JP3199100B2 - 無効電力量測定装置 - Google Patents

無効電力量測定装置

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JP3199100B2
JP3199100B2 JP21681994A JP21681994A JP3199100B2 JP 3199100 B2 JP3199100 B2 JP 3199100B2 JP 21681994 A JP21681994 A JP 21681994A JP 21681994 A JP21681994 A JP 21681994A JP 3199100 B2 JP3199100 B2 JP 3199100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無効電力を測定する
無効電力量計および電力量計、無効電力量計などの計器
を一体化して構成される複合計器の無効電力量測定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25は、例えば特開平5−27324
2号公報に示された従来の電子式の電力量計、無効電力
量計などの計器を一体化して構成される複合計器におけ
る無効電力量測定回路のブロック図である。図におい
て、1は被電力測定回路の電圧をその電圧値に比例した
電圧信号に変換する電圧入力部、2は被電力測定回路の
電流をその電流値に比例した電流信号に変換する電流入
力部、3は電圧入力部1に接続された90度移相回路、
4は90度移相回路3および電流入力部2の出力信号を
乗算する第一の乗算部、6は電圧入力部1および電流入
力部2の出力信号を乗算する第二の乗算部である。
【0003】7は第一の乗算部に接続された出力信号を
平滑化する第一のローパスフィルタ(LPF)、9はロ
ーパスフィルタ7に接続されその出力電圧に比例した周
波数に変換する第一の電圧/周波数変換回路(V/
F)、8は第一の乗算部に接続された第二のローパスフ
ィルタ(LPF)、38はローパスフィルタ8の出力電
圧の極性を判定する判別回路、12は出力制御回路であ
り、判別回路38の判定結果により電圧/周波数変換回
路9の出力を図示していない計数表示部へ出力するか停
止するかを制御することにより、無効電力の積算動作を
オン・オフする。
【0004】次に動作について説明する。電圧入力部1
および電流入力部2に接続された第二の乗算部6は瞬間
電力を演算し、この瞬間電力に比例した電圧値を出力す
る。この電圧値は第二のローパスフィルタ8で、平均電
力に比例した電圧値に変換される。この平均電力に比例
した電圧値は、図26に示す受電側の進み(第1象限)
および受電側の遅れ(第4象限)では正、送電側の進み
(第3象限)および送電側の遅れ(第2象限)では負と
なる。
【0005】また、電圧入力部1に接続された90度移
相回路3および電流入力部2に接続された第一の乗算部
4は瞬間無効電力を演算し、この瞬間無効電力に比例し
た電圧値を出力する。この電圧値は第一のローパスフィ
ルタ7で、平均無効電力に比例した電圧値に変換され
る。この平均無効電力に比例した電圧値は、図26に示
す送電側の進み(第3象限)および受電側の遅れ(第4
象限)では正、受電側の進み(第1象限)および送電側
の遅れ(第2象限)では負となる。
【0006】無効電力は、通常受電側の遅れ(第4象
限)の測定を行うが、前述したように送電側の進み(第
3象限)も第一のローパスフィルタ7の出力は共に正で
あるため、このままでは送電側の進み(第3象限)も測
定されてしまう。このため第二のローパスフィルタ8の
出力が、送電側の進み(第3象限)では負であることを
利用し判別回路38にて第二のローパスフィルタ8の出
力が負の時は、出力制御回路12を制御して電圧/周波
数変換回路(V/F)9の出力を停止し、受電側の遅れ
(第4象限)のみ出力するようスイッチングする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の遅れ無効電力測
定回路は、以上のように電力測定回路の出力を利用して
いるため、入力電圧をV、入力電流をI、入力電圧と入
力電流の位相差をθとすると、第二のローパスフィルタ
8への入力は、VIcosθとなり、第3象限と、第4
象限の境では入力電圧と入力電流の位相差が90度に近
付くため、ローパスフィルタ8の出力が小さくなり、と
くに被電力測定回路の負荷電流が小さい場合は該無効電
力測定回路への入力電流が少なく、ローパスフィルタ8
の出力が判別回路での判定ができにくくなり、第3象限
と第4象限の検出が明確にできなくなるという問題点が
あった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、入力電流が小さい場合でも計
器が検出する第3象限と第4象限の検出範囲を明確に
し、かつ検出感度を上げることができる無効電力測定装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無効電力
測定装置は、入力電圧を90゜遅相し入力電流を乗じて
第1の無効電力を求める第1の演算手段、入力電圧を9
0゜+α(0゜<α<90゜)遅相し入力電流を乗じて
第2の無効電力を求める第2の演算手段、上記第1の無
効電力を積算して無効電力量を求める積算手段、上記第
1の無効電力と第2の無効電力との比較に応じて、上記
第1の無効電力の積算を停止する制御手段を備えたもの
である。
【0010】また、複数個の入力電圧とこの入力電圧に
対応する複数個の入力電流がある場合、第1の演算手段
は、それぞれ対応する入力電圧・入力電流に対して各々
第1の無効電力を求めると共に、その合算値を求めて出
力する手段とし、第2の演算手段は、それぞれ対応する
入力電圧・入力電流に対して各々第2の無効電力を求め
ると共に、その合算値を求めて出力する手段としたもの
である。
【0011】また、入力電圧を90゜遅相し入力電流を
乗じて第1の無効電力を求める第1の演算手段、入力電
圧を90゜+β(0<β≦45゜)遅相し入力電流を乗
じて第2の無効電力を求める第2の演算手段、入力電圧
を90゜−β(0<β≦45゜)遅相し入力電流を乗じ
て第3の無効電力を求める第3の演算手段、上記第1の
無効電力を積算して無効電力を求める積算手段、上記第
1から第3の無効電力の比較に応じて上記第1の無効電
力の積算を停止する制御手段を備えたものである。
【0012】また、複数個の電圧入力信号とこの入力電
圧に対応する複数個の入力電流がある場合、第1の演算
手段は、それぞれ対応する入力電圧・入力電流に対して
各々第1の無効電力を求めると共に、その合算値を求め
て出力する手段とし、第2の演算手段は、それぞれ対応
する入力電圧・入力電流に対して各々第2の無効電力を
求めると共に、その合算値を求めて出力する手段とし、
第3の演算手段は、それぞれ対応する入力電圧・入力電
流に対して各々第3の無効電力を求めると共に、その合
算値を求めて出力する手段としたものである。
【0013】また、各々の演算手段は各々瞬時無効電力
を算出する手段とすると共に、上記各々の演算手段に対
応して各々ローパスフィルタと周波数変換回路とを設
け、各々のローパスフィルタは上記各々の瞬時無効電力
を各々平均無効電力とし、各々の周波数変換回路は上記
各々の平均無効電力に応じた周波数信号に変換して出力
し、制御手段はこれらの周波数信号を比較し、その比較
に応じて第1の無効電力の積算を停止する手段としたも
のである。
【0014】また、各々の演算手段は各々瞬時無効電力
を算出する手段とする共に、上記各々の演算手段に対応
して各々ローパスフィルタを設け、各々のローパスフィ
ルタは上記各々の瞬時無効電力を各々平均無効電力と
し、制御手段はこれらの平均無効電力を比較し、その比
較に応じて第1の無効電力の積算を停止する手段とした
ものである。
【0015】また、各々の演算手段は乗算される前の電
圧または電流信号をPWM変調し、この変調された電圧
または電流信号と、変調されていない電流または電圧信
号とを入力として振幅変調し各々の瞬時無効電力を求め
る手段としたものである。
【0016】
【作用】この発明における無効電力測定装置は、第1の
演算手段は入力電圧を90゜遅相し入力電流を乗じて第
1の無効電力を求め、第2の演算手段は入力電圧を90
゜+α(0゜<α<90゜)遅相し入力電流を乗じて第
2の無効電力を求める。積算手段は第1の無効電力を積
算して無効電力量を求め、制御手段は第1の無効電力と
第2の無効電力との比較に応じて、第1の無効電力の積
算を停止する。
【0017】また、複数個の入力電圧とこの入力電圧に
対応する複数個の入力電流がある場合、第1の演算手段
は、それぞれ対応する入力電圧・入力電流に対して各々
第1の無効電力を求めると共に、その合算値を求めて出
力し、第2の演算手段は、それぞれ対応する入力電圧・
入力電流に対して各々第2の無効電力を求めると共に、
その合算値を求めて出力する。
【0018】また、第1の演算手段は入力電圧を90゜
遅相し入力電流を乗じて第1の無効電力を求め、第2の
演算手段は入力電圧を90゜+β(0<β≦45゜)遅
相し入力電流を乗じて第2の無効電力を求め、第3の演
算手段は入力電圧を90゜−β(0<β≦45゜)遅相
し入力電流を乗じて第3の無効電力を求める。積算手段
は第1の無効電力を積算して無効電力を求め、制御手段
は第1から第3の無効電力の比較に応じて第1の無効電
力の積算を停止する。
【0019】また、複数個の入力電圧とこの入力電圧に
対応する複数個の入力電流がある場合、第1の演算手段
は、それぞれ対応する入力電圧・入力電流に対して各々
第1の無効電力を求めると共に、その合算値を求めて出
力し、第2の演算手段は、それぞれ対応する入力電圧・
入力電流に対して各々第2の無効電力を求めると共に、
その合算値を求めて出力し、第3の演算手段は、それぞ
れ対応する入力電圧・入力電流に対して各々第3の無効
電力を求めると共に、その合算値を求めて出力する。
【0020】また、各々の演算手段は各々瞬時無効電力
を算出すると共に、各々のローパスフィルタは上記各々
の瞬時無効電力を各々平均無効電力とし、各々の周波数
変換回路は上記各々の平均無効電力に応じた周波数信号
に変換して出力し、制御手段はこれらの周波数信号を比
較し、その比較に応じて第1の無効電力の積算を停止す
る。
【0021】また、各々の演算手段は各々瞬時無効電力
を算出すると共に、各々の演算手段に対応した各々のロ
ーパスフィルタは上記各々の瞬時無効電力を各々平均無
効電力とし、制御手段はこれらの平均無効電力を比較
し、その比較に応じて第1の無効電力の積算を停止す
る。
【0022】また、各々の演算手段は乗算される前の電
圧または電流信号をPWM変調し、この変調された電圧
または電流信号と、変調されていない電流または電圧信
号とを入力として振幅変調し各々の瞬時無効電力を求め
る。
【0023】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1の無効電力測定装
置のブロック図である。図において、1〜4、6〜9、
12は前記従来例の説明のものと同様である。5は90
度移相回路3の出力を遅相させる抵抗、コンデンサ等で
構成される移相回路であり、遅相させる角度(α)は通
常僅かの角度であるが、90度以内であればよい。10
は第二のローパスフィルタ8に接続された第二の電圧/
周波数変換回路(V/F)である。11は周波数比較回
路であり、第一の電圧/周波数変換回路9の出力周波数
と第二の電圧/周波数変換回路10の出力周波数とを比
較して、その結果により電圧/周波数変換回路9の出力
を該無効電力測定回路から出力するか停止するかを出力
制御する。
【0024】次に動作について説明する。入力電圧信号
は、電圧入力部1より90度移相回路3に入力され位相
が90度遅れる。この90度移相回路3および電流入力
部2に接続された第一の乗算部4は、瞬間無効電力を演
算し、この瞬間無効電力に比例した電圧値に変換し出力
する。この出力は第一のローパスフィルタ7で、平均無
効電力に比例した電圧値に変換する。この平均無効電力
に比例した電圧値は、図26に示す送電側の進み(第3
象限)、受電側の遅れ(第4象限)では正、受電側の進
み(第1象限)、送電側の遅れ(第2象限)では負とな
る。
【0025】また、90度移相回路3に接続された移相
回路5および前記電流入力部2に接続された第二の乗算
部6は、瞬間無効電力を演算し、この瞬間無効電力に比
例した電圧値に変換し出力する。この出力は第二のロー
パスフィルタ8で、平均無効電力に比例した電圧値に変
換される。この平均無効電力に比例した電圧値は、図2
6に示す送電側の進み(第3象限)、受電側の遅れ(第
4象限)では正、受電側の進み(第1象限)、送電側の
遅れ(第2象限)では負となる。
【0026】第一の電圧/周波数変換回路9は、第一の
ローパスフィルタ7の出力が正の時、電圧値に比例した
周波数に変換し比較回路11に出力を行う。また、同様
に第二の電圧/周波数変換回路10は、第二のローパス
フィルタ8の出力が正の時、電圧値に比例した周波数に
変換し、比較回路11に出力を行う。比較回路11は、
第一の電圧/周波数変換回路9と第二の電圧/周波数変
換回路10の出力を比較し、第一の電圧/周波数変換回
路9の出力周波数<第二の電圧/周波数変換回路10の
出力周波数の時、出力制御回路12を制御し第一の電圧
/周波数変換回路9の出力を図示していない次処理回路
へ出力する。
【0027】この動作について図2で説明する。90度
移相回路3の後に接続された移相回路5のため受電側の
遅れ(第4象限)においては、第二の乗算部6の出力が
第一の乗算部4の出力より力率0に常に近いため、第一
のローパスフィルタ7の出力Aは常に第二のローパスフ
ィルタ8の出力Bより小さく、A<Bとなる。
【0028】しかし、送電側の進み(第3象限)におい
ては、第一のローパスフィルタ7の出力Aは常に第二の
ローパスフィルタ8の出力Bより大きく、A>Bとな
る。その理由は、90度移相回路3の後に接続された移
相回路5のため送電側の進み(第3象限)においては、
第一の乗算部4の出力が第二の乗算部6の出力より力率
0に近いためである。比較回路11はA<Bの場合は出
力回路12をオンにし、A>Bの場合は出力制御回路1
2をオフにする。従って、検出に無効電力の出力を利用
しているので第3象限と第4象限の境においては感度が
高くなり、精度の良い検出を行うことができる。
【0029】実施例2.上記実施例1では電圧入力、電
流入力が1つの単相2線入力の場合について説明したが
電圧入力、電流入力が複数の多相回路の場合であっても
以下のように実施すれば同様の効果を得ることができ
る。
【0030】図3に電圧入力、電流入力が各2つの単相
3線、三相3線の構成の図を示す。図において、1〜1
2は上記実施例1の説明のものと同様である。13は第
二の電圧入力部、14は第二の電流入力部、15は第二
の電圧入力部13に接続された第二の90度移相回路、
16は第二の90度移相回路15と第二の電流入力部1
4に接続された第三の乗算部、17は第二の90度移相
回路15に接続された第二の移相回路、18は前記第二
の移相回路17と第二の電流入力部14に接続された第
四の乗算部である。1相分の瞬時電力および瞬時無効電
力を得る電圧入力部1〜第二の乗算部6で電力信号変換
部を構成する。以下同様に第二の電圧入力部13〜第四
の乗算部18は別の相の瞬時無効電力を得る電力信号変
換部を構成する。
【0031】複数の電力信号変換部から対応する出力を
第一のローパスフィルタ7および第二のローパスフィル
タ8に合成することで多相回路用の無効電力測定回路を
得ることは周知である。この多相回路用の無効電力測定
回路における第3象限と第4象限の境においての感度が
高くなり、精度の良い検出を行うことができる動作は上
記実施例1と同様のため省略する。
【0032】実施例3.図4に電圧入力、電流入力が各
3つの三相4線の構成の図を示す。図において、1〜1
8上記実施例2の説明のものと同様である。19は第三
の電圧入力部、20は第三の電流入力部、21は第三の
電圧入力部19に接続された第三の90度移相回路、2
2は第三の90度移相回路21と第三の電流入力部20
に接続された第五の乗算部、23は第三の90度移相回
路21に接続された第三の移相回路、24は前記第三の
移相回路23と第三の電流入力部20に接続された第六
の乗算部である。第三の電圧入力部19〜第六の乗算部
24も他の相の瞬時無効電力を得る電力信号変換部を構
成しており動作は上記実施例2と同様である。
【0033】実施例4.図5はこの発明の実施例4を示
す無効電力測定回路の図である。図において、1〜9、
12は上記実施例1の説明のものと同様である。25は
第一のローパスフィルタ7と第二のローパスフィルタ8
に接続された電圧比較回路である。
【0034】上記実施例1では周波数比較回路11を第
一の電圧/周波数変換回路9、第二の電圧/周波数変換
回路10の後に設けたが、動作の説明でも述べたように
第一のローパスフィルタ7の出力電圧Aとローパスフィ
ルタ8の出力電圧Bの値を電圧比較回路25で比較する
構成であり、この実施例1での電圧/周波数変換回路1
0を省略することができる。動作は実施例1と同様のた
め省略する。
【0035】実施例5.図6、図7は実施例5の無効電
力測定回路の図であり、図6は電圧入力、電流入力が各
2つの単相3線、三相3線の構成を示し、図7は電圧入
力、電流入力が3つの三相4線の構成を示す。図におい
て、1〜24は上記実施例3と25は上記実施例4の説
明のものと同様である。多相の各相の複数の電力信号変
換部からの信号を第一のローパスフィルタ7と第二のロ
ーパスフィルタ8に入力し、このローパスフィルタ7、
8の電圧値を電圧比較回路25で比較し、この比較結果
により、出力制御回路12を制御する。このような構成
の多相回路用の無効電力測定回路の動作は上記実施例4
と同様であり、説明を省略する。
【0036】実施例6.図8は単相2線入力の場合の無
効電力測定回路を示す図である。図において、1〜3、
7〜12は上記実施例1の説明のものと同様である。2
7は90度移相回路3に接続されたPWM変調回路(パ
ルス幅変調回路)、28はPWM変調回路27と電流入
力部2に接続された第一の振幅変調回路である。51は
シフトレジスター等を用いた移相回路であり、PWM変
調回路27の出力を遅相して第二の振幅変調回路29へ
入力する。
【0037】この実施例6は実施例1における乗算部
4、6を、それぞれPWM変調回路27と振幅変調回路
28、PWM変調回路27と振幅変調回路29にてなる
時分割乗算にて構成するもので、また、90度移相回路
3の後に設けていた移相回路5をPWM変調回路27の
後に移相回路51として設けるものである。このように
PWM変調回路27と振幅変調回路28、29を用いた
電力値に比例した出力信号を得る構成は、精度の良い乗
算器として公知であり、移相回路としてシフトレジスタ
を用いることができるため、上記実施例1および3で移
相回路5、17、23がアナログ処理のために生じる移
相のバラツキを押さえることができ、無効電力Aと移相
回路51を介した無効電力Bの比較精度が向上する。動
作は実施例1と同様であるため省略する。
【0038】実施例7.図9、図10はこの発明の実施
例7を示す無効電力測定回路の図である。図9は電圧入
力、電流入力が各2つの単相3線、三相3線の構成を示
し、図10は電圧入力、電流入力が3つの三相4線の構
成を示す。図において、1〜3、7〜15、19〜21
は上記実施例5に、27、28、51は上記実施例6で
の説明のものと同様である。30、33はPWM変調回
路、31、34は振幅変調回路、52、53はシフトレ
ジスター等を用いた移相回路である。電圧入力部、電流
入力部、90度移相回路、PWM変調回路、移相回路、
振幅変調回路で1相分の電力信号変換部が構成される。
【0039】複数の電力信号変換部からの各信号をそれ
ぞれ第一のローパスフィルタ7と第二のローパスフィル
タ8に入力し、第一と第二の電圧/周波数変換回路9、
10の周波数を周波数比較回路11での比較結果によ
り、出力制御回路12を制御する。このような構成の多
相回路用の無効電力測定回路の動作は上記実施例2と同
様であり、説明を省略する。
【0040】実施例8.図11はこの発明の実施例8を
示す無効電力測定回路の図である。1〜3、7〜9、1
2、27〜29、51は上記実施例6で、25は上記実
施例4での説明のものと同様である。この実施例8にお
いては、電圧/周波数変換回路を1つ省略でき、移相回
路51の移相のバラツキを押さえることができる無効電
力測定回路を得ることができる。動作は上記実施例2と
同様であり、説明を省略する。
【0041】実施例9.図12、図13はこの発明の実
施例9を示す無効電力測定回路の図である。図12は電
圧入力、電流入力が各2つの単相3線、三相3線の構成
を示し、図13は電圧入力、電流入力が3つの三相4線
の構成を示す。図において、1〜3、7〜9、12、2
5、27〜29、51は上記実施例8で、13〜15、
19〜21、30〜21、52、53は上記実施例7で
の説明のものと同様である。電圧入力部、電流入力部、
90度移相回路、PWM変調回路、移相回路、振幅変調
回路で1相分の電力信号変換部が構成される。
【0042】複数の電力信号変換部からの各信号をそれ
ぞれ第一のローパスフィルタ7と第二のローパスフィル
タ8に入力し、このローパスフィルタ7、8の電圧値を
比較回路25での比較結果により、出力制御回路12を
制御する。このような構成の多相回路用の無効電力測定
回路の動作は上記実施例2と同様であり、説明を省略す
る。
【0043】実施例10.上記実施例では、90度移相
を遅らせた後、更に移相を遅らせるようにしたが、この
実施例は図14のようにそれぞれ個別に移相を遅らせる
ようにするものである。図14において、1〜4,6〜
12は実施例1と同一である。60は移相回路で、電圧
入力部1からの電圧信号を90゜+α(0<α<90
゜)位相を遅らせる。従って、第二の乗算部6への入力
信号は実施例1と同様になり、その後の動作も実施例1
と同様になる。
【0044】この実施例では単相2線の場合を説明した
が、単相3線、3相3線、3相4線の場合も、実施例2
(図3)、実施例3(図4)の移相回路をこの移相回路
60に置き換え接続を1部変更するのみで実現できる。
また、実施例5〜実施例9(図5〜図13)についても
同様に移相回路60を用いて実現することができる。
【0045】実施例11.この実施例は、上記実施例を
更に改善したものでその理由を説明する。実施例1〜1
0では、図15(a)において、90゜遅相したベクト
ルAと90゜+α遅相したBとが、A=Bとなってか
ら、更にAが第4象限で第3象限直前までの間は、図1
5(b)のように、A>Bとなり、AよりもBが小さく
なるので無効電力の積算を停止させてしまう。本来この
間は無効電力を積算しなければならないので不都合が生
じる。実際はαは角度が小さいので積算しない範囲は僅
かであるが、この実施例はこの不都合を改善するもので
ある。
【0046】図16はこの実施例のブロック図で、図に
おいて、1〜4,6〜10,12は実施例1と同様であ
る。61は90度移相回路の出力を更にβ遅相させる第
一の回路で、電圧入力信号を90゜+β(0<β≦45
゜)遅相させる回路である。62は90度移相回路の出
力をβ進相させる移相回路で、電圧入力信号を90゜−
β(0<β≦45゜)遅相させる回路である。63は第
三の乗算部、64は第一のローパスフィルタ7と同一機
能の第三のローパスフィルタ、65は第一の電圧/周波
数変換回路9と同一機能の第三の電圧/周波数変換回
路、66は第一・第二・第三のローパスフィルタ9,1
0,65の出力を比較する周波数比較回路である。
【0047】図16の構成の回路について図17〜図2
4のベクトル図と共に説明する。90度移相回路3に接
続された第一の演算部4の出力を入力とする第一のロー
パスフィルタ7の出力をA、90゜+β遅らせる移相回
路61に接続された第二の演算部6の出力を入力とする
第一のローパスフィルタ7の出力をB、90゜−β遅ら
せる移相回路62に接続された第三の乗算部63の出力
を入力とする第三のローパスフィルタ64の出力をCと
する。
【0048】A,B,C共第4象限にある時、大きさB
>A>C(図18)となる。この出力ベクトルが順次第
3象限に移動する様子を示したものが、図19〜図24
であり出力の大きさは下記のように推移する。 B>A>C(図18) B=A>C(図19) A>B>C(図20) A>B=C(図21) A>C>B(図22) A=C>B(図23) C>A>B(図24)
【0049】ここで図21は出力Aが第3象限と第4象
限の境界に来た場合を示し、上記より明らかなように、
出力Aが第3象限と第4象限の境界を越えて第3象限に
入っていくと、A,B,Cの出力の関係は上記の
ようにA>BとC>Bの出力関係を満たすことがわか
る。このことから、A>BとC>Bの両者を満たした場
合に、周波数比較回路66は出力制御回路12をオフに
すれば、第4象限のみA(90度移相回路の乗算結果)
を測定することができる。従って、無効電力を正確に積
算して無効電力量を測定することができる。
【0050】実施例12.実施例11では単相2線の場
合について説明したが、単相3線、3相3線、3相4線
等の場合も、実施例2から実施例9を参照すれば容易に
構成することができる。
【0051】実施例13.上記実施例では、入力電圧を
90゜、90゜+α、90゜±β等所定の角度位相を遅
らせるようにしたが、入力電流を逆に所定の角度位相を
進めるようにしても同様の結果が得られる。
【0052】実施例14.上記実施例では、電圧入力部
と電流入力部の出力はアナログ信号であったが、これら
のアナログ信号をA/D変換してデジタル信号とし、そ
の後の移相回路や乗算部等の各回路はデジタル信号で処
理するようにしてもよい。この場合は、マイクロコンピ
ュータを用いて処理すれば容易に処理することができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、送電
側の進み(第3象限)、受電側の遅れ(第4象限)の検
出を無効電力の出力を利用して行うため力率0に近くな
る第3象限と第4象限の判定を精度良く行えるので、正
確な測定ができる無効電力量測定装置が提供できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1の無効電力量測定回路の
動作を説明するベクトル図である。
【図3】 この発明の実施例2を示す無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図4】 この発明の実施例3を示す無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図5】 この発明の実施例4を示す無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図6】 この発明の実施例5を示す無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図7】 この発明の実施例5の他の無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図8】 この発明の実施例6を示す無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図9】 この発明の実施例7を示す無効電力量測定回
路のブロック図である。
【図10】 この発明の実施例7を示す無効電力量測定
回路のブロック図である。
【図11】 この発明の実施例8を示す無効電力量測定
回路のブロック図である。
【図12】 この発明の実施例9を示す無効電力量測定
回路のブロック図である。
【図13】 この発明の実施例9を示す無効電力量測定
回路のブロック図である。
【図14】 この発明の実施例10を示す無効電力量測
定回路のブロック図である。
【図15】 この発明の実施例11に係る無効電力量測
定回路の動作を説明するベクトル図である。
【図16】 この発明の実施例11を示す無効電力量測
定回路のブロック図である。
【図17】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図18】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図19】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図20】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図21】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図22】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図23】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図24】 この発明の実施例11の無効電力量測定回
路の動作を説明するベクトル図である。
【図25】 従来の無効電力量測定回路のブロック図で
ある。
【図26】 無効電力量測定回路の動作を説明するベク
トル図である。
【符号の説明】
1 電圧入力部、2 電流入力部、3 90度移相回
路、4 第一の乗算部、5 移相回路、6 第二の乗算
部、7 第一のローパスフィルタ(LPF)、8 第二
のローパスフィルタ(LPF)、9 第一の電圧/周波
数変換回路(V/F)、10 第二の電圧/周波数変換
回路(V/F)、11 周波数比較回路、12 出力制
御回路、13 第二の電圧入力部、14 第二の電流入
力部、15 第二の90度移相回路、16 第三の乗算
部、17 第二の移相回路、18 第四の乗算部、19
第三の電圧入力部、20 第三の電流入力部、21
第三の90度移相回路、22 第五の乗算部、23 第
三の移相回路、24 第六の乗算部、25電圧比較回
路、27、30、33 PWM変調回路、28 第一の
振幅変調回路、29 第二の振幅変調回路、31、3
2、34、35 振幅変調回路、51、52、53、6
0、61、62 移相回路、63 第三の乗算部 64 第三のローパスフィルタ(LPF)、65 第三
の電圧/周波数変換回路(V/F)、66 周波数比較
回路。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を90゜遅相し入力電流を乗じ
    て第1の無効電力を求める第1の演算手段、入力電圧を
    90゜+α(0゜<α<90゜)遅相し入力電流を乗じ
    て第2の無効電力を求める第2の演算手段、上記第1の
    無効電力を積算して無効電力量を求める積算手段、上記
    第1の無効電力と第2の無効電力との比較に応じて、上
    記第1の無効電力の積算を停止する制御手段を備えたこ
    とを特徴とする無効電力量測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、複数個の入力電圧と
    この入力電圧に対応する複数個の入力電流がある場合、
    第1の演算手段は、それぞれ対応する入力電圧・入力電
    流に対して各々第1の無効電力を求めると共に、その合
    算値を求めて出力する手段とし、第2の演算手段は、そ
    れぞれ対応する入力電圧・入力電流に対して各々第2の
    無効電力を求めると共に、その合算値を求めて出力する
    手段としたことを特徴とする無効電力量測定装置。
  3. 【請求項3】 入力電圧を90゜遅相し入力電流を乗じ
    て第1の無効電力を求める第1の演算手段、入力電圧を
    90゜+β(0<β≦45゜)遅相し入力電流を乗じて
    第2の無効電力を求める第2の演算手段、入力電圧を9
    0゜−β(0<β≦45゜)遅相し入力電流を乗じて第
    3の無効電力を求める第3の演算手段、上記第1の無効
    電力を積算して無効電力を求める積算手段、上記第1か
    ら第3の無効電力の比較に応じて上記第1の無効電力の
    積算を停止する制御手段を備えたことを特徴とする無効
    電力量測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、複数個の入力電圧と
    この入力電圧に対応する複数個の入力電流がある場合、
    第1の演算手段は、それぞれ対応する入力電圧・入力電
    流に対して各々第1の無効電力を求めると共に、その合
    算値を求めて出力する手段とし、第2の演算手段は、そ
    れぞれ対応する入力電圧・入力電流に対して各々第2の
    無効電力を求めると共に、その合算値を求めて出力する
    手段とし、第3の演算手段は、それぞれ対応する入力電
    圧・入力電流に対して各々第3の無効電力を求めると共
    に、その合算値を求めて出力する手段としたことを特徴
    とする無効電力量測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    各々の演算手段は各々瞬時無効電力を算出する手段とす
    ると共に、上記各々の演算手段に対応して各々ローパス
    フィルタと周波数変換回路とを設け、各々のローパスフ
    ィルタは上記各々の瞬時無効電力を各々平均無効電力と
    し、各々の周波数変換回路は上記各々の平均無効電力に
    応じた周波数信号に変換して出力し、制御手段はこれら
    の周波数信号を比較し、その比較に応じて第1の無効電
    力の積算を停止する手段としたことを特徴とする無効電
    力量測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    各々の演算手段は各々瞬時無効電力を算出する手段とす
    る共に、上記各々の演算手段に対応して各々ローパスフ
    ィルタを設け、各々のローパスフィルタは上記各々の瞬
    時無効電力を各々平均無効電力とし、制御手段はこれら
    の平均無効電力を比較し、その比較に応じて第1の無効
    電力の積算を停止する手段としたことを特徴とする無効
    電力量測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、各々の演算
    手段は乗算される前の電圧または電流信号をPWM変調
    し、この変調された電圧または電流信号と、変調されて
    いない電流または電圧信号とを入力として振幅変調し各
    々の瞬時無効電力を求める手段としたことを特徴とする
    無効電力量測定装置。
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