JP3198031B2 - ビルドアップ多層配線板の製造方法 - Google Patents

ビルドアップ多層配線板の製造方法

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JP3198031B2 JP11735895A JP11735895A JP3198031B2 JP 3198031 B2 JP3198031 B2 JP 3198031B2 JP 11735895 A JP11735895 A JP 11735895A JP 11735895 A JP11735895 A JP 11735895A JP 3198031 B2 JP3198031 B2 JP 3198031B2
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    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4644Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度配線が可能なビ
ルドアップ(積み上げ)形式の多層配線板の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器では、機能の向上とともに
小型化が進行しており、このために、配線密度の高い多
層プリント配線板が広く採用されている。多層プリント
配線板では、積層状態になった複数の回路パターンが、
通常、貫通スルーホールによって、所定の接続状態にな
っている。最近では、限られた基板面積の中で、より高
密度な配線を実現するために、貫通スルーホールだけで
なく、必要な回路パターン間のみを電気的に接続するた
めのインタースティシャルバイアホール(非貫通スルー
ホール)を用いた多層プリント配線板も増加している。
【0003】このようなインタースティシャルバイアホ
ールを用いた多層プリント配線板では、最外層と内層と
を非貫通スルーホールで電気的に接続するブラインドバ
イアホールを使用することによって、より高密度な配線
を効果的に実現でき、多用されるようになっている。
【0004】ブラインドバイアホールを用いた多層プリ
ント配線板の製造方法は、例えば、特開平4−1687
94号公報に開示されている。この公報に開示された製
造方法では、図(a)に示すように、一対の両面プリ
ント基板31と、これら両面プリント基板31間に配置
された一対のプリプレグ絶縁板35とが使用される。各
両面プリント基板31は、一方の面に銅メッキ等によっ
て構成された導電層33が設けられており、他方の面
に、銅メッキ等によって構成された内層回路パターン3
4が設けられている。そして、導電層33と内層回路パ
ターン34とが、両面プリント基板31に設けられたス
ルーホール32によって電気的に接続されている。この
スルーホール32は、両面プリント基板31に設けられ
た貫通孔31aの内周面を覆った銅メッキ等によって構
成されている。
【0005】一対の両面プリント基板31は、一対のプ
リプレグ絶縁板35を挟んで、内層回路パターン34同
士が対向するように配置される。そして、両面プリント
基板31同士を、多層積層プレス等によって加圧して加
熱することにより、両面プリント基板31間の一対のプ
リプレグ絶縁板35が溶融して、図(b)に示すよう
に、両面プリント基板35同士を接続する絶縁層36が
形成されるとともに、スルーホール32内にも絶縁層3
7が充填された状態になる。
【0006】その後、図(c)に示すように、各両面
プリント基板31とそれらの間の絶縁層36とに貫通孔
38が形成されて、銅メッキ処理されることにより、図
(d)に示すように、貫通孔38内周面、および各両
面プリント基板31表面の導電層33に導電層39が形
成される。そして、各両面プリント基板31表面に積層
された導電層39がパターニングされる。
【0007】しかしながら、最近では、このような製造
方法によって製造される多層プリント配線板よりも、さ
らに高密度配線が可能であって低価格なビルドアップ
(積み上げ)多層プリント配線板が開発されている。こ
のビルドアップ多層プリント配線板の製造方法の一例を
(a)〜(d)に示す。この製造方法では、図
(a)に示すように、両面に内層回路パターン42がそ
れぞれ設けられた両面プリント基板41が準備される。
そして図(b)に示すように、この両面プリント基板
41の両面に、感光性の絶縁インクあるいは感光性のド
ライフィルムによって構成された感光性絶縁層43が全
体にわたって積層される。
【0008】次に、図(c)に示すように、両面プリ
ント基板41上の感光性絶縁層43を露光、現像、およ
び剥離することにより、内層回路パターン42上に積層
された感光性絶縁層43に貫通孔43aを形成する。貫
通孔43aには、内層回路パターン42の表面が露出し
ている。
【0009】このようにして貫通孔43aが形成される
と、図(d)に示すように、感光性絶縁層43上およ
び貫通孔43a内の内層回路パターン42上に銅メッキ
処理されて、外層回路パターン44が形成される。これ
により、外層回路パターン44が内層回路パターン42
と貫通孔43aにて直接接続されたブラインドバイアホ
ール(非貫通スルーホール)45が形成される。
【0010】感光性絶縁層43は、適当なフォトマスク
にて覆った状態で露光して、現像および剥離処理するこ
とにより、直径0.1〜0.15mm程度の小径の貫通
孔43aを形成し得る。また、そのような小径の多数の
貫通孔43aを同時に形成することも可能である。さら
には、加圧する必要がないために多層積層プレス等を使
用する必要もない。その結果、製造されるビルドアップ
多層プリント配線板は、高密度の配線が可能になり、し
かも、製造コストを低減できるために低価格化になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなビルドアップ多層プリント配線板の製造方法では、
(a)に示すように、両面プリント基板42上に積
層された感光性絶縁層43を露光する際に、感光性の絶
縁インクまたは感光性のドライフィルムによって構成さ
れた感光性絶縁層43は、その内部まで十分に光重合反
応を行うことができず、感光性絶縁層43に形成される
貫通孔43aは、内層回路パターン42側になるにつれ
て内径が大きくなったテーパー面を有するアンダーカッ
ト形状に形成されるおそれがある。
【0012】このようなアンダーカット形状の貫通孔4
3aが形成された状態で、感光性絶縁層43表面および
貫通孔43a内の内層回路パターン42表面を銅メッキ
処理して外層回路パターン44を形成すると、図
(b)に示すように、貫通孔43aの内奥部の周縁部に
銅メッキ液が十分に浸入せず、その部分の銅メッキ層が
極端に薄くなる。その結果、薄くなった銅メッキ層部分
が破断するおそれがあり、形成されるブラインドバイア
ホール45は、信頼性に問題がある。
【0013】両面プリント基板41に対して感光性絶縁
層43を全体にわたって薄く積層すると、形成される貫
通孔43aは、内周面の傾斜角度が小さなアンダーカッ
ト形状になり、ブラインドバイアホール45の信頼性は
向上するが、感光性絶縁層43を薄くすることにより、
内層回路パターン42と外層回路パターン44との絶縁
の信頼性が低下する。このために、感光性絶縁層43
は、ある程度以上の厚さが必要になる。
【0014】感光性絶縁層43に替えて、感光性を有さ
ない低価格の印刷用の絶縁インク等の絶縁層を使用すれ
ば、機械加工によって貫通孔が形成される。このため
に、貫通孔がアンダーカット形状になるおそれはない。
しかし、インクのにじみ、機械加工の精度等を考慮する
と、感光性絶縁層を使用する場合のように小径の貫通孔
を高密度に、しかも、高い信頼性で形成することができ
ない。
【0015】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、ブラインドバイアホールを高密度
で、しかも高い信頼性で製造することができるビルドア
ップ多層配線板の製造方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、感光性を有さない印刷用の絶縁インク
等を使用して、信頼性に優れたビルドアップ多層配線板
を製造し得るビルドアップ多層配線板の製造方法を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のビルドアップ多
層配線板の製造方法は、内層回路パターンが表面に設け
られた基板に、その内層回路パターンを覆うように感光
性絶縁層を積層する工程と、感光性絶縁層を露光、現像
および剥離して、内層回路パターン上の感光性絶縁層に
貫通孔を形成する工程と、形成された貫通孔の内周面
を、先端部が半球状に突出したミルにより、感光性絶縁
層表面に至るまで内層回路パターンから離れるにつれて
大きな内径になった円弧状のテーパー面に整形する工程
と、感光性絶縁層上および貫通孔内の内層回路パターン
上に外層回路パターンを積層して、外層回路パターンが
貫通孔を通して内層回路パターンと直接接続されたブラ
インドバイアホールを形成する工程と、を包含すること
を特徴とするものであり、そのことにより上記目的が達
成される。
【0017】本発明のビルドアップ多層配線板の製造方
法は、内層回路パターンが表面に設けられた基板のその
内層回路パターン上の所定位置に、内層回路パターンか
ら離れるにつれて外径が大きくなった円錐台状のブロッ
ク層を、可溶性の感光性インクを塗布して乾燥すること
により、又はドライフィルムを貼り合わせることにより
積層する工程と、そのブロック層および内層回路パター
ンを覆うように基板上に感光性絶縁層を、感光性インク
を塗布して乾燥することにより、又はドライフィルムを
貼り合わせることにより積層する工程と、感光性絶縁層
を露光、現像および剥離して、ブロック層の表面全体が
露出する貫通孔を形成する工程と、その貫通孔を通して
ブロック層を、可溶性インクによって構成されている場
合には溶解させることにより、又はドライフィルムによ
って構成されている場合には剥離することにより除去す
る工程と、感光性絶縁層上および貫通孔内の内層回路パ
ターン上に外層回路パターンを積層して、外層回路パタ
ーンがその貫通孔を通して内層回路パターンと直接接続
されたブラインドバイアホールを形成する工程と、を包
含することを特徴とするものであり、そのことによっ
て、上記目的が達成される。
【0018】
【0019】
【0020】また、本発明のビルドアップ多層配線板の
製造方法は、内層回路パターンが表面に設けられた基板
のその内層回路パターン上の所定位置に、内層回路パタ
ーンから離れるにつれて外径が大きくなった円錐台状の
ブロック層を、可溶性の感光性インクを塗布して乾燥す
ることにより、又はドライフィルムを貼り合わせること
により積層する工程と、そのブロック層および内層回路
パターンを覆うように、基板上に感光性を有さない絶縁
層を、絶縁性インクをコーティング又はスクリーン印刷
により積層する工程と、その絶縁層の表面を、前記ブロ
ック層の表面が露出するまで研磨して除去する工程と、
絶縁層から露出したブロック層を、可溶性インクによっ
て構成されている場合には溶解させることにより、又は
ドライフィルムによって構成されている場合には剥離す
ることにより除去して貫通孔を形成する工程と、絶縁層
上および貫通孔内の内層回路パターン上に外層回路パタ
ーンを積層して、外層回路パターンがその貫通孔を通し
て内層回路パターンと直接接続されたブラインドバイア
ホールを形成する工程と、を包含することを特徴とする
ものであり、そのことによって、上記目的が達成され
る。
【0021】
【作用】本発明のビルドアップ多層配線板の製造方法で
は、感光性絶縁層が基板に積層されて、感光性絶縁層が
露光、現像、および剥離することにより、内層回路パタ
ーン表面が露出する貫通孔が形成されると、貫通孔の内
周面が、先端部が半球状に突出したミルにより、感光性
絶縁層表面に至るまで内層回路パターンから離れるにつ
れて大きな内径になった円弧状のテーパーに整形され
る。従って、貫通孔の内周面がアンダーカット形状にな
るおそれがなく、その後、感光性絶縁層上および貫通孔
内の内層回路パターン上に外層回路パターンが積層され
ても、外層回路パターンは貫通孔の周縁部において薄層
になるおそれがない。
【0022】内層回路パターン上に所定形状のブロック
層を積層して、感光性絶縁層を積層した後に、ブロック
層を除去することによって、アンダーカット形状でない
貫通孔を形成することができ、この場合も、積層される
外層回路パターンが、貫通孔の周縁部において薄層にな
るおそれがない。
【0023】
【0024】
【0025】さらに、感光性の絶縁層に替えて、感光性
を有さない絶縁層を使用する場合には、内層回路パター
ン上にブロック層を積層して、その絶縁層を積層した後
に、絶縁層を研磨除去してブロック層を露出させ、露出
したブロック層を取り除くことにより、アンダーカット
形状でない貫通孔を形成することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0027】図1(a)〜(e)は、それぞれ、本発明
のビルドアップ多層配線板の製造方法の第1実施例にお
ける各製造工程を示す断面図である。本実施例の製造方
法では、図1(a)に示すように、両面に内層回路パタ
ーン12がそれぞれ設けられた両面プリント基板11が
準備される。そして、図1(b)に示すように、この両
面プリント基板11の両面に感光性絶縁層13がそれぞ
れ全体にわたって積層される。各感光性絶縁層13は、
感光性のインクを両面プリント基板11の両面に塗布し
て乾燥させることにより、あるいは、感光性および絶縁
性のドライフィルムを両面プリント基板11の両面に貼
り合わせることにより形成される。
【0028】次に、図1(c)に示すように、両面プリ
ント基板11上の各感光性絶縁層13を、形成すべきブ
ラインドバイアホールの形状および配置に対応するよう
に露光して現像し、不要部分を剥離する。これにより、
各内層回路パターン12上の感光性絶縁層13に、各内
層回路パターン12の表面がそれぞれ露出する貫通孔1
3aがそれぞれ形成される。
【0029】このようにして各貫通孔13aが形成され
ると、図1(d)に示すように、各貫通孔13aの周辺
の感光性絶縁層13部分が、先端部が半球状に突出した
ミル20の先端部によって座ぐり加工される。これによ
り、各貫通孔13aの内周面を構成する感光性絶縁層1
3部分は、各内層回路パターン12から離れるにつれて
内径が大きくなるように傾斜し、しかも、円弧状に窪む
ように湾曲した傾斜面13bになる。
【0030】その後、図1(e)に示すように、各感光
性絶縁層13上および各貫通孔13a内の内層回路パタ
ーン12上に、銅メッキ処理によって、それぞれ外層回
路パターン14を積層する。これにより、各外層回路パ
ターン14と各内層回路パターン12とが、各貫通孔1
3a内にて直接接続された各ブラインドバイアホール
(非貫通スルーホール)15がそれぞれ形成される。こ
のとき、各ブラインドバイアホール15の周縁部の外層
回路パターン14は、感光性絶縁層13の円弧状に窪ん
だ傾斜面13b上に積層されているために、各外層回路
パターン14を形成する銅メッキ層が、その傾斜面l3
bによって薄層になるおそれがなく、従って、その部分
で各外層回路パターン14が破断するおそれがない。
【0031】図(a)〜(f)は、それぞれ、本発明
のビルドアップ多層配線板の製造方法の第実施例にお
ける各製造工程を示す断面図である。本実施例の製造方
法でも、図(a)に示すように、両面に内層回路パタ
ーン12がそれぞれ設けられた両面プリント基板11が
準備される。そして、図(b)に示すように、この両
面プリント基板11の両面に設けられた各内層回路パタ
ーン12上に、ブラインドバイアホールを形成すべき部
分に、形成されるブラインドバイアホールの形状に対応
した倒立円錐台形状のブロック層21がそれぞれ積層さ
れる。各ブロック層21の周面は、内層回路パターン1
2から離れるにつれて外径が大きくなったテーパー状に
なっている。各ブロック層21は、可溶性の感光性イン
クを塗布して乾燥することにより、あるいはドライフィ
ルムを貼り付けることにより、内層回路パターン12上
に積層される。
【0032】各ブロック層21が内層回路パターン12
上に積層されると、図(c)に示すように、両面プリ
ント基板11の両面全体に、各ブロック層21を覆うよ
うに、感光性絶縁層13がそれぞれ積層される。各感光
性絶縁層13は、図1に示す第1実施例と同様に、感光
性のインクを両面プリント基板11の両面にそれぞれ塗
布して乾燥させることにより、あるいは、感光性および
絶縁性のドライフィルムを両面プリント基板11の両面
にそれぞれ貼り合わせることにより、形成される。
【0033】次に、図2(d)に示すように、各感光性
絶縁層13が露光、現爆および剥離されることにより、
各ブロック層21の表面全体にわたって積層された感光
性絶縁層13部分が除去されて、浅い貫通孔13cがそ
れぞれ形成される。各貫通孔13c内には、各ブロック
層21の表面が全体にわたって露出している。
【0034】このようにして、各ブロック層21の表面
が露出する貫通孔13cがそれぞれ形成されると、図2
(e)に示すように、各貫通孔13cからブロック層2
1がそれぞれ取り除かれる。各ブロック層21は、可溶
性インクによって構成されている場合には溶解させるこ
とにより、ドライフィルムによって構成されている場合
には内層回路パターン12から剥離することにより、感
光性絶縁層13からそれぞれ取り除かれる。これによ
り、各感光性絶縁層13には、表面側の浅い貫通孔13
cに連通する第2貫通孔13dが形成される。形成され
た第2貫通孔13dの内周面は、内層回路パターン12
から離れるにつれて内径が大きくなった傾斜面13eに
なっている。
【0035】その後、図(f)に示すように、各感光
性絶縁層13上および各貫通孔13cおよび13d内の
内層回路パターン12上に、銅メッキ処理によって、外
層回路パターン14がそれぞれ積層される。これによ
り、各外層回路パターン14と各内層回路パターン12
とが、貫通孔13cおよび13d内にてそれぞれ直接接
続されたブラインドバイアホール(非貫通スルーホー
ル)15がそれぞれ形成される。
【0036】このとき、各ブラインドバイアホール15
内の周縁部に位置する各外層回路パターン14は、傾斜
面13e上にそれぞれ積層されているために、各外層回
路パ14を形成する導メッキ層が薄くなるおそれがな
い。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】図(a)〜(f)は、それぞれ、本発明
のビルドアップ多層配線板の製造方法の第実施例にお
ける各製造工程を示す断面図である。本実施例の製造方
法では、図(a)および(b)に示すように、両面に
内層回路パターン12がそれぞれ設けられた両面プリン
ト基板11が準備されて、図2に示す前記第2実施例と
同様に、各内層回路パターン12上に、ブラインドバイ
アホールを形成すべき部分に、形成されるブラインドバ
イアホールに対応した形状の倒立円錐台形状のブロック
層21がそれぞれ積層される。各ブロック層21の周面
は、内層回路パターン12から離れるにつれて外径が大
きくなったテーパー状になっている。各ブロック層21
は、可溶性の感光性インクを塗布して乾燥することによ
り、あるいはドライフィルムを貼り付けることにより、
内層回路パターン12上に積層される。
【0048】各ブロック層21がそれぞれ形成される
と、図(c)に示すように、両面プリント基板11の
両面全体に、各ブロック層21を覆うように、印刷用イ
ンク等の感光性を有さない絶縁性インクによって形成さ
れた絶縁層23がそれぞれ積層される。各絶縁層23
は、両面プリント基板11の両面に、絶縁性インクをコ
ーティングまたはスクリーン印刷することにより形成さ
れる。
【0049】次に、図(d)に示すように、各ブロッ
ク層21の表面が露出するまで、絶縁層23の表面がそ
れぞれ研磨されて除去される。そして、各絶縁層23の
表面が、ブロック層21の表面と同一平面内に位置する
まで研磨除去されると、各ブロック層21が各絶縁層2
3からそれぞれ取り除かれて、図(e)に示すよう
に、各絶縁層23に、内層回路パターン12が露出した
貫通孔23aがそれぞれ形成される。各ブロック層21
は、可溶性インクによって構成されている場合には溶解
させることにより、ドライフィルムによって構成されて
いる場合には内層回路パターン12から剥離することに
より、それぞれ取り除かれる。形成された貫通孔23a
の内周面は、各内層回路パターン12から離れるにつれ
て内径の大きくなったテーパー状の傾斜面23cにそれ
ぞれなっている。
【0050】その後、図(f)に示すように、各絶縁
層23上および貫通孔23a内の内層回路パターン12
上に、銅メッキ処理によって、各外層回路パターン14
がそれぞれ積層される。これにより、各外層回路パター
ン14と各内層回路パターン12とが、各貫通孔23a
内にてそれぞれ直接接続されたブラインドバイアホール
(非貫通スルーホール)15が形成される。
【0051】本実施例では、ブラインドバイアホール1
5内の周縁部に位置する各外層回路パターン14は、傾
斜面23c上にそれぞれ積層されているために、各外層
回路パターン14を形成する銅メッキ層が薄くなるおそ
れがない。また、感光性を有さない絶縁層23に対し
て、内層回路パターン12上に可溶性インク等によって
構成されたブロック層21によって、貫通孔23aを精
度よく形成することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明のビルドアップ多層配線板の製造
方法は、このように、感光性絶縁層を使用して、ブライ
ンドバイアホールを高密度で製造することができ、しか
も、外層回路パターンが局部的に薄層になって破断する
おそれがなく、信頼性が著しく向上する。また、感光性
を有さない印刷用の絶縁インク等によって構成された絶
縁層を使用しても、ブラインドバイアホールを高密度で
製造することができ、しかも、外層回路パターンが局部
的に薄層になって破断するおそれがなく、信頼性が著し
く向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、それぞれ、本発明のビルド
アップ多層配線板の第1実施例における製造工程を示す
断面図である。
【図2】(a)〜(e)は、それぞれ、本発明のビルド
アップ多層配線板の第2実施例における製造工程を示す
断面図である。
【図3】(a)〜()は、それぞれ、本発明のビルド
アップ多層配線板の第3実施例における製造工程を示す
断面図である。
【図4】(a)〜()は、それぞれ、従来の多層配線
板の例における製造工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜()は、それぞれ、従来のビルドア
ップ多層配線板の例における製造工程を示す断面図で
ある。
【図6】(a)は、図11(c)に示す工程における不
都合が生じた状態の要部の拡大断面図、(b)は図11
(d)に示す工程における不都合が生じた状態の要部の
拡大断面図である。
【符号の説明】
11 両面プリント基板 12 内層回路パターン 13 感光性絶縁層 13a 貫通孔 14 外層回路パターン 15 ブラインドバイアホール 21 ブロック層 22 導電性ペースト層 23 絶縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−310865(JP,A) 特開 平4−5891(JP,A) 特開 平5−37158(JP,A) 特開 平6−216527(JP,A) 特開 昭61−29195(JP,A) 特開 昭59−207692(JP,A) 特開 昭60−167497(JP,A) 特開 平5−63368(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層回路パターンが表面に設けられた基
    板に、その内層回路パターンを覆うように感光性絶縁層
    を積層する工程と、 感光性絶縁層を露光、現像および剥離して、内層回路パ
    ターン上の感光性絶縁層に貫通孔を形成する工程と、 形成された貫通孔の内周面を、先端部が半球状に突出し
    たミルにより、感光性絶縁層表面に至るまで内層回路パ
    ターンから離れるにつれて大きな内径になった円弧状の
    テーパー面に整形する工程と、 感光性絶縁層上および貫通孔内の内層回路パターン上に
    外層回路パターンを積層して、外層回路パターンが貫通
    孔を通して内層回路パターンと直接接続されたブライン
    ドバイアホールを形成する工程と、 を包含することを特徴とするビルドアップ多層配線板の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 内層回路パターンが表面に設けられた基
    板のその内層回路パターン上の所定位置に、内層回路パ
    ターンから離れるにつれて外径が大きくなった円錐台状
    のブロック層を、可溶性の感光性インクを塗布して乾燥
    することにより、又はドライフィルムを貼り合わせるこ
    とにより積層する工程と、 そのブロック層および内層回路パターンを覆うように基
    板上に感光性絶縁層を、感光性インクを塗布して乾燥す
    ることにより、又はドライフィルムを貼り合わせること
    により積層する工程と、 感光性絶縁層を露光、現像および剥離して、ブロック層
    の表面全体が露出する貫通孔を形成する工程と、 その貫通孔を通してブロック層を、可溶性インクによっ
    て構成されている場合には溶解させることにより、又は
    ドライフィルムによって構成されている場合には剥離す
    ることにより除去する工程と、 感光性絶縁層上および貫通孔内の内層回路パターン上に
    外層回路パターンを積層して、外層回路パターンがその
    貫通孔を通して内層回路パターンと直接接続されたブラ
    インドバイアホールを形成する工程と、 を包含することを特徴とするビルドアップ多層配線板の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 内層回路パターンが表面に設けられた基
    板のその内層回路パターン上の所定位置に、内層回路パ
    ターンから離れるにつれて外径が大きくなった円錐台状
    のブロック層を、可溶性の感光性インクを塗布して乾燥
    することにより、又はドライフィルムを貼り合わせるこ
    とにより積層する工程と、 そのブロック層および内層回路パターンを覆うように、
    基板上に感光性を有さない絶縁層を、絶縁性インクをコ
    ーティング又はスクリーン印刷により積層する工程と、 その絶縁層の表面を、前記ブロック層の表面が露出する
    まで研磨して除去する工程と、 絶縁層から露出したブロック層を、可溶性インクによっ
    て構成されている場合には溶解させることにより、又は
    ドライフィルムによって構成されている場合には剥離す
    ることにより除去して貫通孔を形成する工程と、 絶縁層上および貫通孔内の内層回路パターン上に外層回
    路パターンを積層して、外層回路パターンがその貫通孔
    を通して内層回路パターンと直接接続されたブラインド
    バイアホールを形成する工程と、 を包含することを特徴とするビルドアップ多層配線板の
    製造方法。
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