JP3197649B2 - 掘削作業機 - Google Patents
掘削作業機Info
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- JP3197649B2 JP3197649B2 JP01190393A JP1190393A JP3197649B2 JP 3197649 B2 JP3197649 B2 JP 3197649B2 JP 01190393 A JP01190393 A JP 01190393A JP 1190393 A JP1190393 A JP 1190393A JP 3197649 B2 JP3197649 B2 JP 3197649B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭い場所での旋回を容
易に行うことができる掘削作業機に関するものである。
易に行うことができる掘削作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すように、操縦部(Q)
を具備する旋回自在の機枠本体(104)の略中央にブーム
ブラケット(108) を取付け、同ブラケット(108) に上下
昇降自在に主ブーム(109) を連結し、同主ブーム(109)
の先端には、掘削用バケット(111) の位置を左右にオフ
セットするオフセットブーム機構(121) を設け、同オフ
セットブーム機構(121) にバケット用アーム(110) を接
続した掘削作業部(b)を構成することにより、バケット
用アーム(110) をオフセットさせて機体(101)よりも外
側の側溝掘りが行え、かつ、狭い場所でも容易に旋回可
能な掘削作業機(B) があった。
を具備する旋回自在の機枠本体(104)の略中央にブーム
ブラケット(108) を取付け、同ブラケット(108) に上下
昇降自在に主ブーム(109) を連結し、同主ブーム(109)
の先端には、掘削用バケット(111) の位置を左右にオフ
セットするオフセットブーム機構(121) を設け、同オフ
セットブーム機構(121) にバケット用アーム(110) を接
続した掘削作業部(b)を構成することにより、バケット
用アーム(110) をオフセットさせて機体(101)よりも外
側の側溝掘りが行え、かつ、狭い場所でも容易に旋回可
能な掘削作業機(B) があった。
【0003】かかる掘削作業機(B) の運転席(106) は、
ブームブラケット(108) の左側に設けられており、同運
転席(106) を具備する機枠本体(104) の前部(104a)は、
平面視で前側を、同運転席(106) と平行に形成してい
る。
ブームブラケット(108) の左側に設けられており、同運
転席(106) を具備する機枠本体(104) の前部(104a)は、
平面視で前側を、同運転席(106) と平行に形成してい
る。
【0004】図11中、102 はクローラ式走行装置、12
5 はレバースタンド、126 は操作レバー、128 は走行レ
バーである。
5 はレバースタンド、126 は操作レバー、128 は走行レ
バーである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した小
旋回可能の掘削作業機(B) は、未だ、以下のような解決
すべき課題を残していた。
旋回可能の掘削作業機(B) は、未だ、以下のような解決
すべき課題を残していた。
【0006】即ち、上記した掘削作業機(B) は、小旋回
を可能にするために、掘削作業部(b) の基端を取付ける
ブームブラケット(108) を、機枠本体(104) の略中央に
取付けている。
を可能にするために、掘削作業部(b) の基端を取付ける
ブームブラケット(108) を、機枠本体(104) の略中央に
取付けている。
【0007】従って、機枠本体(104) における各装置類
のレイアウトが大きく規制されてしまっていた。
のレイアウトが大きく規制されてしまっていた。
【0008】例えば、運転席(106) について見てみる
と、運転席(106) は居住空間が狭く、運転者はこのよう
な狭い中で、窮屈な思いをしながら操縦を強いられてい
た。
と、運転席(106) は居住空間が狭く、運転者はこのよう
な狭い中で、窮屈な思いをしながら操縦を強いられてい
た。
【0009】これでは、作業による疲労が大きくなり、
作業能率も低下してしまうものであった。また、疲労に
より集中力がなくなってしまうと、事故につながるおそ
れもあり大変危険であった。
作業能率も低下してしまうものであった。また、疲労に
より集中力がなくなってしまうと、事故につながるおそ
れもあり大変危険であった。
【0010】さらに、側方に障害物等がある場所で、か
かる障害物に沿って側溝等を掘削する場合に、主ブーム
(109) 自体がスイングできると、容易に作業ができる
が、主ブーム(109) をスイングさせるためのスイング機
構を取付けることもできなかった。
かる障害物に沿って側溝等を掘削する場合に、主ブーム
(109) 自体がスイングできると、容易に作業ができる
が、主ブーム(109) をスイングさせるためのスイング機
構を取付けることもできなかった。
【0011】本発明では、上記した課題を解決すること
のできる掘削作業機を提供することを目的としている。
のできる掘削作業機を提供することを目的としている。
【0012】
【発明が解決するための手段】本発明では、操縦部を具
備する旋回自在の機枠本体に、先端に掘削用バケットを
取付けた上下昇降自在の掘削作業部を配設した掘削作業
機において、上記機枠本体を、その最外側が旋回中心か
ら所定の半径以内になるように形成すると共に、同機枠
本体の後部は円弧状に形成し、前部は、操縦部の前側
に、同操縦部に設けた運転席と平行な平行部と、同平行
部の一端から後方へ後退する斜面部とを形成し、しか
も、同斜面部に作業機取付用のブームブラケットを取付
けたことを特徴とする掘削作業機を提供せんとするもの
である。
備する旋回自在の機枠本体に、先端に掘削用バケットを
取付けた上下昇降自在の掘削作業部を配設した掘削作業
機において、上記機枠本体を、その最外側が旋回中心か
ら所定の半径以内になるように形成すると共に、同機枠
本体の後部は円弧状に形成し、前部は、操縦部の前側
に、同操縦部に設けた運転席と平行な平行部と、同平行
部の一端から後方へ後退する斜面部とを形成し、しか
も、同斜面部に作業機取付用のブームブラケットを取付
けたことを特徴とする掘削作業機を提供せんとするもの
である。
【0013】また、本発明は、上記斜面部の内側に沿っ
て、エンジンを配設したことにも特徴を有する。
て、エンジンを配設したことにも特徴を有する。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を、以下、添付図に基づいて
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0015】図1は本発明に係る掘削作業機Aの平面
図、図2は同側面図であり、掘削作業機Aの機体1は、
クローラ式走行装置2の中央部に旋回軸受3を介して機
枠本体4を旋回自在に取付けると共に、同機枠本体4の
前側に掘削作業部aを取付けている。
図、図2は同側面図であり、掘削作業機Aの機体1は、
クローラ式走行装置2の中央部に旋回軸受3を介して機
枠本体4を旋回自在に取付けると共に、同機枠本体4の
前側に掘削作業部aを取付けている。
【0016】掘削作業部aは、機枠本体4の前部にブー
ムブラケット取付用支点7を突設し、同取付用支点7
に、ブームブラケット8を左右回動自在に取付け、同ブ
ラケット8に主ブーム9を上下昇降自在に取付けると共
に、同主ブーム9の先端部にオフセットブーム機構21を
介してバケット用アーム10及び掘削用バケット11を昇降
・回動自在に連結し、しかも、同バケット用アーム10を
主ブーム9に対してオフセット可能に構成している。7a
はブームブラケット取付用支点7とブームブラケット8
とを取付けるための支点ピンである。
ムブラケット取付用支点7を突設し、同取付用支点7
に、ブームブラケット8を左右回動自在に取付け、同ブ
ラケット8に主ブーム9を上下昇降自在に取付けると共
に、同主ブーム9の先端部にオフセットブーム機構21を
介してバケット用アーム10及び掘削用バケット11を昇降
・回動自在に連結し、しかも、同バケット用アーム10を
主ブーム9に対してオフセット可能に構成している。7a
はブームブラケット取付用支点7とブームブラケット8
とを取付けるための支点ピンである。
【0017】なお、オフセットブーム機構21は、主ブー
ム9に連結するオフセットブーム30と、同オフセットブ
ーム30に連結するオフセットアーム31と、主ブーム9と
オフセットブーム30との間に介装するオフセット用油圧
シリンダ32と、前記オフセットアーム31と前記主ブーム
9との間を連結するオフセット用ロッド18とから構成し
ている。
ム9に連結するオフセットブーム30と、同オフセットブ
ーム30に連結するオフセットアーム31と、主ブーム9と
オフセットブーム30との間に介装するオフセット用油圧
シリンダ32と、前記オフセットアーム31と前記主ブーム
9との間を連結するオフセット用ロッド18とから構成し
ている。
【0018】かかる掘削作業部aを作動させるためのア
クチュエータとしては、主ブームシリンダ12、バケット
用アームシリンダ13、バケットシリンダ14、あるいは、
必要に応じて取付けるスイングシリンダ15等からなり、
それぞれ、キャビン5の下方に配設した図示しないコン
トロールバルブに油圧配管を介して接続している。
クチュエータとしては、主ブームシリンダ12、バケット
用アームシリンダ13、バケットシリンダ14、あるいは、
必要に応じて取付けるスイングシリンダ15等からなり、
それぞれ、キャビン5の下方に配設した図示しないコン
トロールバルブに油圧配管を介して接続している。
【0019】そして、同コントロールバルブは、後述す
る操縦部eに配設した操作レバー26,26 に接続してお
り、運転者が操作レバー26,26 を操作すると、コントロ
ールバルブが適宜開閉し、上記のアクチュエータを作動
させて掘削作業部aを任意に操作することができる。
る操縦部eに配設した操作レバー26,26 に接続してお
り、運転者が操作レバー26,26 を操作すると、コントロ
ールバルブが適宜開閉し、上記のアクチュエータを作動
させて掘削作業部aを任意に操作することができる。
【0020】なお、本実施例では、掘削作業部aにオフ
セットブーム機構21を具備しているが、必ずしも同機構
21を具備するものでなくてもよい。
セットブーム機構21を具備しているが、必ずしも同機構
21を具備するものでなくてもよい。
【0021】一方、機枠本体4の略中央左側位置に操縦
部eを設けると共に、同操縦部eには運転席6を配設し
ている。
部eを設けると共に、同操縦部eには運転席6を配設し
ている。
【0022】また、操縦部eには、運転席6の前方にレ
バースタンド25,25 を左右に立設し、同レバースタンド
25, 25上部に操作レバー26,26 を配設している。28,28
はレバースタンド25,25 の間に設けた走行レバーであ
る。
バースタンド25,25 を左右に立設し、同レバースタンド
25, 25上部に操作レバー26,26 を配設している。28,28
はレバースタンド25,25 の間に設けた走行レバーであ
る。
【0023】また、図1及び図2において、5は同操縦
部eを覆うキャノピ、23は運転席6の後方に配設した燃
料タンク、24は作動油タンク、51は排土作業及びスタビ
ライザ機能を有するブレード、52は同ブレード51を昇降
するための作動シリンダ、53はクローラフレーム、54は
クローラガイド、55はクローラ、Pはエンジン22に取付
けた油圧ポンプである。
部eを覆うキャノピ、23は運転席6の後方に配設した燃
料タンク、24は作動油タンク、51は排土作業及びスタビ
ライザ機能を有するブレード、52は同ブレード51を昇降
するための作動シリンダ、53はクローラフレーム、54は
クローラガイド、55はクローラ、Pはエンジン22に取付
けた油圧ポンプである。
【0024】本実施例における掘削作業機A全体の基本
構成は上記した通りであり、本発明の要旨となるのは、
上記機枠本体4を、その最外側が旋回中心から所定の半
径以内になるように形成すると共に、同機枠本体4の後
部は円弧状に形成し、前部は、操縦部eの前側に、同操
縦部eに設けた運転席6と平行な平行部4bと、同平行部
4bの一端から後方へ後退する斜面部4aとを形成し、しか
も、同斜面部4aに作業機取付用のブームブラケット8を
取付けたことにある。
構成は上記した通りであり、本発明の要旨となるのは、
上記機枠本体4を、その最外側が旋回中心から所定の半
径以内になるように形成すると共に、同機枠本体4の後
部は円弧状に形成し、前部は、操縦部eの前側に、同操
縦部eに設けた運転席6と平行な平行部4bと、同平行部
4bの一端から後方へ後退する斜面部4aとを形成し、しか
も、同斜面部4aに作業機取付用のブームブラケット8を
取付けたことにある。
【0025】即ち、図1に示すように、機枠本体4を、
その旋回中心Cから所定半径の円弧状に形成した周側部
4cと、運転席6の前方に設けた平行部4bと、同平行部4b
の右側端から機枠本体4の後方右側へ後退させて形成し
た斜面部4aとから形成し、上記斜面部4aの略中央部にブ
ームブラケット取付用支点7を突設し、同取付用支点7
にブームブラケット8を取付けている。
その旋回中心Cから所定半径の円弧状に形成した周側部
4cと、運転席6の前方に設けた平行部4bと、同平行部4b
の右側端から機枠本体4の後方右側へ後退させて形成し
た斜面部4aとから形成し、上記斜面部4aの略中央部にブ
ームブラケット取付用支点7を突設し、同取付用支点7
にブームブラケット8を取付けている。
【0026】そして、機枠本体4の後部を円弧状に形成
し、機枠本体4を旋回させる場合に最小の旋回半径を得
ながら、機枠本体4の後部面積を最大としている。
し、機枠本体4を旋回させる場合に最小の旋回半径を得
ながら、機枠本体4の後部面積を最大としている。
【0027】上記平行部4bは、進行方向に向かって配設
した運転席6と平行とし、かかる平行部6の内側左右に
レバースタンド25,25 を立設し、運転席6とレバースタ
ンド25,25 との間には十分な空間を設けている。
した運転席6と平行とし、かかる平行部6の内側左右に
レバースタンド25,25 を立設し、運転席6とレバースタ
ンド25,25 との間には十分な空間を設けている。
【0028】また、上記した斜面部4aは、平行部4bの右
端から後方右側へ後退させて、周側部4cに連設してお
り、運転席6の右方向には十分なスペースを形成してい
る。
端から後方右側へ後退させて、周側部4cに連設してお
り、運転席6の右方向には十分なスペースを形成してい
る。
【0029】従って、上記した構成としたことにより、
運転席6の配設位置に余裕ができ、操縦部eをゆったり
と広くすることができるので、運転者の居住空間を十分
な広さで確保することができる。
運転席6の配設位置に余裕ができ、操縦部eをゆったり
と広くすることができるので、運転者の居住空間を十分
な広さで確保することができる。
【0030】これにより、運転者はのびのびと操縦可能
となり、疲労の軽減を図ることができ、ひいては、安全
面の向上を図ることもできる。
となり、疲労の軽減を図ることができ、ひいては、安全
面の向上を図ることもできる。
【0031】また、掘削作業部aの基部が旋回中心に近
く、従来の小旋回型の掘削作業機B(図11参照)と同
様に小旋回が可能となり、しかも、図1に示すように、
スイングシリンダ15等の取付けが可能となり、支点ピン
7aを中心に主ブーム9を回動自在とできるので、スイン
グ機構等の採用も可能となり、使い勝手の向上を図るこ
とができる。
く、従来の小旋回型の掘削作業機B(図11参照)と同
様に小旋回が可能となり、しかも、図1に示すように、
スイングシリンダ15等の取付けが可能となり、支点ピン
7aを中心に主ブーム9を回動自在とできるので、スイン
グ機構等の採用も可能となり、使い勝手の向上を図るこ
とができる。
【0032】また、本発明の掘削作業機Aは、上記斜面
部4aの内側に沿ってエンジン22を配設したことにも特徴
を有している。
部4aの内側に沿ってエンジン22を配設したことにも特徴
を有している。
【0033】即ち、上述した斜面部4aの後方において、
運転席6の右側方に広めのスペースを確保することがで
きるので、かかるスペースにエンジン22及び同エンジン
22の付属装置を配設したものである。
運転席6の右側方に広めのスペースを確保することがで
きるので、かかるスペースにエンジン22及び同エンジン
22の付属装置を配設したものである。
【0034】かかるレイアウトでエンジン22等を配設す
れば、掘削作業機A全体の形状はコンパクトなままで大
型のエンジン22でも搭載可能となり、掘削作業機Aの能
力アップを図ることができる。
れば、掘削作業機A全体の形状はコンパクトなままで大
型のエンジン22でも搭載可能となり、掘削作業機Aの能
力アップを図ることができる。
【0035】さらに、最小の旋回半径を得ながら、機枠
本体4の後部面積を最大としているので、運転席6後方
には燃料タンク23や作動油タンク24を配設する余裕があ
るものである。
本体4の後部面積を最大としているので、運転席6後方
には燃料タンク23や作動油タンク24を配設する余裕があ
るものである。
【0036】ところで、上記の燃料タンク23は、本実施
例では、図3に示す燃料ゲージ機構Dを具備している。
例では、図3に示す燃料ゲージ機構Dを具備している。
【0037】即ち、燃料タンク23の側面に燃料センサ35
を設け、燃料タンク23の内部において、同センサ35にゲ
ージフロート36の基端を取付けると共に、同フロート36
をタンク23内に定めた上限位置と下限位置との間を上下
に回動自在としている。
を設け、燃料タンク23の内部において、同センサ35にゲ
ージフロート36の基端を取付けると共に、同フロート36
をタンク23内に定めた上限位置と下限位置との間を上下
に回動自在としている。
【0038】一方、燃料センサ35は上記ゲージフロート
36の回動変位を電気信号に変換するものであり、燃料タ
ンク23の外部に配設したセンサ回路37と接続している。
36の回動変位を電気信号に変換するものであり、燃料タ
ンク23の外部に配設したセンサ回路37と接続している。
【0039】そして、同センサ回路37は、燃料計38及び
警報ブザー39とを接続している。40は燃料油面ゲージで
ある。
警報ブザー39とを接続している。40は燃料油面ゲージで
ある。
【0040】なお、上記のセンサ回路37、燃料計38、警
報ブザー39の取付け位置は任意で構わない。
報ブザー39の取付け位置は任意で構わない。
【0041】燃料ゲージ機構Dを、上記のように構成し
たことにより、燃料タンク23内の燃料が消費されたり、
あるいは、補給して液面が変位すると、その液面の変位
に伴うゲージフロート36の回動変位を燃料センサ35が電
気信号に変換し、かかる信号を受けたセンサ回路37が燃
料計38を作動させるようにしている。
たことにより、燃料タンク23内の燃料が消費されたり、
あるいは、補給して液面が変位すると、その液面の変位
に伴うゲージフロート36の回動変位を燃料センサ35が電
気信号に変換し、かかる信号を受けたセンサ回路37が燃
料計38を作動させるようにしている。
【0042】また、ゲージフロート36が上限位置と下限
位置に達すると、燃料センサ35からの電気信号を受けた
センサ回路37は警報ブザー39を鳴らすようにしている。
位置に達すると、燃料センサ35からの電気信号を受けた
センサ回路37は警報ブザー39を鳴らすようにしている。
【0043】従って、燃料の補給タイミングや、補給時
の満タン位置がブザー警報で分かり、従来のように燃料
油面ゲージ40を注視する必要がない。また、場合によっ
ては燃料油面ゲージ40を廃止することもできる。
の満タン位置がブザー警報で分かり、従来のように燃料
油面ゲージ40を注視する必要がない。また、場合によっ
ては燃料油面ゲージ40を廃止することもできる。
【0044】次に、本実施例の掘削作業機Aが具備する
油圧ポンプPのエア抜きプラグ41について説明する。
油圧ポンプPのエア抜きプラグ41について説明する。
【0045】油圧ポンプPは、ポンプPのキャビテーシ
ョンや焼付き防止のためにエア抜きを必要とするもので
あり、図4に示すように、エア抜き用のドレン42を設
け、同ドレン42にエア抜きプラグ41を取付けている。
ョンや焼付き防止のためにエア抜きを必要とするもので
あり、図4に示すように、エア抜き用のドレン42を設
け、同ドレン42にエア抜きプラグ41を取付けている。
【0046】本実施例では、エア抜きプラグ41を図5に
示すような構造として、エア抜き時にエアと一緒に排出
される作動油により、ポンプP周辺が汚れないようにし
ている。
示すような構造として、エア抜き時にエアと一緒に排出
される作動油により、ポンプP周辺が汚れないようにし
ている。
【0047】即ち、エア抜きプラグ41は、ポンプ本体43
側に螺着して固定したプラグ基部44と、同プラグ基部44
に螺着すると共に、内部にエア通路45を形成したプラグ
本体46と、上記プラグ基部44とプラグ本体46との間に介
設したプラグキャップ47とから構成している。45a はエ
ア流出口、45b はエア流入口、48は油受け容器、49はエ
ア抜きプラグ41から排出する作動油を油受け容器48に導
くホースである。
側に螺着して固定したプラグ基部44と、同プラグ基部44
に螺着すると共に、内部にエア通路45を形成したプラグ
本体46と、上記プラグ基部44とプラグ本体46との間に介
設したプラグキャップ47とから構成している。45a はエ
ア流出口、45b はエア流入口、48は油受け容器、49はエ
ア抜きプラグ41から排出する作動油を油受け容器48に導
くホースである。
【0048】ここで、図6及び図7を参照しながら、さ
らに説明を加えると、エア抜きプラグ41を組付けた状態
は、図6に示すように、プラグ本体46をプラグ基部44に
しっかりとねじ込み、エア流入口45b はプラグ基部44の
内壁44a により閉塞状態となっている。そして、プラグ
本体46のエア流出口45a は、プラグキャップ47によりカ
バーされている。
らに説明を加えると、エア抜きプラグ41を組付けた状態
は、図6に示すように、プラグ本体46をプラグ基部44に
しっかりとねじ込み、エア流入口45b はプラグ基部44の
内壁44a により閉塞状態となっている。そして、プラグ
本体46のエア流出口45a は、プラグキャップ47によりカ
バーされている。
【0049】エア抜きを行う場合は、図7に示すよう
に、プラグキャップ47を外し、エア流出口45a にホース
49の一端を取付け、他端を油受け容器48に臨ませる。そ
して、プラグ本体46を緩めて、エア流入口45b とプラグ
基部44の内壁44a との間に隙間をあければ、エアと共に
排出される作動油によって、油圧ポンプPの周辺を汚す
ことがない。
に、プラグキャップ47を外し、エア流出口45a にホース
49の一端を取付け、他端を油受け容器48に臨ませる。そ
して、プラグ本体46を緩めて、エア流入口45b とプラグ
基部44の内壁44a との間に隙間をあければ、エアと共に
排出される作動油によって、油圧ポンプPの周辺を汚す
ことがない。
【0050】なお、これは、油圧ポンプPを掘削作業機
Aに取付けた後ばかりでなく、例えば、油圧ポンプPを
工場等で組立てる際に、エア抜きをするときにも同様な
効果がある。
Aに取付けた後ばかりでなく、例えば、油圧ポンプPを
工場等で組立てる際に、エア抜きをするときにも同様な
効果がある。
【0051】次に、本実施例の掘削作業機Aが具備する
クローラフレーム53の取付け構造について説明する。
クローラフレーム53の取付け構造について説明する。
【0052】クローラ走行装置2を構成するクローラフ
レーム53は、図8に示すように、クロスメンバー57に連
設している。58は機枠本体取付け部である。
レーム53は、図8に示すように、クロスメンバー57に連
設している。58は機枠本体取付け部である。
【0053】また、クローラフレーム53は、図9に示す
ように、上面53a と、内側面53b と、外側面53c とか
ら、断面視で門形状に形成されており、かかるクローラ
フレーム53の上面53a を、外側に向かって所定の傾斜角
度αの下り勾配を有する傾斜状に形成し、内側面53b の
上端とクロスメンバー57とを段差がないように連設して
いる。
ように、上面53a と、内側面53b と、外側面53c とか
ら、断面視で門形状に形成されており、かかるクローラ
フレーム53の上面53a を、外側に向かって所定の傾斜角
度αの下り勾配を有する傾斜状に形成し、内側面53b の
上端とクロスメンバー57とを段差がないように連設して
いる。
【0054】こうすることにより、機体1の地上高を高
くすることができ、また、クローラフレーム53に土砂等
が溜まることを防止することができる。
くすることができ、また、クローラフレーム53に土砂等
が溜まることを防止することができる。
【0055】また、従来は、地上高を高くするために
は、図10に示すように、クロスメンバー57とクローラ
フレーム53との間に段差hを設けると共に、補強部材59
を配設して両者の接続部を補強している。本実施例では
上記の補強部材59が不要となり、部品点数を減じてコス
トダウンを図っている。
は、図10に示すように、クロスメンバー57とクローラ
フレーム53との間に段差hを設けると共に、補強部材59
を配設して両者の接続部を補強している。本実施例では
上記の補強部材59が不要となり、部品点数を減じてコス
トダウンを図っている。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、機枠本体を、その最外
側が旋回中心から所定の半径以内になるように形成する
と共に、同機枠本体の後部は円弧状に形成し、前部は、
操縦部の前側に、同操縦部に設けた運転席と平行な平行
部と、同平行部の一端から後方へ後退する斜面部とを形
成し、しかも、同斜面部に作業機取付用のブームブラケ
ットを取付けたことにより、操縦部をゆったりと広くす
ることができるので、運転者の居住空間を十分な広さで
確保することができる。
側が旋回中心から所定の半径以内になるように形成する
と共に、同機枠本体の後部は円弧状に形成し、前部は、
操縦部の前側に、同操縦部に設けた運転席と平行な平行
部と、同平行部の一端から後方へ後退する斜面部とを形
成し、しかも、同斜面部に作業機取付用のブームブラケ
ットを取付けたことにより、操縦部をゆったりと広くす
ることができるので、運転者の居住空間を十分な広さで
確保することができる。
【0057】これにより、運転者はのびのびと操縦可能
となり、疲労の軽減を図ることができ、ひいては、安全
面の向上を図ることもできる。
となり、疲労の軽減を図ることができ、ひいては、安全
面の向上を図ることもできる。
【0058】また、スイングシリンダ等の取付けが可能
となるので、スイング機構等の採用も可能となり、使い
勝手の向上を図ることができる。
となるので、スイング機構等の採用も可能となり、使い
勝手の向上を図ることができる。
【0059】さらに、上記斜面部の内側に沿ってエンジ
ンを配設したことにより、斜面部の後方には、運転席の
側方に広めのスペースを確保することができ、かかるス
ペースにエンジンを配設すれば、掘削作業機全体の形状
はコンパクトなままで大型のエンジンでも搭載可能とな
り、掘削作業機の能力アップを図ることができる。
ンを配設したことにより、斜面部の後方には、運転席の
側方に広めのスペースを確保することができ、かかるス
ペースにエンジンを配設すれば、掘削作業機全体の形状
はコンパクトなままで大型のエンジンでも搭載可能とな
り、掘削作業機の能力アップを図ることができる。
【図1】本発明に係る掘削作業機の平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】燃料ゲージ機構の説明図である。
【図4】エア抜きプラグの配設状態を示す説明図であ
る。
る。
【図5】同エア抜きプラグの分解説明図である。
【図6】同エア抜きプラグの組立図である。
【図7】エア抜きを行う場合の説明図である。
【図8】クローラフレームの平面図である。
【図9】図8のI−I線における断面図である。
【図10】従来のクローラフレームの取付け状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図11】従来の掘削作業機の平面図である。
4 機枠本体 8 ブームブラケット 11 掘削用バケット 22 エンジン 25 レバースタンド a 掘削作業部 e 操縦部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米倉 澄 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−213629(JP,A) 特開 平2−70835(JP,A) 実開 昭52−34501(JP,U) 実開 平3−69058(JP,U) 実開 平4−4944(JP,U) 実開 平1−164337(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/08
Claims (2)
- 【請求項1】 操縦部(e) を具備する旋回自在の機枠本
体(4) に、先端に掘削用バケット(11)を取付けた上下昇
降自在の掘削作業部(a) を配設した掘削作業機におい
て、 上記機枠本体(4) を、その最外側が旋回中心から所定の
半径以内になるように形成すると共に、同機枠本体(4)
の後部は円弧状に形成し、前部は、操縦部(e)の前側
に、同操縦部(e) に設けた運転席(6) と平行な平行部(4
b)と、同平行部(4b)の一端から後方へ後退する斜面部(4
a)とを形成し、しかも、同斜面部(4a)に作業機取付用の
ブームブラケット(8) を取付けたことを特徴とする掘削
作業機。 - 【請求項2】 上記斜面部(4a)の内側に沿って、エンジ
ン(22)を配設したことを特徴とする請求項1記載の掘削
作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01190393A JP3197649B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 掘削作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01190393A JP3197649B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 掘削作業機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001042585A Division JP2001248180A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 掘削作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220888A JPH06220888A (ja) | 1994-08-09 |
JP3197649B2 true JP3197649B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=11790695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01190393A Expired - Fee Related JP3197649B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 掘削作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197649B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9508639D0 (en) * | 1995-04-28 | 1995-06-14 | Ionica Int Ltd | Frequency assignment in a cellular radio telecommunications network |
US5975833A (en) * | 1996-01-30 | 1999-11-02 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Swing type hydraulic excavator |
JP2003096823A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Komatsu Ltd | 油圧ショベル |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP01190393A patent/JP3197649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06220888A (ja) | 1994-08-09 |
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