に、パネルケースの背面板に蓄電池ケースをボルト締結し、支持台の支柱受けから上方傾斜方向に張り出した複数の支持アームをパネルケースの背面板に固定したことを特徴とする。
本考案の太陽光パネル支持台は、太陽光パネルとパネルケースの背面板との間にリチウム蓄電池を内蔵した蓄電池ケースを配置したため、従来のように支柱の下部に蓄電池を収容した制御盤を設けるのではなく、支柱の上部のパネルケース内に蓄電池を収納した構成とすることが可能である。これによって、支柱の下部の周りに歩行者の通行の妨げになるような突出部を形成することなく、支柱の意匠性も良好なものとなる。
また、太陽光パネルとパネルケースの背面板との間にリチウム蓄電池を内蔵した蓄電池ケースを配置すると共に、支持台の支持板をパネルケースの背面板を介して蓄電池ケースに固定した構造とすることにより、支持台の支持板はパネルケースの背面板だけではなく、蓄電池ケースという箱体に対して固定した構造となる。
このような構成により、蓄電池ケースは支持台の取付け構造に対する補強部材として機能することにより、軽量化のためにパネルケースが薄厚の場合でも、パネルケースの強度が増し、支持台の取付け強度が増すことによって、台風時の風圧や地震等の揺れ等に対して十分の耐力を発揮することができ、安全性の確保にも有益となる。
また、本考案によれば、蓄電池ケースをパネルケースの背面板に取付けるボルトとナットを、支持台の支持板をパネルケースの背面板に取付けるボルトとナットと兼用することができ、取付け作業の短縮化及び低コスト化を図ることが可能となる。
さらに、支持台の支柱受けから上方傾斜方向に張り出した複数の支持アームを支持板の隅部に固定したことにより、パネルケースは支柱受けに固定された構造に加えて、複数の支持アームに支持された構造となる。このような構成により、太陽光パネル及びパネルケースが大型化した場合でも、台風時の風圧や地震等の揺れ等に対して十分の耐力を発揮することが可能となり、安全性の確保及び複数の支持アームを取付けたことによる意匠性の向上を図ることも可能となる。
さらに、パネルケースの板厚が比較的厚く、パネルケースの剛性が高い場合、上記のように支持板を設けることなく、パネルケースの内側における背面板に蓄電池ケースをボルト締結すると共に、パネルケースの背面板の隅部に支持台の支柱受けから上方傾斜方向に張り出した複数の支持アームを固定することによって、パネルケースの背面板の強度が増し、支持台に対するパネルケースの取付け強度を十分に確保することが可能となる。
本考案の実施例1における太陽光パネル支持台を支柱に取付けた図であり、(a)は背面図、(b)は側面図である。 本考案の実施例1における太陽光パネル支持台に関する図であり、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は(a)の部分断面図である。 本考案の実施例1における大型の太陽光パネルケースを支持する太陽光パネル支持台を示す図であり、(a)は背面図、(b)は側面図である。 本考案の実施例1における大型の太陽光パネルケースを取付けた場合の太陽光パネル支持台に関する図であり、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は(a)の部分断面図である。 本考案の実施例1における太陽光パネル支持台に鳥よけ装置を取付けた図であり、(a)は背面図、(b)は側面図、(c)は鳥よけ装置の部分拡大斜視図である。 本考案の実施例2における太陽光パネル支持台を支柱に取付けた図であり、(a)は全体側面図、(b)は地中に打設した基礎管と地上の支柱とを結合した箇所の部分拡大図である。 本考案の実施例2における太陽光パネル支持台に関する図であり、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は(b)を下方から見た図である。 従来の太陽光パネル支持台を支柱に取付けた図であり、(a)は背面図、(b)は側面図である。
本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例の太陽光パネル支持台1(以下、「支持台1」と称する)は、図1(a)(b)に示すように、地面等に立設した支柱2の上部に固定する管状の支柱受け3と支柱受け3の上端に傾斜状に固定した支持板4とを有する。このような構成において、支持台1の支柱受け3は、支柱2の上部の外周に挿着してボルト等で固定し、この支柱受け3の上端を傾斜状に形成して、その上端に支持板4を固定することにより、支持板4を太陽光に向けた傾斜状に取付けた構成としている。
また、支持板4は後述する蓄電池ケース5と同等の平面形状に形成し、支持板4の上辺の左右の端部及び下辺の左右の端部にボルト穴4a(図2(c)参照)を形成した構成としている。
また、図2(a)(b)に示すように、パネルケース6には、その前面を覆うように太陽光パネル7を固定すると共に、パネルケース6内の背面板6aに向かって四方が傾斜状に凹んだ内部空間8を有し、この内部空間8に、リチウム蓄電池(不図示)を内蔵した薄厚箱形状の蓄電池ケース5を収納した構成としている。
また、蓄電池ケース5は背面の上辺と下辺に突出片5aを有し、各突出片5aには、上記の支持板4のボルト穴4aに相対する位置関係でボルト穴5b(図2(c)参照)を形成している。さらに、パネルケース6の背面板6aにもこれらのボルト穴4a、5bに相対した位置にボルト穴6b(図2(c)参照)を形成した構成としている。
このような構成において、図2(c)に示すように、蓄電池ケース5側の各ボルト穴5bからボルト9を挿入すると共に、各ボルト9をパネルケース6の背面板6aの各ボルト穴6bに挿通し、さらに各ボルト9を支持台1の支持板4の各ボルト穴4aに挿通してナット10で固定した構成としている。
ただし、図2(c)に示す構成では、各ボルト9において、蓄電池ケース5側の突出片5aとパネルケース6の背面板6aとの間にナット10aを介することによって、パネルケース6の背面板6aと蓄電池ケース5との間に隙間11を形成した構成としている。
上記の構成において、支持台1の支持板4をパネルケース6の背面板6aを介して蓄電池ケース5に固定したことにより、支持台1の支持板4はパネルケース6の背面板6aだけではなく、蓄電池ケース5に対しても固定した構造となる。従って、蓄電池ケース5は支持台1の取付け構造に対する補強部材として機能するため、支持台1の取付け強度を増すことが可能となる。
なお、図1(a)に示すように、支柱2にはLED照明器具13を取付けてあり、太陽光パネル7で受光した太陽光を電力に変換して蓄電池ケース5内のリチウム蓄電池に蓄電し、夜間等においてLED照明器具13の電源として使用することが可能である。
また、図3(a)に示すように、LED照明器具13の他に防犯カメラ16を支柱2に取付けてあり、LED照明器具13だけの場合よりは多くの電源を必要とするため、太陽光パネル7や蓄電池ケース5内の蓄電池も大型化し、またパネルケース6も大型化して全体重量が大きくなる。
図3(a)(b)及び図4(a)〜(c)に示す太陽光パネル支持台1は、上記のように支柱2の上部に取付けた支持台1が、より大きい重量となる場合に対処して構成したものである。
ただし、基本的な構成は、図1及び図2に示すものと同様の構造であり、図3(a)(b)及び図4(a)〜(c)に示す太陽光パネル支持台1もまた、図1及び図2に示すものと同様に構成されている。
ただし、図3(a)(b)に示す太陽光パネル支持台1は、太陽光パネル7及びパネルケース6等が大型化した場合の補強構造として、支持台1の支柱受け3から上方傾斜方向に張り出した複数の支持アーム12を支持板4の隅部に固定した構造としている。なお、図3(a)(b)に示す各支持アーム12は、上方の外側に向けて湾曲に形成することによって、各支持アーム12の美的な意匠性を向上するようにしている。
このような構成により、パネルケース6は支柱受け3の支持板4に固定された構造に加えて、複数の支持アーム12に支持された構造となり、太陽光パネル7及びパネルケース6が大型化した場合でも、台風時の風圧や地震等の揺れ等に対して十分の耐力を発揮することができ、安全性の確保及び意匠性の向上を図ることが可能となる。
また、従来から、太陽光パネル7に止まったカラス等の鳥の糞によって、太陽光パネル7の受光量が減退しないように、パネルケース6の上端にカラス等の鳥よけ装置を設けることが行われている。
図5(a)〜(c)に示す構造は、従来の鳥よけ装置が複数の棒状の部材をパネルケース6の上端に1個ずつネジ止めする構成であって、取付作業が面倒であることに鑑みて改良されたものである。即ち、その構造は、鳥よけ用の複数の棒部材14を間隔をあけて固定した取付金具15を構成し、取付金具15には予めボルト締結のためのボルト穴15aが形成され、この取付金具15を太陽光パネル7のパネルケース6の上端に沿ってボルト等で固定するようにしたものである。
なお、取付金具15は、パネルケース6の上端に取付けた状態で各棒部材14が垂直上方を向くように取付金具15を折曲した構成としている。このような構成により、鳥よけ用の複数の棒部材14の取付施工を簡単且つ短時間で行うことが可能となる。
この実施例は、パネルケース6の板厚が比較的厚く、パネルケース6の剛性が比較的高い場合に適するものである。このような、本実施例の構造は、図6(a)(b)及び図7(a)〜(c)に示すように、パネルケース6内の背面板6aに蓄電池ケース5をボルト締結すると共に、パネルケース6の背面板6aに支柱受け3から上方傾斜方向に張りした複数の支持アーム12を固定した構成を有するものである。
上記の構成について詳細に述べると、本実施例では、図6(a)(b)に示すように、予め地中に打設した基礎管17の上端にフランジ17aと支柱2の下端に設けたフランジ2aとをボルト18とナット19で締結する。こうすることによって、支柱2の立設工事が容易となり、支柱2の取換え施工が可能となる。
また、図7(a)〜(c)に示すように、パネルケース6の前面を覆う太陽光パネル7を固定すると共に、パネルケース6内の背面板6aにリチウム蓄電池(不図示)を内蔵した薄厚箱形状の蓄電池ケース5を固定する。この蓄電池ケース5の固定方法は、蓄電池ケース5の背面の上辺と下辺に設けた突出片5aをパネルケース6の背面板6aにボルト9とナット10で締結するとよい。
さらに、パネルケース6の背面板6aの外側の略中央に斜め方向に管状の支柱受け3の端部を溶接し、この支柱受け3の下方の外周側部に複数の支持アーム12を溶接する。また、各支持アーム12は斜め方向に広げた湾曲形状とし、各支持アーム12をパネルケース6の背面板6aの隅部に溶接することによって固定する。そして、支柱受け3を上記の支柱2の上端に装着して、支柱受け3のボルト穴2cに挿通したボルト2bで固定する。
このような構成によれば、複数の支持アーム12をパネルケース6の背面板6aに固定した構造となり、蓄電池ケース5の取付け構造がパネルケース6の内側を補強すると共に、各支持アーム12の支持構造がパネルケース6の外側を補強することが可能となる。このため、上記の実施例で用いた支持板4を設けなくても、パネルケース6の強度が増し、パネルケース6の取付け強度を十分に確保することが可能となる。
なお、本実施例においても、上記の実施例と同様に、支柱2の途中にLED照明器具13や防犯カメラ16を取付け、蓄電池ケース5内のリチウム蓄電池に蓄電した電源をLED照明器具13や防犯カメラ16に使用することが可能となる。また、不図示であるが、上記の実施例と同様に、パネルケース6の上端に鳥よけ用の複数の棒部材14を設けた取付金具15を取り付けることも可能である。
本考案の太陽光パネル支持台は、屋外の防犯灯や街路灯等の電源として使用する太陽光パネルを収容したパネルケースの強度と、支柱の上部に固定した支持台との取付け強度を十分に確保すること可能な太陽光パネル支持台として利用可能である。
1 太陽光パネル支持台(支持台)
2 支柱
2a フランジ
2b ボルト
2c ボルト穴
3 支柱受け
4 支持板
4a ボルト穴
5 蓄電池ケース
5a 突出片
5b ボルト穴
6 パネルケース
6a 背面板
6b ボルト穴
7 太陽光パネル
8 内部空間
9 ボルト
10、10a ナット
11 隙間
12 支持アーム
13 LED照明器具
14 棒部材
15 取付金具
15a ボルト穴
16 防犯カメラ
17 基礎管
17a フランジ
18 ボルト
19 ナット

Claims (3)

  1. 支柱の上部に固定する支柱受けと支柱受けの上端に傾斜状に固定した支持板とを有する太陽光パネル支持台であって、太陽光パネルとパネルケースの背面板との間に蓄電池ケースを配置すると共に、蓄電池ケースと同等の平面形状に形成した支持板をパネルケースの背面板を介して蓄電池ケースにボルト締結したことを特徴とする太陽光パネル支持台。
  2. 支持台の支柱受けから上方傾斜方向に張り出した複数の支持アームを支持板に固定したことを特徴とする請求項1記載の太陽光パネル支持台。
  3. 太陽光パネルとパネルケースの背面板との間に蓄電池ケースを配置すると共に、パネルケースの背面板に蓄電池ケースをボルト締結し、支持台の支柱受けから上方傾斜方向に張り出した複数の支持アームをパネルケースの背面板に固定したことを特徴とする太陽光パネル支持台。
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CN110906250A (zh) * 2019-11-19 2020-03-24 辉煌阳光新能源科技有限公司 用于太阳能照明设备的支撑固定装置

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