JP3198060U - 重層型手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】内側手袋部材と外側手袋部材のみの二層としたものであっても、透湿性と防水性を確保し得るようにする重層型手袋を提供する。【解決手段】防水性のない生地11の外面に透湿性と防水性を備えた樹脂膜12をラミネート又はコーティングしてなる1枚物の内装生地で上記樹脂膜12が外面に現れるように成形した内側手袋部材1を、防水性のない材料で成形した外側手袋部材2内に収容して一体化させていることにより、二層構造の簡単な構成であっても透湿性と防水性の両機能を確保し得るようにしている。【選択図】図1

Description

本願考案は、内側手袋部材と外側手袋部材とを有し、且つ透湿性と防水性の両機能を兼備した重層型手袋に関するものである。
透湿性と防水性の両機能を付与し得る手袋として、従来から図5に示すような三層構造の重層型手袋が知られている。図5の重層型手袋は、それぞれ防水性のない(透湿性はある)内側手袋部材Aと外側手袋部材Bとの間に、透湿性と防水性を備えた合成樹脂フイルム製の中間手袋部材Cを介在させた三層構造のものである。尚、図5の重層型手袋は、本件出願人が所有する実用新案登録第3165730号公報(特許文献1)のものである。
図5の重層(三層)型手袋において、内側手袋部材Aには、薄手の布地(防水性はない)が多用されている一方、外側手袋部材Bには、用途に応じて例えば皮革、布、ニット、フリースなどの素材(何れも防水性はない)を選択して使用されているとともに、中間手袋部材Cには、例えばポリウレタンやポリ塩化ビニル等(この他にも使用可能な樹脂材料が多くある)からなる透湿性と防水性を備えた合成樹脂フイルムが採用されている。
実用新案登録第3165730号公報
ところで、従来では、手袋に透湿性と防水性を付与するために、図5に示すような三層構造の重層型手袋が製作されているが、この三層構造の手袋では、内側手袋部材Aと外側手袋部材Bと中間手袋部材Cからなる3つの手袋部材をそれぞれ個別に作成する必要がある。
従って、図5の重層型手袋では、部品点数が多くなる(3つ)ことで、重層型手袋の製作に手間(時間)がかかるとともに、3つの手袋部材A,B,Cを合体させる作業が面倒であった。
又、図5のように三層構造の重層型手袋では、内側手袋部材Aと外側手袋部材Bとの間に単に(非接着状態で)中間手袋部材Cを介在させただけでは、手袋に差し込んだ手を抜くときに、内側手袋部材Aがめくれて手と一緒に出てきてしまう虞れがある。そこで、図5の三層構造のものでは、上記めくれ防止のために、隣接する各パーツ(内側手袋部材Aと中間手袋部材C,及び中間手袋部材Cと外側手袋部材B)同士をそれぞれ接着剤(接着芯D)で熱接着して一体化させるようにしている。
ところが、この三層構造の重層型手袋では、内側手袋部材Aのめくれ防止のために3つのパーツ部分(A,B,C)の隣接する2つの手袋部材(AとC、BとC)同士をそれぞれ接着させる必要がある(接着箇所が2箇所になる)ので、その接着作業が面倒となるという問題もあった。
そこで、本願考案は、上記した公知の三層構造からなる重層型手袋の問題点を改善することを目的としてなされたもので、重層型手袋を内側手袋部材と外側手袋部材のみの二層構造とすることで部品点手数を少なくする一方、そのように二層構造としたものであっても、透湿性と防水性を確保し得るようにした重層型手袋を提供することを目的としてなされたものである。
本願考案は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
本願考案は、例えばオートバイ用手袋やスキー用手袋等として使用されるもので、内部に水が侵入するのを防止するための防水性と内部で湿気が蒸れるのを防止するための透湿性とを兼備した重層型手袋を対象としている。
そして、本願考案の重層型手袋は、防水性のない(透湿性はある)生地の片面に透湿性と防水性を備えた樹脂膜をラミネート又はコーティングしてなる1枚物の内装生地で上記樹脂膜が外面に現れるように成形した内側手袋部材を、防水性のない(透湿性はある)材料で成形した外側手袋部材内に収容して一体化させていることを特徴としている。
内側手袋部材を構成する内装生地は、薄手の生地(例えば布)の片面に透湿性と防水性を備えた樹脂膜をラミネート又はコーティングした一枚物のシートであるが、この内装生地は、樹脂膜部分により透湿性と防水性の両機能を兼備している。尚、本願考案で使用する樹脂膜(透湿性と防水性を有する)の材料としては、例えばポリウレタンやポリ塩化ビニル等が使用可能である。
そして、内側手袋部材は、上記内装生地をその樹脂膜が外面に現れるようにして手袋形状に成形したものである。
外側手袋部材の材料としては、手袋の用途や目的に応じて、例えば皮革、布、ニット、フリースなどの素材を選択的に使用できる。
そして、本願考案の重層型手袋は、上記内側手袋部材を外側手袋部材内に収容して一体化させた二層構造のものであるが、二層構造であっても内側手袋部材の外面にある樹脂膜によって透湿性と防水性の両機能は確保できる。尚、内側手袋部材の外側手袋部材に対するめくれ防止構造としては、内側手袋部材の外面と外側手袋部材2の内面とを接着剤で接着させたものを採用できるが、該接着剤は樹脂膜による透湿性を阻害しない状態で(接着剤を例えば点在状又は網目状に)介在させるとよい。
本願考案の重層型手袋は、生地の片面に透湿性と防水性を備えた樹脂膜をラミネート又はコーティングしてなる1枚物の内装生地で成形した内側手袋部材を外側手袋部材内に収容して一体化させた二層構造のものであるが、このように二層構造のものであっても、内側手袋部材の外面にある樹脂膜で透湿性と防水性の両機能を確保できる。
このように、本願の重層型手袋では、透湿性と防水性の両機能を兼備するのに、上記内側手袋部材と上記外側手袋部材からなる二層構造で達成できるので、従来(図5)の三層構造のものより少ない部材点数(二層構造)でよくなり、従って重層型手袋の構造を簡略化できるとともに、各手袋部材の組立(一体化)が簡単となるという効果がある。
又、本願の重層型手袋では、上記のように二層構造であるので、手袋に差し込んだ手を抜くときに内側手袋部材が外側手袋部材に対してめくれるのを防止するための接着箇所が少なくて済むという効果がある。
本願実施例の重層型手袋(二層構造)を分解した状態の斜視図である。 図1の重層型手袋における内側手袋部材の成形方法説明図である。 図1の重層型手袋の組付状態を示す平面図である。 図3のIV−IV断面図である。 従来の重層型手袋(三層構造)を分解した状態の斜視図である。
図1〜図4を参照して、本願実施例の重層型手袋を説明する。尚、本願実施例の重層型手袋の構成は、上記した「課題を解決するための手段」の項で説明したものと多々重複するが、再度以下に説明する。
本願実施例の重層型手袋Zは、図1に示すように内側手袋部材1を外側手袋部材2内に一体的に収納して構成された二層構造のものである。尚、この実施例の重層型手袋Zでは、内側手袋部材1及び外側手袋部材2には、それぞれ親指・人指し指・中指・薬指・小指の5本の各指袋を有しているが、本願の重層型手袋は、人指し指から小指までの4指部分を連続状態で収容し得るようなミトン型の手袋にも適用可能である。
上記内側手袋部材1は、防水性のない生地(例えば布地)11の片面に透湿性と防水性を備えた樹脂膜12をラミネート又はコーティングしてなる1枚物の内装生地10(図2参照)で上記樹脂膜12が外面に現れるように手袋形状に成形したものである。
この内側手袋部材1は、例えば図2に示すように製作される。この内側手袋部材1を成形すべきシート材としては、薄手の生地(例えば布地)11の片面に上記樹脂膜12をラミネート又はコーティングしてなる1枚物の内装生地10を使用している。樹脂膜12部分は、透湿性と防水性の両機能を有したものであるが、この樹脂膜12の材料としては、例えばポリウレタンやポリ塩化ビニル等が使用可能である。
そして、図2に示す内側手袋部材の成形例では、1枚物の内装生地10を樹脂膜12部分が内面側に対面するように2つ折りし、その2つ折り状態で手袋形状に裁断するとともに、その手袋形状の外周部分(手挿入口部分を除く)を裁断と同時に高周波(符号H)により溶着させる(表裏生地の各内面側にある樹脂膜12部分同士が溶着する)ことで内側手袋部材1′に成形している。尚、図2の状態では、内側手袋部材1′の生地の内面側に樹脂膜12が存在しているが、この内側手袋部材1′を外側手袋部材2内に収容する際には、図2の内側手袋部材1′を裏返しにして、図1に示すように樹脂膜12部分を外面側に露出させておく。
外側手袋部材2の材料としては、手袋の用途や目的に応じて、例えば皮革、布、ニット、フリースなどの素材を選択的に使用できる。
そして、この実施例の重層型手袋Zは、図1の状態から内側手袋部材1を外側手袋部材2内に収容して一体化させ、図3及び図4に示すように両手袋部材1,2で二層構造としたものである。尚、内側手袋部材1の外側手袋部材2に対するめくれ防止構造としては、内側手袋部材1の外面と外側手袋部材2の内面とを接着剤で接着させたものを採用できるが、該接着剤は樹脂膜12による透湿性を阻害しない状態で(接着剤を例えば点在状又は網目状に)介在させるとよい。
この実施例の重層型手袋Zでは、上記のように内側手袋部材1と外側手袋部材2からなる二層構造(図5の中間手袋部材Cが無い)であるが、二層構造であっても内側手袋部材1の外面にある樹脂膜12(図1、図4)によって透湿性と防水性の両機能は確保されている。
従って、この実施例の重層型手袋Zでは、外部からの水が防水性のある樹脂膜12部分で阻止されて内側手袋部材1の内部に侵入することがなく、他方、内側手袋部材1内で蒸れた湿気は透湿性のある樹脂膜12部分を透過して手袋外に放出される。
このように、この実施例の重層型手袋Zでは、透湿性と防水性の両機能を兼備するのに、内側手袋部材1と外側手袋部材2からなる二層構造で達成できるので、従来(図5)の三層構造のものより少ない部材点数(二層構造)でよくなり、従って重層型手袋の構造を簡略化できるとともに、各手袋部材1,2の組立(合体)が簡単となる。
又、この重層型手袋Zでは、上記のように二層構造であるので、手袋に差し込んだ手を抜くときに内側手袋部材1が外側手袋部材2に対してめくれるのを防止するための接着箇所が少なくてよい(内側手袋部材1と外側手袋部材2の間だけでよい)。
1は内側手袋部材、2は外側手袋部材、10は内装生地、11は生地(布地)、12は樹脂膜、Zは重層型手袋である。

Claims (1)

  1. 防水性のない生地(11)の外面に透湿性と防水性を備えた樹脂膜(12)をラミネート又はコーティングしてなる1枚物の内装生地(10)で上記樹脂膜(12)が外面に現れるように成形した内側手袋部材(1)を、防水性のない材料で成形した外側手袋部材(2)内に収容して一体化させていることを特徴とする重層型手袋。
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