JP3198431B2 - 連続圧延における研削ノロの連続処理方法 - Google Patents

連続圧延における研削ノロの連続処理方法

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進 大川
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続圧延におい
て、砥石によりビレット溶接部のバリを研削して除去す
る際に発生する研削ノロを連続的に処理する研削ノロの
連続処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造されたビレットを圧延機入口側
で次々とフラッシュバット溶接で接続して連続したビレ
ットとし、これを圧延ラインにおいてエンドレス圧延を
行う連続圧延法において、溶接したビレットの溶接部を
そのまま圧延すると、溶接部突起がヘゲ等となって製品
に残り、正常な製品となり得ない。したがって、この溶
接部のバリを圧延機への噛み込み前に除去することが必
要である。
【0003】バリの除去方法としては、砥石研削による
方法が最も有効であることが実証されているが、この場
合次々と行われる研削に対し、その時に発生する研削ノ
ロをいかに堆積させずに連続的に処理するかが重要とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この点が連続圧延にお
ける研削方法の採用の際のネックとなっており、その有
効性が知られているにもかかわらず未だに解決をみるに
至っていない重要課題となっている。本発明は、上記重
要課題の解決に成功したものであり、連続圧延における
研削ノロの連続処理方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る連続圧延における研削ノロの連続処理
方法は、研削機の砥石によりビレット溶接部のバリを走
間において研削し、その際に発生する研削ノロをビレッ
トの下流側に向けて一定の方向に飛散させ、研削ノロの
飛散方向に対向するフードを前記研削機の下流側に設
け、かつ、前記フードの内面に沿って水流膜を流下させ
ておき、前記フードにより研削ノロを捕捉し、前記水流
膜とともに研削ノロを連続的に流下させることを特徴と
するものである。すなわち、研削ノロの飛散方向を一定
の下流側方向とし、その飛散方向に対向するフードを用
いて研削ノロを捕捉するが、その場合にフードの内面全
体を水流膜を流して覆っておき、研削ノロをこの水流膜
とともに流下させることで、研削ノロを堆積させること
なく連続的に洗い流すようにしたものである。バリ取り
の研削は研削機がビレット移動速度と同期して走行する
間に行われるが、フードも研削機とともに走行し、下流
側に向けて飛散する研削ノロを捕捉するので、研削ノロ
が周辺に飛散するようなことがなく、排水溝等を通って
所定の場所に集積することができる。
【0006】また、フードとして、ビレットが通過する
開口部と、水流膜がビレットにかからないように該開口
部に設けられたビレットカバーとを有するものを用いて
いるので、水流膜はビレットに接触することなくその周
りを迂回して流れ落ちるため、ビレット温度の低下が少
なく熱損失を防ぐことができる。なお、本発明は丸ビレ
ットでも角ビレットでも適用することができるものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の研削ノロの連続処
理方法を示す概念図、図2はフードの正面図である。図
において、1は連続したビレットで、矢印方向に移動し
ており、上流側に設けられたフラッシュバット溶接機
(図示せず)で連続的にフラッシュバット溶接される。
この溶接部を符号2、溶接部のバリを符号3で示す。1
0はビレット1の移動方向に往復運動する研削機で、走
行機体11上に設置された複数の研削装置12を備え、
各砥石13が溶接部2の外周を旋回してバリ3を研削し
て除去するようになっている。14はローラ15により
走行機体11上に回転自在に支持された旋回リングで、
研削装置12のモータ16を設置している。4はバリ3
の研削時に発生する研削ノロで、下流側に向けて一定の
限られた方向に、並びに範囲内で飛散するようにしてあ
る。なお、砥石13は昇降手段またはスイング手段(い
ずれも図示せず)によりビレット1に対し接近し、また
は開離するように構成されている。
【0008】20は研削ノロ4の飛散方向に対向させて
走行機体11上に設置したフードで、このフード20の
形状は、前面がビレット1の周りで広く開口した開口部
21をなし、内面が開口部21の縁よりなだらかに傾斜
し、垂直な突当て面22に接続する形状となっている。
この突当て面22で大部分の研削ノロ4を受け止めるこ
とにしている。更に、突当て面22にはビレット1が通
過する開口部23を設け、この開口部23に適当な長さ
のビレットカバー24を設けてビレット1を覆うように
している。ビレットカバー24の先端部は外方へ立ち上
げる立上がり部25となっている。また、フード20の
適当な箇所にスプレーノズル26を設け、フード20の
内面全体を水流膜27で覆うものとする。フード20の
下部には排出口28を設ける。
【0009】バリ取りの研削は研削機10がビレット1
の移動速度と同期して走行する間に行われる。そして、
予めフード20にはスプレーノズル26より水をスプレ
ーし、内面全体に沿って水流膜27を流下させておく。
砥石13が矢印方向に回転しながらビレット1の外周を
旋回することによって溶接部2のバリ3を研削し、この
時に発生する研削ノロ4は図1に示すごとく下流側に向
けて円錐状に飛散する。フード20が研削ノロ4の飛散
方向に対向して設けられているので、円錐状の研削ノロ
4は開口部21を進んで突当て面22に当たり、瞬時
に、内面を流下する水流膜27で冷却され、水流膜27
とともに排出口28より下方へ排出される。排出口28
は例えば排水溝30の上方に開口しているので、その排
水溝30を通して所定の場所に研削ノロを集積すること
ができる。また、ビレット1は突当て面22に設けられ
た開口部23を通過して移動するが、この開口部23に
はビレットカバー24が設けられており、その先端部は
立上がり部25となっているため、水流膜27が直接ビ
レット1に接触せず、ビレットカバー24に沿ってビレ
ット1の周りを迂回して流れ落ちる。このため、ビレッ
ト1の温度が低下せず熱損失を防ぐことができる。
【0010】このように、次々に到来するビレット溶接
部2のバリ3を研削することにより発生する研削ノロ4
を特殊形状・構造をしたフード20で捕捉し、かつ、そ
の内面を流下する水流膜27とともに流し去るので、研
削ノロを堆積させることなく連続的に処理することがで
きる。
【0011】図3は、丸ビレット1aに対する砥石13
の配置例を示すものであり、(a)は正面図、(b)は
上面図である。図示のように砥石13を丸ビレット1a
の軸線に対し斜めに配置することが適当である。このよ
うな配置とすることによって、研削ノロの飛散方向を確
実に斜めにすることができ、また溶接部2に対する研削
幅を広く使える。
【0012】図4は、角ビレット1bに対する砥石13
の配置例を示すものであり、(a)は正面図、(b)は
側面図である。この場合は、砥石13を前後に1対ずつ
配置し、角ビレット1bの軸線に平行に配置することが
適当である。一般に角ビレット1bの一辺の長さは砥石
幅より大きいものが想定されるので、研削時砥石13を
辺の長さ方向に摺動可能に構成する。研削は左右側面、
上下面の2段階にわたって行われる。また、砥石13を
角ビレット1bの軸線に平行に配置することにより、上
流側の砥石13より発生する研削ノロが下流側の研削装
置にかかることを防ぐことができる。研削ノロの飛散方
向は角ビレット1bの軸線上において斜め方向となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の研削ノロ
の連続処理方法は、ビレット溶接部のバリの砥石研削に
おいて、研削ノロの飛散方向を一定の下流側方向とし、
内面を水流膜で覆ったフードで研削ノロを捕捉し、水流
膜とともに流下させるようにしたものであるから、研削
ノロを堆積させずに連続的に処理することができ、課題
とされる研削ノロの処理が可能になっている。したがっ
て、連続圧延において砥石研削法の有効性を遺憾なく発
揮させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を示す概念図である。
【図2】フードの正面図である。
【図3】丸ビレットに対する砥石の配置例を示す図であ
る。
【図4】角ビレットに対する砥石の配置例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ビレット 2 溶接部 3 バリ 4 研削ノロ 10 研削機 11 走行機体 12 研削装置 13 砥石 20 フード 21 開口部 22 突当て面 23 開口部 24 ビレットカバー 25 立上がり部 26 スプレーノズル 27 水流膜 28 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 彰 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 潮田 文之輔 東京都台東区台東4丁目29番5号 日本 スピング株式会社内 (72)発明者 渡辺 祐次 東京都台東区台東4丁目29番5号 日本 スピング株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−66451(JP,A) 特開 平9−122918(JP,A) 特開 平3−202264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 15/00 B21B 45/00 B23K 11/04 B24B 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削機の砥石によりビレット溶接部のバ
    リを走間において研削し、その際に発生する研削ノロを
    ビレットの下流側に向けて一定の方向に飛散させ、 研削ノロの飛散方向に対向するフードを前記研削機の下
    流側に設け、かつ、前記フードの内面に沿って水流膜を
    流下させておき、 前記フードにより研削ノロを捕捉し、前記水流膜ととも
    に研削ノロを連続的に流下させることを特徴とする連続
    圧延における研削ノロの連続処理方法。
  2. 【請求項2】 前記フードは、ビレットが通過する開口
    部と、前記水流膜がビレットにかからないように前記開
    口部に設けられたビレットカバーとを有することを特徴
    とする請求項1記載の連続圧延における研削ノロの連続
    処理方法。
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