JP3198275U - カッターユニットおよびカッターユニットを取り付けた手動耕運機 - Google Patents
カッターユニットおよびカッターユニットを取り付けた手動耕運機 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】土の掘り起しや天地返しを行うための手動耕運機のホークの爪に、取り付けと取り外しができるカッターユニット、およびそれを取り付けた手動耕運機を提供する。【解決手段】手動耕運機のホークの爪に取り付けるカッターユニット1は、ホークの爪に沿って延びるバー3とバーの一の側に設けられたカッター2とバーの他の側に設けられホークに取り付ける際にホークの爪を通す爪通し4,5とホークへの取付部材7を備える。取付部材はバーの後端に設けられ、板バネからなり、ホークの支持部に取付けられる。また、カッターユニットは、ホークの二つの爪にそれぞれ上下にずらせて一つずつ取り付けられるのが好ましい。【選択図】図1
Description
この考案は、土の掘り起しや天地返しを行うための手動耕運器に取り付けるカッターユニットに関する。なお、天地返しとは、耕地から掘り起こした土を右側又は左側へ切り返し、その上下を反転させることをいう。
耕地を掘り起こし、天地返しする際に用いる手動耕運器に関し、耕運作業を省力化するための発明として、本願と同じ出願人による特願2014−49162がある。特願2014−49162は、本願出願時には未公開である。
特願2014−49162では、3本以上の爪を並べて支持するホーク手段と、このホーク手段を一端に備えた柄手段とを有する手動耕運器において、手動耕運機はホーク手段の爪の表面側に刃(カッター)が、予め備わっている(図8)。カッターを備える結果、ホーク手段の爪とともに切断手段が耕地に突き刺さって掘り起こした土を細かく砕くようになり、加えて、土中に残った植物の根なども切り裂かれるようになって、根が張って砕けにくくなった土であっても細かく砕くことができる。
しかし、例えばイモ類(ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、等)にあっては、一つの株を一度に掘り起こすことが望ましいところ、ホークに刃が付いた状態でホークを土に深く差し入れると、刃がイモ類を傷つけてしまう。一方、イモ類を傷つけないようにするために、ホークをイモ類から離れた位置で土に差し入れると、ホークが株全体に届かず、株ごと掘り起こすことができない。そこで、このような場合には、ホーク手段の爪からカッターを取り外すことができることが望ましい。ホークを、カッターを取り外して用いることにより、複数のいも類の連なった一つの株を、一度に掘り起し、一度に天地返しすることができ、株ごと収穫することが容易にできる。
また、耕地が砂地の場合、砂は爪の間を流れ落ち天地返しすることができないため、そもそもカッターは不要である。このような場合にも、ホーク手段の爪からカッターを取り外すことができることが望ましい。
土の掘り起し・天地返しを行うための手動耕運器のカッターであって、取り外し可能なものを提供することを課題とする。
手動耕運機のホークの爪に取り付けるカッターユニットであってホークの爪に沿って延びるバーとバーの一の側に設けられたカッターとバーの他の側に設けられホークに取り付ける際にホークの爪を通す爪通しとホークへの取付部材を備えたカッターユニットによって課題を解決する。
手動耕運機のカッターを、付け外し可能なユニットとすることにより、いも類等、土中の作物を傷つけることに問題がある場合や、そもそも刃が不要な場合等に、手動耕運機からカッターを外すことができる。
カッターユニットのホークへの取付は、ホークの爪の先端に、ユニットの後端を差し入れ、ユニットの爪通しにホークの爪を通し、ユニットに設けられた取付手段を、ホークの耕運作業の邪魔にならない位置に取り付ける、という方法でなされる。
前記取付部材が前記バーの後端に設けられたことを特徴とするカッターユニットによって課題を解決する。
バーの後端とは、カッターユニットをホークの爪に取り付ける際に、ホークの爪の先端に差し入れる部位であり、カッターユニットをホークの爪に取り付ける際、カッターユニットのベースバーはホークの爪と沿うように配置されるところ、カッターユニットのうち、爪の先端と重なる部位をバーの(カッターユニットの)先端と称し、カッターユニットのうち、爪の根元と重なる部位をバーの(カッターユニットの)後端と称する。
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前記取付部材が板バネでなることによりホークに取付くことを特徴とするカッターユニットによって課題を解決する。
前記取付部材が板バネでなることによりホークに取付くことを特徴とするカッターユニットによって課題を解決する。
取付部材に板バネを用いると、ユニットのホークへの付け外しが容易にでき、また製造容易で安価である。
前記取付部材がホークの支持部に取付くことを特徴とするカッターユニットによって課題を解決する。
ホークの支持部とは、ホークの爪と直行する方向に延び、爪を支持しホークの柄と爪をつなぐものとして機能する。ホークの支持部は、通常、カッターユニットの取付部材が取付いても耕運作業の邪魔にならない。しかし、通常、耕運作業時に作業者の足が乗り、ホークの裏から表方向に向けた力が働くので、この作業者の動作により取付部材が外れないように注意して取り付ける必要がある。
前記取付部材がホークの裏側から表側に向けてホークの一部を包むように取り付けてあり、耕運作業時に作業者の足がホークの裏から表方向に向けて力を与えた際に前記取付部材が外れないようにされていることを特徴とするカッターユニットによって課題を解決する。
カッターユニットが、ホークの爪に取り付けられた手動耕運機によって課題を解決する。
カッターユニットがホークの爪に取り付けられることにより、手動耕運機を、カッターの付いた手動耕運機として用いることができる。カッターの位置や数を自由に選択できるので、耕運地の状況等(土の性質や植物の種類、作業者の伸長や好み)に対応して、カッターの位置を決めることができる。
カッターユニットが、ホークの二つの爪にそれぞれ一つずつ取り付けられた手動耕運機によって課題を解決する。
カッターユニットがホークの二つの爪にそれぞれ一つずつ取り付けられた手動耕運機とは、すなわち、カッターが二枚取り付けられた耕運機と同様であり、作物に傷がつくことを気にせずに耕運作業を行う場合には、ホークひと刺しでホークと共に二枚のカッターを耕運地に差し込むことができ非常に使いやすい。
一の爪に取り付けられたカッターユニットのカッターが、他の爪に取り付けられたカッターユニットのカッターよりも下方に存することを特徴とする手動耕運機によって課題を解決する。
カッターの位置を上下ずらすことにより、土が適度にホークにとどまり、天地返しが効率的にできる。
カッターユニットを付け外しできることにより、右利き用と左利き用の変更も容易である。
また、カッターを三枚以上取り付けることもできるし、取付位置によって、形状の異なるカッターを取り付けることもできる。
手動耕運機のカッターを、付け外し可能なユニットとすることにより、いも類等、土中の作物を傷つけることに問題がある場合や、そもそも刃が不要な場合等に、手動耕運機からカッターを外すことができる。
カッターを取り外してホークを用いることにより、複数のいも類が連なった一つの株を、一度に掘り起し、一度に天地返しすることができ、株ごと収穫することが容易にできる。
カッターユニットをホークの爪に取り付けて、カッターの付いた手動耕運機として用いることができる。
カッターの位置や数を自由に選択できるので、耕運地の状況等(土の性質や植物の種類、作業者の伸長や好み)に対応して、カッターの位置を決めることができる。カッターユニットを付け外しできることにより、右利き用と左利き用の変更も容易である。また、カッターを三枚以上取り付けることもできるし、取付位置によって、形状の異なるカッターを取り付けることもできる。
<カッターユニット>
図1において、(a)はバーの長いカッターユニットを示し、(b)はバーの短いカッターユニットを示す。
図1において、(a)はバーの長いカッターユニットを示し、(b)はバーの短いカッターユニットを示す。
図1に示す通り、カッターユニット1は、ベースバー3、カッター2、爪通し4〜5、取付部材7を備える。ベースバー3の後端に短壁6が設けてあり、取付部材7は、短壁6に設けたピン穴(図4参照)を介して、ピン等でベースバー3に回動自在に取り付けてある。
図1(a)は取付部材7を閉じた状態(ホークに取り付けたときの状態)を示し、図1(b)は取付部材7を開けた状態(ホークに取り付けないときの状態)を示す。
図2及び図3にカッターユニットをホークに取り付けた状態を示す。図2は斜視図であり、図3は側面図である。
ホークの爪(11〜14)は、図2に示す通り、緩やかなカーブをなしているところ、カッターユニット1のベースバー3も、ホークの爪に沿う緩やかなカーブをなしている。カッターユニットは、取付け部材を備えた側すなわち「後端」を先頭に、ホーク10の爪(12,13)の先端からホークの爪に差し入れる。カッターユニット1の後端がホークの支持部15まで到達したら、取付部材7を回動させて、支持部15に取り付ける。取付部材7の回動については図1の(a)と(b)を参照されたい。
取付部材7は板バネになっており、手指の力で支持部15から取り外すことができ、取付部材7の支持部15への付け外しにより、カッターユニットをホークから付け外しすることができる。
図3(a)はベースバーの長いカッターユニット1を示し、図3(b)はベースバーの短いカッターユニット1´を示す。図2では、ベースバーの長いカッターユニット1を作業者の使用時に左側に位置するように取り付け、ベースバーの短いカッターユニット1´を作業者の使用時に右側に位置するように取り付けてある。図2のカッターユニットの配置は、作業者が右利きであって右側に天地返しする場合に適する。
<カッターユニットの取付位置等によるバリエーション>
カッターの形状として、各図に示す通り「鮫の鰭」に似せた形状のものを用いることにより、土が砕きやすくなるとともに、土中に残った植物の根などを容易に切り裂けるようになる。加えて、この考案は鮫ヒレの形状に限定されるものではなく、例えば3角形、4角形、5角形などの多角形状のものや半円状、鋸歯状などの刃でもカッターとして実施可能であり、先に土中に入る刃の部分をギザギザに形成した鋸鎌(のこがま)状の鮫ヒレでも良い。
カッターの形状として、各図に示す通り「鮫の鰭」に似せた形状のものを用いることにより、土が砕きやすくなるとともに、土中に残った植物の根などを容易に切り裂けるようになる。加えて、この考案は鮫ヒレの形状に限定されるものではなく、例えば3角形、4角形、5角形などの多角形状のものや半円状、鋸歯状などの刃でもカッターとして実施可能であり、先に土中に入る刃の部分をギザギザに形成した鋸鎌(のこがま)状の鮫ヒレでも良い。
図2に示すように、複数のカッターの位置を上下方向にずれるように設けると、切断手段の間に土がはさまったり粘土状の土が詰まったりせず、耕運作業効率の劣化を未然に防ぐことができる。
また、図2はカッターの上下方向位置が、作業者の右側が上、作業者の左側が下、になっているため、右側に天地返しする右利きの作業者に向いている。
左側に天地返しする左利きの作業者に対しては、これとは逆に、カッターの上下方向位置が、作業者の左側が上、作業者の右側が下になるようにする。左側が上、右側が下の場合、右側のカッターが先に、左側のカッターが後から土中にそれぞれ突き刺さる。このようにすることで、土Sを左側に天地返しをする際にカッターが土Sに対して引っ掛かり機構として作用するようになり、左側に向けて行う天地返しがうまくできる。
<使用方法>
図5〜7により、カッターユニットを取り付けた手動耕運器の使用方法を説明する。
図5〜7により、カッターユニットを取り付けた手動耕運器の使用方法を説明する。
(イ)突き刺し:まず、図5に示すように、手動耕運器1の使用者Uはハンドル20を手で握り、ホーク10を耕地Gに突き立ててペダル18を足で踏み体重をかける。すると、ホーク10の爪11〜14とともに、カッター2が先に、カッター2´が後から、耕地Gにそれぞれ突き刺さる。
(ロ)掘り起し:続いて使用者Uは、図6,7のブロック矢印に示すように、ハンドル20を手で下方に押さえる。ハンドル20を下方に押さえることでホーク10が持ち上がり、その表面側で土Sを掘り起こす。図7の吹き出し図に示すように、ホーク10で掘り起こした土Sの中心近くを通る点線l,mの位置にカッター2,2´が作用するので、土Sが細かく砕かれるようになり、加えて、土中に残った植物の根なども切り裂かれ、根が張って砕けにくくなった土Sであっても細かく砕くことができる。この効果は、最外の爪11,14にカッターを設けると、ホーク10に掘り起こされた土Sの周縁部分の方にカッターが位置するようになってカッターが土Sにほとんど作用しなくなることを考えるとよくわかる。
(ハ)天地返し:次に、土Sを掘り起した使用者Uは、天地返しするべく、ハンドル20の右手を下に押さえると自ずと左手が上がり、ペダル18と土の接点を支点とした梃子により土Sを右側に天地返しする。天地返しの際に、カッター2,2´は土Sに対して引っ掛かり機構として作用しており、土Sの上下を反転させることにも役立っている。
1 カッターユニット
2 カッター
3 ベースバー
4 爪通し
5 爪通し
6 短壁
7 取付部材
8 ピン
10 ホーク
11〜14 爪
15 支持部
16 柄
18 ペダル
20 ハンドル
G 耕地
S 土
2 カッター
3 ベースバー
4 爪通し
5 爪通し
6 短壁
7 取付部材
8 ピン
10 ホーク
11〜14 爪
15 支持部
16 柄
18 ペダル
20 ハンドル
G 耕地
S 土
Claims (8)
- 手動耕運機のホークの爪に取り付けるカッターユニットであって
ホークの爪に沿って延びるバーと
バーの一の側に設けられたカッターと
バーの他の側に設けられホークに取り付ける際にホークの爪を通す爪通しと
ホークへの取付部材を備えたカッターユニット。 - 前記取付部材が前記バーの後端に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のカッターユニット。
- 前記取付部材が板バネでなることを特徴とする請求項1に記載のカッターユニット。
- 前記取付部材がホークの支持部に取付くことを特徴とする請求項1に記載のカッターユニット。
- 前記取付部材がホークの裏側から表側に向けてホークの一部を包むように取り付けてあり、耕運作業時に作業者の足がホークの裏から表方向に向けて力を与えた際に前記取付部材が外れないようにされていることを特徴とする請求項1に記載のカッターユニット。
- 請求項1に記載のカッターユニットが、ホークの爪に取り付けられた手動耕運機。
- 請求項1に記載のカッターユニットが、ホークの二つの爪にそれぞれ一つずつ取り付けられた手動耕運機。
- 一の爪に取り付けられたカッターユニットのカッターが、他の爪に取り付けられたカッターユニットのカッターよりも下方に存することを特徴とする請求項7に記載の手動耕運機。
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JP2015001817U JP3198275U (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | カッターユニットおよびカッターユニットを取り付けた手動耕運機 |
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