JP3197688B2 - 溝形鋼の自動積重ね装置 - Google Patents

溝形鋼の自動積重ね装置

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JP3197688B2
JP3197688B2 JP17274093A JP17274093A JP3197688B2 JP 3197688 B2 JP3197688 B2 JP 3197688B2 JP 17274093 A JP17274093 A JP 17274093A JP 17274093 A JP17274093 A JP 17274093A JP 3197688 B2 JP3197688 B2 JP 3197688B2
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辰治 服部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数列の溝形鋼を自動的
に積み重ねるための装置に関するものであって、更に詳
しくは、溝形鋼の積重ね姿勢において下方の両コーナー
部をいずれも溝形鋼単体の角部で構成して、数列の溝形
鋼を自動的に積み重ねられるようにした溝形鋼の自動積
重ね装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】数列の溝形鋼を多段に積み重ねるための
一般的な積重ね構造は、図17に示されるように、相密
着している反転姿勢の数列の溝形鋼Cと、同一状態の正
規姿勢の数列の溝形鋼Cとを交互に積み重ねたものであ
る。この積重ね構造では、数列の溝形鋼Cの積重ね姿勢
において下方のコーナー部の一方に、正規姿勢の溝形鋼
単体の側板部51の先端が位置することになって、多段
に積み重ねられた溝形鋼CをワイヤーロープWで玉掛け
して吊り上げる際に、上記した下方のコーナー部の一方
を構成している正規姿勢の溝形鋼単体の側板部51が損
傷され、その程度が激しい場合には、その溝形鋼Cが不
良品となってしまう欠点がある。
【0003】そこで、上記欠点を解消した溝形鋼の積重
ね構造として、図18に示されるものが知られている。
この積重ね構造は、最下段の反転姿勢の数列の溝形鋼C
のうち相隣接する1組の溝形鋼Cの各側板部51の間に
所定の隙間52を設けて、互いに密着し合っている2段
目の正規姿勢の数列の溝形鋼Cのうち1組の溝形鋼Cの
相密着している各側板部51を前記隙間52に挿入し
て、数列の溝形鋼Cの積重ね姿勢において下方の両コー
ナー部をいずれも溝形鋼単体の角部53で構成したもの
である。この積重ね構造によれば、数列の溝形鋼の積重
ね姿勢において下方の両コーナー部が溝形鋼単体の角部
53で構成されているために、この部分にワイヤーロー
プWが掛けられて荷重が加わっても、溝形鋼Cは全く損
傷されない。以下、前者の積重ね構造を「一般的積重ね
構造」と称し、後者の積重ね構造を「特殊積重ね構造」
と称する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、既存の溝形
鋼の自動積重ね装置の簡単な改良のみによって、「特殊
積重ね構造」による溝形鋼の積重ねを可能にすることを
課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、多数本のチェーンコンベア
を所定の間隔をおいて並列状に配置して長尺の溝形鋼を
搬送するための搬送装置と、数列の溝形鋼を多段に積み
重ねるために該搬送装置の終端部に接続して配設されて
いて、支持台が昇降可能になっている多数台のリフター
装置単体から成るリフター装置と、前記搬送装置を構成
している各チェーンコンベアの間に配置された多数のト
ラバース台から成って、各トラバース台を同期させて矩
形運動を行わせることにより、前記搬送装置の終端部ま
で搬送されてきた数列の溝形鋼を持ち上げて前記リフタ
ー装置の支持台の直上まで搬送させるためのトラバース
装置と、前記搬送装置の終端部まで搬送されてきた数列
の溝形鋼を前記トラバース装置の各トラバース台により
持ち上げた後に、前記リフター装置の直上まで水平移動
させる際に、先頭の溝形鋼を当接させて数列の溝形鋼の
前進端を定めるための第1ストッパー部材と、前記リフ
ター装置の両側方に回動可能に配置された一対の支持レ
バーから成って、前記トラバース装置により持ち上げら
れて、その支持台の直上まで搬送されてきた数列の溝形
鋼の両端部を支持して移載するための両端支持装置と、
前記トラバース装置の各トラバース台が前進端で、しか
も下降端に位置している状態で後退する際に、両端部が
前記両端支持装置の各支持レバーで支持されていて、中
央部が大きく撓んで1ないし数台のトラバース台で支持
されている溝形鋼を当接させて、該溝形鋼が後方に引き
ずられるのを防止するために前記リフター装置の後方に
配設された第2ストッパー部材と、前記搬送装置の終端
部まで搬送されてきた数列の溝形鋼をマグネット板を備
えた反転アームにより吸着反転させて、前記リフター装
置の各支持台に反転姿勢で積み重ねるための反転装置
と、を備えていて、前記搬送装置の終端部まで搬送され
てきた数列の溝形鋼を前記トラバース装置の各トラバー
ス台により持ち上げた後に、前記リフター装置の支持台
の直上まで水平移動させて、該数列の溝形鋼の両端部を
前記両端支持装置の各支持レバーに支持させて移載し、
この状態で各支持レバーを順次側方に回動させてその支
持を外すことにより、数列の溝形鋼の端部を順次落下さ
せて、前記リフター装置の各支持台の上に該数列の溝形
鋼を正規の姿勢で積み重ねる操作と、前記反転装置によ
り数列の溝形鋼を反転させて、リフター装置の各支持台
に該数列の溝形鋼を反転姿勢で積み重ねる操作とを交互
に繰り返して溝形鋼を自動的に積み重ねる構成の溝形鋼
の自動積重ね装置において、前記第2ストッパー部材と
同一機能を果たす第3ストッパー部材を該第2ストッパ
ー部材の前方に対して侵入・退避可能にして配設すると
共に、前記第1ストッパー部材を前後方向に沿った2つ
の異なる位置で選択的に固定可能にして、前記第3スト
ッパー部材を前記第2ストッパー部材の前方に侵入させ
ると共に、前記第1ストッパー部材を前方位置に固定す
ることにより、最下段の反転姿勢の数列の溝形鋼のうち
相隣接する1組の溝形鋼の各側板部の間に所定の隙間を
設けて、互いに密着し合っている2段目の正規の姿勢の
数列の溝形鋼のうち相隣接する1組の溝形鋼の相密着し
ている各側板部を前記隙間に挿入して積み重ねられるよ
うに構成したことである。
【0006】
【発明の作用】「特殊積重ね構造」によって溝形鋼を積
み重ねる場合には、第3ストッパー部材を第2ストッパ
ー部材の前方に侵入させると共に、第1ストッパー部材
を前方位置に固定して行う。まず、搬送装置の終端部に
は、当該部分に設けられた位置決めストッパーによっ
て、数列の溝形鋼のうち相隣接する1組の溝形鋼の各側
板部の間に所定の隙間が設けられた状態で待機してお
り、この状態の数列の溝形鋼を反転装置の反転アームに
より吸着反転させて、最下段の数列の溝形鋼を各支持台
に載置させる。次に、搬送装置の終端部まで搬送されて
きて相密着している数列の溝形鋼をトラバース装置の各
トラバース台により持ち上げた後に前進させると、先頭
の溝形鋼が第1ストッパー部材に当接して数列の溝形鋼
の前進端位置が定められて、該数列の溝形鋼の両端部が
両端支持装置の各支持レバーに支持して移載され、この
状態で各支持レバーを順次側方に回動させて、その支持
を外すことにより、数列の溝形鋼の端部を順次落下させ
ると、互いに密着し合っている2段目の正規姿勢の数列
の溝形鋼のうち相隣接する1組の溝形鋼の相密着してい
る各側板部が、最下段の数列の溝形鋼の間に設けられた
前記隙間に挿入されて積み重ねられる。数列の溝形鋼が
両端支持装置の各支持レバーに移載されて、この支持レ
バーを側方に回動させる前においては、数列の溝形鋼の
中央部は大きく撓んで、中央部の1ないし数台のトラバ
ース台に支持されており、この状態で各トラバースを後
退させると、中央部の1ないし数台のトラバース台に支
持されている数列の溝形鋼は、トラバース台と一緒に後
方に引きずられようとするが、前記第3ストッパー部材
に当接して、これが防止される。第3段目以後は、反転
装置により数列の溝形鋼を反転姿勢で積み重ねる際にお
いて、該数列の溝形鋼は互いに密着させて行うと共に、
正規姿勢で積み重ねる場合には、上記と同様にして行
う。これによって、数列の溝形鋼の積重ね姿勢において
下方の両コーナー部はいずれも溝形鋼単体の角部で構成
されると共に、最下段を除いて、溝形鋼の積重ね姿勢に
おいて奥方の側面に正規の姿勢の溝形鋼の側板部が露出
する構造となる。一方、「一般的積重ね構造」によって
溝形鋼を積み重ねる場合には、第3ストッパー部材を第
2ストッパー部材の前方から退避させると共に、第1ス
トッパー部材を後方位置に固定して行う。これにより、
トラバース装置によって搬送される正規姿勢の数列の溝
形鋼の前進端位置が上記よりも後方に変更されて、溝形
鋼の積重ね姿勢において手前側の側面に正規の姿勢の溝
形鋼の側板部が露出する構造となる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。図1は、本発明に係る溝形鋼の自動積重ね装
置の概略平面図であり、図2は、同じく主要部のみを示
す概略正面図であり、図3は、トラバース装置Bの部分
の側面図である。最初に図1ないし図3を参照して、本
装置の概略構成について説明する。なお、以下の記述に
おいて「前後方向」は、溝形鋼Cの搬送方向を基準にし
て定める。溝形鋼Cを搬送するための搬送装置Aは、多
数の第1チェーンコンベア1を所定の間隔をおいて並列
状に配置した部分と、同じく多数の第2チェーンコンベ
ア2を所定の間隔をおいて並列状に配置した部分とが接
続された構成であって、長尺状の溝形鋼を第1チェーン
コンベア1の終端部まで搬送するものである。多数の第
1チェーンコンベア1は、共通のライン駆動軸3により
同期して駆動され、多数の第2チェーンコンベア2は、
別の共通のライン駆動軸(図示せず)により同期して駆
動される。トラバース装置Bは、前記搬送装置Aの終端
部まで搬送されてきた数列の溝形鋼を後述のリフター装
置Dを構成している各支持台17の直上まで搬送するた
めの装置であって、多数のトラバース台5により構成さ
れ、多数の第2チェーンコンベア2の間にそれぞれ該ト
ラバース台5が配置され、各トラバース台5は、同一の
駆動源により互いに同期して近似矩形運動を行う。即
ち、図3に示されるように、トラバース台5は、支持ケ
ース6に前後方向に移動可能に支持されていて、支持ケ
ース6の下面の前後に取付けられた各ブラケット7a,
7bと、各クランクレバー8a,8bとが枢着され、各
クランクレバー8a,8bは連結ロッド9で連結され、
クランクレバー8aは、各トラバース台5に共通のライ
ン駆動軸11に支持され、このライン駆動軸11の回動
によって支持ケース6の全体を昇降させる。また、支持
ケース6に支持されているトラバース台5の下面に取付
けられたブラケット12と、各トラバース台5に共通の
ライン駆動軸13に一体に取付けられたレバー14と
は、ナックル15を介して連結されていて、ライン駆動
軸13の回転によって支持ケース6に対してトラバース
台5を前後動させる。
【0008】前記搬送装置Aの前方には、リフター装置
Dが配設されている。このリフター装置Dは、多数のリ
フター装置単体16で構成されて、各リフター装置単体
16には、支持台17が昇降可能に設けられ、各支持台
17の上面に溝形鋼が積み重ねられる。リフター装置D
を構成している各支持台17は、ライン駆動軸18の回
転によってラック・ピニオン機構(図示せず)を介して
互いに同期して昇降するように構成されている。また、
このリフター装置Dの両側方であって、しかもその上方
に位置する部分には、前記トラバース装置Bの近似矩形
運動によって上昇端であって、しかも前進端の位置まで
搬送されてきた溝形鋼の両端部を支持するための両端支
持装置Eが配置されている。この両端支持装置Eは、一
対の支持レバー19で構成されて、一方の支持レバー1
9は、前記リフター装置Dの上方に設けられている門形
の架台21の下面に取付けられ、他方の支持レバー19
は、この架台21の梁部21aに移動可能に支持されて
いる可動体22の下面に取付けられている。いずれの支
持レバー19も同一構造であって、図4及び図5に示さ
れるように、その上端部が、支持軸23を介して架台2
1の梁部21a或いは可動体22に回動可能に支持さ
れ、その背面に取付けられたブラケット24とシリンダ
25のロッド25aとがピン26を介して連結されてい
る。この支持軸23の軸心は、溝形鋼Cの搬入方向に沿
っているため、前記リフター装置Dを基準にすると、各
支持レバー19は、前記シリンダ25のロッド25aを
引っ込めることによりリフター装置Dに対して側方に回
動する。また、支持レバー19の前面には、その支持部
19aで支持されている溝形鋼を上方から押え付けるた
めの押え具27が昇降可能に装着されている。即ち、こ
の押え具27は、2本のガイドロッド28の案内により
水平を維持して昇降シリンダ29の作用により支持レバ
ー19の支持部19aに対して昇降する。なお、一方の
支持レバー19が可動体22に取付けられているのは、
溝形鋼Cの長さに応じて該可動体22を架台21の梁部
21aを移動させることにより、長さの異なる溝形鋼の
積み重ねを可能にするためである。
【0009】また、図1及び図11にそれぞれ示される
ように、搬送装置Aを構成している各第1チェーンコン
ベア1の間であって、しかもリフター装置Dを構成して
いる各リフター装置単体16の直後の部分には、それぞ
れマグネット板30を備えた反転アーム31が配置さ
れ、この反転アーム31の一端部は反転軸32に取付け
られている。各反転軸32の下方には、ライン駆動軸3
3が配置されて、このライン駆動軸33と各反転軸32
とが歯車を介して連結され、ライン駆動軸33の回転に
より各反転アーム31が一斉に反転可能になっている。
反転装置Fは、このマグネット板30を備えた多数の反
転アーム31により構成され、搬送装置Aにより第1チ
ェーンコンベア1の終端部まで搬送されていた溝形鋼C
をマグネット板30に吸着させた状態で反転させて、リ
フター装置Dの各支持台17に反転姿勢で積み重ねるも
のである。
【0010】また、図2及び図12にそれぞれ示される
ように、各支持台17の上昇端位置よりも上方の部分に
は、複数の第1ストッパー部材34が配置されている。
即ち、一つの第1ストッパー部材34は、前記可動体2
2の下面に吊り下げられた取付板35の下端部に取付け
られており、残りの第1ストッパー部材34は、架台2
1の梁部21aに吊り下げられた取付板35の下端部に
取付けられている。この第1ストッパー部材34は、前
記搬送装置Aの終端部まで搬送されてきた数列の溝形鋼
Cを前記トラバース装置Bの各トラバース台5により上
昇端まで持ち上げた後に、前記リフター装置Dの直上ま
で水平移動(前進)させる際において、先頭の溝形鋼C
を当接させて数列の溝形鋼Cの前進端位置を定めるため
のストッパー部材である。前記取付板35の下端部にガ
イド筒36が一体に取付けられて、このガイド筒36内
に円筒状の前記第1ストッパー部材34が前後方向に摺
動可能に嵌合され、該ガイド筒36の後端面に装着され
た進退用シリンダ37のロッド37aに前記第1ストッ
パー部材34が連結され、該進退用シリンダ37のロッ
ド37aの出入りにより、第1ストッパー部材34は、
ガイド筒36内において前後方向に摺動するようになっ
ている。この進退用シリンダ37のロッド37aの突出
端、及び引込み端が、それぞれ第1ストッパー部材34
の後方位置、及び前方位置となる。数列の溝形鋼を「特
殊積重ね構造」及び「一般的積重ね構造」により積み重
ねる場合には、それぞれ第1ストッパー部材34を後方
位置、及び前方位置に位置させて行う。
【0011】また、図1及び図16に示されるように、
各リフター装置単体16の間には、それぞれ第2ストッ
パー部材39が配置されている。この第2ストッパー部
材39は、所定の高さを有していて、前記トラバース装
置Bの各トラバース台5が前進端で、しかも下降端に位
置している状態で下降する際に、両端部が前記両端支持
装置Eの一対の支持レバー19で支持されていて、中央
部が大きく撓んで1ないし数台のトラバース台5で支持
されている溝形鋼Cを当接させて、この溝形鋼Cが後方
(手前側)に引きずられるのを防止すると同時に、支持
台17の上に多段に積み重ねられた溝形鋼Cを手前側に
おいてガイドするためのストッパー部材である。
【0012】また、図1及び図12に示されるように、
平面視において右側の2本の第2ストッパー部材39の
間と、右側から起算して2番目の第2ストッパー部材3
9の左側方との2箇所には、該第2ストッパー部材39
と同一機能を果たす第3ストッパー部材41が配設され
ている。即ち、図12に詳細に示されているように、架
台42の前端部に固定されたL字形のアーム43の先端
でしかも上端に相当する部分に、逆L字形をした第3ス
トッパー部材41がピン44を介して回動可能に支承さ
れ、前記架台42に後端部が回動可能に支承された回動
用シリンダ45のロッド45aの先端部と前記第3スト
ッパー部材41の上端部とがピン46を介して連結さ
れ、回動用シリンダ45のロッド45aの出入りによっ
て、第3ストッパー部材41はピン44の部分を中心に
回動して、前記第2ストッパー部材39の前方に対して
侵入したり、これから退避したりするように構成されて
いる。第3ストッパー部材41が第2ストッパー部材3
9の前方に侵入した使用状態においては、そのストッパ
ー面41aは、下降端に位置している数列の溝形鋼Cの
側方に垂直になって位置している。なお、この第3スト
ッパー部材41の配設箇所は、積重ね頻度の高い溝形鋼
Cの長さとの関係において相対的に定められるものであ
って、その箇所は、上記したものに限られない。
【0013】最初に「特殊積重ね構造」によって数列の
溝形鋼Cを多段に積み重ねる場合について説明する。こ
の場合には、進退用シリンダ37のロッド37aを引っ
込めて、第1ストッパー部材34を前方位置(進退用シ
リンダ37のロッド37aの動きを基準にすると、該ロ
ッド37aの引込み端位置)に位置させておく。また、
反転装置Fによって、3列の溝形鋼Cを反転姿勢で支持
台17に載せたり、積み重ねたりする場合には、回動用
シリンダ45のロッド45aを引っ込めて、第3ストッ
パー部材41を第2ストッパー部材39の前方に対して
退避させ、これにより反転アーム31の回転時における
該反転アーム31と第3ストッパー部材41との干渉を
避けると共に、3列の溝形鋼Cを上方から落下させて正
規の姿勢で積み重ねる場合には、回動用シリンダ45の
ロッド45aを突出させて、第3ストッパー部材41を
第2ストッパー部材39の前方に侵入させる。従って、
各段毎に、第2ストッパー部材39の前方に対して第3
ストッパー部材41を侵入させたり、退避させたりする
ことになる。そして、図11において、搬送装置Aを構
成している第1及び第2の各チェーンコンベア1,2に
よって長尺の数列の溝形鋼Cは1本ずつ前方に搬送され
て、先頭の溝形鋼Cが第2チェーンコンベア2の終端部
に配置された第1位置決めストッパー47に当接して停
止すると、第2チェーンコンベア2の搬送部に対して下
方に引っ込んでいた第2位置決めストッパー48が上方
に突出して、後続の2番目の溝形鋼Cは、この第2位置
決めストッパー48に当接して停止し、更に第3番目の
溝形鋼Cは2番目の溝形鋼Cに当接して停止する。これ
により、先頭と2番目の各溝形鋼Cの間に所定の隙間が
形成される。その後に、ライン駆動軸33により各反転
アーム31を、1点鎖線から実線で示される状態となる
ように設定角度だけ回転させると、上記したように先頭
と2番目の各溝形鋼Cの間に所定の隙間が形成された状
態で並べられている3列の溝形鋼Cがマグネット板30
により吸着されて、同図で2点鎖線で示されるように反
転され、この状態でマグネット板30の吸着力を解除す
ると、反転姿勢の3列の溝形鋼Cはそのまま落下して、
各支持台17に載置される。なお、図11ないし図14
において、各反転アーム31を反転させるためのライン
駆動軸33と、第2チェーンコンベア2が掛装されてい
るスプロケット2aとの軸心は一致しているが、この第
2チェーンコンベア2は、図示しない別のライン駆動軸
によって駆動される。
【0014】次に、図12に示されるように、第2チェ
ーンコンベア2の搬送部に対して突出していた第2位置
決めストッパー48を引っ込めて、先頭の溝形鋼Cを第
1位置決めストッパー47に当接させた後に、後続の2
本の溝形鋼Cを先頭、及び2番目の各溝形鋼Cに順次当
接させて、並列状に配置させる。その後にライン駆動軸
11が設定角度だけ回転して、トラバース台5を支持し
ている支持ケース6が設定量だけ上昇されて、図12で
1点鎖線で示されるように、3列の溝形鋼Cを支持して
いる多数のトラバース台5が上昇端に達する。次に、ラ
イン駆動軸13が設定角度だけ回転して、図12で2点
鎖線で示されるように、停止している支持ケース6に対
してトラバース台5が水平方向に沿って移動して前進端
に達する。このようにして、トラバース台5が上昇端に
おいて前進して前進端に近づくと、トラバース台5に載
せられている3列の溝形鋼Cのうち先頭の溝形鋼Cが第
1ストッパー部材34に当接して、3列の溝形鋼Cの前
進が阻止された状態で、トラバース台5のみが所定量だ
け前進して停止する。この第1ストッパー部材34の作
用によって、溝形鋼Cの上昇端位置における前進端位置
が定められる。この状態においては、図4、図5及び図
12でいずれも2点鎖線で示されているように、3列の
溝形鋼Cの両端部は、両端支持装置Eを構成している一
対の支持レバー19の支持部19aと押え具27との間
に入り込んでいる。そして、この状態で、ライン駆動軸
11を上記と逆方向に設定角度だけ回転させると、図1
2で3点鎖線で示されるように、3列の溝形鋼Cを支持
している多数のトラバース台5は互いに同期して下降し
て、その下降端に達する。このようにして、各トラバー
ス台5が下降端に達する途中において、3列の溝形鋼C
の両端部は前記一対の支持レバー19に支持されること
により、この一対の支持レバー19に移載され、各トラ
バース台5が下降端に達した後に、シリンダ25を作動
させて前記押え具27を下降させて、一対の支持レバー
19で両端部を支持されている3列の溝形鋼Cの両端部
の上面に押え付ける。
【0015】溝形鋼Cは長尺状であるために、上記した
ようにして多数のトラバース台5から一対の支持レバー
19に3列の溝形鋼Cを移載させながら、各トラバース
台5を下降させると、両端支持状態の溝形鋼Cは自重に
よってその中央部が大きく撓む(図6及び図7参照)。
そして、各トラバース台5が下降端に達した状態におい
ても、図7に示されるように、溝形鋼Cの中央の最も撓
み量の大きい部分は、中央部の1ないし複数のトラバー
ス台5に支持されている。各トラバース台5が前進端で
あって、しかも下降端に位置している状態において、ラ
イン駆動軸13を設定角度だけ回転させて、各トラバー
ス台5を後退させると、溝形鋼Cの最大撓み部は、中央
部に配置された1ないし複数のトラバース台5によって
支持されているために、溝形鋼Cはトラバース台5の後
退方向に引きずられてしまうが、前進端であって、しか
も下降端に位置している3列の溝形鋼Cの側方(溝形鋼
Cの搬送方向を基準にするとその後方)に複数の第3ス
トッパー部材41が第2ストッパー部材39の前方に侵
入した状態となって配置されており、トラバース台5の
後退時において、この第3ストッパー部材41によって
3列の溝形鋼Cがトラバース台5の後退方向に引きずら
れることはない。各トラバース台5が後退端に達する
と、図8に示されるように、溝形鋼Cは、その両端部を
一対の支持レバー19で支持された状態で、その中央の
最大撓み部のみが多数の支持台17に反転姿勢で載置さ
れている最下段の溝形鋼Cに部分的に重ねられる。この
状態で、一方の支持レバー19の押え具27を上昇させ
て、シリンダ25によって該一方の支持レバー19を側
方に回動させると、図9に示されるように、溝形鋼Cの
一端部の支持が外されて直下の溝形鋼Cに部分的に重ね
られる。このようにして、数列の溝形鋼Cの一端部の支
持を外す際には、その他端部は、前記押え具27によっ
て支持レバー19の支持部19aに押え付けられてい
て、他端部が支持されている数列の溝形鋼Cが前後方向
に位置ずれすることはないので、数列の溝形鋼Cの一端
部の支持を外すと、そのままの状態で直下の反転姿勢と
なっている最下段の溝形鋼Cに部分的に重ねられる。そ
の後に、全く同様にして、他方の支持レバー19に支持
されている3列の溝形鋼Cの他端部を押え付けている押
え具27を上昇させて、該他方の支持レバー19を側方
に回動させると、図10に示されるように、溝形鋼Cの
他端部の支持も外されて、この溝形鋼Cの全体が、直下
の各支持台17に載置されている反転姿勢の最下段の溝
形鋼Cに積み重ねられる。そして、このようにして最下
段の反転姿勢の溝形鋼Cに正規姿勢の2段目の溝形鋼C
が積み重ねられた状態では、図12に示されるように、
最下段の反転姿勢の3列の溝形鋼Cのうち相隣接する1
組の溝形鋼Cの各側板部51の間には所定の隙間52が
設けられていて、互いに密着し合っている2段目の正規
姿勢の3列の溝形鋼Cのうち1組の溝形鋼Cの相密着し
ている各側板部51が前記隙間52に挿入されて、3列
の溝形鋼Cの積重ね姿勢において下方のコーナー部は、
いずれも溝形鋼単体の角部53で構成されることにな
る。
【0016】次に、図13に示されるように、上述した
2段目となる3列の溝形鋼Cを配置した場合と全く同様
にして、先頭の溝形鋼Cを第1位置決めストッパー47
に当接させた後に、後続の2本の溝形鋼Cを先頭、及び
2番目の各溝形鋼Cに順次当接させて、並列状に配置さ
せる。その後に、最下段となる3列の溝形鋼Cを各支持
台17に載置したと同様にして、互いに密着している3
列の溝形鋼Cをマグネット板30により吸着して、ライ
ン駆動軸33により各反転アーム31を設定角度だけ回
転させて、マグネット板30の吸着力を解除することに
より、正規姿勢の2段目の3列の溝形鋼Cの上に、反転
姿勢の3列の溝形鋼Cを載置して積み重ねる。最下段と
3段目では、3列の溝形鋼Cの右端の位置は一致してい
るが、その左端の位置は、溝形鋼Cの間に形成された隙
間52の分だけずれている。次に、トラバース装置Bに
よって、2段目の3列の溝形鋼Cを正規姿勢で積み重ね
たのと全く同様にして、図14に示されるように、反転
姿勢の3段目の3列の溝形鋼Cの上に、正規姿勢の3列
の溝形鋼Cを積み重ねる。2段目と4段目とでは、3列
の溝形鋼Cの右端、及び左端の位置は、いずれも一致し
ている。以後、全く同様にして、反転装置Fとトラバー
ス装置Bとを交互に使用して、反転姿勢の3列の溝形鋼
Cと、正規姿勢の3列の溝形鋼Cとを交互に積み重ね
て、ワイヤーロープWで結束すると、図18に示される
ような鋼材結束物となって、この鋼材結束物の下方のコ
ーナー部は、いずれも溝形鋼単体の角部53で構成され
て、この鋼材結束物を吊り上げて運搬する際に、下方の
コーナー部を構成している溝形鋼CがワイヤーロープW
により損傷されることがあっても、その損傷部は、溝形
鋼Cの角部53であるために、これが不良品となること
はない。
【0017】次に、「一般的積重ね構造」によって数列
の溝形鋼Cを多段に積み重ねる場合について説明する。
この場合には、図16に示されるように、回動用シリン
ダ45のロッド45aを引っ込めて、第3ストッパー部
材41を第2ストッパー部材39の前方に対して退避さ
せると共に、進退用シリンダ37のロッド37aを突出
させて、第1ストッパー部材34を後方位置(進退用シ
リンダ37のロッド37aの動きを基準にすると、該ロ
ッド37aの突出端位置)に位置させておく。まず、図
15に示されるように、第2位置決めストッパー48を
第2チェーンコンベア2の搬送部から引っ込めておい
て、搬送装置Aの第1位置決めストッパー47に先頭の
溝形鋼Cを当接させ、後続の2本の溝形鋼Cを順次直前
の溝形鋼Cに当接させて、3列の溝形鋼Cを互いに当接
させた状態で並列に配置し、この3列の溝形鋼Cを反転
装置Fによって反転させて、各支持台17に載置させ
る。その後に、トラバース装置Bを使用して、各支持台
17に反転姿勢で載置されている3列の溝形鋼Cの上に
正規姿勢の3列の溝形鋼Cを重ねるのであり、そ基本的
な作動は、上記した「特殊積重ね構造」の場合と同様で
あるが、下記の2点のみが上記と異なる。即ち、各トラ
バース台5が上昇端に達した後に前進する際に、これに
支持されている3列の溝形鋼Cが第1ストッパー部材3
4に当接して、その前進端位置が定められるのである
が、その前進端位置が上記した場合よりも後方であると
共に、各トラバース台5が前進端であって、しかも下降
端に位置している状態において各トラバース台5が後退
する際に、中央部の1ないし複数のトラバース台5に中
央の最大撓み部が支持されている3列の溝形鋼Cが後方
に引きずられてしまうが、この3列の溝形鋼Cは第2ス
トッパー部材39に当接して、上記事態が防止されるよ
うになっている。そして、最下段の反転姿勢の3列の溝
形鋼Cの上に、正規姿勢の3列の溝形鋼Cを落下させて
積み重ねるのである。以後、反転装置Fの操作と、トラ
バース装置Bの操作とを反復させて、反転姿勢の3列の
溝形鋼Cと、正規姿勢の3列の溝形鋼Cとを交互に積み
重ねる。このようにして、積み重ねた場合において、そ
の右端に露出している溝形鋼Cの側板部51は、正規姿
勢のものであるが、上記した「特殊積重ね構造」におい
ては、この側板部51が反転姿勢のものである点におい
て異なる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、トラバース装置の各トラバー
ス台が前進端で、しかも下降端に位置している状態で後
退する際に、両端部が両端支持装置の各支持レバーで支
持されていて、中央部が大きく撓んで1ないし数台のト
ラバース台で支持されている溝形鋼を当接させて、該溝
形鋼が後方に引きずられるのを防止するためにリフター
装置の後方に配設された第2ストッパー部材と同一機能
を果たす第3ストッパー部材を該第2ストッパー部材の
前方に対して侵入・退避可能にして配設すると共に、搬
送装置の終端部まで搬送されてきた数列の溝形鋼をトラ
バース装置の各トラバース台により持ち上げた後に、リ
フター装置の直上まで水平移動させる際に、先頭の溝形
鋼を当接させて数列の溝形鋼の前進端を定めるための第
1ストッパー部材を前後方向に沿った2つの異なる位置
で選択的に固定可能にして、前記第3ストッパー部材を
前記第2ストッパー部材の前方に侵入させ、かつ前記第
1ストッパー部材を前方位置に固定することにより、最
下段の反転姿勢の数列の溝形鋼のうち相隣接する1組の
溝形鋼の各側板部の間に所定の隙間を設けて、互いに密
着し合っている2段目の正規の姿勢の数列の溝形鋼のう
ち相隣接する1組の溝形鋼の相密着している各側板部を
前記隙間に挿入して積み重ねられるので、溝形鋼の積重
ね姿勢において下方の両コーナー部をいずれも溝形鋼単
体の角部で構成する「特殊積重ね構造」による溝形鋼の
自動積重ねが可能であると同時に、前記第3ストッパー
部材を第2ストッパー部材の前方に対して退避させ、か
つ前記第1ストッパー部材を後方位置に固定することに
より、「一般的積重ね構造」による溝形鋼の自動積重ね
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溝形鋼の自動積重ね装置の概略平
面図である。
【図2】同じく主要部のみを示す概略正面図である。
【図3】トラバース装置Bの側面図である。
【図4】両端支持装置Eの一方の支持レバー19の部分
の正面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】トラバース台5の上昇端位置において両端支持
装置Eにより溝形鋼Cの両端部を支持している状態の作
用説明図である。
【図7】トラバース台5の下降端位置において両端支持
装置Eにより溝形鋼Cの両端部を支持している状態の作
用説明図である。
【図8】トラバース台5が後退した場合において両端支
持装置Eにより溝形鋼Cの両端部を支持している状態の
作用説明図である。
【図9】両端支持装置Eで両端を支持されている溝形鋼
Cの一方の支持を外した状態の作用説明図である。
【図10】両端支持装置Eで両端を支持されている溝形
鋼Cの両端の支持を外して、支持台17に溝形鋼Cを積
み重ねた状態の作用説明図である。
【図11】「特殊積重ね構造」によって最下段の数列の
溝形鋼Cを反転姿勢で各支持台17に載置する作用を示
す説明図である。
【図12】「特殊積重ね構造」によって2段目に数列の
溝形鋼Cを正規姿勢で積み重ねる作用を示す説明図であ
る。
【図13】「特殊積重ね構造」によって3段目の数列の
溝形鋼Cを反転姿勢で積み重ねる作用を示す説明図であ
る。
【図14】「特殊積重ね構造」によって4段目に数列の
溝形鋼Cを正規姿勢で積み重ねる作用を示す説明図であ
る。
【図15】「一般的積重ね構造」によって最下段の数列
の溝形鋼Cを反転姿勢で各支持台17に載置する作用を
示す説明図である。
【図16】「一般的積重ね構造」によって2段目に数列
の溝形鋼Cを正規姿勢で積み重ねる作用を示す説明図で
ある。
【図17】「一般的積重ね構造」を示す模式図である。
【図18】「特殊積重ね構造」を示す模式図である。
【符号の説明】
A:搬送装置 B:トラバース装置 C:溝形鋼 D:リフター装置 E:両端支持装置 F:反転装置 1:第1チェーンコンベア 2:第2チェーンコンベア 5:トラバース台 16:リフター装置単体 17:支持台 19:支持レバー 30:マグネット板 31:反転アーム 34:第1ストッパー部材 36:ガイド筒 37:進退用シリンダ 39:第2ストッパー部材 41:第3ストッパー部材 51:溝形鋼の側板部 52:反転姿勢の最下段の溝形鋼の間に設けられた隙間 53:溝形鋼の角部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本のチェーンコンベアを所定の間隔
    をおいて並列状に配置して長尺の溝形鋼を搬送するため
    の搬送装置と、 数列の溝形鋼を多段に積み重ねるために該搬送装置の終
    端部に接続して配設されていて、支持台が昇降可能にな
    っている多数台のリフター装置単体から成るリフター装
    置と、 前記搬送装置を構成している各チェーンコンベアの間に
    配置された多数のトラバース台から成って、各トラバー
    ス台を同期させて矩形運動を行わせることにより、前記
    搬送装置の終端部まで搬送されてきた数列の溝形鋼を持
    ち上げて前記リフター装置の支持台の直上まで搬送させ
    るためのトラバース装置と、 前記搬送装置の終端部まで搬送されてきた数列の溝形鋼
    を前記トラバース装置の各トラバース台により持ち上げ
    た後に、前記リフター装置の直上まで水平移動させる際
    に、先頭の溝形鋼を当接させて数列の溝形鋼の前進端を
    定めるための第1ストッパー部材と、 前記リフター装置の両側方に回動可能に配置された一対
    の支持レバーから成って、前記トラバース装置により持
    ち上げられて、その支持台の直上まで搬送されてきた数
    列の溝形鋼の両端部を支持して移載するための両端支持
    装置と、 前記トラバース装置の各トラバース台が前進端で、しか
    も下降端に位置している状態で後退する際に、両端部が
    前記両端支持装置の各支持レバーで支持されていて、中
    央部が大きく撓んで1ないし数台のトラバース台で支持
    されている溝形鋼を当接させて、該溝形鋼が後方に引き
    ずられるのを防止するために前記リフター装置の後方に
    配設された第2ストッパー部材と、 前記搬送装置の終端部まで搬送されてきた数列の溝形鋼
    をマグネット板を備えた反転アームにより吸着反転させ
    て、前記リフター装置の各支持台に反転姿勢で積み重ね
    るための反転装置と、 を備えていて、前記搬送装置の終端部まで搬送されてき
    た数列の溝形鋼を前記トラバース装置の各トラバース台
    により持ち上げた後に、前記リフター装置の支持台の直
    上まで水平移動させて、該数列の溝形鋼の両端部を前記
    両端支持装置の各支持レバーに支持させて移載し、この
    状態で各支持レバーを順次側方に回動させてその支持を
    外すことにより、数列の溝形鋼の端部を順次落下させ
    て、前記リフター装置の各支持台の上に該数列の溝形鋼
    を正規の姿勢で積み重ねる操作と、前記反転装置により
    数列の溝形鋼を反転させて、リフター装置の各支持台に
    該数列の溝形鋼を反転姿勢で積み重ねる操作とを交互に
    繰り返して溝形鋼を自動的に積み重ねる構成の溝形鋼の
    自動積重ね装置において、 前記第2ストッパー部材と同一機能を果たす第3ストッ
    パー部材を該第2ストッパー部材の前方に対して侵入・
    退避可能にして配設すると共に、前記第1ストッパー部
    材を前後方向に沿った2つの異なる位置で選択的に固定
    可能にして、前記第3ストッパー部材を前記第2ストッ
    パー部材の前方に侵入させると共に、前記第1ストッパ
    ー部材を前方位置に固定することにより、最下段の反転
    姿勢の数列の溝形鋼のうち相隣接する1組の溝形鋼の各
    側板部の間に所定の隙間を設けて、互いに密着し合って
    いる2段目の正規の姿勢の数列の溝形鋼のうち相隣接す
    る1組の溝形鋼の相密着している各側板部を前記隙間に
    挿入して積み重ねられるように構成したことを特徴とす
    る溝形鋼の自動積重ね装置。
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