JP3198974B2 - 底板加工装置 - Google Patents

底板加工装置

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JP3198974B2
JP3198974B2 JP11363597A JP11363597A JP3198974B2 JP 3198974 B2 JP3198974 B2 JP 3198974B2 JP 11363597 A JP11363597 A JP 11363597A JP 11363597 A JP11363597 A JP 11363597A JP 3198974 B2 JP3198974 B2 JP 3198974B2
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敏男 本郷
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の底板等、
受け皿形状を成す板材を加工する際に使用する底板加工
装置に係り、特に、寸法の大小に応じて加工することの
できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、冷蔵庫の底板は、図8に示すよ
うに平板に窪み部を形成し受け皿形状として構成され、
該底板を設置することにより水や食べ物の切れ端が床面
に落ちないようにされている。このような底板を製作す
る際には、例えば、平板を図9(a)に示すように切断
し、これを折り曲げて接合部分を溶接により固定し、同
図(b)の如くの受け皿形状とする方法が取られてい
る。ところが、このような方法では、切断加工、折り曲
げ加工、及び溶接の作業を行わなければならず、作業に
多くの労力を要し、また、見栄えも悪いという欠点があ
る。そこで、この問題を解決するために、従来より、一
定の寸法に加工された上型、下型となる金型をそれぞれ
作成し、該上型、下型を用いて金属板をプレス成形する
ことにより、所望の大きさを有する底板を加工する方法
が採用されている。
【0003】しかしながら、このような従来の方法で
は、一定の寸法に作成された金型を使用しているので、
同一サイズを大量生産する際にはメリットがあるが、実
際には同一サイズを大量に生産することは希であり、一
般的には、各種寸法の底板を少数ずつ作成することが多
い。従って、上記の所定寸法の金型を製作する方法で
は、受け皿の寸法が異なる毎にそれぞれ金型を作成しな
ければならず、コスト的に大きな負担となってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、所定
サイズの金型を使用してプレス加工することにより底板
を作成することは作業性が良く、労力を軽減することが
でき、且つ、仕上がりの見栄えも良いものとなるが、大
きさが決められてしまうので、各種サイズの底板を作成
する際には、各サイズ毎に金型を作成しなければなら
ず、コスト的に大きな負担となるという課題があった。
【0005】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、各種サイズに対応することができ、且つ、プレス加
工にて見栄え良く底板を作成することのできる底板加工
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ワークをプレス加工し、受け皿形状を成す各
種大きさの底板を作成する底板加工装置であって、前記
ワーク送り出し面よりも上側に配置される上型と、ワー
ク送り出し面よりも下側に配置される下型と、前記上型
をプレス圧力にて下降させるラムと、前記上型の後端辺
の後側及び側辺の側方に配置され、弾力性をもってワー
クを押しつけるクッション材と、を有し、前記上型は、
ワーク送り出し方向と直交する方向に、複数に分割さ
れ、このうち端部に配置される2個の端部上型はL字形
状を成し、且つ、プレス位置のコーナー部から内側部に
かけて滑らかに傾斜したテーパ形状とされた下面を有
し、一方、中間部に配置される中間部上型は抜き取りが
可能とされた分割形状とされ、前記下型は、前端辺が前
記上型の後端辺とほぼ一致して配置される後段部下型
と、幅方向に任意に移動して固定可能な側部下型とから
構成されたことが特徴である。
【0007】上述の如く構成された本発明によれば、加
工する底板の横幅に応じて中間部上型の個数を設定して
上型の横幅を決め、更に、この横幅に合わせて下型の横
幅も同様に設定する。そして、ワークを所定の位置まで
送り出した後、上型を所定のプレス圧力にて下降させる
と、上型の後端辺及び側辺と、下型の内周部との間でZ
曲げ加工が行われ、ワークの前端部及び前端の2つのコ
ーナー部がZ曲げされることになる。
【0008】その後、ワークを取り外し、180度方向
を反転させた後、再度同様のZ曲げ加工を行えば今度は
前回とは反対側の端辺及びコーナー部がZ曲げされるこ
とになり、結果としてワーク全体がZ曲げ加工されて受
け皿形状の底板を加工することができるようになる。即
ち、本発明では、上型及び下型の横幅を任意に変更して
ワークをZ曲げ加工することができるので、各種サイズ
の底板を加工することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明が適用された底板加工
装置の断面図を示しており、同図に示されるように、こ
の底板加工装置は、上型1と下型2(2a,2b)とを
有しており、該上型1を所定のプレス圧力で下降させる
ことにより、上型1と下型2(2a,2b)との間に送
り出されるワーク3をプレス加工し、図8に示した如く
の受け皿形状の底板を製造するものである。
【0010】図1に示されるように、上型1はラム4か
ら一定のプレス圧力が加えられる上型ブロック5に対し
クランプ6により固定されており、図2の平面図に示さ
れるように、ワーク3の送り出し方向(図1中矢印
「A」の方向)に対して直交する方向に複数(1-1,1
-2,1-3, ……)に分割された構成とされている。この
うち、端部に配置される上型1-1(及びもう一方の端部
に配置される上型)はL字形状を成しており、その他の
中間部に配置される上型(1-2,1-3,……)は端部上
型1-1よりも狭幅とされた直方体形状をなしている。そ
して、各中間部上型1(1-2,1-3, ……)毎にクラン
プ6(図1参照)が取付られており、従って、各中間部
上型1(1-2,1-3, ……)はクランプ6により着脱が
可能となっている。よって、クランプ6により固定する
中間部上型1の個数を設定することによりワーク3の横
幅(ワーク送り出し方向と直交する方向の幅)を任意
(中間部上型1の横幅の単位)に決めることができるよ
うになる。
【0011】また、端部に配置される上型1-1(及びも
う一方の端部に配置される上型)の間にはスクリューロ
ッド7を螺合させるための雌ネジ部8が形成されてお
り、該スクリューロッド7を締め付けることにより、両
端部の上型間を締め付けることができるようになってい
る。即ち、中間部に配置された上型(1-2,1-3,…
…)のうちいくつかを取り外した際には、この取り外し
た部分に生じる空間をつめる必要があり、このスクリュ
ーロッド7を締め付けることにより、両端部から圧力を
加えて堅固に締め付ける。更に、端部に配置される上型
1-1(及びもう一方)の裏面側は、図3に示されるよう
に端部がテーパ加工されており(符号1a)、従って、
この上型1を使用してワーク3をプレス加工した際に
は、コーナー部がこのテーパにより滑らかにZ曲げ加工
されることになる。
【0012】図2に示されるように上型1の後段側及び
側辺の側方には、上型ブロック5(図1参照)が下降し
て下型2と接触した際に、弾性を持って押し上げられる
クッション材9がそれぞれ配置されており、該クッショ
ン材9は、油圧により一定の弾性を有する構成とされて
いる。尚、このクッション材9はスプリングやゴム等の
弾性材を使用しても良い。
【0013】下型2は、図4に示すように、側部下型2
aと、後段部下型2bとから構成されており、このうち
側部下型2aは上型1と交差するコーナー部が若干円弧
状に切り欠かれた欠切部2cとされており、該欠切部2
cによりコーナー部が滑らかにプレス成形されるように
なっている。また、後述するように、側部下型2aは幅
方向に移動可能とされている。
【0014】図5は、上型1及び下型2の横断面図であ
り、同図に示すように上型1(1-2,1-3,……)のう
ち端部の上型1-1は止め金具10により上型ブロック5
に固定されており、中間部に位置する上型1-2,1-3,
……はクランプ6により着脱ができるようになってい
る。従って、加工する底板の横幅に応じて中間部の上型
1-2,1-2,……の個数を適宜設定することにより、任
意のサイズの横幅を有する底板を加工することができ
る。また、後段部下型2bには側部下型2aを固定する
ための溝部11が等間隔で形成されており、該溝部11
には雌ネジが螺設されており、該雌ネジにボルト12を
螺合させることにより側部下型2aを固定することがで
きるようになっている。従って、上型1の横幅が設定さ
れた場合には、この横幅に合わせて側部下型2aの位置
を設定することができるようになっている。
【0015】次に、上述の如く構成された本実施形態の
動作について説明する。まず、プレス加工を実施する前
に、予め加工する底板の横幅を決定し、この横幅に合わ
せて図2に示した上型1の個数を設定する。即ち、中間
部の上型1(1-2,1-3,……)を着脱して、上型1の
横幅を所望の長さに設定する。また、これに合わせて、
側部下型2aの位置を設定し、ボルト12(図5参照)
を固定する。
【0016】その後、図1に示す矢印Aの方向からワー
ク3を送り出し、所定の位置にて停止させ、ラム4を下
降させてプレス加工を行う。即ち、図6に示すように、
ラム4にプレス圧力が加えられると、上型ブロック5が
下降し、上型1によりワーク3が押しつけられることに
なる。この際、側部下型2a及び後段部下型2bはそれ
ぞれ上型ブロック5に固定されたクッション材9と当接
され、該クッション材9は弾性により上側に押しつけら
れるので、上型1と下型2(2a,2b)との間でZ曲
げ加工が行われることになる。これにより、ワーク3の
前部側面及び前部の2箇所のコーナー部がプレス成形さ
れ、Z曲げされることになり、また、図3の裏面図に示
したように、端部の上型1-1は側辺が滑らかにテーパ加
工(符号1a)されているので、Z曲げのコーナー部は
滑らかな立ち上がりとなって、底板の窪み部が形成され
ることになる。
【0017】これにより、ワーク3は図7に示すように
前縁部及び前縁の2箇所のコーナー部がプレス成形され
た形状に加工されることになり、それ以外の部分は依然
平板のままとなる。従って、一旦前縁をZ曲げ加工した
後に、ワーク3を取り出し、180度反転させて再度押
圧加工すれば、両側ともにZ曲げ加工されることにな
り、図8に示した如くの受け皿形状の底板を作成するこ
とができるようになる。
【0018】このようにして、本実施形態の底板加工装
置によれば、上型1を着脱することにより、任意に横幅
を決めることができ、また、この横幅に合わせて下型の
位置を決めることができるので、製作する底板の大きさ
が変化する場合においても適宜これに対応することがで
きる。また、一旦ワーク3を送り出してプレス加工し、
ワークを180度反転させて再度プレス加工するという
簡単な操作で加工することができるので作業性が良い。
また、端部上型1-1の裏面側が滑らかなテーパ加工とさ
れているので、形成する窪み部のコーナーが滑らかに加
工されることになり、仕上がりが良い。
【0019】なお、ワークの縦方向(ワークを送り出す
方向)の距離が長い場合には、180度反転させて2回
のプレス加工を行うだけでは、縦方向の側辺全体がZ曲
げされない場合が生じる。このような場合には、この部
分のみ別途Z曲げ加工を行えば良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の底板加工
装置によれば、上型が複数個に分割されており、このう
ち中間部に位置する上型は任意に着脱することができる
ので、製作する底板の横幅を任意に設定することがで
き、従って、任意のサイズの底板を製作することができ
るようになる。よって、従来のように、溶接加工を施し
たり、一体物の金型を使用する必要が無いので仕上がり
が良く、また、大量に制作しない場合においてもコスト
的に大きな負担となることは無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る底板加工装置の断
面図。
【図2】 この実施形態に係る底板加工装置の上型の構
成を示す平面図。
【図3】 端部に配置される上型の裏面図。
【図4】 この実施形態に係る底板加工装置の下型の構
成を示す平面図。
【図5】 上型及び下型の位置関係を示す横断面図。
【図6】 上型ブロックを下降させてプレス成形した状
態を示す説明図。
【図7】 一回のプレス成形で、ワークの略半分がZ曲
げされた様子を示す説明図。
【図8】 底板の形状を示す説明図。
【図9】 従来における溶接により底板を作成する際の
ワークの展開図(a)及び斜視図(b)。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 ワーク 4 ラム 5 上型ブロック 6 クランプ 7 スクリューロッド 8 雌ネジ部 9 クッション材 10 止め金具 11 溝部 12 ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークをプレス加工し、受け皿形状を成
    す各種大きさの底板を作成する底板加工装置であって、 前記ワーク送り出し面よりも上側に配置される上型と、 ワーク送り出し面よりも下側に配置される下型と、 前記上型をプレス圧力にて下降させるラムと、 前記上型の後端辺の後側及び側辺の側方に配置され、弾
    力性をもってワークを押しつけるクッション材と、を有
    し前記上型は、ワーク送り出し方向と直交する方向に、
    複数に分割され、このうち端部に配置される2個の端部
    上型はL字形状を成し、且つ、プレス位置のコーナー部
    から内側部にかけて滑らかに傾斜したテーパ形状とされ
    た下面を有し、一方、中間部に配置される中間部上型は
    抜き取りが可能とされた分割形状とされ、 前記下型は、前端辺が前記上型の後端辺とほぼ一致して
    配置される後段部下型と、幅方向に任意に移動して固定
    可能な側部下型とから構成されたことを特徴とする底板
    加工装置。
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