JP3196631B2 - インク・ジェット・プリント・ヘッド - Google Patents

インク・ジェット・プリント・ヘッド

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JP3196631B2
JP3196631B2 JP02054796A JP2054796A JP3196631B2 JP 3196631 B2 JP3196631 B2 JP 3196631B2 JP 02054796 A JP02054796 A JP 02054796A JP 2054796 A JP2054796 A JP 2054796A JP 3196631 B2 JP3196631 B2 JP 3196631B2
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    • B41J2002/14419Manifold

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にドロップ・
オン・デマンド型インク・ジェット・プリント・ヘッド
に関し、特に、浄化能力、噴射の均一性、インク滴噴射
レートの高い性能に対して最適化されたインク・ジェッ
トの多数の配列を有するプリント媒体幅の高性能プリン
ト・ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】マルチ・オリフィス(多くのオリフィス
を有する)ドロップ・オン・デマンド型インク・ジェッ
ト・プリント・ヘッドを実現する既知の装置及び方法が
ある。一般的に、マルチ・オリフィス・ドロップ・オン
・デマンド型インク・ジェット(配列)プリント・ヘッ
ドは、インク圧力室内のインクの偏倚と、それに続く関
連したオリフィスからのインク滴の噴射とにより動作す
る。インクは、共通インク供給多岐管からインク入口を
介してインク圧力室に供給される。ドライバ(駆動器)
機構を用いて、インク圧力室内のインクを移動させる。
ドライバ機構は、薄い隔壁に接合されたトランスジュー
サ(例えば、ピエゾセラミック物質)を典型的には含ん
でいる。電圧をトランスジューサに供給すると、このト
ランスジューサはインク圧力室内のインクを移動させ
て、インク多岐管からインク入口を介してインク圧力室
にインクを流すと共に、出口及び通路を介してオリフィ
スにインクを流す。
【0003】密集して束ねられた配列内に多くのオリフ
ィスを位置決めできるような寸法が望ましい。特に小形
のインク・ジェット配列プリント・ヘッドが求められる
ときには、多岐管、入口、圧力室を適切に配置し、この
オリフィスを関連したオリフィスへ流体的に結合するこ
とは、簡単な作業ではない。設計が不正確であると、副
次的な構造であってさえ、不均一な噴射特性が生じる。
【0004】各インク・ジェット配列チャンネルの種々
の特徴を実質的に等しくすることにより、均一な噴射特
性が一般に得られる。また、均一な噴射は、プリント・
ヘッド内に形成され、噴射特性と干渉する空気、汚染物
質、及び内部発生のガス泡から、各チャンネルが独立し
ていることに依存する。したがって、マルチ・オリフィ
ス・プリント・ヘッドの種々の構造は、これらを実質的
に取り除くように設計されなければならない。
【0005】例えば、1988年3月8日に発行された
米国特許第4730197号「インパルス・インク・ジ
ェット・システム」は、中心が整列して位置決めされた
一般に矩形のインク圧力室が2行(列)に並列となった
インク・ジェット配列プリント・ヘッドを記載してい
る。インク・ジェット・オリフィスの線形配列の各1つ
は、関連したインク圧力室と結合している。各オリフィ
スの中心軸は、インク圧力室を含む平面と垂直に延びる
と共に、インク圧力室の拡張部分と交差する。断面領域
がほぼ均一なインク多岐管は、マルチ・オリフィス配列
の隣接したチャンネル管の音響クロストークを最少にす
るように動作する各開口を介して、圧力室の各々にイン
クを供給する。しかし、かかる制限は、しばしば泡を捕
らえ、その結果、頻繁な浄化(パージ)が必要となる。
また、圧力室の共振の影響で噴射が不均一となる点や、
ダミー・チャンネル及びコンプライアンス(柔軟)壁の
構造を用いて、36個のオリフィスを有するインク・ジ
ェット・プリント・ヘッド内に反射波により誘導された
クロストークを減少させる点も記載されている。
【0006】泡及び汚染物質を一掃するインク・ジェッ
ト・プリント・ヘッドの種々の構造により、実質的な浄
化は、比較的高速のインク流レートに依存する。インク
多岐管における種々の位置のインク流レートは、浄化さ
れる下流のオリフィス・チャンネルの数と、多岐管の断
面領域とに依存する。即ち、インク流レートは、多岐管
の上流端部において、単一のオリフィス・チャンネルが
インクを引き込む下流端部におけるよりも大きい。よっ
て、多岐管の下流端部におけるインク流レートは、捕ら
えられた泡及び汚染物質を一掃するのに充分でない。
【0007】インク流レート及び不均一性に関するいく
つかの問題が、1983年1月4日に発行された米国特
許第4367480号「インク・ジェット・プリンタ用
ヘッド装置」に指摘されている。この米国特許では、各
オリフィス・チャンネルが均一の構造の大きさであるマ
ルチ・オリフィス・インク・ジェット・プリント・ヘッ
ドと、下流端部におけるインク流レートを早くした不均
一な断面領域を有するインク多岐管とを記載している。
しかし、多岐管の形状により、流れの淀む領域が泡及び
汚染物質を依然捕らえる。さらに、プリント・ヘッド
は、曲がりくねったインク入り口構造であり、オリフィ
ス・チャンネルと、両端にインク入口を有するインク供
給多岐管との間が均一な音響性能を示す。かかる構造
は、一方のインク入口の内部と、多岐管を介しての他方
の入口の外部とにおける高速インク流レート(交差の流
れでの浄化)を与える。これは、インク多岐管から汚染
物質又は泡を効果的に除去するが、各オリフィス・チャ
ンネルの種々の構造部分からは除去しない。
【0008】本願出願人に譲渡され、1992年2月1
1日に発行された米国特許第5087930号「ドロッ
プ・オン・デマンド・インク・ジェット・プリント・ヘ
ッド」は、プリンタ速度及び噴射の不均一性を指摘して
おり、音響的に均一な内部構造を有し、小形で96個の
オリフィスを具えたインク・ジェット・プリント・ヘッ
ドを記載している。このプリント・ヘッドは、インク多
岐管、隔壁、インク圧力室、インク入口、オフセット・
チャンネル及びオリフィスの関連した配列を一緒に形成
したラミネーション・プレート(板)で構成されてい
る。特定のプレートが、黒、黄色、マゼンタ及びシアン
のプレートも形成するが、これらは、他の内部インク・
ジェットの特徴的構成の上部及び下部に配分されてい
る。特に、下側の多岐管は、インク伝搬チャンネルによ
り上側の多岐管に接続されている。残念なことに、プリ
ントしない期間中に、浮揚性のある泡がインク伝搬チャ
ンネルの上部アーチ部に捕らえられる。また、プリント
とする際、インク流レートは、プリント・ヘッドの任意
のインク送りチャンネルを通過する泡を一掃するほど充
分なものではない。浄化期間中、多岐管及びインク送り
チャンネルを介して増加したレートでインクが流れる
が、上部多岐管の下流端部に向かって泡が引き込まれ
て、残念なことに淀み領域にこれら泡が捕らえられる。
【0009】捕らえた泡の各々の共振周波数は、インク
・オリフィス・チャンネルが泡の共振周波数付近のレー
トでインク滴を噴射したときに、常にインク・ジェット
・チャンネル間のクロストークを増加するように動作す
るので、これら捕らえた泡は特に重要な問題となる。さ
らに、あるインク滴噴射レートにおいては、充分なエネ
ルギーが泡に伝達され、泡が成長して、最終的に関連し
たインク・ジェットが動作できなくなる。
【0010】本願出願人に譲渡され、1993年4月3
0日に出願した米国特許出願第08/056346号
「改善された浄化及び噴射特性を有するマルチ・オリフ
ィス・ドロップ・オン・デマンド型インク・ジェット・
プリント・ヘッド」は、泡の捕獲に対するいくかの解決
法を指摘している。124個のオリフィスを具えたイン
ク・ジェット・プリント・ヘッドが記載されており、多
岐管が先細りとなり、インク流の淀み領域を除去する。
さらに、多岐管及びインク送りチャンネルが総て上方に
傾いており、多岐管の上端に沿って分配された入口チャ
ンネル・ポートを含んでいるので、泡の浮揚性により、
泡が多岐管内で上方に浮かび、インク送りチャンネル内
に容易に一掃できる。さらに、多岐管及び内部インク・
ジェットの先細り構造及びサイジング(大きさを順に並
べること)により、クロストーク及び共振誘導による噴
射の不均一性を最小にする。しかし、124個のオリフ
ィスを有するので、プリント・ヘッドを具えたプリンタ
には、依然、カラー・プリンタを行うのに2分かかる。
【0011】1985年8月27日に発行された米国特
許第4538156号は、プリンタ速度の問題を解決す
るものであり、高速回転ドラムに直接的に画像形成イン
ク滴を噴出するプリント媒体幅のプリント・ヘッドを用
いたインク・ジェット画像転送プリンタを記載してい
る。プリント媒体幅のプリント・ヘッドは、インク・ジ
ェット・オリフィスの線形配列を具えている。これらオ
リフィスは、0.254ミリメートル(0.1インチ)
だけ互いに離れており、ドラムが連続的に20回転し、
その間にプリント・ヘッドが横に移動する期間中に、1
センチメートル当たり79ドット(1インチ当たり20
0ドット)の分解能の画像をドラム上にプリントする。
ドラムが画像を受けた後、プリント媒体を回転状態でド
ラムに接触するように配置して、ドラムから画像をプリ
ント媒体に転写する。かかる転写プリントは、比較的高
速なプリントであり、プリント媒体の厚さに影響されに
くく、紙(プリント媒体)の経路が簡単な「直線通過」
経路であるなどの利点を有する。しかし、上述のプリン
タは、カラー・プリントができないし、プリント・ヘッ
ド・オリフィスの間隔を、1センチメートル当たり11
8ドット(1インチ当たり300ドット)以上のプリン
ト分解能が維持できるようにすることができない。
【発明が解決しようとする課題】
【0012】多くの従来のマルチ・オリフィス・インク
・ジェット・プリント・ヘッドが設計されているにも関
わらず、製作が容易で、浄化可能であり、1分間当たり
多くの高分解能で高品質のカラー・プリントを行えるイ
ンク・ジェット・プリント・ヘッドが依然求められてい
る。
【0013】したがって、本発明の目的は、高速且つ高
分解能のプリントを行うプリント媒体幅のカラー・イン
ク・ジェット・プリント・ヘッドの提供にある。
【0014】本発明の他の目的は、優れた浄化特性及び
均一な噴射特性となるように内部構成が配置されると共
に大きさが決められたインク・ジェット・プリント・ヘ
ッドの提供にある。
【0015】本発明の更に他の目的は、簡単で、比較的
安価で、繰り返しが可能なインク・ジェット・プリント
・ヘッドの作成方法の提供にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明によ
れば、インク・ジェット配列プリント・ヘッド(インク
・ジェットが配列されたプリント・ヘッド:以下、単に
「インク・ジェット・プリント・ヘッド」ともいう)
は、フル・カラー画像をプリントするためにプリント媒
体幅の4個のインク・ジェット配列を含んでいる。イン
クは、4個のインク多岐管から、音響的に一致した1組
の入口フィルタ、入口ポート、入口チャンネル、圧力室
ポート及びインク圧力室を介して流れる。インクは、出
口ポートを介して圧力室を離れ、長円形出口チャンネル
を介してオリフィスに流れ、これらオリフィスからイン
ク滴が噴射される。インク圧力室は、可撓性隔壁により
結合され、この可撓性隔壁にピエゾセラミック・トラン
スジューサを結合する。多岐管内の圧力変動により生じ
る相互噴射クロストークを最小にするために、コンプラ
イアンス(柔軟)壁を各多岐管の全長に沿って形成す
る。インク供給システムは、4色のインクをプリント・
ヘッドに供給する。相変化(phase-change)インクが溶
融し、インク捕獲溜に入り、インク貯蔵多岐管に集ま
り、インク・スタック送りを介してプリント・ヘッドに
供給される。先細りとなった多岐管、入口ポートの適切
な位置決め、及びインク・スタック送りの上方への傾斜
により、インク供給システム及びインク・ジェット・プ
リント・ヘッドの浄化能力を強化する。
【0017】本発明の他の目的及び利点は、添付図を参
照した好適実施例の以下の説明から明らかになろう。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明と共に用いるのに適する転
送プリント処理及びインク成分については、本願出願人
に譲渡され、1992年11月25日に出願した米国特
許出願第07/981646号(特開平6−29317
8号に対応)「画像処理」及び米国特許出願第07/9
81677号「間接プリント処理においてサブストレー
トへ選択的相変化インク成分を与える処理」に記載され
ている。
【0019】図1は、本発明の高分解能カラー・インク
・ジェット配列プリント・ヘッドに用いるのに適する単
一のインク・ジェット10の例を断面図として示す。イ
ンク・ジェット10の本体は、インク多岐管(マニフォ
ルド)12の輪郭を定め、このインク多岐管を介してイ
ンクがインク・ジェット・プリント・ヘッドに送られ
る。また、この本体は、インク滴形成オリフィス14と
共に、インク多岐管12からオリフィス14へのインク
流経路の輪郭も定める。一般的に、インク・ジェット・
プリント・ヘッドは、好適にはオリフィス14の配列を
含んでおり、これらオリフィスは、互いに分離してお
り、紙のシートや転送ドラムの如き画像受け媒体(即
ち、プリント媒体:図示せず)上にインク滴を噴射する
のに利用される。
【0020】典型的なインク・ジェット・プリント・ヘ
ッドは、黒プラス減算混合3色プリントに用いるため、
黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及び黄色
(Y)インクを受ける少なくとも4個の多岐管を有す
る。(以下、特定のインク・カラーを送るインク・ジェ
ット構造に関係する参照番号は、例えば、多岐管12K
のような適切な識別子を有し、これら構成素子は、総括
的に又は一般的に識別子を用いずに、例えば、多岐管1
2のように示す。)しかし、かかる多岐管の数は、プリ
ンタが単独で黒インクをプリントするように設計されて
いるか、フル・カラー範囲未満のプリントをするように
設計されているかに応じて変更してもよい。インクは、
多岐管12から、入口ポート16、入口チャンネル1
8、圧力室ポート20を介してインク圧力室22に流れ
る。インクは、出口ポート24を介して圧力室22から
離れ、出口チャンネル28を介してノズル14に流れ
る。このノズル(オリフィス)14からインク滴が噴射
する。代わりに、圧力室22及びオリフィス14の間に
オフセット・チャンネルを付加して、特定のインク・ジ
ェット・アプリケーションに合わせることができる。
【0021】インク圧力室22を可撓性隔壁30により
一方の側に結合する。ピエゾセラミック・トランスジュ
ーサの如き電気機械変換器(トランスジューサ)32を
適切な接着剤により隔壁30にしっかりと留め、インク
圧力室22を覆うようにする。従来方法では、トランス
ジューサ32は金属フィルム層34を具えており、この
金属フィルム層が電子的トランスジューサ・ドライバ
(駆動器)36に電気的に接続される。トランスジュー
サには他の形式も使用できるが、電圧が金属フィルム層
34に供給された際にトランスジューサ32がその寸法
を変更するような曲がり(ベンディング)モードで、こ
のトランスジューサは動作する。しかし、トランスジュ
ーサ32は、隔壁30に確実且つ強固に結合されている
ので、トランスジューサ32が曲がると、隔壁30が変
形するので、インク圧力室22内のインクが移動して、
出口ポート24、出口チャンネル28を介してオリフィ
ス14に向かってインクが流れる。インク滴の噴射に引
き続き、インク圧力室22の補充が、オリフィス・メニ
スカス、トランスジューサ32の逆曲がり及び隔壁30
の付随した移動により行われる。
【0022】本発明に利用可能なインク・ジェット配列
プリント・ヘッドを容易に作成するには、インク・ジェ
ット10を、好ましくはステンレス・スチールの如きラ
ミネートされた多くのプレート(板)又はシートで形成
する。これらシート等を重ね合わせの関係で積み重ね
る。図1に示す本発明の実施例においては、これらシー
ト又はプレートは、多岐管12の一部及び隔壁30を形
成する隔壁プレート40と;多岐管12の一部及びイン
ク圧力室22の輪郭を定めるインク圧力室プレート42
と;入口チャンネル18及び出口ポート24の輪郭を定
める入口チャンネル・プレート46と;出口チャンネル
28の輪郭を定める出口プレート54と;インク・ジェ
ット10のオリフィス14の輪郭を定めるオリフィス・
プレート56とを含んでいる。
【0023】図示よりも多い又は少ないプレートを用い
て、インク・ジェット・プリント・ヘッドの種々のイン
ク流経路、多岐管及び圧力室の輪郭を定めてもよい。例
えば、図1に示す単一のプレートの代わりにインク圧力
室の輪郭を定めるのに多くのプレートを用いてもよい。
また、分離した金属のシート又は層において、種々の構
造の総てが必要なわけではない。例えば、(化学エッチ
ングを製造に用いるならば)金属を化学的にエッチング
するのにテンプレートとして用いるフォトレジストのパ
ターンを金属シートの各側で異ならせることもできる。
よって、より限定した例としては、インク入口通路用の
パターンを金属シートの一方の側に配置し、圧力室のパ
ターンを他方の側に前面対背面のレジストレーションに
て配置できる。よって、注意深く制御したエッチングに
よって、分離インク入口経路を含む層と、圧力室を含む
層とを1つの共通層に組み合わせることができる。
【0024】図2は、インク・ジェット100Y及び1
00Mを構成する好適なプレートの積み重ね配列を示
す。これらインク・ジェットは、本発明の媒体幅高分解
能カラー・インク・ジェット配列プリント・ヘッド10
1に用いる代表的な1対である。インク・ジェット10
0を一体に形成し、インク入口ポート102Y及び10
2M、インク送りチャンネル104Y及び104M、イ
ンク多岐管106Y及び106Mの輪郭を定める。これ
らを介して、インクを夫々のインク・ジェット100Y
及び100Mに送る。また、この本体が、インク滴形成
オリフィス108Y及び108Mの輪郭を定め、これら
オリフィスからインク滴110Y及び110Mが距離1
12を横切って画像受け媒体(プリント媒体)114に
向かって噴射される。
【0025】一般に、好適なインク・ジェット配列プリ
ント・ヘッド101は、インク・ジェット100Y、1
00M、100C及び100Kの4つの線形配列を含ん
でおり、これら線形配列は、画像受け媒体114に向か
うインク滴110のパターンを噴射するのに用いるため
に、密接だが互いに分離している。インク・ジェット1
00Y及び100Mのみを示したが、図2が中心線11
5(図3も参照のこと)の周囲で「鏡像」の関係なら
ば、4個のインク・ジェットの断面構成となり、4個の
多岐管106が、黒プラス減算混合3色プリンタにおい
て用いる黒、シアン、マゼンタ及び黄色のインクを受け
る。
【0026】例として任意の色のインクを用いるが、イ
ンクは、多岐管106から、入口ポート117、入口チ
ャンネル118及び圧力室ポート120を介してインク
圧力室122に流れる。インクは、出口ポート124を
介して圧力室122を離れ、断面が長円形(卵形)の出
口チャンネル128を介してオリフィス108に流れ
る。これらオリフィスからインク滴110が噴射され
る。
【0027】インク圧力室122を可撓性隔壁130の
一方の側に結合する。円板又は6辺形の形状で、直径が
2.13ミリメートル(0.084インチ)で、厚さが
0.15ミリメートル(0.006インチ)のトランス
ジューサ132を、各インク圧力室122に重なるよう
に、適切な接着剤で隔壁130にしっかりと取り付け
る。トランスジューサ132は、金属フィルム層134
を具えており、ここに電子的トランスジューサ・ドライ
バ36を電気的に接続する。トランスジューサ132
は、好ましくは曲がりモードで動作し、電気駆動信号に
より駆動される。この駆動信号は、1インチ当たり30
0ドットの場合、図23に示す如き波形であり、この波
形は、本願出願人に譲渡され、1995年1月11日に
出願された米国特許出願第08/371197号(対応
日本出願は、平成8年1月5日出願の整理番号TEK−
21−T)「ドットの大きさが変調されたインク・ジェ
ット・プリント方法及び装置」にも記載されている。イ
ンク圧力室122からのインク噴射を駆動する波形は、
約15ミル(0.015インチ、即ち、0.381ミリ
メートル)から約30ミル(0.030インチ、即ち、
0.762ミリメートル)のオリフィスから(インク)
受け表面までの距離112にわたって約50及び約30
0マイクロ秒の間にプリント・ヘッドから(プリント)
媒体へのインク滴の飛翔時間において、1インチ(2.
54センチメートル)当たり300ドットの分解能の印
刷をする際に、約90から約120ナノグラムの量のイ
ンク滴を生じる。これにより、この設計によるプリント
・ヘッドは、種々の動作条件において、確実な連続動作
が可能になる。図23の時間部分の値は、5メガヘルツ
・クロックに対して、表1のようになる。なお、横軸
は、時間であり、その単位はマイクロ秒である。また、
縦軸は、電圧比であり、その値は−0.3±0.01で
ある。なお、典型的な電圧は、25ボルトである。
【表1】
【0028】好適なインク・ジェット・プリント・ヘッ
ド101を容易に作成するには、重ね合わせの関係で積
み重ねたステンレス・スチールの如き多くのラミネート
したプレート又はシートによりインク・ジェット100
を形成する。総てのプレートは、特に指定がなければ、
その厚さが0.2ミリメートル(0.008インチ)で
あり、比較的安価な光パターン及びエッチング・プロセ
スを用いて製作する。本発明のプリント・ヘッド101
は、層対層の配列が微妙でないように設計されている。
すなわち、化学エッチング・プロセスにおいて維持でき
る典型的な許容誤差で充分である。インク・ジェット・
プリント・ヘッド101を形成する種々のプレートを、
適切な機械的留め金具を含む任意の適切な方法で配列
し、結合してもよい。しかし、金属プレートをラミネー
トし、結合する好適なプロセスは、本願出願人に譲渡さ
れ、1989年11月28日に発行された米国特許第4
883219号「拡散結合及び鑞付け結合によるインク
・ジェット・プリント・ヘッドの製造」に記載されてい
る。
【0029】図2に示す本発明の実施例において、プレ
ートは、インク入口ポート102の一部及び隔壁130
を形成する厚さが0.1ミリメートル(0.004イン
チ)の隔壁プレート136と;インク入口ポート102
の一部及び圧力室122を形成し、隔壁プレート136
用の強固な裏材となる本体プレート138と;インク入
口ポート102及び出口ポート124の一部並びに圧力
室ポート120を形成する分離プレート140と;イン
ク入口ポート102及び出口ポート124の一部並びに
入口チャンネル118を形成し、0.1ミリメートル
(0.004インチ)の厚さの入口チャンネル・プレー
ト142と;インク入口ポート102及び出口ポート1
24の一部並びに入口ポート117を形成する分離プレ
ート144と;インク入口ポート102及び出口ポート
124の一部並びにフィルタ116を形成し、厚さが
0.05ミリメートル(0.002インチ)のフィルタ
・プレート145と;インク多岐管106、インク送り
チャンネル104、出口チャンネル128、及びインク
入口ポート102の残りの部分を形成する6個の多岐管
プレート146A〜146Fと;各インク多岐管106
用のコンプライアンス(柔軟)壁150並びに出口チャ
ンネル128及びオリフィス108の各々の間の遷移領
域の部分を形成し、厚さが0.05ミリメートル(0.
002インチ)の壁プレート148と;遷移領域154
の他の部分及び各コンプライアンス壁150の後ろの空
気室156を形成するオリフィス・ブレース・プレート
152と;オリフィス108を形成し、厚さが0.06
4ミリメートル(0.0025インチ)のオリフィス・
プレート158とを含んでいる。
【0030】表2は、約24キロヘルツのヘルムホルツ
共振周波数のインク・ジェット100の各々を互いに構
成するインク・ジェット100の内部構造の好適な寸法
を示す。
【表2】 なお、総ての寸法の単位は、ミリメートルである。
【0031】噴射の均一性を確実にするために、インク
・ジェット100の総ては、実質的に同一に動作しなけ
ればならない。これは、総ての関連した構造が実質的に
同一の流体的特性(即ち、入口の長さ及び断面領域、出
口の長さ及び断面領域、及びオリフィスの大きさ)と実
質的に同じトランスジューサ結合効率(例えば、圧力
室、隔壁及びトランジスタの寸法)とを有するように、
インク・ジェットを構成することにより達成できる。
【0032】出口チャンネル128に対する入口チャン
ネル118の大きさの比により、高いインク滴噴射効率
及び早いインク・ジェット補充時間の組み合わせを確実
にする対応インピーダンス比を与える。この大きさの比
は、入口チャンネル118用の高いアスペクト比断面
(厚さが0.1ミリメートルで、幅が0.5ミリメート
ル)と、出口流体インダクタンスを最小にする出口チャ
ンネル128用の大きさ(0.71ミリメートルの有効
直径)とにより依存する。入口チャンネル118の抵抗
は、それらの0.1ミリメートルの厚さにより左右され
る。入口チャンネル118を形成する際に生じる製造許
容誤差は、比較的大きな0.5ミリメートル幅で最小化
される。
【0033】20キロヘルツに達するインク滴噴射繰り
返しレートは、低い補充時間流体抵抗と組み合わせた高
いヘルムホルツ・モード発振ダンピング係数により可能
になる。
【0034】インク・ジェット100の全体的な設計
は、入口チャンネル118及び出口チャンネル128の
長さを最小にして、それらの定常波周波数を最大にする
ので、高いインク滴噴射繰り返しレートにてプリント品
質へ悪影響を及ぼす(典型的に経験してきた)ものを最
小にする。
【0035】図3は、8個の隣接した代表的なインク・
ジェット100内の内部構造の相対的空間配置を示す平
面図である。この空間的配置は、図2及び図3で同様な
参照符号を付した構造と比較することにより理解できよ
う。1分間に4頁をプリントする本発明を用いたインク
・ジェット・プリンタでは、各画像を約10秒の間に画
像受け媒体114(図2)に噴射しなければならない。
これは、各々が約11キロヘルツの繰り返しレートにて
インク滴を噴射する352個のインク・ジェット100
(1原色につき88個のインク・ジェット)を必要とす
る。352個のインク・ジェットは、幅が21.6セン
チメートル(8.5インチ)に広がった4個の線形配列
内に配置されるが、この幅は、標準サイズが8.5イン
チ×11インチの画像受け媒体に広がるのに充分であ
る。もちろん、図3は、プリント・ヘッド101内の3
52個のインク・ジェットの内のわずか8個を示す。
【0036】オリフィス108Y、108M及び108
Cは、垂直方向に24ピクセル分だけ互いに離間してお
り、オリフィス108C及び108Kは、垂直方向に1
2ピクセル分だけ離間している。各配列のオリフィス1
08の総ては、水平方向に28ピクセル分だけ互いに離
間している。オリフィス108Y、108M及び108
Cは、垂直方向に整列しており、黒オリフィス108K
は、これらから水平方向に2ピクセル分だけオフセット
している(ずれている)。好適なピクセル間隔は、0.
085ミリメートル(0.0033インチ)であり、こ
れが、1ミリメートル当たり12ドット(1インチ当た
り300ドット)のプリント分解能を維持する。
【0037】インク・ジェット転送プリントは、好適に
はプリント・ヘッド101を用いる。ここで、インク滴
がプリント・ヘッド101から噴射され、オリフィス1
08の配列と平行に、このオリフィス配列から短い距離
に配置された画像受け回転ドラム上にインク滴が付着さ
れる。回転ドラム上に画像を付着するには、各オリフィ
ス108が、28回の連続したドラム回転の各々に対し
て、1ミリメートル当たり12ドット(1インチ当たり
300ドット)のピクセルの列を付着させる。プリント
・ヘッド101は、各ドラム回転期間中に横方向に2ピ
クセル分の位置だけ移動するので、28回のドラム回転
期間中に、このドラム上にインタレースの画像を付着さ
せる。
【0038】好適な相変化インクによりフル・カラー画
像をプリントする際、インク滴が画像受け媒体上で凝固
する前に、2つの原色カラー・インク滴を混合して、2
次色を作成する。したがって、原色のカラー・オリフィ
ス108Y、108M及び108Cを垂直方向に整列さ
せて、完全にインクが凝固する前に、第1インク滴の上
に第2インク滴を付着させる。
【0039】上述の如く、高いインク滴噴射レートは、
充分に大きな断面領域を有する出口チャンネル128に
依存し、充分なダンピングと低い流体インダクタンスと
を与える。図3は、出口チャンネル128が長円形の断
面を有し、この長円形断面がプリント・ヘッド101の
他の内部構造に付加的な寸法の隙間を作る。したがっ
て、断面が長円形の出口チャンネルが好ましいが、円形
又は他の形の断面形状も、等価な断面領域を有する出口
チャンネルの機能を果たす。
【0040】図4は、出口ポート124、出口チャンネ
ル128及び遷移領域154を形成する好適なプレート
層開口の付随の空間的細部を示し、これらは、本発明の
代表的な長円形出口160を形成する。
【0041】出口ポート124の各々は、分離プレート
140、入口チャンネル・プレート142、分離プレー
ト144及びフィルタ・プレート145内に形成された
円形断面形状を有する。出口チャンネル128の各々
は、多岐管プレート146A〜146F内に形成された
長円形断面形状を有する。遷移領域154の各々は、壁
プレート148及びオリフィス・ブレース・プレート1
52内に形成された長円形断面形状を有する。長円形出
口160の好適な寸法を表3に示す。
【表3】 なお、長さ、幅、深さ(奥行き)及び直径の単位はミリ
メートルであり、領域の単位は平方ミリメートルであ
る。
【0042】図5〜図9は、互いにラミネートした際
に、本発明の好適なプリント・ヘッド101を形成する
プレートを示す。
【0043】特に、図5は、隔壁136を示し、この隔
壁を通る開口が、インク入口ポート102の部分を形成
する。隔壁130は、点線で外観を示す領域内で、プレ
ート材料内で本来的に形成される。
【0044】図6は、本体プレート138を示し、この
プレートを通過する開口が、インク入口ポート102及
びインク圧力室122の部分を形成する。
【0045】図7は、分離プレート140を示し、この
プレートを通過する開口が、圧力室ポート120、入口
ポート102の部分、及び出口ポート124の部分を形
成する。
【0046】図8は、入口チャンネル・プレート142
を示し、このプレートを通過する開口が、入口チャンネ
ル118、インク入口ポート102の部分、出口ポート
124の部分を形成する。
【0047】図9は、分離プレート144を示し、この
プレートを通過する開口が、入口ポート117、インク
入口ポート102の部分、出口ポート124の部分を形
成する。
【0048】図10は、フィルタ・プレート145を示
し、このプレートを通過する開口が、入口フィルタ11
6、インク入口ポート102の部分、出口ポート124
の部分を形成する。
【0049】図11は、多岐管プレート146Aを示
し、このプレートを通過する開口が、インク送りチャン
ネル104の部分、多岐管106の部分、インク入口ポ
ート102の部分、長円形出口チャンネル128の部分
を形成する。多岐管106は、インク・ジェット配列1
00の長さ全体にわたって延びるが、多岐管プレート1
46の各々において支持リブ170により補強されてい
る。支持リブ170は、多岐管プレート146の各々に
おいて故意に重ねないで、多岐管106の各々において
インク流が封鎖されるのを防止する。
【0050】図12は、多岐管プレート146Bを示
し、このプレートを通過する開口が、インク送りチャン
ネル104の部分、多岐管106の部分、インク入口ポ
ート102の部分、長円形出口チャンネル128の部分
を形成する。
【0051】図13は、多岐管プレート146Cを示
し、このプレートを通過する開口が、多岐管106の部
分、インク入口ポート102の部分、長円形出口チャン
ネル128の部分を形成する。
【0052】図14は、多岐管プレート146Dを示
し、このプレートを通過する開口が、多岐管106の部
分、インク入口ポート102の部分、長円形出口チャン
ネル128の部分を形成する。
【0053】図15は、多岐管プレート146Eを示
し、このプレートを通過する開口が、多岐管106の部
分、インク送りチャンネル104の部分、長円形出口チ
ャンネル128の部分を形成する。
【0054】図16は、多岐管プレート146Fを示
し、このプレートを通過する開口が、多岐管106の部
分、インク送りチャンネル104の部分、長円形出口チ
ャンネル128の部分を形成する。
【0055】図17は、壁プレート148を示し、この
プレートを通過する開口が、遷移領域154の部分を形
成する。コンプライアンス壁150は、点線で外観を示
す領域内において、プレート材料内に本来的に形成され
る。
【0056】図18は、オリフィス・ブレース・プレー
ト152を示し、このプレートを通過する開口が、遷移
領域154の部分を形成する。厚さが0.2ミリメート
ル(0.008インチ)で、深さ(奥行き)が約0.0
5ミリメートル(0.002インチ)から約0.1ミリ
メートル(0.004インチ)までの範囲のプレート材
料を「ハーフ・エッチング」して、空気室156を形成
する。
【0057】図19は、オリフィス・プレート158を
示し、このプレートを0.06ミリメートル(0.00
25インチ)で穴開けした開口が、オリフィス108を
形成する。
【0058】図2を参照して上述したように、入口チャ
ンネル118及び出口チャンネル128の長さを最小に
することにより、噴射性能を強調する。しかし、入口及
び出口の長さを最小にすることにより、多岐管106の
容積及び性能が制限される。これは、充分な数のインク
・ジェット100が同時にインク滴を噴射した際に、比
較的大きなインク圧力変動を生じる。残念なことに、こ
の圧力変動により、インク・ジェット100間にクロス
トークが生じ、噴射が不均一になり、プリント品質が低
下する。
【0059】多岐管106内の圧力変動を最小にするた
めに、コンプライアンス壁150は、多岐管106の全
長に沿って1つの壁を形成する。壁150の機械的なコ
ンプライアンスは、噴射発射の「スタートアップ(開
始)」期間中で、定常インク流が確立されるまで、イン
ク圧力の変動を吸収する。コンプライアンス壁150
は、電気的には、電源のフィルタ・コンデンサに類似し
ている。
【0060】図11〜図16を参照する。1個の多岐管
当たり3個のインク送りチャンネル104を設けて、多
岐管106のインク供給性能を更に強化して、多岐管1
06内の流体インダクタンス(インク流に対する抵抗)
を下げている。1個の多岐管106当たりに3個のイン
ク送りチャンネル104を設けることにより、電気的に
は、3個の抵抗器を並列に配置したのと類似する。すな
わち、多岐管の実行長は、多岐管の実際の長さの6分の
1であるので、多岐管のインダクタンスが低下する。
【0061】図20は、インク送り及びインク多岐管の
設計細部を示すために部分的に断面になった本発明の4
個の隣接したインク・ジェットの等縮尺の拡大図であ
る。低いインダクタンスに設計したインク送りチャンネ
ル104を設けて、多岐管106のインク流性能を更に
改善する。これは、インク入口ポート102の断面をで
きるだけ大きく、且つ多岐管106にできるだけ近づけ
ることが必要である。インク入口102及び多岐管10
6の間の先細り部分180内に広がるようにインク送り
チャンネル104を形作って、広い断面領域を実現す
る。
【0062】インク入口ポート102M及び102Cか
ら内側多岐管106M及び106Cにインクを供給する
には、インク送りチャンネル104M及び104Y並び
にインク送りチャンネル104C及び104Kが必要で
あり、図20に示すように、これらは互いにクロスオー
バーする。多岐管106Y及び106Kの狭まった部分
182Y及び182K(図示せず)は、インク送りチャ
ンネル104M及び104Cの夫々の断面領域に隙間を
作る。図15及び図16は、インク送りチャンネルのク
ロスオーバーの他の図である。
【0063】インク送りチャンネル104の夫々の大き
な断面領域の結果、インク供給量が比較的に多くなっ
て、プリント・ヘッド101に対して潜在的な空気浄化
問題が生じる。浄化の一般的な目的は、可能な限り最小
量のインクをプリント・ヘッド101の総ての内部構造
に高速に流すことにより、捕らえられた空気をインク・
ジェット100から除去することである。浄化問題は、
一般に、インク・ジェット101内での空気泡の浮揚性
及びインク流の淀み領域により生じる。
【0064】空気泡の浮揚性を利用して、後述のように
インク・ジェット100の浄化能力を強化する。インク
は、インク入口ポート102からインク送りチャンネル
104を介して多岐管106に流れる。多くの空気泡
が、浮揚性により、多岐管106の上部壁184に保持
される。したがって、入口ポート117から入口チャン
ネル118までを上部壁184の近傍に位置決めして、
多岐管106の上部からインクを抜き取るので、最小の
インク流で空気泡を入口チャンネル118に引き込め
る。空気泡が入口チャンネル118に入ると、構造の滑
らかさ、小さな断面領域、円形圧力室122を通る正反
対の流れの組み合わせにより、残りの内部構造を介して
オリフィス108へ導かれて、効率的な浄化を確実に行
える。
【0065】インク流の淀みは、多岐管106内にてイ
ンク流レートが低い領域における潜在的な問題である。
図21は、断面が先細りになった多岐管部分を得るため
に用いる積み重ねプレート構造を示す本発明の多岐管の
部分の拡大平面図である。インク流の淀みは、インク送
りチャンネル104からの下流点での多岐管106内に
最も発生しやすく、比較的少ない入口ポート117がイ
ンク流を起こす。本発明の多岐管106において、淀み
点は、インク送りチャンネル104間の端部190及び
対称中点192にて最も生じやすい。インク流の淀みを
防ぐには、端部190及び対称中点192の領域内に
て、多岐管106を上部壁184に隣接して部分的に先
細りにする。この先細りにより、コンプライアンス壁1
50から入口ポート117(図示せず)に向かう方向
で、上向きの傾斜とする。よって、この上向きの傾斜
が、インク流及び空気泡を入口ポート117に向かわ
せ、浄化を強化する。
【0066】再び、図14〜図16を参照する。端部1
90及び対称中点192に隣接した領域で、多岐管プレ
ート146F〜146Cの各々にて、多岐管の開口の大
きさを順次大きくすることにより、先細り領域を好適に
実現する。
【0067】図22は、4つのカラー・インクをインク
・ジェット・プリント・ヘッド101(点線でその位置
を示す)のインク入口ポート102に供給する本発明の
好適なインク供給システム200を示す。相変化インク
が溶融して、インク捕獲溜202(4個の内の1個を示
す)に溜まる。ここから、溶けたインクは、加熱された
インク貯蔵器204に通り抜ける。インク・ジェット・
プリント・ヘッド101がインクを用いるので、上方に
傾斜したインク・スタック送り206を介してインク入
口ポート102にインクを流すことにより、インク貯蔵
器204から再供給する。3組のインク・スタック送り
206があるが、その内の1組のみを示す。インク・ス
タック送り206が上方に傾斜しているので、上述のよ
うに泡の浮揚性を積極的に利用して、インク供給システ
ム200及びインク・ジェット・プリント・ヘッド10
1の浄化能力を強化する。流体インダクタンスを充分に
低くするために、スタック送り206の好適な直径は約
6.4ミリメートル(0.25インチ)であり、その平
均長は約76ミリメートル(3.0インチ)である。
【0068】当業者には、本発明の一部を別の実施例に
してもよいことが認められるであろう。例えば、相変化
インクでない流体を用いてもよいし、インクは、任意の
色の組み合わせや、黒のような単一色で構成してもよ
い。同様に、プリント・ヘッドの幅は、プリント媒体幅
以外でもよく、種々のオリフィス配列構成を使用でき
る。また、上述のピエゾセラミック・トランスジューサ
以外の機構によりインク・ジェットを駆動してもよい。
そして、もちろん、ラミネートしたプレート構造以外の
製作工程を用いてもよく、上述の種々の寸法を、特定の
アプリケーションの条件に応じて大幅に変更してもよ
い。
【0069】本発明の要旨を逸脱することなく、本発明
の上述の実施例の細部において多くの変更が可能なこと
が当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、
画像転送インク・ジェット・プリンタで用いる以外の画
像アプリケーションに適用できることが明らかであろ
う。よって、本発明の要旨は、特許請求の範囲により決
まる。
【0070】
【発明の効果】上述の如く、本発明のインク・ジェット
・プリント・ヘッドによれば、インク多岐管の各々がコ
ンプライアンス壁を有し、このコンプライアンス壁が、
画像受け媒体に向かってインク滴が噴射されたのと同時
に多数のオリフィスにより生じたインク圧力変動を誘導
する相互内部噴射クロストークを吸収する。よって、均
一な噴射特性が得られ、高分解能且つ高品質なカラー・
プリントを高速に行える。また、本発明は、複数のプレ
ートを積み重ねてラミネート処理するので、製作が容易
である。さらに、先細りとなった多岐管、入口ポートの
適切な位置決め、及びインク・スタック送りの上方への
傾斜により、インク供給システム及びインク・ジェット
・プリント・ヘッドの浄化能力を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク・ジェット配列プリント・ヘッ
ドに用いるのに適する内部構造におけるプレートを積み
重ねた構成を示すピエゾセラミック・トランスジューサ
駆動型インク・ジェットの例を示す断面図である。
【図2】異なる色のインク滴を噴射するのに適する2個
のピエゾセラミック・トランスジューサ駆動インク・ジ
ェットにおけるプレートを積み重ねた構成を示す本発明
の好適なインク・ジェット配列プリント・ヘッドの拡大
断面図である。
【図3】8個の隣接したピエゾセラミック・トランスジ
ューサ駆動インク・ジェットの内部構造の相対的な空間
配列を示す図2のプリント・ヘッドの一部の拡大平面図
である。
【図4】出口ポート部分、出口チャンネル部分及び遷移
領域部分を形成するプレート層開口を示す本発明の長円
形出口の拡大斜視図である。
【図5】本発明に用いる好適な隔壁プレートの平面図で
ある。
【図6】本発明に用いる好適な本体プレートの平面図で
ある。
【図7】本発明に用いる好適な分離プレートの平面図で
ある。
【図8】本発明に用いる好適な入口チャンネル・プレー
トの平面図である。
【図9】本発明に用いる好適な分離プレートの平面図で
ある。
【図10】本発明に用いる好適なフィルタ・プレートの
平面図である。
【図11】本発明に用いる1組の好適な多岐管プレート
の平面図である。
【図12】本発明に用いる1組の好適な多岐管プレート
の平面図である。
【図13】本発明に用いる1組の好適な多岐管プレート
の平面図である。
【図14】本発明に用いる1組の好適な多岐管プレート
の平面図である。
【図15】本発明に用いる1組の好適な多岐管プレート
の平面図である。
【図16】本発明に用いる1組の好適な多岐管プレート
の平面図である。
【図17】本発明に用いる好適なコンプライアンス壁プ
レートの平面図である。
【図18】本発明に用いる好適なオリフィス・ブレース
・プレートの平面図である。
【図19】本発明に用いる好適なオリフィス・プレート
の平面図である。
【図20】インク送り及びインク多岐管の設計細部を示
すために部分的に断面になった本発明の4個の隣接した
インク・ジェットの等縮尺の拡大図である。
【図21】断面が先細りになった多岐管部分を得るため
に用いる積み重ねプレート構造を示す本発明の多岐管の
部分の拡大平面図である。
【図22】インク捕獲溜、供給多岐管及びインク・スタ
ック送りを示す本発明のインク供給システムの等縮尺図
である。
【図23】11キロヘルツの噴射周波数にて本発明に利
用可能な駆動波形であり、典型的な電圧が25ボルトで
あり、電圧比が−0.3±0.01である時間に対する
電圧比を示す。
【符号の説明】
10、100 インク・ジェット 14、108 オリフィス 12、106 インク多岐管 36 トランスジューサ・ドライバ 101 インク・ジェット・プリント・ヘッド 102 インク入口ポート 104 インク送りチャンネル 110 インク滴 114 画像受け媒体(プリント媒体) 116 入口フィルタ 117 入口ポート 118 入口チャンネル 120 圧力室ポート 122 インク圧力室 124 出口ポート 128 出口チャンネル 130 隔壁 132 トランスジューサ 150 コンプライアンス壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・エイチ・トミソン アメリカ合衆国 オレゴン州 97005ビ ーバートン ノース・ウエスト セッヂ ウイック・コート 18205 (72)発明者 デーヴィッド・エイ・テンス アメリカ合衆国 オレゴン州 97224タ イガード サウス・ウエスト リバーウ ッド・レーン 9580 (56)参考文献 特開 平3−150165(JP,A) 特開 昭56−84975(JP,A) 特開 昭59−98860(JP,A) 特開 平2−225050(JP,A) 特開 平1−210351(JP,A) 特開 平6−234218(JP,A) 特開 平1−244863(JP,A) 特開 昭63−37958(JP,A) 特開 平2−239939(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 - 2/055

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク・ジェット・プリント装置用の媒
    体幅のカラー・インク・ジェット配列プリントヘッドで
    あって、 各々が第1方向で少なくとも200ミリメートルの媒体
    の幅に広がり、所定のカラー・インクを噴射するように
    線形に配置された多数のオリフィスの配列と、 各々が上記オリフィスの配列の関連した1つと流体的に
    連結され、上記所定のカラー・インクの1つを貯蔵する
    多数のインク多岐管とを備え、 上記インク多岐管の各々は、画像受け媒体に向かってイ
    ンク滴が噴射されたのと同時に多数の上記オリフィスに
    より生じたインク圧力変動を誘導する相互内部噴射クロ
    ストークを吸収するコンプライアンス壁を有し、上記コ
    ンプライアンス壁の背後に空気室が形成されていること
    を特徴とするインク・ジェット・プリント・ヘッド。
JP02054796A 1995-01-13 1996-01-11 インク・ジェット・プリント・ヘッド Expired - Fee Related JP3196631B2 (ja)

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