JP3199054B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP3199054B2
JP3199054B2 JP05039199A JP5039199A JP3199054B2 JP 3199054 B2 JP3199054 B2 JP 3199054B2 JP 05039199 A JP05039199 A JP 05039199A JP 5039199 A JP5039199 A JP 5039199A JP 3199054 B2 JP3199054 B2 JP 3199054B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/19Pumping down refrigerant from one part of the cycle to another part of the cycle, e.g. when the cycle is changed from cooling to heating, or before a defrost cycle is started
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/22Preventing, detecting or repairing leaks of refrigeration fluids
    • F25B2500/221Preventing leaks from developing

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関し、
特に、運転停止時に冷媒を室外側に溜め込むポンプダウ
ン運転を実行する冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室外ユニットと室内ユニット
とが連絡配管を介して接続されて成る冷凍装置におい
て、室内への冷媒の漏洩を防止するために、冷媒漏洩検
出時や運転停止時に室外ユニット側に冷媒を溜め込むよ
うにしたものが知られている。例えば、特開平5−11
8720号公報には、冷媒漏洩時に室外ユニット側に冷
媒を溜め込むポンプダウン運転を実行する冷凍装置が開
示されている。
【0003】図4を参照しながら、室外ユニットに冷媒
を溜め込む従来の冷凍装置を説明する。この冷凍装置
は、室外ユニット(111)と室内ユニット(112)とを接続す
る前に室外ユニット(111)を閉鎖しておく閉鎖弁(106),
(107)とは別個に、連絡配管(113)に電磁弁(108),(109)
を備えている。
【0004】冷房運転時には、圧縮機(101)から吐出さ
れた冷媒は、四路切換弁(102)を通過し、室外熱交換器
(103)で凝縮し、電動膨張弁(104)で減圧し、室内熱交換
器(105)で蒸発した後、四路切換弁(102)を経て圧縮機(1
01)に戻る循環動作を行う。そして、装置の運転停止時
には、まず、圧縮機(101)の運転を継続したまま液側
(高圧側)の電磁弁(109)を閉じる。これにより、冷媒
回路の低圧側の圧力が徐々に低下し、やがて低圧圧力ス
イッチ(114)が作動して圧縮機(101)の運転が停止され
る。そして、この圧縮機(101)の運転停止と同時にガス
側(低圧側)の電磁弁(108)を閉じて室外ユニット(111)
を閉鎖し、室外ユニット(111)に冷媒を溜め込む。この
ようなポンプダウン運転により、室内ユニット(112)に
は冷媒がほとんど存在しなくなり、室内に大量の冷媒が
漏洩することを回避することができる。
【0005】一方、暖房運転時には、圧縮機(101)から
吐出された冷媒は、四路切換弁(102)を通過し、室内熱
交換器(105)で凝縮し、電動膨張弁(104)で減圧し、室外
熱交換器(103)で蒸発した後、四路切換弁(102)を経て圧
縮機(101)に戻る循環動作を行う。そして、装置の運転
停止時には、まず、四路切換弁(102)の状態を切り換
え、冷媒の循環経路を上記冷房運転時と同様にする。そ
の後は、上記冷房運転時のポンプダウン運転と同様のポ
ンプダウン運転を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、室外ユニット
(111)側に冷媒を溜め込んだ後に、暖房運転モードで圧
縮機(101)の運転を再開した場合、圧縮機(101)の吸入側
の圧力が一時的に急低下することから、室外熱交換器(1
03)に溜まり込んだ液冷媒が圧縮機(101)に過剰に流入す
るおそれがあった。このようにして多量の液冷媒が圧縮
機(101)に流れ込むと、圧縮機(101)内の冷凍機油が希釈
され、粘度が低下して潤滑に必要な粘性が確保できなく
なる場合がある。更に、圧縮機(101)の圧縮室に液冷媒
が流れ込み、液圧縮を招く可能性もある。このため、室
外ユニット側に冷媒を溜め込む装置では、暖房運転時に
圧縮機(101)の信頼性が低下していた。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、暖房運転開始時に圧
縮機への冷媒の過剰流入を防止することにより、圧縮機
の信頼性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、暖房運転開始時に、圧縮機(4)への冷媒
の流れを制限することとした。
【0009】具体的には、本発明に係る冷凍装置は、室
外ユニット(1)と室内ユニット(2)とが接続されて成り、
圧縮機(4)の運転停止前に該室外ユニット(1)に冷媒を溜
め込むポンプダウン運転を実行する冷凍装置であって、
上記圧縮機(4)の運転開始時に、溜め込んだ冷媒の該圧
縮機(4)への過剰流入を防止するように該圧縮機(4)への
冷媒の流れを抑制する過剰流入抑制手段を備えているこ
ととしたものである。
【0010】上記事項により、圧縮機(4)の運転停止前
には、室外ユニット(1)側に冷媒が溜め込まれ、室内ユ
ニット(2)の残留冷媒量が低減する。従って、室内ユニ
ット(2)において冷媒が漏洩することがあっても、その
漏洩量は少なくなる。暖房運転開始時には、圧縮機(4)
への冷媒の流れが抑制されるので、室外ユニット(1)に
溜まり込んだ冷媒が圧縮機(4)に大量に流入することが
回避され、圧縮機(4)の信頼性が向上する。
【0011】また、本発明に係る他の冷凍装置は、圧縮
機(4)、冷媒の循環方向を切り換える流路切換機構(5)、
室外熱交換器(6)、及び減圧機構(7)を有する室外ユニッ
ト(1)と、室内熱交換器(8)を有する室内ユニット(2)
と、上記室外ユニット(1)と上記室内ユニット(2)とを接
続する液側及びガス側連絡配管(3a,3b)とを備えた冷凍
装置であって、上記室外ユニット(1)の液ライン及びガ
スラインを閉鎖する閉鎖手段(31,32,7)と、上記圧縮機
(4)の運転停止に際して、上記室内ユニット(2)側の圧力
が低圧圧力となるように上記流路切換機構(5)を制御し
たうえで上記室外ユニット(1)の液ライン(25)を閉鎖
し、該室内ユニット(2)の冷媒を該室外ユニット(1)に回
収するポンプダウン運転を実行し、その後該室外ユニッ
ト(1)のガスライン(21)を閉鎖して該室外ユニット(1)に
冷媒を封入する冷媒回収制御手段(35)と、暖房運転開始
時に封入冷媒の上記圧縮機(4)への過剰流入を阻止する
ように、上記室外熱交換器(6)から該圧縮機(4)への冷媒
の流れを抑制する過剰流入抑制手段とを備えていること
としたものである。
【0012】上記事項により、圧縮機(4)の運転を停止
する際には、流路切換機構(5)によって、室内ユニット
(2)側が低圧圧力となるように冷媒流路が設定され、更
に、液側閉鎖手段によって室外ユニット(1)の液ライン
が閉鎖される。その結果、室内ユニット(2)の冷媒は圧
縮機(4)によって室外ユニット(1)側に吸い込まれ、室外
ユニット(1)に回収される。その後、ガス側閉鎖手段に
よって室外ユニット(1)のガスラインが閉鎖される。こ
れにより、室外ユニット(1)に冷媒が封入されることに
なる。暖房運転を開始する際には、過剰流入抑制手段に
よって室外熱交換器(6)から圧縮機(4)への冷媒の流れが
抑制され、室外熱交換器(6)に溜まり込んだ冷媒が圧縮
機(4)に大量に流入することが防止される。従って、圧
縮機(4)の信頼性が向上する。
【0013】上記流路切換機構は、圧縮機(4)の吐出側
に接続された第1ポート(5a)と、室外熱交換器(6)側に
接続された第2ポート(5b)と、該圧縮機(4)の吸入側に
接続された第3ポート(5c)と、室内熱交換器(8)側に接
続された第4ポート(5d)とを有する四路切換弁(5)によ
り構成され、過剰流入抑制手段は、上記四路切換弁(5)
の第2ポート(5b)と上記室外熱交換器(6)との間に設け
られた弁機構(32)を備え、上記弁機構(32)が、上記室外
ユニット(1)のガスラインを閉鎖するガス側閉鎖手段を
兼用していてもよい。
【0014】上記事項により、流路切換機構及び過剰流
入抑制手段が簡易に構成される。また、弁機構が閉鎖手
段を兼用していることから、冷媒は弁機構から室外熱交
換器(6)側において封入される。従って、四路切換弁(5)
として若干の冷媒漏れ(冷媒が閉鎖ポート間を流れるこ
と)を生じるタイプのものを使用した場合であっても、
また、圧縮機(4)として、運転停止中に冷媒が内部を通
過するタイプのものを使用した場合であっても、室外ユ
ニット(1)から室内ユニット(2)側に冷媒が漏洩すること
は防止される。
【0015】上記過剰流入抑制手段は、圧縮機(4)と室
外熱交換器(6)との間に設けられた電磁弁(32)と、該室
外熱交換器(6)から該圧縮機(4)への冷媒の流れを抑制す
るように該電磁弁(32)を開閉制御する制御手段(35)とを
備えていてもよい。
【0016】上記事項により、暖房運転開始時には、圧
縮機(4)と室外熱交換器(6)との間に設けられた電磁弁(3
2)が開閉され、冷媒は室外熱交換器(6)から圧縮機(4)に
向かって断続的に流れることになる。そのため、圧縮機
(4)への冷媒の過剰流入は防止される。
【0017】また、上記過剰流入抑制手段は、圧縮機
(4)と室外熱交換器(6)との間に設けられた開度調節自在
な制御弁と、該室外熱交換器(6)から該圧縮機(4)への冷
媒の流れを抑制するように該制御弁の開度を制御する制
御手段とを備えていてもよい。
【0018】上記事項により、暖房運転開始時には、圧
縮機(4)と室外熱交換器(6)との間に設けられた制御弁の
開度が調節され、室外熱交換器(6)から圧縮機(4)に向か
う冷媒の流れは抑制される。そのため、圧縮機(4)への
冷媒の過剰流入は防止される。
【0019】なお、上記冷媒が可燃性冷媒または微燃性
冷媒を含んでいる冷媒(可燃性冷媒または微燃性冷媒自
体も含む)である場合には、室内における冷媒漏洩管理
を厳密に行う必要があることから、室外ユニット側に冷
媒を溜め込むことが特に望まれている。そのため、暖房
運転開始時に、圧縮機(4)への冷媒の過剰流入を防止す
る必要性が一層高まることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】<第1実施形態>図1に示すように、第1
実施形態に係る冷凍装置(51)は、室外に設置された室外
ユニット(1)と、室内に設置された室内ユニット(2)と、
これら室外ユニット(1)及び室内ユニット(2)を接続する
連絡配管(3)とを備えている。本冷凍装置(51)の冷媒回
路には、可燃性冷媒が充填されている。
【0022】まず、室外ユニット(1)の構成を説明す
る。室外ユニット(1)には、圧縮機(4)、流路切換機構と
しての四路切換弁(5)、室外熱交換器(6)、室外送風機
(9)、電動膨張弁(7)が収容されている。
【0023】圧縮機(4)の吐出側配管(27)は、四路切換
弁(5)の第1ポート(5a)に接続され、圧縮機(4)の吸入側
配管(28)は、四路切換弁(5)の第3ポート(5c)に接続さ
れている。吐出側配管(27)には高圧圧力スイッチ(29)が
設けられ、吸入側配管(28)には低圧圧力スイッチ(30)が
設けられている。四路切換弁(5)の第2ポート(5b)は、
配管(21)を介して室外熱交換器(6)の一端に接続されて
いる。この配管(21)には、弁機構として、ガス側電磁弁
(32)が設けられている。つまり、ガス側電磁弁(32)は、
四路切換弁(5)の第2ポート(5b)と室外熱交換器(6)との
間に設けられている。
【0024】室外熱交換器(6)の他端は、配管(22)を介
して電動膨張弁(7)の一端に接続されている。電動膨張
弁(7)の他端には配管(25)の一端が接続されている。配
管(25)は冷媒回路の液ラインの一部を形成する配管であ
る。この配管(25)には、室外ユニット(1)の液ラインを
閉鎖する閉鎖手段として、液側電磁弁(31)が設けられて
いる。配管(25)の他端は液側閉鎖弁(14)の一端に接続さ
れ、液側閉鎖弁(14)の他端には液側連絡配管(3a)の一端
が接続されている。
【0025】四路切換弁(5)の第4ポート(5d)には、配
管(26)の一端が接続されている。この配管(26)は、室外
ユニット(1)のガスラインの一部を形成する配管であ
る。配管(26)の他端はガス側閉鎖弁(15)の一端に接続さ
れ、ガス側閉鎖弁(15)の他端にはガス側連絡配管(3b)が
接続されている。
【0026】室内ユニット(2)は、室内熱交換器(8)と図
示しない室内送風機とを備えている。室内熱交換器(8)
の一端は、配管(11)を介して液側連絡配管(3a)の他端に
接続されている。室内熱交換器(8)の他端は、配管(12)
を介してガス側連絡配管(3b)の他端に接続されている。
【0027】なお、液側閉鎖弁(14)及びガス側閉鎖弁(1
5)は、室外ユニット(1)と室内ユニット(2)とを連絡配管
(3)を介して接続する前、すなわち冷凍装置を組み立て
る前に、室外ユニット(1)側の冷媒回路を閉鎖しておく
ための閉鎖弁である。
【0028】また、本冷凍装置(51)には、後述する各制
御を実行する制御手段として、コントローラ(35)が設け
られている。
【0029】−通常運転− 次に、冷凍装置(51)の運転動作を冷媒の循環動作に基づ
いて説明する。冷房運転時には、四路切換弁(5)は図示
の実線側に設定される。つまり、四路切換弁(5)は、第
1ポート(5a)と第2ポート(5b)とを接続すると共に第3
ポート(5c)と第4ポート(5d)とを接続する状態に設定さ
れる。このような状態において、圧縮機(4)から吐出さ
れた冷媒は、四路切換弁(5)を通過し、室外熱交換器(6)
で凝縮した後、電動膨張弁(7)で減圧される。そして、
この冷媒は、液側連絡配管(3a)を通じて室外ユニット
(1)から室内ユニット(2)に移動し、室内熱交換器(8)で
蒸発して室内空気を冷却する。室内熱交換器(8)を流出
した冷媒は、ガス側連絡配管(3b)を通じて室内ユニット
(2)から室外ユニット(1)に移動し、四路切換弁(5)を経
て圧縮機(4)に吸入される。以上の冷媒循環動作によ
り、室内の冷房が行われる。
【0030】一方、暖房運転時には、四路切換弁(5)は
図示の破線側に設定される。つまり、四路切換弁(5)
は、第1ポート(5a)と第4ポート(5d)とを接続すると共
に第2ポート(5b)と第3ポート(5c)とを接続する状態に
設定される。このような状態において、圧縮機(4)から
吐出された冷媒は、四路切換弁(5)を通過し、ガス側連
絡配管(3b)を通じて室外ユニット(1)から室内ユニット
(2)に移動する。室内ユニット(2)に流入した冷媒は、室
内熱交換器(8)で凝縮して室内空気を加熱する。室内熱
交換器(8)を流出した冷媒は、液側連絡配管(3a)を通じ
て室内ユニット(2)から室外ユニット(1)に移動し、電動
膨張弁(7)によって減圧される。減圧された冷媒は、室
外熱交換器(6)で蒸発し、四路切換弁(5)を通過して圧縮
機(4)に吸入される。以上の冷媒循環動作により、室内
の暖房が行われる。
【0031】−ポンプダウン運転− 次に、冷媒を室外ユニット(1)に溜め込むポンプダウン
運転について説明する。このポンプダウン運転は、圧縮
機(4)の運転を停止する際に行われるものである。ポン
プダウン運転では、まず、冷媒が上記冷房運転時の循環
動作を行うように、四路切換弁(5)を図示の実線の状態
に設定する。つまり、冷房運転の停止の際には、四路切
換弁(5)の状態をそのまま維持し、暖房運転の停止の際
には、四路切換弁(5)の状態を切り換える。
【0032】そして、上記状態において、圧縮機(4)の
運転を継続させたまま液側電磁弁(31)を閉鎖する。この
ことにより、室外ユニット(1)からの冷媒の流出が規制
される一方、ガス側連絡配管(3b)を通じて室内ユニット
(2)の冷媒が室外ユニット(1)に回収されることになる。
このような回収動作を所定時間継続した後、ガス側電磁
弁(32)を閉鎖する。この結果、ガス側電磁弁(32)と室外
熱交換器(6)との間、室外熱交換器(6)の内部、配管(22)
の内部、及び電動膨張弁(7)と液側電磁弁(31)との間
に、冷媒が封入されることになる。
【0033】−過剰流入抑制制御− 次に、暖房運転開始時に行われる過剰流入抑制制御につ
いて説明する。この過剰流入抑制制御は、溜め込んだ冷
媒が圧縮機(4)に過剰に流入することを防止するための
制御であり、具体的には、以下のようにして実行され
る。
【0034】図2のタイムチャートに示すように、暖房
運転の開始時には、圧縮機(4)及び室外送風機(9)を起動
させると共に、液側電磁弁(31)を開口させる。電動膨張
弁(7)は、開度が徐々に所定開度にまで上昇するように
制御される。ガス側電磁弁(32)は、所定間隔で開閉を繰
り返すように開閉制御される。
【0035】このように、ガス側電磁弁(32)が開状態と
閉状態とを交互に繰り返すことにより、ガス側電磁弁(3
2)が閉状態のときには圧縮機(4)への冷媒流通が阻止さ
れるので、結果として、封入された冷媒は圧縮機(4)へ
ゆっくりと流れ込み、室外熱交換器(6)から圧縮機(4)へ
の冷媒の急激な流入は防止される。
【0036】その後、ガス側電磁弁(32)の開閉制御を所
定時間続けた後、ガス側電磁弁(32)を開状態に維持し、
通常の暖房運転に移行する。
【0037】−本実施形態の効果− 以上のように、本実施形態によれば、暖房運転の開始時
にガス側電磁弁(32)が開閉制御されるので、室外熱交換
器(6)から圧縮機(4)への冷媒流通が抑制される。そのた
め、圧縮機(4)への液冷媒の過剰な流入が防止され、圧
縮機(4)の信頼性が向上する。
【0038】また、ガス側電磁弁(32)が室外ユニット
(1)に冷媒を封入する閉鎖手段を兼用しているため、室
外ユニット(1)のガスラインを閉鎖するための専用の閉
鎖弁を省略することができる。さらに、ガス側電磁弁(3
2)を四路切換弁(5)と室外熱交換器(6)との間に設けてい
るので、四路切換弁(5)として、閉鎖ポート間に冷媒が
漏洩するタイプのものを使用しても、室外ユニット(1)
に溜め込んだ冷媒が室内ユニット(2)に逆流することを
防止することができる。従って、様々な種類の四路切換
弁を用いることが可能となる。また、同様に、圧縮機
(4)として、運転停止中に冷媒が内部を通過するタイプ
のものを使用しても、封入冷媒の室内ユニット(2)への
逆流が防止される。従って、様々な種類の圧縮機を用い
ることが可能となる。
【0039】なお、本冷凍装置(51)に使用される冷媒
は、プロパン等のHC系冷媒やHFC32などの微燃性
冷媒、または、不燃性冷媒であってもよい。
【0040】<第2実施形態>第2実施形態は、第1実
施形態におけるガス側電磁弁(32)を、開度を2段階に調
節可能な電磁弁、すなわち2段階電磁弁(「制御弁」に
対応)に置き換えたものである。装置の構成は第1実施
形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0041】本実施形態では、過剰流入抑制制御は以下
のようにして行われる。すなわち、図3のタイムチャー
トに示すように、暖房運転の開始時には、圧縮機(4)及
び室外送風機(9)を起動させると共に、液側電磁弁(31)
を開口させる。電動膨張弁(7)は、開度が徐々に所定開
度にまで上昇するように制御される。そして、上記2段
階電磁弁は、中間開度に制御される。
【0042】このように、上記2段階電磁弁の開度が中
間開度に調節されることにより、室外熱交換器(6)から
圧縮機(4)へ向かう冷媒の流れが抑制され、圧縮機(4)へ
の冷媒の過剰な流入が防止される。
【0043】その後、所定時間が経過すると、上記2段
階電磁弁を全開に制御し、通常の暖房運転に移行する。
【0044】従って、本実施形態においても、暖房運転
の開始時に圧縮機(4)への過剰な冷媒流入が防止される
ので、圧縮機(4)の信頼性が向上する。
【0045】−変形例− 電磁弁は開度が2段階に調節可能な2段階電磁弁に限ら
ず、3段階以上に調整可能な多段階電磁弁であってもよ
い。
【0046】また、上記電磁弁に代えて、開度調整可能
な電動弁を用いてもよい。この場合、電動弁の開度制御
を行うことにより、上記実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0047】また、電動膨張弁(7)を閉鎖手段として利
用することも可能である。
【0048】なお、本発明に係る冷凍装置は、狭義の冷
凍装置に限られるものではなく、空気調和装置や冷蔵装
置等を含む広い意味での冷凍装置である。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、圧縮機
(4)の運転停止前に室外ユニット(1)に冷媒を回収するこ
ととしたので、室内における冷媒漏洩を防止することが
できる一方、暖房運転開始時には、圧縮機(4)への冷媒
の流れを抑制することとしたので、圧縮機(4)への冷媒
の過剰流入が防止され、圧縮機(4)の信頼性が向上す
る。
【0050】流路切換機構を四路切換弁(5)によって構
成し、四路切換弁(5)と室外熱交換器(6)との間に弁機構
を設け、当該弁機構に室外ユニット(1)側を閉鎖する閉
鎖手段を兼用させることにより、冷媒は弁機構から室外
熱交換器(6)側において封入されることになるので、四
路切換弁や圧縮機の種類にかかわらず、室外ユニット
(1)から室内ユニット(2)への冷媒の漏洩を防止すること
ができる。
【0051】圧縮機(4)と室外熱交換器(6)との間に電磁
弁を設け、暖房運転開始時に当該電磁弁を開閉制御する
ことにより、圧縮機(4)への冷媒の過剰流入を有効に防
止することができる。
【0052】また、圧縮機(4)と室外熱交換器(6)との間
に開度調節自在な制御弁を設け、暖房運転開始時に当該
制御弁の開度を調節することにより、圧縮機(4)への冷
媒の過剰流入を有効に防止することができる。
【0053】可燃性冷媒または微燃性冷媒を含んだ冷媒
を用いるときには、室外ユニット(1)に冷媒を溜め込む
必要性が高いため、圧縮機(4)への冷媒の過剰流入を防
止する上記効果がより顕著に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る冷凍装置の全体構成図であ
る。
【図2】第1実施形態に係る過剰流入抑制制御のタイム
チャートである。
【図3】第2実施形態に係る過剰流入抑制制御のタイム
チャートである。
【図4】従来の冷凍装置の全体構成図である。
【符号の説明】
(1) 室外ユニット (2) 室内ユニット (3) 連絡配管 (4) 圧縮機 (5) 四路切換弁(流路切換機構) (6) 室外熱交換器 (7) 電動膨張弁(減圧機構) (8) 室内熱交換器 (31) 液側電磁弁(閉鎖手段) (32) ガス側電磁弁(弁機構) (35) コントローラ(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F25B 13/00 361

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニット(1)と室内ユニット(2)とが
    接続されて成り、圧縮機(4)の運転停止前に該室外ユニ
    ット(1)に冷媒を溜め込むポンプダウン運転を実行する
    冷凍装置であって、 上記圧縮機(4)の運転開始時に、溜め込んだ冷媒の該圧
    縮機(4)への過剰流入を防止するように該圧縮機(4)への
    冷媒の流れを抑制する過剰流入抑制手段を備えている冷
    凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機(4)、冷媒の循環方向を切り換え
    る流路切換機構(5)、室外熱交換器(6)、及び減圧機構
    (7)を有する室外ユニット(1)と、 室内熱交換器(8)を有する室内ユニット(2)と、 上記室外ユニット(1)と上記室内ユニット(2)とを接続す
    る液側及びガス側連絡配管(3a,3b)とを備えた冷凍装置
    であって、 上記室外ユニット(1)の液ライン及びガスラインを閉鎖
    する閉鎖手段(31,32,7)と、 上記圧縮機(4)の運転停止に際して、上記室内ユニット
    (2)側の圧力が低圧圧力となるように上記流路切換機構
    (5)を制御したうえで上記室外ユニット(1)の液ライン(2
    5)を閉鎖し、該室内ユニット(2)の冷媒を該室外ユニッ
    ト(1)に回収するポンプダウン運転を実行し、その後該
    室外ユニット(1)のガスライン(21)を閉鎖して該室外ユ
    ニット(1)に冷媒を封入する冷媒回収制御手段(35)と、 暖房運転開始時に封入冷媒の上記圧縮機(4)への過剰流
    入を阻止するように、上記室外熱交換器(6)から該圧縮
    機(4)への冷媒の流れを抑制する過剰流入抑制手段とを
    備えている冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の冷凍装置であって、 流路切換機構は、圧縮機(4)の吐出側に接続された第1
    ポート(5a)と、室外熱交換器(6)側に接続された第2ポ
    ート(5b)と、該圧縮機(4)の吸入側に接続された第3ポ
    ート(5c)と、室内熱交換器(8)側に接続された第4ポー
    ト(5d)とを有する四路切換弁(5)により構成され、 過剰流入抑制手段は、上記四路切換弁(5)の第2ポート
    (5b)と上記室外熱交換器(6)との間に設けられた弁機構
    (32)を備え、 上記弁機構(32)が、上記室外ユニット(1)のガスライン
    を閉鎖するガス側閉鎖手段を兼用している冷凍装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2のいずれか一つに記載
    の冷凍装置であって、 過剰流入抑制手段は、圧縮機(4)と室外熱交換器(6)との
    間に設けられた電磁弁(32)と、該室外熱交換器(6)から
    該圧縮機(4)への冷媒の流れを抑制するように該電磁弁
    (32)を開閉制御する制御手段(35)とを備えている冷凍装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2のいずれか一つに記載
    の冷凍装置であって、 過剰流入抑制手段は、圧縮機(4)と室外熱交換器(6)との
    間に設けられた開度調節自在な制御弁と、該室外熱交換
    器(6)から該圧縮機(4)への冷媒の流れを抑制するように
    該制御弁の開度を制御する制御手段とを備えている冷凍
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載の冷
    凍装置であって、 冷媒が可燃性冷媒または微燃性冷媒を含んでいる冷凍装
    置。
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