JP3198872B2 - 列車接近警報装置 - Google Patents

列車接近警報装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば新幹線列車等
の列車の接近を線路で作業中の土木作業員、等に知らせ
る列車の接近警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、線路工事作業中の接近列車の監視
は、現場での目視による確認あるいは、列車の運行監視
を行っている指令員の列車在線状況確認により、指令員
から現場作業員へ無線連絡により列車の接近を知らせて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、以上のような
方法で列車の接近を確認していたので見通しの悪い現場
での作業、あるいは、無線電波が受信しにくい地形での
作業を行う場合、列車の接近の確認が遅れ、作業員の線
路からの退避が遅れて場合によっては重大事故をまねく
等、安全面での問題点があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、場所、地形等によらず列車の接
近を確実に知ることができるとともに、列車の接近状況
を知ることができ安全な線路作業ができる列車接近警報
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る列車接近
警報装置は、線路に沿って敷設された漏洩同軸ケーブル
を介して列車からの送信データを携帯端末装置が受信
し、受信データをもとに列車の地点を算出し接近を検知
するようにしたものである。
【0006】
【作用】この発明では、列車から送信される列車走行距
離、走行速度データと、携帯端末装置より入力した工事
現場のキロ程データをもとに、工事現場までの列車の予
想到達距離及び時分を算出し、列車の接近状況をリアル
タイムに携帯端末装置に表示し、あらかじめ携帯端末装
置に設定しておいた接近警報地点あるいは、到達時分を
越えた場合に、警報を発する。
【0007】
【実施例】
実施例1.以下この発明の実施例を図について説明す
る。図1において、鉄道における軌道1上には、矢印方
向に進行する列車2が走行している。軌道1に沿って列
車2とデータ伝送をするための漏洩同軸ケーブル5が敷
設されている。走行中の列車2には走行距離及び走行速
度データを算出する車上装置3が搭載され、漏洩同軸ケ
ーブル5へデータ伝送する為の車上アンテナ4が接続さ
れている。
【0008】地上の工事現場には、漏洩同軸ケーブル5
を介して列車2よりデータを受信する携帯端末装置6が
あり、携帯端末装置6は、端末アンテナ7、データ伝送
部8、操作部9、制御部10、表示部11及び、警報部
12で構成されている。
【0009】次に動作について説明する。携帯端末装置
6は、操作部9より、工事現場のキロ程を入力し、走行
中の列車データを要求すると、走行中の列車2より、漏
洩同軸ケーブル5を介して列車2の現在走行距離、走行
速度を列車データとして受信する。制御部10では、デ
ータ伝送部8で受信した列車データと入力した工事現場
のキロ程より、接近中の列車2の、工事現場到達までの
距離と時間をリアルタイムに算出する。算出した結果
は、表示部11にリアルタイムに表示され、予め携帯端
末装置6に設定された工事作業員の退避許容時分に達し
た場合は、警報部12で接近警報を出力し、作業を中断
し、安全な場所への退避をうながす。
【0010】実施例2.なお、上記実施例では、軌道1
上に走行する1列車2と1組の携帯端末装置6とを対応
した場合について示したが、携帯端末装置6で漏洩同軸
ケーブル5の敷設された範囲に在線する全列車2とのデ
ータ伝送を行ない、全列車2の在線位置、現在位置到達
までの距離、到達予想時間の確認ができる様にすること
も可能であることはいうまでもない。
【0011】実施例3.また、図1に示すように携帯端
末装置6から入力した現在位置のキロ程を漏洩同軸ケー
ブル5を介して走行中の列車2の車上装置3へ伝送し、
車上装置3は地上の携帯端末装置6からのキロ程データ
をもとに運転台表示器3aに工事作業地点を表示して運
転士に注意情報を提供することも可能である。
【0012】実施例4.また、上記実施例では、携帯端
末装置6への現在位置をキーインするものを示したが、
線路の防音壁等に沿ってはり付けられたキロ程値をコー
ド化したバーコードシールをバーコードにより入力する
ようにすることもできる。これにより、保線作業など、
作業場所を移動していくような作業でも、正確にキロ程
値の入力が可能となる。図2に実施例を示す。図2にお
いて、13はバーコードリーダ、14は所定の距離xの
位置に線路に沿ってはり付けられたバーコードシールで
ある。バーコードシール14は、キロ程値をバーコード
化して印刷してあり、携帯端末装置6に取り付けられて
いるバーコードリーダ13で読み取り、自動的にキロ程
値を判別する。
【0013】なお、上記実施例で示した列車の車上装
置、車上アンテナ、漏洩ケーブルは、通常列車情報伝送
システムや、列車運行管理システムとしてすでに設置さ
れている場合が多く、従って、列車接近警報装置のため
に新たに設置する必要がないことが多いものである。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば軌道に
沿って敷設した漏洩同軸ケーブルを用いて列車よりデー
タを入力し工事現場に接近する列車の位置を算出するよ
うにしたので工事現場の場所、地形に関係なく、列車の
接近を確認することができ作業員の安全を確保すること
ができる効果がある。
【0015】また、この列車接近の確認の方法として、 (1)工事現場位置までの到達距離、到達予想時間を携
帯端末装置の表示器で表示する。 (2)列車が工事現場に到達するまでの時間が、工事現
場から退避するのに最低限必要な時間である列車接近限
界時間に達する場合、携帯端末装置で警報を出力する。 (3)列車の運転台表示器に工事現場位置を表示し、運
転士に注意情報を提供する。ことができる。
【0016】また、線路沿いに所定の距離をおいて設置
されたキロ程をコード化してバーコードシールを携帯端
末装置に設けたバーコードリーダで読み取り自動的に工
事現場位置のキロ程を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による列車接近警報装置
の模式的構成図である。
【図2】 この発明の他の実施例による列車接近警報装
置の模式的構成図である。
【符号の説明】
1 軌道 2 列車 3 車上装置 3a 運転台表
示器 4 車上アンテナ 5 漏洩同軸ケ
ーブル 6 携帯端末装置 7 端末アンテ
ナ 8 データ伝送部 9 操作部 10 制御部 11 表示部 12 警報部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 23/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の接近を検知し、警報により知らせ
    る列車接近警報装置にいて、 列車が走行する線路に沿って敷設され列車の車上装置の
    送受信データを伝送する為の漏洩同軸ケーブルと、 該漏洩同軸ケーブルを介して列車の車上装置とデータを
    送受信する携帯端末装置とを備え、 該携帯端末装置が該漏洩同軸ケーブルを介して、列車の
    車上装置とのデータ伝送を行ない列車の接近を検知する
    ようにしたことを特徴とする列車接近警報装置。
  2. 【請求項2】 携帯端末装置は、データ伝送部、アンテ
    ナ、表示部、操作部、制御部、警報部により構成され可
    搬形であることを特徴とする請求項1記載の列車接近警
    報装置。
  3. 【請求項3】 列車の車上装置から送信されるデータ
    は、列車走行距離、走行速度であり、 携帯端末装置は、工事現場のキロ程である現在位置のキ
    ロ程を操作部より入力することで、該、列車走行距離、
    走行速度、及び現在位置のキロ程により、列車の在線位
    置と、現在位置までの到達距離、到達予想時間を求め該
    携帯端末装置の表示部に表示することを特徴とする請求
    項1記載の列車接近警報装置。
  4. 【請求項4】 携帯端末装置は、列車が工事現場に到達
    するまでの時間が、工事現場から退避するのに最低限必
    要な時間である列車接近限界時間に達する場合、警報を
    力することを特徴とする請求項1記載の列車接近警報
    装置。
  5. 【請求項5】 携帯端末装置は、漏洩同軸ケーブルの敷
    設された範囲に在線する全列車とのデータ伝送を行い、
    全列車の在線位置、現在位置到達までの距離、到達予想
    時間の確認ができる様に構成したことを特徴とする請求
    項1記載の列車接近警報装置。
  6. 【請求項6】 携帯端末装置から、入力した現在位置の
    キロ程は、漏洩同軸ケーブルを介して走行中の列車の車
    上装置へ伝送し、 車上装置は、地上の携帯端末装置からのキロ程データを
    もとに運転台に、工事作業地点を表示し、運転士に注意
    情報を提供すべく構成したことを特徴とする請求項1記
    載の列車接近警報装置。
  7. 【請求項7】 携帯端末装置に入力する現在位置のキロ
    程は、線路沿いに所定の距離をおいて設置されたバーコ
    ードシールにより、コード化されたキロ程値をバーコー
    ドリーダを使って入力するように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の列車接近警報装置。
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