JP3198750U - 連結具へのホースの接続構造 - Google Patents

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【課題】接続が強固に行われ、散水時等における水漏れや、連結具からのホースの離脱が防止できる連結具へのホースの接続構造を提供する。【解決手段】給水側もしくは放水側に連結される連結具1へのホース2の接続構造であり、連結具の接続筒部7にホースの端部が被嵌され、ホースの被嵌された部分に所定幅を有する金属製の環状固定具15が被嵌され、環状固定具が加締められることで接続筒部にホースの端部が固定される。接続筒部の端部の太径部12を越えた細径部10において固定が行われるのが好ましい。【選択図】図2

Description

この考案は、伸縮性ホース等の連結具への接続構造に関する。
散水用ホースは、給水栓に取り付けられたアダプターにホース端部に取り付けられた連結具が連結されて使用される。散水時には連結具とホースとの接続部位に大きな水圧がかかり、水漏れの恐れがあり、さらに、連結具からホースが離脱してしまうこととなる。最近では散水用ホースとして弾力性により伸縮機能を持つものが用いられており、そのような弾力性を持つホースの場合とくに連結具とホースとの接続構造が不安定となりやすく、上記の問題が発生しやすい。
この考案は上記の事情に鑑みて行ったもので、連結具へのホースの接続が強固に行われ、散水時等における水漏れや、連結具からのホースの離脱が防止されるようにすることを目的とする。
この考案は、給水側もしくは放水側に連結される連結具へのホースの接続構造であり、前記連結具の接続筒部に前記ホースの端部が被嵌され、前記ホースの前記被嵌された部分に所定幅を有する金属製の環状固定具が被嵌され、前記環状固定具が加締められることで前記接続筒部に前記ホースの端部が固定されてなることを特徴する連結具へのホースの接続構造である。
上記構成によれば、環状固定具が加締められることでホースが接続筒部に強固に固定され、水漏れ、ホースの抜けが防止される。とくに、ホースが接続筒部の細径部に固定されることで、ホースに抜け方向に力がかかった際には環状固定具がホースを介して太径部に係止する状態となり、これによりホースの抜けが確実に防止される。また、ホースとして弾力性を持つものが使用された場合には、細径部にホースが変形して弾力的に密着することでより強固な固定を可能とし、また密着することでホース使用時の接続部での水漏れが確実に防止される。
金属製の環状固定具としては、加締め変形が可能で、かつ、固定のための適度な剛性を持つものが好適に使用され、例えば、鉄製、アルミ製のものが使用される。また、環状固定具は確実に固定をなすように所定の幅を有し、その厚みは材質に対応して適宜とされる。
この考案によれば、連結具へのホースの接続が強固に行われるようになり、散水時等における水漏れや、連結具からのホースの離脱が防止されるようになる。
この考案の連結具へのホースの接続構造を持つホース端部の実施形態の外観斜視図 この考案の連結具へのホースの接続構造を持つホース端部の実施形態の部分拡大断面図 この考案の連結具へのホースの接続構造の実施形態の斜視図 この考案の連結具へのホースの接続構造の説明のための斜視図
図1はこの考案の連結具へのホースの接続構造を持つホース端部の外観斜視図、図2は同部分拡大断面図、図3は連結具へのホースの接続構造を示す斜視図である。
1は樹脂製の連結具でありホース2が接続されている。連結具1は本体部3と操作リング4とキャップ5とからなり、操作リング4は本体部3にバネに付勢される状態でスライド移動可能に被嵌されて取り付けられ、キャップ5はホース2にスライド移動可能に被嵌された状態で取り付けられている。本体部3は給水側もしくは放水側に連結される連結部6と、連結部6後面から延び出す接続筒部7とからなり、連結部6と接続筒部7とはその内部において通水孔9が連通している。接続筒部7はその基部をネジ部8とし、ネジ部8から細径部10が延び出し、端部が太径部12となっている。
ホース2は2層構造で、そのホース2の連結具1への接続部を覆うようにネジ部8に螺着されてキャップ5が取り付けられている。ホース2は内層、外層ともに弾力性による伸縮機能を持ち、使用時にはその全体長さが2〜3倍程度長くなる。
次に、ホース2端部の連結具1への接続構造を説明する。ホース2の端部は連結具1の接続筒部7に被嵌され、7mm巾の金属製の環状固定具15で加締め固定されている。図4は接続固定前の状態を示し、加締め加工前の大径の環状固定具15が被嵌されたホース2の端部が、接続筒部7の細径部10にまで被嵌され、その細径部10に被嵌されたホース2部分において環状固定具15が工具によって加締められ、これによりホース2が接続筒部7の細径部10に圧接固定されて接続されている。
上記ホース2の接続固定構成によれば、環状固定具15が加締められることでホース2が接続筒部7の細径部10に強固に固定され、とくに、細径部10に固定されることでホース2に抜け方向に力がかかった際には環状固定具15がホース2を介して太径部12に係止する状態となり、これによりホース2の抜けが確実に防止される。また、ホース2が2層構造で弾力性を持つので、細径部10にホース2が変形して弾力的に密着することでより強固な固定を可能とし、また密着することでホース2使用時の接続部での水漏れが確実に防止される。
1 連結具
2 ホース
7 接続筒部
10 細径部
15 環状固定具

Claims (2)

  1. 給水側もしくは放水側に連結される連結具へのホースの接続構造であり、
    前記連結具の接続筒部に前記ホースの端部が被嵌され、前記ホースの前記被嵌された部分に所定幅を有する金属製の環状固定具が被嵌され、前記環状固定具が加締められることで前記接続筒部に前記ホースの端部が固定されてなることを特徴する連結具へのホースの接続構造。
  2. 前記接続筒部の端部の太径部を越えた細径部において前記固定が行われている請求項1記載の連結具へのホースの接続構造。
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