JP3198088B2 - 回線交換網 - Google Patents
回線交換網Info
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 102100038520 Calcitonin receptor Human genes 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 101710178048 Calcitonin receptor Proteins 0.000 description 1
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 230000011664 signaling Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J2203/00—Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
- H04J2203/0001—Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
- H04J2203/0073—Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
- H04J2203/0082—Interaction of SDH with non-ATM protocols
- H04J2203/0083—Support of the IP protocol
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSTM(Synchronous
Transfer Mode) 通信網に利用する。本発明は、TCP
−IP(Transmission Control Protocol-Internet Prot
ocol) アドレスを有するデータをSTMコネクションを
介して転送する技術に関する。
Transfer Mode) 通信網に利用する。本発明は、TCP
−IP(Transmission Control Protocol-Internet Prot
ocol) アドレスを有するデータをSTMコネクションを
介して転送する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のSTMによる回線交換網の動作お
よび問題点を図3および図4を参照して説明する。図3
は従来のSTMによる回線交換網の要部構成を示す図で
ある。図4は従来の加入者交換機の要部構成を示す図で
ある。STM通信網は、物理チャネル上の信号はタイム
スロットに多重化され回線交換されるので、通信中の遅
延時間が極めて短く、かつ、仮想パスおよびセルを用い
たATM(AsynchronousTransfer Mode) ヘッダのよう
にオーバーヘッドが存在しない特徴がある。
よび問題点を図3および図4を参照して説明する。図3
は従来のSTMによる回線交換網の要部構成を示す図で
ある。図4は従来の加入者交換機の要部構成を示す図で
ある。STM通信網は、物理チャネル上の信号はタイム
スロットに多重化され回線交換されるので、通信中の遅
延時間が極めて短く、かつ、仮想パスおよびセルを用い
たATM(AsynchronousTransfer Mode) ヘッダのよう
にオーバーヘッドが存在しない特徴がある。
【0003】例えば、電話の音声は、20〜30ms以
上遅延があると、品質上問題があり、かつ、エコーキャ
ンセラも必要となる。電話だけではなく、一般的に双方
向のビデオ会議なども遅延は少ない方が良い。以上の点
からいえば、STMはディジタル電話網にあった転送モ
ードである。
上遅延があると、品質上問題があり、かつ、エコーキャ
ンセラも必要となる。電話だけではなく、一般的に双方
向のビデオ会議なども遅延は少ない方が良い。以上の点
からいえば、STMはディジタル電話網にあった転送モ
ードである。
【0004】図3に示すように、従来のSTMによる回
線交換網では、ユーザは相手先の電話番号をCCITT
勧告に定義されているNo.7共通線信号網10を介し
て交換機に送信することにより、STMモードによる通
信は、物理的な伝送が独立なE.164アドレス(IT
U−Tにより標準化されているISDNアドレス)へマ
ッピングされて通信を行う。すなわち、STM網1内に
STMコネクションが確立され、このSTMコネクショ
ンにより、ユーザのデータはE.164アドレスにマッ
ピングされて宛先となる交換機に転送される。
線交換網では、ユーザは相手先の電話番号をCCITT
勧告に定義されているNo.7共通線信号網10を介し
て交換機に送信することにより、STMモードによる通
信は、物理的な伝送が独立なE.164アドレス(IT
U−Tにより標準化されているISDNアドレス)へマ
ッピングされて通信を行う。すなわち、STM網1内に
STMコネクションが確立され、このSTMコネクショ
ンにより、ユーザのデータはE.164アドレスにマッ
ピングされて宛先となる交換機に転送される。
【0005】このような従来のSTMによる回線交換網
では、フレーム上に8バイト多重された情報のタイムス
ロットを入れ換えることにより交換を行う。この動作
は、例えば、図4のように、シーケンシャル書込ランダ
ム読出により実現される。すなわち、順次カウンタCT
RによりデータバッファメモリDBMにシーケンシャル
アドレスでデータの書込みを行い、アドレスコントロー
ルメモリACMによりその読出順序を換えることにより
タイムスロット変換を行うことができる。
では、フレーム上に8バイト多重された情報のタイムス
ロットを入れ換えることにより交換を行う。この動作
は、例えば、図4のように、シーケンシャル書込ランダ
ム読出により実現される。すなわち、順次カウンタCT
RによりデータバッファメモリDBMにシーケンシャル
アドレスでデータの書込みを行い、アドレスコントロー
ルメモリACMによりその読出順序を換えることにより
タイムスロット変換を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のST
Mによる回線交換網は、前述したように、ATM等と比
較すると、遅延時間が極めて短く、また、オーバーヘッ
ドが存在しない利点がある。しかし、このような従来の
STMによる回線交換網は、発側ユーザの端末から着側
ユーザの端末まで、あらかじめSTMコネクションを設
定しておき、そのSTMコネクションを介してデータを
転送することが必要である。
Mによる回線交換網は、前述したように、ATM等と比
較すると、遅延時間が極めて短く、また、オーバーヘッ
ドが存在しない利点がある。しかし、このような従来の
STMによる回線交換網は、発側ユーザの端末から着側
ユーザの端末まで、あらかじめSTMコネクションを設
定しておき、そのSTMコネクションを介してデータを
転送することが必要である。
【0007】図5に専用化されたSTMコネクションの
イメージを示す。このため、図5に示すように、大規模
な事業所間のデータ専用線としてしかアプリケーション
とならない問題がある。
イメージを示す。このため、図5に示すように、大規模
な事業所間のデータ専用線としてしかアプリケーション
とならない問題がある。
【0008】一方、TCP−IPアーキテクチャにより
行われるデータ通信をみると、パケットのヘッダに端末
の識別番号であるTCP−IPアドレスを書込み、イン
ターネット等のTCP−IPをサポートする通信網に送
ることにより、交換機等の各ルータでは、当該アドレス
の存在を探し、通信したい二つの端末間でコネクション
を設定する必要がなく、データグラムを転送していく。
このように、専用化されたコネクションは必要なく、き
わめて簡単な手順によりデータを転送することができ
る。しかし、この場合には、STMによる回線交換網と
比較して遅延時間が大きく、また、オーバーヘッドも必
要になる。
行われるデータ通信をみると、パケットのヘッダに端末
の識別番号であるTCP−IPアドレスを書込み、イン
ターネット等のTCP−IPをサポートする通信網に送
ることにより、交換機等の各ルータでは、当該アドレス
の存在を探し、通信したい二つの端末間でコネクション
を設定する必要がなく、データグラムを転送していく。
このように、専用化されたコネクションは必要なく、き
わめて簡単な手順によりデータを転送することができ
る。しかし、この場合には、STMによる回線交換網と
比較して遅延時間が大きく、また、オーバーヘッドも必
要になる。
【0009】発明者らは、このようなSTMによる回線
交換網の利点と、TCP−IPアドレスによるデータ通
信の利点とを兼ね備えた新たな回線交換網を構築するこ
とを考えた。
交換網の利点と、TCP−IPアドレスによるデータ通
信の利点とを兼ね備えた新たな回線交換網を構築するこ
とを考えた。
【0010】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、データ通信に用いるTCP−IPアドレスを
もとに、STMによる中継ネットワークを提供すること
によって、単なる専用線としてしか提供できなかったS
TM回線をダイナミックに提供することができる回線交
換網を提供することを目的とする。本発明は、遅延時間
が少なく、かつ、オーバーヘッドの少ない回線交換網を
提供することを目的とする。
であって、データ通信に用いるTCP−IPアドレスを
もとに、STMによる中継ネットワークを提供すること
によって、単なる専用線としてしか提供できなかったS
TM回線をダイナミックに提供することができる回線交
換網を提供することを目的とする。本発明は、遅延時間
が少なく、かつ、オーバーヘッドの少ない回線交換網を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、TCP−IP
アドレスが書込まれたヘッダを有するパケットに、さら
に、このTCP−IPアドレスが示す端末を収容する加
入者交換機を示すE.164アドレスが書込まれたヘッ
ダを追加することにより、前記パケットをSTM網を介
して所望の宛先となる端末まで転送する。
アドレスが書込まれたヘッダを有するパケットに、さら
に、このTCP−IPアドレスが示す端末を収容する加
入者交換機を示すE.164アドレスが書込まれたヘッ
ダを追加することにより、前記パケットをSTM網を介
して所望の宛先となる端末まで転送する。
【0012】このとき、TCP−IPアドレスに対応す
るSTM網内のE.164アドレスを検索する必要があ
る。本発明では、まず、加入者交換機が自装置内に設け
られているテーブルを参照し、このTCP−IPアドレ
スに対応するE.164アドレスを検索するが、ここ
で、自装置内のテーブルにこのTCP−IPアドレスに
対応するE.164アドレスを検索できない場合には、
データベースに問い合わせを行う。
るSTM網内のE.164アドレスを検索する必要があ
る。本発明では、まず、加入者交換機が自装置内に設け
られているテーブルを参照し、このTCP−IPアドレ
スに対応するE.164アドレスを検索するが、ここ
で、自装置内のテーブルにこのTCP−IPアドレスに
対応するE.164アドレスを検索できない場合には、
データベースに問い合わせを行う。
【0013】データベースが、このTCP−IPアドレ
スに対応するE.164アドレスを検索すると、データ
ベースはその検索結果のデータを加入者交換機に回答す
る。加入者交換機では、この検索結果のデータを自装置
内のテーブルに記録する。このとき、加入者交換機で
は、テーブルに空き容量がなく、この検索結果のデータ
を記録できない場合には、テーブルに記録されている最
古のデータとこの検索結果のデータとを置き換える。こ
れにより、テーブルには、頻繁に使われるTCP−IP
アドレスに対応するE.164アドレスが記録されるこ
とになり、テーブルを使用する上での利便性が向上す
る。
スに対応するE.164アドレスを検索すると、データ
ベースはその検索結果のデータを加入者交換機に回答す
る。加入者交換機では、この検索結果のデータを自装置
内のテーブルに記録する。このとき、加入者交換機で
は、テーブルに空き容量がなく、この検索結果のデータ
を記録できない場合には、テーブルに記録されている最
古のデータとこの検索結果のデータとを置き換える。こ
れにより、テーブルには、頻繁に使われるTCP−IP
アドレスに対応するE.164アドレスが記録されるこ
とになり、テーブルを使用する上での利便性が向上す
る。
【0014】すなわち、本発明は回線交換網であって、
1以上の端末を収容する複数の加入者交換機と、この加
入者交換機相互間を接続する中継交換機とを備え、前記
加入者交換機および前記中継交換機は、STM網を介し
て接続され、前記加入者交換機は、前記端末から到来す
るTCP−IPアドレスが書込まれたヘッダを有するパ
ケットを受信する手段と、このTCP−IPアドレスに
対応する前記STM網内のE.164アドレスが記録さ
れたテーブルと、このテーブルを参照して得られたこの
TCP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが
書込まれたヘッダを前記ヘッダに追加する手段と、この
追加されたヘッダを参照し当該E.164アドレスに相
当するタイムスロットで前記パケットを転送する手段と
を備えた回線交換網である。
1以上の端末を収容する複数の加入者交換機と、この加
入者交換機相互間を接続する中継交換機とを備え、前記
加入者交換機および前記中継交換機は、STM網を介し
て接続され、前記加入者交換機は、前記端末から到来す
るTCP−IPアドレスが書込まれたヘッダを有するパ
ケットを受信する手段と、このTCP−IPアドレスに
対応する前記STM網内のE.164アドレスが記録さ
れたテーブルと、このテーブルを参照して得られたこの
TCP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが
書込まれたヘッダを前記ヘッダに追加する手段と、この
追加されたヘッダを参照し当該E.164アドレスに相
当するタイムスロットで前記パケットを転送する手段と
を備えた回線交換網である。
【0015】ここで、本発明の特徴とするところは、T
CP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが記
録されたデータベースを備え、前記加入者交換機は、前
記テーブルに記録のないTCP−IPアドレスを有する
パケットが到来したときには当該TCP−IPアドレス
に対応するE.164アドレスを前記データベースに問
い合わせる手段を備えたところにある。
CP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが記
録されたデータベースを備え、前記加入者交換機は、前
記テーブルに記録のないTCP−IPアドレスを有する
パケットが到来したときには当該TCP−IPアドレス
に対応するE.164アドレスを前記データベースに問
い合わせる手段を備えたところにある。
【0016】さらに、前記問い合わせる手段は、前記デ
ータベースから到来する問い合わせ結果のデータを前記
テーブルに記録する手段を含み、この記録する手段が前
記問い合わせ結果のデータを前記テーブルに記録すると
き前記テーブルに空き容量がないときには前記テーブル
に記録されたデータの中で最も時間が経過しているデー
タをこの問い合わせ結果のデータと置き換える手段を含
むことが望ましい。
ータベースから到来する問い合わせ結果のデータを前記
テーブルに記録する手段を含み、この記録する手段が前
記問い合わせ結果のデータを前記テーブルに記録すると
き前記テーブルに空き容量がないときには前記テーブル
に記録されたデータの中で最も時間が経過しているデー
タをこの問い合わせ結果のデータと置き換える手段を含
むことが望ましい。
【0017】なお、前記テーブルおよびデータベース
は、連想記憶メモリにより構成することにより、高速な
検索を実現することができる。
は、連想記憶メモリにより構成することにより、高速な
検索を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1を参照し
て説明する。図1は本発明実施例の回線交換網の構成を
示す図である。
て説明する。図1は本発明実施例の回線交換網の構成を
示す図である。
【0019】本発明は回線交換網であって、図1に示す
ように、端末TEを収容する加入者交換機LSと、この
加入者交換機LS相互間を接続する中継交換機TSとを
備え、加入者交換機LSおよび中継交換機TSは、ST
M網1を介して接続され、加入者交換機LSは、端末T
Eから到来するTCP−IPアドレスが書込まれたヘッ
ダを有するパケットを受信する手段である受信部2と、
このTCP−IPアドレスに対応するSTM網1内の
E.164アドレスが記録されたテーブル3とを備え、
受信部2は、このテーブル3を参照して得られたこのT
CP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが書
込まれたヘッダを前記ヘッダに追加し、この追加された
ヘッダを参照し当該E.164アドレスに相当するタイ
ムスロットで前記パケットを転送する手段である送信部
4を備えた回線交換網である。
ように、端末TEを収容する加入者交換機LSと、この
加入者交換機LS相互間を接続する中継交換機TSとを
備え、加入者交換機LSおよび中継交換機TSは、ST
M網1を介して接続され、加入者交換機LSは、端末T
Eから到来するTCP−IPアドレスが書込まれたヘッ
ダを有するパケットを受信する手段である受信部2と、
このTCP−IPアドレスに対応するSTM網1内の
E.164アドレスが記録されたテーブル3とを備え、
受信部2は、このテーブル3を参照して得られたこのT
CP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが書
込まれたヘッダを前記ヘッダに追加し、この追加された
ヘッダを参照し当該E.164アドレスに相当するタイ
ムスロットで前記パケットを転送する手段である送信部
4を備えた回線交換網である。
【0020】ここで、本発明の特徴とするところは、T
CP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが記
録されたデータベース5を備え、加入者交換機LSの受
信部2は、テーブル3に記録のないTCP−IPアドレ
スを有するパケットが到来したときには当該TCP−I
Pアドレスに対応するE.164アドレスをデータベー
ス5に問い合わせるところにある。
CP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが記
録されたデータベース5を備え、加入者交換機LSの受
信部2は、テーブル3に記録のないTCP−IPアドレ
スを有するパケットが到来したときには当該TCP−I
Pアドレスに対応するE.164アドレスをデータベー
ス5に問い合わせるところにある。
【0021】また、受信部2は、データベース5から到
来する問い合わせ結果のデータをテーブル3に記録す
る。このとき、テーブル3に空き容量がないときにはテ
ーブル3に記録されたデータの中で最も時間が経過して
いるデータをこの問い合わせ結果のデータと置き換え
る。なお、テーブル3およびデータベース5は、連想記
憶メモリを用いて構成される。
来する問い合わせ結果のデータをテーブル3に記録す
る。このとき、テーブル3に空き容量がないときにはテ
ーブル3に記録されたデータの中で最も時間が経過して
いるデータをこの問い合わせ結果のデータと置き換え
る。なお、テーブル3およびデータベース5は、連想記
憶メモリを用いて構成される。
【0022】
【実施例】本発明実施例を図1および図2を参照して説
明する。図2は本発明実施例の受信部2の動作を示すフ
ローチャートである。図2に示すように、加入者交換機
LSの受信部2は、TCP/IPパケット(以下、単に
パケットと記す)を受信すると(S1)、このパケット
のTCP−IPアドレスを参照し、このTCP−IPア
ドレスを持つ端末TEを収容する加入者交換機LSの
E.164アドレスが記録されたテーブル3を参照する
(S2)。このとき、テーブル3に、このTCP−IP
アドレスに対応するE.164アドレスが記録されてい
れば(S3)、そのパケットに、テーブル3を参照して
得たE.164アドレスを含むヘッダを追加する(S
8)。
明する。図2は本発明実施例の受信部2の動作を示すフ
ローチャートである。図2に示すように、加入者交換機
LSの受信部2は、TCP/IPパケット(以下、単に
パケットと記す)を受信すると(S1)、このパケット
のTCP−IPアドレスを参照し、このTCP−IPア
ドレスを持つ端末TEを収容する加入者交換機LSの
E.164アドレスが記録されたテーブル3を参照する
(S2)。このとき、テーブル3に、このTCP−IP
アドレスに対応するE.164アドレスが記録されてい
れば(S3)、そのパケットに、テーブル3を参照して
得たE.164アドレスを含むヘッダを追加する(S
8)。
【0023】しかし、テーブル3に、このTCP−IP
アドレスに対応するE.164アドレスが記録されてい
なければ(S3)、このTCP−IPアドレスに対応す
るE.164アドレスのデータをデータベース5に問い
合わせる(S4)。その結果、このTCP−IPアドレ
スに対応するE.164アドレスがデータベース5に存
在すれば、受信部2は、この検索結果のデータを受け取
ることができる。このときに受信部2は、テーブル3に
この検索結果のデータを記録する記録容量が残っていれ
ば(S6)、この検索結果をテーブル3に記録し、パケ
ットに当該E.164アドレスを含むヘッダを追加する
(S8)。
アドレスに対応するE.164アドレスが記録されてい
なければ(S3)、このTCP−IPアドレスに対応す
るE.164アドレスのデータをデータベース5に問い
合わせる(S4)。その結果、このTCP−IPアドレ
スに対応するE.164アドレスがデータベース5に存
在すれば、受信部2は、この検索結果のデータを受け取
ることができる。このときに受信部2は、テーブル3に
この検索結果のデータを記録する記録容量が残っていれ
ば(S6)、この検索結果をテーブル3に記録し、パケ
ットに当該E.164アドレスを含むヘッダを追加する
(S8)。
【0024】しかし、このときに、テーブル3にこの検
索結果のデータを記録する記録容量が残っていなければ
(S6)、テーブル3に記録されている最古のデータと
この検索結果のデータとを置換する(S7)。そして、
このテーブル3にしたがって、パケットに当該E.16
4アドレスを含むヘッダを追加する(S8)。
索結果のデータを記録する記録容量が残っていなければ
(S6)、テーブル3に記録されている最古のデータと
この検索結果のデータとを置換する(S7)。そして、
このテーブル3にしたがって、パケットに当該E.16
4アドレスを含むヘッダを追加する(S8)。
【0025】また、データベース5にもこのTCP−I
Pアドレスに対応するE.164アドレスが存在しない
場合には(S5)、端末TEに接続不可の通知を行う
(S9)。
Pアドレスに対応するE.164アドレスが存在しない
場合には(S5)、端末TEに接続不可の通知を行う
(S9)。
【0026】本発明実施例では、テーブル3およびデー
タベース5は、連想記憶メモリにより構成する。このよ
うに連想記憶メモリを用いることにより、高速な検索が
可能になる。ここで、連想記憶メモリとは、メモリの内
容をキーとして検索できるメモリのことであり、ここで
は、TCP−IPアドレスとE.164アドレスをフィ
ールドとして持つエントリの内容を引き出すために、T
CP−IPアドレスをキーとして用いる。
タベース5は、連想記憶メモリにより構成する。このよ
うに連想記憶メモリを用いることにより、高速な検索が
可能になる。ここで、連想記憶メモリとは、メモリの内
容をキーとして検索できるメモリのことであり、ここで
は、TCP−IPアドレスとE.164アドレスをフィ
ールドとして持つエントリの内容を引き出すために、T
CP−IPアドレスをキーとして用いる。
【0027】このようにしてパケットにE.164アド
レスを含むヘッダが追加されると、中継交換機TSで
は、E.164アドレスをヘッダより読出し、所望の宛
先にルーティングを行う。すなわち、中継交換機TSに
よって、E.164アドレスがパケットから読出され、
改めてパケットが所定のタイムスロットに載せ替えられ
ることにより、あらかじめ設定された専用回線を必要と
せず、パケットを受け取った中継交換機TSがその時点
でそのパケットを載せるタイムスロットをその都度決定
することにより、あたかも前述したTCP−IPアーキ
テクチャにより行われるデータ通信のような簡便さで、
リンクバイリンクでデータの転送を行うことができる。
したがって、データの転送の間だけ回線を保持し、転送
が終了すると解放するといったことが可能になる。
レスを含むヘッダが追加されると、中継交換機TSで
は、E.164アドレスをヘッダより読出し、所望の宛
先にルーティングを行う。すなわち、中継交換機TSに
よって、E.164アドレスがパケットから読出され、
改めてパケットが所定のタイムスロットに載せ替えられ
ることにより、あらかじめ設定された専用回線を必要と
せず、パケットを受け取った中継交換機TSがその時点
でそのパケットを載せるタイムスロットをその都度決定
することにより、あたかも前述したTCP−IPアーキ
テクチャにより行われるデータ通信のような簡便さで、
リンクバイリンクでデータの転送を行うことができる。
したがって、データの転送の間だけ回線を保持し、転送
が終了すると解放するといったことが可能になる。
【0028】これにより、高速にリンクを確立すること
ができるとともに、データ転送期間だけ網資源を占有し
他の期間は解放することができる。したがって、ATM
によるデータ転送を比較例とした場合には、ATMで
は、1セルが53バイトで、このうち5バイトがオーバ
ヘッドであったが、本発明実施例ではこのオーバーヘッ
ドを必要としない。また、ゆらぎの問題がなく、セル損
もないため、受信側におけるパケットの組立が容易であ
る。
ができるとともに、データ転送期間だけ網資源を占有し
他の期間は解放することができる。したがって、ATM
によるデータ転送を比較例とした場合には、ATMで
は、1セルが53バイトで、このうち5バイトがオーバ
ヘッドであったが、本発明実施例ではこのオーバーヘッ
ドを必要としない。また、ゆらぎの問題がなく、セル損
もないため、受信側におけるパケットの組立が容易であ
る。
【0029】また、前述したように、データベース5か
ら受け取った検索結果のデータをテーブル3の最古のデ
ータと置換することにより、テーブル3には頻繁に使わ
れるTCP−IPアドレスに対応するE.164アドレ
スのデータが記録されることになり、テーブル3を使用
する上での利便性が向上する。
ら受け取った検索結果のデータをテーブル3の最古のデ
ータと置換することにより、テーブル3には頻繁に使わ
れるTCP−IPアドレスに対応するE.164アドレ
スのデータが記録されることになり、テーブル3を使用
する上での利便性が向上する。
【0030】さらに、データベース5が巨大化する場合
には、TCP−IPアドレスを適当なレベルで階層化し
て上位nビットで複数のデータベースに振り分けること
もできる。
には、TCP−IPアドレスを適当なレベルで階層化し
て上位nビットで複数のデータベースに振り分けること
もできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ通信に用いるTCP−IPアドレスをもとに、S
TMによる中継ネットワークを提供することによって、
単なる専用線としてしか提供できなかったSTM回線を
ダイナミックに提供することができる。これにより、遅
延時間が少なく、かつ、オーバーヘッドの少ない回線交
換網を実現することができる。
データ通信に用いるTCP−IPアドレスをもとに、S
TMによる中継ネットワークを提供することによって、
単なる専用線としてしか提供できなかったSTM回線を
ダイナミックに提供することができる。これにより、遅
延時間が少なく、かつ、オーバーヘッドの少ない回線交
換網を実現することができる。
【図1】本発明実施例の回線交換網の構成を示す図。
【図2】本発明実施例の受信部の動作を示すフローチャ
ート。
ート。
【図3】従来のSTMによる回線交換網の要部構成を示
す図。
す図。
【図4】従来の加入者交換機の要部構成を示す図。
【図5】専用化されたSTMコネクションのイメージを
示す図。
示す図。
1 STM網 2 受信部 3 テーブル 4 送信部 5 データベース 10 No.7共通線信号網 ACM アドレスコントロールメモリ CTR 順次カウンタ DBM データバッファメモリ LS 加入者交換機 TE 端末 TS 中継交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−98918(JP,A) インターフェース Vol.18 N o.9「ISDNの効果的活用技法(下 の1)」(1992−9−1)pp.213− 229[CSNW−1998−00240−009] (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/50
Claims (3)
- 【請求項1】 1以上の端末を収容する複数の加入者交
換機と、この加入者交換機相互間を接続する中継交換機
とを備え、前記加入者交換機および前記中継交換機は、
STM(Synchronous Transfer Mode) 網を介して接続さ
れ、 前記加入者交換機は、前記端末から到来するTCP−I
P(Transmission Control Protocol-Internet Protoco
l) アドレスが書込まれたヘッダを有するパケットを受
信する手段と、このTCP−IPアドレスに対応する前
記STM網内のE.164アドレスが記録されたテーブ
ルと、このテーブルを参照して得られたこのTCP−I
Pアドレスに対応するE.164アドレスが書込まれた
ヘッダを前記ヘッダに追加する手段と、この追加された
ヘッダを参照し当該E.164アドレスで指定される次
の中継交換機または加入者交換機へ行く空タイムスロッ
トで前記パケットを転送する手段とを備えた回線交換網
において、 TCP−IPアドレスに対応するE.164アドレスが
記録されたデータベースを備え、 前記加入者交換機は、前記テーブルに記録のないTCP
アドレスを有するパケットが到来したときには当該TC
P−IPアドレスに対応するE.164アドレスを前記
データベースに問い合わせる手段を備えたことを特徴と
する回線交換網。 - 【請求項2】 前記問い合わせる手段は、前記データベ
ースから到来する問い合わせ結果のデータを前記テーブ
ルに記録する手段を含み、この記録する手段が前記問い
合わせ結果のデータを前記テーブルに記録するとき前記
テーブルに空き容量がないときには前記テーブルに記録
されたデータの中で最も時間が経過しているデータをこ
の問い合わせ結果のデータと置き換える手段を含む請求
項1記載の回線交換網。 - 【請求項3】 前記テーブルおよび前記データベース
は、連想記憶メモリにより構成される請求項1または2
の回線交換網。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34524297A JP3198088B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 回線交換網 |
EP98309458A EP0921705B1 (en) | 1997-12-04 | 1998-11-18 | STM Based circuit-switched network for transferring data |
CA002254811A CA2254811C (en) | 1997-12-04 | 1998-11-18 | Synchronous transfer mode (stm) communication network |
DE69839722T DE69839722D1 (de) | 1997-12-04 | 1998-11-18 | Auf "STM" basiertes Durchschaltvermitteltes Netz zur Übertragung von Daten |
US09/205,612 US6324175B1 (en) | 1997-12-04 | 1998-12-04 | Circuit-switched network |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34524297A JP3198088B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 回線交換網 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11177604A JPH11177604A (ja) | 1999-07-02 |
JP3198088B2 true JP3198088B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=18375272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34524297A Expired - Fee Related JP3198088B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-15 | 回線交換網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198088B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1083768A1 (en) * | 1999-09-08 | 2001-03-14 | TELEFONAKTIEBOLAGET LM ERICSSON (publ) | A method for facilitating data transmission |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34524297A patent/JP3198088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
インターフェース Vol.18 No.9「ISDNの効果的活用技法(下の1)」(1992−9−1)pp.213−229[CSNW−1998−00240−009] |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11177604A (ja) | 1999-07-02 |
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